JP2527000Y2 - 柵用柱または胴縁 - Google Patents

柵用柱または胴縁

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JP2527000Y2
JP2527000Y2 JP1988102661U JP10266188U JP2527000Y2 JP 2527000 Y2 JP2527000 Y2 JP 2527000Y2 JP 1988102661 U JP1988102661 U JP 1988102661U JP 10266188 U JP10266188 U JP 10266188U JP 2527000 Y2 JP2527000 Y2 JP 2527000Y2
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Inventor
諄一 白井
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瀬戸内金網商工 株式会社
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【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、柵の支柱や胴縁などに関するものである。
(ロ)従来の技術 従来、縦線と横線を格子状に組み合わせて、各交点を
溶着して形成した格子状金網を折り曲げて成形した柵柱
が実開昭56-140649号公報に提案され、また、同様に成
形した格子状金網を渦巻状に折り曲げて成形した支柱が
実公昭59-22198号公報に提案されている。
また、リング状に湾曲させた輪線(横部材)に線材か
らなる縦部材を交叉当接させて溶着一体化したものが実
公昭59-22199号および実公昭62-384号公報に提案されて
いる。
(ハ)考案が解決しようとする課題 前記実開昭56-140649号および実公昭59-22198号公報
記載の考案は、縦横の部材をそれぞれ溶着したのちに折
り曲げて成形するため、曲率半径の小さい柱材の場合に
は、成形時に、また柱材として使用中、外力の作用によ
って溶着部が剥離し易く強度的に難点があった。
また、実公昭59-22199号および実公昭62-384号公報記
載の考案では、各縦横部材の交点をそれぞれすべて溶着
する必要があり、その場合、撓み易い線材を横部材に接
触させて溶着しなければならず、溶着時の位置決めに手
間が掛かるなど製作上に難点があった。
(ニ)課題を解決するための手段 本考案は前述の難点を改善すべく、線材からなる縦部
材複数本と該縦部材を嵌入する複数の縦部材嵌入穴を有
する平板を素材とする横部材複数枚とからなり、各縦部
材を各横部材の縦部材嵌入穴にそれぞれ嵌入し、各横部
材を各縦部材のうちの1本に固定したのち、各縦部材を
互いに連係固定し、隣接する一組の横部材の一部が互い
に当接した立体的構成であることを特徴とする柱材を提
供する。本件はコンクリートを充填することはない。
(ホ)作用 各縦部材はそれぞれ複数個の横部材の縦部材嵌入穴に
嵌入されているので、柱材の軸心に対して直角方向への
縦部材および横部材の動きは阻止され、また、それぞれ
の横部材は少なくとも複数本の縦部材のいずれか1本に
固定されており、さらにそれぞれの縦部材、横部材は互
いに連係固定され、固定されていない縦部材嵌入部にお
ける線材の弾性力と相俟って強固な柱材を構成すること
ができる。この場合、一般に線材はコイル状に巻いた状
態に製造されているので、これを真っ直ぐに伸ばして使
用するのではあるが多少の歪は残っているので線材の弾
性力が縦部材嵌入穴に作用する。
(ヘ)実施例 本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、第1図
において、1は、線材からなる縦部材であって本実施例
では3本使用し、それぞれの縦部材1を、平板を素材と
して成形した枠状横部材2に設けた縦部材嵌入穴3に嵌
入し、本実施例では4個の枠状横部材2で縦部材1を保
持している。次に、R1、R2・・・は、縦部材1と枠状横
部材2との固定部を示しており、該符号の付いていない
部分は縦部材1と枠状横部材2の縦部材嵌入穴3に嵌入
したままである。図において、それぞれの枠状横部材2
