JPH06102049B2 - 炊分け炊飯方法 - Google Patents

炊分け炊飯方法

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JPH06102049B2
JPH06102049B2 JP63171638A JP17163888A JPH06102049B2 JP H06102049 B2 JPH06102049 B2 JP H06102049B2 JP 63171638 A JP63171638 A JP 63171638A JP 17163888 A JP17163888 A JP 17163888A JP H06102049 B2 JPH06102049 B2 JP H06102049B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は炊飯器,炊飯ジャー等による炊分け炊飯方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来、マイクロコンピュータを内蔵した例えば炊飯ジャ
ーでは、炊飯容量に応じた火力で炊飯を行なうため、沸
騰前に炊飯容量判別を行ない、当該判別容量に応じてヒ
ータへの電力を制御するようになっている。
この炊飯容量判別の方法としては、一般に、内鍋の外壁
面に圧接して設けた温度検出手段が所定温度を検出して
から一定時間経過後に検出した検出温度と、予め設定し
ておいた基準温度とを比較して、炊飯容量のランク付け
をする方法が採用されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、温度検出手段による検出温度曲線は、加
熱板と内鍋の接触状態,御飯の種類,水温又は外気温等
により異なるため、ある温度上昇曲線を想定して行なわ
れる前記従来の容量判別方法では、必ずしも正確な容量
判別が行なわれるとは限らない。容量判別が誤っている
と、火力不足や火力過剰となり、御飯が炊けなかった
り、おいしくない御飯になることがある。
本発明は斯かる問題点に鑑みてなされたもので、炊飯容
量を適正に判別して炊飯容量に応じた最適な火力で炊き
分けることができる炊分け炊飯方法を提供することを目
的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本願第1発明は、炊飯容量に
応じて内鍋を加熱するヒータへの電力を制御しつつ炊飯
する炊分け炊飯方法において、 先に行なった炊飯容量判別により判別された容量に応じ
てヒータへの電力を制御した後、 さらに炊飯容量判別を行なうに際して、予め設定した沸
点近傍の判別開始基準温度を検出してから一定時間経過
後の判別基準時において、予め定めた判別基準温度より
高い温度を検出した場合には、内鍋とヒータの加熱面の
間に異物が介在していると判断し、通常より高い電力お
よび炊上がり温度に設定する。
また、本願第2発明は、同様に後の炊飯容量判別を行な
うに際して、予め設定した沸点近傍の判別開始基準温度
を検出してから一定時間経過後の判別基準時において、
予め定めた判別基準温度より低い温度を検出した場合に
は、先の容量判別で実際より少なく判別されたと判断
し、通常より高い電力に設定する。
先の炊飯容量判別の方法としては、内鍋の底外壁面に圧
接する温度検出手段を設け、該温度検出手段が所定の開
始基準温度を検出してから一定時間経過後の判別基準時
に検出した検出温度と、予め設定しておいた判別基準温
度とを比較する方法を採用することができる。
また、後の炊飯容量再判別の方法としては、第6図に示
すように、先の炊飯容量判別の終了した(時刻t0,温度
O0)後、あるいはその時から先の炊飯容量判別と同様の
方法で行なうことができる。すなわち、温度検出手段が
開始基準温度Ofsを検出したtfs時からΔtf1時間後の第
1判別基準時tf1における検出温度Oと、所定の第1判
別基準温度Of1とを比較し、検出温度Oが第1判別基準
温度Of1以上であればランク“I"と判別する。そして、
同様にΔtf2時間後の第2判別基準時tf2における検出温
度Oが、所定の第2判別基準温度Of2以上であればラン
ク“II"と判別し、それ未満であればランク“III"と判
別する。
前記第1判別基準温度Of1及び第2判別基準温度Of2は、
先の容量判別で正しく判別された容量Vに応じた電力で
制御された場合の検出温度Oの変化曲線C2と、当該容量
Vより多い容量に応じた電力で制御された場合の検出温
