JP3269623B2 - 文書作成装置 - Google Patents

文書作成装置

Info

Publication number
JP3269623B2
JP3269623B2 JP08839290A JP8839290A JP3269623B2 JP 3269623 B2 JP3269623 B2 JP 3269623B2 JP 08839290 A JP08839290 A JP 08839290A JP 8839290 A JP8839290 A JP 8839290A JP 3269623 B2 JP3269623 B2 JP 3269623B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
page
display
area
editing
displayed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP08839290A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03288262A (ja
Inventor
禎司 桑原
浩行 是枝
尚道 野中
啓一 中根
真一 橋本
一成 鈴木
正樹 藤原
等 田村
茂樹 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP08839290A priority Critical patent/JP3269623B2/ja
Publication of JPH03288262A publication Critical patent/JPH03288262A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3269623B2 publication Critical patent/JP3269623B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、文書作成装置に係り、特に、文書の印刷イ
メージを表示して、その上で、文書や図形などの様々な
データを編集することを可能とする文書作成装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来、この種の文書作成装置には、特開平1−234967
号公報に記載されているように、頁の印刷イメージ上で
の編集対象の切り替えにおける操作性を考慮したものが
ある。これは、ある領域のデータを編集中に、他の領域
を指示すると、ただちに指示された領域のデータの編集
が可能となるというものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、領域の位置だけで指示された領域を
判定するため、例えば、文章の編集中に、文章の領域内
にある図形領域を指示することができず、該図形領域の
編集を開始するためには、一旦、文章の編集を終了して
から、改めて、図形領域を指示する必要があり、操作性
が悪いという問題点があった。
また、図形領域の編集中に、編集中の図形領域のサイ
ズを変更したり、移動したりすることができず、そのよ
うな処理を行うためには、一旦、編集処理を終了してか
ら、改めて、領域の移動またはサイズ変更を指示しなけ
ればならないという問題がある。
これに対し、文書作成の操作性を向上するためには、
複数の頁の印刷イメージを同時に表示し、それらの頁の
うち任意の頁の印刷イメージを任意の大きさに設定し
て、その上で編集作業を行えるようにすることが考えら
れる。
しかし、これは、高性能なハードウェアを必要とする
ことから、実現には至っていない。
また、頁の印刷イメージを表示するウィンドウと、個
々の編集データに対応した専用ウィンドウを設け、その
どちらでも編集できるようにすることが考えられる。こ
の際、どちらのウィンドウで編集するかを、予め、文書
作成装置に対して設定することができると、便利であ
る。さらには、どちらのウィンドウで編集した方が効率
が上がるかは、編集対象の文章によって異なるので、文
書単位で設定できるほうが、使い勝手が向上すると考え
られる。
本発明の目的は、連続する複数頁の印刷イメージを、
高性能なハードウェアを必要とせずに、比較的高速に、
同時に表示することにより、印刷イメージ上でのテキス
ト編集においても、テキスト編集専用ウィンドウでの編
集時と同じような使い勝手の良い操作性を有する文書作
成装置を提供することにある。
また、本発明の目的は、頁の印刷イメージを表示する
ウィンドウと、個々の編集データに対応した専用ウィン
ドウとを設け、そのどちらでも編集できるようにして、
さらに、文書単位で、編集モード(印刷イメージ上での
編集か専用ウィンドウでの編集か)を記憶することによ
り、文書の更新を行うときに、更新する文書に最適な編
集モードを、自動的に設定することが可能な文書作成装
置を提供することにある。
さらに、本発明の目的は、ある領域の編集中に、該領
域の編集を中断することなく、そのサイズを変更した
り、場所を移動することができ、また、編集中のテキス
ト領域に完全に含まれる領域に対しても、領域を指示す
るだけで、編集対象を切り換えることができる、使い勝
手の良い文書作成装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、頁の印刷イメ
ージを表示して、文書の作成編集を行う文書作成装置に
おいて、頁の印刷イメージを表示する表示手段と、1頁
を表示する表示状態または連続した2頁を1頁目の末尾
行と2頁目の先頭行とを同一画面に表示する表示状態の
2つの表示状態を上記表示手段が示すよう管理する管理
手段と、文章の入力あるいは削除により非表示部分を表
示することが必要となったときに、それまで管理してい
た状態からもう一つの状態に遷移させて非表示部分を表
示することを決定する決定手段を備えたことを特徴とす
るものである。
また、本発明は、頁の印刷イメージを表示して、文書
の作成編集を行う文書作成装置において、頁の印刷イメ
ージを表示する表示手段と、この表示手段の表示状態が
第n頁だけの印刷イメージが表示されている表示状態A
と、第n頁及び第n+1頁の連続する2頁の印刷イメー
ジが表示されており、第n頁の末尾行と第n+1頁の先
頭行とが表示されている表示状態Bと、第n+1頁だけ
の印刷イメージが表示されている表示状態Cの状態を取
るよう管理する管理手段と、表示された印刷イメージ上
の文章の文字を指し示すカーソル手段と、表示手段の表
示状態及び文章の入力あるいは削除、またはカーソル手
段の移動による表示状態の遷移を決定する決定手段を有
し、表示状態Aで文字入力が行われ、入力された文字列
が表示されている頁の末尾行を超えて新しい頁が追加さ
れる場合に、決定手段が表示状態Bになるように連続す
る2頁の印刷イメージを表示することを決定し、表示状
態Bで文字入力が行われ、入力された文字列が表示でき
なくなった場合に、決定手段が表示状態Cの1頁の印刷
イメージを表示することを決定し、表示状態Cで文字列
が削除され、頁の前ページに存在する文字をカーソル手
段が指し示すように変化した場合に、決定手段が表示状
態Bになるように連続する2頁の印刷イメージを表示す
ることを決定し、表示状態Bで文字が削除され、カーソ
ル手段が表示されていない文字を指し示すようになった
場合に、決定手段が表示状態Aの1頁の印刷イメージを
表示することを決定することを特徴とするものである。
さらに本発明は、頁の印刷イメージを表示して、文書
の作成編集を行う文書作成装置において、頁の印刷イメ
ージを表示する表示手段と、この表示手段の表示状態が
第n頁だけの印刷イメージが表示されている表示状態A
と、第n頁及び第n+1頁の連続する2頁の印刷イメー
ジが表示されており、第n頁の末尾行と第n+1頁の先
頭行とが表示されている表示状態Bと、第n+1頁だけ
の印刷イメージが表示されている表示状態Cの状態を取
るよう管理する管理手段と、表示されている頁の前の頁
の表示を表示されたイメージのスクロールを指示するこ
とにより行う第1の指示手段と、後ろの頁の表示を表示
されたイメージのスクロールを指示することにより行う
第2の指示手段と、表示手段の表示状態及び文書の入力
あるいは削除、または第2の指示手段のスクロール指示
による表示状態の遷移を決定する決定手段を有し、表示
状態Aで第2の指示手段で後ろの頁の表示が指示される
と、決定手段は表示状態Bで表示することを決定し、表
示状態Bで第2の指示手段で後ろの頁の表示が指示され
ると、決定手段は表示状態Cで表示することを決定し、
表示状態Cで第1の指示手段で前の頁の表示が指示され
ると、決定手段は表示状態Bで表示することを決定し、
表示状態Bで第1の指示手段で前の頁の表示が指示され
ると、決定手段は表示状態Aで表示することを決定する
ことを特徴とするものである。
〔作用〕
ユーザからの入力や編集結果と上記表示状態を管理す
る管理手段が管理している表示状態とから、上記表示状
態を変更する変更手段は、新しい表示状態を決定し、上
記表示状態を変更する。従って、上記表示手段により、
変更後の表示状態に基づいた表示がなされることにな
る。
例えば、上記管理手段が管理している内容が、第n頁
を表示するという表示状態である場合に、スクロールキ
ーが入力されると、上記変更手段は、第n頁の末尾と第
n+1頁の先頭とを同時に表示するという表示状態に変
更する。これにより、自動的に、前頁の末尾と次頁の先
頭とを同時に表示することが可能となり、入力操作など
の操作性が向上する。
また、文書の編集中に、ユーザから編集モードが指示
されると、指示された編集モードは、文書データの一部
として記憶される。文書の更新時には、更新すべき文書
から編集データが読み出され、読み出された編集モード
で更新処理を開始する。従って、一旦、編集モードを指
示することにより、以降、文書の更新時には、自動的
に、指示した編集モードで編集を行えるので、最適な編
集モードを文書ごとに設定することができる。
また、領域を編集中に、該領域自体の移動やサイズ変
更が指示されると、領域に割当てられたデータを編集す
る機能とは別の、領域自体を編集する機能が働いて、領
域の移動やサイズ変更を行い、その結果を表示する。こ
のように、領域編集中に該領域自体のサイズ変更や移動
を行えるので、操作性が向上する。
また、領域を編集中に、該領域内に存在する領域が指
示された場合、該領域の編集を終了し、指示された位置
に該当する領域の編集が開始される。これにより、テキ
スト編集中に、テキストの領域に完全に含まれている領
域であっても、その領域を指示するだけで、編集対象を
切り換えることが可能となり、使い勝手が向上する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を用いて説明する。ま
ず、第1図〜第17図を用いて、本実施例における編集機
能や操作について説明する。
第2図、第4図、第5図は、本実施例における編集ウ
ィンドウを説明する図である。
第2図において、200はレイアウト編集ウィンドウで
あり、このウィンドウ上で、頁のレイアウトの変更や、
文章、図形などのデータを編集することができる。
201は編集の終了を指示するための終了ボックス、202
はウィンドウに表示されているデータをスクロールする
ためのスクロールボックス、203はウィンドウのサイズ
を変更するためのサイズ変更ボックスである。これらの
ボックス201〜203は、第4図および第5図で説明する文
章や図形などのうち1種類のデータだけを変種するため
の個別編集ウィンドウにも存在する。
210はガイダンス領域であり、機能を指示するための
アイコン211や、操作ガイダンスなどが表示される。
第2図は図形データを編集している状態を表してお
り、アイコン211は図形編集用のものである。
220はスケール領域であり、第3図に示すスケール300
または310が表示される。
スケール300は、レイアウト編集ウィンドウ200で、レ
イアウトの変更や図形の編集を行うときに表示される、
ミリ単位のメモリを持つスケールであり、スケール310
は、文章データの編集を行うときに使用される、文字単
位のメモリをもつスケールである。
230は頁を表す領域であり、221は頁の枠である。頁に
は領域が定義され、対応する領域内で各々のデータを編
集することが可能となる。
例えば、240は文章データが割当てられる本文領域、2
50はグラフデータが割当てられるグラフ領域、260は図
形データが割当てられる図形領域である。
図形やグラフなどの領域に対しては、領域の属性とし
て、排他/非排他を指定することができる。排他を指定
した領域に対しては、文章領域230の文章データは重ら
ないように配置されるが、非排他を指定した領域と文章
データとは重なる。第2図のグラフ領域250および図形
領域260は、排他が指定されている領域である。
第4図において、400は本文領域240の文章データだけ
を編集するために用いられる本文編集ウィンドウであ
る。410はガイダンス領域、420はスケール表示領域、42
5は本文編集領域である。430は排他領域を表しており、
第2図のグラフ領域250および図形領域260の位置に対応
する。編集プログラムにより、排他領域430に文字が入
らないように制御される。
第5図において、500は図形領域26の図形データだけ
を編集するために用いられる図形編集ウィンドウであ
り、510はそのガイダンス領域である。
次に、編集機能などを指示するためのメニューについ
て、第6図〜第8図を用いて説明する。
以降の説明で、メニューや領域の指示とは、例えば、
マウスを用いて、マウスカーソルを指示対象の上に移動
させ、マウスのボタンを押すことを意味する。
第6図はレイアウトの修正や各領域の編集開始指示を
与えるためのメニューなどを表している。
第6図において、600は各メニュー601を一列に連ねて
