JP2528381Y2 - シートベルト用アンカ装置 - Google Patents

シートベルト用アンカ装置

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JP2528381Y2
JP2528381Y2 JP1989051928U JP5192889U JP2528381Y2 JP 2528381 Y2 JP2528381 Y2 JP 2528381Y2 JP 1989051928 U JP1989051928 U JP 1989051928U JP 5192889 U JP5192889 U JP 5192889U JP 2528381 Y2 JP2528381 Y2 JP 2528381Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、互いに並列して配設されて前後方向に所定
量移動可能な左右一対のシートと、これら各シートの着
座部用のシートベルト及びこれら両シート間に設けた着
座部用のシートベルトの3組のシートベルトを備えた車
両用リヤシートのシートベルト用アンカ装置に関する。
(従来技術) 従来、この種のアンカ装置は図4に示すように、シー
トトラック1A〜1Dに並列して車両フロア側に固定したア
ンカレール2A,2Bと、アンカレール2A,2Bに前後方向へ移
動可能に挿通した環状のアンカブラケット3を備え、ア
ンカブラケット3には補助ベルト4を介してバックル5
またはタング6を取付け、車両ボデーに一端を連結した
シートベルト7の自由端にはバックル5に解除可能に連
結されるタング6を取付け、リヤシートの各シートS1,S
2の前後位置に合わせてアンカブラケット3の前後の位
置を調整できるように構成されている。
かかる構成のシートベルト用アンカ装置を備えたリヤ
シートは、左右の各シートS1,S2と、これら各シートS1,
S2間にそれぞれ着座部を有していて、これら3人の着座
部にそれぞれシートベルトが配設された構成となってい
る。これにより、当該リヤシートにおいては、左右の各
シートS1,S2は一体的にも、また互いに独立しても前後
方向へ位置調整することが可能であるとともに、各着座
部の全ての乗員がシートベルトを着用可能である。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記した従来のアンカ装置においては、環
状のアンカブラケット3がアンカレール2A,2Bに挿通し
た状態で連結されているため、シートトラック1B,1Cと
アンカレール2A,2Bを一体的に設けることができない。
このため、シートトラック1B,1Cとアンカレール2A,2Bを
並列に配置するスペースが必要となり、シートトラック
1B,1Cの配設位置が制限される。この結果、第4図に示
すように、左右のシートS1,S2の幅寸法を異にする必要
が生じ、リヤシートの量産性が低下することになる。
本考案はかかる問題に鑑みなされたもので、アンカー
レールの設置スペースが少なくて済み、操作が簡単なシ
ートベルト用アンカ装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、互いに並列した配設されて前後方向に所定
量移動可能な左右一対のシートと、これら各シートの着
座部用のシートベルト及びこれら両シート間に設けた着
座部用のシートベルトの3組のシートベルトを備えた車
両用リヤシートのシートベルト用アンカ装置であって、
これらシートベルト用の左右一対のアンカ機構を備え、
同アンカ機構を車両フロア側に測定されて前後方向へ延
びるアンカレールと、シートベルトの自由端が解除可能
に連結される連結金具を有し前記アンカレールに前後方
向へ移動可能に組付けられる左右一対のアンカブラケッ
トにて構成して、前記アンカレールをシートトラックを
構成し車両フロアに固定されたロアレールに固着すると
ともに、前記各アンカブラケットを前記ロアレールに前
後方向へ摺動可能に組付けられてシートを支持するアッ
パレールに固着してなり、前記アンカレールには下方へ
開口する左右一対の係合溝を設けるとともに、前記各ア
ンカブラケットには上方へ突出する係合突起を設けて、
同係合突起を前記係合溝に係合して前記各アンカブラケ
ットを前記アンカレールに前後方向へ移動可能に組付け
たことを特徴とするものである。
