JP2528861Y2 - 研削装置 - Google Patents

研削装置

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JP2528861Y2
JP2528861Y2 JP1989138850U JP13885089U JP2528861Y2 JP 2528861 Y2 JP2528861 Y2 JP 2528861Y2 JP 1989138850 U JP1989138850 U JP 1989138850U JP 13885089 U JP13885089 U JP 13885089U JP 2528861 Y2 JP2528861 Y2 JP 2528861Y2
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grinding wheel
grinding
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wheel
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俊博 大沢
久與志 井ノ口
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Koyo Machine Industries Co Ltd
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Koyo Machine Industries Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえばリング状の部品の内周面に形成
された深みぞなど、周辺のスペースに制約のある加工面
の研削に適した研削装置に関する。
従来の技術および考案の課題 この考案の研削装置の対象となる部品の1例が、第1
図〜第5図に示されている。この部品(A)は短円柱に
円形の貫通穴(1)が形成されたリング状をなし、その
内周面に深みぞ(2)が形成されている。また、みぞ
(2)の底には、加工のための円形のぬすみ(3)が形
成されている。このような部品(A)においては、みぞ
(2)の対向側面(2a)の表面粗さ、平面度、平行度、
相互間隔(みぞ幅)などに高い加工精度が要求されるこ
とが多い。
一般に、深みぞの対向側面を研削するための研削装置
として、外周部の両面に砥石部を有する円板状の砥石車
を備え、この砥石車の軸の両端部にこれを回転支持する
軸受支持部が設けられ、さらにこの軸の一端にプーリな
どの駆動部が設けられたものが知られている。
たとえば平坦面や円柱状の部品の外周面に形成された
深みぞの場合は、円板状の砥石車の砥石部をみぞ幅に対
応する寸法にドレッシングし、この砥石部をみぞに入れ
て、その側面を研削することができる。
ところが、上記のようなリング状の部品(A)の内周
面の深みぞ(2)の場合は、円板状の砥石車を穴(1)
とみぞ(2)の部分に入れる必要があり、砥石車自体は
入っても、その軸受支持部および駆動部が入らず、従来
の研削装置では側面(2a)の研削ができないことが多
い。
このため、従来は、リング状の部品(A)の内周面の
深みぞ(2)の側面(2a)は、主にブローチ加工されて
おり、したがって、加工精度の面で問題があった。
上記のような部品以外にも、加工面の周辺のスペース
に制約のある部品の場合には、同様の問題が生じること
がある。
この考案の目的は、上記の問題を解決し、たとえばリ
ング状の部品の内周面の深みぞなど、周辺のスペースに
制約のある加工面も研削できる研削装置を提供すること
にある。
課題を解決するための手段 この考案による研削装置は、砥石車駆動装置が取付け
られたホルダ本体と、このホルダ本体に突出状に設けら
れたホルダアームと、このホルダアームに回転支持さ
れ、その端面に砥石部を有する砥石車と砥石車駆動装置
と砥石車の外周面の間に設けられて砥石車の外周面に直
接動力を伝達する動力伝達装置とを備えているものであ
る。
砥石車の外周面にベルトみぞが設けられ、砥石車駆動
装置と砥石車がベルトによって連結されることもある。
砥石車の外周面に歯車の歯が設けられ、砥石車駆動装
置と砥石車が歯車によって連結されることもある。
砥石車の外周面に摩擦車の円筒状摩擦伝動面が設けら
