JP2529071B2 - ブロワ保護方法 - Google Patents

ブロワ保護方法

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JP2529071B2
JP2529071B2 JP1877593A JP1877593A JP2529071B2 JP 2529071 B2 JP2529071 B2 JP 2529071B2 JP 1877593 A JP1877593 A JP 1877593A JP 1877593 A JP1877593 A JP 1877593A JP 2529071 B2 JP2529071 B2 JP 2529071B2
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JP
Japan
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exhaust gas
temperature
blower
incinerator
filter
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稔 柴田
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/82Recycling of waste of electrical or electronic equipment [WEEE]

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  • Chimneys And Flues (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、焼却炉等から発生する
排ガスをフィルタを介してブロワへ吸引する際のブロワ
の保護方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は本発明の対象となる例えば放射性
廃棄物の焼却装置の一例の構成を示す図である。図2に
示す例において、1は放射性廃棄物を焼却するための焼
却炉、2は特に運転開始時など焼却炉1が冷えた状態の
特に熱を供給するための予熱器、3は焼却炉1から発生
する排ガスを濾過するためのセラミック等よりなる1次
フィルタ、4はセラミックフィルタ3を通過した排ガス
を冷却するための冷却器、5は排ガスをさらに濾過する
ための2次フィルタ、6は排ガスを吸引するためのブロ
ワである。
【0003】上述した構成の放射性廃棄物の焼却装置で
は、通常セラミックよりなる1次フィルタ3を通過した
排ガスの温度は800〜900℃であり、一方その後段
に設けた例えばHEPAフィルタ等から構成される2次
フィルタ5の耐熱温度は300℃程度であるため、冷却
器4により排ガスの温度を低くする必要がある。冷却器
4の構成としては、例えば熱交換器を使用する等種々の
構成をとることができる。本例では高温の排ガスに冷却
ガスとして空気を混合させて冷却する構成をとってい
る。すなわち、冷却器4の後段に設けた温度計11で混
合後の温度を測定し、測定した排ガスの温度が排ガスフ
ィルタ5の耐熱温度より低い設定温度Tx℃になるよ
う、バルブ12の開度をフィードバック制御により制御
して、排ガスフィルタ5を保護する構成をとっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た構成の冷却器4では、排ガスフィルタ5の保護を好適
に行うことはできるが、その後段に設けた排ガス吸引用
のブロワ6に悪影響を与える場合があった。すなわち、
特に、焼却装置の始動時においては、各装置が冷えてい
るので、上述した制御によれば設定温度Txよりも排ガ
ス温度が低いため、低温の空気を冷却器4へ供給しない
よう、バルブ12は温度Txになるまで全閉となる。一
方、ブロワ6の吸引力は常に一定であるため、全体とし
ての排ガス量が少なくなり、ブロワ6のサージング発生
風量域での運転となってしまい、その結果配管が圧力変
動等の原因で破壊してしまういわゆるサージングを起こ
してしまう問題があった。この点は、サージングの生じ
る範囲が狭い、すなわち小量の排ガスから大量の排ガス
まで吸引できる高性能のブロワを使用することにより若
干は改善できるが、このようなブロワは非常に高価で使
用できない問題があった。一般に、ブロワの場合定格風
量の約60%以下がサージング発生風量である。
【0005】本発明の目的は上述した課題を解消して、
特に、始動時のブロワのサージングを安価に解決できる
ブロワ保護方法を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のブロワ保護方法
は、焼却炉等から発生する排ガスを、フィルタを介して
ブロワへ吸引するにあたり、焼却炉等の始動時であっ
て、排ガスの温度Tgがフィルタの耐熱温度より低く設
定した設定温度Tx以下の場合には、所定量の冷却ガス
