JP2526136Y2 - 電源回路 - Google Patents

電源回路

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JP2526136Y2
JP2526136Y2 JP1989066354U JP6635489U JP2526136Y2 JP 2526136 Y2 JP2526136 Y2 JP 2526136Y2 JP 1989066354 U JP1989066354 U JP 1989066354U JP 6635489 U JP6635489 U JP 6635489U JP 2526136 Y2 JP2526136 Y2 JP 2526136Y2
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康之 溝渕
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株式会社豊田自動織機製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 〔概要〕 本考案は、トランスの1次側を電源に接続し、2次側
出力を整流して所定の直流出力電圧を得る電源回路にお
いて、トランスの2次側整流出力の一端にコイルを接続
し、そのコイルに蓄えられるエネルギーを、ダイオード
およびコンデンサにより取り出し、コンデンサの両極間
に上記直流電圧に対し逆極性の電圧を簡易に発生させる
ものである。
〔産業上の利用分野〕 本考案は、トランスの2次側出力を整流して所定の直
流出力電圧を得る電源回路に関する。
〔従来の技術〕
トランスの2次側出力電圧を整流して所望の直流出力
電圧を得る電源回路、例えばトランスの一次側を高周波
でオン、オフして2次側に所望の直流電圧を得るスイッ
チング電源では、正、負、二種類の出力電圧を得る為に
は、正電圧を発生させる為の巻線と負電圧を発生させる
為の巻線の二種類の巻線を設ける必要があった。
第4図は、フォワード方式の従来のスイッチング電源
の回路構成図である。
同図において、直流電源Eのプラス側にはトランスの
1次巻線L1の一端が接続され、この1次巻線L1の他端と
接地(GND)間にはトランジスタTR1が接続されている。
このトランジスタTR1を、制御回路11から与えられる駆
動信号に従って高周波でオン、オフさせるとにより、2
次側巻線L2、L3に所望の電圧を発生させている。1次側
トランジスタTR1のオン時に2次側巻線L2に発生する電
圧は、ダイオードD1で整流され正の直流電圧としてコイ
ルL3に与えられ、コンデンサC1の両極間から正の出力電
力V(+)として出力される。またトランジスタTR1が
オフ時には、コイルL3に蓄えられたエネルギーが、コイ
ルL3−コンデンサC1−ダイオードD2の閉回路で放出され
正の出力電圧V(+)として出力される。
2次側巻線L3に発生する電圧は、同様にダイオードD
3、D4、コイルL4、コンデンサC2により整流、平滑が行
われ、コンデンサC2の両極間から負の出力電圧V(−)
として出力される。
〔考案が解決しようとする課題〕
上述したように正、負二種類の出力電圧得る為には、
例えばフォワード方式のスイッチング電源であれば、出
力電圧の極数に応じて2次側巻線を増やすと共に、それ
ぞれの2次側巻線の出力を整流し一定の直流電圧に変換
する為の整流、平滑回路等を設ける必要があった。
すなわち、従来の電源回路では正、負の出力電圧を得
ようとすると、トランスの巻線が増え、使用する部品点
数も増加して電源回路が複雑になるという問題点があっ
た。
本考案の課題は、2次側直流出力電圧に対し逆極性の
電圧を簡易に作成できる電源回路を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本考案の原理説明図である。
本考案は、トランスの1次側を電源に接続し、2次側
出力を整流して所定の直流出力電圧を得る電源回路にお
いて、トランスの2次側整流出力、例えば2次側巻線1
の一端にダイオード2を接続し、そのダイオード2の整
流出力の一端にコイル3を接続し、そのダイオード2と
