JP2526581Y2 - バン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造 - Google Patents

バン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造

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JP2526581Y2
JP2526581Y2 JP5414291U JP5414291U JP2526581Y2 JP 2526581 Y2 JP2526581 Y2 JP 2526581Y2 JP 5414291 U JP5414291 U JP 5414291U JP 5414291 U JP5414291 U JP 5414291U JP 2526581 Y2 JP2526581 Y2 JP 2526581Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、特に荷箱を形成する主
要部材が押出部材からなり、かつ、リベット結合構造か
らなるバン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3に示すようなバン型車両における荷
箱の上部側枠材と屋根及び側壁との結合構造について、
図4を参照して説明する。図4は図3のIV−IV断面
図である。
【0003】図4において、41は天井板、42は上部
側枠材、43は外板、44は屋根根太、45は側柱、4
6は天井部内張板、47は側部内張板である。各部材は
リベットで固定されている。
【0004】上部側枠材42は、主としてフランジ部4
2F、水平段部42H、フランジ部42Fと水平段部4
2Hを結ぶ垂直リブ部42V及び側板部42Sとから構
成されている。フランジ部42Fは、天井板41の側縁
にリベット止めされている。また、側板部42Sは側柱
45及び外板43にリベット止めされている。
【0005】ここで、従来の上部側枠材42には、フラ
ンジ部42Fと垂直リブ部42V及び水平段部42Hで
構成される横向き凹所Aが存在していた。これにより、
天井板41の側縁を上部側枠材42のフランジ部42F
にリベットで固着する際のリベット打機の逃げを確保す
ることができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような横
向き凹所Aを有する従来の上部側枠材の構造には、次の
ような欠点がある。即ち、バン型車両31の側方から荷
箱32を見ると、この横向き凹所Aのために荷箱は段付
箱状となっており、美的効果に劣っているばかりでな
く、空気力学的特性にも悪影響を与えていた。
【0007】本考案は、従来技術の上記欠点に鑑み、バ
ン型車両の荷箱の美的効果を高め、さらにその相乗効果
として空気力学的特性の向上を図る上部側枠隅部の化粧
構造を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】 天井板11の側縁をリ
ベット止めするフランジ部12Fと、該フランジ部12
Fの下部に位置する水平段部12Hと、フランジ部12
Fの端から垂下しフランジ部12Fと水平段部12Hを
接続する垂直リブ部12Vと、水平段部12Hの外側端
から垂下し、外板及び側柱15の上部を固定する側板部
12Sとからなる上部側枠材12と、フランジ部12F
と水平段部12Hとの間の横向凹所Aを覆うカバー部材
1からなり、前記上部側枠材12は水平段部12Hと側
板部12Sとの交叉隅部に凹状嵌合部12aを、又前記
水平段部12H上に掛止部12dを有し、前記カバー部
材1は湾曲部1bと、該湾曲部1bの片側縁部に設けた
前記凹状嵌合部12aに嵌合する凸状嵌合部1aと、他
側縁部に設けた前記掛止部12dに掛止される掛止部1
dと、湾曲部1bの上部に設けた圧接部1cからなり、
カバー部材1の凸状嵌合部1aと掛止部1dを上部側枠
材12の凹状嵌合部12aと掛止部12dに係止し、又
頂部圧接部1cをフランジ部12Fの外側端部の天井板
11の折返し部に密接させてカバー部材1を嵌め、前記
フランジ部12Fの端部と前記側板部12Sとをなめら
かに連続させた。
【0009】 そしてカバ−部材1の頂部に設けた圧接
部1cと天井板11の折り返し部の間にシ−ル材18を
介在させた
【0010】 さらにカバ−部材1の内部にカバ−部材
の圧接部1cの近傍に設けた鉛直部2eと、湾曲部1b
