JPH0512665Y2 - - Google Patents

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JPH0512665Y2
JPH0512665Y2 JP13073189U JP13073189U JPH0512665Y2 JP H0512665 Y2 JPH0512665 Y2 JP H0512665Y2 JP 13073189 U JP13073189 U JP 13073189U JP 13073189 U JP13073189 U JP 13073189U JP H0512665 Y2 JPH0512665 Y2 JP H0512665Y2
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は壁面に沿つて配設される空調用その他
の配管を内部に収容する配管用ダクトに関するも
のである。
〔従来の技術〕
実公昭58−49013号公報に示されている空調配
管用のダクトを例にとつて従来技術を説明する。
第7図乃至第9図において、1は空調機の室内
機、2は同室外機で、これらの間で熱媒を循環さ
せるための空調主管(通常は断熱被覆管)3,
4、および室内機1に発生するドレン水を外部に
排出するためのドレン管5がダクト6内に収容さ
れ保護された状態で壁面W沿いに配設される。
このダクト6は、樋状の壁面側部材7と、この
壁面側部材7の開口部を覆う蓋部材8とが、これ
らの幅方向と直角方向(以下、便宜上この方向を
厚み方向という)に結合されることにより、内部
に上記各管3,4,5を収容しうる筒状に構成さ
れる。
壁面側部材7には、壁面Wに対する取付壁7a
の幅方向中央部に内向きに突出する凸壁部9が全
長に亘つて設けられ、この凸壁部9に長さ方向間
欠的に設けられたねじ挿通孔10にねじ11が挿
通されて壁面Wにねじ込まれることにより、壁面
側部材7が壁面Wに取付けられる。
一方、この壁面側部材7および蓋部材8の相対
向する端部(開口縁部)において、壁面側部材7
側には鉤形に屈曲する係合部12、蓋部材8側に
は内向きに庇状に突出する突縁部13がそれぞれ
全長に亘つて設けられ、これら係合部12と突縁
部13とが弾性的に係合して両部材7,8が結合
される。
なお、第8図中、14はダクト6内で各管3,
4,5を押え固定する管押えで、その幅方向両端
部が、壁面側部材7における係合部12の近傍部
内面に設けられた係止凸部15,15に係止して
壁面側部材7に取付けられる。
〔考案が解決しようとする課題〕
係合部12および突縁部13の相対向する端面
12a,13aは円弧状の湾曲面(凸曲面)に形
成され、両部材7,8の結合に際して、第9図イ
の実線で示すようにこの端面12a,13a同士
を当接させた状態で図中矢印で示す厚み方向に押
圧することにより、突縁部13を幅方向の外側
に、係合部12を内側にそれぞれ滑らせて両者を
係合させるようにしている。
ところが、上記のように当接する端面12a,
13aが単なる湾曲面に形成された従来のダクト
によると、これらの滑り方向が一定せず、幅方向
のどちら側にも滑動しうる状態となるため、第9
図イの仮想線で示すように、両側突縁部13,1
3の一方が予定とは反対の内側に滑り落ちてしま
うケースが多く生じる。
また、突縁部13を係合位置に保持する手段が
講じられていないため、上記結合時に、突縁部1
3が予定通り外側に滑り込んでも、第9図ロに示
すようにこの突縁部13が勢い余つてそのまま壁
面側部材7の側面上を滑つてしまうケース、およ
び結合後にも外力により突縁部13が同様にして
係合部12から離脱するというケースが生じてい
た。
こうして、両部材7,8の結合に手間取るとと
もに、結合後にも結合状態が安定しないという欠
点があつた。
そこで本考案は、壁面側部材と蓋部材とを簡単
かつ確実に結合できるとともに、安定した結合状
態を得ることができる配管用ダクトを提供するも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、壁面に取付けられる壁面側部材と、
