JP2527551Y2 - 紙葉類計数機 - Google Patents

紙葉類計数機

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JP2527551Y2 JP1990023876U JP2387690U JP2527551Y2 JP 2527551 Y2 JP2527551 Y2 JP 2527551Y2 JP 1990023876 U JP1990023876 U JP 1990023876U JP 2387690 U JP2387690 U JP 2387690U JP 2527551 Y2 JP2527551 Y2 JP 2527551Y2
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克己 八木
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グローリー工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、紙葉類計数機にかかり、特に紙幣等の紙葉
類を自動的に計数する紙葉類計数機に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
束になった紙歯類、例えば紙幣束を保持板と保持棒等
によって構成されたホルダに挿入し、この挿入を検知す
ることによりホルダを閉じて紙幣束を計数位置に位置さ
せ、このとき紙幣面に当接する吸引軸により紙幣を吸引
し、吸引圧が所定値以上になったことを条件に計数動作
を開始させ、すべての紙幣束の計数が終了すると吸引圧
が低下することによりこれを検知し、めくり手段を停止
させるとともにホルダを開けて全動作を終了させるよう
にした紙幣計数機が知られている(例えば特開昭54-147
082)。
この公報に示されたものでは、紙幣の装填および解放
を容易にするために、保持棒をホルダに連動させて駆動
させている。しかしながら、このような構成では機構が
複雑となるため、一般には保持棒を固定的に設け、ホル
ダの保持板のみを開閉させることが行われれている。
第7図はこのような例を示すもので、紙葉類束1はホ
ルダの保持板2にセットされ、この保持板2は実線で示
された退避位置である計数セット位置から計数時には回
動して破線で示された計数位置まで移動し、紙葉類束1
の1枚目の紙葉類は保持棒3に突き当たるようになって
いる。一方、5本の吸引軸5を上面に備えたロータ4が
設けられており、この吸引軸5はロータ4の回転(公
転)に機構的に連動して回転(自転)するようになって
いる。すなわち、ロータ4は計数時には反時計方向に回
転するが、この回転にともなって、吸引軸5は同様に反
時計方向に回転するとともに吸引軸5自身は時計方向に
自転する。吸引軸5の吸引面5aは第8図に示されるよう
に中空の軸の表面に小孔5bが多数形成されたものとなっ
ている。この吸引軸5は図示しない減圧ポンプに接続さ
れており、小孔5bを通じて吸引面5aに接しているものを
吸引する。計数開始時には吸引軸5の吸引面5aに1枚目
の紙葉類が接しているため、この紙葉類は吸引され、吸
引軸5内の圧力は急激に低下して吸引圧が上昇する。こ
の変化が真空スイッチにより検出されるとロータ4が回
転を始め、これに伴って各吸引軸5も回転して紙葉類を
1枚ずつ確実にめくり取るので、ロータの回転を検出す
ることにより、紙葉類の枚数を検出できることになる。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、保持棒を固定的に設けた場合には、第
7図に示すように、計数終了後の紙幣束1′は保持棒3
と吸引軸5との間に挟まれたままとなるため、ホルダの
保持板2を開けたのみでは紙幣束1′の抜取りを容易に
行えないことが度々あった。このような現象は、帯封さ
れた紙幣束において発生しやすく、特に、いわゆる腰の
強い新札の束において発生することが多く、問題となっ
ていた。
本考案は上記問題点を解決するためになされたもの
で、計数終了時における紙葉類の抜取りを容易化するこ
とのできるようにした紙葉類計数機を提供することを目
的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によれば、ホルダに挿入された複数の紙葉類を
退避位置および紙葉類の表面の一部が固定的に設けられ
た保持部材に突き当たることにより規定される計数位置
