JPH09140590A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

Info

Publication number
JPH09140590A
JPH09140590A JP31048495A JP31048495A JPH09140590A JP H09140590 A JPH09140590 A JP H09140590A JP 31048495 A JP31048495 A JP 31048495A JP 31048495 A JP31048495 A JP 31048495A JP H09140590 A JPH09140590 A JP H09140590A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
boiling
detected
energizing
predetermined
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31048495A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayumi Fukuda
高弓 福田
Kazuyuki Shimada
一幸 島田
Masamichi Komada
雅道 駒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP31048495A priority Critical patent/JPH09140590A/ja
Publication of JPH09140590A publication Critical patent/JPH09140590A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気湯沸かし器の高温保温時において、気圧
に関係なく保温することができ、より沸騰温度に近い温
度で保温することを目的とする。 【解決手段】 容器2の下部に取り付けられた温度セン
サー6からの温度情報により、加熱ヒータ4や保温ヒー
タ5を通電し沸騰させた後、さらに保温ヒータ5のみを
所定時間通電させる。所定時間後の温度センサー6の温
度データを基に所定温度だけ低い温度で保温させる。ま
た、前記温度データに下限値を設けるとともに連続沸騰
を検知しさらに自動的に前記下限値を下げる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は容器内に収容された
水を加熱保温する電気湯沸かし器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電気式の湯沸かし器においては、
水を沸騰させた後、所定温度で保温するものが一般的に
使用されている。
【0003】以下に従来の電気湯沸かし器について説明
する。図7は従来の電気湯沸かし器の要部断面構成図、
図8は同回路構成図を示すものである。
【0004】図7において、本体1内に上部開口の容器
2があり、容器2の上部開口部を覆う蓋3がそれぞれ配
設されている。また、容器2の内部の水を加熱する加熱
手段である加熱ヒータ4と水を加熱し保温する保温手段
である保温ヒータ5と、容器2の内部の水温を検知する
温度センサー6とが容器2の底部に配設されている。温
度センサー6の信号は、温度検知手段7に入力されて水
温を検知するよう構成されている。加熱ヒータ4と保温
ヒータ5はそれぞれ加熱通電手段8と保温通電手段9に
より通電制御されている。沸騰検知手段10は温度検知
手段7からの温度データにより温度上昇率が水温が低い
時の温度上昇率より所定値以下になると沸騰検知の出力
を加熱保温制御手段11へ行う。再沸騰設定手段12は
保温状態において、再度沸騰させる時に設定を行うもの
で、例えばプッシュスイッチ等で構成されており、加熱
保温制御手段11に入力するよう構成されている。保温
温度設定手段13は保温温度を設定するもので、加熱保
温制御手段11に入力している。加熱保温制御手段11
から表示手段14へ出力しており表示手段14は加熱状
態を表示する沸騰LED14aと約95℃で保温してい
ることを表示する高温保温LED14bと約85℃で保
温していることを表示する85保温LED14cと約7
0℃で保温していることを表示する70保温LED14
dで構成されている。
【0005】加熱保温制御手段11は、最初に容器2内
の水を加熱する時は、温度検知手段7の出力によって加
熱通電手段8と保温通電手段9により加熱ヒータ4と保
温ヒータ5を通電制御し加熱する。沸騰検知手段10に
より沸騰検知したことが入力されると、保温温度設定手
段13で設定されている温度で保温するように保温ヒー
タ5を通電制御する。再沸騰設定手段12が設定される
と、再度温度検知手段7からの温度データにより加熱通
電手段8と保温通電手段9を通じて加熱ヒータ4と保温
ヒータ5を通電制御し容器2内の水が沸騰するまで加熱
する。
【0006】以上のように構成された電気湯沸かし器に
ついて図7と図8を用いてその全体動作を説明する。図
8において、加熱保温制御手段11としてのマイクロコ
ンピュータ20は加熱通電手段としてのリレー8と保温
通電手段としてのトライアック9を制御し加熱ヒータ4
と保温ヒータ5への通電量を決定している。水を沸騰さ
せる時にはマイクロコンピュータ20はリレー8とトラ
イアック9を動作させ、加熱ヒータ4と保温ヒータ5を
通電させる。沸騰後、水を保温する時はマイクロコンピ
ュータ20はトライアック9を動作させ保温ヒータ5を
通電させる。
【0007】一方、容器2の底部に圧接して取り付けら
れた温度センサー6は容器2内の水の温度により抵抗値
が変化する。そして、温度センサー6と直列に接続され
た温度検知手段7を構成する抵抗器7aとの抵抗値比が
変化しA/D変換器7dに電圧変化として入力され、A
/D変換器7dでディジタル値に変換後、マイクロコン
ピュータ20に温度データとして入力される。抵抗器7
b,7cで決まる電圧もA/D変換器7dに入力され、
高温保温時の温度(約95℃)を決定している。また、
抵抗器7e,7fで決まる電圧は、85保温時の温度
(約85℃)を決定している。抵抗器7g,7hで決ま
る電圧は、70保温時の温度(約70℃)を決定してい
る。また、保温温度設定手段である保温スイッチ13と
再沸騰設定手段である再沸騰スイッチ12がマイクロコ
ンピュータ20の入力として、表示手段14がマイクロ
コンピュータ20の出力に接続されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成では、高温保温時の保温温度を温度センサー6
とそれに直列に接続された抵抗器7aおよび高温保温温
度設定用の抵抗器7b,7cで決定しているため、保温
温度は常に設定された温度で一定に設定されており、保
温温度を上げて、より沸騰点に近い温度で保温しようと
した場合、高地等、気圧が低くなると沸騰点が低くなる
ため沸騰状態が続いてしまうという課題があった。その
ため、保温温度をより高く沸騰点に近づけることができ
ず、より熱いお湯を提供できないという課題を有してい
た。
【0009】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、その目的はより沸騰点に近い温度で保温できる高温