表示したメニューバーである。メニュー601が指示され
ると、指示されたメニュー601に対応するプルダウンメ
ニュー619が表示される。このプルダウンメニュー610の
項目を指示することにより、プログラムに編集指示を与
えることができる。
印刷・登録メニュー601aに対応するプルダウンメニュ
ー610aには、印刷、登録、初期状態変更などを指示する
ための項目611〜613がある。項目611を指示することに
より、編集中の文書の印刷を指示することができ、項目
612を指示することにより、編集中の文書をフロッピデ
ィスクやハードディスクに文書ファイルとして保存する
よう指示を与えることができる。また、項目613を指示
することにより、文書の編集開始モードなどを変更する
ことができる。なお、文書の編集開始モードについて
は、後に、第9図により説明する。
本文作成メニュー601bを指示することにより、文章の
編集を開始することができる。メニュー601bに対応する
プルダウンメニューは無い。
領域作成メニュー601cに対応するプルダウンメニュー
610cには、領域に割当てるデータの種別を決定する項目
614および615などがあり、頁内に新たに領域を作成する
場合に用いられる。項目614を指示することにより図形
領域を、項目615を指示することによりグラフ領域を作
成することができる。
領域編集メニュー601dに対応するプルダウンメニュー
610dには、既に作成されている領域のデータを更新する
ための項目616、領域のサイズを変更するための項目617
などがある。
画面操作メニュー601eに対応するプルダウンメニュー
には、各編集データをレイアウト編集ウィンドウで編集
するのか、各々の個別編集ウィンドウで編集するのかを
指示するための項目618、表示の大きさを指定する項目6
19、領域の枠を表示するかしないかを指示する項目620
などがある。
後述するように、文書マネジャと呼ばれるプログラム
が、メニューバー600やプルダウンメニュー610を表示
し、指示された項目を処理する。そこで、メニューバー
600を文書マネジャのメニューバーと呼ぶことがある。
また、メニューバーのことを、単にメニューと呼ぶこと
もある。
メニュー601bが指示されて、文章の編集開始が指示さ
れると、メニューバー600に代わり、第7図のメニュー
バー700が表示される。このメニューバー700には、文章
編集時に指示を与えるためのメニュー701が表示され
る。
印刷・登録メニュー701aに対応するプルダウンメニュ
ー710aには、印刷および登録の項目611および612の他
に、文章の編集を終了してレイアウト編集を開始するこ
とを指示する項目713、文書編集の終了を指示する項目7
16などがある。項目716が指示されると、メニューバー7
00は消去され、メニューバー600が表示される。
また、画面操作メニュー701bに対応するプルダウンメ
ニュー710bには、表示の大きさを指定する項目619の他
に、編集中のデータの再表示を指示する項目714、異な
る頁の文章を同時に表示するために、本文編集ウィンド
ウを分割表示するよう指示する項目715などがある。
レイアウト編集ウィンドウ200での文章編集において
も、本文編集ウィンドウ400や図形編集ウィンドウ500な
どの個別編集ウィンドウでの文章編集においても、メニ
ューバー700が表示されるが、編集ウィンドウの種類に
よって、指示することができない項目がある。例えば、
項目715の画面分割は、本文編集ウィンドウ400だけに有
効な機能であり、レイアウト編集ウィンドウ200での文
章編集においては、項目715を指示することができな
い。このように、指示することができない項目に対して
は、例えば、半輝度表示により、指示することができな
い旨を示す。
メニュー601cが指示されて、図形領域の作成が指示さ
れた場合や、メニュー601dが指示されて、図形領域の更
新が指示された場合は、メニューバー600に代わり、第
8図のメニューバー800が表示される。このメニューバ
ー800には、文章編集時に指示を与えるためのメニュー8
01が表示される。
印刷・登録メニュー801aに対応するプルダウンメニュ
ー810aには、印刷および登録の項目611および612、文章
の編集を終了してレイアウト編集を開始することを指示
する項目713、文書編集の終了を指示する項目716の他
に、図形領域の位置やサイズの変更を指示する項目811
および812がある。項目811および812は、レイアウト編
集ウィンドウ200での図形編集だけに有効な項目であ
り、図形編集ウィンドウ500上での編集時には、半輝度
で表示される。
以降、メニューバー700、800、のことを、それぞれ、
本文メニュー、図形メニューと呼ぶことがある。
次に、第1図により、文書編集における操作の流れを
説明する。
まず、電源を投入すると、作業メニュー101が表示さ
れる。作業メニュー101には、新しい文書を作成するた
めの新規作成や、既に作成した文書を修正するための文
書更新などのメニューが表示される。第1図では、文書
更新を指示して、修正すべき文書を呼び出した場合の流
れが記載されている。
文書を呼び出した後の画面の遷移が矢印111で示され
ているが、編集モードにより、遷移すべき編集初期状態
が異なる。例えば、本文自動起動モードが設定されてい
ると、本文メニュー700が表示され、文書の編集が可能
となる。この時、レイアウト編集モードが設定されてい
ると、破線130内に示したように、レイアウト編集ウィ
ンドウ200cでの編集状態となり、個別編集モードが設定
されていると、破線140内に示したように、本文編集ウ
ィンドウ400での編集状態となる。
また、本文自動起動モードが設定されていない場合に
は、破線100内に示したように、文書マネジャのメニュ
ー600が表示され、レイアウトの編集などが可能とな
る。
レイアウト編集ウィンドウ200には、頁のレイアウト
が表示されており、該頁には、本文領域240と図形領域2
60とが存在する。
レイアウト編集ウィンドウ200aで、プルダウンメニュ
ー601eの項目620(枠表示しない)を指示すると、レイ
アウト表示ウィンドウ200aの表示状態が、矢印113に沿
って遷移し、本文領域240と図形領域260との間の枠が消
去される。逆に、レイアウト編集ウィンドウ200bで、プ
ルダウンメニュー601eの項目620(枠表示する)を指示
すると、レイアウト表示ウィンドウ200bの表示状態が、
矢印112に沿って遷移し、本文領域240と図形領域260と
の間の枠が表示される。
破線100内の状態から、文章や図形の編集を開始する
手順について説明する。
編集開始時に、レイアウト編集モードが設定されてい
るか、個別編集モードが設定されているかによって、操
作の流れが異なる。編集モードは、プルダウンメニュー
601eの項目618を指示することによって、必要に応じ
て、変更することができる。
まず、最初に、レイアウト編集モードが設定されてい
る場合について説明する。
レイアウト編集ウィンドウ200aまたは200bで、本文作
成メニュー601bが指示されると、矢印114に沿って状態
が遷移し、本文メニュー700が表示され、本文領域240の
枠が太線で表示される。この状態で、文章編集が可能と
なる。図形領域260の枠は、破線100内での表示状態と同
じである。
レイアウト編集ウィンドウ200aまたは200bで、領域編
集メニュー610dの項目616(更新)が指示されると、矢
印120に沿って状態が遷移し、図形メニュー800が表示さ
れ、図形領域260の枠が太線で表示される。この状態
で、図形編集が可能となる。
破線130内での編集対象(文章データや図形データ)
の切替えは、領域を指示することによって行う。
例えば、レイアウト編集ウィンドウ200cで文章を編集
しているときに、図形領域260を指示すると、矢印118に
沿って状態が遷移し、図形メニュー800が表示され、図
形領域260の枠が太線で表示されて、200dに示す状態と
なる。文章編集中に、領域を指示することによって、編
集対象を切り替えることができるのは、切り替えるべき
編集対象の領域が排他領域である場合に限られる。
また、レイアウト編集ウィンドウ200dで図形を編集し
ているときに、本文領域240を指示すると、矢印119に沿
って状態が遷移し、本文メニュー700が表示され、本文
領域240の枠が太線で表示されて、200cに示す状態とな
る。
レイアウト編集ウィンドウ200c(200d)で、プルダウ
ンメニュー701a(801b)の項目713(レイアウト編集)
を指示すると、矢印115(121)に沿って状態が遷移し、
文書マネジャのメニュー600が表示され、破線100内に示
す状態となる。
次に、個別編集モードが設定されている場合について
説明する。
個別編集モードでは、レイアウト編集ウィンドウ200a
または200bで、本文作成メニュー601bが指示されると、
矢印116に沿って状態が遷移し、本文編集ウィンドウ400
が表示され、本文メニュー700が表示される。この状態
で、本文編集ウィンドウ400内での文章編集が可能とな
る。
本文編集ウィンドウ400の終了ボックス201を指示する
と、矢印117に沿って状態が遷移し、本文編集ウィンド
ウ400が閉じ、文書マネジャのメニュー600が表示され、
破線100内に示す状態となる。
さて、レイアウト編集ウィンドウ200の表示の大きさ
を、プルダウンメニュー601e、701b、801bによって変更
することができる。項目619に示す倍率は、次のことを
意味する。
項目619の2倍、3/2倍、等倍、2/3倍、1/2倍は、それ
ぞれ、標準サイズの文字を、32ドット、24ドット、16ド
ット、12ドット、8ドットの文字フォントで表示するこ
とを意味する。標準サイズの文字とは、印刷された結果
の大きさが約10ポイントの大きさの文字のことであり、
レーザプリンタ印刷時には、32ドットの文字フォント
を、ワイヤドットプリンタ印刷時には、24ドットの文字
フォントを用いる。
また、レイアウト編集ウィンドウ200の終了ボックス2
01を指示するか、プルダウンメニュー201を指示する
か、プルダウンメニュー701a、801aの項目716(文書編
集終了)を指示することにより、文書の編集を修了する
ことができる。
次に、第9図〜第13図を用いて、レイアウト編集ウィ
ンドウ200での文章編集機能について説明する。
第9図は文章編集時に表示されるスケール310を示す
図である。
第9図(a)は横書きの文章を編集する場合に表示さ
れるスケールであり、第2図のスケール表示領域220aに
表示される。
第9図(b)は縦書きの文章を編集する場合に表示さ
れるスケールであり、第2図のスケール表示領域220bに
表示される。
900はスケール表示用の文字フォントであり、8、1
6、24ドットの大きさのフォントが用意されている。カ
ーソルが表示されている行の表示文字サイズにより、ど
の大きさの文字フォントを使用するかが決められる。
表示文字サイズが、8、16、24ドットの場合に使用す
る文字フォントは、それぞれ、8、16、24ドットの大き
さであるが、表示文字サイズが12ドットの場合は、24ド
ットの文字フォントを半角に縮小して表示し、表示文字
サイズが32ドットの場合は、16ドットの文字フォントを
倍角に拡大して表示する。
910はスケール表示のための文字列を表している。ま
た、pは文字間隔を表しており、カーソルが表示されて
いる行の文字間隔と同じ値をとる。スケールの表示は、
後述する表示制御が提供する文字列表示コマンドを用い
て行う。文字列表示コマンドのパラメータとしては、表
示すべき領域、文字列の起点座標(x,y)、文字間隔
p、文字列の幅w、文字の表示位置of、文字列方向を指
定する。第9図の(a)および(b)は文字列方向が異
なるだけである。
次に、スクロールの機能について、第10図を用いて説
明する。
第10図において、1210は入力された文字列であり、12
00は文字列1210のうち、ウィンドウに表示されている部
分を示している。1201は上スクロールキーによる表示状
態の遷移を、1202は下スクロールキーによる表示状態の
遷移を表している。
第10図に示すように、上スクロールキーが押された場
合には、表示されている最後の行1211の次の行1212の全
体が見えるように、スクロールの量を決定し、下スクロ
ールキーが押された場合には、表示されている先頭の行
1213の前の行1214の全体が見えるように、スクロールの
量を決定する。
従って、文字サイズや行間などにより、スクロールの
量が異なる。第10図では横書き時の場合について図示さ
れているが、縦書き時の横スクロールについても同様で
ある。
第11図はレイアウト編集ウィンドウ200での文章の入
力中の表示状態を示す図である。
第11図で示されるように、文字入力の操作性の向上を
図るため、入力中に頁が追加される場合には、追加され
る頁の先頭と前の頁の末尾とを同時に表示する。
第11図(a)は横書き時の表示状態を示している。第
11図(a)において、レイアウト編集ウィンドウ200に
は、連続する2頁のレイアウトが表示されている。230
は頁を、240は本文領域を表している。1100は文字列で
ある。また、第11図(b)は縦書き時の表示状態を示し
ている。ここで、文字列1110は、実線で示されている。
以上説明したように、文字の入力中には、1頁だけを
表示する場合と、連続した2頁を表示する場合とがある
が、以下、この表示状態の遷移について、第12図を用い
て説明する。
第12図において、1400および1430は、それぞれ、第n
頁だけが表示されている状態と、第n+1頁だけが表示
されている状態とを示している。1410および1420は、第
n頁と第n+1頁とが同時に表示されている状態を示し
ているが、状態1410では、カーソル1020が第n+1頁に