に位置させるために、前記ホルダを開閉するホルダ開閉
手段と、前記計数位置に位置された紙葉類を1枚ずつ吸
着してめくり取りながら自転する吸引軸およびこの吸引
軸を支持するとともにその回転(公転)により前記吸引
軸を自転させるロータを含む紙葉類めくり手段と、計数
終了を検知する終了検知手段とを備え、前記終了検知手
段の終了検知出力により前記紙葉類めくり手段による紙
葉類計数動作の終了を検知して前記ホルダを開ける制御
手段を備えた紙葉類計数機において、紙葉類に帯封があ
るか否かを検知する帯封有無検知手段をさらに備え、前
記制御手段は前記終了検知手段の終了検知出力に基づい
て前記紙葉類めくり手段を計数時とは逆の方向に回転さ
せて停止させるとともに、帯封があることが検知された
紙葉類の計数終了時にのみ前記紙葉類めくり手段を計数
時とは逆の方向に回転させた後、停止させる制御を行う
ものであることを特徴とするものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本考案の実施例を詳細に説明す
る。
第1図は本考案にかかる紙葉類計数機の制御系を示す
ブロック図である。
装置内の各種制御を行う制御手段15には計数終了検知
手段11、紙葉類挿入検知手段12、帯封有無検知手段13、
逆方向回転選択手段14が接続され、それぞれの出力信号
が制御手段15に入力されるようになっている。そして制
御手段15はホルダ開閉手段16および紙葉類めくり手段17
を制御するようになっている。
ここで、計数終了検知手段11は計数対象の紙葉類、例
えば紙幣がなくなったことを検知するもの、紙葉類挿入
検知手段12はホルダへの紙葉類の挿入を検知するもので
ある。
また、帯封有無検知手段13は計数対象の紙葉類が帯封
されたものであるかどうかを検知するものである。第3
図は帯封された紙幣束1のホルダへのセット状態を示す
斜視図である。紙幣束の一部が帯封により拘束されてい
るため、計数時に保持棒3の部分で折り曲げが発生する
ことにより、取り出しが困難になる様子がわかる。帯封
有無検知手段13はこのような取出し時の問題が生じやす
い帯封された紙幣束を検知して後述する解放動作を行わ
せるようにしたものである。
逆方向回転選択手段14はオペレータにより操作される
もので、計数対象の紙葉類の状態に応じて計数後の解放
動作を行わせるか否かを選択指示するもので、例えば腰
の弱い流通券が計数対象であるときなどには、解放動作
を行わないようにすることを可能とする。
第2図は本考案にかかる紙葉類計数機における計数の
ための機構部の構成を示す平面図であり、紙幣計数機に
用いられるものである。この図においては第7図で説明
した従来の構成と同じ要素には同じ参照番号を付与し、
その詳細な説明を省略する。
従来の構成と異なる点は、ホルダの保持板2に第1図
の帯封有無検知手段13に相当する帯封検知器7が設けら
れていること、および回動経路に沿って設けられたガイ
ド6の紙幣セット位置に計数対象の紙幣がセットされた
ことを検知する挿入検知器8が取り付けられていること
である。この挿入検知器8は発光器および受光器よりな
る反射検出型の光センサとなっているが、マイクロスイ
ッチなどの機械的な検出手段も使用することができる。
なお、第2図においては、発光器9aおよび受光器9bよ
りなる光センサで構成された計数終了検知手段11が示さ
れているが、これは従来の装置でも備えていたものであ
る。計数終了検知手段11としては他の構成でも良く、例
えば、紙幣がなくなったときの吸引軸内の圧力上昇を検
出する圧力スイッチ等を使用することができる。
第4図は第2図に示された帯封検知器7の構成を示す
平面図である。この検知器は発光器7aおよび受光器7bよ
りなる光センサで構成されており、発光器7aから発せら
れ紙幣束の帯封で反射した光を受光器7bにより検出する
ことにより帯封21の有無を検知するようになっている。
第4図においては紙幣束1は保持板2よりはみ出してセ
ットされるようになっているが、帯封21の横方向位置範
囲はほぼ一定であるので、参照番号30で示すような範囲
内でできるだけ大きめに光センサの横方向長さをとるよ
うにすることにより帯封の有無を検知できることにな
る。
この実施例では紙幣面を監視することにより帯封を検
知するようにしているが、平面図である第5図に示すよ
うに、紙幣束1の上面の一定範囲30′を監視して帯封21
を検知するようにしても良い。
第6図は本考案における制御装置の動作を示すフロー
チャートである。