時保温を実現することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電気湯沸かし器
の高温保温時の制御は、沸騰検知後、所定時間だけ保温
手段への通電を行うよう保温通電手段を制御し、所定時
間後、温度検知手段からの検知温度を入力する温度確定
手段と、前記温度確定手段の温度より所定温度だけ低い
温度を保温温度とし、前記保温温度が所定の下限値より
低い場合、前記下限値を保温温度として保温するよう保
温通電手段を制御する制御手段と、前記下限値を保温温
度として保温中、ある一定時間連続で保温通電がなされ
ている時、前記下限値を所定温度だけ下げる補正手段を
備えて構成したものである。
【0011】本発明によれば、沸騰検知後、検知温度を
入力するまでに蓋を開ける等の外因や高地等の気圧に関
係なく、沸騰点に近い高温で保温できる電気湯沸かし器
が得られる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、液体を収容する容器と、前記容器内の液体を加熱す
る加熱手段と、前記加熱手段への通電を行う加熱通電手
段と、前記容器内の液体の加熱と保温を行う保温手段
と、前記保温手段への通電を行う保温通電手段と、前記
容器内の液体温度を検知する温度検知手段と、前記温度
検知手段の出力により前記容器内の液体が沸騰したこと
を検知する沸騰検知手段と、沸騰検知後、所定時間だけ
前記保温手段への通電を行うよう前記保温電通手段を制
御し、所定時間後、前記温度検知手段からの検知温度を
入力する温度確定手段と、前記温度確定手段の温度より
所定温度だけ低い温度を保温温度とし、前記保温温度が
所定の下限値より低い場合、前記下限値を保温温度とし
保温するよう保温通電手段を制御する制御手段と、前記
下限値を保温温度とし保温中、ある一定時間連続で保温
通電がなされている時、前記下限値を所定温度だけ下げ
る補正手段を備えたものであり、水が沸騰した後も続け
て通電することにより水が沸騰した時の温度センサーの
検知温度を安定させて入力することができ、その検知温
度から所定の温度だけ低い温度で保温させることによ
り、高温保温時の保温温度の設定を予め定まった一定の
温度ではなく、水の沸騰点を基準に設定することができ
る。また沸騰検知後、検知温度を入力するまでに蓋を開
ける等の外因により検知温度が低くなりすぎた場合でも
下限値を設けたことにより、異常な保温温度の低下を防
止することができる。また連続沸騰であることを検知
し、自動的に保温温度を下げることができる。そのため
高地で気圧が低い場合でも沸騰を続けることなく高温で
保温することができる。
【0013】請求項2に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知後、温度検
知手段からの温度変化率が所定値以下になるまで、保温
手段への通電を行うよう保温通電手段を制御し、その時
の前記温度検知手段からの検知温度を入力する温度確定
手段としたものであり、請求項1に記載の電気湯沸かし
器の作用に加えて、沸騰検知後、沸騰時の温度サンセー
の温度の変化率が所定値以下になり十分安定するまで保
温手段を通電するので、保温温度の基準となる確定温度
がより正確となり、沸騰温度により近く、精度の高い高
温保温ができる。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知直後から保
温手段への通電を行うよう保温通電手段を制御するとと
もに、温度検知手段の検知温度の単位温度当たりの通過
時間が、沸騰検知後、所定時間経過後の単位温度当たり
の通過時間に対し一定比率以下になった時に前記温度検
知手段の検知温度を入力する温度確定手段としたもので
あり、請求項1に記載の電気湯沸かし器の作用に加え
て、沸騰時の温度センサーの温度の安定をよりよくする
ため、温度検知手段の検知する単位温度当たりを上昇通
過する時間が、沸騰検知後、所定の時間経過時に測定し
た単位温度当たりの通過時間に対し一定比率で小さくな
ったことを検知して保温温度の基準となる温度を確定す
るため、より沸騰点に近い正確な高温の保温ができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知後、所定時
間だけ加熱手段を断続通電を行うよう加熱通電手段を制
御し、所定時間後の温度検知手段からの検知温度を入力
する温度確定手段としたものであり、請求項1に記載の
電気湯沸かし器の作用に加え、状況に応じて保温手段よ
り高電力量を有する加熱手段を断続通電し、沸騰時の温
度センサーの温度をより早く安定させることができる。
【0016】請求項5に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知後、温度検
知手段からの温度変化率が所定値以下になるまで、加熱
手段を断続通電を行うよう加熱通電手段を制御し、その
時の前記温度検知手段からの検知温度を入力する温度確
定手段としたものであり、請求項1に記載の電気湯沸か
し器の作用に加えて、状況に応じて保温手段より高電力
量の加熱手段を断続通電し、沸騰時の温度センサーの温
度をより早く安定させることができる。
【0017】請求項6に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知直後から加
熱手段を断続通電を行うよう加熱通電手段を制御すると
ともに、温度検知手段の検知温度の単位温度当たりの通
過時間が、沸騰検知後、所定時間経過後の単位温度当た
りの通過時間に対し一定比率以下になった時に前記温度
検知手段の検知温度を入力する温度確定手段としたもの
であり、請求項1に記載の電気湯沸かし器の作用に加
え、状況に応じて保温手段より高電力量を有する加熱手
段を断続通電し、沸騰時の温度センサーの温度をより早
く安定させることができる。
【0018】請求項7に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知後、所定時
間だけ保温手段への断続通電を行うよう保温通電手段を
制御し、所定時間後、温度検知手段からの検知温度を入
力する温度確定手段としたものであり、請求項1に記載
の電気湯沸かし器の作用に加え、状況に応じて保温手段
を断続通電として熱量を調整し、沸騰時の温度センサー
の温度をより早く安定させることができる。
【0019】請求項8に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を、沸騰検知後、温度検
知手段からの温度変化率が所定値以下になるまで、保温
手段への断続通電を行うよう保温通電手段を制御し、そ
の時の前記温度検知手段からの検知温度を入力する温度
確定手段としたものであり、請求項1に記載の電気湯沸
かし器の作用に加え、状況に応じて保温手段を断続通電
として熱量を調整し、沸騰時の温度センサーの温度をよ
り早く安定させることができる。
【0020】請求項9に記載の発明は、請求項1記載に
係る発明における温度確定手段を沸騰検知直後から保温
手段への断続通電を行うよう保温通電手段を制御すると
ともに、温度検知直手段の検知温度の単位温度当たりの
通過時間が、沸騰検知後、所定時間経過後の単位温度当
たりの通過時間に対し一定比率以下になった時に前記温
