JP2529057Y2 - 電子学習機 - Google Patents

電子学習機

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JP2529057Y2
JP2529057Y2 JP1988016722U JP1672288U JP2529057Y2 JP 2529057 Y2 JP2529057 Y2 JP 2529057Y2 JP 1988016722 U JP1988016722 U JP 1988016722U JP 1672288 U JP1672288 U JP 1672288U JP 2529057 Y2 JP2529057 Y2 JP 2529057Y2
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隆雄 吉田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は記憶してある学習データを順次出力する電子
学習機に関する。
〔従来技術とその問題点〕
電子学習機にはカセットに録音された会話文を再生す
るものやROMに記憶された音声データを読み出し音声出
力する会話学習機がある。これらの会話学習機は再生時
には記憶されている会話文が予め決められている順序で
音声出力されるものであり、会話練習の結果一部の会話
文をマスタし再生する必要がなくなっても全ての会話文
が再生されてしまうものであった。すなわち練習者の学
習レベルの向上に合わせて、再生する会話文を選択して
出力することができないという問題点があった。
〔考案の目的〕
本考案はユーザーの学習レベルに合わせて複数の学習
データを出力でき、効率良く学習できる電子学習機を提
供することを目的とする。
〔考案の要点〕
本考案は記憶されている複数の学習データそれぞれを
再生するか否かを指定する手段を設け、ユーザーの望む
学習データを選択して出力できるようにしたものであ
る。従って、ユーザは学習レベルの向上に応じて必要な
学習データだけを再生することができるので、より短時
間に効率良く学習を進めることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第2図は一実施例の学習機の外観を示す図であり、こ
の学習機は予めROM(リード・オンリ・メモリ)に記憶
してある複数の英会話文の音声データを、スイッチ操作
で所定順序で読み出し、音声合成して英会話文を音声で
出力する英会話学習機である。
英会話学習機は学習機本体1とこの学習機本体1の側
面の装着部1aに着脱自在に取り付けられるメモリパック
2とで構成されている。メモリパック2は英会話の音声
データを記憶しているROMとROMの音声データの読み出し
を制御するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)等を内
蔵すると共に外部接続端子2fが設けられていて、メモリ
パック2を学習機1の装着部1aに装着すると、接続端子
2fが学習機本体1の図示しない接続端子と電気的に接続
し、メモリパック2のROMに記憶されている英会話の音
声データが学習機本体1から読み出し可能となる。
学習機本体1上部にはパワースイッチ3と音声出力の
大きさを決めるボリューム4があり、正面には再生の開
始(PLAY)あるいは停止(STOP)を指示するPLAY/STOP
キー5と、現在再生中の文の1つ前の順序の文の再生を
指示するBACKキー6と、再生中の文の1つ先の順序の文
の再生を指示するSKIPキー7と、現在再生中の文のレッ
スンの1つ前のレッスンを指示する戻りSEARCHキー8
と、次のレッスンの再生を指示する進みSEARCHキー9
と、ROMに記憶されている複数の英会話文を重要度順、
アルファベット順及びランダムの3つ出力順のうちどの
順序で出力するかを選択するMODEキー10と、会話文など
が出力された後、その会話文を発音して練習するための
空白時間(ポーズ時間)の長さをを選択するためのPAUS
Eキー11と、同一文を繰り返し再生するときの繰り返し
回数を選択するPRACTICEキー12と、マスタして練習する
必要のなくなった会話文の飛び越しを指示するCHECKキ
ー13と、それらのキー操作により選択されたレッスンナ
ンバー、出力順モードなどを表示する表示部14とが設け
られ、更に学習機本体1にはメモリパック2のRAMのデ
ータを消去するためのクリアキー16が設けられていると
共に学習機本体1左側部にはメモリパック2から読み出
された会話文などを聞くためのイヤホーン15が取り付け
られている。
第3図は表示部14の拡大図であり、表示部14の中央に
