JP2528880B2 - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2528880B2
JP2528880B2 JP62131109A JP13110987A JP2528880B2 JP 2528880 B2 JP2528880 B2 JP 2528880B2 JP 62131109 A JP62131109 A JP 62131109A JP 13110987 A JP13110987 A JP 13110987A JP 2528880 B2 JP2528880 B2 JP 2528880B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のウインドウ画面を表示可能なパーソ
ナル・コンピュータ等の情報処理装置に係り、特にマウ
スと呼ばれる装置に代表される指示装置に連動して表示
画面上に表示されるカーソルの形状の変更が可能な情報
処理装置に関する。
〔従来の技術〕
昨今、パーソナル・コンピュータを初めとするパーソ
ナル・ユースの機器においては、表示装置を基本とする
対話形処理が中心となってきている。このような状況に
おいて、複数のデータを一台の表示装置に表示すること
は、ユーザの操作性および処理性を向上させる上で重要
な問題となってきた。そこで、登場してきたのが、マル
チウィンドウ方式と呼ばれる多重画面表示方式である。
これは、表示画面内に、ウィンドウと呼ばれる領域を設
け、そこにそれぞれ一つのデータを割り当てて、表示す
るようにしたものである。このような状況は、日経エレ
クトロニクス,1984年,1月30日号における“パーソナル
・コンピュータ操作性向上の決め手となるマルチウィン
ドウ化ソフト”と題する記事に詳述されている。また、
より具体的な多重画面表示方式の一例が、バイト、2
月,1983における「リサ コンピュータ システム」(B
YTE,Feb,1983における“The Lisa Computer System")
に詳述されている。
また、このような対話形処理を行う機器においては、
表示画面上に表示されている多くの文字や図形などの中
から、特定の文字や図形などを、ユーザが容易に選択す
る手段が必要となる。そこで、登場してきたのが、マウ
スと呼ばれる装置に代表される指示装置等を用いた対象
の指定方法である。これは、指示装置等と連動して、表
示画面上を移動するカーソルを、表示画面上の選択の対
象となる文字や図形など(以下、対象物と呼ぶ)と重さ
ね合わすことにより、対象物を指定する方法である。
さらに、最近の使用形態の複雑化、再度化に従い、ウ
ィンドウ内の任意の領域で、マウスカーソルの形状を変
更したいという要求が生じている。カーソルの表示形状
を変更することにより、ユーザにカーソルの位置する領
域の属性を、容易に認識させることができるという効果
がある。ここでいう表示画面上の領域の属性とは、例え
ば、その領域は編集中の文章を表示している部分である
とか、文章編集のためのコマンドを表示している部分で
あるとかいうものである。
このようなカーソルの変更の方式として、従来は、次
のような方式を用いていた。
まず、ウィンドウを使用している文章の編集や印刷な
どを行うアプリケーション・プログラム(以下、APと呼
ぶ)は、機器全体を管理、制御し、表示やマルチウィン
ドウを司るシステム・プログラムに対し、指示装置が現
在、示している表示画面上の座標値を要求する。次にAP
は、その座標値が、カーソルの形状を変更したい領域の
内に入っているかを判定する。入っている場合は、シス
テム・プログラムに対し、カーソルの形状を変更するた
めの要求を行う。この時、システム・プログラムは、AP
からの要求に従って、カーソルの形状を変更して表示す
る。このような処理をくり返すことにより、APは、必要
な領域内でカーソルの形状を変更することが可能とな
る。このような方法は、Addison−Wesly Publishing Co
mpany Inc.発行の“Inside Macintosh"に詳述されてい
る。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、前述のカーソル形状の変更方式では、次の
ような問題点が生じてくる。
まず、第一に、従来の方式では、APが、カーソル変更
のための処理をくり返さないとカーソル形状の変更が行
なわれないという問題点が挙げられる。これは、APが、
AP本来の計算や編集などの処理を行っている最中には、
カーソル形状の変更が行えないということである。ま
た、第二に、APごとに、カーソル形状変更の処理のため
のプログラムが必要となるため、APの肥大化によりメモ
リ容量の不足や、プログラム開発工数の増大などの問題
がある。
本発明の目的は、上記の問題点に鑑み、多重画面表示