度検知手段の検知温度を入力する温度確定手段としたも
のであり、請求項1に記載の電気湯沸かし器の作用に加
えて、状況に応じて保温手段を断続通電として熱量を調
整し、沸騰時の温度センサーの温度をより早く安定させ
ることができる。
【0021】請求項10に記載の発明は、請求項1ない
し9のいずれかの記載に係る発明における補正手段を、
下限値を保温温度として保温中、ある一定時間連続で保
温通電がなされている時、前記下限値を所定の温度づつ
低下させ連続通電が解除された時点の温度より所定の温
度だけ低い温度を保温温度とする補正手段としたもので
あり、請求項1ないし9のいずれかの記載に記載に係る
発明の作用に加えて、下限値を保温温度として保温中、
毎回連続沸騰であることを検知しつつ徐々に保温温度を
下げることにより気圧の高低に係わらず、沸騰点に最も
近い高温度で保温することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例について図1から図6
を用いて説明する。
【0023】図1は本発明の実施例の要部断面構成図で
あり、図2は同回路図である。実施例において、図1に
示す構成,図2に示す回路図はマイクロコンピュータ2
1の動作を除き同じである。実施例による違いは高温保
温選択時のマイクロコンピュータ21(符号は同一とし
ている)の動作の違いであり、温度確定手段15,補正
手段17の動作を中心に説明する。図3から図6は高温
保温選択時の動作を示すフローチャートである。なお、
図1,図2について、従来例を示す図7,図8と同一部
分は同一符号として一部説明を省略する。また、図4,
図5,図6において図3と同一部分は同一符号として一
部説明を省略する。
【0024】(実施例1)本発明の実施例1の構成は、
図1において、容器2内部の水を加熱する加熱手段であ
る加熱ヒータ4と、水を加熱し保温する保温手段としの
保温ヒータ5と、水温を検知する温度センサー6とが容
器2底部に配設されており、温度センサー6の信号は、
温度検知手段7に入力されて水温を検知する構成となっ
ている。加熱ヒータ4と保温ヒータ5はそれぞれ加熱通
電手段8と保温通電手段9により制御されている。ま
た、沸騰検知手段10は温度検知手段7から入力し水の
沸騰を検知するようなっている。また、温度確定手段1
5は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、所定時間だ
け保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制
御する信号を制御手段16へ出力し、所定時間後の温度
検知手段7からの検知温度を入力する。制御手段16は
湯沸かし時は従来例と同一の動作を行い、高温保温時に
は温度確定手段15で決定された温度より所定温度だけ
低い温度を保温温度とし、前記保温温度が所定の下限値
より低い場合、前記下限値を保温温度として保温するよ
う保温通電手段9を制御する。また、前記下限値で保温
中にある一定時間連続して保温通電されている場合、補
正手段17により下限値よりある所定温度だけ低い温度
で保温するように制御手段16に出力するようになって
いる。また、図2は回路構成を示す。従来例と異なる点
は高温保温選択時、保温温度の設定や制御をマイクロコ
ンピュータ21の動作で行うため高温保温(95℃保
温)の温度設定のための抵抗器7b,7cがないことで
ある。
【0025】次に、図3に基づきマイクロコンピュータ
21の動作を中心に実施例1の電気湯沸かし器の動作を
説明する。
【0026】図3において、電源を通電後、ステップ1
00で加熱ヒータ4と保温ヒータ5を通電制御し加熱し
始める。そして、単位温度上昇する時の時間を測定し
(Δtn)、基準となる上昇時間(T)を作成しステッ
プ100で単位温度上昇する時の時間を測定し(Δ
T’)、ステップ101でΔT’とΔTを比較する。Δ
T’が小さければステップ100に戻る。同じか大きく
なるとステップ102で沸騰検知する。沸騰検知すると
ステップ103で所定時間だけ保温ヒータのみに通電を
行う。温度センサー6の温度データが安定するとステッ
プ104にて温度を入力し(θ4)、ステップ105で
温度センサー6がその温度(θ4)より数℃低い温度
(θ4−Δθ4)を保温温度とする。ステップ106で
前記保温温度と所定の下限値(θL)とを比較し前記保
温温度の方が高ければ前記保温温度にて保温し、低い場
合はステップ108にて所定の下限値(θL)を保温温
度と設定し保温する。ステップ109である一定時間連
続で保温通電がなされていたならステップ110で設定
された保温温度(θ’L)より所定温度(θ5)低い温
度を保温温度とし保温しステップ109に戻る。一定時
間連続で保温通電がされていなければ、その温度で保温
を続ける。
【0027】以上の構成とマイクロコンピュータ21の
動作により、水が沸騰した後も続けて通電することによ
り、水が沸騰した時の温度センサー6の検知温度を安定
させて入力することができ、その検知温度から数℃低い
温度で保温させることにより、保温温度の設定を予め定
まった一定温度ではなく、水の沸騰点から所定温度下が
った温度に設定することができる。また沸騰検知後、検
知温度を入力するまでに蓋を開ける等の外因により検知
温度が低くなりすぎた場合にも下限値を設けたことによ
り、異常な保温温度の低下を防止することができる。さ
らに、連続沸騰であることを検知し自動的に保温温度を
下げることができる。そのため高地でも沸騰を続けるこ
とがなく保温することができ、また沸騰点により近い、
例えば沸騰点マイナス2℃の保温温度も可能となるた
め、より温度の高いお湯を提供できる。
【0028】(実施例2)本発明の実施例2において、
図1に示す構成,図2に示す回路は、マイクロコンピュ
ータ21の動作を除き実施例1と同じである。実施例2
におけるマイクロコンピュータ21(符号は同一にして
いる)の動作について高温保温選択時の温度確定手段1
5、および補正手段17を中心に図1および図4に基づ
き説明する。
【0029】実施例2の構成は、図1において、制御手
段16は湯沸かし時は従来例と同一の動作を行い、保温
時には温度確定手段15で決定された温度より所定温度
だけ低い温度を保温温度とし、前記保温温度が予め決め
られた所定の下限値より低い場合、前記下限値を保温温
度として保温するよう保温通電手段9を制御する。ま
た、前記下限値を保温温度として保温中にある一定時間
連続して保温通電されている場合、補正手段17により
下限値をある温度づつ下げていき、連続通電が解除され
た時点の温度よりある所定温度だけ低い温度で保温する
ように制御手段16に出力するようになっている。
【0030】図4は実施例2の高温保温時の動作のフロ
ーを示す。図4に基づきその動作を説明する。
【0031】図4において、ステップ102で沸騰検知
するとステップ103で所定時間だけ保温ヒータのみに
通電を行う。温度センサー6の温度データが安定すると
ステップ104にて温度を入力し(θ4)、ステップ1
05で温度センサー6がその温度(θ4)より数℃低い
温度(θ4−Δθ4)を保温温度と設定する。ステップ
110で前記保温温度と所定の下限値(θL)とを比較
し、前記保温温度の方が高ければ前記保温温度にて保温
し、低ければステップ112にて所定の下限値(θL)
