JP2525517Y2 - 屋内露出配管材用固定具 - Google Patents

屋内露出配管材用固定具

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JP2525517Y2
JP2525517Y2 JP1992018827U JP1882792U JP2525517Y2 JP 2525517 Y2 JP2525517 Y2 JP 2525517Y2 JP 1992018827 U JP1992018827 U JP 1992018827U JP 1882792 U JP1882792 U JP 1882792U JP 2525517 Y2 JP2525517 Y2 JP 2525517Y2
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pipe
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恒夫 青井
哲 岡田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は屋内露出配管材を壁、
床、天井などの建築構造物に固定する固定具に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、住宅のリフォームを行うときなど
において美観を損なわずに屋内の露出配管が行えるもの
として、例えば、図7に示す屋内配管材が開発されてい
る。この配管材1は給水または給湯用の樹脂製のパイプ
2と、このパイプ2を囲む断面正方形の外装シース3
と、パイプ2と外装シース3との間に介在された断熱材
4とからなるものである。
【0003】この配管材1は、壁や天井の隅部などに這
わせて露出配管を行うものであるが、外装シースが断
面正方形であるために納まりがよく、また外装シース
に室内にった色調、模様を施すことができるので、露
出配管でも美観を損なわないという利点がある。
【0004】従来、この屋内露出配管材1を壁などに固
定するためには、次に述べる方法が採用されている。す
なわち、図7に示す止め具を用いるものである。この止
め具4はコ字形をなすもので、壁などにねじ5で固定さ
れ、屋内露出配管材1が嵌込まれて弾性的に固定され
る。固定を確実にするために、屋内露出配管材の外装シ
ースに溝が形成され、止め具にはその溝に落ち込む凸
部が形成されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記の固定方
式では、屋内露出配管材を取付ける壁などの取付け面の
不陸(取り付け面の曲り)が大きい場合、取り付け面と
屋内露出配管材との間に隙間ができて、屋内露出配管材
を確実に固定できない場合がある。
【0006】そこで、屋内露出配管材の固定を確実にす
るために、押え具で屋内露出配管材を外側から押え、こ
の押え具を止め具にねじ止めにより取り付ける構造も考
えられるが、この場合には押え具を止め具にねじ止めす
る作業が面倒で屋内露出配管材の固定作業に多くの手数
を要する。
【0007】さらに、止め具は屋内露出配管材を外側か
ら覆うものではないので、外装シース同士を接続する場
合には、その接続部が露出して美観を損なうことにな
る。本考案は前記事情に基づいてなされたもので、簡単
な作業で屋内露出配管材を確実に固定することができ、
併せて固定部の屋内露出配管材を外側から覆うことがで
きる屋内露出配管材用固定具を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本考案の屋内露出配管材用固定具は、パイプに外装シ
ースを被せてなる屋内露出配管材を、前記外装シースか
ら露出させた前記パイプを保持して建築構造物に固定す
る固定具であって、パイプ固定体と、このパイプ固定体
組み合されるカバー体とが具備され、前記パイプ固定
体は、前記建築構造物に固定される固定部と、この固定
部の長手方向中間部に前記固定部から起立して形成され
前記外装シースから露出した前記パイプを外周側から挟
んで着脱可能に保持するパイプ保持部と、このパイプ保
持部の両側部外面に夫々形成され前記固定部の長手方向
に沿うとともに係止部分を有する係合部と、前記パイプ
保持部の両側部外面に夫々形成され前記カバー体の長手
方向の移動を拘束するストッパ部とを有し、前記固定部
の長手方向両端部で前記外装シースの端部を覆うもので
あり、 前記カバー体は、前記外装シースから露出した前
記パイプを前記パイプ固定体のパイプ保持部とは反対側
から覆う本体部と、この本体部の両側部内面にて前記本
体部の長手方向中間部に夫々形成されるとともに被係止