は再生中の会話文のレッスンナンバーを表示するデジタ
ル表示部が設けられていると共に、表示部14右側端部に
は学習機本体1に印刷形成された出力順モードを表わす
「1〜3」の数字に対応して3つの表示体14a1〜14a3
設けられ、表示部14の上側部には学習機本体1に印刷形
成されたポーズ時間のレベルを表す「0〜3」の数字に
対応して4つの表示体14b1〜14b4が設けられ、更に表示
部14の下側部には学習機本体1に印刷形成された繰り返
し回数レベルを表す「1〜4」の数字に対応して4つの
表示体14c1〜14c4が設けられている。
本考案においては3つの出力順モード、4つのポーズ
時間レベル、4つの繰り返し回数レベルが設定可能であ
り、モード「1」は重要度順の出力、モード「2」はア
ルファベット順の出力、モード「3」はランダムな順序
の出力を示す。またポーズ時間レベル「1」は再生文と
同じ長さのポーズ間隔を示し、ポーズ時間レベル「2」
及び「3」はそれぞれ、その2倍及び3倍のポーズ間隔
を示す。また、ポーズ時間レベル「0」はポーズ間隔の
省略(実際には約1秒の間隔をおいて次の会話文が再生
される)を示す。また、繰り返し回数レベル「1」は1
回の再生を意味し、繰り返し回数レベル「2」,
「3」,「4」は同じ会話文を2回,3回,4回繰り返して
再生することを意味する。
次に、第1図は学習機の全体構成を示すブロック図で
あり、キー入力部21には前述したPLAY/STOPキー5、MOD
Eキー10などの各種のキーが備えられ、キー入力部21に
はCPU22からキーサンプリング信号が与えられ、キー入
力部21はCPU22にキーの操作状態を示すキーデータを出
力する。CPU22はプログラム記憶用ROM22aと、作業用のR
AM22bとを内蔵し、プログラム記憶用ROM22aに格納さて
いる制御プログラムに従って各種キー処理及びメモリパ
ック2からの音声データの読み出し処理などを行う。メ
モリパック2には会話文などの音声データを記憶してい
るデータROM2cと個々の会話文の飛び越し再生を指示す
るデータを記憶するチェック用RAM2dと、メモリパック
2単体のときチェック用RAM2dをバックアップするため
のバックアップ用電池2eとが内蔵されている。このメモ
リパック2は学習機本体1に装着された状態では、アド
レスバス、データバス及び各ICチップをイネーブルとす
る制御信号線を介してCPU22と接続しており、CPU22から
与えられるアドレスとイネーブル信号CE1,CE2に従って
音声データの読み出しあるいはチェック用RAM2dへのチ
ェックデータの書き込み、読み出しが行われる。
CPU22には音声合成部23から8KHzの信号が与えられ、C
PU22はデータROM2cから読み出した音声データを8KHzの
信号に同期して音声合成部23に出力する。音声合成部23
はその音声データに基づいて音声合成を行い、その結果
得られた音声信号をフィルタ24に出力する。フィルタ24
をへてアンプ25で増幅された音声信号はイヤホーン15か
ら音声として出力される。
また、第4図はメモリパック2のデータROM2cの構成
を示す図であり、このデータROM2cは512Kビット×8ビ
ット(4Mビット)のメモリ容量を持ち、データを8ビッ
トづつ並列出力する。アドレス「03000H」(Hは16進数
を示す、以下、アドレスは全て16進数を示すものとし
「H」の記載は省略する)からの音声データ記憶部には
80文の会話文の音声データが順次記憶されている。ま
た、アドレス「00003」にはチェック機能の有無を示す
データが記憶されており、データが「1」のときはチェ
ック機能有りを示し、音声データの再生中にCHCKキー13
が操作されると後述する処理によりチェック用RAM2dの
内容が書き換えられ、次回の再生時にはその音声データ
は飛び越されて再生は行われない。これは会話の反復練
習によりマスタした会話文をとばして練習するための機
能である。アドレス「00004」にはポーズ時間変更機能
すなわち会話文を音声出力した後の発音練習のためのポ
ーズ時間の変更が可能かどうかを示すデータが記憶され
ており、データ「1」のときはポーズ間隔を種々設定可
能となる。アドレス「00005」にはその設定可能なポー
ズ長時間の最大レベルaが記憶され、アドレス「0000
6」には設定可能な繰り返し回数の最大レベルb、アド
レス「00007」に出力順モード数cがそれぞれ格納され
ている。本考案例においてはポーズ時間最大レベルa=
3、繰り返し最大レベルb=4、モード数c=3がそれ
ぞれ記憶されている。また、アドレス「0000A」,「000
0B」の2バイトの記憶領域には、再生順序記憶部Aの先
頭アドレスの下位16ビットである「10000」が記憶され
