JPH0629155Y2 - 車体ル−フ前端側部構造 - Google Patents

車体ル−フ前端側部構造

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JPH0629155Y2
JPH0629155Y2 JP12609687U JP12609687U JPH0629155Y2 JP H0629155 Y2 JPH0629155 Y2 JP H0629155Y2 JP 12609687 U JP12609687 U JP 12609687U JP 12609687 U JP12609687 U JP 12609687U JP H0629155 Y2 JPH0629155 Y2 JP H0629155Y2
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JP
Japan
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front pillar
roof rail
roof
side roof
flange
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JP12609687U
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JPS6430783U (ja
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淳一 永野
伸一 小川
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車体ルーフとサイドルーフレールとフロント
ピラーとが結合している車体ルーフ前端側部の構造に関
する。
[従来の技術] 従来より、自動車の中には、第6図に示すごとく、車体
におけるルーフRの側部に溝部Gを介してサイドルーフ
レールSを有し、フロントピラーPがこのサイドルーフ
レールSの前端部からサイドルーフレール内部に入り込
んでこのサイドルーフレールSの前端部と部分的に重合
するようになっているものがある。
ところで、このルーフRの車室側部分には、ヘッドライ
ニングが装着されているが、例えばこのヘッドライニン
グの前縁部の装着は、ルーフRの前縁部付きのフランジ
にクリップで止めることにより、行なっている。
なお、ヘッドライニングのその他の縁部もクリップを介
して車体に適宜取り付けられる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、このような従来のものでは、ヘッドライ
ニング前縁部の装着についていえば、ルーフ側部の溝部
よりも更に側方のサイドルーフレール前端部でヘッドラ
イニングを止めることが難しいので、この部分でヘッド
ライニングに垂れを生じるおそれがある。
本考案はこのような問題点を解決しようとするもので、
サイドルーフレール前端部においてヘッドライニングに
垂れを生じないようにした、車体ルーフ前端側部構造を
提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] このため、本考案の車体ルーフ前端側部構造は、車体の
ルーフ側部に溝部を介してサイドルーフレールを有し、
同サイドルーフレールの前端部から同サイドルーフレー
ルの内部に入り込んで上記サイドルーフレールの前端部
と部分的に重合するフロントピラーをそなえ、上記サイ
ドルーフレールの内部に入り込んでいる上記フロントピ
ラーのフロントピラーアウタ部分または同フロントピラ
ーアウタ付きのフロントピラーアウタ延長部材が上記サ
イドルーフレールの前端部において同サイドルーフレー
ルから露出したヘッドライニング係止用フランジを有し
ていることを特徴としている。
[作用] 上述の本考案の車体ルーフ前端側部構造では、サイドル
ーフレールの内部に入り込んでいるフロントピラーのフ
ロントピラーアウタ部分またはフロントピラーアウタ付
きのフロントピラーアウタ延長部材においてサイドルー
フレールの前端部から露出して形成されたフランジに、
ヘッドライニングをクリップ等を介して係止させること
が行なわれる。
[実施例] 以下、図面により本考案の一実施例としての車体ルーフ
前端側部構造について説明すると、第1図はその要部を
示す斜視図(第5図のI矢視相当部の斜視図)、第2図
は第1図のII−II矢視断面図、第3図は第1図のIII−I
