JP2525116B2 - ピボットヒンジ - Google Patents

ピボットヒンジ

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JP2525116B2
JP2525116B2 JP5077272A JP7727293A JP2525116B2 JP 2525116 B2 JP2525116 B2 JP 2525116B2 JP 5077272 A JP5077272 A JP 5077272A JP 7727293 A JP7727293 A JP 7727293A JP 2525116 B2 JP2525116 B2 JP 2525116B2
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圓藏 出向井
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日本ドアーチエック製造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸心位置を調整可能な手
段を有するピボットヒンジに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に比較的重量をもつドアの回転支持
具としてはピボットヒンジが多用される。すなわち図6
に示すようにドア1の一側の上部および下部と、建物の
間口における上枠2および下枠3に上下のピボットヒン
ジ4、5が付設される。
【0003】ところで、前記ドア1の設置においては、
厚みのあるドア1の開閉を支障なく行なわせるために、
ドア1の下辺と下枠3との隙間は約6mm、他の辺と上枠
2、間口側部とは約3mmの隙間をもたせるようにしてい
る。したがってピボットヒンジ4、5の取付位置は精度
を要することとなり、また、取付後においても調整をす
る必要が生じてくる。
【0004】従来のピボットヒンジは図7に示すように
上ピボットヒンジ4はドア側トップピボット4aと、上
枠側トップピボット4bよりなり、下ピボットヒンジ5
はアーム5aと床面軸座5bよりなっている。前記ドア
側トップピボット4aは回転支軸6を有し、その先端を
上枠側上トップピボット4bの軸受7に嵌入させてあ
り、また、ドア側のアーム5aは軸受8を有し、この軸
受8に床面軸座5bの回転支軸9を嵌合させている。そ
してこれら各トップピボット4a、4bおよびアーム5
a、床面軸座5bは複数のねじによってドア1および上
枠2、下枠3に取付けられている。なお図8はドア側ト
ップピボット4aを示しており、その回転支軸6は固定
化されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように各トップ
ピボット4a、4bおよびアーム5a、床面軸座5bは
ねじによって取付けられていることから、ドア1の周囲
に所定のすき間が取れない場合、あるいは、各トップピ
ボット4aと4b間、アーム5aと床面軸座5b間にお
いて位置ずれが生じている場合、各トップピボット4
a、4bおよびアーム5a、床面軸座5bの取付位置を
ずらして調整するが、各トップピボット4a、4b、ア
ーム5a、床面軸座5bを取付けているねじをはずして
付けかけるとき、ねじ孔の穿設、ねじ孔のつぶれ等でそ
の作業が極めて面倒であり、また精度が出しにくいとい
う問題があった。
【0006】本発明は前記従来の問題に留意し、位置ず
れ調整が簡単にできるピボットヒンジを提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、ドア側トップピボットと上枠側トップピ
ボットよりなり、前記ドア側トップピボットは、台板
と、前記台板の円形穴に回動自在に嵌め合わされた円板
と、前記円板にその中心より偏心して設けた回転支軸
と、前記円板の固定手段を有し、上枠側トップピボット
は前記回転支軸が嵌入する軸受を有し、前記円板は偏心
した円形穴をもつ第1の円板と、前記第1の円板の円形
穴に回動自在に嵌め合わされた第2の円板よりなり、前
記第2の円板にその中心より偏心した回転支軸を設けた
ものである。
【0008】また本発明は、アームと床面軸座よりな
り、前記アームは台板と、前記台板の円形孔に回動自在
に嵌め合わされた円柱体と、前記円柱体にその中心より
偏心して設けた軸受部と、前記円柱体の固定手段を有
し、床面軸座は前記軸受部に嵌入する回転支軸を有し、
前記円柱体は偏心した円形孔を有する第1の円柱体と、
前記円形孔に回動自在に嵌め合わされた第2の円柱体よ
りなり、前記第2の円柱体にその中心より偏心して軸受
部を設けたものである。
【0009】
【作用】上記構成のピボットヒンジにおいて、ドア側に
固定するトップピボットあるいはアームの位置をずらす
必要が生じたとき、ドア側のトップピボットではその円
形板を回動することによって、偏心して設けられた回転
支軸が左右方向に変位し、またアームでは円柱体を回動
することによって偏心して設けた軸受部が左右方向に変
位し、これらの変位によって前記ドア側トップピボット
あるいはアームの取付位置を変えることなく、ドアの位
置を微調整できることとなる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1〜図5にもとづ
き説明する。図において、10はドア、11は間口の上
枠、12は間口の下枠、13はドア側トップピボット1
3aと上枠側トップピボット13bよりなる上ピボット
ヒンジ、14はアーム14aと床面軸座14bよりなる
下ピボットヒンジであり、前述従来例と同様に複数のね
じによってドア10および上枠11、下枠12に取付け
られている。
【0011】本実施例の特徴とするところはドア側トッ
プピボット13aにあり、また、必要によってはアーム
14aにも特徴をもたせている。そして上枠側トップピ
ボット13bおよび床面軸座14bは従来のものと同じ
構成となっている。
【0012】まずドア側トップピボット13aについて