コイル3との接続箇所にダイオード4の一端を接続し、
そのダイオード4の他端にコンデンサ5を接続したもの
である。さらに、コイル3の他端と、コンデンサ5の他
端との巻線1の他端に接続したものである。
〔作用〕
上記構成において、トランスの2次側巻線1間に発生
する電圧は、ダイオード2により整流され、例えば正の
直流出力電圧として出力される。
また、ダイオード2で整流された電圧は、コイル3に
印加され、コイル3にエネルギーを供給する。そのコイ
ル3に蓄えられたエネルギーは、ダイオード2から流れ
こむ電流が零となった時、コンデンサ5及びダイオード
4を介して放出される。
この結果、コンデンサ5の両極間には、例えば接地電
位に対し負電位となる電圧が発生し、2次側直流出力電
圧に対し逆極性の電位を得ることができる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第2図は、本考案の一実施例のフォワード方式のスイ
ッチング電源の回路構成図である。
交流電源11からの交流電圧は全波整流器12で直流電圧
に変換される。その全波整流器12の正の出力電圧ははト
ランスの1次側巻線L5一端に与えられ、その1次巻線L5
の他端にはトランジスタTR2のコレクタが接続されてい
る。このトランジスタTR2のエミッタは全波整流器12の
負側、すなわち接地側に接続されている。
そしてトランジスタTR2のベースには、制御回路14か
らの駆動信号が与えられ、この駆動信号に従ってトラン
ジスタTR2はオン、オフ動作を行う。
トランスの2次側巻線L6の一端にはダイオードD5のア
ノードが接続され、2次側巻線L6の他端は接地されてい
る。
トランジスタTR2のオン時に2次側巻線L6に発生する
電圧は、上記ダイオードD5で整流され、さらにダイオー
ドD6を経てコイルL7の一端に印加される。このダイオー
ドD5の出力電圧はコイルL8にも出力される。
上記ダイオードD6とコイルL7の接続点には、ダイオー
ドD7のカソードが接続され、このダイオードD7のアノー
ドは接地されている。コイルL8とドイオードD7のカソー
ド間に接続されているダイオードD6は、コイルL8に蓄え
られたエネルギーが、1次側トランジスタTR2のオフ時
に放出される時、コイルL8がダイオードD7により短絡さ
れるのを阻止する為のものである。
コイル7の他端には、一端が接地されたコンデンサC3
の他端が接続され、このコイルL7とコンデンサC3の接続
点が正の出力電圧V(+)の出力端子となっている。
トランジスタTR2のオン期間には、その時2次側巻線L
6に発生する電圧により、2次側巻線L6−ダイオードD5
−ダイオードD6−コイルL7−コンデンサC3の閉回路で電
流が流れ、コンデンサC3は正極性に充電され、コンデン
サC3両極間に正の電圧V(+)が出力される。
また、トランジスタTR2のオフ期間には、コイルL7に
蓄えられたエネルギーが、コイルL7−コンデンサC3−ダ
イオードD7の閉回路で放出され、コンデンサC3の両極間
に正の電圧V(+)が出力される。
一方、ダイオードD5のカソードに接続されたコイルL8
の接続端には、ダイオードD8のカソードが接続され、そ
のコイルL8の他端は接地されている。ダイオードD8のア
ノードには、一端が接地されたコンデンサC4の他端が接
続されている。このコンデンサC4の両極間の電圧が負電
圧V(−)として出力される。
1次側のトランジスタTR2のオン期間には、その時2
次側巻線L6に発生する電圧により、2次側巻線L6−ダイ
オードD5−コイルL8−接地の閉回路で電流が流れ、コイ
ルL8にエネルギーが蓄えられる。そして、トランジスタ
TR2のオフ期間には、コイルL8に蓄えられたエネルギー
が、コイルL8−コンデンサC4−ダイオードD8の閉回路で
放出され、コンデンサC4が負極性に充電され、コンデン
サC4の両極間に負の電圧V(−)が発生する。
今、トランジスタTR2のオン時間をTON、そのとき2次
側巻線L6に発生する電圧をVi、コイルL8のインダクタン
スL8とすると、トランジスタTR2のオン期間にコイルL8
に印加される電圧VLは、VL=Viである。従ってトランジ
スタTR2のオン期間にコイルL8に流れる電流変化分ΔIL