度Oの変化曲線C1′(図示せず)と、当該容量Vより少
ない容量に応じた電力で制御された場合の検出温度Oの
変化曲線C3と、を予め求めておき、各温度変化曲線の間
に設定することができる。なお、前記変化曲線C1′の替
わりに、内鍋と加熱板の間に米粒等の異物が介在してい
る場合の検出温度Oの変化曲線C1を求めて、容量判別と
ともに異物の介在をも判別するようにしてもよい。
すなわち、判別開始基準時tfsからΔtf1時間後の第1判
別基準時tf1において曲線C1と曲線C2の間に位置する点P
1の温度Of1を第1判別基準温度とし、Δtf2時間後の第
2判別基準時tf2において曲線C2と曲線C3の間に位置す
る点P2の温度Of2を第2判別基準温度と設定すればよ
い。
(作用) 先の容量判別が終了した時(時刻t0,検出温度O0)以後
は、その判別容量に応じた電力でヒータが制御される。
先の容量判別が正しく行なわれたのであれば、その後検
出温度OはC2に沿って変化し、適正に加熱される。
異物が介在していれば、温度検出手段は加熱板と内鍋の
間の隙間を通って側方から加熱板の熱を直接受けるた
め、内鍋の温度より高い温度を検出する結果、検出温度
OはC1に沿って変化し、このままでは炊き上げることが
できなくなる。
先の容量判別で実際より少なく判別されたのであれば、
その後検出温度OはC3に沿って変化し、このままでは加
熱不足となる。
そして、後の容量再判別では、異物介在の場合はランク
“I"、適正な場合はランク“II"、加熱不足の場合はラ
ンク“II"と判別され、各ランクに応じてヒータへの電
力が調整される。
これにより、適正なランク“II"の場合は、第7図中実
線で示すように、引き続き同じ電力で通常の炊上がり温
度Ou2に炊き上げられる。また、異物介在のランク“I"
の場合は、第7図中1点鎖線で示すように、ヒータの耐
久性,炊き上がり状態等を考慮した適性な電力で、しか
もより高い炊上がり温度Ou1で炊き上げられる。さら
に、加熱不足のランク“III"の場合は、第7図中破線で
示すように、より高い電力で、通常の炊上がり温度Ou3
に炊き上げられる。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を添付図面に従って説明する。
第1図は、本発明に係る炊飯方法を適用する炊飯ジャー
を示し、1は本体、2は蓋体、3は本体1の内壁を構成
する外鍋、4は外鍋3内に収容される内鍋、5は外鍋3
の内底に弾性支持されて内鍋4の底外面に圧接する加熱
板、6は加熱板5に環状に埋設されたヒータ、7は内鍋
4の底中央外面に圧接するサーミスタ等の温度センサ
で、後述する制御装置10の温度検出手段11の一部を構成
するものである。前記ヒータ6は、制御装置10によりリ
レー等からなるヒータ駆動手段20を介して制御される。
制御装置10は、マイクロコンピュータを備え、温度検出
手段11と、計時手段12と、検出温度記憶手段13と、設定
値記憶手段14と、水濡れ検出手段15と、炊飯容量判別手
段16と、炊飯容量再判別手段17と、電力制御手段18とか
ら構成されている。
温度検出手段11は、前記温度センサ7により内鍋4の温
度、すなわち内鍋4内の炊飯材料の温度を検出する。計
時手段12は、各モード動作の経過時間を計測するモード
用タイマ,モータ6への通電時間又は通電停止時間を計
測する通電タイマ,水濡れ検出用タイマ,容量判別用タ
イマ,容量再判別用タイマ等を含む。検出温度記憶手段
13は、温度検出手段11により検出された検出温度をメモ
リ(RAM)に記憶させる。設定値記憶手段14は、ヒータ
6への通電率,炊飯容量判別時又は再判別時の開始基準
温度,判別基準温度,判別基準時,水濡れ検出時の開始
基準温度,判定基準時等をメモリ(ROM)に記憶する。
水濡れ検出手段15は、温度センサ7の上面が濡れている
か否かを検出する。すなわち、内鍋4が水で濡れた状態
で外鍋3内にセットされた場合、温度センサ7も濡れた
状態となり、ヒータ6への通電開始から沸騰するまでの
間、通常60〜90℃の範囲内で温度の上昇が停止し、又は
逆に低下するところが生じる。そこで、所定の開始基準
温度に達してから一定時間間隔で設定された判定基準時
毎に、温度検出手段11の検出温度をその直前の検出温度
と比較して、温度センサ7の水濡れの有無を判定し、水
濡れ有りならば後述する炊飯容量判別手段16の判別基準
時を変更する。
炊飯容量判別手段16は、所定の開始基準温度に達してか