表示されており、状態1420では、カーソル1020が第n頁
に表示されている。矢印は、表示状態の遷移を表す まず、状態1400からの遷移について説明する。
矢印1401で示される遷移は、文字入力により第n+1
頁が追加される場合、または、第n頁の最終行が表示さ
れており、上スクロールキーが押された場合に生じる。
矢印1402で示される遷移は、改頁キーか次頁キーが押さ
れた場合に生じる。
次に、状態1410からの遷移について説明する。
矢印1411で示される遷移は、カーソルキーや文字列の
削除等によるカーソル1020の移動を示している。矢印14
12で示される遷移は、下スクロールキーが前頁キーが押
された場合に生じる。また、矢印1413で示される遷移
は、上スクロールキーが押された場合、または、入力さ
れた文字列を第n+1頁に表示できなくなった場合に生
じる。
次に、状態1420からの遷移について説明する。
矢印1421で示される遷移は、上スクロールキーか次頁
キーが押された場合に生じる。矢印1422で示される遷移
は、カーソルキーや文字列の入力(挿入)などによるカ
ーソル1020の移動を示している。矢印1423で示される遷
移は、下スクロールキーが押された場合、または、文字
列の削除などにより、カーソル1020が第n頁の非表示部
分に移動した場合に生じる。
次に、状態1430からの遷移について説明する。
矢印1431で示される遷移は、第n+1頁の先頭行が表
示されており、下スクロールキーが押された場合、また
は、文字列の削除などでカーソル1020が第n頁に移動し
た場合に生じる。また、矢印1432で示される遷移は、前
頁キーが押された場合に発生する。
なお、第12図の例では、横書の文書の場合を説明して
おり、縦書の文書の場合は、上スクロールキーが右スク
ロールキーに、下スクロールキーが左スクロールキー
に、それぞれ代わるのみで、同様の遷移をたどる。
また、前頁キーまたは、次頁キーが押された場合の遷
移は、第12図の例に限らず、カーソル位置から1頁分の
量を前後に移動する場合や、該当する頁を頁の先頭から
表示したり頁の末尾から逆のぼって表示したりする場合
も考えられる。
最後に、領域の移動/サイズ変更の機能について、移
動を例にとり、第13図を用いて説明する。
第13図は図形領域260を編集中の状態を表しており、
図には示していないが、図形メニュー800が表示されて
いる。この状態で、プルダウンメニュー801aの項目811
(領域移動)を指示すると、図形領域260の移動が可能
となる。
例えば、第13図(a)の位置から第13図(b)の位置
に移動すると、移動した図形領域260が、排他属性を持
つ場合には、図に示すように、本文領域240の文章と図
形領域260とが重ならないように、移動後の文章の配置
が変化する。項目812(領域サイズ変更)を指示して、
図形領域260サイズ変更を行った後も、同様に、文字列
の再配置が行われる。
さて、以上で本実施例における機能や操作に関する説
明を終了し、以降、今まで説明した機能や操作性の実現
手段について説明する。
まず、第14図に本実施例におけるハードウェア構成を
示す。
本実施例においては、編集や印刷処理を行うホストCP
U1800と、表示処理を行うサブCPU1801およびグラフィッ
クプロセッサ(GP)1809とからなるマルチCPU構成をと
る。
ホストCPU1800およびサブCPU1801は、共有メモリ1803
を介して結合しており、共有メモリ1803には、サブCPU1
801が実行すべきプログラムや両CPU間でのコミュニケー
ション用のデータなどが置かれる。
サブCPU1801およびGP1809は、1/0ポートを介して結合
されており、サブCPU1801は、GP1809に対して、CRT1810
への表示データの生成を指示する。GP1809は、その指示
を受け、VRAM1812に表示用のビットマップデータを作成
する。また、GP1809は、VRAM1812に生成したビットマッ
プデータをCRT1810に表示するため、ビットマップデー
タの転送を制御する。
CGROM1811は、表示用の文字フォントを格納するROM
(読出し専用メモリ)である。
ホストCPU1800のバス1813には、ホストCPU1800が実行
すべき、編集、印刷処理などを行うプログラムや編集デ
ータを、必要に応じて記憶する主メモリ1802、かな漢字
変換処理で使用する辞書ROM1805、プログラムやデータ
を格納するHD(ハードディスク)1804、文書データなど
を格納するFD(フロッピディスク)1806、文字や座標な
どを入力するキーボード(KB)1816やマウス1817が接続
されている。HD1804やFD1806と主メモリ1802との間で、
必要に応じて、プログラムやデータの転送が行われる。
印刷装置としては、LP(レーザプリンタ)1808を使用
する。LD1808は、LPコントローラ1807により制御され
る。LPコントローラ1807は、ホストCPU1800の指示に基
づき、印刷イメージの生成処理と、その結果をLP1808に
出力するための制御を行う。
1814および1815は、それぞれ、サブCPU1801およびGP1
809のバスである。
次に、第15図を用いて、本実施例におけるソフトウエ
ア構造について説明する。
第15図において、1900は文書の編集処理を行うAP(ア
プリケーションプログラム)であり、1901は編集された
文書を印刷するためのAPである。これらのAPは、複数の
独立したAPから構成される。本発明に関わる、文書編集
に関するAP1900については、後に、詳細に説明する。
また、文書編集/印刷以外にも、帳票を行うAP1902な
どが存在する。これらのAPは、マルチタスクOS(オペレ
ーティングシステム)である基本OS1920により、タスク
として管理され、その動作が制御されるので、APのこと
をタスクと呼ぶことがある。
1903は初期表示タスクであり、電源投入後、基本OS19
20の初期処理終了後、最初に起動されるタスクである。
1910は各APで共通する処理をOSの機能として取り込ん
だプログラム群であり、キーボード、マウス、メニュー
などの制御を行う入力制御1910a、マルチウィンドウの
制御を行うウィンドウ管理1910b、CRTへの表示を行うた
めの機能を提供する表示制御1910c、印刷機能を提供す
る印刷制御1910d、HDやFDに格納される文書データなど
をファイルとして管理するファイル管理1910eなどがあ
る。
1930はキーボード、HDなどのハードウェアを制御する
ドライバ群である。
次に、第16図および第17図を用いて、文書編集タスク
1900のプログラム構造と文書データの構造について説明
する。
第16図に示すように、文書編集用タスク1900は、文
章、図形、グラフなどの個々の領域のデータを編集する
編集プログラム2010と、編集された個々のデータをレイ
アウト編集ウィンドウの各領域に表示する表示プログラ
ム2020と、文書のレイアウトなどの構造を管理し、レイ
アウトの編集などを行い、編集プログラム2010および表
示プログラム2020の動作を制御する文書マネジャと呼ば
れるプログラム2000aと、文書マネジャ2000aの指示を受
け、表示プログラム2020の起動を制御する文書マネジャ
サブと呼ばれるプログラム2000bとからなる。
これらのプログラムは、基本OS1920により、お互いに
独立したタスクとして管理/制御される。2030〜2035の
矢印は、各タスク間でのメッセージの送受信を表してい
る。各メッセージの詳細については、後述する。
第17図に示すように、文書データは、文書の構成や頁
のレイアウトに関する情報を保持する文書構成データ21
20と、文章や図形などの各領域のデータ2110とからな
る。
文書構成データ2120および各領域データ2110は、それ
ぞれ、独立したファイルに格納される。文章構成データ
2120は、文書マネジャ2000aにより生成され、管理され
る。
各領域のデータ2110は、対応する編集プログラム2010
によって生成され、管理される。例えば、本文データ21
10a、図形データ2110b、グラフデータ2110cは、それぞ
れ、本文編集タスク2010a、図形編集タスク2010b、グラ
フ編集タスク2010cにより生成される。一つの文書を構
成する文書構成データ2120および各領域データ2110は、
同一のディレクトリ2100の下にファイルとして生成さ
れ、ディレクトリ2100と文書名とは1対1に対応する。
次に、各タスク間で送受信されるメッセージについ
て、第18図を用いて説明する。
メッセージ2200は、第18図に示すように、メッセージ
長2201、メッセージ種別2202ごとに異なる情報2203から
なる。
第1表に、文書マネジャ2000aから編集タスク2010に
送信されるメッセージ2030の種別とその情報を記載し、
第4表に文書マネジャ2000aから文書マネジャサブ2000b
に送信されるメッセージ2033の種別とその情報を記載す
る。
また、第3表および第2表に、それぞれ、編集タスク
2010から文書マネジャ2000aに送信されるメッセージ203
2の種別とその情報、および、文書マネジャサブ2000bか
ら表示タスク2020に送信されるメッセージ2031の種別と
その情報を記載する。
文書マネジャサブ2000bから文書マネジャ2000aに送信
されるメッセージ2034、および、表示タスク202から文
書マネジャサブ2000bに送信されるメッセージ2035は、
処理の終了通知しかなく、通知すべき情報は、送信側の
タスク番号だけである。
各編集タスク2010の処理の説明に入る前に、以降の説
明で必要となる、第17図で示した基本OS1920やプログラ
ム群1910の機能について、簡単に説明する。
先にも述べたように、基本OS1920は、マルチタスクOS
であり、各タスク間のメッセージの送受信や、共有メモ
リの管理機能を持つ。各タスクは、第18図に示すメッセ
ージを生成後、基本OS1920に、送信先のタスクを指定し
て、メッセージの送信を依頼する。
また、基本OS1920にメッセージの受信を依頼すると、
基本OS1920は、依頼したタスクにメッセージが送信され
ていれば、第18図に示すメッセージを受信したタスクに
通知する。
共有メモリの管理機能では、各タスクは、以下のよう
な基本OS1920の機能を使うことができる。
タスクが基本OS1920にメモリの割当てを要求すると、
要求されたサイズのメモリ領域を確保して、要求元のタ
スクに共有メモリ番号を通知する。タスクは、この共有
メモリ番号に自分のデータエリアを割付け、データ領域
として使用することができる。複数のタスクが同じ共有
メモリ番号に対して、それぞれのデータエリアを割り付
けることにより、該複数のタスク間でデータを共有する
ことが可能となる。
入力制御タスク1910aでは、かな漢字変換を行い、変
換結果をタスクに通知する。また、入力制御タスク1910
aでは、メニューやプルダウンメニューの表示などの制
御を行う。メニューやプルダウンメニューによる入力時
には、各タスクには、各メニューに対応するメニュー番
号と、プルダウンメニューの各項目に対応する番号が通
知される。通知を受けたタスクは、メニューやプルダウ
ンメニューのデータを生成し、入力制御タスク1910a
に、メニュー表示を依頼する。この時、タスクは、指示
できないメニューやプルダウンメニューの項目を、予め
入力制御に通知することができる。
ウィンドウ管理タスク1910bでは、ウィンドウのオー
プンやクローズなどの制御を行う。タスクは、オープン
したウィンドウに対して、複数の表示領域を指定するこ
とができる。
表示領域を指定する場合には、表示領域の番号、領域
の起点画面座標、領域のサイズ、領域の基点論理座標、
座標変換係数を指定する。画面座標は、ウィンドウ内の
相対座標であり、画面に対して規定される座標である。
論理座標は、用紙に対して規定される座標である。第1
表および第4表の物理座標は基点画面座標に、論理座標
は基点論理座標に対応する。
なお、ウィンドウ管理タスク1910では、これらの値に
基づいて、画面座標から論理座標への変換、論理座標か
ら画面座標への変換を行うので、論理座標に基づいて編
集処理を行えばよく、編集処理において、物理座標を意
識する必要はない。
表示や入力の要求は最前面にウィンドウを表示してい
るタスクに対してのみ受け付けられる。従って、通常
は、ウィンドウをオープンしたタスクしか表示処理や入
力処理を行えない。しかし、ウィンドウをオープンした
タスクAが、ウィンドウ管理タスク1910bが提供するウ
ィンドウ権委譲機能を使用し、ウィンドウを他のタスク
Bに委譲した場合には、タスクBは、委譲されたウィン
ドウをオープンした場合と同様に使用することができ
る。但し、この時、タスクAは、ウィンドウを使用する
ことができず、表示も入力も行えないことになる。
各タスクは、表示制御タスク1910cが提供する表示機
能により、ウィンドウに指定された領域に対して、文字
列や図形などを表示することができる。表示の際には、
表示すべき領域の番号やその領域に対する論理座標によ
り、表示位置を指定する必要がある。
文書データは、ファイル管理タスク1910eにより提供
される機能によって管理される。ファイル管理タスク19
10eは、ディレクトリやファイルの生成、削除、ファイ
ルへの書き込み/読み出し、ファイルのコピーなどのフ
ァイル管理機能を提供する。
さて、電源が投入されると、まず、初期表示タスク19
03が起動される。文書マネジャ2000aは、初期表示タス
ク1903により起動される。
第19図(A)に初期表示タスク1903の処理の流れを示
す。
第19図(A)において、初期表示タスク1903は、ま
ず、ステップ2275′で起動モードおよび編集モードを、
HD1804の予め定められた場所から読み出し、第19図
(B)に示す2280および2281に設定する。