を保温温度と設定し保温する。ステップ113である一
定時間連続で保温通電がなされていたならステップ11
0で設定された保温温度(θ’L)より所定温度(θ
6)低い温度を保温温度(θN)とし保温する。ステッ
プ115で時間待ちしステップ116で連続保温通電が
解除されたか判定し解除していれば設定保温温度(θ
N)より所定温度(θ7)だけ低い温度(θN−Δθ
7)を保温温度とし保温する。ステップ116で保温通
電が解除されていなければステップ114に戻り、更に
Δθ7だけ低い温度(θN−Δθ7−Δθ7)を保温温
度として保温する。ステップ113で一定時間保温通電
がされていなければ、その温度で保温を続ける。
【0032】従って補正手段17は、毎回連続沸騰を検
知確認しながら保温温度をある温度づつ徐々に下げるの
で、気圧の高低に関係なく沸騰点に近い高温度で保温す
ることができる。
【0033】(実施例3)本発明の実施例3において、
図1に示す構成,図2に示す回路は、マイクロコンピュ
ータ21の動作を除き実施例1と同じである。実施例3
におけるマイクロコンピュータ21(符号は同一にして
いる)の動作について高温保温選択時の温度確定手段1
5、および補正手段17を中心に図1および図5に基づ
き説明する。
【0034】実施例3の構成は、図1において、温度確
定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、温
度検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるまで
保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御
する信号を制御手段16へ出力し、温度変化率が所定値
以下になった時の温度検知手段7からの検知温度を入力
する。制御手段16は湯沸かし時は従来例と同一の動作
を行い、保温時には温度確定手段15で決定された温度
より所定温度だけ低い温度を保温温度とし、また、前記
保温温度が予め定められた所定の下限値より低い場合、
前記下限値を保温温度として保温するよう保温通電手段
9を制御する。また、前記下限値で保温中にある一定時
間連続して保温通電されている場合、補正手段17によ
り下限値よりある所定温度だけ低い温度で保温するよう
に制御手段16に出力するようになっている。
【0035】図5は実施例3における高温保温時の動作
のフローを示す。図5に基づき実施例3の動作を説明す
る。
【0036】図5において、ステップ102での沸騰検
知の後、ステップ118で保温ヒータのみ通電を行い、
ステップ119で所定温度を上昇する時の通過時間を測
定する(Δtm)。ステップ120でΔtmが所定値よ
り大きいか比較を行い、小さければステップ119に戻
り、同じか大きいと温度センサー6の温度データが安定
したと判断をしてステップ121にて温度を入力し(θ
4)、ステップ122で温度センサー6がその温度(θ
4)より数℃低い温度(θ4−Δθ4)を保温温度とし
て保温を行い、続いて図3のステップ106以後の動作
を行う。
【0037】図3のステップ106以後の動作について
は実施例1で述べたので省略する。以上のように本実施
例3においては沸騰時の温度センサー6の温度が十分安
定した後、保温温度決定の基準となる温度データが入力
されるので設定される保温温度の精度が高く、沸騰点に
近い高い温度で保温することができる。
【0038】(実施例4)本発明の実施例4において、
図1に示す構成,図2に示す回路は、マイクロコンピュ
ータ21の動作を除き実施例1と同じである。実施例4
におけるマイクロコンピュータ21(符号は同一にして
いる)の動作について高温保温選択時の温度確定手段1
5、および補正手段17を中心に図1および図5に基づ
き説明する。
【0039】実施例4の構成は、図1において、温度確
定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、温
度検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるまで
保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御
する信号を制御手段16へ出力し、温度変化率が所定値
以下になった時の温度検知手段7からの検知温度を入力
する。制御手段16は湯沸かし時は従来例と同じ動作を
行い、高温保温時には温度確定手段15で決定された温
度より所定温度だけ低い温度を保温温度とし、前記保温
温度が予め定められた所定の下限値より低い場合、前記
下限値を保温温度として保温するよう保温通電手段9を
制御する。また、前記下限値で保温中にある一定時間連
続して保温通電されている場合、補正手段17により下
限値をある温度づつ下げていき連続通電が解除された時
点の温度よりある所定温度だけ低い温度で保温するよう
に制御手段16に出力するようになっている。
【0040】図5は高温保温選択時の動作のフローを示
す。図5に基づきその動作を説明する。図5のステップ
122までの動作の後、図4のステップ110以後の動
作を行う。図5の動作と、図4の動作は実施例3および
実施例2で述べたので省略する。
【0041】以上のように本実施例4においては沸騰時
の温度センサー6の温度が十分安定した後、保温温度決
定の基準となる温度データが入力されるので、設置され
る保温温度の精度が高く、また補正手段17は毎回連続
沸騰を検知,確認しながら保温温度をある温度づつ徐々
に下げるので、気圧に関係なく信頼度の高い制御ができ
沸騰点に近い高温の保温ができる。
【0042】(実施例5)本発明の実施例5において、
図1に示す構成,図2に示す回路は、マイクロコンピュ
ータ21の動作を除き実施例1と同じである。実施例5
におけるマイクロコンピュータ21(符号は同一にして
いる)の動作について高温保温選択時の温度確定手段1
5、および補正手段17を中心に図1および図6に基づ
き説明する。
【0043】実施例5の構成は、図1において、温度確
定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、保
温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御す
る信号を制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検知
温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所定
時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比率
以下になった時に温度検知手段7の検知温度を入力す
る。制御手段16は、湯沸かし時は従来例と同じ動作を
行い、高温保温時には温度確定手段15で決定された温
度より所定温度だけ低い温度を保温温度とし、前記保温
温度が予め決められた所定の下限値より低い場合、前記
下限値を保温温度として保温通電手段9を制御する。ま
た、前記下限値で保温中にある一定時間連続して保温通
電されている場合、補正手段17により下限値よりある
所定温度だけ低い温度で保温するように制御手段16に
出力するようになっている。