は、 ΔIL=(Vi/L8)×TONとなる。
一方、トランジスタTR2のオフ期間にコイルL8に流れ
る電流変化分は、 −ΔIL=〔−V(−)/L8〕×TOFFとなる。
トランジスタTR2のオン期間、オフ期間にコイルL8に
流れ電流変化分は等しいので、ΔI=−ΔIから、 (Vi/L8)TON=〔−V(−)/L8〕TOFF となる。従ってコンデンサC4の両極間には、V(−)=
Vi×(TON/TOFF)なる負の出力電圧を得ることができ
る。
すなわち、正の出力電圧V(+)を得る為の2次側巻
線L6間の電圧ViをコイルL8に与えることで、コンデンサ
C4の両極間に正の出力電圧V(+)に対し逆極性の電圧
V(−)を得ることができる。
第3図は、トランジスタTR2のオン時、オフ時の2次
側巻線L6に発生する電圧と、コイルL8に流れる電流の波
形図である。
同図に示すように、2次側巻線L8間の電圧は、トラン
ジスタTR2のオン期間にはViなる電圧となり、オフ期間
には0Vとなっている。そして、コイルL8には、トランジ
スタTR2のオン期間には電圧ViとコイルL8のインダクタ
ンスL8で決まる傾きで増加する電流ILが流れる。トラン
ジスタTR2のオフ期間には、コイルL8がその電流ILを保
つように電流を流し、コイルL8の電流波形は、第3図に
示すものとなる。尚、第3図のコイルL8の電流波形で斜
線で示した部分は、コイルL8から放出されるエネルギー
により流れる電流を表している。
以上のように、上記実施例によれば、例えば単一電圧
出力用のトランスの巻線をそのまま利用して、コイル、
ダイオード、コンデンサ等を追加するだけで、逆極性の
出力電圧を得ることができ、簡単な構成の電源回路によ
り、正、負の2つの出力電圧を得ることができる。
尚、上記実施例はスイッチング電源の場合について述
べたが、本考案はスイッチング電源以外の他の電源回路
にも適用することができる。
例えば、トランスの1次側が商用電源に接続され、2
次側出力を整流して所望の直流出力電圧を得る電源回路
において、整流後の非平滑の出力電圧を、上述したコイ
ルL8の一端に与えることにより、上述した動作と同様に
して、コンデンサ8の両極間に直流出力電圧に対し逆極
性の電圧を簡易に得ることができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、トランスの巻線の変更及び大幅な回
路部品の追加等をすることなく、正、負の出力電圧を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図の本考案の原理説明図、 第2図は本考案の一実施例のスイッチング電源の電源回
路の回路構成図、 第3図は、第2図の回路の波形の一例を示す図、 第4図は、従来の2電源のスイッチング電源の回路構成
図である。 1……2次側巻線、2、4……ダイオード、3……コイ
ル、5……コンデンサ.

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】トランスの1次側を電源に接続し、2次側
    出力を整流して所定の直流出力電圧を得る電源回路にお
    いて、 トランスの2次側出力整流後の一端に接続されたコイル
    と、 該2次側出力とコイルの接続箇所に接続されたダイオー
    ドと、 該ダイオードの他端に接続されたコンデンサとからな
    り、 前記コイルと前記ダイオードと前記コンデンサとが、そ
    れぞれ直列に接続した閉回路を構成し、前記2次側出力
    整流後の半波整流成分によって前記コイルにエネルギー
    が蓄積し、半波整流成分の電流が止まった場合に蓄積さ
    れたエネルギーを放出することによって、前記所定の直
    流出力電圧に対し逆極性の電圧を出力するような電流が
    前記閉回路に流れることを特徴とする電源回路。
  2. 【請求項2】前記電源は直流電源であり、トランスの1
    次側をスイッチングするスイッチング電源であることを
    特徴とする請求項1記載の電源回路。
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