II矢視断面図、第4図はその分解斜視図、第5図はその
変形例を第4図に対応させて示す分解斜視図である。
さて、本構造を有する自動車も、車体におけるルーフR
の側部に溝部Gを介してサイドルーフレールSを有し、
フロントピラーPがこのサイドルーフレールSの前端部
からサイドルーフレール内部に入り込んでこのサイドル
ーフレールSの前端部と部分的に重合するようになって
いる(第6図参照)。
さらに、その構造について詳述すると、第1〜3図に示
すごとく、ルーフRはルーフパネル3からなり、ルーフ
Rの前端部には、ルーフパネル3の内側からルーフレー
ルインナ4が設けられることにより、ルーフレールが形
成されている。
なお、ルーフレールインナ4に形成されたフランジ4A
は、ルーフレールの前縁からやや下方へ垂下し更にはや
や前方へ突出するように配設されており、このフランジ
4Aに、クリップ8を介してヘッドライニング7が係止
されている。
また、ルーフRの側部に溝部Gを介して設けられるサイ
ドルーフレールSは、サイドルーフレールアウタ5とサ
イドルーフレールインナ6とをこれらの間に所要の閉断
面空間が形成されるように両者を合わせて構成したもの
で、このサイドルーフレールSは車体のドア開口上部に
沿い車両長手方向に延在する。
さらに、フロントピラーPは、フロントピラーアウタ1
とフロントピラーインナ2とをこれらの間に所要の閉断
面空間が形成されるように両者を合わせて構成したもの
で、このフロントピラーPは車体のドア開口前部に沿い
車両高さ方向にやや斜めに延在する。
ところで、このフロントピラーPは、サイドルーフレー
ルSの前端部からサイドルーフレールアウタ5の内部に
入り込んでサイドルーフレールSの前端部と部分的に重
合するようになっているが、フロントピラーアウタ1の
サイドルーフレールSの内部に入り込んでいる部分に
は、溝部Gをその下方から超えてルーフRまで延びるフ
ロントピラーアウタエクステンション(フロントピラー
アウタ延長部材)1Aがスポット溶接等により取り付け
られており、このフロントピラーアウタエクステンショ
ン1Aには、サイドルーフレールSの前端部においてこ
のサイドルーフレールSから上記のフランジ4Aと同様
にして露出したフランジ1A−1が形成されている。
そして、このフランジ1A−1にクリップ8等を介して
ヘッドライニング7を係止するのである ここで、フロントピラーアウタ1,フロントピラーアウ
タエクステンション1A,フロントピラーインナ2,サ
イドルーフレールアウタ5の相互関係や形状を概略的に
示すと、第4図のようになる。
なお、第2,3図中の符号9はフロントガラスを示して
いる。
上述の構成により、本構造のものに、ヘッドライニング
7を取り付けるに際し、特にヘッドライニング7の前縁
部の取付に着目すると、次のようになる。すなわち、こ
のヘッドライニング7の前縁部は、ルーフインナ4のフ
ランジ4Aにクリップ8等を介して係止されるととも
に、フロントピラーアウタエスクテンション1A−1に
クリップ8等を介して係止される。これにより、ルーフ
側部の溝部Gよりも更に側方のサイドルーフレールSの
前端部でヘッドライニング7を確実に止めることがで
き、この部分で、ヘッドライニング7が垂れ下がること
がなくなる。これにより、ヘッドライニング7の取付の
確実化をはかれるほか、見栄えの点でも優れた効果を発
揮する。
また、フロントピラーインナ2側ではなくて、フロント
ピラーアウタ1側にフランジ1A−1を形成することが
行なわれるので、防錆上有利となる利点も得られる。す
なわち、このルーフ前端側部は、雨水が入り込んできや
すいが、フロントピラーアウタ1側にフランジ1A−1
を形成することにより、このフランジ1A−1が庇ある
いは樋の機能を発揮し、雨水を車室側へは浸入させない
からである。
そして、このようにフロントピラーPの部分に錆が発生
しないということは、フロントピラーPが強度部材であ
ることを考えた場合、強度維持という点においても、有
利であるということができる。
なお、フランジをフロントピラーインナ2側に設ける
と、雨水がフロントピラーアウタ1とフロントピラーイ
ンナ2との接合部を通じて内部へ入り込み、これにより
この接合部やサイドルーフレールSの内部等に錆が発生
するおそれがあるが、更に、車種によっては、フロント
ピラーインナ2のサイドへの部品止まりの関係上、フロ
ントピラーインナ2には、フランジを形成できない場合
