JP2000245224A - ミッドマウントモアの昇降リンク機構 - Google Patents

ミッドマウントモアの昇降リンク機構

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JP2000245224A
JP2000245224A JP11053479A JP5347999A JP2000245224A JP 2000245224 A JP2000245224 A JP 2000245224A JP 11053479 A JP11053479 A JP 11053479A JP 5347999 A JP5347999 A JP 5347999A JP 2000245224 A JP2000245224 A JP 2000245224A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ミッドマウントモアに昇降シリンダーを直接
連結して昇降可能に構成した場合、昇降シリンダーの油
圧系によって追従性が悪く刈り残しが生じていた。 【解決手段】 トラクタの前輪3と後輪5の間の下腹部
にモア20を装着するミッドマウントモアであって、ト
ラクタ前部とモア前部をフロントリンク32を介して回
動自在に連結し、トラクタの前後中途部に支持部材34
を設けてリフトリンク35の前部を回動自在に連結し、
該リフトリンクを後下方へ延出して、該リフトリンクの
後部に長孔35aを設け、モア後部を前記長孔に対して
摺動可能に連結し、機体後部に昇降シリンダー40を配
置し、該昇降シリンダーをモア後方へ延出し、該昇降シ
リンダーと前記リフトリンクを中間リンク41を介して
回動自在に連結した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタの前輪と
後輪の間の腹部下方にモアを装着するための昇降リンク
の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、トラクタの前輪と後輪の間の
ステップ下方の腹部にモアを装着し、昇降可能に構成し
た技術は公知となっている。トラクタの前部から後方に
向けて延出した前リンクと、中間部から下方に延出した
リフトリンクでモアの前後部を連結し、リフトリンクの
後端と3点リンクヒッチとを連結して、3点リンクヒッ
チの昇降によりモアを昇降させる方法は一般的である。
また、リフトアーム後端とリフトシリンダーとを直接連
結する構造も提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の技術で
は刈取集草を同時に行う場合、集草ボックスを3点リン
クヒッチに装着する。この場合モアの昇降に伴い、3点
リンクヒッチも上下動、即ち、集草ボックスも上下動し
て好ましくない。更には、刈取作業は通常フローティン
グ状態のため集草ボックスも接地してしまう。また、直
接連結する構成では、作業面の起伏により、モアは常に
上下動しており、リフトシリンダーはつねに伸縮を繰り
返しているため、摺動部が摩耗する問題があった。更
に、モアの急激な下降等には油圧系が追従できず刈り残
しが発生していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するた
めの手段を説明する。即ち、トラクタの前輪と後輪の間
の下腹部にモアを装着するミッドマウントモアであっ
て、トラクタ前部とモア前部をフロントリンクを介して
回動自在に連結し、トラクタの前後中途部に支持部材を
設けてリフトリンクの前部を回動自在に連結し、該リフ
トリンクを後下方へ延出して、該リフトリンクの後部に
長孔を設け、モア後部を前記長孔に対して摺動可能に連
結したものである。
【0005】また、機体後部に昇降シリンダーを配置
し、該昇降シリンダーをモア後方へ延出し、該昇降シリ
ンダーと前記リフトリンクを中間リンクを介して回動自
在に連結したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を添付
の図面を用いて説明する。図1は本発明の昇降リンク機
構によりモアを装着したトラクタの側面図、図2はモア
を昇降を示す側面図、図3はモアが作業面に追従した状
態を示す側面図である。
【0007】まず、図1を用いて全体構成について説明
する。トラクタ1はエンジンフレーム2にフロントアク
スルケースを介して前輪3を懸架し、ミッションケース
4にリアアクスルケース6を介して後輪5を懸架してい
る。該リアアクスルケース6の下部にはロアリンク7の
前部が枢支され、前記ミッションケース4の上部に油圧
ケース8を載置し、該油圧ケース8よりリフトアーム9
を突出し、該リフトアーム9とロアリンク7の間にリフ
トロッド10を連結し、前記油圧ケース8の後面からは
トップリンク11を突出している。このようにして3点
リンク式の作業機装着装置12を構成している。
【0008】また、前記ミッションケース4の上部には
座席13を配置し、該座席13の前下部にはステップ1
4を配置し、その前部にダッシュボート15を配置し、
その上部にハンドル16を配置し、ダッシュボート15
前部にエンジンを配置してボンネット17で覆ってい
る。
【0009】そして、前輪3と後輪5の間のステップ1
4下方にモア20が配置され、該モア20が本発明の昇
降リンク機構21により吊設されている。前記モア20
はモアデッキ23の前部と後部の両側に上下位置調節可
能に接地輪22・22・・・が配置され、モアデッキ2
3内にはブレード状の刈刃が収納され、モアデッキ23
の上面の略中央にはギヤボックス24が配置され、該ギ
ヤボックス24より後方へ突出した入力軸25と前記ミ
ッションケース4の前下部より前方に突出したミッドP
TO軸26の間は図示しないユニバーサルジョイント等
で連結されて、動力を伝達できるようにしている。
【0010】次に本発明の昇降リンク機構21について
説明する。前記エンジンフレーム2の前部より後下方へ
左右一対の支持プレート31が突設され、該支持プレー
ト31の下部に左右一対のフロントリンク32の前端が
枢支され、該フロントリンク32の後部がモアデッキ2
3の前部に設けたブラケット33に枢支されている。該
フロントリンク32にはクレビス32aが介装され、長
さを調整可能としている。
