JP2000050625A - スイッチング電源回路 - Google Patents

スイッチング電源回路

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JP2000050625A
JP2000050625A JP10215758A JP21575898A JP2000050625A JP 2000050625 A JP2000050625 A JP 2000050625A JP 10215758 A JP10215758 A JP 10215758A JP 21575898 A JP21575898 A JP 21575898A JP 2000050625 A JP2000050625 A JP 2000050625A
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mosfet
diode
circuit
gate
power supply
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Takeshi Tsutsumi
剛 堤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング電源回路の損失を低減させる。 【解決手段】 環流スイッチである第3MOSFET5
を駆動する駆動回路を設けた。この駆動回路は、第4M
OSFET10,第1ダイオード8,第2ダイオード
9,第1コンデンサ11および抵抗12で構成される。
主電力変換スイッチである第1MOSFET2がオンに
なると、第4MOSFET10もオンし、第3MOSF
ET5のゲート電荷は第4MOSFET10により引き
抜かれ、その電位は急速に低下して、第3MOSFET
5はオフとなる。この結果、チョークコイル6→平滑コ
ンデンサ7→第2MOSFET4→トランス3のルート
で電流が流れるため、第3MOSFET5のボディダイ
オードによる電流が流れることはない。また、第1MO
SFET2がオフになると、第1ダイオード8と第3M
OSFET5のゲート入力容量により安定したゲートバ
イアス電圧が確保されるため第4MOSFET10に環
流電流が流れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同期整流回路を用
いたスイッチング電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の同期整流回路を用いたス
イッチング電源回路の概略ブロック図を図7に示す。図
7において、電力変換回路100は、直流入力をいった
ん所望の電圧値を有する交流に変換し、同期整流回路2
00は、この交流を電力変換回路100と同期して整流
する。整流された直流は平滑回路300によって平滑化
されて出力される。また、出力は制御回路400によっ
て変換回路100を制御するためにフィードバックされ
る。
【0003】このような、スイッチング電源回路は、電
源回路内部の損失を低減する回路構成とすることが一般
的ではあるが、近年の装置の小型化、低消費電力化に伴
い、更なる損失の低減を行うことが要求されている。こ
の要請に応えるために、例えば、特開平9−16373
1号公報に開示されているように、低ON抵抗特性を有
するMOSFET素子を用いた同期整流方式によるスイ
ッチング電源回路が提案されている。
【0004】同上公報記載のスイッチング電源回路は、
トランス3の一次側にメインスイッチの第1MOSFE
T2を設け、トランス3の二次側には二次コイルに対し
て直列に第2のMOSFET4を設け、この二次コイル
と第2MOSFET4との直列回路に第3のMOSFE
T5を並列に設け、出力端14,15間に平滑コンデン
サ7、平滑コンデンサ7の高圧端と第3MOSFET5
のソース側間にチョークコイル6を設ける。第2MOS
FET4のドレイン・ソース間に第2MOSFET4の
ボディーダイオード(BD)よりも順方向電圧が小さく
て逆回復時間が短いダイオード44を、第3MOSFE
T5のドレイン・ソース間に第3MOSFET5のBD
よりも順方向電圧が小さくて逆回復時間が短いダイオー
ド45を設けている。
【0005】高圧側の出力端14と第1MOSFET2
