JP2529008Y2 - 導水路側壁構造 - Google Patents

導水路側壁構造

Info

Publication number
JP2529008Y2
JP2529008Y2 JP1991059509U JP5950991U JP2529008Y2 JP 2529008 Y2 JP2529008 Y2 JP 2529008Y2 JP 1991059509 U JP1991059509 U JP 1991059509U JP 5950991 U JP5950991 U JP 5950991U JP 2529008 Y2 JP2529008 Y2 JP 2529008Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headrace
connector
anchor bolt
reinforced plastic
connector fixing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1991059509U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0510521U (ja
Inventor
敏 三浦
裕司 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP1991059509U priority Critical patent/JP2529008Y2/ja
Publication of JPH0510521U publication Critical patent/JPH0510521U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2529008Y2 publication Critical patent/JP2529008Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、たとえば強化プラスチ
ック板によるライニング工法を用いて導水路壁を補修し
た導水路側壁構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、導水路壁を補修する方法には、図
3に示すような強化プラスチック板によるライニング工
法が採用される。図3(a) は開水路11の垂直壁12を強化
プラスチック平板13を用いて補修した場合を示し、図3
(b) は開水路14の傾斜壁15を同じく強化プラスチック平
板16を用いて補修した場合を示し、図3(c) はトンネル
水路17の壁18をこれに沿って弯曲した強化プラスチック
板19を用いて補修した場合を示す。
【0003】上記のように、強化プラスチック板を導水
路壁に沿ってライニングする場合、たとえば図4に示す
ように、導水路側壁に水平方向および垂直方向に適当間
隔おきにアンカーボルト打込み用穴21を複数個穿設し、
この穴21にアンカー剤23を注入した後、ねじ付きのアン
カーボルト22を打ち込んで固定し、その後に、アンカー
ボルト22に対応した位置に貫通孔を有する強化プラスチ
ック板24をこれに挿入して取り付け、強化プラスチック
板24より突出したアンカーボルト22のねじ付き頭部25に
袋ナット26を螺合して強化プラスチック板24を固定す
る。このように、導水路壁にライニングした複数の強化
プラスチック板24により、図5に示すような導水路側壁
が構成される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記のように
導水路壁を補修した導水路側壁には、図4のように、ア
ンカーボルト22の頭部25とこれに螺合して強化プラスチ
ック板24を固定する袋ナット26が導水路内に突出し、ま
た図5に示すような、隣接する強化プラスチック板24同
士の突合せ部27がうまく合わないため、導水路内面の粗
度は悪いものとなる。また、アンカーボルト22の固定作
業が多く、施工性は非常に悪いものとならざるを得なか
った。
【0005】本考案は上記問題を解決するもので、アン
カーボルトの固定作業を少なくでき、また導水路内面の
粗度も良好に構成できる導水路側壁構造を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本考案の導水路側壁構造は、導水路壁に垂直方向、
水路方向に沿って所定間隔おきに打ち込まれたアンカー
ボルトに、コネクタ固定部材を回転自在に取り付けた袋
ナットを螺着し、このようにして、垂直方向に配置され
た複数のコネクタ固定部材にわたってコネクタを嵌め込
み、これら水路方向に配列されたコネクタの隣合うもの
の間に強化板を嵌め込んで構成したものである。
【0007】
【作用】上記構成により、導水路に面する側壁は垂直方
向に長いコネクタとその間に嵌め込まれる強化板で構成
されるので、その粗度はきわめて良好なものとなる。ま
た、コネクタと強化板の取付けは、コネクタ固定部材へ
のコネクタの嵌合作業およびコネクタへの強化板の嵌合
作業が主体となり、施工性は良好となる。しかも、アン
カーボルトの設置個所はコネクタ固定部材の配置位置だ
けでよいので、従来の設置個所に比べて非常に少ない個
所で済み、さらに施工性は向上する。
【0008】
