JP3547571B2 - 紙幣取込み繰入れ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は紙幣取込み繰入れ装置に係り、特に紙幣を一括して取込んだのち1枚ずつ分離して装置内に繰込む形式の紙幣取込み繰入れ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙幣を一括して受入れ、これを一括して取込む一括取込み機能を有する現金処理機は従来から既に知られており、主として屋外乃至は半屋外で現金の授受が行われるガソリンスタンド等における使用に適している。
【0003】
上記のような屋外乃至は半屋外では、風の影響を受けて授受する紙幣の飛散が懸念されるが、一括取込み機能を有する現金処理機を使用すれば、少くとも現金処理機へ紙幣を投入したのちは風による紙幣の飛散を防止することができる。
【0004】
かかることから従来の一括取込み機能を有する現金処理機では、一括して挿入された紙幣がそのまま装置内に完全に取込まれることを意図した構成となっている。
【0005】
すなわち図3にその断面を略示するように、紙幣挿入口1の内部に所要枚数の紙幣Pを矢印A方向から挿入すると、この紙幣挿入口1の内部に設けられている取込みローラ2とこれにバネ付勢により当接されているピンチローラ3との間に挟まれて内方へ送り込まれ、繰込みベルト4上へ送入される。この繰込みベルト4に接している紙幣Pは該ベルト4の回動で送り込まれ、それより上位の紙幣は衝当てとなるガイド板5より奥側にある逆転ローラ6により進入が阻まれることにより1枚ずつに分離される。そして1枚目の紙幣Pの先端がセンサ7(フォト)を遮切るとストッパ8が鎖線図示のように作動して2枚目以降の紙幣Pを繰込みベルト4の上方にソレノイド9aにより紙幣繰込み時に下降動する札押え9側へ押しつけて進出を抑え、2枚目の紙幣Pの繰込みは1枚目の紙幣が収納部に搬送されて収納動作が完了したのちにストッパ8が解除されて次の紙幣Pが繰込まれるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに上記従来の技術では、紙幣Pを一括して取込んだのち1枚ずつ分離して繰込む動作中にジャムを引起こすなどによる繰込み不良が発生した場合、既に紙幣Pがすべて一括して装置内に存在しているので繰込み不良を解消させようとして紙幣Pに手を触れようとしても触れることができず、したがってこのような繰込み不良等のトラブルが発生した場合には装置を開放したうえで対処しなければならないことになり、その結果、著しく手間が掛るばかりでなく装置内に既に収納されている紙幣も露出することになって保安上好ましくないという問題があった。加えて紙幣を一括して装置内に完全に取込むことを前提とした構成であるため、装置の奥行きが長く必要となり、これに基因して装置が大型となって小型化の要請に応えられないなどの問題点があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、紙幣を一括して取込む際にその一部が装置外に露出しておかれるようにし、繰込み動作中にトラブルが発生したとき装置を開けることなく直ちに解消操作を行えるようにした紙幣取込み繰入れ装置を提供することを課題とするもので、所定枚数以下の枚数の紙幣を取込み手段により一括して装置内に取込んだのち、繰入れ手段により1枚ずつ分離して繰込む紙幣取込み繰入れ装置において、前記取込み手段により紙幣の先端が前記繰入れ手段の直前位置である所定位置まで取込まれたとき該紙幣の一部が装置外に露出した位置で停止させる停止手段を具有することを特徴とする。
【0008】
好ましくは、前記取込み手段を、2軸間に張設された第1の無端ベルトと、当該ベルトに対向して配設され常時このベルト側に付勢された圧接部材とで構成し、前記繰入れ手段を、前記取込み手段の第1の無端ベルトの紙幣取込み側のベルト面より退去した位置をとるよう2軸間に張設された第2の無端ベルトと、紙幣を1枚ずつ分離するための逆転ローラ機構とで構成することが搬送系全体を短くする上において好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面に示す実施の形態を参照して説明する。
【0010】
図1に示すように、装置10の前面に開口された紙幣挿入口11の内部側に軸12,13間に巻回された第1の無端ベルト14が配設され、この第1の無端ベルト14の紙幣接触側14aにはそのベルト面の略全長にわたる長さを有する圧接部材15がバネ16によりベルト面側に付勢して設けられており、これら第1の無端ベルト14と圧接部材15とで取込み手段が構成されている。
【0011】
前記第1の無端ベルト14の下流側と一部重複する位置をとり全体の奥行き方向の長さを短くするようにして軸17,18間に巻回された第2の無端ベルト19が配設され、この第2の無端ベルト19の紙幣接触側19aのベルト面は前記第1の無端ベルト14の紙幣接触側14aのベルト面より若干退去した位置とされており、前記第1の無端ベルト14の未端外で第2の無端ベルト19の紙幣接触側19aの範囲内の上部に逆転ローラ20が、その下部にピンチローラ21が設けられて逆転ローラ機構を構成しており、これら第2の無端ベルト19と逆転ローラ機構と第2の無端ベルト19の未端に対設されるピンチローラ22とで繰入れ手段が構成されている。
【0012】
前記第1の無端ベルト14の始端位置には第1のセンサ23(フォト)が設けられ、第2の無端ベルト19の未端より後部側に第2のセンサ24が設けられている。
【0013】
前記第1の無端ベルト14の駆動源にはステッピングモータ25が用いられ、第2無端ベルト19の駆動源にはDCモータ26が用いられる。上記ステッピングモータ25のクロック数を予め定めることにより本発明における停止手段を構成している。
【0014】
次に上記実施形態の制御ならびに作用を図2に示すフローを参照して説明する。
まず所要枚数の紙幣を一括して装置10の紙幣挿入口11に挿入すると(ステップS1)、その紙幣の先端が第1のセンサ23の光路を遮切る(ステップS2)。すると取込み手段の第1の無端ベルト14のステッピングモータ25が起動し、予め定められたクロック数分回動したのち停止し、励磁によりその位置に保持される(ステップS3)。これにより一括挿入された紙幣Pの先端Paは逆転ローラ20の直前位置で停止し、紙幣Pの後半部Pbは挿入口11から露出した状態におかれる。