ている。
アドレス「00010」からの各3バイトの記憶領域(音
声データアドレス記憶部)には音声データ記憶部の80文
の音声データの先頭アドレスが音声データの記憶順に格
納されている。
更にアドレス「01000」からの各1バイトの記憶領域
(再生順序記憶部A)には、例えば重要度順に対応する
上記の音声データアドレス記憶部のアドレスデータが順
次格納され、アドレス「02000」からの各1バイトの記
憶領域(再生順序記憶部B)にはアルファベット順に対
応する音声データアドレス記憶部のアドレスデータが格
納されている。このように音声データの記憶順にそれぞ
れの先頭アドレスを音声データアドレス記憶部に記憶
し、更に複数の再生順序に対応し音声データアドレス記
憶部のアドレスを再生順序記憶部に記憶するようにした
ので、アドレスの配置を考慮することにより(例えば1
バイトで指定できる領域に音声データアドレス記憶部を
設ける。)、音声データアドレスを再生出力順に直接記
憶するのに比べ、メモリ容量を少なくすることができ
る。
また、第5図はメモリパック2のチェック用RAM2dの
構成を示す図であり、チェック用RAM2dにはデータROM2c
の80文の音声データに対応してその会話文を再生するか
否かのデータを記憶する80ビットの記憶領域があり、そ
れぞれの会話文の再生中にCHCKキー13が操作されると対
応するビットに「1」がセットされる。また、第6図は
後述するPLAY処理などに使用されるCPU22のRAM22bの構
成を示す図であり、ポーズ時間レベル記憶レジスタMB、
繰り返し回数記憶レジスタMC、モード記憶レジスタMEに
は、それぞれPAUSEキー11、PRACTICEキー12、MODEキー1
0の操作により設定されたレベルが記憶される。発音回
数記憶レジスタMDは何回かの繰り返し再生を行うとき現
在までの再生(発音)回数を記憶するレジスタである。
次回再生順序アドレス記憶レジスタMAは再生実行時の再
生順序記憶部の現在のアドレスを記憶するレジスタであ
り、1つの会話文の再生が終了したときに、この次回再
生順序アドレス記憶レジスタMAをインクリメントするこ
とにより次の音声データアドレスを求めることができ
る。また、その他にチェック機能の有無、ポーズ機能の
有無を記憶するレジスタCF,PFなどがある。
次に、以上のような構成の実施例の動作を第7図〜第
9図のフローチャートを参照して説明する。学習機本体
1にメモリパック2を挿入しパワースイッチ3をオンす
ると、まず初期設定処理S1が実行される。この初期設定
処理S1を第8図の詳細なフローチャートに従って説明す
る。電源がオンされるとCPU22はデータROM2cのアドレス
「00003」からチェック機能の有無を示すデータを、ア
ドレス「00004」からポーズ時間変更機能の有無を示す
データを読み出し、それぞれ内部のRAM22bのレジスタC
F,PFに格納する(処理g1,g2)。また、次回再生順序ア
ドレス記憶レジスタMAに初期値としてアドレス「0000
A」「0000B」のデータ、すなわち再生順序Aの先頭アド
レスの下位16ビットである「1000」を格納する(処理
g3)。更にポーズ時間レベル記憶レジスタMB、繰り返し
回数記憶レジスタMCに「1」を、発音回数記憶レジスタ
MDに「0」を、モード記憶レジスタMEにそれぞれ「1」
をセットし初期化する(処理g4〜g7)。
レジスタの初期設定処理S1が終了すると、キーのサン
プリング処理S2を実行し、キー操作があった場合にはど
のキーが操作されたかの判別を行う(処理S3)。キー判
別の結果MODEキー10の操作であった場合には、モード記
憶レジスタMEを「+1」し、インクリメントした結果を
レジスタMEに格納する(ME←ME+1)(処理S4)。そし
てレジスタMEの値がデータROM2cに格納されている出力
順モード数cより大きくなったかを判別する(処理
S5)。出力順モード数c以下であれば(処理S5NO)、表
示部14の表示体14a1〜14a3のうち1つを点燈して選択さ
れたモードを表示する(処理S6)。また、インクリメン
トした結果レジスタMEの値が再生モード数cより大きく
なったときには(処理S5YES)、レジスタMEに「1」を
セットし(処理S7)、次の表示処理S6により表示体14a1
を点灯して、出力順モード「1」の表示を行い、重要度
順であることを明示する。
このようにMODEキー10を操作し、3つの出力順モード
を選択することにより重要度順出力、アルファベット順
出力、ランダム出力のいずれかを選択すことができ練習
者の望む出力順序で会話文の再生を行うことができる。
また、PRACTICEキー12の操作であった場合には、繰り