次に、ステップ2261′で、ウィンドウをオープンし、
ステップ2262で′、作業メニュー101を表示する。ステ
ップ2263′で、入力を受け付け、ステップ2264′で、そ
の判定処理を行う。
入力が新規作成を指示するものであれば、ステップ22
70′で、文書マネジャ2000aをタスクとして生成し、起
動する。続いて、ステップ2271′で、起動した文書マネ
ジャ2000aに、文書マネジャ2000aのタスク番号、処理モ
ード(新規)、起動モード2280、編集モード2281を内容
とするメッセージを送信する。
また、入力が文書更新であれば、ステップ2265′で、
HD1804やFD1806に格納されている文書の一覧を表示す
る。続いて、ステップ2267′で、更新対象の文書が指示
されると、ステップ2268′で、文書マネジャ2000aを生
成して起動し、ステップ2269′で、文書マネジャ2000a
にメッセージを送信する。この時のメッセージの内容
は、文書マネジャ2000aのタスク番号、処理モード(更
新)、ステップ2267′で指示された文書に対応するディ
レクトリ2100の名称である。
メッセージを送信した後は、ステップ2272′で、メッ
セージの受信処理を行い、ステップ2273′で、文書マネ
ジャ2000aからのメッセージ待ちとなると、起動された
文書マネジャ2000aが動作を開始する。ステップ2273′
は待ち状態を意味する記号であり、以降、文書マネジャ
2000aや編集タスク2010の処理の流れを示す図でも、本
記号を使用する。
文書マネジャ2000aからメッセージを受信すると、ス
テップ2263′の入力処理に戻る。
次に、文書マネジャ2000aの制御データについて、第2
0図を用いて説明する。
第20図(a)は文書構成データ2120である。文書構成
データ2120はは、本文自動起動か否かを示す起動モード
2210、レイアウト編集モードか個別編集モードかを示す
編集モード2220、頁数2230′、頁管理テーブル2240、領
域管理テーブル2150、書式データ2170からなる。
頁管理テーブル2240は、頁に含まれる領域の領域管理
テーブル2150へのポインタからなる。例えば、ポインタ
2241は、第1頁に含まれる領域の領域管理テーブル2150
aへのポインタであり、ポインタ2242は、第2頁に含ま
れる領域の領域管理テーブル2150cへのポインタであ
る。
領域管理テーブル2150は、同一頁に含まれる領域に対
する領域管理テーブル2150を指すポインタ2151、ポイン
タ2151と逆方向に領域管理テーブル1250をたどるための
逆方向ポインタ2152、領域の左上隅論理座標2153および
2154、領域の右下隅論理座標2155および2156、領域に割
り当てられたデータが格納されているファイルのファイ
ル名称2157、データの種別(本文、図形、グラフなど)
2158、領域の属性(排他/非排他)2159、書式データ21
70へのポインタ2160、編集タスク制御テーブル2230(後
述)へのポインタ2161からなる。
書式データ2170は、上余白2171、下余白2172、左余白
2173、右余白2174、段組数2175、段間隔2176、横書き/
縦書きの区別2177からなる。
第20図の(b)は、本文編集タスク2010aを起動する
際に、文書マネジャ2000aが生成する本文生成用データ2
130である。
本文生成用データ2130は、頁数2180、頁管理テーブル
2190、排他領域管理テーブル2250、書式データ2260から
なる。
頁管理テーブル2190aは、排他領域管理テーブル2250
へのポインタから構成され、例えば、ポインタ2191a
は、第1頁の排他領域管理テーブル2250aへのポインタ
を格納し、ポインタ2192aは、第2頁の排他領域管理テ
ーブル2250へのポインタを格納する。第20図では、第2
頁に排他領域がないため、ポインタ2192aには、空記号
が設定されている。
頁管理テーブル2190bは、書式データ2260へのポイン
タから構成され、例えば、ポインタ2191bは、第1頁の
頁書式データ2260へのポインタを格納し、ポインタ2192
bは、第2頁の頁書式データ2260へのポインタを格納す
る。
排他領域管理テーブル2250は、同一頁の排他領域に対
する排他領域管理テーブル2250へのポインタ2251、排他
領域の左上隅論理座標2252および2253、排他領域の右下
隅論理座標2254および2255からなる。書式データ2260の
内容2261〜2267は、文書構成データ2120の書式データ21
70における2171〜2177と同じ内容である。
第20図(c)は起動した編集タスク2010を管理する編
集タスク管理テーブル2230を示す。
編集タスク管理テーブル2230は、複数のレコード2231
からなり、レコード2231は、起動したタスクの番号223
2、共有メモリ番号2233および2234、編集モード2235、
領域管理テーブル2150へのポインタ2236からなる。領域
管理テーブル2150のポインタ2161は、編集タスク管理テ
ーブル2230の個々のレコード2231の所在を示すものであ
る。
2270は文書マネジャサブタスク2000bのタスク番号、2
271は文書マネジャサブタスク2000bとの共有メモリの番
号である。また、2272および2273は、レイアウト表示の
拡大率および枠表示の有無を示すものであり、2274およ
び2275は、表示中の頁番号を示す。2246は、後述するデ
ータ確定処理のために起動されたタスクのタスク番号で
あり、2247はそのタスクに対応するレコードの所在を示
すポインタである。
第20図の(a)および第20図(c)で示されるデータ
は、同じ共有メモリ上に置かれ、第20図(b)で示され
るデータは、異なる共有メモリ上に置かれる。
第21図〔A〕〜〔N〕は文書マネジャ2000aの処理の
流れを説明する図である。以下、各処理について説明す
る。
〔A〕メイン処理 文書マネジャ2000aは、起動されると、まず、ステッ
プ2400で、初期処理を行い、ステップ2301で、初期表示
タスク1903から受信したメッセージの処理モードを判定
し、新規作成であれば、ステップ2500で、新規作成開始
処理を行い、文書更新であれば、ステップ2302で、受信
メッセージで得た文書データに対応するディレクトリ21
00の下の文書構成データ2120を読み出す。そして、ステ
ップ3200で、第1頁のレイアウトを表示する。
次に、ステップ2303で、起動モード2210を調べ、本文
自動起動モードならば、ステップ2600で、タスク起動処
理を行い、そうでないならば、ステップ2304で、入力処
理を行う。ステップ2305で、入力を判定し、判定結果に
応じて、タスク起動処理(ステップ2600)、領域作成処
理(ステップ2306)、登録処理(ステップ2307)、印刷
処理(ステップ2309)、領域判定処理(ステップ230
8)、初期状態変更処理(ステップ2310)、拡大率変更
処理(ステップ3400)、モード変更処理(ステップ231
2)、枠表示処理(ステップ3500)、その他の処理(ス
テップ2314)を行う。
ステップ2307の登録処理は、プルダウンメニュー601a
の項目612(登録)が指示された場合に行われる処理で
あり、編集タスク管理テーブル2230に登録されているレ
コード2231の共有メモリ番号2233の編集データを、ポイ
ンタ2141が指す、領域管理テーブル2150のファイル名称
2157に記載されているファイル2110に格納する。全ての
レコード2231に対して、以上の処理を行った後、文書構
成データ2120を、文書構成データファイル2120に格納し
て、登録処理を終了する。
ステップ2309の印刷処理は、プルダウンメニュー601a
の項目611(印刷)が指示された場合に行われる処理で
あり、編集タスク管理テーブル2230に登録されているレ
コード2231の共有メモリ番号2233の編集データを、ポイ
ンタ2141が指す、領域管理テーブル2150のファイル名称
2157に記載されているファイル2110に格納する。全ての
レコード2231に対して、以上の処理を行った後、文書構
成データを、文書構成データファイル2120に格納して、
文書印刷タスク1901に印刷を指示する。文書印刷タスク
1901には、メッセージにて、印刷すべき文書に対応する
ディレクトリ2100の名称を通知する。
ステップ2310の初期状態変更処理は、プルダウンメニ
ュー601aの項目613(初期状態変更)が指示された場合
に行われる処理であり、起動モード2210が本文自動モー
ドならば、そうでない状態に設定し、また、本文自動起
動モードでなければ、本文自動起動モードに設定する処
理である。
ステップ2312のモード変更処理は、プルダウンメニュ
ー601eの項目618が指示された場合に行われる処理であ
り、指示された項目(レイアウト/個別)に対応するモ
ードを、編集モード2220に設定する処理である。
タスク起動処理(ステップ2600)、登録処理(ステッ
プ2307)、領域作成処理(ステップ2306)、印刷処理
(ステップ2309)、初期状態変更処理(ステップ231
0)、モード変更処理(ステップ2312)、その他の処理
(ステップ2314)の終了後、および、後に説明する拡大
率変更処理(ステップ3400)、枠表示処理(ステップ35
00)の終了後は、ステップ2320で、メッセージの受信処
理を行う。
ステップ2304での入力が座標値の場合には、ステップ
2308で、編集頁番号2274および2275に記載されている頁
番号に対応する、頁管理テーブル2240のポインタから領
域管理テーブル2150をたどり、入力された座標と、領域
管理テーブル2150の領域左上隅X座標2153、領域左上隅
Y座標2154、領域右下隅X座標2155、領域右下隅Y座標
2156とを比較することによって、指示された領域を割り
出す。続いて、ステップ2315で、入力処理を行い、ステ
ップ2317で入力を判定する。入力が、プルダウンメニュ
ー601dの項目616(更新)または、メニュー601b(本文
作成)の場合には、ステップ2600で、タスク起動処理を
行い、プルダウンメニュー601dの項目617(サイズ変
更)の場合には、ステップ2800で、サイズ変更/移動処
理を行い、また、その他の場合には、ステップ2318で、
その他の処理を行う。サイズ変更/移動処理(ステップ
2800)、その他の処理(ステップ2318)が終了すると、
ステップ2320で、メッセージの受信処理を行う。
ステップ2305で、プルダウンメニュー601cの項目が指
示されたと判定された場合は、ステップ2306で、領域作
成処理を行う。
この処理は、ユーザにより、入力された矩形領域を、
新しい領域として設定する処理であり、領域が指示され
た頁に対応する、頁管理テーブル2240のポインタに連結
されている領域管理テーブル2150の末尾に、新しく生成
された領域に対応する、領域管理テーブル2150を追加す
る。そして、ユーザが入力した短形領域の座標を読み取
り、領域左上隅X座標2153、領域左上隅Y座標2154、領
域右下隅X座標2155、領域右下隅Y座標2156を設定す
る。データ種別2158には、プルダウンメニュー601cの項
目が指示されたデータの種類を設定する。領域属性2159
の値は、ユーザの指定により設定される。また、ファイ
ル名称2157には、今まで生成されたファイルの名称と異
なる値が格納される。ポインタ2160および2161には、空
記号が設定される。
タスク起動処理(ステップ2600)の後、ステップ231
6、編集モード2220を判定し、個別編集モードならば、
ステップ2320で、メッセージの受信処理を行う。
ステップ2320のメッセージ受信処理では、メッセージ
がなければ、直ちに、ステップ2304で、入力処理を行う
が、このときに入力待ちとなることによって、ステップ
2600で起動された編集タスクの処理が開始される。メッ
セージがある場合には、その種類をステップ2321で判定
して、ステップ3450の編集終了処理か、ステップ3300の
頁数変更処理を行い、ステップ2304の入力処理に戻る。
また、ステップ2316の判定で、レイアウト編集モード
ならば、ステップ2322で、メッセージの受信処理を行
う。この処理では、ステップ2600で起動したタスクから
のメッセージを受信するまで、ステップ2323で待つこと
になる。この待ちにより、起動された編集タスクが処理
を開始する。
メッセージを受信すると、ステップ3000で、受信した
メッセージに対応する処理を行い、ステップ2319で、そ
の結果を判定してメッセージが文書編集終了ならば、ス
テップ3100で、終了処理をして、文書マネジャ2000aの
処理を終了し、編集タスクの終了ならば、ステップ2320
で、メッセージの受信処理を行う。また、領域切替えな
らば、ステップ2324で、メッセージで指示された座標か
ら、指示された領域を割り出し、編集領域内であれば、
ステップ2600で、対応するタスクの起動処理を行う。該
座標が頁領域内にあり、編集領域に含まれないものであ
れば、ステップ2320で、メッセージの受信処理を行う。
その他の場合は、再びステップ2322で、メッセージの受
信処理を行い、メッセージの受信待ちとなる。
〔B〕初期処理 初期処理では、ステップ2401で、初期表示タスク1903
からのメッセージを受信し、ステップ2402で、処理モー
ドを判定して、新規文書作成ならば、メッセージで得た
起動モードおよび編集モード2210および2220に設定す
る。続いて、ステップ2404で、処理に必要なテーブル類
を初期化する。この時、メッセージで得た文書マネジャ
2000aのタスク番号を2270に設定し、拡大率2272に等倍
表示を、枠表示2273に枠表示ありを、2274の編集頁番号
1に第1頁を設定する。ステップ2405で、文書構成デー
タ2120用の共有メモリを獲得し、ステップ2406で、ウィ