蓋部材とが、相対向する端部で幅方向と直角方向
に結合されて内部に配管を収容しうる筒状に構成
される配管用ダクトにおいて、上記壁面側部材と
蓋部材のうちの一方の部材の端部に、幅方向の一
側方に開口する凹溝を備えた係合部、他方の部材
の端部に、上記凹溝内に上記開口した側方から嵌
まり込んで係合部に係合しうる突縁部がそれぞれ
設けられ、これら係合部および突縁部には、相対
向する端面に、突縁部が凹溝内に嵌まり込む方向
にガイドする幅方向に傾斜した平直なガイド面が
設けられるとともに、突縁部と係合部とが係合し
た状態で幅方向と直角方向に相対向する面に、突
縁部と係合部の相離反する幅方向の動きを阻止す
る突条が設けられてなるものである。
〔作用〕
この構成により、両部材の結合時に、係合部と
突縁部とが平直な傾斜ガイド面によつて相係合す
る方向にのみガイドされるため、両者が確実に係
合しうることとなる。
また、係合部と突縁部が互いの突条によつて係
合位置に保持されるため、結合時および結合後に
両者の係合状態が安定したものとなる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図乃至第6図によつて説
明する。
この実施例では、前記従来説明に会わせて空調
配管用ダクトを適用対象として例にとつている。
また、この実施例において、第7図乃至第9図に
示す従来装置と同一部分には同一符号を付して示
し、その重複説明を省略する。
基本実施例 (第1図〜第3図参照) 22は壁面Wに取付けられる壁面側部材、23
は蓋部材で、これら両部材22,23が相対向す
る端部で厚み方向に結合されて、内部に空調用各
管3,4,5が収容される筒状のダクト21が構
成される。
なお、第1図中、24は各管3,4,5を結束
してダクト21内に保持する管止めバンド、25
はこの管止めバンド24の止め具、26,26は
この止め具25を壁面側部材22に止め付ける止
め具取付部、27は壁面側部材22における壁面
Wに対する取付壁22aの幅方向中央部に設けら
れたねじ挿通孔、28はこのねじ挿通孔27に挿
通されて壁面Wにねじ込まれるダクト取付用のね
じである。
壁面側部材22および蓋部材23の相対向する
端部において、壁面側部材22側には幅方向の外
側に開口する凹溝30を備えた断面コ字形の係合
部29、蓋部材23側には内向きに庇状に突出す
る突縁部31がそれぞれ設けられ、この突縁部3
1が凹溝30内に上記開口した側方から嵌まり込
んで係合部29に係合することにより両部材2
2,23が結合される。
係合部29および突縁部31は、それぞれ全体
として幅方向の内側に向かつて先上がりとなる方
向に傾斜して設けられている。また、係合部29
および突縁部31の相対向する端面(以下、ガイ
ド面という)29a,31aは、上記全体の傾斜
方向に傾斜し、かつ、従来のような湾曲面でなく
平直面に形成されている。
さらに、突縁部31には、ガイド面31aの幅
方向外側端部に、また係合部29には、突縁部2
9との係合状態でガイド面31aと対向する面の
幅方向外側端部にそれぞれ突条(以下、突縁部側
突条、係合部側突条という)32,33が長さ方
向に設けられ、係合状態で突縁部側突条32が係
合部側突条33に幅方向内側から係止するように
構成されている。なお、突条32,33は長さ方
向全長に亘つて連続して設けてもよいし、一定長
さのものを長さ方向の相対応する位置に間欠的に
設けてもよい。
この構成において、両部材22,23の結合時
には、従来同様、第3図に示すように係合部29
および突縁部31のガイド面29a,31a同士
を当接させた状態でこれらを厚み方向に押圧し、
ガイド面29a,31a間の滑りによるガイド作
用により、同図仮想線で示すように突縁部31を
外側に、係合部29を内側にそれぞれ移動(弾性
変形)させて第1,2図に示すようにこれらを係
合させる。
この場合、両ガイド面29a,31aがともに
平直な傾斜面に形成されているため、この両ガイ
ド面29a,31aの滑り方向が自然と第3図矢
印で示すように一方向のみに特定され、人為的な
強制力が働かないかぎりこれと反対方向には滑動