【0044】図6は高温保温選択時の動作のフローを示
す。図6において、ステップ102での沸騰検知の後、
ステップ123で保温ヒータのみ通電を行った後、ステ
ップ124で所定時間待つ。そして、ステップ125で
所定温度を上昇する時の通過時間を測定し(Δtm)、
ステップ126で一定時間待った後、さらに、ステップ
127で所定温度を上昇する時の通過時間を測定する
(Δt1)。ステップ128にてΔt1がΔtmの所定
倍率かそれ以上なら、温度センサー6の温度データが安
定したと判断をして、ステップ129にて温度を入力し
(θ4)、ステップ130で温度センサー6がその温度
(θ4)より数℃低い温度(θ4−Δθ4)になるよう
に保温を行う。Δt1がΔtmの所定倍率以下なら、ス
テップ126に戻る。ステップ130の動作の後、図3
のステップ106以後の動作を行う。図3のステップ1
06以後の動作については実施例1で述べたので、省略
する。
【0045】以上の結果、高温保温時の保温温度の基準
となる沸騰時の検知温度が、沸騰時の温度センサー6の
温度が更に安定することにより、精度が向上し、沸騰点
に近い高温度での保温をすることができる。
【0046】(実施例6)本発明の実施例6において、
図1に示す構成,図2に示す回路は、マイクロコンピュ
ータ21の動作を除き実施例1と同じである。マイクロ
コンピュータ21(符号は同一にしている)の動作につ
いて高温保温選択時の温度確定手段15、および補正手
段17を中心に図1および図6に基づき説明する。
【0047】図1において、温度確定手段15は沸騰検
知手段10で沸騰を検知した後、保温ヒータ5への通電
を行うよう保温通電手段9を制御する信号を制御手段1
6へ出力し、温度検知手段7の検知温度の単位温度当た
りの通過時間が、沸騰検知後、所定時間経過後の単位温
度当たりの通過時間に対し一定比率以下になった時に温
度検知手段7の検知温度を入力する。制御手段16は、
湯沸かし時は従来例と同じ動作を行い、高温保温時には
温度確定手段15で決定された温度より所定温度だけが
低い温度を保温温度とし、前記保温温度が予め決められ
た所定の下限値より低い場合、前記下限値を保温温度と
して保温通電手段9を制御する。また、前記下限値で保
温中にある一定時間連続して保温通電されている場合、
補正手段17により下限値をある温度づつ下げていき、
連続通電が解除された時点の温度よりある所定温度だけ
低い温度で保温するように制御手段16に出力するよう
構成されている。
【0048】図6は高温保温選択時の動作のフローを示
す。図6のステップ130の動作の後、図4のステップ
110以後の動作を行う。図6の動作と図4の動作につ
いては、実施例5および実施例2で述べたので省略す
る。
【0049】以上の結果、高温保温時の保温温度決定の
基準値となる沸騰時の入力検知温度が、沸騰時の温度セ
ンサー6の温度が更に安定することにより、精度が向上
するとともに、補正手段17は毎回連続沸騰を検知,確
認しながら保温温度を徐々に下げるよう制御するので、
気圧の影響を排除するとともに最も沸騰点に近い高い温
度で保温することができる。
【0050】(実施例7)本発明の実施例7において、
実施例1と異なる点は、実施例1においては、温度確定
手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、所定
時間だけ保温ヒータ5へ通電を行うよう保温通電手段9
を制御するよう信号を制御手段16へ出力し、所定の時
間後の温度検知手段7から検知温度を入力したのに対し
て、実施例7においては、温度確定手段15は沸騰検知
手段10で沸騰を検知した後、所定の時間だけ加熱ヒー
タ4を断続通電するよう加熱通電手段8を制御する信号
を、制御手段16に出力するよう構成していることであ
る。
【0051】従って実施例1の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5より高電力を有する加熱ヒータ4を断続通電
させて素早く温度センサー6の温度を安定させることが
できる。
【0052】(実施例8)本発明の実施例8において、
実施例2と異なる点は、実施例2においては、温度確定
手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、所定
の時間だけ保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手
段9を制御する信号を制御手段16へ出力し、所定時間
後の温度検知手段7からの検知温度を入力したのに対し
て、実施例8においては、温度確定手段15は沸騰検知
手段10で沸騰を検知した後、所定の時間だけ加熱ヒー
タ4を断続通電するよう加熱通電手段8を制御する信号
を、制御手段16に出力するよう構成したことである。
【0053】従って実施例2の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5より高電力を有する加熱ヒータ4を断続通電
させて素早く温度センサー6の温度を安定させることが
できる。
【0054】(実施例9)本発明の実施例9において、
実施例3と異なる点は、実施例3においては、温度確定
手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、温度
検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるまで保
温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御す
る信号を制御手段16へ出力し、温度変化率が所定値以
下になった時の温度検知手段7からの検知温度を入力し
たのに対して、実施例9においては、温度検知手段7か
らの温度変化率が所定値以下になるまで加熱ヒータ4を
断続通電するよう加熱通電手段8を制御する信号を制御
手段16へ出力するよう構成したことである。
【0055】従って実施例3の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5より高電力を有する加熱ヒータ4を断続通電
させて素早く温度センサー6の温度を安定させることが
できる。
【0056】(実施例10)本発明の実施例10におい
て、実施例4と異なる点は、実施例4においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
温度検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるま
で保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制
御する信号を制御手段16へ出力したのに対して、実施
例10においては、温度検知手段7からの温度変化率が
所定値以下になるまで加熱ヒータ4を断続通電するよう
加熱通電手段8を制御する信号を制御手段16へ出力す
るよう構成したことである。
【0057】従って実施例4の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5より高電力を有する加熱ヒータ4を断続通電
させて素早く温度センサー6の温度を安定させることが
できる。
【0058】(実施例11)本発明の実施例11におい