返し回数記憶レジスタMCをインクリメントし(処理
S8)、そのインクリメントとしたレジスタの値がデータ
ROM2cの繰り返し最大レベルbより大きくなったかを判
別する(処理S9)。繰り返し最大レベルb以下の場合に
は(処理S9NO)、4つの表示体14c1〜14c4のうち1つを
点灯して、選択された繰り返しレベルを表示する(処理
S10)。
一方、繰り返し最大レベルbより大きくなったときに
は(処理S9YES)、レジスタMCに「1」をセットし(処
理S11)表示部14の表示体14c1を点灯して繰り返し数が
1回であることを表示する(処理S10)。
更にPAUSEキー11の操作であった場合には、まずレジ
スタPFの内容が「1」か否かを判別し(処理S12)、レ
ジスタPFの内容が「1」でポーズ時間変更機能を有する
ときは、ポーズ時間レベル記憶レジスタMBをインクリメ
ントとし(処理S13)、そのインクリメントした値がポ
ーズ時間最大レベルaより大きくなったかを判別する
(処理S14)。その判別の結果ポーズ最大レベルa以下
であれば表示部14の表示体14b1〜14b3のうち1つを点灯
して選択されたポーズ時間レベルを表示する(処理
S15)。またインクリメントした結果ポーズ時間最大レ
ベルaより大きくなったときにはレジスタMBに「0」を
セットし(処理S16)、ポーズ時間レベルを最小レベル
にし、表示部14の表示体14b1を点灯してポーズ時間レベ
ル「0」を明示する。
また、クリアキー16が操作された場合にはメモリパッ
ク2内のチェック用RAM2dの80ビットの記憶部全てに
「0」を書き込み、全ての英会話文を出力可能状態に設
定する(処理S18)。
また、PLAY/STOPキー5が操作された場合にはPLAY処
理S17を実行し、それ以外のキーが操作された場合には
操作されたキーに対応するキー処理を実行する(処理S
19)。
以上のようにして出力順モード、繰り返し回数、ポー
ズ時間レベルの設定が終了した後、PLAY/STOPキー5が
操作された場合の処理動作を第9図のフローチャートを
参照して説明する。PLAY/STOPキー5が操作されると、
まず音声データアドレス記憶部のアドレスを指定するた
めに次回再生順序アドレス記憶レジスタMAの値をレジス
タR0に格納する(処理H1)。そしてモード記憶レジスタ
MEの値が「1」か「2」かあるいは「3」であるかを判
別する(処理H2)。レジスタMEの値が「1」すなわち、
重要度順に会話文を出力する場合には、レジスタR0の示
すアドレスのデータをそまま読み出す。
パワーオンの直後においては次回再生順序アドレス記
憶レジスタMAには初期値として再生順序記憶部Aの先頭
アドレスの下位16ビット「1000」が格納されているの
で、重要度順の出力の場合にはそのアドレス「1000」に
格納されている1バイトのアドレスデータ「A1」を読み
出しレジスタR1に格納する(処理H3)。
一方、レジスタMEの値が「2」即ちアルファベット順
の出力の場合には、レジスタR0に「1000」を加算する
(R0←R0+1000)(処理H4)。この結果レジスタR0には
「2000」が格納され、次の処理H3によりアルファベット
順の出力に対応する再生順序記憶部Bの先頭アドレスが
指定される。また、レジスタMEの値が「3」の場合に
は、演算処理により得られる乱数データをレジスタR0
格納する。(処理H5)。その結果、次の処理H3によりそ
のレジスタR0の値により決まるランダムなアドレスが指
定される。
次にレジスタR1の値からチェック用RAM2dの対応する
アドレスを求める(処理H6)。例えば、データROM2cに
はアドレス「00010」から3バイトづつの領域に音声デ
ータの先頭アドレスが順に格納されているので、(R1-10
H)/3の演算によりチェック用RAM2dの対応するアドレス
「0」からの80ビットの領域を指定することができる。
このようにして求めたチェック用RAM2dの再生しようと
する会話文に対応するアドレスのデータが「1」かどう
かを判別する(処理H7)。判別の結果チェック用RAM2d
の内容が「1」に設定されていたときには、レジスタMA
をインクリメントし(MA←MA+1)(処理H8)、処理H1
に戻りその会話文をとばして次の会話文のアドレスを求
める。
一方、対応するチェック用RAM2dの内容が「0」であ
った時には(処理H7NO)、アドレス「R1」に格納されて
いる音声データの先頭アドレスをスタートアドレスを記
憶するレジスタRSAに格納する(RSA←〔R2〕)(処理
H9)。また、レジスタR1に「3」を加算し結果をレジス
タR2に格納し(R2←R1+3)(処理H10)、そのレジス
タR2を示すアドレスのデータをエンドアドレスとしてレ
