JP2525605B2 - 自動ジャ−ポット - Google Patents

自動ジャ−ポット

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JP2525605B2
JP2525605B2 JP62124816A JP12481687A JP2525605B2 JP 2525605 B2 JP2525605 B2 JP 2525605B2 JP 62124816 A JP62124816 A JP 62124816A JP 12481687 A JP12481687 A JP 12481687A JP 2525605 B2 JP2525605 B2 JP 2525605B2
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JP
Japan
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temperature
boiling
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rise rate
boiling point
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JP62124816A
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正博 朝倉
比登志 砂子
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Kurabe Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動的に沸騰検知,保温機能を有するジャー
ポットに関する。
(従来の技術) 従来より自動ジャーポットは第5図に示すような加熱
構造と温度制御器により実現されており、湯槽底面に設
置された温度センサー3からの信号が温度制御器5に入
力されて得られる出力によってヒーター4が通電され、
湯槽1中の水2が加熱される。
ここで一般的に温度センサー3はサーミスタであり、
温度制御器5はA/D変換器内蔵のマイクロ・コンピュー
ターを中心に、出力ドライバーはリレーやトライアック
等から構成され、温度信号の計測,演算,判別,記憶が
容易に実現できるものである。
従来の自動ジャーポットの温度制御は第6図に示す如
くサーミスタの温度が所定の温度を越えると一定温度Δ
Tだけ上昇するのに要する時間を測定し、沸騰検出の測
定を開始する。即ち同図に於いて湯沸かし過程では一定
温度ΔT上昇するのに要する時間t1,t2,…tnは短かい
が、沸騰点に近づくと所要時間はtbと長くなり、その時
間的変化から沸騰点を検出するものである。
このような沸騰点検出手段は標準的な状態では比較的
正確に沸騰点を検出するが、標準からはずれた状態では
正確な沸騰点検出ができない。
例えば初期水量が0.3l程度と少なく、電源電圧が100V
より高くなった場合は、沸騰点検出まで標準状態の2倍
以上の時間を要するし、初期水量が2.4lと満杯に近く、
電源電圧が100Vより低くなった場合は96℃程度で沸騰点
と誤判定してしまう重大な欠点がある。
このような状態では沸騰点から1,2℃低い温度を保温
温度とすることはできず、沸騰点より5℃以上低い温度
に設定しなければ誤動作の可能性があり、再沸騰させる
際の所要時間の増大というもう一つの大きな欠点となっ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は動作条件によらず安定した沸騰,保温を行
い、再沸騰の際にも短時間で立上がる自動ジャーポット
を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明による自動ジャー
ポットは、湯槽底部近傍に設置された温度センサーから
の信号により温度制御される自動ジャーポットに於い
て、一定時間に上昇する温度から求められる温度上昇率
が沸騰前の所定温度で求められ、得られた温度上昇率Δ
Tbの値に対応する沸騰後の温度上昇率ΔTaの値が、予め
記憶されているROMから読み出され、時々刻々と変化す
る温度上昇率の値が、前記沸騰後の温度上昇率ΔTaと比
較されて前記沸騰後の温度上昇率ΔTa以下の値となった
時点を沸騰点として検出し、加熱ヒーターを遮断する手
段を有し、且つ沸騰点に達した時点で得られた温度セン
サーからの温度信号の値より1℃以上低い温度を保温温
度Tkとして記憶し、前記保温温度Tkが維持されるよう加
熱ヒーターを制御する手段を有することを特徴とする。
(実施例) 以下図面を参照して本発明を更に詳しく説明する。第
5図に於ける温度センサー3と温度制御器5の接続を第
1図に示す。第1図に於いて温度センサー3はB定数43
30K,R(200℃)=0.62KΩのサーミスタであり、R1=7.2
6KΩ,Vcc=5V、6はA/D変換器内蔵のマイクロ・コンピ
