JP3688251B2 - 動物用の扉構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、戸扉類に組み込まれて猫や犬等の動物が出入りするための動物用の扉構造に関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、戸扉類に組み込まれて猫や小型犬等の動物が出入りするための動物用の扉構造を図8に示す。
【0003】
動物用の扉構造1は、動物が出入り可能な大きさの開口部13を有しドアに取付けられる固定枠体10,11と、一方の固定枠体10の開口部13にさらに丁番141を介し取付けられている回動固定枠体14と、回動固定枠体14に丁番142を介し取付けられる回動扉12とから構成される。動物が出入りする場合には、鼻先で回動扉を押し開け、出入りをする。
【0004】
しかしながら上記回動扉12は、硬質樹脂でできているため、動物の鼻先等で押し開けた力F3がそのまま回動扉の閉力−F3になり、回動扉12の下端120と回動固定枠体14の内側下端140との間に動物の頭や尾等が挟まれて怪我をするという問題があった。
【0005】
また、固定枠体10,11は、取付けるドアの面に対し厚肉W2に形成されているため、動物用扉の使用範囲が限られてしまうという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような事情に対応してなされたものであり、回動扉の開閉によっても動物の頭や尾等が挟まれることなく、安全にかつ快適に使用することのできる動物用の扉構造を提供することを課題とする。
【0007】
また、ドアの種類を問わずに、動物用扉が取付けできる動物用の扉構造を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を考慮して、本発明の動物用の扉構造は次のような手段を採用する。
【0009】
すなわち、請求項1では、動物が出入りをする開口部を有し戸扉類に取付けられるフレーム部材と、フレーム部材の開口部を遮閉するよう取付けられるフラップ部材とを備え、フラップ部材は、略中間を水平方向に分割させて上フラップ部材と下フラップ部材とから形成され、上フラップ部材の下端部と下フラップ部材の上端部とは動物の出る方向及び入る方向の両方向へ回動自在に連結されることを特徴とする。
【0010】
この手段では、動物の出入り方向の力が逃げるため、フラップ部材の閉力が軽減される。また、フラップ部材の開時は軽力ですむ。フラップ部材の開閉が円滑に行われる。なお、本明細書において戸扉類とは、回動式ドア,引き違い戸,戸袋に入る引き戸等の総称を意味するだけでなく、壁面をも含む。したがって、戸扉類の種類を問わず取付けられ、使用範囲が拡大される。
【0011】
請求項2では、請求項1記載の動物用の扉構造において、上フラップ部材の下端部と下フラップ部材の上端部には、係止突起と受穴とが設けられていることを特徴とする動物用の扉構造。
【0012】
この手段では、上フラップ部材と下フラップ部材とが雄雌嵌合され、フラップ部材の開閉が円滑に行われる。
【0013】
請求項3では、請求項1又は2記載の動物用の扉構造において、フラップ部材の下端部とフレーム部材の開口部の内側端との間は着磁構造であることを特徴とする。
【0014】
この手段では、フラップ部材が磁力によりフレーム部材の開口部の内側端に引き寄せられ、確実に遮閉される。フラップ部材は軽い力で開かれる。
【0015】
請求項4では、請求項1から3いずれか記載の動物用の扉構造において、フレーム部材は、戸扉類に取付けされるフレーム部を有し、フレーム部が薄肉に形成されることを特徴とする。
【0016】
この手段では、戸扉類の種類を問わずにフレーム部材が取付される。
【0017】
請求項5では、請求項1から4いずれか記載の動物用の扉構造において、フレーム部材は、略同形状の一対のフレーム部材から構成され、戸扉類の両面から一対のフレーム部材が組付けされること特徴とする。
【0018】
この手段では、製造コストが削減される。
【0019】
請求項6では、請求項1から5いずれか記載の動物用の扉構造において、一対のフレーム部材は雄雌嵌合されることを特徴とする。
【0020】
この手段では、戸扉類の両面から雄雌嵌合される。また、戸扉類の開口端面が隠蔽され、美観が向上される。
【0021】
請求項7では、請求項1から6いずれか記載の動物用の扉構造において、フレーム部材には動物の出入りを閉塞するための閉塞パネル部材を備え、フレーム部材と閉塞パネル部材とが雄雌係止されることを特徴とする。
【0022】