ジスタREAに格納する(REA←〔R2〕)(処理H11)。つ
まり音声データアドレス記憶部には音声データの記憶順
にそれぞれの音声データの先頭アドレスが各3バイトの
記憶領域に記憶されているので、音声データアドレス記
憶部の隣接する2つのアドレスのデータから、再生しよ
うとする会話文の音声データのスタートアドレス、エン
ドアドレスを求めることができる。また、音声データを
読み出す際にアドレスを歩進させるためにレジスタRCA
にスタートアドレス「RSA」をセットする(RCA←RSA
(処理H12)。そして、レジスタRCAとレジスタREAとを
比較する(処理H13)。再生のスタート時にはレジスタR
CAの示すアドレスはエンドアドレスと一致しないので
(処理H13NO)、そのアドレス 「RCA」の示す音声デー
タをレジスタRDに格納する(RD←〔RCA〕)(処理
H14)。ここで、データROM2cの音声データ記憶部の各ア
ドレスには上位4ビット、下位4ビットにそれぞれ別の
符号化された音声データが記憶されている。従って、再
生時には音声合成部23からの8KHzの同期信号に同期し
て、まず音声データの上位4ビットのデータ(RDU)を
音声合成部23に出力し(処理H15、H16)、音声合成を行
わせる。次に同様に8KHzの信号に同期して、下位4ビッ
トからのデータ(RDL)を音声合成部23に出力し(処理H
17、H18)、音声合成を行わせる。その後レジスタRCA
インクリメントとし読み出しアドレスを「1」進め(処
理H19)、処理H13に戻り、次の音声データの再生を行
う。
上記の処理H13〜H19を繰り返し、1つの会話文の再生
が終了し読み出しアドレス「RCA」がエンドアドレス「R
EA」に達すると(処理H13YES)、ポーズ間隔を決めるた
めにポーズ時間レベル記憶レジスタMBの値が「0」であ
るかの判別を行う(処理H20)。レジスタMBの値が
「0」でない場合には(処理H20NO)、エンドアドレス
「REA」、スタートアドレス「RSA」から会話文の長さを
求め、「REA−RSA」の差のアドレスをレジスタRPに格納
する(RP←REA−RSA)(処理H21)。そしてレジスタRP
にレジスタMBを乗算し、ポーズ時間レベルに応じたポー
ズ間隔をレジスタRPに格納し(RP←RP×MB)(処理
H22)次の処理H23を実行する。また、レジスタMBの内容
が「0」でポーズ間隔の省略が設定されている場合にも
(処理H20NO)、処理H23を実行する。処理H23において
はレジスタRPに「1000」を加算し(RP←RP+1000)、更
にそのレジスタRPに「2」を乗算し乗算結果を再びレジ
スタRPに格納する(RP←RP×2)(処理H24)。そして8K
Hzの同期信号を検出し (処理H25)同期信号に同期し
たタイミングでレジスタRPを「1」づつデクリメントす
る(処理H26)。その後、レジスタRPの値が「0」であ
るかの判別を行い(処理H27)、「0」でなければ処理H
25に戻る。
これらの処理H25〜H27をレジスタRPの値が「0」にな
るまで繰り返すことにより、設定されたポーズ時間レベ
ルに応じた時間間隔を会話文と会話文の間に設けること
ができる。また、ポーズ時間の省略の場合(MB=0)に
も会話文と会話文の間には約1秒間の時間間隔を空ける
ようになっている。
また、処理H25において同期信号が検出されない期間
には(処理H25NO)、キーサンプリング処理H28を実行す
る。キーサンプリングの結果、何らかのキー操作を検出
した場合には(処理H29YES)、まずPLAY/STOPキー5の
操作であるかの判別を行い(処理H30)、YESのときには
再生を終了する。また、CHECKキー13の操作であったと
きには(処理H31YES)、レジスタCFの値が「1」かどう
か判別し挿入されているメモリパック2がチェック機能
を有しているかを判断する(処理H32)。チェック機能
を有している場合には再生中の会話文に対応するチェッ
ク用RAM2dのアドレスを求め(処理H33)、そのアドレス
のビットを「1」にセットし(処理H34)、処理H25に戻
る。このように会話文の再生時にCHECKキー13を操作す
ることにより、その会話文に対応するチェックRAM2dの
フラグが「1」にセットされ、次回再生時には対応する
ビットが「1」の会話文は飛び越されて音声として出力
されないようにすることができる。従って、反復練習の
結果マスターした会話文をとばして必要な会話文だけを
選んで再生することができる。
また、メモリパック2にはバックアップ電池2eが内蔵
されており、学習機本体1からはずしてもチェック用RA
M2dの内容は保持されるので、メモリパック2を着脱し