部分を有し前記パイプ固定体の前記係合部に係合されて
その長手方向に沿ってスライドされるとともに被係止部
分が前記係合部の係止部分に係止して前記スライドの後
退を阻止する被係合部と、この被係合部が前記係合部に
係合されて前記被係止部分が前記係止部分に係止された
状態で前記パイプ固定体の前記ストッパ部に当接して前
記被係合部のスライドの前進を阻止するストッパ当接部
とを有し、前記本体部の長手方向両端部で前記外装シー
スの端部を覆うものであることを特徴とする。
【0009】
【作用】まず、この固定具のパイプ固定体は固定部をあ
らかじめねじなどで壁などの取付け面に固定しておく。
屋内露出配管材は、外装シースを一部除去してパイプを
露出させる。露出させたパイプをパイプ固定体のパイプ
保持部に嵌込む。このため、取付け面に多少の不陸があ
っても、パイプはパイプ保持部に挟まれた強固に保持さ
れる。
【0010】次に、カバー体の被係合部をパイプ固定体
の係合部に係合して長手方向に沿ってスライドすると、
被係合部の被係止部分が係合部の係止部分に係止して被
係合部のスライドの後退を阻止するとともに、カバー体
のストッパ当接部がパイプ固定体のストッパ部に当接し
て被係合部のスライドの前進を阻止する。これによりカ
バー体の被係合部は長手方向に沿うスライドの前進およ
び後退を阻止されてパイプ固定体の係合部に固定され
る。このため、カバー体をパイプ固定体に係合させて長
手方向に沿いスライドさせるだけの簡単な操作でカバー
体をパイプ固定体に強固に固定できる。
【0011】従って、本考案の固定具は、屋内露出配管
材の外装シースから露出したパイプを固定するための操
作が容易であり、しかもパイプ固定体とカバー体とで屋
内露出配管材のパイプを強固に建築構造物に固定し、パ
イプを固定した後にカバー体がパイプ固定体から外れて
パイプの固定が不確実になるという事態の発生を防止で
きて高い安全性を有している。
【0012】そして、本考案の固定具は、パイプ固定体
の固定部長手方向中間部で外装シースから露出したパイ
プを覆うとともにパイプ固定体の固定部の長手方向両端
部で外装シースの端部を覆い、またカバー体の本体部長
手方向中間部で外装シースから露出したパイプを覆うと
ともにカバー体の本体部の長手方向両端部で外装シース
の端部を覆うので、パイプ固定体とカバー体とで屋内露
出配管材が固定される部分を覆って外側から見えないよ
うにして屋内露出配管材の固定部における美しい外観を
得ることができる。
【0013】特に外装シースの端部は外部から見えると
美しくないものである。そこで、パイプ固定体ではパイ
プ保持体を固定部の長手方向中間部に形成し、カバー体
では本体部の長手方向中間部に被係合部を形成して、こ
のパイプ固定体の固定部の長手方向両端部とカバー体の
本体部の長手方向両端部を利用して外装シースの端部を
覆って固定することにより、屋内露出配管材の固定部に
おける外観を美麗にすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本考案の一実施例について図面を参照
して説明する。固定の対象となる屋内露出配管材1は、
図1、図2および図7に示すようにパイプ2と、外装シ
ース3と、断熱材4とで構成されている。
【0015】この固定具は、図1、図3および図4に示
すようにパイプ固定体11と、このパイプ固定体11と
に組み合されるカバー体12とで構成されている。固定
具の構成について説明する。
【0016】パイプ固定体11は、図1、図3、図4お
よび図5に示すように、形状中心に固定孔14を有する
とともに矩形に形成された固定部13と、この固定部1
3の長手方向中間部に固定部13から起立して形成され
屋内露出配管材1のパイプ2を外周側から弾性力を利用
して挟んで着脱可能に保持するパイプ保持部15と、こ
のパイプ保持部15の両側部外面に夫々形成され固定部
13の長手方向に沿う係合部16と、パイプ保持部15
の両側部外面に夫々形成され固定部13の長手方向に対
して交差するストッパ部17とを有している。
【0017】ここで、パイプ保持部15は固定部13側
とは反対側の部分がパイプ出し入れ口として開放され、
この開放部15aを挟む部分が内側に向けた弾性力を有
している。パイプ保持部15の内部にはパイプ2を囲む
円弧面が形成されている。
【0018】パイプ保持部15を固定部13の長手方向
の中間部に形成するのは次の理由による。パイプ保持部
15が固定部13の長手方向の中間部に位置することに
より、固定部13の長手方向の両端部を、屋内露出配管
材1の固定部において分離された外装シース3の端部を
覆って固定するために使用できるからである。
