JPS61146109A - コンバインにおける刈取部保護装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は昇降自在な刈取部を備えたコンバインの改良に
関する。

（従来の技術） 刈取部の高さを自動調節するコンバインは刈取部の高さ
く地表からの絶対的な高さまたはコンバイン本体に対す
る相対的な高さ）を検出する高さセンサを有し、そのセ
ンナ出力により刈取部の昇降機構を駆動制御して刈取部
を設定した一定の高さまで自動的に上昇または下降する
のであるが（例えば実開昭５７−１０９７３８号公報）
、その一方で必要に応じて手動操作によっても刈取部を
任意の高さに昇降する。

（発明が解決しようとする問題点） このようなコンバインにおいて刈取部を手動で下降する
場合、従来は高さの自動調節が手動操作中は働かないた
め、ともすると刈取部の慣性力や昇降装置における油圧
バルブの応答の遅れなどにより刈取部が地面に突込み、
分草杆や刈刃を損傷する事故が起こりがちであった。

また自′Ｒｈ調節中でも低い位置で刈取る低刈りの場合
は地面に凹凸があるとそれに刈取部力く追従しきれずに
地中に突っ込むことがあった。

本発明はこのような事故を未然に防ぐもので刈取部を低
く下げすぎることがないようにして分草杆や刈刃を地面
との衝突から安全に守ることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） この目的を達成するために本発明でＣよ、地表に接触す
ると接地信号を出力する接地センサを、刈取部先端の分
草杆に取付けると共に、前記接地信号に基き刈取部を上
昇する刈取部昇降機構を備える。

（作用） 本発明は上記の構成であるから、接地センサが接地信号
を出力すると、手動または自動で刈取部を下げ操作中で
も刈取部は必ず上昇する。

（実施例） 次に本発明の実施例を図面に基いて説明する。

ｌは枢軸２によりコンバイン本体３に連結した刈取部で
、３本の分草杆４と刈刃５、掻込み装置６および殻稈引
起し装置７を有し、油圧シリンダ８により枢軸２を支点
に昇降する。

分草杆４の分草カバー９の裏側に接地センサＳを取付け
る。接地センサＳの検知杆（アクチュエイタ）１０の下
端は分草杆４の底面と同じ高さかそれよりやや高く、そ
の上端の軸１１を支点に前方または後方に一定角度傾動
すると、内部の接点が閉じ接地信号を出力する。なお検
知杆１０の下端を分草杆４の底面よりやや高くすると、
検知杆１０は接地の衝撃から守られる。

この接地センサＳを２本の分草杆４，４に１個づつ設置
し、これらを第４図に示すとおり直列に並べてコントロ
ーラ１２に接続する。Ｒは接地センサＳ、Ｓに接続する
リレーでそのメータ接点を上昇用スイッチ１３に並列に
、またブレーク接点を下降用スイッチ１４に直列にそれ
ぞれ接続する。

１５は油圧シリンダ８の油圧回路に介装する上昇用電磁
弁の上げソレノイド、１６は同じく下降用電磁弁の下げ
ソレノイド、１７はアンロード弁用のソレノイドである
。

また１８は高さ設定用のセットポリウムで、枢軸２の軸
回りに取付けた変位センサ１９により刈取部１のコンバ
イン本体３に対する高さを検出し、その検出出力とセッ
トポリウム１８の出力を比較する。

そしで変位センサ１９の検出出力がセットポリウム１８
の出力より大きい場合は、コントローラ１２よりｖ制御
信号を出力して下げソレノイド１６に通電し、油圧シリ
ンダ８を縮小させ刈取部１を下降する。逆に変位センサ
１９の検出出力がセットポリウム１８の出力より小さい
場合は、コントローラ１２より制御信号を出力して上げ
ソレノイド１５に通電し、油圧シリンダ８を伸張させ刈
取部１を上昇する。なお刈取部上界のときはアンロード
弁を閉じて油圧を油圧シリンダ８に印加し、刈取部下降
のときはアンロード弁を開いて油圧を逃がす。

これにより刈取部１を設定した高さに自動調節するが、
これを手動で操作する場合、上昇用スイッチ１３または
下降用スイッチ１４を閉じれば制御信号に優先して上げ
ツレイノイド１５または下げソレノイド１６に通電し、
刈取部１を任意の高さに上昇または下降する。すなわち
たとえばコントローラ１２より上げソレノイド１５に制
御信号が出力していても下降用スイッチ１４を閉じれば
自動調節が働かす刈取部ｌは強制的に下降する。

このように刈取部１毫手動で下降するとき、ともすると
刈取部１の慣性力や電磁弁の応答の遅れなどにより刈取
部１が低く下がりすぎることがあるが、その場合、接地
センサＳの検知杆１０の下端が分草杆４よりも先きに接
地し、コンバイン本体３の前進中ならば検知杆１０は後
方へまたコンバイン本体３が後退中であれば検知杆１０
は前方へそれぞれ傾き、その接点を閉じる。接地センサ
Ｓ、Ｓの接点が２個とも閉じると、リレーＲが励磁し、
そのメーク接点が閉じブレーク接点が開く。これにより
上昇用スイッチ１３が閉じ下降用スイッチ１４が開いた
と同等になり、たとえ下降用スイッチ１４を手で閉じて
いても刈取部１は上昇する。

また刈取部１の高さを自動調節中でも接地センサＳの検
知杆ＩＯが！ｔｉ地して前後に傾動すると刈取部１は上
昇する。

なお接地センサＳは１個でもさしつかえないが、上述の
ように２個以上接地してそれらが同時にオンのとき刈取
部１を上昇するようにすると。

切株などに触れて接地センサＳが１個閉じても刈取部ｌ
が誤って上昇することがなく動作が安定確実になる。

第５．６図は接地センサＳの別の実施例で、板ばね２０
により上向きに付勢した摺動ピン２１の下端にソリ状の
検知杆２２を連結してなり、検知杆２２が地表に接触す
ると摺動ビン２１が板ばね２０に抗して下降し、その上
端がスイッチ２３の作動子２４より離れ、スイッチ２３
の接点が閉じ接地信号を出力する。

なお接地センサＳとしては図面に示した接触式に限らず
、光電式や超音波式のような非接触型のセンサを用いて
もよい。

（発明の効果） これを要するに本発明によれば、地表に接触すると接地
信号を出力する接地センサＳを刈取部１の先端の分草杆
４の底面に取付けると共にその接地信号に基き刈取部を
上昇する刈取部上昇機構を備えて、刈取部１が接地しそ
うになると刈取部の高さを自動調節中でも手動操作中で
も必ず刈取部１が自動的に上昇するので、刈取部１が地
中に突っ込んで折損するなどの事故を未然に防ぐことが
できるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施したコンバインの全体側面図、第
２図はその平面図、第３図は要部の拡大側面図、第４図
はその回路図、第５図は接地センサの別の実施例の側面
図、第６図は第５図の要部拡大断面図。 Ｓは接地センサ、１は刈取部、２は枢軸、３はコンバイ
ン本体、４は分草杆。 特許出願人　　井関農機株式会社 代理人　　牧　　舌部（ほか２名） 第１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 昇降自在な刈取部を有するコンバインにおいて、地表に
   接触すると接地信号を出力する接地センサを刈取部先端
   の分草杆の底面に取付けると共に、前記接地信号に基き
   刈取部を上昇する刈取部上昇機構を備えて成る刈取部保
   護装置。