ンドウをオープンして、ステップ2407で、メニューバー
600を表示する。
ステップ2408では、ウィンドウ管理タスク1910bに対
して、ガイダンス領域210、スケール表示領域220、頁表
示領域230を設定する。
頁表示領域230の設定では、ウィンドウ内の物理的な
位置/大きさと、用紙上のデータの論理的な位置/大き
さとの対応を取るため、領域の物理起点座標(画面上の
領域の左上隅座標)と、論理起点座標(物理起点座標に
対応する用紙上の座標)および座標変換率とを設定す
る。これにより、座標入力処理においては、ウィンドウ
管理タスク1910bが座標変換を行い、文書マネジャ2000a
は、用紙上の論理座標をウィンドウ管理1910bから受け
取ることになる。
最後に、ステップ2409で、頁表示領域に用紙枠を表示
して、初期処理を終了する。
〔C〕新規作成開始処理 新規作成開始処理では、ステップ2501で、新規文書に
対応するディレクトリ2100を生成し、ステップ2502で、
文書構成データ2120の初期化処理を行う。この時、頁管
理テーブル2240のポインタ2241などには、全て空記号が
設定される。
続いて、ステップ2503で、ディレクトリ2100の下に、
文書構成データ2120用のファイルを生成し、ステップ25
04で、初期化した文書構成データ2120を、生成したファ
イルに書き込み、処理を終了する。
〔D〕レイアウト表示処理 レイアウト表示処理では、ステップ3201で、文書マネ
ジャサブタスク2000bを生成し、ステップ3202で、メッ
セージを生成する。メッセージ種別2202には、タスク起
動を設定し、メッセージ情報2203には、文書構成データ
2120用にに獲得された共有メモリの番号2271、レイアウ
トを表示する頁表示領域の番号と頁番号2274、頁表示領
域の起点物理座標、起点論理座標、領域サイズを設定す
る。
ステップ3203〜ステップ3205で、文書マネジャサブタ
スク2000bを起動し、ウィンドウ権を文書マネジャサブ
タスク2000bに委譲して、ステップ3202で生成したメッ
セージを文書マネジャサブタスク2000bに送信する。
続いて、ステップ3206で、文書マネジャサブタスク20
00bからのメッセージの受信処理を行い、ステップ3207
で待ち状態となる。この時、文書マネジャサブタスク20
00bが動作を開始する。
メッセージを受信すると、ステップ3208で、文書マネ
ジャサブタスク2000bを削除して、処理を終了する。
〔E〕枠表示処理 枠表示処理では、まず、ステップ3501′で、プルダウ
ンメニュー601eで、指示された項目620と、枠表示の有
無2273とを比較し、等しければ、処理を終了する。等し
くなければ、ステップ3502′で、2273の内容を指示され
た内容に書換え、ステップ3503′で、頁表示領域230の
内容を消去し、改めて用紙枠を表示する。最後に、ステ
ップ3200で、レイアウト表示を行い、処理を終了する。
〔F〕拡大率変更/再表示処理 拡大率変更処理では、まず、ステップ3402で、拡大率
2272を指定された値に変更し、ウィンドウ管理タスク19
10bに対して、拡大率に対応した座標変換率を設定す
る。続いて、ステップ3403で、頁表示領域230を消去
し、用紙枠を表示して、ステップ3200で、頁番号2274で
示される頁に対して、レイアウト表示処理を行う。2頁
表示時には、頁番号2274で示される頁に対して、再び、
ステップ3200で、レイアウト表示処理を行う。
〔G〕タスク起動処理 タスク起動処理では、まず、ステップ2601で、メイン
処理で指示された領域に対応する編集タスクを生成す
る。ステップ2602で、本文編集タスク2010aの起動時に
は、頁管理テーブル2240の表示されている頁に対応する
ポインタが指す領域管理テーブル2150を取得する。その
他の場合には、メイン処理から与えられた座標から、編
集対象となる領域を割り出し、対応する領域管理テーブ
ル2150を取得する。
領域管理テーブル2150が存在しない場合には、ステッ
プ2604で、領域管理テーブル2150を生成する。領域管理
テーブル2150が存在しない場合は、本文編集タスク2010
a起動時に限られるので、領域左上隅X座標2153、領域
左上隅Y座標2154、領域右下隅X座標2155、領域右下隅
Y座標2156は、用紙の予め定められた余白値から計算さ
れる。ファイル名称2157には、今まで生成されたファイ
ルの名称と異なる名称が設定され、データ種別2158に
は、本文が設定される。書式データ2170が生成され、ポ
インタ2160には、書式データ2170の所在が格納される。
2161には、空記号が格納される。ステップ2605では、編
集データ2110用のファイルが生成され、本文編集用に2
つの共有メモリが獲得される。
領域管理テーブル2150が存在する場合には、ステップ
2606で、ポインタ2161を調べ、空記号であれば、編集デ
ータ2110用の共有メモリを獲得し、領域の更新であれ
ば、獲得した共有メモリの1つに、編集データファイル
から該当する編集データ2110を読み出す。空記号でなけ
れば、既に、編集データ2110が読み出されているので、
ステップ2607の処理は行わない。本文編集タスク2010a
起動時には、ステップ2609で、本文生成用データ2130
を、もう1つの共有メモリに生成する。ここで、排他領
域管理テーブル2250には、排他属性が指定された領域の
左上座標および右下座標が設定される。
サイズ変更/移動処理(後述)以外から本処理が呼ば
れた場合には、ステップ2610で、ウィンドウ管理タスク
1910bに対して、編集領域(第2図の240、250、260な
ど)の基点物理座標、物理サイズ、基点論理座標、座標
変換率を設定する。続いて、ステップ2611で、第1表の
編集タスク起動時のメッセージを生成する。領域X
(Y)方向サイズは、編集領域の論理座標上での大きさ
である。起動種別には、新規/更新の区別の他に、確定
処理(〔M〕のサイズ変更/移動処理から本処理が呼ば
れた場合)の区別を格納する。また、編集対象となる領
域に他の領域が重なっているか否かをメッセージに設定
する。
ステップ2612で、編集タスクを起動し、レイアウト編
集モードで、かつ、確定処理でない場合は、ステップ26
14で、起動したタスクにウィンドウ権を委譲する。ステ
ップ2615で、メッセージを送信する。最後に、ステップ
2616で、編集タスク管理テーブル2230の空きレコード22
31を獲得し、編集タスク番号2232、共有メモリ番号2232
および2234、編集モード2235を設定する。
編集モード2235は、編集モード2220と同じ値が設定さ
れるが、2603で編集中であると判定された場合には、そ
れに加え、複数編集状態が設定される。また、この時、
新しく起動したタスクの番号を2246に、レコードの所在
を2247に設定する。編集中でなかった場合には、編集モ
ード2220に加え、単独編集中が設定される。ポインタ22
36には、対応する領域管理テーブル2150の所在、該領域
管理テーブル2150のポインタ2161には、獲得したレコー
ドの所在が設定される。
〔H〕編集タスク終了処理 編集タスク終了処理は、まず、ステップ3451で、受信
したメッセージから、メッセージを送信したタスクの番
号を求め、該タスクに対応する、編集タスク管理テーブ
ル2230のレコード2231を取得する。
続いて、ステップ3452で、該タスクを削除し、ステッ
プ3453で、共有メモリ番号2232で示される共有メモリの
編集データを、ポインタ2236が示す領域管理テーブル21
50のファイル名称2157のファイルに書き込む。その後、
ステップ3200で、レイアウトを表示し、ステップ3454
で、共有メモリを開放し、ステップ3455で、編集タスク
管理テーブル2230から、レコード2231を削除して、ステ
ップ3456で、メニュー600を表示し、処理を終了する。
〔I〕頁数変更処理 頁数変更処理では、まず、ステップ3301で、メッセー
ジで通知された変更後の頁数と、頁数2230′とを比較
し、後者が大きければ、ステップ3302以降の処理を行
い、前者が大きければ、ステップ3306以降の処理を行
う。
ステップ3302以降の処理では、ステップ3303からステ
ップ330の処理で、頁数(2230′)+1頁目から、変更
後の頁数まで、頁管理テーブル2240の対応するポインタ
2241などに、空記号を設定する。その後、ステップ3310
で、頁数2230′の値を更新する。
ステップ3302以降の処理では、ステップ3306からステ
ップ3395の処理で、増加した頁の数だけ、本文編集領域
の領域管理テーブル2150を作成し、頁管理テーブル2240
の対応するポインタ2241などに、作成した領域管理テー
ブル2150の所在を設定し、その後、ステップ3310で、頁
数2230′の値を更新する。領域管理テーブル2150の内容
は、変更前の最終頁のものと同じ値にする。
〔J〕メッセージ対応処理 メッセージ対応処理では、まず、ステップ3010で、メ
ッセージ種別2202を判定し、メッセージ種別に対応する
処理を行う。
文書編集終了の場合は、本処理では、何も処理を行わ
ず、終了する。
指定頁表示の場合には、ステップ3001で、編集頁番号
2274をメッセージで与えられた頁数に更新し、該当する
頁に対して、頁表示領域230、本文編集領域240の基点物
理座標、サイズ起点論理座標を、ウインドウ管理タスク
1910bに通知する。この時、メッセージの表示モードを
参照し、頁の先頭から表示するか、末尾を表示するかを
決定し、それによって、起点論理座標をどのような値に
するかを計算する。続いて、ステップ3002で、頁表示領
域を消去し、用紙枠を表示して、ステップ3200で、レイ
アウト表示を行う。ステップ3005で、メッセージを生成
する。この時、メッセージ種別2202に終了通知を設定
し、情報2203に、新しく設定した、本文編集領域240の
起点物理座標、起点論理座標、論理座標上での領域サイ
ズをメッセージに設定する。ステップ3006で、メッセー
ジを発行したタスクにウインドウ権を委譲し、ステップ
3007で、該タスクに、メッセージを送信して、処理を終
了する。
メッセージ種別が拡大率変更または再表示の場合に
は、ステップ3400で、拡大率変更/再表示処理を行う。
続いて、ステップ3013で、拡大率変更処理の場合には、
拡大率および、座標変換率の変更に伴う、論理座標上の
領域サイズをメッセージに設定する。再表示処理の場合
には、座標やサイズの設定を行う必要はない。メッセー
ジ種別2202には、処理終了を設定する。ステップ3014
で、編集タスクにウインドウ権を委譲し、ステップ3015
で、編集タスクにメッセージを送信して処理を終了す
る。
メッセージ種別が印刷/登録の場合には、ステップ30
11で、メッセージ種別2202を判定して、前述した印刷処
理か登録処理を行い、ステップ3008で、メッセージを作
成する。メッセージ作成では、終了通知をメッセージ種
別2202に設定するだけである。ステップ3009で、編集タ
スクにウィンドウ権を委譲し、ステップ3012で、メッセ
ージを送信する。
メッセージ種別が頁更新の場合には、ステップ3300
で、頁更新処理を行い、ステップ3008で、メッセージを
生成して、ステップ3012で、生成したメッセージを編集
タスクに通知する。この場合も、終了通知をメッセージ
種別2202に設定するするだけである。
メッセージ種別がサイズ変更/移動の場合には、ステ
ップ2800で、後述するサイズ変更/移動処理を行い、ス
テップ3008で、メッセージを生成し、ステップ3009で、
ウインドウ権を編集タスクに委譲して、ステップ3012
で、生成したメッセージを編集タスクに通知する。メッ
セージ生成では、終了通知をメッセージ種別2202に設定
し、情報2203に物理基点座標、サイズ、論理基点座標を
設定する。
メッセージ種別がスクロール、連続頁表示、編集終了
処理の場合には、それぞれ、ステップ3500、ステップ36
00、ステップ3400で、対応する処理を行い処理を終了す
る。
〔K〕スクロール処理 スクロール処理では、まず、ステップ3501で、受信し
たメッセージのXおよびY方向の移動量より、スクロー
ル後の編集タスクの起点論理座標を計算し、ウインド管
理タスク1910bに通知する。続いて、ステップ5502で、
頁表示領域230のイメージをスクロール量に従って移動
し、ステップ3503で、スクロールにより不要となった範
囲を消去し、消去した範囲の用紙枠221を表示する。次
に、ステップ3200で、レイアウト表示処理を行い、ステ
ップ3504で、メッセージを作成する。メッセージ種別22
02に終了通知を設定し、メッセージ情報2203には、起点
論理座標と論理座標上の領域サイズを設定する。ステッ
プ3505で、ウインドウ権を編集タスクに委譲し、ステッ
プ3506で、編集タスクにメッセージを送信して処理を終
了する。
〔L〕連続頁表示処理 連続頁表示処理では、まず、ステップ3601で、メッセ
ージで与えられた頁を表示するための領域を設定する。
第12図に示すように、横書き時は頁表示領域230の上半
分に、縦書き時は頁表示領域230の右半分に先頭頁を表
示する。そのために、頁表示領域230と本文編集領域240
の起点論理座標、基点物理座標、領域サイズを決定し、
ウインドウ管理タスク1910bに通知する。頁表示領域230
を消去し、先頭頁の用紙枠211を表示する。続いて、ス
テップ3200で、レイアウト表示処理を行う。その後、ス
テップ3602で、編集タスクに送信するメッセージ種別22
02に終了通知を、メッセージ情報2203に、先頭頁の本文
編集領域の領域番号、起点物理座標、起点論理座標、領
域サイズを設定する。
ステップ3603では、第12図に示すように、横書き時は
頁表示領域の下半分に、縦書き時は、頁表示領域の左半
