JP2526561Y2 - 自動車のリヤピラー補強構造 - Google Patents

自動車のリヤピラー補強構造

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JP2526561Y2
JP2526561Y2 JP1990063542U JP6354290U JP2526561Y2 JP 2526561 Y2 JP2526561 Y2 JP 2526561Y2 JP 1990063542 U JP1990063542 U JP 1990063542U JP 6354290 U JP6354290 U JP 6354290U JP 2526561 Y2 JP2526561 Y2 JP 2526561Y2
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実秋 田上
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、リヤインナピラーをレインフォースで補
強するようにした自動車のリヤピラー補強構造に関する
ものである。
(従来の技術) この種のリヤピラーの補強構造としては、例えば、第
4図〜第6図に示したようなものがある。
第4図において、1は自動車の車体、2は車体1の後
部のリヤピラーである。このリヤピラー2は、車体1の
左右に設けられていて、第5図,第6図のインナピラー
パネル3と第4図のアウタピラーパネル4から構成され
ている。
このインナピラーパネル3は上部パネル部3aと下部パ
ネル部3bから構成されている。しかも、左右のインナピ
ラー3,(他方図示せず)の上部パネル部3aと下部パネル
部3bとの連設部であるウエスト部W間には、後側部にレ
インフォース6を接合して閉断面部5Aを形成したリヤウ
エストパネル5が渡架されている。このウエスト部Wに
は前記閉断面部5Aに開口する換気穴7が形成され、一方
のインナーピラーパネル3のウエスト部Wより下部には
フューエルフィラー挿通用の開口8が形成されている。
また、インナピラーパネル3の外側面に上部パネル部3a
と下部パネル部3bとに跨り且つ開口8の前側部に沿うピ
ラーレインフォース9が固着されている。図中、WHはリ
ヤホイールハウスである。この類似構造は、例えば実開
昭59-83115号公報に開示されている。
(考案が解決しようとする課題) この様な構成においては、ピラーレインフォース9を
換気穴7や開口8を避けて、リヤウエストパネル5の側
縁接合部にのみ跨って配設されているため、車体1の後
部衝突が生じた場合、ピラーレインフォース9による補
強領域から外れたリヤウエストパネル5とレインフォー
ス6で形成された閉断面部5Aの側端部に対応する部分を
含めて、インナピラーパネル3が第6図の破線のごとく
変形し易く、この場合前記閉断面部5Aの変形も伴うこと
も考えられる。
また、このような後面衝突時とは別に、走行時振動に
よってインナーピラーパネル3が前記面方向に振動、変
形すると、前記閉断面部5Aにも上下振動が伴い、第4図
に示したリヤウインドガラス10に曲げ変形が繰り返し生
じて、このリヤガラス10が繰り返し曲げ振動させられ
る。そして、このリヤウインドウガラス10の曲げ振動に
より、車室内の繰り返し体積変動が生じて、車室内の騒
音発生の原因となる虞があった。
そこで、この考案は、リヤインナピラーパネルのリヤ
ウエストパネル接合部周りの剛性を高めて、車両の後部
衝突時にインナピラーパネルや閉断面部が変形するのを
防止できると共に、走行振動等によりリヤウインドウガ
ラスに繰り返し曲げ変形力が生じないようにした自動車
のリヤピラー補強構造を提供することを目的とするもの
である。
(課題を解決するための手段) この目的を達成するため、この考案は、車体後部の左
右にインナピラーパネルとアウタピラーパネルからなる
リヤピラーが配設され、前後に配設したリヤウエストパ
ネル及びレインフォースが前記各インナピラーパネルの
上部パネル部と下部パネル部との連設部であるウエスト
部間に渡架され、前記ウエストパネルの後側部とレイン
フォースとが互いに接合されて前記ウエストパネルの後
側部とレインフォースとの間に閉断面部が形成され、前
記インナピラーパネルの外側面に上部パネル部と下部パ
ネル部とに跨るピラーレインフォースが固着された自動
車のリヤピラー補強構造において、 前記閉断面部に車室に開口する換気用グリルが形成さ
れ、前記閉断面部の側端部に対応して後方に延びると共
に前記インナピラーに接合されて、前記インナピラーパ
ネルとの間にボックス断面を形成するチャンネル部が前
記ピラーレインフォースに一体に成形されていると共
に、前記閉断面部内と前記ボックス断面内のエア通路と
を連通させる換気穴が前記インナピラーパネルに形成さ
れていて、前記車室内のエアが前記換気用グリル,閉断
面部,換気穴,エア通路等を介して換気される自動車の
リヤピラー補強構造としたことを特徴とするものであ
る。
(作用) この構成によれば、チャンネル部がインナピラーパネ
ルとの間でボックス断面を形成するようにしたことによ
り、インナピラーパネルのリヤウエストパネル接合部周
りの剛性が高められ、インナーピラーパネルはもとより
リヤウエストパネル後側部の閉断面部が上下振動するの
を防止する。また、車室内のエアが換気用グリル,閉断
面部,換気穴,エア通路等を介して換気されることにな
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図〜第3図に基づいて
説明する。
第3図において、1は自動車の車体、2は車体1の後
部のリヤピラーである。このリヤピラー2は、左右に設
けられていて、第1図,第2図のインナピラーパネル3