方式において、APがカーソルの座標を判定する必要な
く、システム・プログラムにより自動的に、ウィンドウ
内の任意の領域において、カーソル形状の変更が可能と
なる情報処理装置を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するための本発明に係る情報処理装置
は、指示装置の移動に連動して表示装置の画面上に表示
されたカーソルを移動可能に構成され、かつ該カーソル
の表示位置が前記画面上の所定の表示領域内にあるとき
に前記カーソルの形状を変更するように構成された情報
処理装置において、前記所定の表示領域を含むウインド
ウ画面を制御すると共に、該表示領域及び該表示領域に
対応するカーソルの形状並びにカーソル形状の変更可否
に関する情報を送出する制御手段と、該制御手段から送
出された情報を設定するデータ部及び該データ部に格納
された情報を用いて前記カーソルを表示するカーソル表
示部を有する管理手段とを備え、前記管理手段は、前記
指示装置から入力された画面上の座標が前記データ部に
設定された表示領域に含まれ、かつ前記データ部にカー
ソル形状の変更が設定されているときに、該表示領域に
対応する前記データ部に設定されたカーソル形状に関す
る情報を用いて前記カーソル表示部によりカーソルを画
面上に表示するように構成されていることを特徴とす
る。
〔作用〕
ウィンドウを使用しているAPが、ウィンドウ内の任意
の領域でマウスカーソル形状を変更しようとしたとき、
前述の各手段やデータは、以下のように作用する。
まず、APは、領域を設定する手段を用いて、ウィンド
ウ内に、カーソル形状を変更する領域を設定する。この
とき、該手段は、APの要求に従い、領域を管理するデー
タを変更し、設定された領域を登録する。次に、APは、
カーソル形状を設定する手段を用い、先に設定した領域
に対応するカーソル形状を設定する。このとき、該手段
は、APの要求に従い、カーソル形状を表わすパターンデ
ータを管理するデータを変更し、設定されたカーソル形
状を登録する。最後に、APは、カーソル表示の有効,無
効を設定する手段を用いて、該領域内でカーソルを変更
するよう、システムに要求する。このとき、該手段は、
カーソル表示の有効,無効を管理するデータを変更し、
設定された領域が有効であることを設定する。また、AP
は、該領域内でカーソルを変更する必要がなくなった場
合、カーソル表示の有効,無効を設定する手段を用い
て、領域内でカーソルを変更しないように、システムに
要求する。このとき、該手段は、カーソル表示の有効,
無効を管理するデータを変更し、設定された領域が無効
であることを設定する。
一方、システム・プログラムは、カーソルを表示する
手段を用いて、領域に対応して設定されたカーソルを表
示画面に表示する。このとき、該手段では、カーソルの
有効,無効を管理するデータを参照し、設定された領域
が有効ならば、指示装置から得られる座標値が設定され
た領域の内部を示しているかを判定する。そして、領域
内部を示している場合は、その領域と対応するカーソル
形状を表わすパターンデータを管理するデータを参照
し、そのパターンを表示画面に表示する。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図を用いて説明する。
第2図は、本発明に係る計算機システム、たとえば、
ワードプロセッサや、パーソナルコンピュータなどのシ
ステムの構成例を示すものである。システムは、主処理
装置(CPU)20、主メモリ(MM)21、表示処理装置(G
P)22、表示メモリ(FM)23、表示ディスプレイ制御装
置(CRTC)24、表示ディスプレイ(4)、磁気ディスク
制御装置(DC)25、磁気ディスク(DISK)26、キーボー
ド制御装置(KBC)27、キーボード(KB)28、指示制御
装置(PDC)29、マウス等の指示装置(PD)3、プリン
タ制御装置(PRC)30、プリンタ(PR)31、および共通
バス32などから構成される。
第2図を用いて表示の方法を簡単に説明する。CPU20
にて実行中のプログラムPにより、CRT4に図形あるいは
文字を表示する場合には、まず、表示しようとする図形
あるいは文字データ(これらは、一般的には図形描画コ
マンド列や文字コード列である)をプログラムPによっ
て作成し、次いでGP22に実行要求を出す。実行要求を受
けたGP22は、該図形あるいは文字データを取り出し、該
データをCRT4上の各表示点に対応したドット・データに
展開し、FM23上の表示位置に対応した箇所に該ドット・
データを格納する。一方、CRT4の表示制御装置CRTC24
は、一定周期でFM23をスキャンし、その内容に従ってCR
T4に表示を行っている。従って、FM23に格納された該ド
ット・データは、CRTC24によって直ちにCRT4上に表示さ
れることになる。