【0019】係合部16は固定部13の長手方向に沿う
溝形をなすもので、パイプ保持部15の長手方向の中央
から一方の端面側にかけて形成されている。このように
係合部16をパイプ保持部15の一方の端面側部分に形
成するのは、パイプ保持部15において係合部16を形
成していない部分を、カバー体12の被係合部19をパ
イプ固定体11の係合部16にスライドして係合させる
場合に、カバー体12をパイプ固定体11に組み合わせ
るスペースとしても利用するという理由によるものであ
る。
【0020】ストッパ部17は、パイプ保持部15の一
方の端面に長手方向に対して直角に位置して形成されて
いる。カバー体12は、図1、図3、図4および図6に
示すように、外装シース3の三面を囲む形状をなし外装
シース3をパイプ固定体11の固定部13とは反対側か
ら覆う本体部18と、この本体部18の両側部内面にて
本体部18の長手方向の中間部に夫々形成されパイプ固
定体11の係合部16にその長手方向に沿ってスライド
自在に係合される突部からなる被係合部19と、この被
係合部19が係合部16に係合された状態でパイプ固定
体11のストッパ部17に当接するストッパ当接部20
とを有している。
【0021】ここで、被係合部19はパイプ固定体11
の溝形をなす係合部16に対応して、この溝部にスライ
ド自在に係合される突部として形成されている。被係合
部19をカバー体12の長手方向の中間部に形成するの
は次の理由による。被係合部19がカバー体12の長手
方向の中間部に位置することにより、カバー体12の長
手方向の両端部を、屋内露出配管材1の固定部における
外装シース3の端部をパイプ固定体11とともに覆って
固定するために使用できるからである。また、カバー体
12の端部は、カバー体12の被係合部19をパイプ固
定体11の係合部16にスライドして係合させる場合
に、カバー体12をパイプ固定体11に組み合せるスペ
ースとしても利用するからである。
【0022】ストッパ当接部20はパイプ固定体11の
ストッパ部17に対向する位置において長手方向に直角
に形成されている。なお、図4に示すようにカバー体1
2の本体部18の両側部内面にはパイプ固定体11のパ
イプ保持部15に組み合さる段部18aが長手方向に
沿って形成されている。
【0023】図中26はパイプ固定体11のパイプ保持
部15の両側部外面に形成された係合部16に夫々形成
された係止部分の一例である楔形をなす係止突起、27
はカバー体12の各被係合部19の内面に形成された夫
々被係止部分の一例である係止突起26と逆向きの楔形
をなす被係止突起である。すなわち、係止突起26は係
合部16の他方の端から一方の端へ向けて高くなる傾斜
面と、ストッパ部17に面する位置に固定部13の長手
方向に対して交差する係止面を有するものである。被係
止突起27は、被係合部19の一方の端から他方の端へ
向けて高くなる傾斜面と、係止突起26の垂直面に対向
して係止する係止面を有するものである。そして、カバ
ー体12の被係合部19をパイプ固定体11の係合部1
6に係合して他方の端から一方の端へ向けてスライド移
動させることにより、被係止突起27が係止突起26を
乗り越えて両方の突起の係止面が係止して被係合部19
のスライドの後退を阻止するようになっている。また、
被係合部19が係合部16に係合された状態でカバー体
12のストッパ当接部20がパイプ固定体11のストッ
パ部17に当接し、被係合部19のスライドの前進を阻
止するようになっている。
【0024】この固定具により屋内露出配管材を固定す
る場合について説明する。この実施例では、図2に示す
ように前述した屋内露出配管材1をエルボと呼ばれる直
角な継手21に接続する場合に適用している。継手21
は屋内露出配管材1と同様なものであり。屋内露出配管
材1の外装シース3に相当してこれと同じ大きさの断面
正方形をなす継手本体22の内部に、屋内露出配管材1
のパイプ2が差込み可能な樹脂製のパイプ23が設けら
れたものである。
【0025】固定に際して屋内露出配管材1のパイプ2
は、継手21のパイプ23に差し込んで接続しておく。
外装シース3と断熱材4を固定部から離すようにスライ
ドしてパイプ2を露出させる。
【0026】パイプ固定体11は、図3に示すように固
定部13壁などの建築構造物24の取付け面に当接
し、固定孔14にねじ25を通して固定部13を固定し
ておく。そして、屋内露出配管材1の露出させたパイプ
2をパイプ固定体11のパイプ保持部15に嵌込む。こ
の場合、パイプ2はパイプ保持部15の開放部15aを
押し広げてその内部に嵌込む。パイプ保持部15はパイ