と第3図のアウタピラーパネル4から構成されている。
このインナピラーパネル3は上部パネル部3aと下部パ
ネル部3bから構成されている。しかも、左右のインナピ
ラー3,(他方図示せず)の上部パネル部3aと下部パネル
部3bとの連設部であるウエスト部W間には、後側部にレ
インフォース6と接合して閉断面部5Aを形成したリヤウ
エストパネル5が渡架されている。このウエスト部Wに
は前記閉断面部5Aに開口する換気穴7が形成され、一方
のインナーピラーパネル3のウエスト部Wより下部には
フューエルフィラー挿通用の開口8が形成されている。
また、インナピラーパネル3の外側面に上部パネル部3a
と下部パネル部3bとに跨り且つ開口8の前側部に沿うピ
ラーレインフォース9が固着されている。
このピラーレインフォース9には、開口8の上端に沿
って後方に延びるチャンネル部11が一体に設けられてい
る。このチャンネル部11は、上下縁部が前記閉断面部5A
の側端部に対応してインナピラーパネルに固着されてい
る。また、このチャンネル部11とインナピラーパネル3
との間には換気穴7に連通するエア通路12が形成されて
いる。従って、車室内のエアは、前記閉断面部5Aの車室
側に形成された換気グリルGから該閉断面部5Aを通して
この換気穴7及びエア通路12を介して換気される。図
中、WHはリヤホイールハウスである。
この構成によれば、チャンネル部11がインナピラーパ
ネル3との間でボックス断面を形成するようにしたこと
により、インナピラーパネル3のリヤウエストパネル5
接合部回りの剛性が高められ、インナーピラーパネル3
はもとよりリヤウエストパネル5後側部の閉断面部が上
下振動するのを防止する。
(考案の効果) この考案は、以上説明したように、閉断面部の側端部
に対応して後方に延びると共にインナピラーに接合され
て、前記インナピラーパネルとの間にボックス断面を形
成するチャンネル部が前記ピラーレインフォースに一体
に成形されている構成としたので、インナピラーパネル
のリヤウエストパネル接合部周りの剛性を高めて、車両
の後部衝突時にインナピラーパネルや閉断面部が変形す
るのを防止できる。
また、この様にインナピラーパネルのリヤウエストパ
ネル接合部周りの剛性を高めることで、走行振動等によ
りリヤウインドウガラスに繰り返し曲げ変形力が生じる
のを防止して、車室内の体積変動に伴う騒音の発生を未
然に防止できる。
また、チャンネル部とインナピラーパネルとの間に形
成されるボックス断面のダクト内をエア通路とし、この
エア通路を換気通路として利用できるので、車室内の換
気用に別物のダクトを設ける場合でも、別物のダクトを
短くできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る自動車のリヤピラー補強構造
の一実施例を示す要部斜視図である。 第2図は、第1図のII-II線に沿う断面図である。 第3図は、第1図,第2図の自動車のリヤピラー補強構
造を備える自動車の側面図である。 第4図は、従来の自動車のリヤピラー補強構造を備える
自動車の側面図である。 第5図は、第4図に示した自動車の自動車のリヤピラー
補強構造の要部斜視図である。 第6図は、第5図のVI-VI線に沿う断面図である。 1……車体 2……リヤピラー 3……インナピラーパネル 3a……上パネル部 3b……下パネル部 4……アウタピラーパネル 5,6……ウエストレインフォース 9……ピラーレインフォース 11……チャンネル部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部の左右にインナピラーパネルとア
    ウタピラーパネルからなるリヤピラーが配設され、前後
    に配設したリヤウエストパネル及びレインフォースが前
    記各インナピラーパネルの上部パネル部と下部パネル部
    との連設部であるウエスト部間に渡架され、前記ウエス
    トパネルの後側部とレインフォースとが互いに接合され
    て前記ウエストパネルの後側部とレインフォースとの間
    に閉断面部が形成され、前記インナピラーパネルの外側
    面に上部パネル部と下部パネル部とに跨るピラーレイン
    フォースが固着された自動車のリヤピラー補強構造にお
    いて、 前記閉断面部に車室に開口する換気用グリルが形成さ
    れ、前記閉断面部の側端部に対応して後方に延びると共
    に前記インナピラーに接合されて、前記インナピラーパ
    ネルとの間にボックス断面を形成するチャンネル部が前
    記ピラーレインフォースに一体に成形されていると共
    に、前記閉断面部内と前記ボックス断面内のエア通路と
    を連通させる換気穴が前記インナピラーパネルに形成さ
    れていて、前記車室内のエアが前記換気用グリル,閉断
    面部,換気穴,エア通路等を介して換気されることを特
    徴とする自動車のリヤピラー補強構造。
JP1990063542U 1990-06-18 1990-06-18 自動車のリヤピラー補強構造 Expired - Lifetime JP2526561Y2 (ja)

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JPH0422377U JPH0422377U (ja) 1992-02-25
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JPS649082A (en) * 1987-07-01 1989-01-12 Mazda Motor Body structure of automobile

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