に設けた傾斜部2gと、傾斜部2gと鉛直部2eの下端
を連結する水平部2fよりなる補強構造を付加した。
【0011】
【第1実施例】本考案の一実施例を図1に基いて説明す
る。図1の断面図において、11は天井板、12は上部
側枠材、13は外板、14は屋根根太、15は側柱、1
6は天井部内張板、17は側部内張板である。以上の部
材の位置関係は、図4に基いて説明した従来の結合構造
と同様である。以下、従来の結合構造との差異を中心に
説明する。
【0012】1はカバ−部材である。カバ−部材1は荷
箱32の長手方向に伸びる断面略C字型部材である。カ
バ−部材1は主として凸状嵌合部1a、掛止部1d、凸状嵌
合部1aと掛止部1dを結ぶ湾曲部1b、湾曲部1bの上部に設
けた圧接部1cとから構成されている。
【0013】凸状嵌合部1aは断面略C字型のカバ−部材
1の端縁部に位置し、上部側枠材12の水平段部12H
と、側板部12Sの交叉部に設けた凹状嵌合部12a と嵌
合する。
【0014】湾曲部1bは、凸状嵌合部1aの上部に位置し
ている。この湾曲部1bは、略円弧状をなしており、その
片半部で上部側枠材12の横向き凹所Aを覆い、かつ上
部側枠材12のフランジ部12Fと外板13の上部を覆
う側板部12Sとをなめらかに連続させている。
【0015】圧接部1cは、断面略C字型のカバ−部材1
の中央頂部に位置する。この圧接部1cは偏平状をなして
おり、シ−ル材18を介して天井板11の折り返し部と
圧接させる部分である。シ−ル材18により、天井板1
1の折り返し部と圧接部1cの隙間から雨水等が上部側枠
材12の横向き凹所Aへ浸入するのを防ぐことができ
る。
【0016】湾曲部1bの他端縁に掛止部1dが設けられて
いる。該掛止部1dは、上部側枠材12の水平段部12H
上に設けた掛止部12d と掛止される。
【0017】次に、上部側枠材12について説明する。
本実施例の上部側枠材12は、天井板11の側縁をリベ
ット止めするフランジ部12Fと、水平段部12Hと、
これらを結ぶ垂直リブ部12Vを有し、外板13及び側
柱15と側板部12Sがリベット止めされる点で、従来
の上部側枠材42と共通する。本実施例の上部側枠材1
2が特徴とするのは、前記カバ−部材1を取付ける為の
凹状嵌合部12a と掛止部12d を設けた点である。
【0018】凹状嵌合部12a は、カバ−部材1の凸状嵌
合部1aと嵌合する。凹状嵌合部12aは、水平段部12H
と側板部12Sとの交叉隅部に設けられている。
【0019】掛止部12d はカバ−部材1の掛止部1dと掛
止される。掛止部12d は、側部内張板17の略直上部の
水平段部12H上に設けられている。
【0020】
【第2実施例】本考案の第2実施例を図2に基いて説明
する。第2実施例は第1実施例のカバ−部材1の改良型
である。上部側枠材12は第1実施例と同じであるので
説明は省略する。従って、第2実施例のカバ−部材2の
改良点を中心に以下説明する。
【0021】 カバ−部材2は荷箱32の長手方向に伸
びる断面略C字型部材である。カバ−部材2は主として
凸状嵌合部2a、掛止部2d、凸状嵌合部2aと掛止部
2dを結ぶ湾曲部2b、湾曲部2bの上部に設けた圧接
部2cとから構成されている。凸状嵌合部2aは断面略
C字型のカバ−部材2の端縁部に位置し、上部側枠材1
2の水平段部12Hと、側板部12Sの交叉部に設けた
凹状嵌合部12aと嵌合する。又湾曲部2bの他端縁に
掛止部2dが設けられている。該掛止部2dは、上部側
枠材12の水平段部12H上に設けた掛止部12dと掛
止される。図2で明らかなように、カバ−部材2は第1
実施例のカバ−部材1に、鉛直部2e、水平部2f、傾
斜部2gよりなる補強部材を追加した構造になってい
る。
【0022】鉛直部2eは、圧接部2cの近傍より鉛直下向
きに設けられている。傾斜部2gは、湾曲部2bより斜め下
向きに設けられている。そして、水平部2fは、傾斜部2g
と鉛直部2eとを連結し、上部側枠材12の水平段部12
Hに当接するよう構成されている。本実施例では水平部
2fを上部側枠材12の水平段部12Hにリベットで固定
し、第1実施例に比しより強固に上部側枠材12に取付
けられている。
【0023】
【考案の効果】上部側枠材の横向き凹所をカバ−部材で
覆い、上部側枠材のフランジ部と側板部とをなめらかに
連続させたので、バン型車両の荷箱の美的効果を高める
とともに、空気力学的特性を向上させることができる。