れ、砥石車駆動装置と砥石車が摩擦車によって連結され
ることもある。
作用 砥石車の外周面に動力伝達手段が連結され、砥石車の
外周面に直接動力が伝達されるので、軸受支持部を砥石
車の中心に寄せることができ、また、砥石軸にプーリな
どの駆動部を別に設ける必要がない。このため、砥石車
の周辺部がコンパクトになり、たとえば、リング状の部
品の内側に砥石車全体をいれ、砥石車の両端面の砥石部
により、リング状の部品の内周面の深みぞの対向側面を
研削することができ、周辺のスペースに制約のある加工
面も研削できる。
実施例 以下、図面を参照して、この考案の実施例を説明す
る。
第1図〜第3図は、第1実施例を示す。なお、以下の
説明において、第1図の紙面表側(第2図の右側)を
前、第1図の紙面裏側(第2図の左側)を後とし、第1
図の左右を左右とし、第1図および第2図の上下を上下
とする。
研削装置は、上下および左右方向に幅の広い直方体状
のホルダ本体(4)を備えている。このホルダ本体
(4)は、図示しない公知の駆動機構により、少なくと
も左右方向および前後方向に移動させられる。ホルダ本
体(4)の後面に、砥石車駆動装置を構成する電動モー
タ(5)が前向きに固定され、ホルダ本体(4)により
前方に出したモータ軸(5a)にプーリ(6)が取付けら
れている。ホルダ本体(4)に、左側に水平に突出した
ホルダアーム(7)が取付けられている。アーム(7)
にはこれを上下に貫通する開口(8)が形成され、この
開口(8)内に砥石車(9)が回転支持されている。
砥石車(9)は円板状をなし、その中心部にボス部
(9a)が形成されている。砥石車(9)の外周部両端面
に砥石部(9b)が設けられ、外周面にベルトみぞ(10)
が形成されている。アーム(7)の開口(8)の前後の
壁部(7a)に前後方向にのびる水平軸(11)がわたし止
められており、この軸(11)に、砥石車(9)のボス部
(9a)がラジアル荷重と前後両方向のスラスト荷重を受
ける2個の転がり軸受(12)によって支持されている。
砥石車(9)の上側の少なくともみぞ(10)の部分と下
側の約半分の部分がアーム(7)の開口(8)から上下
に突出している。そして、モータ(5)のプーリ(6)
と砥石車(9)のみぞ(10)に動力伝達装置を構成する
ベルト(13)が掛けられ、モータ(5)によって砥石車
(9)が回転駆動されるようになっている。
前記の部品(A)のみぞ(2)の側面(2a)を研削す
る場合、砥石車(9)の砥石部(9b)をみぞ幅に対応す
る幅にドレッシングする。そして、まず、ホルダ本体
(4)を左に移動して、アーム(7)の砥石車(9)の
部分を部品(A)の右側から穴(1)の部分を通して部
品(A)の左側まで移動し、次に、ホルダ本体(4)を
右に移動して、同様に砥石車(9)の部分を元の位置に
戻す。このようにして、アーム(7)の砥石車(9)の
部分が部品(A)の穴(1)の部分を左右に移動してい
る間に、砥石車(9)下部の砥石部(9b)によってみぞ
(2)の側面(2a)が研削される。また、砥石車(9)
の部分を部品(A)の左側まで移動したときに、ホルダ
本体(4)すなわち砥石車(9)を前後方向に少し移動
させてからこれを部品(A)の右側まで移動することに
より、みぞ幅を砥石部(9b)の幅より大きくすることが
でき、簡単にみぞ幅の寸法管理ができる。
砥石車(9)の外周面にみぞ(10)が形成されて、こ
のみぞ(10)にベルト(13)が掛けられているので、軸
受(12)を砥石車(9)の中心に寄せることができ、ま
た、砥石車(9)の軸上にプーリなどを別に設ける必要
がない。このため、砥石車(9)の周辺部がコンパクト
になり、上記のように、アーム(7)の砥石車(9)の
部分を部品(A)の穴(1)の部分に通して、みぞ
(2)の側面(2a)を研削することが可能になる。
上記実施例では、砥石車(9)を移動させるようにし
ているが、砥石車(9)と部品(A)は相対的に移動で
きればよく、部品(A)の方を移動させるようにするこ
ともできる。また、上記実施例では、2つの転がり軸受
(12)で砥石車(9)のラジアル荷重と両方向のスラス
ト荷重を受けているが、砥石車(9)の中心に配置した
1個の転がり軸受でラジアル荷重を受け、ボス部(9a)
と砥石部(9b)の間の砥石車(9)の両面との間に設け