また、指示装置の働きは、次のようになっている。ま
ず、PD3がオペレータにより動かされた場合、PD3は状態
の変化をPDC29に伝える。PDC29では、伝えられた信号を
変換し、移動量などのデータをCPU20に通知する。ま
た、PDC29は、PD3の状態に変化が生じなくても、一定周
期ごとに、CPU20にその時のPD3の状態を表わすデータを
通知する。CPU20では、該データの通知により、あらか
じめ設定されていたプログラムIを、自動的に実行す
る。プログラムIは、該データを、CRT4上の位置座標に
変換し、該位置にカーソルを表示するため、カーソルデ
ータを作成し、GP22に実行要求を出す。以降は前述の処
理と同様な処理が行なわれ、カーソルがCRT4上に表示さ
れる。
第3図は、本発明に係る多重画面表示方式の例を示し
たものである。アプリケーション・プログラム1(以
下、APと呼ぶ)は、表示ディスプレイ4上に、ウィンド
ウ16を設定できる。該ウィンドウ16は、表示ディスプレ
イ4上に、複数枚、重ね合せて表示可能である。ただ
し、1つのAPが設定できるウィンドウは、1枚だけであ
り、常に、ウィンドウとAPは、一対一に対応している。
このウィンドウ16の位置やサイズなどの情報は、ウィン
ドウ制御ブロック50により管理され、表示されている全
てのウィンドウの数などは、ウィンドウ制御テーブル40
により管理されている。また、指示装置3に対応して表
示されるカーソル17は、常に、指示装置の動きに合せ
て、表示ディスプレイ4上を移動する。
第1図(b)は、従来のカーソル制御方式でのカーソ
ルの変更法を説明した図である。ウィンドウを使用して
いるAP1が、ウィンドウ内のある領域内において、カー
ソル形状を変更しようとする場合は、次のようになる。
AP1の使用しているウィンドウは、システム・プログラ
ム2内の管理データ13により管理されている。まず、AP
1は、システム・プログラム2に対し、指示装置3によ
って示される画面上の点の座標値を要求する。このと
き、システム・プログラム2は、座標生成プログラム14
により、生成された座標値をAP1に返す。座標生成プロ
グラム14は、指示装置3からデータが与えられるごとに
起動され、該データを座標値に変換する。次に、AP1
は、与えられた座標値を、自分の内部にある領域判定プ
ログラム12を用いて、領域管理データ5の示す領域の座
標値と比較する。与えられた座標値が領域内を示してい
た場合は、カーソル・パターン6に従って、カーソルの
表示を行うようシステム・プログラム2に要求する。こ
のとき、システム・プログラム2は、AP1の要求に従っ
て、カーソル変更プログラム10を用いて、表示するカー
ソルの形状をパターンエリア15に設定する。これによ
り、表示されるカーソルの形状が変更される。実際のカ
ーソルの表示は、座標生成プログラム14によって起動さ
れるカーソル表示プログラム11によって行なわれる。カ
ーソル表示プログラム11は、パターンエリア15に設定さ
れているカーソル形状を、画面に表示する。
このように、この方式では、処理量やデータ量共にAP
1の負担が大きい。
第1図(a)は、本発明に係るカーソル制御方式での
カーソルの変更法を説明した図である。ウィンドウを使
用しているAP1が、ウィンドウ内のある領域内におい
て、カーソル形状を変更しようとする場合は、次のよう
になる。また、AP1の使用しているウィンドウは、シス
テム・プログラム2内の管理データ13により管理されて
いる。まず、AP1は、カーソルを変更したい領域の位置
やサイズなどの情報を設定するようシステム・プログラ
ム2に要求する。このとき、システム・プログラム2
は、領域設定プログラム7を用いて、AP1から与えられ
た該情報を、管理データ13内にある領域管理データ5に
設定する。次に、AP1は、変更したいカーソル形状を設
定するようシステム・プログラム2に要求する。このと
き、システム・プログラム2は、カーソル設定プログラ
ム9を用いて、AP1から与えられたカーソル形状を、管
理データ13内にある要求を出したAP1の使用するウィン
ドウに対応したカーソルパターン6に設定する。最後
に、AP1は、設定した領域内でカーソルの変更を行うよ
うシステム・プログラム2に要求する。このとき、シス
テム・プログラム2は、カーソル切替プログラム8を用
いて、カーソル切替フラグ18を変更し、設定した領域内
では、設定したカーソルに切替えることを設定する。
また、カーソルの表示は、次のように行なわれる。ま
ず、指示装置3から移動量などのデータが送くられてく
ることにより、座標生成プログラム14が起動され、該デ
ータを座標値に変換する。次に、座標生成プログラム14
によって起動される領域判定プログラム12が、カーソル
切替フラグ18を参照し、設定されたカーソルに切替える