ューターである。ここで有効容積0.3〜2.4lのジャーポ
ットを使い加熱沸騰までの温度上昇カーブを第1図に於
けるサーミスタ出力電圧7で測定すると、初期水量によ
り第2図の如くなる。このようにサーミスタ3はジャー
ポット底面の一部の温度しか検出しておらず、又応答に
遅れがあるため第2図の如く湯量によってサーミスタ出
力電圧の上昇カーブの傾きも飽和値も異なるためサーミ
スタ出力電圧の絶対値で沸騰点を決めることは不可能で
ある。しかしながら第2図中B1,B2,B3で示す変曲点が
実際の沸騰点に相当しており、サーミスタ出力電圧の上
昇率の変化によって沸騰点を検出できる。
ここで単位時間Δt=20秒に対する沸騰前後のサーミ
スタ出力電圧の上昇率をデジタル量(ビット単位)で表
わしたものを第3図に示す。沸騰前後のサーミスタ出力
電圧の上昇率ΔTb,ΔTaの関係を第4図に示す。
本実施例では第4図のカーブをΔTbの1bitごとの変化
に対するΔTaのテーブルとしてマイクロ・コンピュータ
ー6のROMに書き込み判定に使用した。ΔTbは85℃にな
った時点から測定した沸騰前の上昇率であり、これによ
り初期水量を一意に知ることができる。又ΔTaは沸騰後
の上昇率であり、ΔTb(即ち初期水量)により沸騰判定
基準をΔTaカーブの如く変えれば沸騰の誤検出はない。
サーミスタ出力電圧の上昇率はΔV=V(t+20sec)
−V(t)のA/D変換と減算をマイクロ・コンピュータ
ー6に行わせている。
第3図に於いてΔTb,ΔTa間の弁別比は大きく、又ΔT
aによる沸騰判定基準の補正もわずかなので非常に正確
な沸騰検出が可能となり、〔従来の技術〕の項で述べた
電源変動試験を行ってもまったく問題なかった。
又、第2図のB1,B2,B3に示す如く、沸騰点に達した
時点でのサーミスタ出力電圧を検出することは、前記上
昇率を得るために常に行っているから、この電圧より1
℃相当以上低い電圧を保温温度Tkとしてマイクロ・コン
ピューター6のRAMに記憶させTkを維持するように加熱
ヒーターを制御することにより、再沸騰時に非常に早い
立上がりで沸騰に達することができた。測定結果は表−
1の通りである。
ここで沸騰点より1℃相当以上とあるのは沸騰後の温
度上昇カーブ(第2図)に於いても湯槽内の対流により
1℃程度の温度リップルが発生するので誤検出を防止す
るためである。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、沸騰前の温度
上昇率ΔTbの値によって予め設定されている沸騰後の温
度上昇率ΔTaが選ばれ、ΔTaが得られた時点を沸騰点と
して検出するので、非常に正確であると同時に、初期水
量や電源変動等の動作条件に影響を受け難いので、保温
温度を沸騰点より1,2℃低い温度に設定することがで
き、再沸騰時の立上がりを極めて早くすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の要部回路構成図、第2図は加熱沸騰ま
での温度上昇時間とサーミスタ出力電圧の関係を示すグ
ラフ、第3図は沸騰前後の上昇率と水量の関係を示すグ
ラフ、第4図は沸騰前後のサーミスタ出力電圧の上昇率
ΔTb,ΔTaの関係を示すグラフ、第5図はジャーポット
の温度制御方法説明図、第6図はサーミスタの検出温度
と時間との関係を示すグラフである。 1……湯槽、2……水、3……温度センサー 4……ヒータ、5……温度制御器 6……A/D変換器内蔵のマイクロ・コンピューター 7……サーミスタ出力電圧

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯槽底部近傍に設置された温度センサーか
    らの信号により温度制御される自動ジャーポットに於い
    て、一定時間に上昇する温度から求められる温度上昇率
    が沸騰前の所定温度で求められ、得られた温度上昇率Δ
    Tbの値に対応する沸騰後の温度上昇率ΔTaの値が、予め
    記憶されているROMから読み出され、時々刻々と変化す
    る温度上昇率の値が、前記沸騰後の温度上昇率ΔTaと比
    較されて前記沸騰後の温度上昇率ΔTa以下の値となった
    時点を沸騰点として検出し、加熱ヒーターを遮断する手
    段を有し、且つ沸騰点に達した時点で得られた温度セン
    サーからの温度信号の値より1℃以上低い温度を保温温
    度Tkとして記憶し、前記保温温度Tkが維持されるよう加
    熱ヒーターを制御する手段を有する自動ジャーポット。
JP62124816A 1987-05-21 1987-05-21 自動ジャ−ポット Expired - Lifetime JP2525605B2 (ja)

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JPS63290526A JPS63290526A (ja) 1988-11-28
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