この手段では、簡易な構成で動物の出入りが閉塞される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の動物用の扉構造の実施の形態について、図面に基づいて説明する。図1は実施の形態の動物用の扉構造を示す分解斜視図、図2は実施の形態の動物用の扉構造におけるフラップ部材の拡大図、図3は実施の形態の着磁部材における拡大図、図4は実施の形態の動物用の扉構造におけるフレーム部材の要部拡大図、図5は実施の形態の動物用の扉構造の組込み図、図6は図5のA−A線拡大断面図、図7は図6の要部拡大断面図である。なお、以下に説明する図において、図8と同様の部分には同一符号を付すものとする。
【0024】
実施の形態の動物用の扉構造1は、動物が出入りをする開口部21,31を有し戸扉類9に取付けられるフレーム部材2,3と、フレーム部材2,3の開口部21,31を遮閉するよう取付けられるフラップ部材4とを備える概略構成である。また、フラップ部材4の下端部とフレーム部材3の開口部31の内側端との間は着磁構造を有する。実施の形態では、着磁構造として着磁部材7を介在させてなる構成である。さらに、フレーム部材2,3には、動物の出入りを閉塞するための閉塞パネル部材8を備える。
【0025】
フラップ部材4は、動物の出入り方向によって、回動自在に開閉する部材であって、ABS樹脂等から形成される。また、フラップ部材4は、フラップ部材4の略中間を水平方向に分割させて形成させた上フラップ部材5と下フラップ部材6とからなる。さらにフラップ部材4は、上フラップ部材5の下端部と下フラップ部材6の上端部とが回動自在に連結されるよう雄雌嵌合に構成される。
【0026】
上フラップ部材5は、略矩形状を有する上枠部50と上枠部50を閉塞するよう取付けられる上パネル部51とからなる。
【0027】
上枠部50は、フレーム部材3の開口部31と回動自在に連結するため、図2に示すように上端部両端に水平方向に突設された突面500から形成される突起501を有し、ABS樹脂等からなる。上枠部50の下端部両端には下フラップ部材6と回動自在に連結するため、下方方向に突設された円筒突起503を有し、ここに受穴502が設けられている。
【0028】
上パネル部51は、上枠部50と一体に成形されており、ABS樹脂からなる。上パネル部51は、透明色に限られず、動物または飼い主が出入り付近を確認可能の着色が好ましい。
【0029】
下プラップ部材6は、凸形状を有する下枠部60と、下枠部60を閉塞するよう取付けられる下パネル部61と、フラップ部材3の開口部31と着磁するための磁部62とからなる。
【0030】
下枠部60は、図2に示すように凸状に突設された上端部両側面600からさらに水平方向に突設され、上フラップ部材5の受穴502と雄雌嵌合される係止突起602が形成される。また、下枠部60の下端には磁部62が形成される。
【0031】
磁部62は、下枠部60の下端面601を上方方向に凹設し、この下端面601と嵌合するよう設けられた磁力を有する部材が粘着されてなる。実施の形態では、磁部62には例えばマグネット620が粘着される。
【0032】
下パネル部61は、上フラップ部材5の上パネル部51と同様に、下枠部60と一体に成形されており、ABS樹脂からなる。また下パネル部61は透明色に限られず、動物や飼い主等が出入り付近を確認可能の着色が好ましい。
【0033】
着磁部材7は、図3に示すように下フラップ部材6の磁部62とフレーム部材3の開口部31の内側端との間を磁気係止させるための部材であり、ABS樹脂等からなる。また着磁部材7は、断面矩形状の下面を切欠した形状であり、上面には磁力を有する部材、例えばマグネット70が粘着され、下面701に割溝702が形成されてなる構造である。
【0034】
フレーム部材2,3は、各種住宅用の戸扉類9の下端部に形成させた開口に取付けられる部材であり、ABS樹脂等からなる。またフレーム部材2,3は、略同形状の1対のフレーム部材2,3から構成され、戸扉類9の両面900,901から組付けされる。
【0035】
まず、一方のフレーム部材2から説明する。
フレーム部材2は、図1および図4に示すように戸扉類9に取付けられるフレーム部20と、フレーム部20の裏面200から戸扉類9の開口と略同形状で動物が出入りをするための開口部21と、1対のフレーム部材2,3を嵌合させるための嵌合部22と、この嵌合部22に連設されるリブ部23と、戸扉類に取付けるための取付部24と、閉塞パネル部材8と雄雌係止するためのパネル穴部25を各々に有する。
【0036】
フレーム部20は、フレーム部材2を各種住宅用の戸扉類9に取付されるためのものである。フレーム部20は戸扉類9の種類を問わずに取付されるため、厚みW1は薄肉に形成される。