プ2に押されて弾性変形して広がり、内部にパイプ2が
嵌込まれると再び弾性により元の状態に復元する。これ
によりパイプ保持部15はパイプ2を外周側から弾性力
で挟んで固定する。このため、取付け面に多少の不陸が
あっても、パイプ2はパイプ保持部15に挟まれて強固
に保持される。
【0027】次にカバー体12をパイプ固定体11の他
方の端部に位置させる。その後、カバー体12の被係合
部19をパイプ固定体11の係合部16に他方の端側か
ら差し込み、カバー体12を係合部16の一方の端に向
けてその長手方向に沿ってスライドさせる。そして、カ
バー体12の被係合部19をパイプ固定体11の他方の
端から一方の端へ向けてスライド移動することにより、
被係止突起27の傾斜面が係止突起26の傾斜面を乗り
越えて両方の突起の係止面が係止して被係合部19のス
ライドの後退を阻止する。また、被係合部19が係合部
16に係合された状態でカバー体12のストッパ当接部
20がパイプ固定体11のストッパ部17に当接して被
係合部19のスライドの前進を阻止する。このため、カ
バー体12をパイプ固定体11に係合させて長手方向に
沿いスライドさせるだけの簡単な 操作で、カバー体12
をパイプ固定体11に強固に固定することができる。す
なわち、カバー体12とパイプ固定体11とで屋内露出
配管材1の外装シース3から露出したパイプ2を固定す
る。
【0028】従って、この実施形態の固定具を用いる屋
内露出配管材1の外装シース3から露出したパイプ2を
固定するための操作が容易であり、しかも屋内露出配管
材1のパイプ2を強固に建築構造物に固定し、パイプ2
を固定した後にカバー体12がパイプ固定体11から外
れてパイプ2の固定が不確実になるという事態の発生を
防止して高い安全性を確保できる。
【0029】なお、カバー体12をパイプ固定体11か
ら外す場合には、カバー体12の両側部を弾性変形させ
て開く。さらに、この実施形態の固定具は、パイプ固定
体11の長手方向中間部(パイプ保持部15)により外
装シース3から露出したパイプ2を覆うとともに、パイ
プ固定体11の固定部13の長手方向両端部により外装
シース3の端部を覆い、またカバー体12の本体部18
長手方向中間部(被係合部19)により外装シース3か
ら露出したパイプ2を覆うとともに、カバー体12の本
体部18の長手方向両端部により外装シース3の端部お
よび継手21の外装シートである継手本体22の端部を
覆うので、パイプ固定体11とカバー体12とで屋内露
出配管材1が固定される部分を覆って外側から見えない
ようにして屋内露出配管材1の固定部における美しい外
観を得ることができる。
【0030】特に外装シース3におけるパイプ2が露出
する端部が外部から見えると美しくないものである。そ
こで、パイプ固定体11ではパイプ保持部15を固定部
の長手方向中間部に形成して固定部13の長手方向両端
部をパイプ保持部15から張り出させ、カバー体12で
は本体部18の長手方向中間部に被係合部19を形成し
て本体部18の長手方向両端部を被係合部19から張り
出させている。そして、このパイプ固定体11の固定部
13の長手方向両端部とカバー体12の本体部18の長
手方向両端部を利用して外装シース3の端部を覆って固
定することによ り、屋内露出配管材1の固定部における
外観を美麗にすることができる。
【0031】なお、本考案は前述した実施例に限定され
ずに種々変形して実施することができる。例えば実施例
では、パイプ固定体の係合部を溝部とし、カバー体の被
係合部を突部としたが、これに限定されずにパイプ固定
体の係合部を凸部とし、カバー体の被係合部を溝部とし
ても良い。パイプ固定体の係合部はパイプ保持部の長手
方向の半分に形成したが、これに限定されずにパイプ保
持部の長手方向全体にわたり形成しても良い。パイプ固
定体のストッパ部の位置および構成は実施例に限定され
ない。
【0032】実施例では屋内露出配管材とエルボ形継手
とを接続する場合について説明したが、1本の屋内露出
配管材の中間部を固定具で支持する場合などに適用でき
る事は勿論である。
【0033】
【考案の効果】以上説明したように本考案の屋内露出配
管材用固定具によれば、建築構造物に固定したパイプ固
定体のパイプ保持部に、屋内露出配管材の外装シースか
ら露出させたパイプをパイプ固定体のパイプ保持部に嵌
込むことにより。建築構造物に多少の不陸があってもパ
イプを強固に保持できる。
【0034】また、カバー体の被係合部をパイプ固定体
の係合部に係合して係合部の一方の端から他方の端へ向
けて長手方向に沿ってスライドさせ、被係合部の被係止
部分を係合部の係止部分に係止して被係合部のスライド
