JP2525019Y2 - 魚釣用電動リール - Google Patents

魚釣用電動リール

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JP2525019Y2
JP2525019Y2 JP1990403276U JP40327690U JP2525019Y2 JP 2525019 Y2 JP2525019 Y2 JP 2525019Y2 JP 1990403276 U JP1990403276 U JP 1990403276U JP 40327690 U JP40327690 U JP 40327690U JP 2525019 Y2 JP2525019 Y2 JP 2525019Y2
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spool
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Inventor
京市 金子
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ダイワ精工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は魚釣用電動リールに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一端部をモーターに連結し他端部に遊星
歯車機構を設けたスプール軸にスプールを回転可能に支
持してモーター動力をスプールに伝達するようにした魚
釣用電動リールは特開平2−182135号公報で知ら
れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記公知の方式はスプ
ールの着脱をフレーム本体の遊星歯車機構装着部分側か
ら行われなければならないため、着脱操作が面倒である
と共に遊星歯車機構の支持部の構成も複雑となりその強
度も低下し、また精度維持も困難で機能低下を来す等の
問題点がある。
【0004】本考案はこれらの欠陥を改善して、スプー
ルの着脱を容易にすると共に遊星歯車機構の支持強度及
び精度維持の向上を図るようにした魚釣用電動リールを
提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するための手段として、モーターで回動されかつスプー
ルを回転可能に支持したスプール軸の一側部に遊星歯車
機構を設けてスプールに動力を伝達するようにした魚釣
用電動リールにおいて、前記遊星歯車機構をフレーム本
体の一側に形成した皿状基板とスプール側面との間に収
容配置すると共にフレーム本体の他側にスプールを着脱
できる開口部を形成し、フレーム本体の左右には夫々リ
ール側板を着脱自在に設け、更に前記モーターをスプー
ル前方のフレーム本体に取付けたものである。
【0006】本考案における遊星歯車機構はその太陽歯
車をスプール軸に一体的に設けるものであるが、遊星歯
車はスプールに軸支し、内側歯歯車をフレーム本体に回
動可能に軸支する場合と、遊星歯車をフレーム本体に回
動可能に軸支、内側歯歯車はスプールの周縁部に形成す
る場合とがある。
【0007】
【作用】本考案の遊星歯車機構はフレーム本体の一側に
形成した皿状基板とスプール側面間に収容配置され、ス
プール前方のフレーム本体に設けたモーターからの動力
をスプールに伝達するものであり、スプールの交換等は
フレーム本体の開口部側のリール側板を脱してスプール
を着脱するものである。
【0008】
【実施例】本考案の実施例を図面について説明すると、
両軸受型リールのリール本体1はフレーム本体2とその
左右に着脱自在に取付けられたリール側板3・4とから
構成されていると共に前記フレーム本体2の左側にはス
プール5を着脱できる開口部6が、右側には皿状の基板
7が夫々形成されており、更にリール側板3・4及び基
板7部分に夫々設けられた軸受を介して前記スプール5
を回転自在に支持したスプール軸8が支承されている。
【0009】前記スプール軸8のリール側板3側には伝
達大歯車9が一体的に回動するように設けられ、該伝達
大歯車9はスプール5の前方下側のフレーム本体2に取
付けられた水密性モーター10からモーター出力軸1
1、モーターピニオン12を介して回動される中間歯車
13と噛合すると共に前記モーター出力軸11のリール
側板4側には釣糸繰出し時の逆転を阻止する一方向ベア
リング14が設けられている。
【0010】また基板7内のスプール軸8には太陽歯車
15が一体的に回動するように取付けられると共にスプ
ール5の側面には内側部が前記太陽歯車15に、外側部
がスプール軸8又はフレーム本体2の基板7に回動自在
に支持された内側歯歯車16に夫々噛合した遊星歯車1
7が支持体171を介して軸支されている。
【0011】前記内側歯歯車16は基板7の外側におけ
るスプール軸8に摺動かつ回動自在に嵌装されたピニオ
ン18とクラッチ機構で係脱自在に形成されると共に前
記ピニオン18は外端部にハンドル19を有するハンド
ル軸20に制動部材21で摩擦結合されたハンドル駆動
歯車22に噛合しており、更に前記ハンドル軸20には
逆転防止機構23が固着されている。
【0012】また前記スプール5の側面の外周部には、
スプール歯車24が設けられ、該スプール歯車24はフ