説明する。このドア側トップピボット13aは、台板1
5に第1の円形穴16を形成し、この第1の円形穴16
に第1の円板17を回動自在に嵌め合せている。前記第
1の円板17にはその中心に対し偏心した第2の円形穴
18を有し、この第2の円形穴18に第2の円板19を
回動自在に嵌め合せてある。そしてこの第2の円板19
の中心に対し偏心した位置に回転支軸20を突設してい
る。前記第1、第2の円板17、19は独立して回転で
きるようになっており、前記回転によって回転支軸20
の位置が台板15上においてずれるようになっている。
前記台板15は外周より第1の円形穴16に貫通するね
じ孔21を有しており、第1の円板17も外周より第2
の円形穴18に貫通する複数のねじ孔22を有し、ま
た、第2の円板19は外周に複数の凹部23を有してい
る。そして前記ねじ孔21と、選ばれたねじ孔22にね
じ24をねじ込み、その先端を第2の円板19の選ばれ
た凹部23に係合することにより、第1、第2の円板1
7、19および回転支軸20は位置決めされる。
【0013】前記回転支軸20は上枠側トップピボット
13bの軸受25に嵌入し、所要の回転支持をする。こ
こでドア側トップピボット13aと上枠側トップピボッ
ト13bの相互の位置がずれている場合、あるいはドア
10の側部のすきま調整の必要がある場合には、前記第
1、第2の円板17、19の一方もしくは相方を回動す
ることにより、回転支軸20は台板15に対し位置をず
らすこととなるので、前記の調整が簡単に、かつ、確実
にできる。たとえば、図1においては、回転支軸20の
偏心巾は1.5mmとしてあり、すなわち、左右に3mmの
位置調整ができる。なお図中の25はカバーである。ま
た、第1、第2の円板17、19は回動調整時に治具が
係合する係合溝26、27を有している。
【0014】つぎにアーム14aと床面軸座14bの関
係について説明する。アーム14aはその台板28に第
1の円形孔29を有し、この第1の円形孔29に第1の
円柱体30を嵌合させている。前記第1の円柱体30は
偏心した第2の円形孔31を有し、この第2の円形孔3
1に第2の円柱体32を嵌合させている。前記第2の円
柱体32には、軸受部33を前記第2の円柱体32の中
心より偏心させて設けている。そして、前記第1、第2
の円柱体30、32の外周には溝34、35を形成して
あり、台板28にとりつけた位置決め板36のエッジを
前記溝34、35に嵌め込むことにより、第1、第2の
円柱体30、32を固定化する。
【0015】前記アーム14aにおける軸受部33は、
床面軸座14bの回転支軸37に嵌め合わせることによ
り回転支持される。ここでアーム14aと床面軸座14
bの相互の位置がずれている場合、あるいはドア10の
側部のすき間調整の必要がある場合には、アーム14a
における第1、第2の円柱体30、32の一方もしくは
双方を回動することにより、軸受部33は台板28に対
し位置をずらすこととなるので、前記の調整が簡単に、
かつ、確実にできる。たとえば図1においては軸受部3
3の偏心巾は1.5mmとしてあり、すなわち左右に3mm
の位置調整ができる。なお図中の38はカバーである。
また、第1の円柱体30は治具を係合しやすいように六
角座板39を有し、第2の円柱体32は係合溝40を有
している。
【0016】
【発明の効果】前記実施例の説明より明らかなように、
本発明はドアの上部あるいは下部に付設されるピボット
ヒンジにおいて、そのトップピボットの回転支軸あるい
はアームの軸受部を、前記トップピボット、アームの取
付位置を変えることなく変位させることができ、前記変
位調整が簡単で、かつ、正確にでき、ドアの枢支具とし
て極めて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のピボットヒンジとドアの断
面図
【図2】同ピボットヒンジのドア側トップピボットの平
面図
【図3】同ドア側トップピボットの分解斜視図
【図4】同ピボットヒンジのアームの平面図
【図5】同アームの分解斜視図
【図6】従来のピボットヒンジを付したドアの平面図
【図7】同ピボットヒンジとドアの断面図
【図8】同ピボットヒンジのドア側トップピボットの斜
視図
【符号の説明】
10 ドア 11 上枠 12 下枠 13 上ピボットヒンジ 13a ドア側トップピボット 13b 上枠側トップピボット 14 下ピボットヒンジ 14a アーム 14b 床面軸座 15 台板 16 第1の円形穴 17 第1の円板 18 第2の円形穴 19 第2の円板 20 回転支軸 25 軸受

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア側トップピボットと上枠側トップピ
    ボットよりなり、前記ドア側トップピボットは、台板
    と、前記台板の円形穴に回動自在に嵌め合わされた円板
    と、前記円板にその中心より偏心して設けた回転支軸
    と、前記円板の固定手段を有し、上枠側トップピボット
    は前記回転支軸が嵌入する軸受を有し、前記円板は偏心
    した円形穴をもつ第1の円板と、前記第1の円板の円形
    穴に回動自在に嵌め合わされた第2の円板よりなり、前
    記第2の円板にその中心より偏心した回転支軸を設けた
    ピボットヒンジ。
  2. 【請求項2】 アームと床面軸座よりなり、前記アーム
    は台板と、前記台板の円形孔に回動自在に嵌め合わされ
    た円柱体と、前記円柱体にその中心より偏心して設けた
    軸受部と、前記円柱体の固定手段を有し、床面軸座は前
    記軸受部に嵌入する回転支軸を有し、前記円柱体は偏心
    した円形孔を有する第1の円柱体と、前記円形孔に回動
    自在に嵌め合わされた第2の円柱体よりなり、前記第2
    の円柱体にその中心より偏心して軸受部を設けたピボッ
    トヒンジ。
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