【0037】
開口部21は、フレーム部材2のフレーム部20に設けられる開口であり、動物が出入りできる程度の開口を有する。実施の形態では矩形状の開口を有する。また開口部21には、開口の周縁に沿って開口突片210が立設されている。
【0038】
開口突片210の下端部内側の側面211には、対の保持突起213が形成される。さらに開口突片210の下端部内側の下面215には、着磁突片216が立設され、対の保持突起213の下面215に連設されてなる。
【0039】
嵌合部22は、フレーム部材2のフレーム部20の周面に立設される縁突片220と、縁突片220の内側に立設される第1嵌合突片221と、縁突片220の内側に凹設される第1嵌合溝222と、縁突片220の下端部に下方方向に連設される補強片223とから形成される。
【0040】
第1嵌合突片221は、開口突片210の外周に略コ字形状に突設され、開口突片210の略倍の幅を有する。
【0041】
第1嵌合溝222は、第1嵌合突片221と対称に設けられ、第1嵌合突片221と同周上に略逆コ字形状に凹設される。
【0042】
補強片223は、第1嵌合突片221を補強するために設けられる。補強片223は、図4に示すように一方の側面2231が三角形状を呈しつつ第1嵌合突片221まで延設される。これは特にフレーム部材2,3が、戸扉類9に組み付けされた場合には、第1嵌合突片221の下端部を補強する役割をもつ。
【0043】
リブ部23は、縁突片220の上部に連設される。リブ部23は閉塞パネル部材8を取付ける際にフレーム部20に凹設されたパネル穴部25をフレーム部20の裏面200から補強するためのリブである。
【0044】
取付部24は、フレーム部20の裏面200の四隅に立設されるとともに、表面201からは凹設されるよう設けられている。取付部24はインサートナット240構造である。また、取付部24に取付けネジ37が螺合された場合には、キャップ部材28が落とし込まれ、取付ねじ37のねじ先にキャップ部材28が嵌め合わされる。取付部24は、フレーム部20の表面201から凹設されているため、キャップ部材28が落とし込まれても、フレーム部20からは突出せず、美観の向上が図れる。
【0045】
パネル穴部25は、図1および図6に示すようにフレーム部20の上部25及び下部25に凹設される。また、上部に設けられるパネル穴部25は、リブ部23の内側空間に設けられる開口であり、フレーム部材2の表面201からこの開口に閉塞パネル部材8が挿入される。
【0046】
次に他方のフレーム部材3について説明する。
他方のフレーム部材3は、一方のフレーム部材2と略同形状である。
他方のフレーム部材3には、一方のフレーム部材2と同様に、フレーム部30と、開口部31と、嵌合部32と、リブ部(図示せず)と、取付部34と、パネル穴部35とを各々に有する。
【0047】
開口部31は、開口突片310が立設されている。
開口突片310の上端部内側の両側面311には、上フラップ部材5の突起501を取り付けするための取付穴312が凹設される。また、開口突片310の下端部内側の側面311には、対の保持突起313が水平方向に突設される。さらに、開口突片310の下端部内側の下面315には、着磁突片316が立設される。
【0048】
嵌合部32は、図1および図6に示すように一方のフレーム部材2と同形状の第2嵌合突片321と、第2嵌合溝322と、補強片323とから形成される。補強片323は、フレーム部材2の補強片223と同形状であり、第2嵌合突片321を補強するために設けられる。また、特に補強片323の一方の側面3231は、第2嵌合突片321の下端部を補強する役割をもつ。
【0049】
取付部34は、挿通孔340を有する構造であり、一方のフレーム部材2の取付部24と構造が異なる。挿通孔340には取付ねじ37が挿通される。
【0050】
閉塞パネル部材8は、フレーム部材3の開口部31を閉塞するための部材であり、開口部31と略同形状を有し、ABS樹脂等からなる。閉塞部材8の上下周面81には、閉塞突起821,822が連設されてなる。また、下端の閉塞突起82には、フレーム部材3の閉塞状態を確認するための閉塞片820が設けられている。
【0051】
次に上述した動物用の扉構造の取付方法について説明する。
【0052】
動物用の扉構造1の取付準備を説明する。
床面から動物の胸底までの長さを測定し、その測定分がフレーム部材2,3の開口部21,31の下端部となるよう動物用の扉構造1が戸扉類9に取付される高さを決定する。そして、フレーム部材2,3の取付部24,34の四隅が収まる四角形状の開口を戸扉類9に形成する。戸扉類9の開口はフレーム部材2,3の開口部21,31より僅かに大なる開口に形成されるのが好ましい。