ら所定の判別基準時において温度検出手段11の検出温度
と判別基準温度とを比較して炊飯容量を判別し、当該容
量に応じた加熱パターンを設定する。
炊飯容量再判別手段17は、所定の開始基準温度に達して
から所定の判別基準時において温度検出手段11の検出温
度と判別基準温度とを比較して炊飯容量を再判別し、当
該容量に応じた補正加熱パターンを設定する。
電力制御手段18は、前記設定値記憶手段14に記憶された
通電率、又は炊飯容量判別手段16若しくは炊飯容量再判
別手段17で判別された炊飯容量に応じて設定される通電
率で、ヒータ駆動手段20を介してヒータ6をオン,オフ
し、電力制御する。
以上の構成からなる炊飯ジャーにおいては、制御装置10
のマイクロコンピュータの中央演算処理装置(CPU)が
メモリ(RPM)に記憶されたプログラムを実行すること
により、前記各手段が動作して、予熱,中ぱっぱ,電力
制御I,電力制御II及びむらしの各モード動作が行なわれ
るようになっている。
i)予熱モード すなわち、図示しない炊飯スイッチが押され、あるいは
炊飯タイマがタイムアップすると、時計手段12が時間計
測を開始すると同時に、温度検出手段11が内鍋4の温度
を検出する。そして、ステップ10において、電力制御手
段18が所定の通電率でヒータ6への通電を開始して内鍋
4を加熱し、温度検出手段11の検出温度に基づいて一定
時間水温をある所定の温度に維持し、白米に十分吸水さ
せる予熱モードに入る。
ii)中ぱっぱモード 計時手段12からの信号により一定時間経過したことが検
出されると、中ぱっぱモードに移行する。
すなわち、第2a図に示すように、ステップ50において電
力制御手段18により通電率10/15でヒータ6への通電を
開始し、ステップ51,52でそれぞれ水濡れ検出,炊飯容
量判別を行なう。そして、ステップ53で検出温度Oが中
ぱっぱ終了温度である98℃に達すると次の電力制御モー
ドIに移行する。
水濡れ検出ルーチン 水濡れ検出ルーチンは、第3図に示すように、ステップ
401で検出温度Oが開始基準温度である50℃未満であれ
ばリターンし、50℃であれば、ステップ402で水濡れ判
定WDを“DRY"にするとともに、ステップ403で水濡れ判
定用タイマをセットし(Wtm=0)、ステップ404で現在
の検出温度Oを判定基準温度O0とする。
また、ステップ401において、検出温度Oが50℃を超過
していると、水濡れ判定を開始し、ステップ405で水濡
れ判定WDが“WET"であるか否かを判定し、“WET"であれ
ばリターンし、“WET"でなければステップ406で水濡れ
判定用タイマのカウント値Wtmが判定基準時である15秒
を経過しているか否かを判定する。ここで、15秒経過し
ていなければリターンし、15秒経過していればステップ
407で検出温度Oと判定基準温度O0とを比較する。
この結果、検出温度Oが判定基準温度O0未満であれば、
温度センサ7の上面が水濡れ状態にあるとして水濡れ判
定WDを“WET"とした後、ステップ403で水濡れ判定用タ
イマをリセットし(Wtm=0)、ステップ404で判定基準
温度O0を判定時の検出温度Oに置き換えてデータの初期
化をする。また、検出温度Oが判定基準温度O0以上であ
れば、乾いた状態にあるため、水濡れ判定WDは“DRY"を
維持してステップ403,404でデータの初期化を行なう。
炊飯容量判別ルーチン 炊飯容量判別ルーチンは、第4図に示すように、ステッ
プ501で検出温度Oが開始基準温度である50℃未満であ
ればリターンし、50℃であれば、ステップ502で容量判
別用タイマをセットし(Htm=0)、ステップ503で加熱
パターンPTを“A"とする。
また、ステップ501において検出温度Oが50℃を超過し
ていると、ステップ504以降において容量判別を開始す
る。
なお、第4図中ステップ504,507,510,513,516における
上段の数値は水濡れ判定WDが“DRY"のとき、下段の数値
は水濡れ判定WDが“WET"のときを示す。また、加熱パタ
ーンPTの意味は次の通りである。
A:炊込み(おこわ)の中量(4〜6合) B:炊込み(おこわ)又は白米の少量(2〜3合) C:ダミー D:白米の中量1(4〜5合) E:白米の中量2(6〜7合) F:白米の満量(8〜10合) 以下、水濡れ判定WDが“DRY"のときについて説明する。
ステップ504で容量判別用タイマのカウント値Htmが第1