かを判定する。切替えるならば、座標生成プログラム14
により生成された座標値が、設定された領域の内部を示
しているかを、領域管理データ13を参照して、判定す
る。内部を示している場合は、カーソル変更プログラム
10を用いて、カーソルパターン6を参照し、表示するカ
ーソルの形状をパターンエリア15に設定する。そして、
最後に、カーソル表示プログラム11を用いて、パターン
エリア15に設定されたカーソルを画面に表示する。
このように、この方式では、AP1の負担は、従来に比
べて小さい。
第4図は、本実施例に係るカーソル制御方式でのマル
チウィンドウの管理データを示したものである。管理デ
ータは、ウィンドウ全体を管理するウィンドウ制御テー
ブル(WCT)40、個々のウィンドウを管理するウィンド
ウ制御ブロック(WCB)50、カーソル変更する領域を管
理する領域管理ブロック(WAB)60などからなってい
る。以下、それぞれのデータについて詳しく説明する。
WCT40内には、表示画面上に設定できるウィンドウの
最大枚数を持つWRV41、表示画面上に現在設定されてい
るウィンドウの枚数を持つWOP42、表示画面上で最前面
に表示されているウィンドウのWCB50のアドレスを示す
ポインタTOP43、未使用のWCB50のアドレスを示すポイン
タEMPW44がある。ウィンドウが1枚も存在しない場合
は、TOP43に、ゼロが、未使用のWCB50が存在しない場合
は、EMPT54にゼロが設定される。
WCB50内には、表示画面上でそのウィンドウのすぐ後
に重なっているウィンドウのWCB50のアドレスを示すポ
インタLNKP51、各ウィンドウを識別するためのウィンド
ウ番号を持つWNO52、ウィンドウを使用しているプログ
ラムの番号を示すPGNO53、ウィンドウ左上隅点の表示画
面上での座標のX成分値を持つWSTX54、同様にY成分値
を持つWSTY55、ウィンドウ右下隅点の表示画面上での座
標のX成分値を持つWEDX56、同様にY成分値を持つWEDY
57、設定されたカーソルパターンが格納してあるカーソ
ルパターンデータ(CPD)70の先頭を示すアドレスを持
つMCPP58、現在表示されているカーソル形状の種類を示
す値を持つMCMD59、カーソルを変更する領域が有効か無
効かを示す値を持つMCCF510、そのウィンドウに対応す
るWABのアドレスを示すポインタWABP511がある。表示画
面上でそのウィンドウのすぐ後に重なっているウィンド
ウが存在しない場合は、LNKP51にはゼロが設定される。
また、未使用のWCB50では、LNKP51は、他の未使用のWCB
50のアドレスを示し、WNO52、PGNO53、WSTX54、WSTY5
5、WEDX56、WEDY57、MCPP58、MCMD59、およびMCCF510
は、ゼロに設定される。未使用のWCBがないときは、LNK
P61にはゼロが設定される。
WAB60内には、カーソルを変更する領域の左上隅点の
ウィンドウ内での座標のX成分値を持つASTX61,同様に
Y成分を持つASTY62,領域の右下隅点のウィンドウ内で
の座標のX成分値を持つAEDX63,同様にY成分値を持つA
EDY64がある。
次に、カーソルの制御について詳しく説明する。
第5図〜第10図は、本実施例に係るカーソルの制御に
関する処理手順を示したものである。ここには、命令解
析プログラム100、領域設定プログラム200、カーソル設
定プログラム300、カーソル表示プログラム400、カーソ
ル変更プログラム700、カーソル切替プログラム600の処
理手順を示す。
以下に、第4図および第5図〜第10図を用いて各処理
手順を説明する。
(I)命令解析 第5図に命令解析プログラム100の処理手順を示す。
この図では、カーソルの制御に係る部分のみ示してあ
る。命令解析プログラム100は、APからシステムに要求
が出されたときに実行され、パラメータとして要求を発
行したAPのプログラム番号と、APからわたされたパラメ
ータが与えられる。
ここでは、まず処理101において、要求を発行したAP
のプログラム番号と、全てのWCB50内のPGNO53を比較
し、該APの使用しているウィンドウに対応するWCB50を
特定する。また、プログラム番号とは、プログラムの実
行を制御するために、システムが与えるプログラム個有
の番号であり、実行中のプログラムの番号は、システム
・プログラムで管理されている。
次に、処理102では、該要求が領域設定プログラム200
に対しての要求であるかを判定し、そうならば領域設定
プログラム200を実行し、そうでなければ処理103を行
う。処理103では、該要求が、カーソル設定プログラム3
00に対しての要求であるかを判定し、そうならばカーソ
ル設定プログラム300を実行し、そうでなければ処理104
を行う。処理104では、該要求が、カーソル切替プログ