分に、次の頁を表示するために、頁表示領域、本文編集
領域の起点論理座標、基点物理座標、領域サイズを決定
し、ウインドウ管理1910bに通知し、次頁の用紙枠を表
示する。ステップ3604で、編集頁番号2244および2245に
先頭頁およびその次の頁番号を設定し、ステップ3200
で、レイアウト表示処理を行う。ステップ3605で、メッ
セージ情報2203に、次頁の本文編集領域の領域番号、起
点物理座標、起点論理座標、領域サイズを設定する。ス
テップ3606で、編集タスクにウインドウ権を委譲し、ス
テップ3607で、編集タスクにメッセージを送信して、処
理を終了する。
〔M〕サイズ変更/移動処理 サイズ変更/移動処理では、まず、ステップ2801の入
力処理で、領域のサイズ変更/移動後の領域の位置(左
上隅座標および右下隅座標)を入力する。ステップ2802
で、入力結果の座標を、領域管理テーブル2510の2153か
ら2156に設定する。メッセージ対応処理から本処理が呼
ばれた場合には、メッセージで通知された編集タスクの
番号から、該編集タスクに対応する管理テーブル2510を
取得し、メイン処理から呼ばれた場合には、メイン処理
のステップ2308の領域判定処理で、変更すべき領域管理
テーブル2510が取得される。
ステップ2600で、本文編集タスクを確定処理モードで
起動し、ステップ2804で、メッセージの受信処理を行っ
て、ステップ2805で、メッセージの受信待ちとなる。メ
ッセージを受信すると、ステップ2806で、メッセージの
タスク番号が2246に登録されているかどうかをチェック
し、登録されていなければ、ステップ3450で、編集タス
ク終了処理を行って、処理を終了する。
登録されていれば、ステップ2807で、データ確定処理
を行った編集タスクを削除し、ステップ3200で、レイア
ウト表示処理を行う。そして、ステップ2808で、メッセ
ージのタスク番号から、編集タスク管理テーブル2230の
レコード2231を取得し、編集モードを単独処理に変更し
て、処理を終了する。
〔N〕終了処理 終了処理では、編集タスク管理テーブル2230に登録さ
れている全てのレコード2231について、ステップ3102か
らステップ3105の処理を行う。
まず、ステップ3102で、登録されているタスク番号22
32を持つタスクをアボードし、削除する。そして、ステ
ップ3103で、共有メモリ番号2233の編集データを、ファ
イル名称が、ポインタ2236が指し示す領域管理テーブル
2150の2157で与えられるファイルに格納し、ステップ31
04で、共有メモリを解放する。ステップ3105で、レコー
ド2231を削除する。
全てのレコード2231について、ステップ3102からステ
ップ3105の処理が終了すると、ステップ3106で、文書構
成データ2120をファイルに格納し、ステップ3107で、文
書構成データ2120用の共有メモリを解放し、ステップ31
08で、初期表示タスク1903に終了メッセージを送信し
て、処理を終了する。
以上が文書マネジャ2000aの処理である。次に、文書
マネジャサブ2000bの処理について説明する。
第22図は文書マネジャサブ2000bの処理の流れを示す
図である。
文書マネジャサブ2000bは、まず、ステップ3701で、
文書マネジャ2000aからのメッセージを受信し、メッセ
ージの共有メモリ番号1で与えられた共有メモリに存在
する表示すべき頁の頁管理テーブル2240のポインタか
ら、該頁の領域管理テーブル2150をたどり、全ての領域
について、ステップ3703からステップ3716の処理を行
い、ステップ3717およびステップ3718で、文書マネジャ
2000aにウインドウ権を委譲し、メッセージを返送し
て、処理を終了する。
ステップ3703では、頁領域管理テーブル2150のポイン
タ2161を調べ、空であれば、ステップ3704で、共有メモ
リを獲得し、ステップ3705で、領域管理テーブル2150の
ファイル名称2157により示される編集データ用ファイル
2210から編集データを読み出す。
ステップ3706で、領域管理テーブル2150のデータ編集
2158に対応するレイアウト表示タスク2020を生成する。
ステップ3707では、表示領域座標2153〜2156と、メッセ
ージで通知された、頁表示領域の起点物理座標、起点論
理座標、領域サイズから、表示すべき領域の起点物理座
標、起点論理座標、領域サイズを計算し、ウインドウ管
理タスク1910bに通知して、第2表のメッセージを生成
する。続いて、ステップ3708で、レイアウト表示タスク
2020を起動し、ステップ3709で、該タスクにウインドウ
権を委譲し、ステップ3710で、メッセージを送信する。
ステップ3711で、メッセージ受信処理を行い、ステップ
3712で、レイアウト表示タスク2020からのメッセージ受
信待ちとなり、レイアウト表示タスク2020が処理を開始
する。レイアウト表示タスク2020からのメッセージを受
信すると、ステップ3704で、共有メモリを獲得した場合
には、ステップ3713で、該共有メモリを解放する。そし
て、ステップ3714で、レイアウト編集タスク2020を削除
し、ステップ3715で、枠表示の有無2273をチェックし、
領域枠表示が必要であれば、ステップ3716で表示する。
編集タスク管理テーブル2230の編集モード2235が、レ
イアウト編集になっているレコード2231に対応する領域
に対しては、ステップ3703〜ステップ3716の処理は行わ
ない。
第2表の共有メモリ番号は、ステップ3704で、獲得し
たものか、編集タスク管理テーブル2230の共有メモリ番
号2233の値が設定される。領域番号は、ステップ3707で
ウインドウ管理タスク1910bに通知した領域のものであ
る。
レイアウト表示タスク2020は、受信したメッセージの
共有メモリ番号で示されるメモリ上にある編集データ
を、メッセージで与えられた表示領域に表示し、表示終
了後、文書マネジャサブタスク2000bにウインドウ権を
委譲し、終了メッセージを送信して、処理を終了する。
次に、本文編集タスク2010aの処理について説明す
る。
まず、第23図および第24図により、本文編集の制御デ
ータについて説明する。
第23図は本文データ2110aを示す図である。本文デー
タ2110aは、頁数5000、頁単位の頁制御テーブル5100、
文字コードテーブル5400からなる。
頁制御テーブル5100は、段管理テーブル5200と行管理
テーブル5300とからなる。段管理テーブル5200は、頁に
含まれる段の数5201、各段毎に含まれる行の行数5202、
行間5203、段の先頭行の行管理テーブル5300へのポイン
タ5204を持つ。行管理テーブル5300は、各行ごとの行情
報からなり、行情報は、文字サイズ5301、文字間5302、
行先頭の文字コードへのポインタ5303からなる。文字コ
ードテーブル5400は、文字コードと文字属性とを格納す
るテーブルである。
第24図は本文の制御データを示す図である。制御デー
タは、現在表示している頁数を格納する表示頁数5501、
現在の表示拡大率5502、レイアウト編集か個別編集かを
区別する編集モード5503、表示中の頁の論理座標を保持
する表示領域管理テーブル5500、段の行座標を保持する
行座標テーブル5600がある。
表示管理テーブル5500は、表示頁ごとに存在し、頁番
号5520、ウインドウ管理タスク1910bに設定した表示領
域の番号5521、頁の段数5522、横/縦書きの区別5523、
段座標管理テーブル5510からなる。
段座標管理テーブル5510は、各段の段左上限論理X座
標5511、段の段左上隅論理Y座標5512、段右下隅論理X
座標5513、段右下隅論理Y座標5513を保持する。
次に、本文編集タスク2010aの処理の流れについて、
第25図により説明する。
本実施例においては、レイアウト編集モードでの処理
を中心に記載してあり、特に、〔C〕〜〔I〕の各処理
については、レイアウト編集モード時の処理だけを取り
出して記述してある。レイアウト編集モードと個別編集
モードで処理が異なる場合は、編集モード5503により、
どちらの処理を行うかを決定する。以下、第25図〔A〕
〜〔K〕の処理について説明する。
〔A〕メイン処理 本文編集タスク2010aは、起動されると、まず、ステ
ップ3900で、初期処理を行い、ステップ3801で、入力待
ちとなる。ステップ3802で、入力の判定処理を行い、そ
の結果によって、スクロール処理、座標変換処理、再表
示処理、印刷/登録処理やその他の処理を行う。
スクロールキーが入力されたときには、ステップ4100
で、スクロール処理を行い、ステップ3801に戻って、入
力待ちとなる。
入力が本文の表示領域240または頁表示領域230の座標
であり、かつ、レイアウト編集モードのときには、ステ
ップ4000で、座標変換処理を行い、その結果によって、
ステップ3803で、ステップ4600の終了処理を行うか、ス
テップ3801の入力処理に戻って、処理を続行するかを判
断する。
プルダウンメニュー701aの項目713(レイアウト編
集)か項目716(文書編集終了)が入力された場合、ま
たは、終了ボックス201が指示された場合には、ステッ
プ4600で、終了処理を行い、本文の編集処理を終了す
る。
前頁/次頁キーが押下げられた場合、または、プルダ
ウンメニュー701bの項目714(再表示)か項目715(画面
分割)が指示された場合には、ステップ4300で、再表示
などの処理を行い、ステップ3801に戻って、入力処理を
行う。
プルダウンメニュー701aの項目611(印刷)か項目612
(登録)が指示された場合は、ステップ4400で、印刷/
登録処理を行い、ステップ3801に戻る。
その他の処理の場合は、入力に応じた編集処理を行
い、ステップ4550で、編集の結果頁数に変更が有れば、
頁数変更処理を行い、ステップ4500で、編集結果を表示
して、ステップ3801に戻って、新たな入力処理を行う。
〔B〕初期処理 処理処理では、本文編集タスク2010aは、起動される
と、まず、ステップ3901で、文書マネジャからのメッセ
ージを受信する。ステップ3902で、メッセージの起動種
別を判定し、確定モードであれば、ステップ4800で、確
定処理を行う。確定処理では、終了メッセージを送信
し、本文編集タスク2010aの処理は、その時点で終了す
る。
レイアウト編集モードであれば、ステップ3904で、表
示管理テーブル5500aを生成する。まず、共有メモリ2
に置かれた本文生成用データ2130の第1頁の書式データ
2260から、段数2265および横/縦書きの区別2267を読出
し、それぞれ、5522および5523に設定する。次に、余白
2261〜2264および段間2266より、各段の左上隅座標およ
び右下隅の論理座標を計算する。計算した結果と受信し
たメッセージの起点論理座標とでサイズを比較し、実際
に各段が表示される範囲を計算し、その領域の左上隅座
標および右下隅の論理座標を求め、5511〜5514に設定す
る。頁番号5520には、1を、領域番号5521には、メッセ
ージで得た編集領域番号を設定する。また、表示管理テ
ーブル5500bには、頁番号5520、領域番号5521に、空記
号を設定する。
個別編集モード時には、ステップ3903で、本文編集ウ
インドウ400をオープンし、ステップ3905で、ウインド
ウ管理タスク1910bに対して、ガイダンス領域410、スケ
ール表示領域420、本文編集領域425を設定する。本文編
集領域425は、論理座標として、行桁座標系が設定され
ており、本文編集領域425でのマウスによる座標入力の
結果は、行桁座標で与えられる。
ステップ3906で、もう一度、起動種別を判定し、新規
文書作成のときは、ステップ3907で、共有メモリ1に本
文データを生成し、初期化する。本文データの初期化で
は、頁制御テーブル5100の段数5201に、本文生成用デー
タ2130の第1頁の書式データ2260の段数2265を設定し、
行数5202、行間5203、文字サイズ5301、文字間5302に
は、予め定められた標準値を設定し、ポインタ5204およ
び5303には、空記号を設定する。
ステップ3908のメニューデータの初期化処理において
は、レイアウト編集モード時は、プルダウンメニュー70
1bの項目715(画面分割)を、個別編集モード時は、プ
ルダウンメニュー701bの項目714(再表示)および619
(拡大率)とプルダウンメニュー701aの項目713(レイ
アウト編集)とを無効項目として、入力制御タスク1910
aに登録する。入力制御タスク1910aでは、ユーザが無効
項目として登録された項目を指示できないよう制御す
る。ステップ3910で、メニューバー700を表示し、ステ
ップ4200で、本文データ表示処理を行い、初期処理を終
了する。
〔C〕座標変換処理 座標変換処理では、レイアウト編集モード時は、本文
編集領域240および頁表示領域230のマウスの座標入力
は、論理座標系の(X,Y)座標なので、本処理で、この
値を行桁座標系に変換する。
まず、ステップ4001で、本文編集領域240内かどうか
を判定し、本文編集領域240内でなければ、(すなわ
ち、頁表示領域230)、処理を終了する。本文編集領域2
40内であれば、ステップ4002で、排他領域内かどうかを
チェックする。このチェックは、以下のようにして行
う。
表示管理テーブル5500の領域番号と、入力された本文
の領域を比較し、一致した表示管理テーブル5500の領域
番号5520を取得する。本文生成用データ2130の取得した
頁内にある排他領域管理テーブル2250の座標2251〜2255
と入力した座標とを比較し、排他領域かどうかを判定す
る。
排他領域でなければ、ステップ4003で、行桁座標に変
換する。変換の方法は以下の通りである。
まず、入力した座標と、表示管理テーブル5550の段座