はR1、R2、R3、R4において縦部材1に固定されており、
縦部材1のうちの1aと1bはR1とR5で、縦部材1aと1cとは
R2とR6で、また縦部材1cと1bとは縦部材1aを介してR5-R
1-R2-R6によって3本の縦部材は互いに連係固定されて
いる。この場合例えば、R6が固定されていなかったとす
ると、縦部材1cは、他の縦部材、枠状横部材のいずれに
も固定されていないので、縦部材1cの各縦部材嵌入穴3
を押圧する弾性力を失うか、弾性力を超えた力が作用す
ると柱材の軸心方向に抜けるようになる。すなわち、そ
れぞれの枠状横部材2を少なくとも複数本のうちのいず
れか1本の縦部材1に固定し、かつ、それぞれの縦部材
1を互いに連係固定してさえおけば、縦部材1または枠
状横部材2が移動することなく、線材の弾性力と相俟っ
て強固な柱材を成形することができる。勿論、上記は最
低限の必要条件であって、柱材の使用目的、使用条件に
よって特に強度を要求されるような場合には、適当に固
定個所を増やせばよい。
縦部材と枠状横部材の固定方法は溶接、接着等従来方
法による。
次に、第2図に示す別の実施例では、逆U字状に折曲
した縦部材を使用しており、相対する2本の縦部材は上
端の逆U字部で一体となっているので、縦部材と枠状横
部材との固定箇所を減らすことができる。
また第3図は、柱材を鼓状に成形した実施例、第4図
は、下方を四角形に上方を円形に成形して変化をもたせ
た柱材の上端にキャップ、下端にベースを設けて、使用
する実施例である。この場合、各縦部材をキャップまた
はベースに溶着することで互いに連係固定することがで
きる。第3図や第4図のように、線材に歪を与えた場合
には、溶着されていない縦部材嵌入部における線材の弾
力が増大して一層強固な柱材にすることができる。
次に第5図、第6図は平板を素材とした枠状横部材を
プレス成形し、上下に隣接する一組の横部材の一部を互
いに当接した、立体的構成のものを併用した別の実施例
であり、柱材の強度を一層強くするとともに格子配列の
みの柱材に変化と強度をもたせている。すなわち、第5
図の実施例では、上側の枠状横部材中央部を下方に、下
側の枠状横部材中央部を上方に突出させて、これを互い
に当接させており、第6図の実施例では、上下の枠状横
部材の左右をそれぞれ下方および上方に折曲させてこれ
を当接させている。尚、枠状横部材は、鋳造品等でもよ
い。
(ト)考案の効果 以上のように本考案によれば、縦部材はそれぞれ横部
材に嵌入されているので、外力の作用によって縦横の部
材が剥離して解体するというおそれは全くなく、また、
各縦横の交点を必ずしも全て固定する必要もないので製
作は至って簡単であり、しかも固定されていない個所も
弾性力によって確実に保持され強固な柱材をつくること
ができる。また、隣接した横部材の一部を互いに当接さ
せ立体的構成にあらわすことによって、更に強固な柱材
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すものであって、第1図乃至
第3図は、本考案柱材の斜視図、第4図は、本考案柱材
にキャップおよびベースを取り付けた柵柱の斜視図、第
5図、第6図は、それぞれ横部材の一部を互いに当接し
て立体的構成にした実施例の斜視図。 1……縦部材、2……横部材 3……縦部材嵌入穴 4……横部材の一部を当接して立体的構成にしたもの

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】線材からなる縦部材複数本と、該縦部材を
    嵌入する複数の縦部材嵌入穴を有する枠状平板を素材と
    する横部材複数枚とからなり、各縦部材は少なくとも1
    箇所は横部材の嵌入箇所で固定され、各横部材は少なく
    とも1箇所は縦部材と嵌入箇所で固定されたことを特徴
    とする柵用柱または胴縁。
  2. 【請求項2】隣接する一組の横部材の一部が互いに当接
    した立体的構成である、請求項(1)記載の柵用柱また
    は胴縁。
JP1988102661U 1988-08-02 1988-08-02 柵用柱または胴縁 Expired - Lifetime JP2527000Y2 (ja)

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