【0053】
次に、動物用の扉構造1の組み立てについて説明する。
まず、上フラップ部材5の受穴502に下フラップ部材6の係止突起602が係止され、回動自在に取付けられる。実施の形態では、ヒンジの如く取付けられるため、開閉時の回動が円滑に行われる。また、動物の出入り方向の力F1,F2に対して、雄雌係止した箇所から屈曲変形されて力f1,f2が分散されて逃げるため、軽い力で回動自在となることができる。
【0054】
次に、着磁部材7の割溝702を開き、割溝702を一方のフレーム部材3の着磁突片316へ挿入し、着磁部材7の両端がフレーム部材3の対の保持突起313に保持される。このとき、図7に示すように、保持突起313の上面314から着磁部材7の内側下面700までは間隙Dを有する遊嵌構造のため、フラップ部材4との遮閉具合が調節できると同時に、フラップ部材4の開閉時の磁力調節ができる。
【0055】
上フラップ部材5の突起501を一方のフレーム部材3の取付穴312に取り付けする。
【0056】
その後、図6に示すようにフレーム部材2,3を戸扉類9の両面900,901に取付ける。このとき、取付ねじ37を取付部34,24に挿入し、螺合させ、さらにキャップ部材28,38を落とし込み、取付ねじ37の両端部に嵌め合わせる。フレーム部材2,3は、取付ける戸扉類の面900,901に対し薄肉W1に形成され、約1〜5mmに形成されるが、実施の形態では約2mmに形成するのが好ましい。
【0057】
具体的な取り付け状態としては、フレーム部材2の第1嵌合突片221が第2嵌合溝と雄雌嵌合されると同時に、第1嵌合溝222に第2嵌合突片321とが雄雌嵌合される。このとき、第1及び第2の嵌合突片221,321が戸扉類9の開口端面を隠蔽するため、美観が一層向上する。また、補強片223,323が第1および第2の嵌合突片221,321を保持する役割を果たす。
【0058】
飼い主等が動物の出入りを止めさせたい場合には、閉塞パネル部材8を使用する。その場合には、閉塞パネル部材8の上部の閉塞突起821をフレーム部材3の上部のパネル穴部35に挿入させた後、下部の閉塞突起822をフレーム部材3の下部のパネル穴部35に挿入させて、閉塞させる。
【0059】
なお、フラップ部材4は、フレーム部材3に取付けたが、戸扉類の種類の如何によってはフレーム部材3と略同形状のフレーム部材2に取付けても良く、上記実施の形態には限られない。
【0060】
また、フラップ部材4の上枠部50と上パネル部51,下枠部60と下パネル部61とは一体に成形されているが、これらは別体に成形されても良く上記実施の形態には限られない。
【0061】
さらに、閉塞パネル部材8は、閉塞突起821,822をフレーム部材3側のパネル穴部35と雄雌係止させて取付けたが、飼い主等が動物の出入りをさせたくない方向によってはフレーム部材2側のパネル穴部25に取付けることもでき、上記実施の形態には限られない。
【0062】
次に、本発明について実施例を用いて説明する。
【0063】
【実施例1】
フレーム部材2,3は、ABS樹脂製を使用し、縦幅約333mm,横幅約240mm,厚さW1を約2mmとし、開口部は縦幅約260mm,横幅約193mmとした。
フラップ部材5,6は、ABS樹脂製を使用した。また、上フラップ部材5は縦幅約130mm,横幅約192mmとした。下フラップ部材6は縦幅約121mm,横幅約192mmとした。
フラップ部材の磁部62及び着磁部材7には、厚さ約2mm,幅約168mmのマグネットを粘着させた。
閉塞パネル部材8は、ABS樹脂製を使用した。また取付ねじ37には、十字穴付小ねじを使用し、キャップ部材28,38にはポリエチレン製を使用した。
【0064】
上記設定の動物用の扉構造を使用することにより、フラップ部材が円滑に開閉するため動物の頭や尾等が挟まれることなく、安全にかつ快適に使用することができた。
【0065】
また、フレーム部材の厚みを薄肉に形成したため、住宅用の戸扉類の種類を問わずにとりつけられ、使用範囲を拡大することができた。これにより動物の行動範囲も広がり、飼い主の意志をより反映できるようになった。
【0066】
【本発明の効果】
以上詳述してきたように、本発明の動物用の扉構造は、フラップ部材の略中間を水平方向に分割したので、動物の出入り方向の力が逃げ、フラップ部材の閉力が軽減できる。また、フラップ部材の開時も軽力で開状態にすることができ、フラップ部材の開閉が円滑に行われる。したがって、回動扉の開閉によっても動物の頭や尾等が挟まれることなく、安全にかつ快適に使用することができるという優れた効果を有する。