【実施例】以下本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本考案の一実施例の導水路の側壁構造の要
部断面図、図2はその施工手順を説明するための分解斜
視図である。
【0009】図1において、1は導水路側壁に水路方向
および垂直方向に所定間隔おきに穿設されたアンカーボ
ルト打込み用穴で、垂直方向にはH(たとえば1m)間
隔程度に、水路方向にはL(たとえば2m)間隔程度に
設けられている。2はアンカーボルト打込み用穴1に打
ち込まれたねじ付きのアンカーボルトで、まずアンカー
ボルト打込み用穴1にアンカー剤3を注入した後に打ち
込むことにより位置固定される。
【0010】4はアンカーボルト2のねじ付きの頭部に
螺合された位置決めナット、5は同じくアンカーボルト
2のねじ付きの頭部に螺着された筒形袋ナット、6は袋
ナット5の先端に鋲7を介して回転自在に取り付けられ
たチャンネル型のコネクタ固定部材であり、位置決めナ
ット4をアンカーボルト2の所定の位置にねじ込み設置
した後、袋ナット5をアンカーボルト2にねじ込み、位
置決めナット4を介してコネクタ固定部材6の位置決め
を行う。このコネクタ固定部材6は、本実施例では図2
に示されるように、H程度の間隔で3個が垂直方向に配
置された構造になっている。
【0011】8は図2に示されるようなH型のコネクタ
で、その一辺8aは上記チャンネル型のコネクタ固定部
材6に嵌め込まれる構造であり、本実施例では垂直方向
に配設された3個のコネクタ固定部材6間にわたって垂
直方向に嵌め込まれる。このコネクタ固定部材6はたと
えば強化プラスチックの成形品で作られる。9は導水路
壁を補修するための強化プラスチック板で、その側縁は
コネクタ固定部材6の対向する二辺8a,8bで挾持さ
れて隣合う2本のコネクタ固定部材8間に設置される。
この強化プラスチック板9は、図2に示すように、たと
えば高さH、幅Lの形状を有し、上方からコネクタ固定
部材8に複数個嵌め込むことによって配置され、この強
化プラスチック板9とこれを支持するコネクタ8によっ
て導水路側壁が構成され、導水路壁は補修される。
【0012】次に、その施工手順について説明する。開
水路もしくはトンネル路などの導水路壁を補修するに際
し、図1、図2に示すように、垂直方向、水路方向に所
定間隔おきに、たとえば垂直方向にHの間隔で、水路方
向にLの間隔で導水路壁にアンカーボルト打込み用穴1
をあけ、その中にアンカー剤3を用いてアンカーボルト
2を打ち込み固定する。次に位置決めナット4をアンカ
ーボルト2のねじ付き頭部にねじ込み、水糸などを用い
て導水路壁から所定の間隔に設置し、さらにコネクタ固
定部材6を回転自在に鋲止めした筒形袋ナット5をアン
カーボルト2のねじ付き頭部にねじ込み、固定する。
【0013】次に図2に示すように、垂直方向に配設さ
れた複数のコネクタ固定部材6にコネクタ8を上方から
嵌め込み、さらにコネクタ8に強化プラスチック板9を
上方から複数個嵌め込む。そして、コネクタ固定部材8
と強化プラスチック板9の嵌合部、および強化プラスチ
ック板9同士の突合せ部をシールテープでシールした
上、導水路壁と強化プラスチック板9との間隙をセメン
トモルタルなどでグラウトする。
【0014】このように、本実施例によれば、アンカー
ボルト1の設置はコネクタ固定部材8を配置する個所の
みにすればよく、その他は嵌合作業が主体となって施工
できる。従来では、たとえばアンカーボルトは強化プラ
スチック板1枚につき、10〜20本程度用いていたのに対
し、本実施例で従来のものの1/5〜1/10程度にで
き、施工性は良好となる。
【0015】また、作業は、アンカーボルト1の打込
みとコネクタ固定部材6の設置、コネクタ8の嵌合、
強化プラスチック板9の嵌合の各グループがこの順序
で行われ、しかも各グループの作業が独立して行われ
る。このとき、現場での溶接作業などは不要となり、施
工性は良くなる。
【0016】
【考案の効果】以上のように、本考案によれば、従来の
ように、強化板を直接ボルトで固定しないため、ボルト
の頭が導水路内に出たり、隣接する強化板の突合せがう
まくできなかったりするようなことはなく、導水路側壁
の内面は平滑となり、その粗度はきわめて良好となる。
【0017】またコネクタのコネクタ固定部材への取付
けや強化板のコネクタへの取付けは上方からの嵌合作業
のみでよく、施工性は良好となるとともに、アンカーボ
ルトの設置個所はコレクタ固定部材の配置位置だけでよ
く、従来のように強化板を1枚を取り付けるのに多くの
アンカーボルトを必要としたものと比べて、その本数を
少なくでき、施工性はさらに良くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の導水路側壁構造の要部断面
図である。
【図2】同導水路側壁構造の施工手順を説明する分解斜
視図である。
【図3】導水路壁の補修を説明する断面図である。
【図4】従来の導水路側壁構造を示す要部断面図であ
る。
【図5】従来の導水路側壁構造の強化プラスチック板の
突合せ状態を説明する斜視図である。
【符号の説明】
1 アンカーボルト打込み用穴 2 アンカーボルト 4 位置決めナット 5 筒形袋ナット 6 コネクタ固定部材 8 コネクタ 9 強化プラスチック板