詳しく言えば、走行時の空気抵抗係数を小さくすること
ができ、横風を受けた時の走行安定性をも向上させるこ
とができる。
【0024】カバ−部材を荷箱の長手方向に伸びる断面
略C字型部材としたので、荷箱を構成する基本構造を変
えずにカバ−部材を追加するだけで簡単に多種の外観を
得ることができる。しかも、凸状嵌合部、圧接部、掛止
部の位置関係に工夫を加えたので、横向き凹所へのはめ
込みが容易である。
【0025】また、カバ−部材に鉛直部、水平部及び傾
斜部よりなる補強部材を設けたので、カバ−部材をより
強固に上部側枠材に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るバン型車両における
荷箱の上部側枠隅部の断面図。
【図2】本考案の第2実施例に係るバン型車両における
荷箱の上部側枠隅部の断面図。
【図3】バン型車両の後方斜視図。
【図4】従来の荷箱の上部側枠隅部を示す図3のIV−
IV断面図。
【符号の説明】
1,2 カバ−部材 1a,2a 凸状嵌合部 1b,2b 湾曲部 1c,2c 圧接部 1d,2d 掛止部 2e 鉛直部 2f 水平部 2g 傾斜部 11,41 天井板 12,42 上部側枠材 12a 凹状嵌合部 12d 掛止部 12F,42F フランジ部 12H,42H 水平段部 12S,42S 側板部 12V,42V 垂直リブ部 13,43 外板 14,44 屋根根太 15,45 側柱 16,46 天井部内張板 17,47 側部内張板 18 シ−ル材 19 電線保護パイプ 31 バン型車両 32 荷箱 A 横向き凹所

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井板(11)の側縁をリベット止めす
    るフランジ部(12F)と、該フランジ部(12F)の
    下部に位置する水平段部(12H)と、フランジ部(1
    2F)の端から垂下しフランジ部(12F)と水平段部
    (12H)を接続する垂直リブ部(12V)と、水平段
    部(12H)の外側端から垂下し、外板及び側柱(1
    5)の上部を固定する側板部(12S)とからなる上部
    側枠材(12)と、フランジ部(12F)と水平段部
    (12H)との間の横向凹所(A)を覆うカバー部材
    (1)からなり、前記上部側枠材(12)は水平段部
    (12H)と側板部(12S)との交叉隅部に凹状嵌合
    部(12a)を、又前記水平段部(12H)上に掛止部
    (12d)を有し、前記カバー部材(1)は湾曲部(1
    b)と、該湾曲部(1b)の片側縁部に設けた前記凹状
    嵌合部(12a)に嵌合する凸状嵌合部(1a)と、他
    側縁部に設けた前記掛止部(12d)に掛止される掛止
    部(1d)と、湾曲部(1b)の上部に設けた圧接部
    (1c)からなり、カバー部材(1)の凸状嵌合部(1
    a)と掛止部(1d)を上部側枠材(12)の凹状嵌合
    部(12a)と掛止部(12d)に係止し、又頂部圧接
    部(1c)をフランジ部(12F)の外側端部の天井板
    (11)の折返し部に密接させてカバー部材(1)を嵌
    め、前記フランジ部(12F)の端部と前記側板部(1
    2S)とをなめらかに連続させたことを特徴とするバン
    型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造。
  2. 【請求項2】 カバー部材(1)の頂部に設けた圧接部
    (1c)と天井板(11)の折り返し部の間にシール材
    (18)を介在させたことを特徴とする請求項1のバン
    型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造。
  3. 【請求項3】 カバー部材(1)の内部にカバー部材の
    圧接部(1c)の近傍に設けた鉛直部(2e)と、湾曲
    部(1b)に設けた傾斜部(2g)と、傾斜部(2g)
    と鉛直部(2e)の下端を連結する水平部(2f)より
    なる補強構造を付加したことを特徴とする請求項1又は
    請求項2のバン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化
    粧構造。
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