JP2525025B2 - 化粧品用ケ―シング - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ケーシング、殊に粉末顔料等の如き化粧品
用のケーシングで、２個の半分体より成り、その各々が
互いにピボット式に係止された底部とカバーを構成し、
一たびケーシングを組立てたときにヒンジ構成要素が見
えなくなるようになったものに関する。

（課題を解決するための手段及び作用） 本発明によれば、ヒンジにより連結され、該ヒンジに
よって互いにピボッド軸について枢動可能とされる２個
のケーシング半分体（Ｃ、Ｆ）を備える化粧品用ケーシ
ングであって、 該ヒンジは、該ケーシング半分体のうち第１のケーシ
ング半分体（Ｃ）に設けられた中央のリブによって連結
された旋回可能な２個のピボット（18a、18b）と、該ケ
ーシング半分体のうち第２のケーシング半分体（Ｆ）上
に形成された２個のソケット（24a、24b）と、を含み、 該第２のケーシング半分体（Ｆ）は、それぞれ側壁を
有し且つ嵌合するに適した内側要素（12）及び外側要素
（10）からなり、 該２個のソケット（24a、24b）は、該内側要素（12）
の側壁（12a）に形成され、且つ該２個のケーシング半
分体（Ｃ、Ｆ）が共に嵌合されるときに、該２個のソケ
ット（24a、24b）内にそれぞれ該ピボット（18a、18b）
を導入できるように該内側要素の側壁において外方向に
現れるように形成されており、 該ピボット軸に近接して平行に延びる該外側要素（1
0）の側壁（10c）には、第１のケーシング半分体（Ｃ）
のピボット及び中央リブ又は第２のケーシング半分体
（Ｆ）のソケットを貫通させる切り欠きがなく、 該外側要素（10）が該内側要素（12）に嵌合されたと
きに、該外側要素内に包囲される両ソケット（24a、24
b）は、該外側要素（10）によって完全に閉鎖され、一
方、該ピボット（18a、18b）は該ソケット（24a、24b）
内に維持され、該ヒンジは完全に隠蔽されて外側から完
全に見えなくなる、ことを特徴とする化粧品用ケーシン
グが提供される。

本発明によるケーシングは、ヒンジにより連結され互
いに対して軸のまわりに旋回することができるようにな
った２個のケーシング半分体より成るタイプのもので、
上記ヒンジはケーシング半分体の一つにより担われる２
つのピボットと他方のケーシング半分体上に作られ、そ
の内部で上記２個のピボットが旋回可能となった２個の
ソケットとを備え、上記両ソケットを備えたケーシング
半分体が互いに嵌装可能な外側要素と内側要素のそれぞ
れ１個、計２個の要素により構成され、しかも両ソケッ
トが上記内側要素の側壁の一つに作られ、２つのケーシ
ング半分体が共に嵌装されたときに外側に現われ、２つ
のソケット内へそれぞれピボットを導入することを可能
ならしめ、内側要素上にはめられたときに、外側要素が
ピボットをその各々のソケット内に維持するその対応す
る側壁の一つの両ソケットを完全に閉じることにより、
ヒンジが外側から見えなくなるようにした点に特徴を有
する。

本発明のもう一つの特徴によれば、内側要素の側壁は
ヒンジあぶみ状の形を呈し、実質上円筒形の長手方向凹
形凹所を備えた横断部分により接続され、２本の平行に
間隔をおいた側部アームより成り、ピボットの２つのソ
ケットがそれぞれそれらをＵリンクとして構成するあぶ
みのアーム内に作られ、ピボットが他のそれと連係する
ケーシング半分体と一体となったほぼ真直ぐな長手方向
部分を備え、このケーシング半分体底部の側壁付近から
実質上垂直に延びるリブの両端に装着され、かつ上記真
直ぐな部分を経てケーシング半分体の外側へ延び、横断
部分の長手方向凹所内で旋回する円筒の弧形部分を備え
ることにより、ケーシングの開放時にヒンジを連続的に
隠ぺいするようになっている。