【0015】
次いで繰入れ手段の第2の無端ベルト19のDCモータ26が起動して該ベルト19を駆動するとともに逆転ローラ20が逆転駆動し(ステップS4)、また第1の無端ベルト14のステッピングモータ25が再起動(ステップS5)すると、一括して取込まれていた紙幣Pの最下位の1枚が第1の無端ベルト14により逆転ローラ20とピンチローラ21との間に送り込まれ、この間を通ってさらに第2の無端ベルト19の未端位置に対設されるピンチローラ22へ当接する位置まで送られる。それ以降は専ら繰入れ手段によって搬送される。
【0016】
当該紙幣Pが第2のセンサ24の光路を遮切ると(ステップS6)、取込み手段の第1の無端ベルト14のステッピングモータ25が停止し、無励磁状態(フリー状態)におかれる(ステップS7)。当該紙幣Pがセンサ24を遮切ってから別のクロックにより計数して第2の無端ベルト19が所定クロック数分移動させたとき再び第1の無端ベルト14のステッピングモータ25が無励磁から励磁に転じ、2枚目以降の紙幣の連れ出しを禁じて1枚の繰込みが終了する(ステップS8)。一括して取込んだ紙幣Pの枚数分だけ上記ステップS5〜S8のループを繰返して1枚ずつの繰込みが行われる。
【0017】
第1のセンサ23が透光状態(紙幣無し)となると取込み手段が停止する(ステップS9)。
【0018】
なお上記実施形態では取込み手段を構成する第1の無端ベルト14の駆動源にステッピングモータ25を用い、このモータのクロック数を定めることにより一括挿入される紙幣Pの停止位置を定めるようにした場合について示したが、これに代えて紙幣Pの先端位置を検知する検知手段を用い、その検知結果により取込み手段の駆動停止を制御するようにして紙幣を所定の位置で停止させるようにしてもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、紙幣等の紙葉類を一括して取込んだのち1枚ずつ分離して繰込む動作中にジャミング等のトラブルが発生した場合、装置を開放することなく直ちに対処することが可能となり、迅速な処理ができる。またこれにより対象が現金処理機の場合、これを取扱うアルバイト等の作業員が装置内に収納されている紙幣に手を触れることがないので不正行為の誘発を予防することができる。さらに挿入紙葉類の一部を装置外に露出した状態におくので、装置の奥行き方向の長さが短くでき、装置の小型化を図ることができて屋外や半屋外に設置するうえにおいてきわめて有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す模式図。
【図2】フロチャート。
【図3】従来の技術を示す断面図。
【符号の説明】
1,11 紙幣挿入口
2 取込みローラ
4 繰込みベルト
5 ガイド板
6 逆転ローラ
7 センサ
8 ストッパ
9 札押え
14 第1の無端ベルト
15 圧接部材
16 バネ
19 第2の無端ベルト
20 逆転ローラ
21,22 ピンチローラ
23 第1のセンサ
24 第2のセンサ
25 ステッピングモータ
26 DCモータ
Claims (2)
- 所定枚数以下の枚数の紙幣を取込み手段により一括して装置内に取込んだのち、繰入れ手段により1枚ずつ分離して繰込む紙幣取込み繰入れ装置において、前記取込み手段により紙幣の先端が前記繰入れ手段の直前位置である所定位置まで取込まれたとき該紙幣の一部が装置外に露出した位置で停止させる停止手段を具有することを特徴とする紙幣取込み繰入れ装置。
- 前記取込み手段は、2軸間に張設された第1の無端ベルトと、当該ベルトに対向して配設され常時このベルト側に付勢された圧接部材とで構成され、前記繰入れ手段は、前記取込み手段の第1の無端ベルトの紙幣取込み側のベルト面より退去した位置をとるよう2軸間に張設された第2の無端ベルトと、紙幣を1枚ずつ分離するための逆転ローラ機構とで構成されている請求項1記載の紙幣取込み繰入れ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24607796A JP3547571B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 紙幣取込み繰入れ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24607796A JP3547571B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 紙幣取込み繰入れ装置 |
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JPH1087119A JPH1087119A (ja) | 1998-04-07 |
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ID=17143141
Family Applications (1)
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JP24607796A Expired - Fee Related JP3547571B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | 紙幣取込み繰入れ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3547571B2 (ja) |
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1996
- 1996-09-18 JP JP24607796A patent/JP3547571B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH1087119A (ja) | 1998-04-07 |
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