JPH053188U - バン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造 - Google Patents

バン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造

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JPH053188U
JPH053188U JP5966591U JP5966591U JPH053188U JP H053188 U JPH053188 U JP H053188U JP 5966591 U JP5966591 U JP 5966591U JP 5966591 U JP5966591 U JP 5966591U JP H053188 U JPH053188 U JP H053188U
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JP5966591U
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研二 深島
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バン型車両の荷箱の美的効果を高め、さらに
その相乗効果として空気力学的特性の向上を図る上部側
枠隅部の化粧構造を提供する。 【構成】 天井板の側縁をリベット止めするフランジ部
と、該フランジ部の下部に位置する水平段部と、フラン
ジ部の端から垂下しフランジ部と水平段部を接続する垂
直リブ部と、外板及び側柱を固定する側板部とからなる
上部側枠材12と、カバ−部材1とからなり、該カバ−
部材1は湾曲部1bと前記水平段部に載置される水平部1h
と前記垂直リブ部にリベット止めされる鉛直部1vとから
なり、カバ−部材1を嵌めることにより、前記フランジ
部と前記側板部とをなめらかに連続させる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に荷箱を形成する主要部材が押出部材からなり、かつ、リベット 結合構造からなるバン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すようなバン型車両における荷箱の上部側枠材と屋根及び側壁との結 合構造について、図5を参照して説明する。図5は図4のV−V断面図である。
【0003】 図5において、51は天井板、52は上部側枠材、53は外板、54は屋根根 太、55は側柱、56は天井部内張板、57は側部内張板である。各部材はリベ ットで固定されている。
【0004】 上部側枠材52は、主としてフランジ部52F、水平段部52H、フランジ部 52Fと水平段部52Hを結ぶ垂直リブ部52V及び側板部52Sとから構成さ れている。フランジ部52Fは、天井板51の側縁にリベット止めされている。 また、側板部52Sは側柱55及び外板53にリベット止めされている。
【0005】 ここで、従来の上部側枠材52には、フランジ部52Fと垂直リブ部52V及 び水平段部52Hで構成される横向き凹所Aが存在していた。これにより、天井 板51の側縁を上部側枠材52のフランジ部52Fにリベットで固着する際のリ ベット打機の逃げを確保することができる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような横向き凹所Aを有する従来の上部側枠材の構造には、次の ような欠点がある。即ち、バン型車両41の側方から荷箱42を見ると、この横 向き凹所Aのために荷箱は段付箱状となっており、美的効果に劣っているばかり でなく、空気力学的にも悪影響を与えていた。
【0007】 本考案は、従来技術の上記欠点に鑑み、バン型車両の荷箱の美的効果を高め、 さらにその相乗効果として空気力学的特性の向上を図る上部側枠隅部の化粧構造 を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