て、実施例5と異なる点は、実施例5においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御
する信号を制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検
知温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所
定時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比
率以下になった時に温度検知手段7の検知温度を入力し
たのに対して、実施例11においては、温度確定手段1
5は沸騰検知手段10で沸騰検知した後、加熱ヒータ4
を断続通電を行うよう加熱通電手段8を制御する信号を
制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検知温度の単
位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所定時間経過
後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比率以下にな
った時に温度検知手段7の検知温度を入力するよう構成
したことである。
【0059】従って実施例5の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5より高電力を有する加熱ヒータ4を断続通電
させて素早く温度センサー6の温度を安定させることが
できる。
【0060】(実施例12)本発明の実施例12におい
て、実施例6と異なる点は、実施例6においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御
する信号を制御手段16へ出力したのに対して、実施例
12においては、沸騰検知手段10で沸騰を検知した
後、加熱ヒータ4を断続通電を行うよう加熱通電手段8
を制御する信号を制御手段16へ出力し、温度検知手段
7の検知温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知
後、所定時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し
一定比率以下になった時に温度検知手段7の検知温度を
入力するよう構成したことである。
【0061】従って実施例6の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5より高電力を有する加熱ヒータ4を断続通電
させて素早く温度センサー6の温度を安定させることが
できる。
【0062】(実施例13)本発明の実施例13におい
て、実施例1と異なる点は、実施例1においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
所定時間だけ保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電
手段9を制御する信号を制御手段16へ出力し、所定時
間後の温度検知手段7から検知温度を入力したのに対し
て、実施例13においては、温度確定手段15は沸騰検
知手段10で沸騰を検知した後、所定時間だけ保温ヒー
タ5への断続通電を行うよう保温通電手段9を制御する
信号を制御手段16へ出力し、所定時間後の温度検知手
段7からの検知温度を入力するよう構成していることで
ある。
【0063】従って実施例1の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5を断続通電させることにより、状況に合せて
電力量を適宜調整することができ、素早く温度センサー
6の温度を安定させることができる。
【0064】(実施例14)本発明の実施例14におい
て、実施例2と異なる点は、実施例2においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
所定時間だけ保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電
手段9を制御する信号を制御手段16へ出力し、所定時
間後の温度検知手段7から検知温度を入力したのに対し
て、実施例14においては、温度確定手段15は沸騰検
知手段10で沸騰を検知した後、所定時間だけ保温ヒー
タ5への断続通電を行うよう保温通電手段9を制御する
信号を制御手段16へ出力し、所定時間後の温度検知手
段7からの検知温度を入力するよう構成していることで
ある。
【0065】従って実施例2の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5を断続通電させることにより、状況に合せて
電力量を適宜調整することができ、素早く温度センサー
6の温度を安定させることができる。
【0066】(実施例15)本発明の実施例15におい
て、実施例3と異なる点は、実施例3においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
温度検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるま
で保温ヒータ5への通電を行うよう前記保温通電手段9
を制御する信号を制御手段16へ出力し、温度変化率が
所定値以下になった時の温度検知手段7からの検知温度
を入力するのに対して、実施例15においては、温度確
定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、温
度検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるまで
保温ヒータ5への断続通電を行うよう前記保温通電手段
9を制御する信号を制御手段16へ出力し、温度変化率
が所定値以下になった時の温度検知手段7からの検知温
度を入力するよう構成していることである。
【0067】従って実施例3の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5を断続通電させることにより、状況に合せて
電力量を適宜調整することができ、素早く温度センサー
6の温度を安定させることができる。
【0068】(実施例16)本発明の実施例16におい
て、実施例4と異なる点は、実施例4においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
温度検知手段7からの温度変化率が所定値以下になるま
で保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制
御する信号を制御手段16へ出力し、温度変化率が所定
値以下になった時の温度検知手段7からの検知温度を入
力するのに対して、実施例16においては、温度確定手
段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、温度検
知手段7からの温度変化率が所定値以下になるまで保温
ヒータ5への断続通電を行うよう前記保温通電手段9を
制御する信号を制御手段16へ出力し、温度変化率が所
定値以下になった時の温度検知手段7からの検知温度を
入力するよう構成していることである。