レーム本体2に設けられた中間歯車25・26・27を
介してスプール5の前方でモーター10の上方における
リール側板3・4に架設された釣糸案内装置28のトラ
バースカム軸29の歯車30に連動するように連結され
ている。
【0013】なお図中31は釣糸案内装置28の釣糸案
内環、32は給電コード、33はスイッチである。
【0014】本考案の実施例は上記のように構成されて
いるので、給電コード32を図示されていないバッテリ
ーに接続しスイッチ33を入れると、モーター10の作
動により、モーターピニオン12、中間歯車13、伝達
大歯車9を介してスプール軸8は回転し、太陽歯車15
を回転させる。このようにして太陽歯車15が回転する
一方、内側歯歯車16はこれにクラッチ結合しているピ
ニオン18、ハンドル駆動歯車22、制動部材21を介
して逆転防止機構23によりドラグ力に応じて固定され
ているので、この内側歯歯車16と太陽歯車15に夫々
噛合している遊星歯車17は自転すると共に公転しなが
ら減速されてスプール5を回転させ釣糸を捲取るもので
ある。
【0015】またハンドル軸20の手動回動により釣糸
を捲取る場合には、ハンドル軸20の回動によりハンド
ル駆動歯車22、ピニオン18を介して該ピニオン18
にクラッチ結合している内側歯歯者16を回転せしめ
る。一方スプール軸8は一方向ベアリング14によって
逆回転が阻止されているので太陽歯車15は固定状態に
保持されることになり、その結果遊星歯車17は自転し
ながら公転してスプール5を減速回転して釣糸を捲取
る。
【0016】更に釣糸を繰出す場合には、クラッチ機構
によってピニオン18を内側歯歯車16から離脱する
と、スプール軸8は一方向ベアリング14で逆転が阻止
されているので太陽歯車15は固定状態に保持されるこ
とになり、スプール5の逆転に伴い遊星歯車17は自転
しながら公転してフリー状態の内側歯歯車16を回転し
ながら釣糸を繰出すことができる。
【0017】しかしてこれらの釣糸の捲取り又は繰出し
時においてスプール5の正逆転は、夫々スプール歯車2
4が中間歯車25・26・27及び歯車30を介して釣
糸案内装置28のトラバースカム軸29を回動させ釣糸
案内環31を左右に摺動させ釣糸の捲取り又は放出時の
釣糸を案内するものある。
【0018】第8図は遊星歯車17の支持体171をフ
レーム本体2に回転自在に支持すると共にスプール5の
周縁部に内側歯歯車16を形成した実施例である。
【0019】第9図に示す実施例はスプール軸8におい
て手動捲取り機構のピニオン18を支持する軸81を別
個に分割して構成したものであり、前記軸81はリール
側板4に固定支持されている。
【0020】
【考案の効果】本考案はモーターで回動されかつスプー
ルを回転可能に支持したスプール軸の一側に遊星歯車機
構を設けてスプールに動力を伝達するようにした両軸型
リールにおいて、前記モーターをスプール前方のフレー
ム本体に設けると共に該フレーム本体の一側にスプール
挿脱用の開口部を設けると共に他側に前記スプールに動
力を伝達する遊星歯車機構を収容配置する皿状基板を形
成したので、魚釣用電動リールにおけるスプールの交換
等のための着脱が容易であると共に遊星歯車機構の支持
手段も簡易でかつ充分な強度と高精度を保持して行うこ
とができ、この種魚釣用電動リールの軽量とコンパクト
化を図りながら捲取り効率を向上できる優れた特徴と実
用性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一部を切欠した正面図。
【図2】本考案の平面図。
【図3】本考案の左リール側板を脱した側面図。
【図4】本考案の縦断側面図。
【図5】本考案の右リール側板を脱した一部切欠側面
図。
【図6】本考案の釣糸案内装置部の断面図。
【図7】本考案のモーター支持部の断面図。
【図8】本考案の他の実施例の要部の縦断正面図。
【図9】本考案の更に他の実施例の要部の縦断正面図。
【符号の説明】
1 リール本体 2 フレーム本体 3 リール側板 4 リール側板 5 スプール 6 開口部 7 基板 8 スプール軸 10 モーター 15 太陽歯車 16 内側歯歯車 17 遊星歯車

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】モーターで回動されかつスプールを回転可
    能に支持したスプール軸の一側部に遊星歯車機構を設け
    てスプールに動力を伝達するようにした魚釣用電動リー
    ルにおいて、前記遊星歯車機構をフレーム本体の一側に
    形成した皿状基板とスプール側面との間に収容配置する
    と共にフレーム本体の他側にスプールを着脱できる開口
    部を形成し、フレーム本体の左右には夫々リール側板を
    着脱自在に設け、更に前記モーターをスプール前方のフ
    レーム本体に取付けたことを特徴とする魚釣用電動リー
    ル。
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JPH02182135A (ja) * 1989-01-09 1990-07-16 Copal Electron Co Ltd 魚釣り用電動リールのスプールユニットの脱着構成
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