の後退を阻止するとともに、カバー体のストッパ当接部
をパイプ固定体のストッパ部に当接して被係合部のスラ
イドの前進を阻止することにより、カバー体の被係合部
のスライドの前進および後退を阻止してパイプ固定体の
係合部に固定する。このため、カバー体をパイプ固定体
に係合させて長手方向に沿いスライドさせるだけの簡単
な操作で、カバ ー体をパイプ固定体に強固に固定するこ
とができる。
【0035】従って、屋内露出配管材の外装シースから
露出したパイプを固定するための操作が容易であり、し
かもカバー体とパイプ固定体とを組み合せて屋内露出配
管材のパイプを強固に建築構造物に固定し、パイプを固
定した後にカバー体がパイプ固定体から外れてパイプの
固定が不確実になるという事態の発生を防止して高い安
全性を有する。
【0036】さらに、パイプ固定体の固定部長手方向中
間部で外装シースから露出したパイプを覆うとともにパ
イプ固定体の固定部の長手方向両端部で外装シースの端
部を覆い、またカバー体の本体部長手方向中間部で外装
シースから露出したパイプを覆うとともにカバー体の本
体部の長手方向両端部で外装シースの端部を覆うので、
パイプ固定体とカバー体とで屋内露出配管材が固定され
る部分を覆って外側から見えないようにして屋内露出配
管材の固定部における美しい外観を得ることができる。
【0037】特に外装シースにおけるパイプが露出する
端部は外部から見えると美しくないものである。そこ
で、パイプ固定体ではパイプ保持体を固定部の長手方向
中間部に形成し、カバー体では本体部の長手方向中間部
に被係合部を形成して、このパイプ固定体の固定部の長
手方向両端部とカバー体の本体部の長手方向両端部を利
用して外装シースの端部を覆って固定することにより、
屋内露出配管材の固定部における外観を美麗にすること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例における固定具を示す分解斜
視図。
【図2】固定具を示す斜視図。
【図3】(a)は図4(a)のA−A線に沿う断面図。 (b)は図4(a)のB−B線に沿う断面図。
【図4】(a)は図3(a)のC方向から見た図。 (b)は図3(a)のD方向から見た図。
【図5】(a)はパイプ固定体の平面図。 (b)は同正面図。 (C)は同側面図。
【図6】(a)はカバー体の平面図。 (b)は同正面図。
【図7】従来の固定具を示す斜視図。
【符号の説明】
1…屋内露出配管材、2…パイプ、3…外装シー、1
1…パイプ固定体、12…カバー体、13…固定部、1
5…パイプ保持部、16…係合部、17…ストッパ部、
18…本体部、19…被係合部、20…ストッパ当接
部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプに外装シースを被せてなる屋内露
    出配管材を、前記外装シースから露出させた前記パイプ
    を保持して建築構造物に固定するための固定具であっ
    て、 前記固定具は、 パイプ固定体と、このパイプ固定体に組
    み合されるカバー体とが具備され、 前記パイプ固定体は、前記建築構造物に固定される固定
    部と、この固定部の長手方向中間部に前記固定部から起
    立して形成され前記外装シースから露出した前記パイプ
    を外周側から挟んで着脱可能に保持するパイプ保持部
    と、このパイプ保持部の両側部外面に夫々形成され前記
    固定部の長手方向に沿うとともに係止部分を有する係合
    部と、前記パイプ保持部の両側部外面に夫々形成され
    記カバー体で前記外装シースの端部を覆うものであり、 前記カバー体は、前記外装シースから露出した前記パイ
    プを前記パイプ固定体のパイプ保持部とは反対側から覆
    う本体部と、この本体部の両側部内面にて前記本体部の
    長手方向中間部に夫々形成されるとともに被係止部分を
    有し前記パイプ固定体の前記係合部に係合されてその長
    手方向に沿ってスライドされるとともに被係止部分が前
    記係合部の係止部分に係止して前記スライドの後退を阻
    止する被係合部と、この被係合部が前記係合部に係合さ
    れて前記被係止部分が前記係止部分に係止された状態で
    前記パイプ固定体の前記ストッパ部に当接して前記被係
    合部のスライドの前進を阻止するストッパ当接部とを有
    し、前記本体部の長手方向両端部で前記外装シースの端
    部を覆うものであることを特徴とする屋内露出配管材用
    固定具。
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