【0069】従って実施例4の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5を断続通電させることにより、状況に合せて
電力量を適宜調整することができ、素早く温度センサー
6の温度を安定させることができる。
【0070】(実施例17)本発明の実施例17におい
て、実施例5と異なる点は、実施例5においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御
する信号を制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検
知温度の単位温度当たりの通過時間が沸騰検知後、所定
時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比率
以下になった時に温度検知手段7の検知温度を入力する
のに対して、実施例17においては、温度確定手段15
は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、保温ヒータ5
への断続通電を行うよう保温通電手段9を制御する信号
を制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検知温度の
単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所定時間経
過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比率以下に
なった時に温度検知手段7の検知温度を入力するよう構
成したことである。
【0071】従って実施例5の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5を断続通電させることにより、状況に合せて
電力量を適宜調整することができ、素早く温度センサー
6の温度を安定させることができる。
【0072】(実施例18)本発明の実施例18におい
て、実施例6と異なる点は、実施例6においては、温度
確定手段15は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、
保温ヒータ5への通電を行うよう保温通電手段9を制御
する信号を制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検
知温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所
定時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比
率以下になった時に温度検知手段7の検知温度を入力す
るのに対して、実施例18においては、温度確定手段1
5は沸騰検知手段10で沸騰を検知した後、保温ヒータ
5への断続通電を行うよう保温通電手段9を制御する信
号を制御手段16へ出力し、温度検知手段7の検知温度
の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所定時間
経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比率以下
になった時に温度検知手段7の検知温度を入力するよう
構成したことである。
【0073】従って実施例6の作用,効果に加えて、保
温ヒータ5を断続通電させることにより、状況に合せて
電力量を適宜調整することができ、素早く温度センサー
6の温度を安定させることができる。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明は、水が沸騰した後
も続けて通電することにより水が沸騰した時の温度セン
サーの検知温度を安定させ、その安定した検知温度から
数℃低い温度で保温させるとともに、蓋を開けられる等
の外因により検知温度が低くなりすぎた場合においても
下限値を設けたあるので異常に低い保温温度になるのを
防止できる。また、連続沸騰を検知し自動的に保温温度
を下げることにより高地でも沸騰を続けることがなく保
温することができ、また沸騰点により近い、例えば沸騰
点マイナス2℃の保温温度も可能となるため、より温度
の高いお湯を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の電気湯沸かし器の要部断面構
成図
【図2】同電気湯沸かし器の回路構成図
【図3】本発明の実施例1の電気湯沸かし器の動作を示
すフローチャート
【図4】同実施例2の電気湯沸かし器の動作を示すフロ
ーチャート
【図5】同実施例3および実施例4の電気湯沸かし器の
動作を示すフローチャート
【図6】同実施例5および実施例6の電気湯沸かし器の
動作を示すフローチャート
【図7】従来の電気湯沸かし器の要部断面構成図
【図8】同電気湯沸かし器の回路構成図
【符号の説明】
2 容器 4 加熱ヒータ 5 保温ヒータ 6 温度センサー 7 温度検知手段 8 加熱通電手段(リレー) 9 保温通電手段(トライアック) 10 沸騰検知手段 15 温度確定手段 16 制御手段 17 補正手段 21 マイクロコンピュータ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、前記加熱手段への通電を行う
    加熱通電手段と、前記容器内の液体の加熱と保温を行う
    保温手段と、前記保温手段への通電を行う保温通電手段
    と、前記容器内の液体温度を検知する温度検知手段と、
    前記温度検知手段の出力により前記容器内の液体が沸騰
    したことを検知する沸騰検知手段と、沸騰検知後、所定
    時間だけ前記保温手段への通電を行うよう前記保温通電
    手段を制御し、所定時間後、前記温度検知手段からの検
    知温度を入力する温度確定手段と、前記温度確定手段の
    温度より所定温度だけ低い温度を保温温度とし、前記保
    温温度が所定の下限値より低い場合、前記下限値を保温
    温度とし保温するよう保温通電手段を制御する制御手段
    と、前記下限値を保温温度として保温中、ある一定時間
    連続で保温通電がなされている時、前記下限値を所定温
    度だけ下げる補正手段を備えた電気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知後、温度検知手段からの温度変化率が
    所定値以下になるまで、保温手段への通電を行うよう保
    温通電手段を制御し、その時の前記温度検知手段からの
    検知温度を入力する温度確定手段としたことを特徴とす
    る電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知直後から保温手段への通電を行うよう
    保温通電手段を制御するとともに、温度検知手段の検知
    温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所定
    時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比率
    以下になった時に前記温度検知手段の検知温度を入力す
    る温度確定手段としたことを特徴とする電気湯沸かし
    器。