本発明のその他の目的、特徴、ならびに利点は、本発
明の実施例を示す例として示した線図と相俟って以下の
説明より一層明らかになろう。

（実施例） 本発明のケーシングを構成する各種要素は異なる図面
中で同一参照番号により識別される。

図解例において、ケーシングの形は全体として四角形
であって、それぞれ底部ＦとカバーＣを構成する２個の
ケーシング半分体より成る。底部Ｆは正方形底部10a
と、同底部10aに対して垂直な側壁10b−10eとを有する
外側要素10と、同外側要素内へはめこまれ、例えば異な
る顔料および（もしくは）顔料塗布具を格納するための
２つのカップ38,40から成る内側要素12とから成る。

同様にしてカバーＣもまた、正方形底部14aと同底部1
4aに対して垂直な側壁14b−14eで同底部上部に、例えば
正方形ミラーを接着することにより固定される外側要素
14と、同外側要素14内にはめ込まれその周縁に沿いミラ
ー44に対してあてがわれたフレームの形をした内側要素
16とから構成される。

カバーＣは円形の断面を有する２つの同軸ピボット18
a,18bから成り、内側要素16のフレーム側部の一つの外
側面16aと一体になったほぼ真直ぐな部分22aを含み、こ
の面に対して実質上垂直に延びる一方、外側要素14の側
壁14eに対しては後者が内側要素16上に嵌装された形で
実質上平行となっている。リブ22の真直ぐな部分22aは
肩23aにより限定され、その端部がそれぞれ円筒23の弧
の形をした部分の凹所下部に実質上垂直に延びる２つの
側壁23bにより限定された円筒23の弧の形をした部分だ
け延びる。２つの側壁23bはそれぞれその下部部分に２
つのピボット18a,18bを担う。ヒンジはさらに、底部を
形成する第２のケーシング半分体Ｆの内側要素の側壁12
a内に形成された２個の適当な形状のソケット24a、24b
からなり、該ソケット24a、24bは、ピボット18a、18bを
それぞれ格納するようになっている。より正確にいう
と、側壁12aはカップ38の側壁を形成し、実質上円筒形
の長手方向凹所12a4を備えた横断部分12a3により連結さ
れた２本の平行で間隔をおいた側部アーム12a1,12a2か
ら成るヒンジあぶみ形を呈している。その幅と深さがピ
ボット18a,18bの径に実質上等しい実質上Ｕ形のソケッ
ト24a,24bは、それぞれあぶみのアーム12a1,12a2内につ
くられることによって、それぞれアーム12a1,12a2の前
壁もしくは端壁12a7,12a8内へ外側方向へ現われるよう
になっている。両方のソケット24a,24bとも、カップ38,
40の上部辺縁上を通る面の同一距離に配置され、それぞ
れＵ形のアーム12a1,12a2を形成する。あぶみの側部ア
ーム12a1,12a2は、リブ22の円筒23の弧の形をした部分
の長さより若干大きな距離だけ隔たっている。

２つの側壁23bは、それぞれ２個のカム形部材20a,20b
を貫いて２つのピボット18a,18bを担っており、上記２
個のカム形部材20a,20bの各々は連絡する側壁23bの下部
と一体になり、カバーＣの底部Ｆに対する旋回振幅を制
限して、カバーＣの開口、例えば110゜の角度を調節す
るようになっている。カム形部材20a,20bは、それぞれ
ヒンジあぶみの２本の側部アーム12a1,12a2の互いの前
の内側面内に形成された２個の適当な形をしたソケット
26a,26b内へ格納される。各ソケット26a,26bは、あぶみ
の対応するアーム12a1,12a2の内側のこのアーム12a1,12
a2の前壁12a7,12a8に現われる凹所部分により形成され
る。上記凹所部分はその断面が両方のケーシング半分体
の回転軸、もしくはヒンジ軸と同軸となった円の弧を形
をした底壁26a1を有している。アーム12a1,12a2の側壁1
2a5,12a6により限定されピボット18a,18bの関連するソ
ケット24a,24bを備えたそれぞれの凹所部分26a,26bは、
凹所部分26a1と共にはまりあい、カップ38,40の上部辺
縁を通る面に対して平行となった平面上の上部内側壁26
a3を備えている。上壁26a3は、それぞれカム形部材20a,
20bの上面20a1,20b1と共働してカバーＣの底部Ｆに対す
る旋回振幅を限定する。

リブ22の円筒23の弧の形をした部分は、ピボット18a,
18bの軸と同軸状の軸を有し、あぶみのアーム12a1,12a2
間とその深さが円筒23の弧の径に実質上等しい凹所12a4
内部を旋回する。