のゲートとの間には制御回路13が接続されており、こ
の制御回路13により、MOSFET同期整流器の出力
電圧が安定するような第1MOSFET2のスイッチ制
御信号を作り出し、MOSFETを制御するようになっ
ている。
【0006】この回路においては、メインスイッチの第
1MOSFET2がオフのときには、それに同期して第
2、第3のMOSFETもオフする。そうすると、第1
MOSFET2がオンのときにチョークコイル6に蓄え
られていたエネルギーによって、チョークコイル6→平
滑コンデンサ7→第3のMOSFET5のフライホール
電流が流れ、出力端14,15側にエネルギーが供給さ
れる。
【0007】しかしながら、MOSFETのボディーダ
イオードは順方向電圧が大きいために、前記の如く第3
MOSFET5に電流を流すことは大きいエネルギー損
失を招くことになり、しかも、このボディーダイオード
は逆回復時間が長いために、前記フライホール電流がだ
らだらと流れて第3MOSFET5のターンオン期間が
長くなってしまい、この期間のノイズも大きくなるとい
った問題があった。
【0008】そこで、この技術は、図8に示すように、
第3MOSFET5のボディダイオードよりも順方向電
圧が小さくて逆回復時間が短いショットキーバリアダイ
オード等のダイオード45を、第3MOSFET5のド
レイン・ソース間に設けた。このようにすると、第3M
OSFET5がオフしたときに、前記フライホール電流
が第3MOSFET5側に流れずにダイオード45側に
流れることになり、このダイオード45は、第3MOS
FET5のボディダイードよりも順方向電圧が小さく逆
回復時間が短いために、フライホール電流を小さくし
て、前記エネルギー損失を小さくし、第3MOSFET
5のターンオン期間の短縮化およびこの期間のノイズの
低減化を図ることができる。
【0009】さらに、同じ理由からダイオード44を設
けて、チョークコイル6→平滑コンデンサ7→第2MO
SFET4→トランス3と流れる電流に対するバイパス
を用意することとしたものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術では、環流MOSFETスイッチ(第3MO
SFET5)は主電力変換スイッチ(第1MOSFET
2)のオフ期間トランスのリセット動作による正弦半波
の電圧波形で駆動されるため途中でオフとなり、環流M
OSFETスイッチを流れていた電流をバイパスさせる
ために、環流MOSFETスイッチに並列接続にダイオ
ードを設けたので、ダイオードでの損失が発生し、電源
回路内部の損失を低減する事が困難であるという欠点が
ある。
【0011】また、軽負荷動作時に、チョークコイルを
流れる電流が不連続となった場合、環流MOSFETス
イッチが主電力変換スイッチのオフ期間の途中でオフと
なることにより、出力側電圧の回り込みが発生し、主電
力変換スイッチのオフ期間であるにも拘わらず整流MO
SFETスイッチ(第2MOSFET4)がこの電圧に
よりオンとなり、非同期動作となるという欠点がある。
【0012】本発明の主な目的は、電源内部の損失を低
減させたスイッチング電源回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明のスイッチング電
源回路は、直流入力を所望の交流に変換する電力変換回
路と、前記交流を前記電力変換回路と同期して整流する
同期整流回路と、整流後の直流を平滑する平滑回路と、
平滑した出力により前記電力変換回路を制御する制御回
路とから構成されるスイッチング電源回路において、前
記同期整流回路を前記電力変換回路の動作と位相反転で
動作させることを特徴とする。
【0014】また、本発明の好ましい実施の形態として
のスイッチング電源回路は、前記電力変換回路はトラン
スと、該トランスの一次側巻線に直列接続された第1M
OSFETとから成り、また、前記同期整流回路は前記
トランスの二次側巻線の一方の端子にゲート、他方の端
子にドレインがそれぞれ接続された第2MOSFET
と、トランスの二次側巻線の一方の端子にドレイン、前
記第2MOSFETのソースにソースがそれぞれ接続さ
れた第3MOSFETとから成り、かつ前記位相反転
は、前記同期整流回路に設けた駆動回路が環流スイッチ
を主電力変換スイッチの動作と位相反転で駆動すること