を連続して供給し、排ガスの温度Tgが一旦設定温度T
xを超えた後は、排ガスの温度Tgが設定温度Txでほ
ぼ一定となるよう冷却ガスの供給量を制御することを特
徴とするするものである。
【0007】
【作用】上述した構成において、始動時において排ガス
フィルタに供給される排ガスの温度Tgが設定温度Tx
になるまでの間、従来のように、供給する空気量を制御
するバルブを全閉にするのではなく、逆にバルブを例え
ば全開にすることにより、ブロワが吸引する排ガス量を
常に定格での範囲内のブロワがサージングを起こさない
所定量にすることにより、ブロワのサージングを解消し
てブロワを保護することができる。なお、排ガスの温度
Tgが一旦設定温度Txを超えた後、設定温度Txを基
準とした従来と同様のフィードバック制御を行なってい
るのは、一旦設定温度Txに達した後の通常の運転にお
いては、サージングが生じるような低い温度にはならな
いためである。
【0008】
【実施例】図1は本発明のブロワ保護方法を、上述した
図2に示した放射性廃棄物の焼却装置で実施する場合の
一例を示すフローチャートである。図1に示すフローチ
ャートに従って本発明を説明すると、まず焼却装置の始
動時において、温度計11で冷却器4を通過してきた排
ガスの温度Tgを測定し、この排ガスの温度Tgが設定
温度Tx以下かどうかを判断する。ここで、設定温度T
xは2次フィルタ5の耐熱温度より低い温度であり、供
給する空気量、ブロワの性能等により安全側に任意に設
定される。
【0009】判断の結果、測定した排ガスの温度Tgが
設定温度Tx以下の間はまだ焼却装置の始動状態が続い
ていると判断し、バルブ12を例えば全開にして空気を
所定量連続して供給する。そして、測定した排ガスの温
度Tgが設定温度Txを初めて超えた段階で上述した始
動状態が終了したと判断して、通常の従来から行われて
いるフィードバック制御に切り換えて、温度計11で測
定した排ガスの温度Tgが設定温度Txとなるように、
バルブ12の開度を制御している。最後に、焼却装置が
操業を終了した状態となったとき、上記フィードバック
制御を終了する。
【0010】上述したように、焼却装置の始動時の制御
を本発明に従って実施することにより、ブロワ6には常
にサージング発生風量以上の排ガス量を供給できること
となり、ブロワ6のサージングを解消することができ
る。また、本発明のブロワ保護方法を実施すれば、サー
ジング範囲を狭くした高性能のブロワを使用する必要が
なくなり、装置全体を安価にすることができる。
【0011】本発明は上述した実施例にのみ限定される
ものではなく、幾多の変形、変更が可能である。例え
ば、上述した実施例では、始動時のバルブの開度を全開
としたが、ブロワの定格によっては全開でなくとも例え
ば1/2とすることでも十分であり、その場合は全開で
なくとも良いことはいうまでもない。
【0012】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、始動時において排ガスフィルタに供給する排
ガスの温度Tgが設定温度Txになるまでの間、従来の
ように、供給する冷却ガス量を制御するバルブを全閉に
するのではなく、逆にバルブを例えば全開にしているた
め、ブロワが吸引する排ガス量を常に定格の範囲内にす
ることができ、その結果ブロワのサージングを解消して
ブロワを保護することができる。また、高性能のブロワ
を使用する必要がなく、装置全体を安価にすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロワ保護方法の一例を説明するため
のフローチャートである。
【図2】本発明の対象となる例えば放射性廃棄物の焼却
装置の一例の構成を示す図である。
【符号の説明】 1 焼却炉 2 予熱器 3 1次フィルタ 4 冷却器 5 2次フィルタ 6 ブロワ 11 温度計 12 バルブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焼却炉等から発生する排ガスを、フィル
    タを介してブロワへ吸引するにあたり、 焼却炉等の始動時であって、排ガスの温度Tgがフィル
    タの耐熱温度より低く設定した設定温度Tx以下の場合
    には、所定量の冷却ガスを連続して供給し、 排ガスの温度Tgが一旦設定温度Txを超えた後は、排
    ガスの温度Tgが設定温度Txでほぼ一定となるよう冷
    却ガスの供給量を制御することを特徴とするブロワの保
    護方法。
JP1877593A 1993-02-05 1993-02-05 ブロワ保護方法 Expired - Lifetime JP2529071B2 (ja)

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JPH06230179A JPH06230179A (ja) 1994-08-19
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