てもその都度再生不要な会話文を指定する必要がない。
一方、所定のポーズ時間が経過し、レジスタRPの値が
「0」となると(処理H27YES)、次にそれまでの発音回
数を記憶しているレジスタMDをインクリメントし(MD←
MD+1)(処理H35)、そのレジスタMDとレジスタMCと
の値が一致するかを判別する(処理H36)。これは再生
中の会話文の発音回数(MD)がPRACTICEキー12の操作に
より設定された繰り返し回数(MC)に達したかを判別す
るものであり、繰り返し回数に達していないときには
(処理H36NO)、レジスタRCAにスタートアドレスを再び
セットし(RCA←RSA)(処理H37)、処理H13に戻り会話
文の先頭から再び再生を開始する。また、発音回数が設
定された繰り返し回数に達した時には(処理H36YES)、
レジスタMDに「0」をセットし(処理H38)次に次回再
生順序アドレス記憶レジスタMAをインクリメントし(処
理H39)、処理H1に戻り、次の会話文の音声データのス
タートアドレス、エンドアドレスを求め再生を行う。
なお、上記実施例では出力不要の文を記憶するチェッ
ク用RAM2dをメモリパック2内に設け、電池2eで常にデ
ータを保持して、メモリパック2を学習機本体1から外
してもRAM2dの内容を保持できるようにしたが、チェッ
ク用RAM 2dを学習機本体1内に設けてもよい。
また、上記実施例では、チェック用RAM2dの対応する
記憶部に「1」をセットして飛び越すように設定した
後、それを解除するためにはクリアキー16を操作してチ
ェック用RAM2dの全てのビットに「0」を書き込み全て
の英会話文を再生可能状態に設定しなければならない
が、1つの文づつ飛び越しの設定を解除するようにして
もよい。
また、上記実施例では音声出力の場合について説明し
たが、勿論記憶されている学習データを順次表示する学
習機でも良い。
〔考案の効果〕
本考案によれば、記憶されている複数の学習データそ
れぞれに対し出力するか否かを指定できるので、ユーザ
の学習レベルの向上により不要となった学習データを飛
ばして必要な学習データだけを出力することができ、よ
り効率良く学習を進めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の学習機の全体構成を示すブ
ロック図、 第2図はその外観を示す図、 第3図は表示部を示す図、 第4図はデータROMの構成を示す図、 第5図はチェック用RAMの構成を示す図、 第6図はCPUのRAMの構成を示す図、 第7図〜第9図は実施例の動作を示すフローチャートで
ある。 1……学習機、 2……メモリパック、 2c……データROM、 2d……チェック用RAM、 13……CHECKキー、 14……表示部、 22……CPU、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−24275(JP,A) 特開 昭62−59988(JP,A) 特開 昭52−72636(JP,A)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の音声データを記憶する音声データメ
    モリと、 前記複数の音声データの音声出力を開始させる音声出力
    開始スイッチと、 この音声出力開始スイッチが操作された際に前記複数の
    音声データを所定時間間隔で音声出力する音声出力手段
    と、 次回以降の音声出力の際に、音声データを音声出力させ
    ないことを指定するための指定スイッチと、 前記音声出力手段による夫々の音声データの出力後に前
    記指定スイッチが操作されたか否かを判別する判別手段
    と、 この判別手段で前記指定スイッチが操作されたと判別さ
    れた際に直前に出力された音声データに対応して不要デ
    ータを記憶する不要データ記憶部と、 この不要データ記憶部に不要データが記憶された後に、
    前記音声出力開始スイッチが操作されたときに、前記不
    要データ記憶部に不要データが記憶されている音声デー
    タをとばして音声出力させるように前記音声出力手段を
    制御する手段とを有し、 前記指定手段で不要と指定された音声データはその後は
    音声出力しないようにしたことを特徴とする電子学習
    機。
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JPS6324275A (ja) * 1986-07-16 1988-02-01 ソニー株式会社 学習装置

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