により行うことを特徴とする。
【0015】本発明の好ましい実施の形態としてのスイ
ッチング電源回路は、前記駆動回路は、前記トランスの
二次側巻線の一方の端子と他方の端子の間に直列接続さ
れた第1コンデンサおよび抵抗と、該第1コンデンサと
抵抗の結合点にゲート、前記第2MOSFETのドレイ
ンにソースがそれぞれ接続された第4MOSFETと、
前記第2MOSFETのドレインにアノード、前記第3
MOSFETのゲートにカソードがそれぞれ接続された
第1ダイオードと、該第1ダイオードのカソードにアノ
ード、前記第4MOSFETのドレインにカソードが接
続された第2ダイオードとから構成されたことを特徴と
する。
【0016】本発明の好ましい実施の形態としてのスイ
ッチング電源回路は、前記トランスの二次側巻線の一方
の端子と前記第2MOSFETのゲートの間に第2コン
デンサ、前記第3MOSFETのゲートと前記第1ダイ
オードのカソードの間に第3コンデンサがそれぞれ挿入
され、かつ前記第2MOSFETのソースにアノード、
該第2MOSFETのゲートにカソードが接続された第
3ダイオードと、前記第3MOSFETのソースにアノ
ード、該第3MOSFETのゲートにカソードがそれぞ
れ接続された第4ダイオードとが追加されたことを特徴
とする。
【0017】本発明の好ましい実施の形態としてのスイ
ッチング電源回路は、前記第2コンデンサおよび第3コ
ンデンサをそれぞれツェナーダイオードで置換し、かつ
前記第3ダイオードおよび第4ダイオードをそれぞれ抵
抗で置換したことを特徴とする。
【0018】本発明は、同期整流回路を用いたスイッチ
ング電源回路における整流回路の部分に環流スイッチを
主電力変換スイッチの動作と位相反転で動作させる駆動
回路を設けることにより、主電力変換スイッチのオフ動
作全期間中、環流MOSFETを確実に動作させること
ができるようになったため、MOSFETで構成する同
期整流回路部分の利用効率が向上し、電源全体として損
失を低減するという効果を得るようにしたのである。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て説明する。
【0020】本発明のスイッチング電源回路は、直流入
力を所望の交流に変換する電力変換回路と、前記交流を
前記電力変換回路と同期して整流する同期整流回路と、
整流後の直流を平滑する平滑回路と、平滑した出力によ
り前記電力変換回路を制御する制御回路とから構成され
るスイッチング電源回路において、前記同期整流回路を
前記電力変換回路の動作と位相反転で動作させることを
特徴とする。
【0021】図1に、本発明の第1の実施例のスイッチ
ング電源回路を示す。図1によると、本スイッチング電
源回路は、直流入力電圧1を交流電圧に変換する第1M
OSFET2と、交流電圧を所望の電圧値に変換するト
ランス3と、交流電圧を整流する整流用の第2MOSF
ET4及び環流用の第3MOSFET5と、整流された
交流電圧を平滑するチョークコイル6とコンデンサ7と
いう構成に対し、第3MOSFET5のゲートに第1ダ
イオード8,第2ダイオード9、第4MOSFET1
0、第1コンデンサ11,抵抗12からなる駆動回路を
設けている。
【0022】この駆動回路は、第1MOSFET2のオ
フ動作期間中、第1ダイオード8と第3MOSFET5
のゲート入力容量により、トランス3のリセット動作に
よる二次側の正弦半波電圧波形を整流、平滑し安定した
ゲートバイアス電圧を確保し、オフ期間中、第3MOS
FET5を確実に動作させ、第1MOSFET2がオン
となった時、第1コンデンサ11と抵抗12によりトラ
ンス3の二次側に伝送される矩形波電圧を検出し第4M
OSFET10を動作させ、第3MOSFET5のゲー
ト電荷を強制的に放電させ、第3MOSFET5をオフ
にするという動作を実行する。
【0023】また、第1コンデンサ11により、第4M
OSFET10のゲート電圧はトランス3の二次側動作
電圧より低減された電圧が印加されるため、ゲートへの
電圧ストレスが低減されると共にゲートに直列に第1コ
ンデンサ11が挿入されることにより、ゲートの入力容
量が見かけ上低減され駆動損失を低減できる。
【0024】なお、第2ダイオード9は、オフ期間中に