【0067】
また請求項2記載の発明においては、上フラップ部材と下フラップ部材とを形成したことによりフラップ部材の開閉が円滑に行うことができる。
【0068】
請求項3記載の発明においては、フラップ部材が磁力によりフレーム部材の開口部の内側端に引き寄せられ、確実に遮閉され、軽い力で開口することができる。
【0069】
請求項4記載の発明においては、戸扉類の種類を問わずに取付されるため、使用範囲を拡大することができる。
【0070】
請求項5および6記載の発明においては、製造コストが削減できる。特に請求項6記載の発明においては、戸扉類の両面から雄雌嵌合でき、戸扉類の開口端面が隠蔽され、美観の向上が図れる。
【0071】
請求項7記載の発明においては、簡易な構成で動物の出入りを閉塞することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の動物用の扉構造を示す分解斜視図である。
【図2】 実施の形態の動物用の扉構造におけるフラップ部材の拡大図である。
【図3】 実施の形態の着磁部材における拡大図である。
【図4】 実施の形態の動物用の扉構造におけるフレーム部材の要部拡大図である。
【図5】 実施の形態の動物用の扉構造の組込み図である。
【図6】 図5のA−A線拡大断面図である。
【図7】 図5の要部拡大断面図である。
【図8】 動物用の扉構造の従来図である。
【符号の説明】
1 動物用の扉構造
2,3 フレーム部材
20,30 フレーム部
200,300 裏面
201,301 表面
21,31 開口部
210,310 開口突片
211,311 側面
312 取付穴
213,313 対の保持突起
314 上面
315,317 下面
216,316 着磁突起
D 間隙
22,32 嵌合部
220 縁突片
221,321 嵌合突片
222,322 嵌合溝
223,323 補強片
2231,3231 補強片の一方側面
23 リブ部
24,34 取付部
240 インサートナット
340 挿通孔
25,35 パネル穴部
37 取付ねじ
28,38 キャップ部材
8 閉塞パネル部材
81 周面
820 閉塞突起
821,822 閉塞片
4 フラップ部材
5 上フラップ部材
6 下フラップ部材
50,60 上枠部、下枠部
500 突面
501 突起
502 受穴
503 円筒突起
51 上パネル部
60 下枠部
600 側面
602 係止突起
61 下パネル部
62 磁部
7 着磁部材
70 マグネット
701 下面
702 割溝
9 戸扉類
10,11 固定枠体
12 回動扉
13 開口部
14 回動固定枠体
F1,F2,F3 力
W1,W2 厚み
Claims (7)
- 動物が出入りをする開口部を有し戸扉類に取付けられるフレーム部材と、フレーム部材の開口部を遮閉するよう取付けられるフラップ部材とを備え、フラップ部材は、略中間を水平方向に分割させて上フラップ部材と下フラップ部材とから形成され、上フラップ部材の下端部と下フラップ部材の上端部とは動物の出る方向及び入る方向の両方向へ回動自在に連結されることを特徴とする動物用の扉構造。
- 請求項1記載の動物用の扉構造において、上フラップ部材の下端部と下フラップ部材の上端部には、係止突起と受穴とが設けられていることを特徴とする動物用の扉構造。
- 請求項1又は2記載の動物用の扉構造において、フラップ部材の下端部とフレーム部材の開口部の内側端との間は着磁構造であることを特徴とする動物用の扉構造。
- 請求項1から3いずれか記載の動物用の扉構造において、フレーム部材は、戸扉類に取付けされるフレーム部を有し、フレーム部が薄肉に形成されることを特徴とする動物用の扉構造。
- 請求項1から4いずれか記載の動物用の扉構造において、フレーム部材は、略同形状の一対のフレーム部材から構成され、戸扉類の両面から一対のフレーム部材が組付けされること特徴とする動物用の扉構造。
- 請求項1から5いずれか記載の動物用の扉構造において、一対のフレーム部材は雄雌嵌合されることを特徴とする動物用の扉構造。
- 請求項1から6いずれか記載の動物用の扉構造において、フレーム部材には動物の出入りを閉塞するための閉塞パネル部材を備え、フレーム部材と閉塞パネル部材とが雄雌係止されることを特徴とする動物用の扉構造。
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JP2004000088A (ja) | 2004-01-08 |
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