判別基準時である230秒を経過しているか否かを判定す
る。ここで、230秒経過していなければステップ507,51
0,513,516を経てリターンし、230秒経過していればステ
ップ505で検出温度Oと判別基準温度である97℃とを比
較する。検出温度Oが97℃以上であれば、“A"をそのま
ま維持してリターンする。また、検出温度Oが97℃未満
であれば、炊込み(おこわ)又は白米2〜3合であると
してステップ506で加熱パターンPTを“B"とした後、ス
テップ507に移行する。
ステップ507では、容量判別用タイマのカウント値Htmが
第2判別基準時である300秒を経過していなければ、ス
テップ510,513,516を経てリターンし、300秒経過してい
ればステップ508で検出温度Oと判別基準温度である98
℃を比較する。検出温度Oが98℃以上であれば、“B"を
そのまま維持してリターンし、また98℃未満であれば、
ステップ509で加熱パターンPTを“C"とした後、ステッ
プ510に移行する。
ステップ510では、容量判別用タイマのカウント値Htmが
第2判別基準時である300秒を経過していなければ、ス
テップ513,516を経てリターンし、300秒経過していれば
ステップ511で検出温度Oと判別基準温度である98℃を
比較する。検出温度Oが98℃以上であれば、“C"をその
まま維持してリターンし、また98℃未満であれば、白米
の4〜5合であるとしてステップ512で加熱パターンPT
を“D"とした後、ステップ513に移行する。
ステップ513では、容量判別用タイマのカウント値Htmが
第3判別基準時である350秒を経過していなければ、ス
テップ516を経てリターンし、350秒経過していればステ
ップ514で検出温度Oと判別基準温度である98℃を比較
する。検出温度Oが98℃以上であれば、“D"をそのまま
維持してリターンし、また98℃未満であれば、白米の6
〜7合であるとしてステップ515で加熱パターンPTを
“E"としてステップ516に移行する。
ステップ516では、容量判別用タイマのカウント値Htmが
第4判別基準時である395秒を経過していなければリタ
ーンし、395秒経過していればステップ517で検出温度O
と容量判別基準温度である98℃を比較する。検出温度tp
が98℃以上であれば、“E"をそのまま維持してリターン
し、また98℃未満であれば、白米の8〜10合であるとし
てステップ518で加熱パターンPTを“F"とした後、リタ
ーンする。
ところで、水濡れ判定WDが“WET"のとき、ステップ504,
507,510,513,516の各判定における判定基準時は下段の
数値、すなわち“DRY"の判定基準時よりも遅れた時点と
なる。
iii)電力制御Iモード 第2a図に示すステップ100において、前記炊飯容量判別
ルーチンで判別容量に応じて設定された加熱パターンPT
を判定する。そして、ステップ110,120,130,140,150,16
0で各加熱パターンPT毎に、予め設定された通電率で電
力制御を行なう。
すなわち、加熱パターンPTが“A"のときは、ステップ11
0において通電率20/30でヒータ6への通電を行ない、ス
テップ111で検出温度Oが炊上がり温度である110℃未満
であれば、ステップ112で炊飯容量再判別を行なう。そ
して、ステップ113で、炊飯容量再判別ルーチンで設定
される次モード移行フラグTFが“ON"でなければ本モー
ドを継続し、“ON"であれば次のモードに移行する。ま
た、ステップ111で検出温度Oが110℃以上であれば、次
のモードに移行する。
次に、加熱パターンPTが“B"のときは、通電率が12/30
である以外は前記“A"パターンのフローと同様であり、
説明を省略する。
また、加熱パターンPTが“C"〜“F"のときは、通電率が
それぞれ18/30,17/30,22/30,22/30、炊上がり温度がそ
れぞれ118℃,120℃,122℃,122℃であり、しかも炊飯容
量再判別を行なわないフローで電力制御を行なう。
炊飯容量再判別ルーチン 炊飯容量再判別ルーチンは、第5図に示すように、ステ
ップ601で検出温度Oが開始基準温度である98℃未満で
あればリターンし、98℃であればステップ602で容量再
判別用タイマをセットし(Ftm=0)、ステップ603で次
モード移行フラグTFを“OFF"とするとともに、ステップ
604で補正加熱パターンPT*を“I"とする。また、ステ
ップ601において検出温度Oが98℃を超過していると、