おける第4MOSFET10のボディダイオードによる
第3MOSFET5の入力容量への充電電流を防止する
ためのものである。
【0025】ここで、本第1実施例の接続関係を図1に
従って明記する。本スイッチング電源回路は、直流入力
電源1の+側端子にトランス3の一次側巻線の端子を接
続し、トランス3の一次側巻線のもう一方の端子を第1
MOSRET2のドレインに接続し、第1MOSFET
2のソースを直流入力電源の−側端子に接続し、トラン
ス3の二次側巻線の一方の端子に第1コンデンサ11と
第2MOSRET4のゲートと第3MOSFET5のド
レインとチョークコイル6の一方の端子をそれぞれ接続
し、トランス3の二次側巻線のもう一方の端子に抵抗1
2と第4MOSFET10のソースと第2ダイオード9
のアノードと第2MOSFET4のドレインをそれぞれ
接続し、第1コンデンサ11と抵抗12のもう一方のそ
れぞれの端子と、第4MOSFET10のゲートを接続
し、第4MOSFET10のドレインを第2ダイオード
9のカソードに接続し、第1ダイオード8のカソードと
第2ダイオード9のアノードを第3MOSFET5のゲ
ートに接続し、チョークコイル6のもう一方の端子を平
滑コンデンサ7と出力端子14にそれぞれ接続し、第2
MOSFET4のソースと第3のMOSFET5のソー
スと平滑コンデンサ7のもう一方の端子を出力端子15
にそれぞれ接続し、出力端子14に制御回路13の入力
を接続し、制御回路13の出力を第1MOSFET2の
ゲートに接続した構成を有する。
【0026】次に、本実施例の動作について図1の回路
図及び図2の各部動作波形を用いて説明する。制御回路
13は、出力端子14と出力端子15間の電圧を検出
し、図2のaに示すようなPWMパルス信号を出力し第
1MOSFET2をオン/オフ制御する。第1MOSF
ET2は、スイッチング動作により直流入力電圧1を交
流電圧に変換し、トランス3の二次側に伝送する。図2
のbに第1MOSFET2のドレイン−ソース間電圧波
形を、図2のcにトランス2の二次側動作波形をそれぞ
れ示す。トランス3の二次側では、所望の交流電圧を得
る。第1MOSFET2のオン動作期間中、トランス3
の二次側動作電圧は矩形波となり、第2MOSFET4
のゲートには、図2のcに示す矩形波電圧が印加され、
第2MOSFET4を確実にオン動作させる。この時、
第3MOSFET5のゲートには、電圧は印加されずオ
フ状態である。
【0027】次に、第1MOSFET2がオフ動作にな
ると、トランス3の二次側動作電圧はトランス3のリセ
ット動作により図2のcに示す正弦半波となるが、第1
ダイオード8と第3MOSFET5のゲート入力容量に
よりトランス3の二次側電圧波形を整流平滑することに
より、安定したゲートバイアス電圧を確保し、オフ期間
中も第3MOSFET5を確実に動作させる。この時、
第2MOSFET4のゲートには、電圧は印加されずオ
フ状態である。
【0028】第3MOSFET5のオフ動作は、第1コ
ンデンサ11と抵抗12によりトランス3の二次側に伝
送される矩形波電圧を検出し、これにより第4MOSF
ET10を動作させ、第3MOSFET5のゲート電荷
を強制的に放電させ、第3MOSFET5をオフにす
る。第2ダイオード9は、オフ期間中における第4MO
SFET10のボディダイオードによる第3MOSFE
T5の入力容量への放電電流を防止するためのものであ
る。
【0029】図3は、本発明の第2の実施例を示し、図
1における第4MOSFET10をバイポーラトランジ
スタ10−1で置換し、他の部分は図1と同様である。
バイポーラトランジスタ10−1の論理的な動作は第4
MOSFETと同じであるが、電気的な動作条件は変更
する必要があろう。その変更は、第1コンデンサ11と
抵抗12の値を変更することによって行われる。
【0030】同期整流回路の駆動回路について、より多
くの工夫を伴った本発明の第3の実施例を図4に示す。
【0031】本実施例においては、同期整流回路の第2
MOSFET20のゲートに直列に第2コンデンサ3
3,ゲートとソース間に第3ダイオード35を、また、
第3MOSFET21のゲートに直列にコンデンサ3
4、ゲートとソース間に第4ダイオード36をそれぞれ
設けている。第2MOSFET20,第3MOSFET