標管理テーブル5510とを比較し、どの段に含まれるかを
判定する。頁番号および段番号により、本文データの頁
制御テーブル5100から該当する段の行間5203を求め、入
力座標および行間5203より何行目かを計算し、文字サイ
ズ5301、文字間5302および入力座標により何桁目かを計
算する。
なお、ステップ4001またはステップ4002の判定により
処理を終了した場合には、メイン処理〔A〕のステップ
3803とステップ4600では、領域切替えによる終了処理と
判断される。
〔D〕印刷登録処理 印刷登録処理では、まず、ステップ4301で、第3表の
印刷などのメッセージを生成する。メッセージ種別2202
は、印刷/登録の区別を表す。ステップ4302〜ステップ
4305で、ウィンドウ権を文書マネジャ2000aに委譲し、
メッセージを送信して、文書マネジャからのメッセージ
受信待ちとなる。メッセージを受信すると、処理を終了
する。
〔E〕再表示、前頁/次頁、拡大率変更処理 拡大率変更処理の場合は、ステップ4301で、指示され
た拡大率と、表示拡大率とを比較し、等しければ、処理
を終了する。ステップ4302では、以下の処理を行う。
再表示および拡大率変更の場合には、それぞれ、第3
表の再表示および拡大率変更のメッセージを生成する。
前頁/次頁キーの入力により本処理が呼ばれた場合に
は、カーソルが存在する頁に対して、前頁/次頁の頁数
を計算し、メエッセージの頁番号に設定する。この時、
表示モードには、頁先頭からを設定する。他の処理から
本処理が呼ばれた場合には、他の処理から指定された頁
数および表示モードを、メッセージに設定する。
ステップ4303〜ステップ430で、文書マネジャ2000aに
ウィンドウ権を委譲し、メッセージを送信して、文書マ
ネジャ2000aからのメッセージを受信待ちとなる。メッ
セージを受信すると、再表示以外なら、ステップ4308
で、表示管理テーブル5500を変更する。変更の方法は、
初期処理で述べた生成処理と、ほぼ同じである。頁は、
メッセージに設定した頁、または、本処理以前に設定さ
れていた頁と同じである。その後、ステップ4200で、本
文データ表示処理を行い、処理を終了する。
〔F〕スクロール処理 スクロール処理では、まず、ステップ4101で、表示頁
数5501をチェックし、2頁表示している場合には、ステ
ップ4300で、指定頁の表示処理を行う。この時、設定す
る頁番号および、表示モードは以下の通りである。
カーソルが前頁に表示されており、かつ、上スクロー
ルキー(縦書き時は右スクロールキー)が押された場合
は、頁番号に、後頁の頁番号を設定し、表示モードに、
頁の先頭を設定する。下スクロールキー(縦書き時は左
スクロールキー)または横スクロールキーが押された場
合には、頁番号に、前頁の頁番号を設定し、表示モード
に、頁の末尾を設定する。
また、カーソルが後頁に表示されており、かつ、上ス
クロールキー(縦書き時は右スクロールキー)または横
スクロールキーが押された場合は、頁番号に、後頁の頁
番号を設定し、表示モードに、頁の先頭を設定する。上
スクロールキー(縦書き時は右スクロールキー)が押さ
れた場合には、頁番号に、前頁の頁番号を設定し、表示
モードに、頁の末尾を設定する。
次に、ステップ4102で、スクロール量を計算する。計
算方法は以下の通りである。
まず、スクロールキーが押された場合の移動量につい
て説明する。上スクロール(縦書き時は右スクロール)
の場合、表示管理テーブル5500から、カーソルが表示さ
れている段の右下隅Y座標より下にあり、全く表示され
ていない行で最も上にある行(縦書き時は、左上隅X座
標より左にあり、全く表示されていない行で最も右にあ
る行)を完全に表示するための移動量を求める。下スク
ロール(縦書き時は左スクロール)の場合、表示管理テ
ーブル5500から、カーソルが表示されている段の左上隅
Y座標より上にあり、全く表示されていない行で最も下
にある行(縦書き時は、右下隅X座標より右にあり、全
く表示されていない行で最も左にある行)を完全に表示
するための移動量を求める。
次に編集結果表示処理から本処理が呼ばれた場合の移
動量について述べる。この場合は、表示先頭行が表示範
囲の先頭に表示されるよう、スクロールの向きおよび量
を決定する。もし、2頁表示中であれば、ステップ4101
の判定により、ステップ4300の処理を行うが、指定頁を
決定する際のスクロール方向も同様に決定される。
この計算の過程で、次頁または前頁に表示頁を切替る
必要があることが判った場合には、第3表の連続頁表示
のメッセージを設定し、そうでない場合には、ステップ
4104で、第3表のスクロールのメッセージを生成する。
連続頁表示での頁番号は、以下のように決定する。上
スクロール(縦書き時は右スクロール)の場合は、カー
ソルが表示された頁の頁番号を、下スクロール(縦書き
時は左スクロール)の場合には、カーソルが表示された
頁の前頁の頁番号を設定する。
ステップ4106〜ステップ4109で、文書マネジャ2000a
にウィンドウ権を委譲し、メッセージを送信して、文書
マネジャ2000aからのメッセージ受信待ちとなる。メッ
セージを受信すると、ステップ4110で、表示管理テーブ
ル5500を更新し、ステップ4200で、本文データを表示
し、処理を終了する。連続頁表示のメッセージを送信し
た場合には、メッセージで指定した頁およびその次頁に
関して、表示管理テーブル5500aおよび5500bを生成し、
スクロールのメッセージを送信した場合には、以前から
表示していた頁に関して、表示管理テーブル5500を生成
する。
〔G〕編集結果表示処理 編集結果表示処理では、表示先頭行が、表示管理テー
ブル5500の段管理テーブル5510で示される範囲内であれ
ば、ステップ4700の指定表示処理を行い、処理を終了す
る。
そうでなければ、ステップ4502で、同一頁かどうかを
判定して、同一頁ならば、ステップ4100で、スクロール
処理を行い、処理を終了する。
ステップ4503では、表示管理テーブル5500から表示状
態を判定し、2頁表示で、かつ、表示先頭行が、次頁の
先頭か前頁の末尾行の場合は、ステップ4504で、連続表
示頁のメッセージを生成する。前者の場合、メッセージ
の頁番号には、処理の前まで表示されていた頁の頁番号
を設定し、後者の場合は、処理の前まで表示されていた
頁の前頁の頁番号を設定する。その他の場合には、表示
先頭行が表示される頁を指定して、指定頁表示のメッセ
ージを生成する。この場合、表示先頭行が頁の末尾側に
有れば、表示モードを頁末尾に設定し、先頭側に有れ
ば、表示モードを頁先頭に設定する。
本実施例では、指定頁表示では、頁の先頭から表示す
るか末尾から表示するかしか指定できないが、頁の任意
の位置から表示できるようにすることは簡単であり、そ
うすることにより、必ず表示先頭行を表示することがで
きるようになる。
ステップ4505〜ステップ4509で、文書マネジャ2000a
にウィンドウ権を委譲し、メッセージを送信して、文書
マネジャ2000aからのメッセージ受信待ちとなる。メッ
セージを受信すると、ステップ4510で、表示管理テーブ
ル5500を更新し、ステップ4700の指定頁表示処理を行
い、処理を終了する。
〔H〕本文データ表示処理 初期処理から本処理が呼ばれた場合には、ステップ42
01で、受信したメッセージの重なり領域の有無を判定
し、重なり領域が無ければ、処理を終了する。
ステップ4202では、表示管理テーブル5500から表示範
囲(表示先頭行および表示終了行)を計算し、ステップ
4700で、指定頁表示を行い、処理を終了する。
〔I〕指定頁表示処理 指定された表示先頭行から表示終了行までを含む段
を、本文データから求め、その全ての段について、ステ
ップ4601からステップ4603までの処理を行う。
ステップ4601では、段に含まれる行の行座標を、頁管
理テーブル5500を参照して計算し、行座標テーブル5600
に設定する。ステップ4602およびステップ4603で、行座
標を計算した段に含まれる表示対象行を、行座標テーブ
ル5600を参照して表示する。
全ての行を表示した後、ステップ4604で、カーソルが
表示されている行の文字サイズおよび文字間隔を取得す
る。そして、ステップ4605で、スケール表示領域の起点
物理座標、起点論理座標、座標変換率を、本文編集領域
240と同じ値に設定して、第9図に示したスケール表示
用の文字列910を作成し、ステップ4606で、カーソルが
存在する段の左上隅X座標を起点として、文字列を表示
する。
〔J〕終了処理 終了処理では、まず、ステップ4601′で、終了状態に
応じて、文書作成終了処理のメッセージおよび領域編集
処理のメッセージのいずれかを生成する。
個別編集モードでは、終了ボックス201が指示された
場合は、領域編集終了であり、プルダウンメニュー701b
の項目716(文書編集終了)が指示された場合は、文書
編集終了である。
レイアウト編集モードでは、終了ボックス201が指示
された場合およびプルダウンメニュー701bの項目716
(文書編集終了)が指示された場合は、文書編集終了で
あり、項目713(レイアウト編集)が指示された場合、
座標変換処理で頁領域230か排他領域430が指示された場
合は、領域編集終了である。頁領域230か排他領域430が
指示された場合は、領域切替えモードと入力した座標と
をメッセージ情報2203に設定する。その他の場合は、編
集終了モードをメッセージ種別2202に設定する。
レイアウト編集モードの場合は、ステップ4603′で、
ウィンドウ権を文書マネジャ2000aに委譲し、個別編集
モードの場合は、ステップ4604′で、ウィンドウをクロ
ーズする。そして、ステップ4605′で、文書マネジャ20
00aにメッセージを送信して、処理を終了する。
〔K〕頁数変更処理 頁数変更処理では、まず、ステップ4511で、編集処理
の結果、頁数に変更があったかどうかを判定し、あれ
ば、ステップ4552〜ステップ4553で、頁数変更処理のた
めのメッセージを文書マネジャ2000aに送信し、文書マ
ネジャ2000aからのメッセージ受信待ちとなる。ステッ
プ4554で、メッセージを受信すると、ステップ4555で、
文書構成データ2210の頁数2230′を変更して、処理を終
了する。
〔L〕確定処理 確定処理では、本文データのすべての行について、ス
テップ4802〜ステップ4807の処理を行う。
まず、ステップ4802で、行が占める矩形領域の行座標
を計算する。これを、y1,y2(縦書き時はx1,x2)とす
る。行の全ての文字について、ステップ4804〜ステップ
4807の処理を行う。
ステップ4804で、その文字が占める矩形領域の桁座標
x1,x2(縦書き時は、y1,y2)を計算する。ステップ4805
で、x1,x2,y1,y2で与えられる矩形領域と、その行が存
在する頁の排他領域との重なり具合を、本文生成用デー
タ2130の排他領域管理テーブル2250を用いてチェックす
る。重なっていれば、ステップ4807で、その文字の前に
空記号を挿入する。
全ての行について、以上の処理が終了すると、ステッ
プ4808で、終了メッセージを生成し、ステップ4809で、
文書マネジャ2000aにメッセージを送信して、本文編集
タスク2010aの処理を終了する。
以上で、本文編集タスク2110aの処理の説明を終了す
る。他の編集タスクには、本文生成用データ2130に対応
するデータを持たないものもあるが、本文編集タスク21
10aとほぼ同じ処理を行うと考えてよい。
ただ、領域の移動/サイズ変更は、本文編集タスク21
10a以外のタスクでしか行わない処理なので、第26図に
より、領域の移動/サイズ変更処理について説明する。
本処理は、入力処理により、プルダウンメニュー801a
の項目811(領域移動)か項目812(領域サイズ変更)が
指示された場合に行われる。
ステップ4901で、メッセージを生成する。領域の移動
/サイズ変更の区別を、メッセージ種別2202に設定す
る。ステップ4902で、ウィンドウ権を文書マネジャ2000
aに委譲し、ステップ4903で、メッセージを送信する。
メッセージを受信すると、ステップ4906で、受信メッセ
ージで通知された領域に、編集タスクのデータを表示し
て、領域の移動/サイズ変更処理を終了する。
以上説明したように、本実施例によると、必要に応じ
て、レイアウト編集モードおよび個別編集モードのいず
れかを選択することができるので、編集対象や編集内容
に応じて、常に最適な編集環境を設定できるという効果
がある。
さらに、文書更新時には、更新する文書に応じた編集
モードを自動的に設定するので、一度編集モードを設定
すると、更新の度に、編集モードを設定しなければなら
ないという煩わしさから解放されるという効果もある。
また、入力や編集中の状態に応じて、連続する2頁を
同時に表示したり、1頁だけを表示するといった表示状
態の切り換えを行うので、入力/編集操作の効率が飛躍
的に向上するといった効果もある。
さらに、領域の編集中に、該領域のサイズ変更や移動
が行う、また、領域を指示するだけで、編集対象を切り
換えることが出きるので、文章、図形、イメージなどが
混在した文書を、効率よく編集できるという効果があ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、レイアウト編集モード
および個別編集モードのうちのどちらの編集モードで編
集するのかを、文書単位で、設定し、設定した編集モー
ドを記憶することができるので、文書更新時に、自動的
に最適な編集環境が設定できるという効果がある。
さらに、レイアウト編集モード時においては、編集対
象文字列の前後の文字列が、他の頁に含まれていても、
必要な複数の頁を自動的に、しかも、比較的高速に表示
するので、レイアウト編集モード時の文字列編集/入力
の操作性が飛躍的に向上するという効果がある。