天井板の側縁をリベット止めするフランジ部と、該フランジ部の下部に位置す る水平段部と、フランジ部の端から垂下しフランジ部と水平段部を接続する垂直 リブ部と、外板及び側柱を固定する側板部とからなる上部側枠材12と、カバ− 部材1とからなり、該カバ−部材1は湾曲部1bと前記水平段部に載置される水平 部1hと前記上部側枠材の垂直リブ部にリベット止めされる鉛直部1vとからなり、 カバ−部材1を嵌めることにより、前記フランジ部と前記側板部とをなめらかに 連続させた。 また、カバ−部材1の頂部にガスケット18を介して天井板の折り返し部と接 する凹溝部1cを設けた。 そして、上部側枠材12の側板部に掛止部12Kを有し、カバ−部材1の湾曲部 をなめらかに下方に延長した側板部2Sと該側板部の端部に設けられた前記掛止部 12Kに掛止される掛止部12Kを設けた。 さらに、カバ−部材2の側板部2Sを上部側枠材の掛止部12Kの下方に延長し、 上部側枠材を覆うようにした。
【0009】
【第1実施例】 本考案の第1実施例を図1に基いて説明する。図1の断面図において、11は 天井板、12は上部側枠材、13は外板、14は屋根根太、15は側柱、16は 天井部内張板、17は側部内張板である。以上の部材の位置関係は、図5に基い て説明した従来の結合構造と同様である。以下、従来の結合構造との差異を中心 に説明する。
【0010】 1はカバ−部材である。カバ−部材1は荷箱42の長手方向に伸びる断面略C 字型部材である。カバ−部材1は主として湾曲部1b、水平部1h、鉛直部1v及び凹 溝部1cとから構成されている。
【0011】 湾曲部1bは、略円弧状をなしており、上部側枠材12の横向き凹所Aを覆い、 かつ上部側枠材12のフランジ部12Fと外板13の上部を覆う側板部12Sと をなめらかに連続させている。
【0012】 凹溝部1cは、カバ−部材1の頂部に位置する。この凹溝部1cは丸溝状をなして おり、円形断面のガスケット18をこの凹溝部1cに挿入し、ガスケット18の頂 部を天井板11の折り返し部と圧接させる部分である。ガスケット18により、 天井板11の折り返し部と凹溝部1cの隙間から雨水等が上部側枠材12の横向き 凹所Aへ浸入するのを防ぐことができる。
【0013】 水平部1hは、凹溝部1cの真下に位置し、上部側枠材12の水平段部12Hに載 置される部分である。水平部1hの左端は湾曲部1bにつながり、右端は次に述べる 鉛直部1vにつながっている。
【0014】 鉛直部1vは、湾曲部1bに対向し、上部側枠材12の垂直リブ部12Vにリベッ ト止めされる。
【0015】 次に、上部側枠材12について説明する。本実施例の上部側枠材12は、天井 板11の側縁をリベット止めするフランジ部12Fと、水平段部12Hと、これ らを結ぶ垂直リブ部12Vを有し、外板13及び側柱15と側板部12Sがリベ ット止めされる点で、従来の上部側枠材52と共通する。なお、図1において側 板部12の下方部に掛止部12Kが設けられている。この掛止部12Kは第1実 施例に不可欠な構成要素ではないが、後述する第2実施例及び第3実施例におい ては不可欠なものである。
【0016】
【第2実施例】 本考案の第2実施例を図2に基いて説明する。第2実施例は第1実施例のカバ −部材1の改良型である。上部側枠材12は第1実施例と同じであるので説明は 省略する。従って、第2実施例のカバ−部材2の改良点を中心に以下説明する。
【0017】 カバ−部材2は、荷箱42の長手方向に延びる一体成形部材である第1実施例 のカバ−部材1の湾曲部をなめらかに下方に延長した構造になっている。2Sは 側板部、2Kは掛止部である。
【0018】 側板部2Sは、湾曲部2bをなめらかに下方に延長した部分である。この側板部 2Sは上部側枠材12と側柱15を止めるリベットの頭を覆い隠している。
【0019】 掛止部2Kは、側板部2Sの側縁内側に設けられており、上部側枠材12の掛 止部12Kに掛止される。
【0020】
【第3実施例】 本考案の第3実施例を図3に基いて説明する。第3実施例は第2実施例のカバ −部材の改良型である。上部側枠材12は第1実施例及び第2実施例と同じであ るので説明は省略する。従って、第3実施例のカバ−部材3の改良点を中心に以 下説明する。
【0021】 カバ−部材3は、湾曲部をなめらかに下方に延長した側板部を有する第2実施 例のカバ−部材2の側板部をさらに下方に延長した構造になっている。ここに3 Sは側板部、3Kは掛止部である。
【0022】 カバ−部材3Sは、湾曲部2bをなめらかに下方に延長した部分である。第2 実施例の側板部2Sは上部側枠材12の掛止部12Kのところで側板部は切れて いたが、本実施例においては側板部3Sをさらに延長し、上部側枠材12の下端 部まで延長してある。これにより、この側板部3Sは掛止部3K,12Kの直下 に位置し上部側枠材12と外板13及び側柱を止めるリベットの頭をも覆い隠し ている。
【0023】 掛止部3Kは、側板部3Sの内側に設けられており、上部側枠材12の掛止部 12Kに掛止される点は第2実施例と同様である。
