JP2525491Y2 - 可撓性チューブの接続装置 - Google Patents
可撓性チューブの接続装置Info
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- JP2525491Y2 JP2525491Y2 JP1991010270U JP1027091U JP2525491Y2 JP 2525491 Y2 JP2525491 Y2 JP 2525491Y2 JP 1991010270 U JP1991010270 U JP 1991010270U JP 1027091 U JP1027091 U JP 1027091U JP 2525491 Y2 JP2525491 Y2 JP 2525491Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は例えば内視鏡内に配設
された可撓性チューブを口金等の連結部材に接続する可
撓性チューブの接続装置に関する。
された可撓性チューブを口金等の連結部材に接続する可
撓性チューブの接続装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡内の送気管路を形成する
可撓性チューブの途中に開閉操作弁を介設し、この開閉
操作弁のシリンダに設けた口金に可撓性チューブの開閉
操作弁側の端部を接続する可撓性チューブの接続手段と
して例えば実開昭58−13201号公報に示す構成の
ものが知られている。
可撓性チューブの途中に開閉操作弁を介設し、この開閉
操作弁のシリンダに設けた口金に可撓性チューブの開閉
操作弁側の端部を接続する可撓性チューブの接続手段と
して例えば実開昭58−13201号公報に示す構成の
ものが知られている。
【0003】図4(A),(B)は送気管路等の可撓性
チューブaを開閉操作弁の口金bに接続する可撓性チュ
ーブaの接続装置の一例(実開昭58−13201号公
報)を示すものである。この場合、口金bの先端部には
可撓性チューブaの被嵌部cが形成されており、この被
嵌部cの外周面には先端側から後端側に向かうにしたが
って外径寸法が徐々に拡大する第1のテーパ面dが形成
されている。さらに、この口金bの中途部には円板状の
突設部eが形成され、この突設部eの外周面に雄ねじ部
fが形成されている。
チューブaを開閉操作弁の口金bに接続する可撓性チュ
ーブaの接続装置の一例(実開昭58−13201号公
報)を示すものである。この場合、口金bの先端部には
可撓性チューブaの被嵌部cが形成されており、この被
嵌部cの外周面には先端側から後端側に向かうにしたが
って外径寸法が徐々に拡大する第1のテーパ面dが形成
されている。さらに、この口金bの中途部には円板状の
突設部eが形成され、この突設部eの外周面に雄ねじ部
fが形成されている。
【0004】また、gは可撓性チューブaの固定ナット
である。この固定ナットgには略円筒状のナット本体の
一端側内周面に口金bの雄ねじ部fと螺合する雌ねじ部
(締付け固定部)hが形成されている。この固定ナット
gのナット本体の他端側には内方向に向けて突設される
状態に屈曲されたフランジ部iが形成されている。
である。この固定ナットgには略円筒状のナット本体の
一端側内周面に口金bの雄ねじ部fと螺合する雌ねじ部
(締付け固定部)hが形成されている。この固定ナット
gのナット本体の他端側には内方向に向けて突設される
状態に屈曲されたフランジ部iが形成されている。
【0005】また、固定ナットgのナット本体内には口
金bの被嵌部cの第1のテーパ面dに被嵌された可撓性
チューブaの連結端部の外周面を押えるテーパリングj
が設けられている。このテーパリングjの内周面には固
定ナットgのフランジ部i側から雌ねじ部h側に向かう
にしたがって内径寸法が徐々に拡大する第2のテーパ面
kが形成されている。
金bの被嵌部cの第1のテーパ面dに被嵌された可撓性
チューブaの連結端部の外周面を押えるテーパリングj
が設けられている。このテーパリングjの内周面には固
定ナットgのフランジ部i側から雌ねじ部h側に向かう
にしたがって内径寸法が徐々に拡大する第2のテーパ面
kが形成されている。
【0006】そして、可撓性チューブaを開閉操作弁の
口金bに接続する接続作業時には図4(A)に示すよう
に口金bの被嵌部cの第1のテーパ面dに可撓性チュー
ブaの連結端部を被嵌させたのち、固定ナットgの雌ね
じ部hを口金bの雄ねじ部fに沿って螺進させる固定ナ
ットgの締付け操作が行なわれる。この固定ナットgの
締付け操作によって、テーパリングjの第2のテーパ面
kを可撓性チューブaの連結端部の外周面に圧接させ、
このテーパリングjの第2のテーパ面kと口金bの第1
のテーパ面dとの間で可撓性チューブaの連結端部を挾
持する状態で押えて可撓性チューブaを開閉操作弁の口
金bに接続させるようになっている。
口金bに接続する接続作業時には図4(A)に示すよう
に口金bの被嵌部cの第1のテーパ面dに可撓性チュー
ブaの連結端部を被嵌させたのち、固定ナットgの雌ね
じ部hを口金bの雄ねじ部fに沿って螺進させる固定ナ
ットgの締付け操作が行なわれる。この固定ナットgの
締付け操作によって、テーパリングjの第2のテーパ面
kを可撓性チューブaの連結端部の外周面に圧接させ、
このテーパリングjの第2のテーパ面kと口金bの第1
のテーパ面dとの間で可撓性チューブaの連結端部を挾
持する状態で押えて可撓性チューブaを開閉操作弁の口
金bに接続させるようになっている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては開閉操作弁の口金bの第1のテーパ面dの角度
θ1 とテーパリングjの第2のテーパ面kの角度θ2 と
の関係は θ1 ≧θ2 に設定されていた。しかしながら、可撓性チューブaの
連結端部を開閉操作弁の口金bに接続する接続作業時に
可撓性チューブaの連結端部の挿入量が少なく、図4
(A)に示すように可撓性チューブaの先端部が被嵌部
cの後端側を乗り越える位置まで挿入されていない場合
には固定ナットgの締付け作業時に図4(B)に示すよ
うにテーパリングjの第2のテーパ面kによって可撓性
チューブaが同図中で左方向に押し出され、可撓性チュ
ーブaの連結端部が開閉操作弁の口金bから抜けるおそ
れがあった。
あっては開閉操作弁の口金bの第1のテーパ面dの角度
θ1 とテーパリングjの第2のテーパ面kの角度θ2 と
の関係は θ1 ≧θ2 に設定されていた。しかしながら、可撓性チューブaの
連結端部を開閉操作弁の口金bに接続する接続作業時に
可撓性チューブaの連結端部の挿入量が少なく、図4
(A)に示すように可撓性チューブaの先端部が被嵌部
cの後端側を乗り越える位置まで挿入されていない場合
には固定ナットgの締付け作業時に図4(B)に示すよ
うにテーパリングjの第2のテーパ面kによって可撓性
チューブaが同図中で左方向に押し出され、可撓性チュ
ーブaの連結端部が開閉操作弁の口金bから抜けるおそ
れがあった。
【0008】また、可撓性チューブを口金等の連結部材
に接続する他の可撓性チューブの接続手段として、連結
部材側の連結端部に断面形状が略連続山形の凹凸部を設
け、この連結端部に可撓性チューブ側の連結端部を挿入
する構成、或いは連結部材側の連結端部の外径寸法を可
撓性チューブの内径寸法よりも大径に形成するととも
に、可撓性チューブ側の連結端部を連結部材側の連結端
部に圧入させる構成のものも知られている。
に接続する他の可撓性チューブの接続手段として、連結
部材側の連結端部に断面形状が略連続山形の凹凸部を設
け、この連結端部に可撓性チューブ側の連結端部を挿入
する構成、或いは連結部材側の連結端部の外径寸法を可
撓性チューブの内径寸法よりも大径に形成するととも
に、可撓性チューブ側の連結端部を連結部材側の連結端
部に圧入させる構成のものも知られている。
【0009】しかしながら、これらの場合にもチューブ
に働く外力の方向や大きさや等の条件により、可撓性チ
ューブの連結端部が連結部材側の連結端部から抜けるお
それがあるので、可撓性チューブと口金等の連結部材と
の間を確実に接続することが難しい問題があった。
に働く外力の方向や大きさや等の条件により、可撓性チ
ューブの連結端部が連結部材側の連結端部から抜けるお
それがあるので、可撓性チューブと口金等の連結部材と
の間を確実に接続することが難しい問題があった。
【0010】この考案は上記事情に着目してなされたも
ので、可撓性チューブの連結端部が連結部材側の連結端
部から抜けるおそれがなく、可撓性チューブと口金等の
連結部材との間を確実に接続することができる可撓性チ
ューブの接続装置を提供することを目的とするものであ
る。
ので、可撓性チューブの連結端部が連結部材側の連結端
部から抜けるおそれがなく、可撓性チューブと口金等の
連結部材との間を確実に接続することができる可撓性チ
ューブの接続装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この考案は可撓性チュー
ブが被嵌された状態で連結される連結部材における前記
可撓性チューブの被嵌部の外周面に、先端側から後端側
に向かうにしたがって外径寸法が徐々に拡大する第1の
テーパ面が形成されるとともに、前記連結部材に締付け
固定される締付け固定部およびこの締付け固定部の締付
け操作にともない前記連結部材の第1のテーパ面に被嵌
された前記可撓性チューブの連結端部の外周面を押える
リング状の押え部を備えた固定部材が設けられ、前記第
1のテーパ面の角度θ1 と、前記押え部における前記可
撓性チューブとの接触面に形成される第2のテーパ面の
角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したものである。
ブが被嵌された状態で連結される連結部材における前記
可撓性チューブの被嵌部の外周面に、先端側から後端側
に向かうにしたがって外径寸法が徐々に拡大する第1の
テーパ面が形成されるとともに、前記連結部材に締付け
固定される締付け固定部およびこの締付け固定部の締付
け操作にともない前記連結部材の第1のテーパ面に被嵌
された前記可撓性チューブの連結端部の外周面を押える
リング状の押え部を備えた固定部材が設けられ、前記第
1のテーパ面の角度θ1 と、前記押え部における前記可
撓性チューブとの接触面に形成される第2のテーパ面の
角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したものである。
【0012】
【作用】上記の構成において、可撓性チューブを連結部
材に接続する接続作業時には連結部材の被嵌部に可撓性
チューブを被嵌させた状態で連結させたのち、連結部材
に締付け固定部を締付け固定させることにより、連結部
材における可撓性チューブの被嵌部外周面の第1のテー
パ面の角度θ1 よりも大きい角度θ2 の第2のテーパ面
が形成された押え部によって連結部材の第1のテーパ面
に被嵌された可撓性チューブの連結端部の外周面を押え
るようにしたものである。
材に接続する接続作業時には連結部材の被嵌部に可撓性
チューブを被嵌させた状態で連結させたのち、連結部材
に締付け固定部を締付け固定させることにより、連結部
材における可撓性チューブの被嵌部外周面の第1のテー
パ面の角度θ1 よりも大きい角度θ2 の第2のテーパ面
が形成された押え部によって連結部材の第1のテーパ面
に被嵌された可撓性チューブの連結端部の外周面を押え
るようにしたものである。
【0013】
【実施例】図1および図2はこの考案の第1の実施例を
示すものである。
示すものである。
【0014】図1(A)はこの考案の第1の実施例の可
撓性チューブの接続装置を装着した内視鏡1全体の概略
構成を示すものである。この内視鏡1には操作部2、挿
入部3およびライトガイドケーブル4が設けられてい
る。
撓性チューブの接続装置を装着した内視鏡1全体の概略
構成を示すものである。この内視鏡1には操作部2、挿
入部3およびライトガイドケーブル4が設けられてい
る。
【0015】また、この内視鏡1内には送気管路5が配
設されている。この管路5の途中には手元側の操作部2
に配置される開閉操作弁6が介設されている。この開閉
操作弁6にはシリンダ7、このシリンダ7内を軸方向に
沿って摺動するピストン部材8およびこのピストン部材
8のリターンスプリング9がそれぞれ設けられている。
さらに、シリンダ7の外周面には送気管路5接続用の例
えば一対の口金部材(連結部材)10,11が突設され
ている。
設されている。この管路5の途中には手元側の操作部2
に配置される開閉操作弁6が介設されている。この開閉
操作弁6にはシリンダ7、このシリンダ7内を軸方向に
沿って摺動するピストン部材8およびこのピストン部材
8のリターンスプリング9がそれぞれ設けられている。
さらに、シリンダ7の外周面には送気管路5接続用の例
えば一対の口金部材(連結部材)10,11が突設され
ている。
【0016】また、送気管路5は一対の可撓性のチュー
ブ12,13によって形成されている。一方のチューブ
12は内視鏡1の挿入部3内に配設され、他方のチュー
ブ13はライトガイドケーブル4内に配設されている。
そして、これらのチューブ12,13の開閉操作弁6側
の端部はチューブ接続装置14を介してシリンダ7の口
金部材10,11にそれぞれ連結されている。
ブ12,13によって形成されている。一方のチューブ
12は内視鏡1の挿入部3内に配設され、他方のチュー
ブ13はライトガイドケーブル4内に配設されている。
そして、これらのチューブ12,13の開閉操作弁6側
の端部はチューブ接続装置14を介してシリンダ7の口
金部材10,11にそれぞれ連結されている。
【0017】このチューブ接続装置14は図1(B)に
示す構成になっている。なお、一方のチューブ12とシ
リンダ7の一方の口金部材10との接続装置14と、他
方のチューブ13とシリンダ7の他方の口金部材11と
の接続装置14とは同一構成になっており、ここでは一
方(チューブ12とシリンダ7の一方の口金部材10と
の接続装置14)側の構成のみを説明する。
示す構成になっている。なお、一方のチューブ12とシ
リンダ7の一方の口金部材10との接続装置14と、他
方のチューブ13とシリンダ7の他方の口金部材11と
の接続装置14とは同一構成になっており、ここでは一
方(チューブ12とシリンダ7の一方の口金部材10と
の接続装置14)側の構成のみを説明する。
【0018】すなわち、口金部材10の本体15の先端
部には可撓性チューブ12の被嵌部16が形成されてい
る。この被嵌部16の外周面には先端側から後端側に向
かうにしたがって外径寸法が徐々に拡大する第1のテー
パ面16aが形成されている。さらに、この口金部材1
0の中途部には円板状の突設部17が形成されており、
この突設部17の外周面には雄ねじ部17aが形成され
ている。
部には可撓性チューブ12の被嵌部16が形成されてい
る。この被嵌部16の外周面には先端側から後端側に向
かうにしたがって外径寸法が徐々に拡大する第1のテー
パ面16aが形成されている。さらに、この口金部材1
0の中途部には円板状の突設部17が形成されており、
この突設部17の外周面には雄ねじ部17aが形成され
ている。
【0019】また、18は可撓性チューブ12の固定部
材である。この固定部材18には略円筒状の本体の一端
側内周面に口金部材10の雄ねじ部17aと螺合する雌
ねじ部(締付け固定部)18aが形成されている。さら
に、この固定部材18の本体の他端側には内方向に向け
て突設される状態に屈曲されたフランジ部18bが形成
されている。
材である。この固定部材18には略円筒状の本体の一端
側内周面に口金部材10の雄ねじ部17aと螺合する雌
ねじ部(締付け固定部)18aが形成されている。さら
に、この固定部材18の本体の他端側には内方向に向け
て突設される状態に屈曲されたフランジ部18bが形成
されている。
【0020】また、固定部材18の本体内には口金部材
10の被嵌部16の第1のテーパ面16aに被嵌された
可撓性チューブ12の連結端部の外周面を押える押えリ
ング(押え部)19が設けられている。この押えリング
19の内周面には固定部材18のフランジ部18b側か
ら雌ねじ部18a側に向かうにしたがって内径寸法が徐
々に拡大する第2のテーパ面19aが形成されている。
この場合、第1のテーパ面16aの角度θ1 と、押えリ
ング19における可撓性チューブ12との接触面に形成
される第2のテーパ面19aの角度θ2 との関係はθ1
<θ2に設定されている。ここで、第1のテーパ面16
aの角度θ1 は例えば8°〜12°程度、第2のテーパ
面19aの角度θ2 は例えば10°〜15°程度が望ま
しい。
10の被嵌部16の第1のテーパ面16aに被嵌された
可撓性チューブ12の連結端部の外周面を押える押えリ
ング(押え部)19が設けられている。この押えリング
19の内周面には固定部材18のフランジ部18b側か
ら雌ねじ部18a側に向かうにしたがって内径寸法が徐
々に拡大する第2のテーパ面19aが形成されている。
この場合、第1のテーパ面16aの角度θ1 と、押えリ
ング19における可撓性チューブ12との接触面に形成
される第2のテーパ面19aの角度θ2 との関係はθ1
<θ2に設定されている。ここで、第1のテーパ面16
aの角度θ1 は例えば8°〜12°程度、第2のテーパ
面19aの角度θ2 は例えば10°〜15°程度が望ま
しい。
【0021】次に、上記構成の作用について説明する。
可撓性チューブ12を口金部材10に接続する接続作業
時にはまず、口金部材10の被嵌部16に可撓性チュー
ブ12を被嵌させた状態で連結させる。
可撓性チューブ12を口金部材10に接続する接続作業
時にはまず、口金部材10の被嵌部16に可撓性チュー
ブ12を被嵌させた状態で連結させる。
【0022】その後、口金部材10の雄ねじ部17aに
固定部材18の雌ねじ部18aを締付け固定させる。こ
のとき、第1のテーパ面16aの角度θ1 と、押えリン
グ19における可撓性チューブ12との接触面に形成さ
れる第2のテーパ面19aの角度θ2 との関係は θ1 <θ2 に設定されているので、固定部材18の螺進動作にとも
ない最初に図2(A)に示すように固定部材18の本体
内の押えリング19が口金部材10の第1のテーパ面1
6aに被嵌された可撓性チューブ12の連結端部の基端
部(図2(A)中で、左側端部)に当接する。ここから
さらに、固定部材18が螺進操作されるにしたがって可
撓性チューブ12の連結端部が口金部材10の突設部1
7側に向けて第1のテーパ面16aに沿って押し込み操
作される。
固定部材18の雌ねじ部18aを締付け固定させる。こ
のとき、第1のテーパ面16aの角度θ1 と、押えリン
グ19における可撓性チューブ12との接触面に形成さ
れる第2のテーパ面19aの角度θ2 との関係は θ1 <θ2 に設定されているので、固定部材18の螺進動作にとも
ない最初に図2(A)に示すように固定部材18の本体
内の押えリング19が口金部材10の第1のテーパ面1
6aに被嵌された可撓性チューブ12の連結端部の基端
部(図2(A)中で、左側端部)に当接する。ここから
さらに、固定部材18が螺進操作されるにしたがって可
撓性チューブ12の連結端部が口金部材10の突設部1
7側に向けて第1のテーパ面16aに沿って押し込み操
作される。
【0023】そして、図2(B)に示すように固定部材
18が締付け固定の終端位置まで螺進動作された時点
で、固定部材18の本体内の押えリング19によって口
金部材10の第1のテーパ面16aに被嵌された可撓性
チューブ12の連結端部の外周面が比較的強固に押えら
れる。
18が締付け固定の終端位置まで螺進動作された時点
で、固定部材18の本体内の押えリング19によって口
金部材10の第1のテーパ面16aに被嵌された可撓性
チューブ12の連結端部の外周面が比較的強固に押えら
れる。
【0024】そこで、上記構成のものにあっては第1の
テーパ面16aの角度θ1 と、押えリング19における
可撓性チューブ12との接触面に形成される第2のテー
パ面19aの角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したので、従来のように可撓性チューブ12の連
結端部が口金部材10側の連結端部から抜けるおそれが
なく、可撓性チューブ12と口金部材10との間を確実
に接続することができる。
テーパ面16aの角度θ1 と、押えリング19における
可撓性チューブ12との接触面に形成される第2のテー
パ面19aの角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したので、従来のように可撓性チューブ12の連
結端部が口金部材10側の連結端部から抜けるおそれが
なく、可撓性チューブ12と口金部材10との間を確実
に接続することができる。
【0025】また、図3はこの考案の第2の実施例を示
すものである。これは、第1の実施例の固定部材18の
本体と押えリング19とを一体成形した固定部材ユニッ
ト21を設けたものである。
すものである。これは、第1の実施例の固定部材18の
本体と押えリング19とを一体成形した固定部材ユニッ
ト21を設けたものである。
【0026】この固定部材ユニット21の本体22の先
端部内周面には口金部材10の雄ねじ部17aと螺合す
る雌ねじ部23が形成されている。さらに、この固定部
材ユニット21の本体22の他端側内周面には口金部材
10の被嵌部16の第1のテーパ面16aに被嵌された
可撓性チューブ12の連結端部の外周面を押える押え部
24が内方向に向けて突設されている。この押え部24
の内周面には基端部側から雌ねじ部23側に向かうにし
たがって内径寸法が徐々に拡大する第2のテーパ面24
aが形成されている。この場合、第1のテーパ面16a
の角度θ1 と、押え部24における可撓性チューブ12
との接触面に形成される第2のテーパ面24aの角度θ
2 との関係は θ1 <θ2 に設定されている。
端部内周面には口金部材10の雄ねじ部17aと螺合す
る雌ねじ部23が形成されている。さらに、この固定部
材ユニット21の本体22の他端側内周面には口金部材
10の被嵌部16の第1のテーパ面16aに被嵌された
可撓性チューブ12の連結端部の外周面を押える押え部
24が内方向に向けて突設されている。この押え部24
の内周面には基端部側から雌ねじ部23側に向かうにし
たがって内径寸法が徐々に拡大する第2のテーパ面24
aが形成されている。この場合、第1のテーパ面16a
の角度θ1 と、押え部24における可撓性チューブ12
との接触面に形成される第2のテーパ面24aの角度θ
2 との関係は θ1 <θ2 に設定されている。
【0027】したがって、この場合も第1の実施例と同
様に口金部材10の第1のテーパ面16aの角度θ
1 と、固定部材ユニット21の押え部24における可撓
性チューブ12との接触面に形成される第2のテーパ面
24aの角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したので、第1の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
様に口金部材10の第1のテーパ面16aの角度θ
1 と、固定部材ユニット21の押え部24における可撓
性チューブ12との接触面に形成される第2のテーパ面
24aの角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したので、第1の実施例と同様の効果を得ること
ができる。
【0028】なお、この考案は上記各実施例に限定され
るものではない。例えば、送気管路5に限らず、内視鏡
1のチャンネルの接続部や、他のチューブの接続部にこ
の考案を適用してもよい。
るものではない。例えば、送気管路5に限らず、内視鏡
1のチャンネルの接続部や、他のチューブの接続部にこ
の考案を適用してもよい。
【0029】さらに、その他この考案の要旨を逸脱しな
い範囲で種々変形実施できることは勿論である。
い範囲で種々変形実施できることは勿論である。
【0030】
【考案の効果】この考案によれば可撓性チューブを連結
部材に接続する接続作業時に連結部材における可撓性チ
ューブの被嵌部外周面の第1のテーパ面の角度θ1 より
も大きい角度θ2 の第2のテーパ面が形成された押え部
によって連結部材の第1のテーパ面に被嵌された可撓性
チューブの連結端部の外周面を押えたので、可撓性チュ
ーブの連結端部が連結部材側の連結端部から抜けるおそ
れがなく、可撓性チューブと口金等の連結部材との間を
確実に接続することができる。
部材に接続する接続作業時に連結部材における可撓性チ
ューブの被嵌部外周面の第1のテーパ面の角度θ1 より
も大きい角度θ2 の第2のテーパ面が形成された押え部
によって連結部材の第1のテーパ面に被嵌された可撓性
チューブの連結端部の外周面を押えたので、可撓性チュ
ーブの連結端部が連結部材側の連結端部から抜けるおそ
れがなく、可撓性チューブと口金等の連結部材との間を
確実に接続することができる。
【図1】この考案の第1の実施例を示すもので、(A)
は内視鏡の概略構成図、(B)は可撓性チューブと口金
との連結部を示す縦断面図。
は内視鏡の概略構成図、(B)は可撓性チューブと口金
との連結部を示す縦断面図。
【図2】可撓性チューブと口金との連結作業を示すもの
で、(A)は固定部材の締付け操作前の状態を示す縦断
面図、(B)は固定部材の締付け固定状態を示す縦断面
図。
で、(A)は固定部材の締付け操作前の状態を示す縦断
面図、(B)は固定部材の締付け固定状態を示す縦断面
図。
【図3】この考案の第2の実施例の要部構成を示す縦断
面図。
面図。
【図4】従来例を示すもので、(A)は固定部材の締付
け操作前の状態を示す縦断面図、(B)は固定部材の締
付け固定状態を示す縦断面図。
け操作前の状態を示す縦断面図、(B)は固定部材の締
付け固定状態を示す縦断面図。
10,11…口金部材(連結部材),12,13…可撓
性チューブ,16,24…被嵌部,16a,24a…第
1のテーパ面,18…固定部材,19…押えリング(押
え部),19a…第2のテーパ面,21…固定部材ユニ
ット(固定部材)。
性チューブ,16,24…被嵌部,16a,24a…第
1のテーパ面,18…固定部材,19…押えリング(押
え部),19a…第2のテーパ面,21…固定部材ユニ
ット(固定部材)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 勝司 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 鈴木 康之 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 佐藤 由紀夫 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)考案者 中村 剛明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−281962(JP,A) 実開 昭58−13201(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 可撓性チューブが被嵌された状態で連結
される連結部材における前記可撓性チューブの被嵌部の
外周面に、先端側から後端側に向かうにしたがって外径
寸法が徐々に拡大する第1のテーパ面が形成されるとと
もに、前記連結部材に締付け固定される締付け固定部お
よびこの締付け固定部の締付け操作にともない前記連結
部材の第1のテーパ面に被嵌された前記可撓性チューブ
の連結端部の外周面を押えるリング状の押え部を備えた
固定部材が設けられ、前記第1のテーパ面の角度θ
1 と、前記押え部における前記可撓性チューブとの接触
面に形成される第2のテーパ面の角度θ2 との関係を θ1 <θ2 に設定したことを特徴とする可撓性チューブの接続装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010270U JP2525491Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 可撓性チューブの接続装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991010270U JP2525491Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 可撓性チューブの接続装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0520706U JPH0520706U (ja) | 1993-03-19 |
JP2525491Y2 true JP2525491Y2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=11745627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991010270U Expired - Fee Related JP2525491Y2 (ja) | 1991-02-28 | 1991-02-28 | 可撓性チューブの接続装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2525491Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4996133B2 (ja) * | 2006-05-17 | 2012-08-08 | Hoya株式会社 | 内視鏡の配管接続部の構造 |
JP5314296B2 (ja) * | 2008-03-04 | 2013-10-16 | 富士フイルム株式会社 | Oct用光プローブおよび光断層画像化装置 |
WO2021176709A1 (ja) * | 2020-03-06 | 2021-09-10 | オリンパス株式会社 | 内視鏡用管状部材接続部および内視鏡 |
DE102021105016B4 (de) * | 2021-03-02 | 2022-09-15 | Olympus Winter & Ibe Gmbh | Fluiddichte Schlauchverbindung |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56106316A (en) * | 1980-01-24 | 1981-08-24 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Elastic molded article |
JPS62281962A (ja) * | 1986-05-29 | 1987-12-07 | 日本シヤ−ウツド株式会社 | ねじ込み式カテ−テル接合アダプタ− |
-
1991
- 1991-02-28 JP JP1991010270U patent/JP2525491Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0520706U (ja) | 1993-03-19 |
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