底部Ｆの内側要素12は、壁12a以外のその側壁上に外
側要素10の壁10b,10d,10e内にそれぞれつくられた対応
するスロット30とかみあうことにより共働する外側リブ
32を備えることによって、外側要素10を内側要素12上に
固定することが可能になっている。外側要素10の底部10
aは側壁10cに対して実質上平行にこの附近に配置され、
実質上円筒形の長手方向凹所10fを備えることによって
ケーシングを開閉する間肩23aが自由に通過することが
できるようになっている点に注意されたい。

同様にして、カバーＣの内側要素16は、その側壁上に
外側要素14の壁14b−14e内に作られたスロット34とかみ
合うことによって、カバーＣの内側要素16上に外側要素
14を固定することを可能にすべく共働するリブ36を備え
ている。

本発明によるケーシングの組立ては、まづカバーＣの
外側要素14を内側要素16上にフィットさせることにより
行われる。内側要素のフレームのためミラー44を内側要
素16と外側要素14との間にサンドイッチ状に格納するこ
とが可能になる。内側要素16が外側要素14内部にはめあ
わされると、リブ22は外側要素14の壁14b−14eの辺縁上
を通る面上に、底部Ｆの外側要素10の側壁の高さにほぼ
等しい距離だけ突出ることになる。その後、ピボットと
カムの組成体18a,20a、および18b,20bとを、それらが現
われる側孔部の各ソケット24a,26a、および24b,26b内に
導入することによって、リブ22の円筒23の弧の形をした
部分が長手方向凹所12a4に進入する。

その後、底部Ｆの外側要素10を対応するスロット30と
共働するリブ32の助けにより内側要素12上にかみあわせ
ることによりはめあわせる。かくして、外側要素10の側
壁10cは、アーム12a1と12a2の前壁もしくは端壁と、ア
ーム12a1と12a2の間に画されるスペース内に現われるソ
ケット24a,24bおよび26a,26bを完全に閉じることによっ
て、ピボット18a,18bをその各々のソケット内に維持す
る一方外側からヒンジを形成する要素を隠ぺいすること
になる。

（発明の効果） ケーシングを開く間、ピボット18a,18bとそれに連係
したカム形部材20a,20bとにより形成された組成体は、
それぞれソケット24a,24bおよび26a,26b内を、カム20a
と20bとがその各々の上面20a1と20b1で対応するソケッ
ト26aと26bの上壁26a3に衝合するまで、ピボット18a,18
bにより画された軸のまわりに旋回する。上記衝合によ
り底部Ｆに対するカバーＣの開き角度が決定される。リ
ブ22自体はピボット10a,18bのまわりに旋回し、リブの
円筒23の弧の形のした部分は長手方向凹所12a4内を旋回
し、その円の弧の断面値はそれがヒンジの要素を連続的
に隠ぺいすることになるような大きさである。

閉じた位置では、カバーＣと底部Ｆとは、それらがリ
ブ22を担う側に対向する内側要素16のフレームの側部に
設けられ、ヒンジに対向する内側要素12の上面内に作ら
れた対応する孔52内へ弾性的にかみあう舌51から成る古
典的タイプのフアスナにより、お互いの上にあてがわれ
るように維持される。

外側要素10の側壁10b−10eの各々は、上壁部分の長さ
が壁10b−10eのそれより小さくなるように周縁部の平坦
な段10fを経て対応する壁10b−10eに接続される上壁10b
1−10e1の一部で外部方向に向かって終結する。この構
造によってケーシングを閉じた間、上壁を外側要素14内
のその側壁14b−14e附近に作った対応する周縁凹所14f
内のその辺縁部に埋込むことができるとともに、ケーシ
ングを閉じた位置でこれら壁の辺縁部と段10fの間にケ
ーシングの開放を可能にするに十分な周スペースを残す
ことができる。

上記内側要素16、リブ22、カム形部材20a,20b、およ
びピボット18a,18bに一体に作るが、成形プラスチック
材料を材料とすることが望ましい。同様にして、内側要
素12はそのアーム12a1,12a2と共に成形プラスチック材
料により一体に作る。最後に、外側要素10,14は例えば
金属製とすることができる。