21はトランス19の二次側電圧により駆動されるが、
第2MOSFET20のゲートにはゲート入力容量と第
2コンデンサ33の容量で決まる電圧が、また第3MO
SFET21のゲートにはゲート入力容量と第3コンデ
ンサ34の容量で決まる電圧がそれぞれ印加される。第
3ダイオード35,第4ダイオード36は、第2MOS
FET20,第3MOSFET21がそれぞれターン・
オフ動作時、各ゲートが負側に駆動されるのクランプす
るためのものである。
【0032】第2コンデンサ33,第3コンデンサ34
により第2MOSFET20,第3MOSFET21の
各ゲート電圧は、トランス19の二次側動作電圧により
低減された電圧が印加される為、ゲートへの電圧ストレ
スが低減されると共に各ゲートに直列にコンデンサが挿
入されるため、ゲートの入力容量が見かけ上低減され、
駆動損失を低減できる。このように、本実施例では、第
1,第2の実施例よりもさらにゲートへの電圧ストレス
が低減されると共に駆動損失を低減できるという効果が
得られる。
【0033】図5は、本発明の第4の実施例を示し、図
4における第2コンデンサ33をツェナーダイオード3
7,第3コンデンサ34をツェナーダイオード38,第
3ダイオード35を抵抗39,第4ダイオード36を抵
抗40で置換したものである。このような置換によって
も、電気的条件を満足するように各素子の値を選ぶこと
により、図4と同じ効果を得ることができる。
【0034】以上に述べた各実施例では、駆動回路はト
ランスの二次巻線側の信号によって起動されていたが、
図6には、トランスの一次巻線側の主電力変換スイッチ
である第1MOSFETのゲート信号に基づいて起動す
るようにした本発明の第5の実施例を示す。
【0035】すなわち、第1MOSFET2のゲートと
ソース間に抵抗41とフォトカプラー発光素子42を直
列接続し、かつ第3MOSFET5のゲートとソース間
にフォトカプラー受光トランジスタ43を接続し、第3
MOSFET5のゲートにカソード、第1MOSFET
2のドレインにアノードが接続された第1ダイオードを
設ける。
【0036】第1MOSFET2がオンすると、そのゲ
ート電流によりフォトカプラー発光素子42が発光し、
その光はフォトカプラー受光トランジスタ43で受光さ
れ電流に変換される。この結果、第2MOSFET4の
ゲート電圧が降下し、第2MOSFET5がオフとな
る。また、第1MOSFET2がオフになると、フォト
カプラー受光トランジスタ43の電流もオフとなって、
第2MOSFET4のゲート電圧が上昇し、第2MOS
FET4はオンとなる。このようにして、第1MOSF
ET2と第3MOSFET5とは、位相反転で動作させ
ることができるのである。
【0037】
【効果の説明】以上に説明したように、本発明は、環流
スイッチを主電力変換スイッチの動作と位相反転で動作
させる駆動回路を設けることにより、主電力変換スイッ
チのオフ動作全期間中、環流MOSFETを確実に動作
させることが可能となり、MOSFETで構成する同期
整流回路部分の利用効率が向上し、損失を低減するとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回路図
【図2】図1に示した第1実施例の波形図
【図3】本発明の第2実施例の回路図
【図4】本発明の第3実施例の回路図
【図5】本発明の第4実施例の回路図
【図6】本発明の第5実施例の回路図
【図7】本発明が適用されるスイッチング電源回路のブ
ロック図
【図8】従来例を示す回路図
【符号の説明】
1,17 直流入力電圧 2,18 第1MOSFET 3,19 トランス 4,20 第2MOSFET 5,21 第3MOSFET 6,22 チョークコイル 7,23 平滑コンデンサ 8,24 第1ダイオード 9,25 第2ダイオード 10,26 第4MOSFET 10−1 バイポーラトランジスタ 11,27 第1コンデンサ 12,28,39,40,41 抵抗 13,29 制御回路 14,15,30,31 出力端子 16,32 負荷 33 第2コンデンサ 34 第3コンデンサ 35 第3ダイオード 36 第4ダイオード 37,38 ツェナーダイオード 42 フォトカプラー発光素子 43 フォトカプラー受光トランジスタ 44,45 ダイオード 100 電力変換回路 200 同期整流回路 300 平滑回路 400 制御回路