まず、紙葉類束がホルダの保持板にセットされたこと
を紙葉類挿入検知手段12で検知する(ステップS101)。
これにより制御手段はホルダ開閉手段16を駆動し、ホル
ダの保持板を回動させて紙葉類束を所定の計数位置に位
置させ(ステップS102)、続いて紙葉類めくり手段17を
駆動させて計数を開始する(ステップS103)。
計数の終了が計数終了検知手段11により検知されると
(ステップS104)、制御手段15はホルダ開閉手段16を駆
動してホルダを開放し(ステップS105)、続いて帯封有
無検知手段13による帯封の有無の検知、あるいは逆方向
回転選択手段14からの選択指示があることを確認し(ス
テップS106)、逆方向回転の必要がある場合には紙葉類
めくり手段をタイマで規定される所定の駆動時間だけ逆
転駆動させてロータを時計方向にわずかに逆回転させる
(ステップS107)。これにより、計数済みの紙葉類束の
各紙葉類は緊張状態から解放され、取出しが容易にな
る。
この実施例ではめくり手段の逆転を帯封有無検知手段
13による帯封の有無の検知、あるいは逆方向回転選択手
段14からの選択指示に基づいて行うようにしているが、
計数終了と同時に無条件に行うことができる。
また、実施例ではめくり手段の逆転をホルダの解放と
同時に行っているが、ホルダの開放の前に逆転を完了さ
せるようにしてもよい。
さらに、逆転量はタイマによる駆動時間で制限するよ
うにしたが、角度で制限するようにしてもよい。例え
ば、逆転時の計数パルスを数えて所定数に達したときに
ロータを停止させるようにすることができる。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案によれば、帯封有無検知手段を
設け、帯封が検知されたときには計数終了時に自動的に
めくり手段を逆転させているので、腰の強い帯封された
紙幣束でも取り出しが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる紙葉類計数機の概略構成を示す
ブロック図、第2図は本考案が適用される紙幣計数機の
計数機構を示す平面図、第3図は帯封された紙葉類のセ
ットの模様を示す斜視図、第4図は帯封有無検知手段の
構成と作用を示す正面図、第5図は第4図とは異なる帯
封有無の検知範囲を示す平面図、第6図は本考案に係る
紙葉類計数機の動作を示すフローチャート、第7図は従
来の紙葉類計数機における問題点を説明する計数機構の
平面図、第8図は吸引軸の一部の拡大正面図である。 1……紙葉類束(紙幣束)、2……保持板、3……保持
棒、4……ロータ、5……吸引軸、6……ガイド、7…
…帯封有無検知手段、7a……発光器、7b……受光器、8
……紙葉類挿入検知器、9……光センサ、11……計数終
了検知手段、12……紙葉類挿入検知手段、13……帯封有
無検知手段、14……逆方向回転選択手段、15……制御手
段、16……ホルダ開閉手段、17……紙葉類めくり手段、
21……帯封、30、30′……帯封有無検知範囲。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホルダに挿入された複数の紙葉類を退避位
    置および紙葉類の表面の一部が固定的に設けられた保持
    部材に突き当たることにより規定される計数位置に位置
    させるために、前記ホルダを開閉するホルダ開閉手段
    と、前記計数位置に位置された紙歯類を1枚ずつ吸着し
    てめくり取りながら自転する吸引軸およびこの吸引軸を
    支持するとともにその回転(公転)により前記吸引軸を
    自転させるロータを含む紙葉類めくり手段と、計数終了
    を検知する終了検知手段とを備え、前記終了検知手段の
    終了検知出力により前記紙葉類めくり手段による紙葉類
    計数動作の終了を検知して前記ホルダを開ける制御手段
    を備えた紙葉類計数機において、 紙葉類に帯封があるか否かを検知する帯封有無検知手段
    をさらに備え、 前記制御手段は前記終了検知手段の終了検知出力に基づ
    いて前記紙葉類めくり手段を計数時とは逆の方向に回転
    させて停止させるとともに、帯封があることが検知され
    た紙葉類の計数終了時にのみ前記紙葉類めくり手段を計
    数時とは逆の方向に回転させた後、停止させる制御を行
    うものであることを特徴とする紙葉類計数機。
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