本発明の化粧品用ケーシングによれば、すべての構成
要素が組み立てられると、従来、外側に現れていたヒン
ジ構成要素、すなわちピボット及びソケットがケーシン
グの内側要素及び外側要素の嵌合によって、外側要素内
に完全に隠されてしまうので、該化粧品用ケーシングを
閉じたとき及び開いたときのいずれでも、見苦しいヒン
ジを隠蔽することができ、美的な外観を呈することがで
きる、という効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、一つが少なくとも底部を構成し内側要素と外
側要素とから成る２つのケーシング半分体で、その両方
が嵌装可能なものにより構成された本発明のケーシング
の概略斜視図、 第２図は、第１図のIIの円で囲んだ部分で一点鎖線が底
部の内側要素を表わした斜視図、 第３図は、底部の外側要素の上面図、 第４図は、第３図の矢印IVに沿って見たときの斜視図、 第５図は、底部の内側要素の上面図、 第６図は、第５図の矢印VIに沿って見たときの部分斜視
図、 第７図は、第５図のVII−VII線に沿って見たときの断面
図、 第８図は、第５図のVIII−VIII線に沿って見たときの断
面図、 第９図は、他方カバーを形成するケーシング半分体の内
側要素の上面図、 第10図は、第９図の矢印Ｘに沿って見たときの断面図、 第11図は、内側要素上にはまり合うカバーの外側要素の
底面図、 第12図は、第11図のXII−XII線に沿って見たときの断面
図である。 24a,24b……ソケット、12b,16……内側要素、 12a,23b……側壁、C,F……ケーシング半分体、 18a,18b……ピボット、10,14……外側要素、 12a3……横断部分、12a1,12a2……側部アーム、 12a4……長手方向凹所、22……リブ、 20a,20b……カム形部材、44……ミラー、 23……シリンダ、26a,26b……ソケット。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実公 昭49−34977（ＪＰ，Ｙ１) 実公 昭60−3094（ＪＰ，Ｙ２)

Claims (10)