しえない状態となる。従つて、突縁部31は外側
に、係合部29は内側にそれぞれ移動方向が特定
されるため、この両者が確実に係合しうることと
なる。
また、突縁部31が係合部29の凹溝30内に
嵌まり込んだ第1,2図の状態で、突縁部側およ
び係合部側突条32,33が幅方向に係止するた
め、係合部29および突縁部31の相離反する方
向の動きが阻止される。このため、結合時に、突
縁部31が一旦凹溝30に嵌まり込みながら勢い
余つて凹部溝30から離脱し、あるいは結合後に
外力によつて突縁部31が凹溝30外に外れるお
それがなくなり、安定した結合状態を確保するこ
とができる。
他の実施例 上記実施例では、係合部29および突縁部31
をそれぞれ全体として傾斜させたが、第4図に示
すようにこれらのガイド面29a,31aと反対
側の面を水平に形成してもよい。
また、上記実施例では、係合部29および突縁
部31をそれぞれ内向きに突出して設けたが、こ
れと逆に、第5図に示すように係合部29および
突縁部31をそれぞれ外向きに突出して設けても
よい。この場合、ガイド面29a,31aは幅方
向外側に向かつて先上がりとなる方向に傾斜させ
ればよい。
さらに、上記実施例では壁面側部材22に断面
コ字形の係合部29、蓋部材23に庇状の突縁部
31を設けたが、第6図に示すように、壁面側部
材22に突縁部31、蓋部材23に係合部29を
設けてもよい。
一方、本考案は空調配管用のダクトに限らず、
壁面沿いに配設される各種配管用のダクトとして
広汎に適用することができる。
〔考案の効果〕
上記のように本考案によるときは、壁面側部材
と蓋部材とが、互いの相対向する端部に設けられ
た係合部と突縁部とによつて結合される配管用ダ
クトにおいて、係合部および突縁部における相対
向する端面に、幅方向に傾斜した平直なガイド面
を設け、両部材の結合時に、突縁部と係合部をこ
のガイド面によつて相係合する方向にのみガイド
する構成とし、かつ、突縁部と係合部に、これら
が係合した状態で相離反する幅方向の動きを阻止
する突条を設けたから、両部材を簡単かつ確実に
結合できるとともに、結合後も安定した結合状態
を確保することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例にかかるダクトの使用
状態の断面図、第2図は第1図の一部拡大図、第
3図は同ダクトにおける壁面側部材と蓋部材の結
合操作状況を説明するための第2図相当図、第4
図乃至第6図は本考案の別の実施例三例を示す第
2図相当図、第7図は従来のダクトの使用状態を
示す側面図、第8図は同第1図相当図、第9図
イ,ロは同ダクトにおける壁面側部材と蓋部材の
結合時の問題点を説明するための部分拡大断面図
である。 21……ダクト、22……壁面側部材、23…
…蓋部材、29……係合部、30……凹溝、31
……突縁部、29a,31a……平直な傾斜ガイ
ド面、32,33……突条、W……壁面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁面に取付けられる壁面側部材と、蓋部材と
    が、相対向する端部で幅方向と直角方向に結合さ
    れて内部に配管を収容しうる筒状に構成される配
    管用ダクトにおいて、上記壁面側部材と蓋部材の
    うちの一方の部材の端部に、幅方向の一側方に開
    口する凹溝を備えた係合部、他方の部材の端部
    に、上記凹溝内に上記開口した側方から嵌まり込
    んで係合部に係合しうる突縁部がそれぞれ設けら
    れ、これら係合部および突縁部には、相対向する
    端面に、突縁部が凹溝内に嵌まり込む方向にガイ
    ドする幅方向に傾斜した平直なガイド面が設けら
    れるとともに、突縁部と係合部とが係合した状態
    で幅方向と直角方向に相対向する面に、突縁部と
    係合部の相離反する幅方向の動きを阻止する突条
    が設けられてなることを特徴とする配管用ダク
    ト。
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