  4. 【請求項4】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知後、所定時間だけ前記加熱手段を断続
    通電を行うよう加熱通電手段を制御し、所定時間後の温
    度検知手段からの検知温度を入力する温度確定手段とし
    たことを特徴とする電気湯沸かし器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知後、温度検知手段からの温度変化率が
    所定値以下になるまで、加熱手段を断続通電を行うよう
    加熱通電手段を制御し、その時の前記温度検知手段から
    の検知温度を入力する温度確定手段としたことを特徴と
    する電気湯沸かし器。
  6. 【請求項6】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知直後から加熱手段を断続通電を行うよ
    う加熱通電手段を制御するとともに、温度検知手段の検
    知温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、所
    定時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定比
    率以下になった時に前記温度検知手段の検知温度を入力
    する温度確定手段としたことを特徴とする電気湯沸かし
    器。
  7. 【請求項7】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知後、所定時間だけ保温手段への断続通
    電を行うよう保温通電手段を制御し、所定時間後、温度
    検知手段からの検知温度を入力する温度確定手段とした
    ことを特徴とする電気湯沸かし器。
  8. 【請求項8】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知後、温度検知手段からの温度変化率が
    所定値以下になるまで、保温手段への断続通電を行うよ
    う保温通電手段を制御し、その時の温度検知手段からの
    検知温度を入力する温度確定手段としたことを特徴とす
    る電気湯沸かし器。
  9. 【請求項9】 請求項1記載に係る発明における温度確
    定手段を沸騰検知直後から保温手段への断続通電を行う
    よう保温通電手段を制御するとともに、温度検知手段の
    検知温度の単位温度当たりの通過時間が、沸騰検知後、
    所定時間経過後の単位温度当たりの通過時間に対し一定
    比率以下になった時に前記温度検知手段の検知温度を入
    力する温度確定手段としたことを特徴とする電気湯沸か
    し器。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし9のいずれかの記載に
    係る発明における補正手段を下限値を保温温度として保
    温中、ある一定時間連続で保温通電がなされている時、
    前記下限値を所定の温度づつ低下させ連続通電が解除さ
    れた時点の温度より所定の温度だけ低い温度を保温温度
    とする補正手段としたことを特徴とする電気湯沸かし
    器。
JP31048495A 1995-11-29 1995-11-29 電気湯沸かし器 Pending JPH09140590A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31048495A JPH09140590A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 電気湯沸かし器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31048495A JPH09140590A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 電気湯沸かし器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09140590A true JPH09140590A (ja) 1997-06-03

Family

ID=18005796

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31048495A Pending JPH09140590A (ja) 1995-11-29 1995-11-29 電気湯沸かし器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09140590A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193262A (ja) * 2010-09-21 2016-11-17 ジョセフ ベーム 消費者製品内における液体の温度を精密に制御するシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016193262A (ja) * 2010-09-21 2016-11-17 ジョセフ ベーム 消費者製品内における液体の温度を精密に制御するシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9769883B2 (en) Induction heating cooker
JPH09140590A (ja) 電気湯沸かし器
JP3148914B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3148916B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3127753B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3018792B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPH08243027A (ja) 電気湯沸かし器
JPS63290526A (ja) 自動ジャ−ポット
JPH0128571B2 (ja)
JP4273635B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPH05115368A (ja) 電気湯沸かし器
JPH08322716A (ja) 誘導加熱調理器
JPH08215052A (ja) 電気湯沸かし器
JP3012953B2 (ja) 電気湯沸かし器
JPH0779864A (ja) 電気湯沸かし器
JP3297587B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3227962B2 (ja) 電気湯沸かし器
JP3666470B2 (ja) 電気ポット
JPH05253080A (ja) 電気湯沸かし器
JP2852236B2 (ja) 炊飯器
JP3120808B1 (ja) 電気湯沸かし器
JP2023025901A (ja) ウォーターサーバー、その制御方法、プログラム、記録媒体および制御装置
JPH04266725A (ja) 電気湯沸器
JPH11102780A (ja) 電気調理器
JP3147814B2 (ja) 電気炊飯器