(57)【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】ヒンジにより連結され、該ヒンジによって
   互いにピボット軸について枢動可能とされる２個のケー
   シング半分体（Ｃ、Ｆ）を備える化粧品用ケーシングで
   あって、 該ヒンジは、該ケーシング半分体のうち第１のケーシン
   グ半分体（Ｃ）に設けられた中央のリブによって連結さ
   れた旋回可能な２個のピボット（18a、18b）と、該ケー
   シング半分体のうち第２のケーシング半分体（Ｆ）上に
   形成された２個のソケット（24a、24b）と、を含み、 該第２のケーシング半分体（Ｆ）は、それぞれ側壁を有
   し且つ嵌合するに適した内側要素（12）及び外側要素
   （10）からなり、 該２個のソケット（24a、24b）は、該内側要素（12）の
   側壁（12a）に形成され、且つ該２個のケーシング半分
   体（Ｃ、Ｆ）が共に嵌合されるときに、該２個のソケッ
   ト（24a、24b）内にそれぞれ該ピボット（18a、18b）を
   導入できるように該内側要素の側壁において外方向に現
   れるように形成されており、 該ピボット軸に近接して平行に延びる該外側要素（10）
   の側壁（10c）には、第１のケーシング半分体（Ｃ）の
   ピボット及び中央リブ又は第２のケーシング半分体
   （Ｆ）のソケットを貫通させる切り欠きがなく、 該外側要素（10）が該内側要素（12）に嵌合されたとき
   に、該外側要素内に包囲される両ソケット（24a、24b）
   は、該外側要素（10）によって完全に閉鎖され、一方、
   該ピボット（18a、18b）は該ソケット（24a、24b）内に
   維持され、該ヒンジは完全に隠蔽される、 ことを特徴とする化粧品用ケーシング。
2. 【請求項２】請求項１の化粧品用ケーシングであって、 前記ソケット（24a、24b）が形成されている内側要素
   （12）の側壁（12a）が、ほぼ円筒状の長手方向凹所（1
   2a4）が設けられている横断部分（12a3）によって連結
   された２個の平行で離隔された側部アーム（12a1、12a
   2）を備えるヒンジあぶみ様の形状を呈し、 前記ピボット（18a、18b）に対応する２個のソケット
   （24a、24b）は、それぞれ該あぶみ形状のアーム（12a
   1、12a2）内にＵリンクとして形成されており、 また前記ピボットとして、該化粧品用ケーシングは、 前記第１のケーシング半分体（Ｃ）と一体にされ、且つ
   該第１のケーシング半分体（Ｃ）の側壁（14e）に近接
   して該第１のケーシング半分体（Ｃ）の底部からほぼ垂
   直に延びるほぼ直線状の長手方向部分（22a）と、 該長手方向部分（22a）を該第１のケーシング半分体
   （Ｃ）の外側に延ばしてなるシリンダ（23）の弧状部分
   であって、該横断部分（12a3）の長手方向凹所（12a4）
   内で枢動するシリンダ（23）の弧状部分と、を含み、 該化粧品用ケーシングを開いたときにも、該ヒンジを連
   続的に隠蔽することを特徴とする化粧品用ケーシング。
3. 【請求項３】請求項１の化粧品用ケーシングであって、 前記ソケット（24a、24b）が形成されている内側要素
   （12）の側壁（12a）が、ヒンジあぶみ様の形状を呈
   し、 該化粧品用ケーシングはさらに、２個のカム形成部材
   （20a、20b）を備え、 該２個のカム形成部材（20a、20b）は、前記２個のピボ
   ット（18a、18b）にそれぞれ係合され、且つ該あぶみ様
   の形状を有するアーム（12a1、12a2）内に形成されてい
   て外側に現れる適当な形状のソケット（26a、26b）内部
   に収容され、 該各ソケット（26a、26b）は、上部内壁（26a3）によっ
   て上限が定められており、 該２個のカム形成部材（20a、20b）は、該上部内壁（26
   a、26b）に対して該ケーシングの開口端部にて当接し、
   よって、前記ケーシング半分体（Ｃ、Ｆ）の相対枢動運
   動を制限する ことを特徴とする化粧品用ケーシング。
4. 【請求項４】請求項３の化粧品用ケーシングであって、 前記カム形成部材（20a、20b）のソケット（26a、26b）
   は、それぞれ前記ヒンジあぶみ様のアーム（12a1、12a
   2）の内面に形成されていることを特徴とする化粧品用
   ケーシング。
5. 【請求項５】請求項１〜４のいずれか１に記載の化粧品
   用ケーシングであって、 前記ピボット（18a、18b）は、両者とも円形横断面を有
   し、 該ピボットにそれぞれ対応する前記ソケット（24a、24
   b）は、該ピボット（18a、18b）の直径にほぼ等しい幅
   及び深さを有する ことを特徴とする化粧品用ケーシング。
6. 【請求項６】請求項３〜５のいずれか１に記載の化粧品
   用ケーシングであって、 前記ピボット（18a、18b）及び該ピボットに係合するカ
   ム形成部材（20a、20b）は、前記中央リブ（22）のシリ
   ンダ（23）の弧状部分の凹所下方に延びる２つの平行な
   側壁（23b）と一体にされることを特徴とする化粧品用
   ケーシング。
7. 【請求項７】請求項１〜６のいずれか１に記載の化粧品
   用ケーシングであって、 前記２個のピボット（18a、18b）を具備する前記第１の
   ケーシング半分体（Ｃ）は、２個の嵌合可能な外側要素
   （14）及び内側要素（16）からなり、 前記中央リブ（22）は、フレーム形態である内側要素
   （16）と一体にされていることを特徴とする化粧品用ケ
   ーシング。
8. 【請求項８】請求項３〜７のいずれか１に記載の化粧品
   用ケーシングであって、 前記第１のケーシング半分体（Ｃ）の内側要素（16）、
   中央リブ（22）、ピボット（18a、18b）及びカム形成部
   材（20a、20b）は、１ピースの成形プラスチック材料か
   ら一体的に形成されていることを特徴とする化粧品用ケ
   ーシング。
9. 【請求項９】請求項１〜８のいずれか１に記載の化粧品
   用ケーシングであって、 前記２個のケーシング半分体（Ｆ、Ｃ）の各外側要素
   （10、14）及び各内側要素（12、16）は、それぞれ、か
   み合いにより互いに嵌合することを特徴とする化粧品用
   ケーシング。
10. 【請求項１０】請求項７の化粧品用ケーシングであっ
    て、 前記ピボット（18a、18b）を備える第１のケーシング半
    分体（Ｃ）の内側要素（16）は、該ケーシング半分体の
    底部上にミラー（44）を固定させることを特徴とする化
    粧品用ケーシング。