があり、この場合はヘッドライニング7に垂れを生じて
しまう。
また、フロントピラーアウタ1とフロントピラーアウタ
エスクテンション1A−1とを別体にしたもののほか、
第5図に示すごとく、フロントピラーアウタエクステン
ション部分もフロントピラーアウタ1として一体に形成
したものにおいて、このフロントピラーアウタ1に、上
記と同様にして、ヘッドライニング係止用フランジ1B
を形成しても、前述の実施例とほぼ同様の効果ないし利
点が得られる。
[考案の効果] 以上詳述したように、本考案の車体ルーフ前端側部構造
によれば、サイドルーフレールの内部に入り込んでいる
フロントピラーのフロントピラーアウタ部分またはフロ
ントピラーアウタ付きのフロントピラーアウタ延長部材
がサイドルーフレールの前端部においてサイドルーフレ
ールから露出したヘッドライニング係止用フランジを有
しているという簡素な構成で、次のような効果ないし利
点が得られる。
(1)ルーフ側部の溝部よりも更に側方のサイドルーフ
レールの前端部でヘッドライニングを確実に止めること
ができるので、この部分で、ヘッドライニングが垂れ下
がることがなくなり、これにより、ヘッドライニング7
の取付の確実化をはかれるほか、見栄えの点でも優れた
効果を発揮する。
(2)フロントピラーインナ側ではなくて、フロントピ
ラーアウタ側にフランジを形成することが行なわれるの
で、防錆上有利となる。
(3)このようにフロントピラーの部分に錆が発生しな
いということは、フロントピラーが強度部材であること
を考えた場合、強度維持という点においても、有利であ
る。
(4)フロントピラーインナのサイドへの部品止まりの
関係上、フロントピラーインナには、フランジを形成で
きない場合でも、確実にヘッドライニングを係止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の一実施例としての車体ルーフ前端
側部構造を示すもので、第1図はその要部を示す斜視図
(第5図のI矢視相当部の斜視図)、第2図は第1図の
II−II矢視断面図、第3図は第1図のIII−III矢視断面
図、第4図はその分解斜視図、第5図はその変形例を第
4図に対応させて示す分解斜視図であり、第6図は一般
的な自動車を示す斜視図である。 1……フロントピラーアウタ、1A……フロントピラー
アウタエクステンション、1A−1,1B……ヘッドラ
イニング係止用フランジ、2……フロントピラーイン
ナ、3……ルーフパネル、4……ルーフレールインナ、
4A……ヘッドライニング係止用フランジ、5……サイ
ドルーフレールアウタ、6……サイドルーフレールイン
ナ、7……ヘッドライニング、8……クリップ、9……
フロントガラス、G……溝部、P……フロントピラー、
R……ルーフ、S……サイドルーフレール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体のルーフ側部に溝部を介してサイドル
    ーフレールを有し、同サイドルーフレールの前端部から
    同サイドルーフレールの内部に入り込んで上記サイドル
    ーフレールの前端部と部分的に重合するフロントピラー
    をそなえ、上記サイドルーフレールの内部に入り込んで
    いる上記フロントピラーのフロントピラーアウタ部分ま
    たは同フロントピラーアウタ付きのフロントピラーアウ
    タ延長部材が上記サイドルーフレールの前端部において
    同サイドルーフレールから露出したヘッドライニング係
    止用フランジを有していることを特徴とする、車体ルー
    フ前端側部構造。
JP12609687U 1987-08-19 1987-08-19 車体ル−フ前端側部構造 Expired - Lifetime JPH0629155Y2 (ja)

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JP12609687U JPH0629155Y2 (ja) 1987-08-19 1987-08-19 車体ル−フ前端側部構造

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Publication Number Publication Date
JPS6430783U JPS6430783U (ja) 1989-02-27
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