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導水路壁に垂直方向、水路方向に沿って
    所定間隔おきに打ち込まれ固定されたアンカーボルト
    と、コネクタ固定部材を回転自在に取り付けられて上記
    アンカーボルトに螺着される袋ナットと、垂直方向に配
    置された複数のコネクタ固定部材にわたって嵌め込まれ
    るコネクタと、隣合うコネクタ間に嵌め込まれる強化板
    とを備えた導水路側壁構造。
JP1991059509U 1991-07-30 1991-07-30 導水路側壁構造 Expired - Lifetime JP2529008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059509U JP2529008Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 導水路側壁構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991059509U JP2529008Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 導水路側壁構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0510521U JPH0510521U (ja) 1993-02-12
JP2529008Y2 true JP2529008Y2 (ja) 1997-03-12

Family

ID=13115301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991059509U Expired - Lifetime JP2529008Y2 (ja) 1991-07-30 1991-07-30 導水路側壁構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2529008Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4245557B2 (ja) * 2004-12-07 2009-03-25 ショーボンド建設株式会社 コンクリート躯体壁面の補修構造及び補修方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0510521U (ja) 1993-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2529008Y2 (ja) 導水路側壁構造
JP2530485B2 (ja) 構造物間隙間用フレキシブル型枠工法
JPH07150625A (ja) コンクリート構造の槽の内壁面の補修構造と補修方法
JPH0768735B2 (ja) 軽量気泡コンクリートパネル
CN214061639U (zh) 一种建筑工程地下外墙单面支模装置
JPH11190135A (ja) コンクリート躯体壁面の改修ライニング工法及び改修ライニング構造
JP2003239414A (ja) 外張り断熱壁構造
JPH0540199Y2 (ja)
JPH0233529Y2 (ja)
JP2003193692A (ja) 防水パンと壁下地ユニットとの接続構造
JPS6124638Y2 (ja)
JPH09119140A (ja) 基礎コンクリート用連結金物
JP2001280086A (ja) コンクリート構造物の継手構造
JP2578570Y2 (ja) 建築板の取付構造
JP3003627U (ja) 二重壁構造物における内壁取付装置
JPS5837470B2 (ja) 板状の建築材の取付構造
JP2831603B2 (ja) パネルの取り付け方法
JPH0455140Y2 (ja)
JPH0229826B2 (ja) Keiryokihokonkuriitoban
JPH1150592A (ja) 建築用多目的コンクリートパネル
JPH08209926A (ja) 型枠およびコンクリート壁の施工方法
JPH0714501Y2 (ja) Pc壁パネルの取付装置
JP2001027001A (ja) 壁パネル上部の取付け構造
JPH05311926A (ja) プラスチックフェンス
JPH02240344A (ja) 建築構造用c型鋼の固定具