【0011】また、機体の前後方向の中途部、本実施例
では前記エンジンフレーム2後部位置に支持部材となる
取付プレート34が固設され、該取付プレート34にリ
フトリンク35の前端が枢支され、該リフトリンク35
は後方へ延出されて、前記フロントリンク32と略平行
となるように配置され、該リフトリンク35の後部に長
手方向に長孔35aが設けられ、モアデッキ23の後部
に設けたブラケット36から突出したピン37が長孔3
5a内を摺動可能に支持されている。但し、リフトリン
ク35に長孔を設ける代わりに、ブラケット36に長孔
を上下方向に形成して、該長孔にリフトリンク35を連
結する構成とすることも可能である。
【0012】また、前記リアアクスルケース6上にブラ
ケット39が固設され、該ブラケット39に昇降シリン
ダー40のボトム側が枢支され、該昇降シリンダー40
はリアアクスルケース6の前部に配置されて、そのピス
トンロッド40a先端には中間リンク41が枢支され、
該中間リンク41の他端は前記リフトリンク35の後端
に枢支されている。但し、前記ブラケット39はミッシ
ョンケース4またはステップ14近傍の機体に固定して
もよく、また、中間リンク41はリフトリンク35の中
途部に連結することも可能である。
【0013】このようにして昇降リンク機構21が構成
され、前記昇降シリンダー40は機体に設けた油圧バル
ブに接続され、該油圧バルブには座席13近傍に設けた
図示しない昇降レバーによって操作され、該昇降レバー
を回動することによって昇降シリンダー40を伸縮して
モア20を昇降操作できるようにしている。
【0014】このような構成において、モア20によっ
て刈取作業を行う場合には、昇降レバーを下げてモア2
0を接地させる。この時、昇降シリンダー40は油圧が
かけられておらず伸縮自在となっており、自重によって
下降するようにしている。そして、図2に示すように、
フロントリンク32とリフトリンク35が略平行の状態
を保って下降回動し、モア20も略水平に下降して接地
する。
【0015】そして、作業時において、モア20が凹凸
や起伏等を越える場合には、前部のフロントリンク32
は機体とモアに枢結さているのでスムースに昇降でき
る。一方、後側は昇降シリンダーに枢支されており、従
来のモアでは直接モアまたはリフトリンクと昇降シリン
ダーが枢結されていたので、モアが急激に下降して地表
面に当接して損傷しないように、バルブや油路に絞りを
設けて急激な下降を防止している。よって、モアの後側
が地表面の凹凸に追従して昇降する速さは遅く刈り残し
が生じていた。しかし本発明では、リフトリンク35の
長孔35aを介してモア20が連結されているので、図
3に示すように、凹凸を乗り越えるときには、モア20
のブラケット36に設けたピン37が前記長孔35a内
を摺動し、モア20はスムースに昇降できる。このとき
リフトリンク35も昇降回動するが、昇降シリンダー4
0は中間リンク41を介してモア20と連結しているの
で、中間リンク41と昇降シリンダー40の連結部で回
動して、昇降シリンダー40は伸縮することなくモア2
0は作業面に追随して速やかに昇降できるのである。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、以下
の効果を奏するものである。即ち、請求項1の如く、ト
ラクタの前輪と後輪の間の下腹部にモアを装着するミッ
ドマウントモアであって、トラクタ前部とモア前部をフ
ロントリンクを介して回動自在に連結し、トラクタの前
後中途部に支持部材を設けてリフトリンクの前部を回動
自在に連結し、該リフトリンクを後下方へ延出して、該
リフトリンクの後部に長孔を設け、モア後部を前記長孔
に対して摺動可能に連結したので、モアの前部はフロン
トリンクの回動で昇降自在となり、後部は長孔内を摺動
して昇降自在となり、よって、モアの前後姿勢が規制さ
れることがなく、常に、前後接地輪が作業面に接地して
刈り残しが発生することなくきれいに刈取作業ができる
のである。
【0017】また、請求項2の如く、機体後部に昇降シ
リンダーを配置し、該昇降シリンダーをモア後方へ延出
し、該昇降シリンダーと前記リフトリンクを中間リンク
を介して回動自在に連結したので、昇降シリンダーが作
動油の粘性抵抗や絞り等によって速やかに伸縮できない
が、中間リンクが回動自在であるため、モアの上下動は
昇降シリンダーに直接影響されず、作業面への追従性が
向上して刈り残しが発生せず、また、昇降シリンダーの
伸縮動作が減少し、摺動部の摩耗も防止できるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の昇降リンク機構によりモアを装着した
トラクタの側面図である。
【図2】モアを昇降を示す側面図である。
【図3】モアが作業面に追従した状態を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
3 前輪 5 後輪 20 モア 32 フロントリンク 34 取付プレート 35 リフトリンク 35a 長孔 40 昇降シリンダー 41 中間リンク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタの前輪と後輪の間の下腹部にモ
    アを装着するミッドマウントモアであって、トラクタ前
    部とモア前部をフロントリンクを介して回動自在に連結
    し、トラクタの前後中途部に支持部材を設けてリフトリ
    ンクの前部を回動自在に連結し、該リフトリンクを後下
    方へ延出して、該リフトリンクの後部に長孔を設け、モ
    ア後部を前記長孔に対して摺動可能に連結したことを特
    徴とするミッドマウントモアの昇降リンク機構。
  2. 【請求項2】 機体後部に昇降シリンダーを配置し、該
    昇降シリンダーをモア後方へ延出し、該昇降シリンダー
    と前記リフトリンクを中間リンクを介して回動自在に連
    結したことを特徴とする請求項1記載のミッドマウント
    モアの昇降リンク機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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