ステップ605において容量再判別を開始する。
なお、補正加熱パターンPT*の意味は次の通りである。
I:異物(内鍋4と加熱板5の間に米粒等の異物が存在し
ている状態) II:炊込み(おこわ)又は白米の少量(2〜3合) III:炊込みの中量(4〜6合) ステップ605で容量再判別用タイマのカウント値Ftmが第
1判別基準時である120秒を経過しているか否かを判定
する。ここで、120秒を経過していなければ、ステップ6
09を経てリターンし、120秒経過していれば、ステップ6
06で検出温度Oと判別基準温度である110℃と比較す
る。検出温度Oが110℃以上であれば、“I"をそのまま
維持してリターンする。また、検出温度Oが110℃未満
であれば、ステップ607で次モード移行フラグTFを“OF
F"にし、ステップ608で補正加熱パターンPT*を“II"と
した後、リターンする。
ステップ609では、容量再判別用タイマのカウント値Ftm
が第2判別基準時である240秒を経過していなければリ
ターンし、240秒経過していれば、ステップ610で検出温
度Oと判別基準温度である97℃と比較する。検出温度O
が97℃以上であれば、“II"をそのまま維持してリター
ンし、また97℃未満であればステップ611で次モード移
行フラグTFを“ON"にし、ステップ612で補正加熱パター
ンPT*を“III"とした後、リターンする。
iv)電力制御IIモード 第2b図に示すステップ200において、前記炊飯容量再判
別ルーチンで再判別容量に応じて再設定された補正加熱
パターンPT*を判定する。そして、ステップ210,220,23
0,240,250,260で各補正加熱パターン毎に予め設定され
た通電率で電力制御を行なう。
すなわち、補正加熱パターンPT*が“I"のときは、ステ
ップ210において通電率22/30でヒータ6への通電を行な
い、ステップ211で検出温度Oが炊上がり温度である130
℃以上となるまで本モードを継続する。
また、補正加熱パターンPT*が“II",“III",“D",
“E",“F"のときは、通電率がそれぞれ、12/30,20/30,1
7/30,20/30,20/30であり、炊上がり温度が118℃,118℃,
120℃,122℃,122℃である以外は前記“I"パターンのフ
ローと同様であり、説明を省略する。
一方、前記電力制御Iモードにおいて、加熱パターンPT
が“C"であったものは、本モードにおいて補正加熱パタ
ーンPT*が“III"と同じフローとなるが、炊き上がり温
度が前記電力制御Iモードと同一であり、通状本モード
をスルーして次モードであるむらしモードに移行する。
v)むらしモード 電力制御IIモードを終了すると、ステップ310,320,330,
340,350,360において、各補正加熱パターンPT*毎にヒ
ータ6をオン,オフ制御してむらしモードに入る。
補正加熱パターンPT*が“I"のときは、ステップ310で
ヒータ6をオフし、ステップ316,317で5秒間ヒータ6
をオフすると同時に通電タイマをセットし、ステップ31
1で該通電タイマのカウント値tmが6分を経過するまで
オフ状態を維持する。そして、6分経過すると、ステッ
プ312でヒータ6をオンすると同時に通電タイマをリセ
ットし、ステップ313で通電タイマのカウント値tmが5
秒を経過するまでオン状態を維持する。
同様にして、ステップ314,315で1分20秒間ヒータ6を
オンし、さらにステップ318,319で5分30秒間ヒータ6
をオフしてむらしモードを終了する。
これにより、補正加熱パターンPT*が“I"の総むらし時
間は13分となる。
次に、補正加熱パターンPT*が“II"のときは、第1回
目,第2回目のオン状態が共に0秒であり、第2回目,
第3回目のオフ状態がそれぞれ1分25秒,2分35秒であ
り、総むらし時間が10分である以外は同一フローであ
り、説明を省略する。
また、補正加熱パターンPT*が“III"のときは、第1回
目のオフ状態が5分30秒であり、第1回目のオン状態が
35秒である以外は同一フローであり説明を省略する。
補正加熱パターンPT*が“D",“E",“F"のときは、前記
パターン“I"と同一フローであり、説明を省略する。
このようにして、むらしモードにおける総むらし時間
は、炊飯容量が少量のものは10分、中,多量のものは13
分であり、炊飯容量に比例した時間が確保されている。
これは、少量の場合は、炊上がった御飯の内鍋4内の温