また、テキスト領域を編集中に、テキスト領域に完全
に含まれる領域に対しても、該領域を指示するだけで、
編集対象が切り換えられ、しかも、該領域の編集中に、
領域のサイズ変更や移動を可能とするので、レイアウト
編集作業の効率が著しく向上するという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における操作体系を示す説明
図、第2図はレイアウト編集ウィンドウの一例を示す説
明図、第3図はスケールの一例を示す説明図、第4図及
び第5図は個別編集ウィンドウの一例を示す説明図、第
6〜第8図はメニューおよびプルダウンメニューの一例
を示す説明図、第9図はスケール表示のための文字列の
列を示す説明図、第10図はスクロールの説明図、第11図
は連続頁の表示列を示す説明図、第12図は頁表示状態の
遷移を示す説明図、第13図は領域の移動処理を示す説明
図、第14図および第15図は本発明の一実施例におけるハ
ードウェア構成図およびソフトウェア構成図、第16図お
よび第17図は文書編集タスクのプログラム構成図と文書
データの構成図、第18図はメッセージの構造を示す説明
図、第19図は初期表示タスクの処理の流れ図、第20図は
文書構成データ、本文生成用データおよび編集タスク管
理テーブルの構造図、第21図は文書マネジャの処理の流
れ図、第22図は文書マネジャサブタスクの処理の流れ
図、第23図は本文データの構造図、第24図は表示制御デ
ータの構造図、第25図および第26図は本文編集タスクと
その他の領域編集タスクの処理の流れ図である。200…
…レイアウト編集ウィンドウ、240……本文領域、260…
…図形領域、400……本文編集ウィンドウ、500……図形
編集ウィンドウ、600,700,800……メニューバー、1800
……ホストCPU、1801……サブCPU、1802……主メモリ、
1803……共有メモリ、1804……ハードディスク、1805…
…辞書ROM、1806……フロッピディスク、1807……LPコ
ントローラ、1808……レーザプリンタ、1809……グラフ
ィックプロセッサ、1810……CRT、1811……CGROM、1812
……VRAM、1813,1814,1815……バス、1816……キーボー
ド、1817……マウス、1900……文書編集タスク、1901…
…文書印刷タスク、1902……帳票タスク、1903……初期
表示タスク、1910a……入力制御タスク、1910b……ウィ
ンドウ管理タスク、1910c……表示制御タスク、1910d…
…印刷制御タスク、1910e……ファイル管理タスク、192
0……基本OS、1930……ドライバ群、2000a……文書マネ
ジャ、2000b……文書マネジャサブタスク、2010a……本
文編集タスク、2020……レイアウト表示タスク、2200…
…メッセージ、2110a……本文データ、2120……文書構
成データ、2130……本文生成用データ、2150……領域管
理テーブル、2170……書式データ、2190……頁管理テー
ブル、2230……編集タスク管理データ、2240……頁管理
テーブル、2250……排他領域管理テーブル、5100……頁
制御テーブル、5200……段管理テーブル、5300……行管
理テーブル、5400……文字コードテーブル、5500……表
示管理テーブル、5510……段座標管理テーブル、5600…
…行座標テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑原 禎司 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 是枝 浩行 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 野中 尚道 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 中根 啓一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 橋本 真一 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所マイクロエレクトロ ニクス機器開発研究所内 (72)発明者 鈴木 一成 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立マイクロソフトウェアシス テムズ内 (72)発明者 藤原 正樹 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 田村 等 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (72)発明者 谷口 茂樹 茨城県日立市東多賀町1丁目1番1号 株式会社日立製作所多賀工場内 (56)参考文献 特開 昭60−88994(JP,A) 特開 昭63−30893(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/21

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】頁の印刷イメージを表示して、文書の作成
    編集を行う文書作成装置において、 頁の印刷イメージを表示する表示手段と、 1頁を表示する表示状態または連続した2頁を1頁目の
    末尾行と2頁目の先頭行とを同一画面に表示する表示状
    態の2つの表示状態を上記表示手段が示すよう管理する
    管理手段と、 文章の入力あるいは削除により非表示部分を表示するこ
    とが必要となったときに、それまで管理していた状態か
    らもう一つの状態に遷移させて非表示部分を表示するこ
    とを決定する決定手段を備えたことを特徴とする文書作
    成装置。
  2. 【請求項2】頁の印刷イメージを表示して、文書の作成
    編集を行う文書作成装置において、 頁の印刷イメージを表示する表示手段と、 この表示手段の表示状態が第n頁だけの印刷イメージが
    表示されている表示状態Aと、第n頁及び第n+1頁の
    連続する2頁の印刷イメージが表示されており、第n頁
    の末尾行と第n+1頁の先頭行とが表示されている表示
    状態Bと、第n+1頁だけの印刷イメージが表示されて
    いる表示状態Cの状態を取るよう管理する管理手段と、 表示された印刷イメージ上の文章の文字を指し示すカー
    ソル手段と、 上記表示手段の表示状態及び文章の入力あるいは削除、
    または上記カーソル手段の移動による上記表示状態の遷
    移を決定する決定手段を有し、 表示状態Aで文字入力が行われ、入力された文字列が表
    示されている頁の末尾行を超えて新しい頁が追加される
    場合に、前記決定手段が表示状態Bになるように連続す
    る2頁の印刷イメージを表示することを決定し、 表示状態Bで文字入力が行われ、入力された文字列が表
    示できなくなった場合に、前記決定手段が表示状態Cの
    1頁の印刷イメージを表示することを決定し、 表示状態Cで文字列が削除され、頁の前のページに存在
    する文字をカーソル手段が指し示すように変化した場合
    に、前記決定手段が表示状態Bになるように連続する2
    頁の印刷イメージを表示することを決定し、 表示状態Bで文字が削除され、カーソル手段が表示され
    ていない文字を指し示すようになった場合に、前記決定
    手段が表示状態Aの1頁の印刷イメージを表示すること
    を決定することを特徴とする文書作成装置。
  3. 【請求項3】頁の印刷イメージを表示して、文書の作成
    編集を行う文書作成装置において、 頁の印刷イメージを表示する表示手段と、 この表示手段の表示状態が第n頁だけの印刷イメージが
    表示されている表示状態Aと、第n頁及び第n+1頁の
    連続する2頁の印刷イメージが表示されており、第n頁
    の末尾行と第n+1頁の先頭行とが表示されている表示
    状態Bと、第n+1頁だけの印刷イメージが表示されて
    いる表示状態Cの状態を取るよう管理する管理手段と、 表示されている頁の前の頁の表示を表示されたイメージ
    のスクロールを指示することにより行う第1の指示手段
    と、後ろの頁の表示を表示されたイメージのスクロール
    を指示することにより行う第2の指示手段と、 上記表示手段の表示状態及び文書の入力あるいは削除、
    または上記第2の指示手段のスクロール指示による上記
    表示状態の遷移を決定する決定手段を有し、 表示状態Aで第2の指示手段で後ろの頁の表示が指示さ
    れると、前記決定手段は表示状態Bで表示することを決
    定し、 表示状態Bで第2の指示手段で後ろの頁の表示が指示さ
    れると、前記決定手段は表示状態Cで表示することを決
    定し、 表示状態Cで第1の指示手段で前の頁の表示が指示され
    ると、前記決定手段は表示状態Bで表示することを決定
    し、 表示状態Bで第1の指示手段で前の頁の表示が指示され
    ると、前記決定手段は表示状態Aで表示することを決定
    することを特徴とする文書作成装置。
JP08839290A 1990-04-04 1990-04-04 文書作成装置 Expired - Fee Related JP3269623B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08839290A JP3269623B2 (ja) 1990-04-04 1990-04-04 文書作成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08839290A JP3269623B2 (ja) 1990-04-04 1990-04-04 文書作成装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001356852A Division JP3699923B2 (ja) 2001-11-22 2001-11-22 レイアウト編集時の頁イメージ表示管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03288262A JPH03288262A (ja) 1991-12-18
JP3269623B2 true JP3269623B2 (ja) 2002-03-25

Family

ID=13941527

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08839290A Expired - Fee Related JP3269623B2 (ja) 1990-04-04 1990-04-04 文書作成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3269623B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4924566B2 (ja) * 2008-08-08 2012-04-25 ブラザー工業株式会社 ラベルデータ作成装置、プログラム及び記録媒体
JP2013210911A (ja) * 2012-03-30 2013-10-10 Fuji Xerox Co Ltd 情報処理装置、情報処理システム及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03288262A (ja) 1991-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0403125B1 (en) Zoom mode operations in display apparatus
JP3188039B2 (ja) 手書き文字記入枠の制御方法
JP2559406B2 (ja) 文書作成装置
JPH01234967A (ja) 文書作成装置
JPH0798769A (ja) 情報処理装置及びその画面編集方法
JPH06342416A (ja) 表示画面情報の分散処理のための方法および装置
JP3269623B2 (ja) 文書作成装置
JP3699923B2 (ja) レイアウト編集時の頁イメージ表示管理方法
JP2528880B2 (ja) 情報処理装置
JP3051496B2 (ja) 文書処理方法及びその装置
JPH0564931A (ja) プリントスプール手段
JPH08227420A (ja) 文書作成装置
JP2816003B2 (ja) 文書作成装置
JP2879940B2 (ja) 楽譜編集システム
JP2751224B2 (ja) 文書作成装置
JP3720411B2 (ja) 文書処理装置
JPH1055431A (ja) 画像処理装置
JP2685133B2 (ja) 文書作成方法およびその装置
JPS6314229A (ja) オブジエクト選択方式
JP2851840B2 (ja) 文書処理装置
JPH1185437A (ja) 情報表示処理装置
JPH08227460A (ja) 文書作成装置
JP2764944B2 (ja) 文字出力装置
JPH01293423A (ja) データ処理装置のビツトマツプ方式表示装置
JP3754714B2 (ja) 文書処理方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080118

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090118

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100118

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees