JP2544626Y2 - プラスチック管の継手装置 - Google Patents

プラスチック管の継手装置

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JP2544626Y2
JP2544626Y2 JP8328391U JP8328391U JP2544626Y2 JP 2544626 Y2 JP2544626 Y2 JP 2544626Y2 JP 8328391 U JP8328391 U JP 8328391U JP 8328391 U JP8328391 U JP 8328391U JP 2544626 Y2 JP2544626 Y2 JP 2544626Y2
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ring
tightening
split
plastic pipe
inner core
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淨 高橋
隆志 呉羽
憲明 服部
哲 藤井
和廣 末吉
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三菱化学産資株式会社
株式会社千代田製作所
和廣 末吉
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、湯水等の流体供給口に
プラスチック管を接続するために用いる継手装置の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック管を湯水等の流体供給口に
接続する継手装置としては、添付図面の図4に示すよう
にインナーコア部12が一体に突設されている継手本体
11と、上記インナーコア部12との間にプラスチック
管pを挾着できるように該インナーコア部12上に嵌着
した割りリング13と、この割りリング13上に摺動可
能に嵌着した締め付けリング14とを具備し、割りリン
グ13にはインナーコア部12に設けた係止部12aと
係止する係止部13aを設ける一方、この割りリング1
3の外周面は係止部13a側が次第に小径となるように
傾斜させたテーパー面部13bに形成して、締め付けリ
ング14により割りリング13を締め付け、プラスチッ
ク管pを継手本体11に接続できるようにした構造のも
のが知られている(実開昭63−125281号公報を
参照)。
【0003】なお、図4において、13cは割りリング
13に設けた鍔部、15はインナーコア部12の外周面
に設けた刻み部、16は割りリング13の内周面に設け
た突条部である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】図4に示す従来の継手
装置では、インナーコア部12と割りリング13とは双
方に設けられている係止部12a,13aにより係止し
ている関係で、インナーコア部12に割りリング13を
嵌合する操作はかなりの熟練が必要であり、また、比較
的小幅の締め付けリング14を摺動させて割りリング1
3を締め付けるため、締め付けリング14が割りリング
13のテーパー面部13b上を摺動する締め付け操作の
初期段階(図4に仮想線で示す)では、締め付けリング
14は傾き易く、割りリング13に対する締め付け力に
均一性を欠くといった不具合が生ずる。
【0005】更にまた、インナコア部12とプラスチッ
ク管pの内壁との間の密着性に劣っており、漏水の原因
になるといった問題もある。
【0006】本考案は上記の問題を解決したものであっ
て、その目的はインナーコア部と割りリングとの間に該
インナーコア部と割りリングを係止させる係止部を設け
ないで、継手本体に割りナットを螺合して締め付けリン
グを摺動させ、この締め付けリングを割りリングに圧着
し、割りリングを締め付けてプラスチック管を簡単に接
続できると共に、割りリングに対する締め付け力の均一
化を図り、かつ、プラスチック管に対してインナーコア
部と割りリングの密着が強固にできるように改良したプ
ラスチック管の継手装置を提供することにある。
【0007】また、他の目的は接続作業時にプラスチッ
ク管が不当にねじられる不具合を解消する一方、割りナ
ットの操作で締め付けリングを段階的に摺動させ、プラ
スチック管の増し締めを可能として、その応力緩和によ
る締め付け力の低下を防止できるように改良したプラス
チック管の継手装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案の特徴とするプラスチック管の継手装置はプ
ラスチック管を接続する側の雄ネジ管部にインナーコア
部が一体に突設されている継手本体と、上記インナーコ
ア部との間にプラスチック管を挾着できるように該イン
ナーコア部上に嵌着した割りリングと、この割りリング
上に摺動可能に嵌着した締め付けリングとを備えたプラ
スチック管の継手装置であって、インナーコア部の外周
面には該インナーコア部の軸線方向に沿って傾斜させた
複数個の係止用の刻み部を、また割りリングの内周面に
は締め付けリングによる割りリングの締め付け完了時点
で上記刻み部の谷部に臨むようにした突条部をそれぞれ
設け、割りリングの後端部側外周面は先端に向かって次
第に小径となるように傾斜したテーパー面部に形成する
と共に、このテーパー面部に対応させて締め付けリング
の後端部側内周面をテーパー面部に形成されている。
【0009】そして、上記継手本体の雄ネジ管部には、
後端口に上記締め付けリングの後端部が当接する鍔部を
設けると共に上記プラスチック管の少なくとも外径より
大きい幅の割りを軸線方向に沿って設けた割りナットを
螺合できるようにして、この割りナットによる締め付け
リングの締め付け完了時点では上記雄ネジ管部の口端部
と締め付けリングの前端部との間に増し締めしろを形成
できるようになし、かつ、上記締め付けリングの後端部
に当接して該締め付けリングの増し締めに用いられる増
し締めリングを上記プラスチック管に摺動可能に嵌装し
て成るものである。
【0010】
【作用】先ず、インナーコア部と割りリングの間にプラ
スチック管の先端部側を挿着し、接続作業の最初の段階
では増し締めリングを継手本体より離間させた状態で例
えばプラスチック管に嵌装しておき、雄ネジ管部に螺合
した割りナットによって締め付けリングを摺動させる
と、この摺動動作の最終段階では雄ネジ管部の口端部と
締め付けリングの前端部との間に増し締めしろが形成さ
れる一方、割りリングは締め付けリングにより締め付け
られる。そして、インナーコア部と締め付けリングの間
でプラスチック管を締め付けた後、割りナットを後退さ
せてプラスチック管側に移し、割りの部分を利用して割
りナットをプラスチック管より取外し、増し締めリング
を継手本体側へ向かって移動させ、締め付けリングの後
端部に当てる。
【0011】次いで、割りナットをプラスチック管に嵌
装して前方へ移動させ、再び雄ネジ管部に螺合して締め
付けると、締め付けリングは増し締めリングのリング幅
だけ更に摺動し、プラスチック管に対する増し締めが達
成される。そして、インナーコア部の刻み部と割りリン
グの突条部はプラスチック管の内外壁部分にそれぞれ食
い込むので、割りリングと締め付けリングはプラスチッ
ク管と一緒にインナーコア部上に固定され、インナーコ
ア部とプラスチック管との密着は強固に確定できる。
【0012】
【実施例】以下に本考案の実施例を添付図面を参照しな
がら説明する。図1〜図3において総括的に符号1で示
されている継手本体には流体の供給口側に接続する雄ネ
ジ管2とプラスチック管pを接続する雄ネジ管部3を連
通させて設けてあり、雄ネジ管部3の口端部3aにはプ
ラスチック管pを挿着するインナーコア部4が一体に突
設されている。
【0013】インナーコア部4の外周面には軸線方向に
沿って傾斜させた複数個の係止用の刻み部4aが刻設さ
れていると共に、このインナーコア部4上には該インナ
ーコア部4にプラスチック管pを挿着できる間隙を設け
て割りリング5が嵌着されており、5aはその割れ部で
あって、軸線方向に対し若干傾斜した状態に設けられて
いる。そして、割りリング5の後端部側外周面は先端に
向かって次第に小径になるように傾斜したテーパー面部
5bに形成されており、また、割りリング5の内周面に
は後述する締め付けリング6による割りリング5の締め
付け完了時点で上記刻み部4aの谷部4bに臨むように
した突条部5cを設けてある。
【0014】割りリング5上には締め付けリング6を摺
動可能に嵌合し、この締め付けリング6の内周面は割り
リング5の平坦面部5dの外径(締め付け後の径)とほ
ぼ同一である内径の部分6aと、割りリング5のテーパ
ー面部5bと対応したテーパー面部6bに形成されてい
る。そして、締め付けリング6の後端部周縁6cは円弧
状或いは尖端状に形成されていて、後記割りナット7を
雄ネジ管部3に螺合して回転させたときに、該割りナッ
ト7と締め付けリング6の後端部周縁6cとは線接触
し、摩擦を小さくして接続作業時におけるプラスチック
管のねじれを防止できるように考慮されている。
【0015】雄ネジ管部3に螺合する割りナット7は後
端口が内向きの鍔部7aに形成されていると共に、プラ
スチック管pの少なくとも外径より大きい幅の割り7b
を軸線方向に沿って設けてある。そして、鍔部7aに締
め付けリング6の後端部周縁6cを当接し、割りナット
7の螺進動作で締め付けリング6を摺動させると、割り
リング5を締め付けてインナーコア部4と割りリング5
の間にプラスチック管pが挾着される。
【0016】この接続作業の最初の段階における割りナ
ット7の螺進動作完了時点(換言すれば、締め付けリン
グ6による通常の締め付け完了時点)では、図2に示す
ように雄ネジ管部3の口端部3aと締め付けリング6の
前端部6dとの間に増し締めしろaが形成され、この増
し締めしろaの存在でプラスチック管pの増し締めがで
き、インナーコア部4と割りリング5との間にプラスチ
ック管pをより強く挾着して、継手本体1とプラスチッ
ク管pとの接続状態が強固にかつ水密に保持されるよう
に構成されている。なお、増し締めしろaの幅は1〜8
mm程度である。
【0017】即ち、図2の状態において、割りナット7
を後退させてプラスチック管p側に移し、割り7bを利
用して割りナット7をプラスチック管pより外した後、
継手本体より離間させた状態で、例えばプラスチック管
pに嵌装してある増し締めリング8を継手本体1側へ向
かって移動させ、締め付けリングの後端部に当てる。そ
して、割りナット7をプラスチック管pに嵌装して前方
へ移動させ、再び雄ネジ管部3に螺合して締め付ける
と、図1に示すように締め付けリング6は増し締めリン
グ8のリング幅だけ更に摺動し、プラスチック管の増し
締めができる仕組になっている。
【0018】なお、接続作業時には割りリング5の割れ
部5aと割りリング7の割り7bを通してプラスチック
管pの挿着状態を目視により確認でき、接続作業を正し
く行なう上に便利であり、また、接続完了後は割りナッ
ト7を取外しておけば、この割りナット7は他の同様な
接続作業に用いることができる。そして、増し締めリン
グ8にも該増し締めリング8をプラスチック管pから容
易に取外すことができる幅の割りを設けておけば、接続
作業を行なう上に便利である。
【0019】
【考案の効果】本考案は上記の如くであって、割りリン
グの装着は容易にでき、雄ネジ管部に対する割りナット
の螺合操作でプラスチック管を簡単に接続できることは
勿論のこと、締め付けリングによる2度締めにより割り
リングを強力かつ均一に締め付け、増し締めされたプラ
スチック管はその応力緩和による締め付け力の低下を防
止できる。また、接続完了時点では割りリングの突条部
がインナーコア部の刻み部の谷部に臨んだ状態でプラス
チック管と密着するため、これら部材間のシール作用は
強く、漏水防止の点では特に優れている等、その実用的
価値は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】接続完了状態における本考案の1実施例を示す
正断面図である。
【図2】その接続中間段階における正断面図である。
【図3】図1における構成部材の分解斜視図である。
【図4】従来の継手装置を示す正断面図である。
【符号の説明】
1は継手本体 3は雄ネジ管部 3aは口端部 4はインナーコア部 4aは刻み部 4bは谷部 5は割りリング 5aは割れ部 5bはテーパー面部 5cは突条部、 6は締め付けリング 6bはテーパー面部 6dは前端部 7は割りナット 7aは鍔部 7bは割り 8は増し締めリング aは増し締めしろ pはプラスチック管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 呉羽 隆志 東京都港区芝浦一丁目12番3号 菱和産 資株式会社内 (72)考案者 服部 憲明 茨城県稲敷郡阿見町中央八丁目3番2号 菱和産資株式会社商品研究所内 (72)考案者 藤井 哲 東京都板橋区相生町4番地13号 株式会 社千代田製作所内 (72)考案者 末吉 和廣 千葉県四街道市千代田一丁目20番5号

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラスチック管を接続する側の雄ネジ管
    部にインナーコア部が一体に突設されている継手本体
    と、上記インナーコア部との間にプラスチック管を挾着
    できるように該インナーコア部上に嵌着した割りリング
    と、この割りリング上に摺動可能に嵌着した締め付けリ
    ングとを備えたプラスチック管の継手装置であって、イ
    ンナーコア部の外周面には該インナーコア部の軸線方向
    に沿って傾斜させた複数個の係止用の刻み部を、また割
    りリングの内周面には締め付けリングによる割りリング
    の締め付け完了時点で上記刻み部の谷部に臨むようにし
    た突条部をそれぞれ設け、割りリングの後端部側外周面
    は先端に向かって次第に小径となるように傾斜したテー
    パー面部に形成すると共に、このテーパー面部に対応さ
    せて締め付けリングの後端部側内周面をテーパー面部に
    形成する一方、上記継手本体の雄ネジ管部には、後端口
    に上記締め付けリングの後端部が当接する鍔部を設ける
    と共に上記プラスチック管の少なくとも外径より大きい
    幅の割りを軸線方向に沿って設けた割りナットを螺合で
    きるようにして、この割りナットによる締め付けリング
    の締め付け完了時点では上記雄ネジ管部の口端部と締め
    付けリングの前端部との間に増し締めしろを形成できる
    ようになし、かつ、上記締め付けリングの後端部に当接
    して該締め付けリングの増し締めに用いられる増し締め
    リングを上記プラスチック管に嵌装して成ることを特徴
    とするプラスチック管の継手装置。
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JPH0530689U JPH0530689U (ja) 1993-04-23
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