ラム600に対しての要求であるかを判定し、そうならば
カーソル切替プログラム600を実行する。
(II)領域設定 第6図に領域設定プログラム200の処理手順を示す。
領域設定プログラム200が実行されるときには、パラメ
ータとして、対象となるウィンドウのWCB50の先頭アド
レス、カーソルを変更する領域の左上隅点の表示画面上
での座標、および該領域のサイズが与えられる。ここで
は、まず、処理201において、与えられた先頭アドレス
の示すWCB50内のWABP511の内容からWAB60を特定する。
次に、処理202では、該WAB60に、パラメータで与えられ
た領域の座標などのデータを設定する。
(III)カーソル設定 第7図にカーソル設定プログラム300の処理手順を示
す。カーソル設定プログラム300が実行されるときに
は、パラメータとして対象となるウィンドウのWCB50の
先頭アドレス、変更すべきカーソル形状を表わすパター
ンデータを示す先頭アドレスが与えられる。ここでは、
まず処理301において、パターンデータを格納するCPD70
を主メモリ21上に確保し、その先頭アドレスを得る。こ
の確保の方法は、システム・プログラムのメモリ確保の
機能を用いたり、あらかじめCPD70を置く部分を定義
し、テーブルなどで空き部分を管理して使用する方法が
ある。
次に、処理302では、該先頭アドレスを、パラメータ
で与えられた先頭アドレスの示すWCB50内のMCPP58に設
定する。そして、処理303において、パラメータで与え
られたパターンデータの先頭アドレスの示す内容、すな
わちパターンデータを、MM21上の格納エリアを示す先頭
アドレスから、転送する。
(IV)カーソル表示 第8図にカーソル表示プログラム400の処理手段を示
す。カーソル表示プログラム400は、マウス等の指示装
置3からのデータがCPU20に通知されることにより起動
されるプログラム(該プログラムは、該データを座標値
に変換することを行う)から実行される。この時、パラ
メータとしては、指示装置3の示す点の座標値が与えら
れる。ここでは、まず処理401において、WCT40内のTOP4
3から、最前面のウィンドウのWCB50を凱り出す。そし
て、該WCB50内のWABP511よりWAB60を特定する。次に、
処理402では、該WCB50内のMCCF510を参照し、カーソル
を変更する領域が有効となっているかを判定する。そし
て、有効であれば、処理403を行い、そうでなければ、
処理411を行う。処理403では、パラメータで与えられた
座標値が、前記WAB60の表わす領域の内部にあるかを判
定する。そして、内部にあるときは、処理404を行い、
そうでないときは、処理408を行う。処理404では、前記
WCB50内のMCMD59を参照し、現在、標準カーソルを表示
しているかを判定する。本実施例では、標準カーソルを
表示している場合は、MCMD59に値として0が、ユーザカ
ーソルを表示している場合は、値として1が設定される
ものとする。また、ここでいう標準カーソルとは、シス
テムにより、あらかじめ定義されていた標準のカーソル
形状のことであり、ユーザカーソルとは、APが設定した
カーソル形状のことである。処理404では、判定の結果
に従って、カーソルが標準の場合は、処理405を行い、
そうでない場合は、処理411を行う。処理405では、前記
WCB50内のMCPP58から、CPD70を示すアドレスを得て、こ
れをパラメータとしてカーソル変更プログラム700を実
行する。この実行が終了した後に処理406が行なわれ
る。処理406では、前記WCB50内のMCMD59を1に設定し、
現在、ユーザカーソルが表示中であることを記憶する。
そして、次に処理411を行う。また、処理409では、前記
WCB50内のMCMD59を参照し、現在、ユーザカーソルを表
示しているかを判定する。そして、ユーザカーソルなら
ば、処理409を行い、そうでなければ、処理411を行う。
処理409では、システムに定義されている標準カーソル
パターンを示すアドレスを得て、これをパラメータとし
てカーソル変更プログラム700を実行する。この実行が
終了した後に処理410が行なわれる。処理410では、前記
WCB50内のMCMD59を0に設定し、現在、標準カーソルが
表示中であることを記憶する。そして、次に、処理411
を行う。処理411では、カーソル変更プログラム700によ
って設定されたパターンエリアの内容を、画面上のパラ
メータで与えられた座標値の示す位置に描画する。これ
により画面上に、実際にカーソルが表示される。処理41
1を実行した後、全処理が終了する。
(V)カーソル変更 第9図に、カーソル変更プログラム700の処理手段を
示す。カーソル変更プログラムが実行されるときには、
パラメータとして、カーソルパターンを示すアドレスが
与えられる。ここでは、処理710により、パラメータで