度のばらつきが少なく、アルファ化が早く均一に行なわ
れるため、むらし時間は短時間ですむ。これに対し、多
量の場合は、炊き上がった御飯の内鍋4内の温度にばら
つきがあり、どの部分もアルファ化させるためには十分
にむらし時間をとる必要があるからである。
従来の炊飯方法では、総むらし時間は多量の場合に合わ
せた一定値がとられており、少量炊飯の場合、すでにむ
らしが終了していたとしても、一定時間待たなくてはな
らなかったが、本実施例では炊飯容量に応じてむらし時
間が設定されるため、少量の場合はむらし時間が短縮さ
れ、待ち時間が無くなる。
次に、以上のフローチャートに従って行なわれる炊飯動
作を、さらに炊込み御飯の少量,中量、白御飯の少量,
中量1,中量2,満量の各場合、及び異物が介在している場
合について具体的に説明する。
炊込み御飯の少量,中量 炊飯スイッチが押され、あるいは炊飯タイマがタイムア
ップすると、予熱モード(ステップ10)を経て中ぱっぱ
モード(ステップ50〜53)に入る。
この中ぱっぱモードにおいて、水濡れ検出が行なわれ
(ステップ51)、水濡れ有りならば容量判別(ステップ
52)における判別基準時が変更されるため、水濡れの有
無にかかわらず、容量判別が適性におこなわれる。
炊込みの少量であるときは、少量と判断されて加熱パタ
ーンPTが“B"に設定される。また、炊込み御飯の中量で
濃い煮汁のもの又は具が少ないものであるときは、中量
と判断されて加熱パターンPTが“A"に設定される。
ところが、中量であっても淡い煮汁のもの又は具が多い
ものであるときは、少量と判断されてしまい、加熱パタ
ーンが“B"に設定されることがある。これは、煮汁が淡
いものは白米炊きと同様の傾向を示すためであり、また
具が多いものは米の量が多いものに相当して温度上昇勾
配が小さくなるためと考えられる。
この結果、電力制御Iモードにおいて、少量のものは通
電率12/30(ステップ120)、中量で濃い煮汁のもの又は
愚が少ないものは通電率20/30(ステップ110)がそれぞ
れ設定されて炊き上げられる。この電力制御Iモードで
は、炊飯容量再判別(ステップ112,122)が行なわれる
が、少量のもの又は中量で濃い煮汁のもの若しくは具が
少ないものは、前回の炊飯容量判別(ステップ52)で正
しく容量判別されているので、再判別においても正しく
判別され、少量のものは補正加熱パターンPT*が“I
I"、中量で濃い煮汁のもの又は具が少ないものは“III"
に設定される。そして、電力制御IIモードでそれぞれ同
じ通電率で加熱され(ステップ220,230)、より高い炊
上がり温度(ステップ221,231)に炊き上げられた後、
むらしモードに入る。
一方、中量で淡い煮汁のもの又は具が多いものは、電力
制御Iモードにおいて少量の場合の通電率12/30(ステ
ップ120)が設定されるため、加熱不足となる。しか
し、本実施例では、電力制御Iモードで炊飯容量が再判
別されて(ステップ122)補正加熱パターンPT*が“II
I"に設定され、電力制御IIモードにおいて新たな高い通
電率20/30で適正に加熱される(ステップ230)ため、十
分に炊上げられてむらしモードに入る。
むらしモードでは、少量のものは総むらし時間が10分で
あり、中量のむらしモード(ステップ330〜339)の総む
らし時間13分より3分短縮される。これは、炊飯容量が
少なく、電力制御Iモードにおける炊上がり時の御飯の
内鍋4内の温度のばらつきが少ないため、内鍋4内の御
飯のどの部分も早く均一にアルファ化するため、短時間
のむらしが可能だからである。
白米炊きの少量,中量1,中量2,満量 白米炊きの場合、中ぱっぱモードでの容量判別(ステッ
プ52)では、炊込みよりも正確に容量判別され、加熱パ
ターンが少量のものは“B"、中量1のものは“D"、中量
2のものは“E"、満量のものは“F"にそれぞれ設定され
る。
少量のものは、電力制御Iモードにおいて通電率12/30
で加熱され(ステップ120)、炊飯容量再判別にかけら
れる(ステップ122)。これは、少量のものは、内鍋4
内の対流が円滑でないこと等により容量判別(ステップ
52)で誤った判別がなされる可能性があるからである。
そして、再判別の結果、少量と判別されて補正加熱パタ
ーンPT*が正しく“II"と設定されると、電力制御IIモ
ード(ステップ220,221)において、同じ通電率12/30で
加熱されて118℃に炊き上げられ、むらしモード(ステ
ップ320〜329)では短いむらし時間でむらされる。