(考案の作用・効果) かかる構成によれば、各アンカ機構を構成するアンカ
レールがロアレールに一体的に設けられているため、ア
ンカレールを設置するために要するスペースが少なくて
済むとともに、各アンカ機構を構成するアンカブラケッ
トがアッパレールと一体になって移動するため、各シー
トの前後の位置を調整するだけでアンカブラケットの前
後の位置が調整できて操作が簡単になる。
また、かかる構成においては、左右一対のアンカブラ
ケットとアンカレールからなる1組のアンカ機構が左右
一対のシートベルトのアンカ機能を発揮するが、各アン
カブラケットにはアンカレールの左右一対の係合溝に係
合する係合突起が形成されていて、これら各係合突起が
各係合溝に係合しているため、両シートベルトに同時に
大きな荷重が作用しても、各アンカブラケットがアンカ
レールから離脱するおそれがない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、
第1図および第2図には本考案の第1実施例に係る左右
一対のアンカ機能10A,10Bを有するシートベルト用アン
カ装置を装備した車両用リヤシートが示されている。当
該リヤシートは、左右一対のシートS1,S2を4本のシー
トトラックで支持して左右に並列して配置してなるもの
で、各シートS1,S2は一体的にも、互いに独立しても前
後方向へ位置調整が可能に構成されている。
なお、当該アンカ装置における両アンカ機構10A,10B
は実質的に同一構成のものであり、以下では一方のアン
カ機構10Aについて詳細に説明するとともに、他方のア
ンカ機構10Bについては必要により説明するにとどめ
る。
アンカ機構10Aは、左右一対のアンカブラケット11A,1
1Bと1本のアンカレール12を備え、各アンカブラケット
11A,11Bの下端部は略U字形の断面形状に形成され、各
外端部が上方へ突出する係合突起11a,11aとなっている
とともに、折曲端部の底面はシートトラック20Aを構成
するアッパレール24の上端面に固着されている。
また、アンカブラケット11A,11Bの上端部には、ボル
ト13にて補助ブラケット14A,14Bが取付けられ、各補助
ブラケット14A,14Bには補助ベルト15A,15Bが連結されて
いる。
一方の補助ベルト15Aの先端には、車両ボデーに一端
を固定したシートベルト16の自由端に固着したタング16
aが解除可能に連結されるバックル15aが固着されてい
る。また、他方の補助ベルト15Bの先端には、アンカ機
構10Bの補助ベルト15Aに固着したバツクル15aに解除可
能に連結されるタング15bが取付けられている。
シートトラック20Aは、周知のように、車両フロアに
固定されたロアレール21と、このロアレール21にローラ
22及びボール23,23を介して前後方向へ摺動可能に組付
けられたアッパレール24を備え、アッパレール24はシー
トS1の下面に取付けられて同シートS1を支持している。
アンカレール12は略コ字形の断面形状を有し、シート
トラック20Aを取囲むように取付けられる。かつロアレ
ール21の底面に固着されている。アンカレール12の両上
端部は断面形状が略逆U字形状に形成され、左右の各上
端部が下方へ開口する係合溝12a,12aとなっている。各
係合溝12a,12aには、各アンカブラケット11A,11Bの係合
突起11a,11aが前後方向へ移動可能に遊嵌されている。
なお、シートトラック20Bに設けたアンカ機構10Bは、
両補助ベルト15A,15Bのいずれにもバックル15aが取付け
られている点を除けば、アンカ機構10Aと同一構成であ
る。
本実施例は以上の構成からなり、リヤシートを構成す
る両シートS1,S2の前後の位置を調整すると、アッパレ
ール24と一体的にアンカブラケット11A,11Bが移動し
て、アンカブラケット11A,11Bの前後の位置が両シートS
1,S2に合わせて調整される。
また、タング16aとバックル15aを連結してシートベル
ト16を装着した状態で荷重が加わると、アンカブラケッ
ト11A,11Bの係合突起11aがアンカレール12の係合溝12a
の頂部に係止され、荷重はアンカレール12にて受承され
る。
しかして、本実施例によれば、アンカレール12がシー
トトラック20A,20Bを取囲むように取付けられているの
で、アンカレール12の設置に要するスペースが少なくて