与えられたカーソルパターンを、カーソル表示用のパタ
ーンエリアに読み込むことが行なわれる。
(VI)カーソル切替 第10図に、カーソル切替プログラム600の処理手段を
示す。カーソル切替プログラム600が実行されるときに
は、パラメータとして、対象となるウィンドウのWCB50
の先頭アドレス、およびカーソル切替フラグがセットさ
れる。本実施例では、カーソル切替フラグとして、領域
が有効のときは1が、無効のときは0が用いられるもの
とする。ここでは、処理610により、パラメータで与え
られたアドレスの示すWCB50内のMCCF510に、パラメータ
で与えられたカーソル切替フラグを設定する。
以上、説明してきたように、本実施例では、多重画面
表示方式のシステムにおいて、ウィンドウを使用するAP
が、マウス等の指示装置から得られる座標を判定する必
要なく、システムに用意された簡単なコマンドを使用す
ることにより、ウィンドウ内の任意の領域で、カーソル
形状の変更を行うことが可能となる。
また、本実施例では、説明していないが、カーソルを
変更する領域をウィンドウ内に複数設定したり、変更す
るカーソル形状を複数設定することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、多重画面表示方式のシステムにおい
て、ウィンドウを使用するAPが、マウス等の指示装置か
ら得られる座標を判定する必要なく、ウィンドウ内の任
意の領域において、カーソル形状の変更が可能となる。
また、これにより、APは、カーソル形状変更の処理を行
う必要がななくなるため、プログラムが簡単となり、開
発工程の短縮化やメモリ容量の減少が実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るカーソル制御方式を説明した
図、第2図は、本発明に係る計算機システムの構成図、
第3図は、本発明に係る多重画面表示方式の例を説明し
た図、第4図は、本実施例に係るカーソル制御方式での
ウィンドウの管理データを示した図、第5図から第10図
は、本実施例に係るカーソルの制御に関する処理手順を
示した図である。 1……アプリケーション・プログラム、2……システム
・プログラム、3……指示装置、4……表示ディスプレ
イ、40……ウィンドウ制御テーブル、50……ウィンドウ
制御ブロック、60……領域管理ブロック、100……命令
解析プログラム、200……領域設定プログラム、300……
カーソル設定プログラム、400……カーソル表示プログ
ラム、600……カーソル切替プログラム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 禎司 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所マイクロエレクトロニクス機 器開発研究所内 (72)発明者 是枝 浩行 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所マイクロエレクトロニクス機 器開発研究所内 (72)発明者 野中 尚道 横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社 日立製作所マイクロエレクトロニクス機 器開発研究所内 (56)参考文献 特開 昭62−8192(JP,A) 特開 昭62−177671(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指示装置の移動に連動して表示装置の画面
    上に表示されたカーソルを移動可能に構成され、かつ該
    カーソルの表示位置が前記画面上の所定の表示領域内に
    あるときに前記カーソルの形状を変更するように構成さ
    れた情報処理装置において、 前記所定の表示領域を含むウインドウ画面を制御すると
    共に、該表示領域及び該表示領域に対応するカーソルの
    形状並びにカーソル形状の変更可否に関する情報を送出
    する制御手段と、該制御手段から送出された情報を設定
    するデータ部及び該データ部に設定された情報を用いて
    前記カーソルを表示するカーソル表示部を有する管理手
    段とを備え、 前記管理手段は、前記指示装置から入力された画面上の
    座標が前記データ部に設定された表示領域に含まれ、か
    つ前記データ部にカーソル形状の変更が設定されている
    ときに、該表示領域に対応する前記データ部に設定され
    たカーソル形状に関する情報を用いて前記カーソル表示
    部によりカーソルを画面上に表示するように構成されて
    いることを特徴とする情報処理装置。
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