中量1のものは、電力制御Iモード(ステップ140,14
1)において通電率17/30で加熱され、電力制御IIモード
(ステツプ240,241)において、同じ通電率17/30が設定
されるが、炊上がり温度も同じであるため、スルーして
むらしモード(ステップ340〜349)で少量のものより長
時間でむらされる。
同様に、中量2,満量のものは、電力制御Iモード(ステ
ップ150,151、ステップ160,161)において、それぞれ通
電率22/30,27/30で加熱され、電力制御IIモード(ステ
ップ250,251、ステップ260,261)をスルーしてむらしモ
ード(ステップ350〜359、ステップ360〜369)でむらさ
れる。
異物 加熱板5と内鍋4の間に米粒等の異物が介在している
と、温度センサ7は加熱板5と内鍋4の間の隙間分だけ
加熱板5から突出した状態で内鍋4に圧接することにな
る。このため、異物が介在したまま加熱されると、温度
センサ7はその上面の圧接面を介して内鍋4の温度を検
出するのみならず、側面から加熱板5の熱を拾う結果、
その検出温度は実際の内鍋4の温度より高く、しかも温
度上昇勾配が大きくなってしまう。
従って、中ぱっぱモードでの容量判別(ステップ52)で
は加熱パターンPTが“A"に設定され、電力制御Iモード
では低い通電率で加熱される(ステップ110)ため、こ
のままでは炊上げ不足となる。
しかし、電力制御Iモードにおける炊飯容量再判別(ス
テップ112)により異物介在が検出され、電力制御IIモ
ードで新たな高い通電率と、普通炊飯より高い炊上がり
温度である130℃で加熱される(ステップ210,211)た
め、異物が介在していても炊き上げられる。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、第1発明及び第2発明
によれば、先の炊飯容量判別で誤った判別がなされたと
しても、後の炊飯容量判別により異物の介在や加熱不足
が判断されて電力又は炊き上げ温度が調整されるので、
容量に応じた最適な火力で炊き分けられ、容量の多少に
かかわらず、おいしく炊き上がるという効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る炊飯方法を適用する炊飯ジャーの
概略構成図、第2a図,第2b図は少量急速炊飯のフローチ
ャート、第3図は水濡れ検出ルーチンのフローチャー
ト、第4図は炊飯容量判別ルーチンのフローチャート、
第5図は炊飯容量再判別ルーチンのフローチャート、第
6図は炊飯容量再判別時の温度変化を示す図、第7図は
本発明による炊飯動作時の温度変化および電力推移を示
す図である。 4……内鍋、6……ヒータ 11……温度検出手段、16……炊飯容量判別手段、 17……炊飯容量再判別手段、18……電力制御手段、 Ofs……開始基準温度、 tf1,tf2……判別基準時、 Of1,Of2……判別基準温度。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炊飯容量に応じて内鍋を加熱するヒータへ
    の電力を制御しつつ炊飯する炊分け炊飯方法において、 先に行なった炊飯容量判別により判別された容量に応じ
    てヒータへの電力を制御した後、 さらに炊飯容量判別を行なうに際して、予め設定した沸
    点近傍の判別開始基準温度を検出してから一定時間経過
    後の判別基準時において、予め定めた判別基準温度より
    高い温度を検出した場合には、内鍋とヒータの加熱面の
    間に異物が介在していると判断し、通常より高い電力お
    よび炊上がり温度に設定することを特徴とする炊分け炊
    飯方法。
  2. 【請求項2】炊飯容量に応じて内鍋を加熱するヒータへ
    の電力を制御しつつ炊飯する炊分け炊飯方法において、 先に行なった炊飯容量判別により判別された容量に応じ
    てヒータへの電力を制御した後、 さらに炊飯容量判別を行なうに際して、予め設定した沸
    点近傍の判別開始基準温度を検出してから一定時間経過
    後の判別基準時において、予め定めた判別基準温度より
    低い温度を検出した場合には、先の容量判別で実際より
    少なく判別されたと判断し、通常より高い電力に設定す
    ることを特徴とする炊分け炊飯方法。
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