【0024】
【考案の効果】
上部側枠材の横向き凹所をカバ−部材で覆い、上部側枠材のフランジ部と側板 部とをなめらかに連続させたので、バン型車両の荷箱の美的効果を高めるととも に、空気力学的特性を向上させることができる。詳しく言えば、走行時の空気抵 抗係数を小さくすることができ、横風を受けた時の走行安定性をも向上させるこ とができる。
【0025】 カバ−部材を荷箱の長手方向に伸びる一体成形部材としたので、荷箱を構成す る基本構造を変えずにカバ−部材を追加するだけで簡単に多種の外観を得ること ができる。しかも、水平部、鉛直部、掛止部の位置関係に工夫を加えたので、横 向き凹所へのはめ込みが容易である。
【0026】 また、カバ−部材湾曲部をなめらかに下方に延長した側板部を設けたので、リ ベットの頭を覆い隠すことができ、より一層美的効果を高め、空気力学的特性を 向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るバン型車両における
荷箱の上部側枠隅部の断面図。
【図2】本考案の第2実施例に係るバン型車両における
荷箱の上部側枠隅部の断面図。
【図3】本考案の第3実施例に係るバン型車両における
荷箱の上部側枠隅部の断面図。
【図4】バン型車両の後方斜視図。
【図5】従来の荷箱の上部側枠隅部を示す図3のV−V
断面図。
【符号の説明】
1,2,3 カバ−部材 1b,2b,3b 湾曲部 1c,2c,3c 凹溝部 1h,2h,3h 水平部 1v,2v,3v 鉛直部 2K,3K 掛止部 11,51 天井板 12,52 上部側枠材 12S 側板部 12K 掛止部 12F,52F フランジ部 12H,52H 水平段部 12S,52S 側板部 12V,52V 垂直リブ部 13,53 外板 14,54 屋根根太 15,55 側柱 16,56 天井部内張板 17,57 側部内張板 18 ガスケット 41 バン型車両 42 荷箱 A 横向き凹所

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 天井板の側縁をリベット止めするフラン
    ジ部と、該フランジ部の下部に位置する水平段部と、フ
    ランジ部の端から垂下しフランジ部と水平段部を接続す
    る垂直リブ部と、外板及び側柱を固定する側板部とから
    なる上部側枠材(12)と、カバ−部材(1)とからなり、該
    カバ−部材(1)は湾曲部(1b)と前記水平段部に載置され
    る水平部(1h)と前記上部側枠材の垂直リブ部にリベット
    止めされる鉛直部(1v)とからなり、カバ−部材(1)を嵌
    めることにより、前記フランジ部と前記側板部とをなめ
    らかに連続させたことを特徴とするバン型車両における
    荷箱の上部側枠隅部の化粧構造。
  2. 【請求項2】 カバ−部材(1)の頂部にガスケット(18)
    を介して天井板(11)の折り返し部と接する凹溝部(1c)を
    設けたことを特徴とする請求項1のバン型車両における
    荷箱の上部側枠隅部の化粧構造。
  3. 【請求項3】 上部側枠材(12)の側板部に掛止部(12K)
    を有し、カバ−部材(1)の湾曲部をなめらかに下方に延
    長した側板部(2S)と該側板部の端部に設けられた前記掛
    止部(12K)に掛止される掛止部(2K)を設けたことを特徴
    とする請求項1又は請求項2のバン型車両における荷箱
    の上部側枠隅部の化粧構造。
  4. 【請求項4】 カバ−部材(2)の側板部(2S)を上部側枠
    材の掛止部(12K)の下方に延長し、上部側枠材を覆うよ
    うにしたことを特徴とする請求項1又は請求2のバン型
    車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造。
JP5966591U 1991-07-04 1991-07-04 バン型車両における荷箱の上部側枠隅部の化粧構造 Pending JPH053188U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0687163U (ja) * 1993-05-31 1994-12-20 トヨタ車体株式会社 車両の箱型荷台のコーナ部構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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