済む。このため、第2図に示すように、左右のシートS
1,S2の幅寸法を等しく設定でき、これらシートS1,S2の
量産性を向上させることができる。
また、アンカブラケット11A,11Bはアッパレール24と
一体的に移動するため、両シートS1,S2の前後の位置を
調整するだけでアンカブラケット11A,11Bの前後の位置
が調整できて操作が簡単になるとともに、シートベルト
に大きな荷重が作用しても、アンカブラケット11A,11B
が離脱するおそれがない。
また、かかる構成においては、左右一対のアンカブラ
ケット11A,11Bとアンカレール12からなる1組のアンカ
機構10A(10B)が左右のシートベルトのアンカ機構を発
揮するが、各アンカブラケット11A,11Bにはアンカレー
ル12の左右一対の係合溝12aに係合する係合突起11aが形
成されていて、これら各係合突起11aが各係合溝12aに係
合しているため、両シートベルトに同時に大きな荷重が
作用しても、各アンカブラケット11A,11Bがアンカレー
ル12から離脱するおそれはない。
なお、第1実施例に係るアンカ機構10A,10Bでは、両
アンカブラケット11A,11Bを直接アッパレール24に固着
しているが、第3図に示す第2実施例に係るアンカ機構
10Cのように、開脚部17a,17aを有する取付用ブラケット
17をアッパレール24に固着し、各開脚部17a,17aにボル
ト13にて左右の各アンカブラケット11C,11C、及び補助
ブラケット14C,14Cを取付けてもよい。この場合、各ア
ンカブラケット11C,11Cの係止突起11bはアンカレール12
Aの各係合溝12bに係合させる。
このように、再開脚部17a,17aを有する取付用ブラケ
ット17をアッパレール24と両アンカブラケット11C,11C
間に配設すれば、両アンカブラケット11C,11C間の間隔
を広げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るシートベルト用アン
カ装置を構成するアンカ機構の拡大断面図、第2図は同
アンカ装置の全体構成を示す斜視図、第3図は本考案の
第2実施例に係るシートベルト用アンカ装置を構成する
アンカ機構の拡大断面図、第4図は従来のシートベルト
用アンカ装置の全体構成を示す斜視図である。 符号の説明 10A,10B,10C……アンカ機構、11A,11B,11C……アンカブ
ラケット、11a,11b……係合突起、12,12A……アンカレ
ール、12a,12b……係合溝、14A,14B,14C……補助ブラケ
ット、15A,15B……補助ベルト、15a……バックル、15b,
16a……タング、16……シートベルト、20A,20B……シー
トトラック、21……ロアレール、24……アッパレール、
S1,S2……シート。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに並列して配設されて前後方向に所定
    量移動可能な左右一対のシートと、これら各シートの着
    座部用のシートベルト及びこれら両シート間に設けた着
    座部用のシートベルトの3組のシートベルトを備えた車
    両用リヤシートのシートベルト用アンカ装置であって、
    これらシートベルト用の左右一対のアンカ機構を備え、
    同アンカ機構を、車両フロア側に固定されて前後方向へ
    延びるアンカレールと、シートベルトの自由端が解除可
    能に連結される連結金具を有し前記アンカレールに前後
    方向へ移動可能に組付けられる左右一対のアンカブラケ
    ットにて構成して、前記アンカレールをシートトラック
    を構成し車両フロアに固定されたロアレールに固着する
    とともに、前記各アンカブラケットを前記ロアレールに
    前後方向へ摺動可能に組付けられてシートを支持するア
    ッパレールに固着してなり、前記アンカレールには下方
    へ開口する左右一対の係合溝を設けるとともに、前記各
    アンカブラケットには上方へ突出する係合突起を設け
    て、同係合突起を前記係合溝に係合して前記各アンカブ
    ラケットを前記アンカレールに前後方向へ移動可能に組
    付けたことを特徴とするシートベルト用アンカ装置。
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