た流体軸受で両方向のスラスト荷重を受けるようにする
こともできる。このようにすれば、砥石車(9)の周辺
部がさらにコンパクトになる。
第4図および第5図は第2実施例を示し、第1実施例
と対応する部分には同一の符号を付している。
第2実施例の場合、ホルダアーム(7)は横T字形を
なし、開口(8)は、ホルダ本体(4)に固定された垂
直部の上下両端を除く部分と、ホルダ本体(4)から左
に突出した水平部の左端を除く部分とに連続して形成さ
れている。モータ軸(5a)には、駆動歯車(14)が取付
けられている。砥石車(9)の外周面に砥石部(9b)よ
り幅の狭い歯車の歯(15)が形成されている。そして、
アーム(7)の開口(8)内に、駆動歯車(14)と砥石
車(9)の歯(15)にかみ合う中間歯車(16)が回転支
持されており、これらによって、モータ(5)の回転を
砥石車(9)に伝える動力伝達装置が構成されている。
第2実施例の場合も、砥石車(9)の外周面に歯車の
歯(15)が形成され、この歯(15)が歯車(16)(14)
を介してモータ(5)に連結されているので、第1実施
例の場合と同様、砥石車(9)の周辺部がコンパクトに
なる。
他は、第1実施例の場合と同様である。
第2実施例において、砥石車(9)の外周面に歯(1
5)のかわりに摩擦車の円筒状摩擦伝動面を形成し、歯
車(14)(16)のかわりに摩擦車を用いて、モータ
(5)の回転を砥石車(9)に伝えるようにしてもよ
い。
砥石車駆動装置は電動モータに限らず、また、動力伝
達装置もベルト、歯車、摩擦車に限らない。
この考案による研削装置は、リング状の部品の内周面
の深みぞ以外の研削にも適用できる。
考案の効果 この考案の研削装置によれば、上述のように、たとえ
ばリング状の部品の内周面の深みぞの対向側面など、従
来は研削ができなかった周辺のスペースに制約のある加
工面も研削でき、したがって、このような加工面の加工
精度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1実施例を示す研削装置と部品の
部分切欠き正面図、第2図は第1図II-II線の矢視図、
第3図は第1図III-III線の拡大断面図、第4図は第2
実施例を示す第1図相当の図面、第5図は第4図V−V
線の拡大断面図である。 (A)……部品、(2)……深みぞ、(2a)……側面
(4)……ホルダ本体、(5)……電動モータ、(6)
……プーリ、(7)……ホルダアーム、(9)……砥石
車、(10)……ベルトみぞ、(13)……ベルト、(14)
……駆動歯車、(15)……歯、(16)……中間歯車。

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】砥石車駆動装置が取り付けられたホルダ本
    体と、このホルダ本体に突出状に設けられたホルダアー
    ムと、このホルダアームに回転支持され、その端面に砥
    石部を有する砥石車と、砥石車駆動装置と砥石車の外周
    面の間に設けられて砥石車の外周面に直接動力を伝達す
    る動力伝達装置とを備えている研削装置。
  2. 【請求項2】砥石車の外周面にベルト溝が設けられ、砥
    石車駆動装置と砥石車がベルトによって連結されている
    請求項(1)の研削装置。
  3. 【請求項3】砥石車の外周面に歯車の歯が設けられ、砥
    石車駆動装置と砥石車が歯車によって連結されている請
    求項(1)の研削装置。
  4. 【請求項4】砥石車の外周面に摩擦車の円筒状摩擦伝動
    面が設けられ、砥石車駆動装置と砥石車が摩擦車によっ
    て連結されている請求項(1)の研削装置。
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JP6142155B2 (ja) * 2013-03-11 2017-06-07 株式会社新機械技研 研削装置

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JPS6347061A (ja) * 1986-08-14 1988-02-27 Hamada Koki Kk 砥石駆動装置

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