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流入力を所望の交流に変換する電力変換
    回路と、前記交流を前記電力変換回路と同期して整流す
    る同期整流回路と、整流後の直流を平滑する平滑回路
    と、平滑した出力により前記電力変換回路を制御する制
    御回路とから構成されるスイッチング電源回路におい
    て、前記同期整流回路を前記電力変換回路の動作と位相
    反転で動作させることを特徴とするスイッチング電源回
    路。
  2. 【請求項2】前記電力変換回路はトランスと、該トラン
    スの一次側巻線に直列接続された第1MOSFETとか
    ら成り、また、前記同期整流回路は前記トランスの二次
    側巻線の一方の端子にゲート、他方の端子にドレインが
    それぞれ接続された第2MOSFETと、前記トランス
    の二次側巻線の一方の端子にドレイン、前記第2MOS
    FETのソースにソースがそれぞれ接続された第3MO
    SFETとから成ることを特徴とする請求項1記載のス
    イッチング電源回路。
  3. 【請求項3】前記位相反転は、前記同期整流回路に設け
    た駆動回路が環流スイッチを主電力変換スイッチの動作
    と位相反転で駆動することにより行うことを特徴とする
    請求項1または請求項2記載のスイッチング電源回路。
  4. 【請求項4】前記駆動回路は、前記トランスの二次側巻
    線の一方の端子と他方の端子の間に直列接続された第1
    コンデンサおよび抵抗と、該第1コンデンサと抵抗の結
    合点にゲート、前記第2MOSFETのドレインにソー
    スがそれぞれ接続された第4MOSFETと、前記第2
    MOSFETのドレインにアノード、前記第3MOSF
    ETのゲートにカソードがそれぞれ接続された第1ダイ
    オードと、該第1ダイオードのカソードにアノード、前
    記第4MOSFETのドレインにカソードが接続された
    第2ダイオードとから構成されたことを特徴とする請求
    項3記載のスイッチング電源回路。
  5. 【請求項5】前記第4MOSFETをバイポーラトラン
    ジスタで置換したことを特徴とする請求項3記載のスイ
    ッチング電源回路。
  6. 【請求項6】前記トランスの二次側巻線の一方の端子と
    前記第2MOSFETのゲートの間に第2コンデンサ、
    前記第3MOSFETのゲートと前記第1ダイオードの
    カソードの間に第3コンデンサがそれぞれ挿入され、か
    つ前記第2MOSFETのソースにアノード、該第2M
    OSFETのゲートにカソードが接続された第3ダイオ
    ードと、前記第3MOSFETのソースにアノード、該
    第3MOSFETのゲートにカソードがそれぞれ接続さ
    れた第4ダイオードとが追加されたことを特徴とする請
    求項4または請求項5記載のスイッチング電源回路。
  7. 【請求項7】前記第2コンデンサおよび第3コンデンサ
    をそれぞれツェナーダイオードで置換し、かつ前記第3
    ダイオードおよび第4ダイオードをそれぞれ抵抗で置換
    したことを特徴とする請求項6記載のスイッチング電源
    回路。
  8. 【請求項8】前記第1MOSトランジスタのゲートとソ
    ース間にフォトカプラー発光素子を挿入し、かつ前記駆
    動回路は、前記第3MOSトランジスタのゲートとソー
    ス間に挿入され前記フォトカプラー発光素子からの光を
    受光することにより作動するフォトカプラー受光トラン
    ジスタと、前記第2MOSFETのドレインにアノー
    ド、前記第3MOSFETのゲートにカソードがそれぞ
    れ接続された第1ダイオードとから構成されたことを特
    徴とする請求項3記載のスイッチング電源回路。
JP10215758A 1998-07-30 1998-07-30 スイッチング電源回路 Pending JP2000050625A (ja)

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