JPS6112787Y2 - - Google Patents
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- JPS6112787Y2 JPS6112787Y2 JP1982052318U JP5231882U JPS6112787Y2 JP S6112787 Y2 JPS6112787 Y2 JP S6112787Y2 JP 1982052318 U JP1982052318 U JP 1982052318U JP 5231882 U JP5231882 U JP 5231882U JP S6112787 Y2 JPS6112787 Y2 JP S6112787Y2
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- Japan
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- gear
- spool
- guide
- operating shaft
- shaft
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 18
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 12
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 12
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 125000006850 spacer group Chemical group 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は両軸受リール、詳しくは、相対向する
1対の第1及び第2側板間に配置するスプール
を、号数の異なる釣糸を巻装したスプールと容易
に交換できるようにした両軸受リールに関する。
1対の第1及び第2側板間に配置するスプール
を、号数の異なる釣糸を巻装したスプールと容易
に交換できるようにした両軸受リールに関する。
従来、スプールを容易に交換できるようにした
両軸受リールとして、前記第2側板の外方に、取
付板及びサイドカバーとから成り、内部にハンド
ルと連動する伝動機構を内装したギヤボツクスを
着脱可能に取付けると共に、前記第2側板に、前
記スプールの外径より大径な貫通孔を設け、かつ
前記ギヤボツクスの取付板に、前記伝動機構の駆
動用大歯車と噛合するガイド用歯車及び作動軸を
もつた釣糸ガイド装置におけるガイド用歯車の挿
通孔を設け、前記ギヤボツクスの離脱時、前記ス
プールを前記第2側板に対し出入可能とした両軸
受リールが提案されている。
両軸受リールとして、前記第2側板の外方に、取
付板及びサイドカバーとから成り、内部にハンド
ルと連動する伝動機構を内装したギヤボツクスを
着脱可能に取付けると共に、前記第2側板に、前
記スプールの外径より大径な貫通孔を設け、かつ
前記ギヤボツクスの取付板に、前記伝動機構の駆
動用大歯車と噛合するガイド用歯車及び作動軸を
もつた釣糸ガイド装置におけるガイド用歯車の挿
通孔を設け、前記ギヤボツクスの離脱時、前記ス
プールを前記第2側板に対し出入可能とした両軸
受リールが提案されている。
しかしてこのリールによれば、前記ギヤボツク
スを離脱することにより、前記スプールを、号数
の異なる釣糸を巻装したスプールと容易に交換す
ることができるのであるが、前記ギヤボツクスの
離脱時、該ギヤボツクスに内装した伝動機構は、
ギヤボツクスとともに離脱するのに対し、前記釣
糸ガイド装置のガイド用歯車は、離脱することな
く前記第2側板に残るため、ギヤボツクスの着脱
時、前記駆動用大歯車とガイド用歯車との各歯面
が損傷するし、又、前記ギヤボツクスの装着時、
前記駆動用大歯車とガイド用歯車とを正確に噛合
させ難く、それだけスプールの交換作業能率が悪
くなる問題があり、また前記ギヤボツクスの取付
板に、前記ガイド用歯車の外径より大径の挿通孔
を設ける必要があるため、ギヤボツクスの強度が
低下する問題もあつた。
スを離脱することにより、前記スプールを、号数
の異なる釣糸を巻装したスプールと容易に交換す
ることができるのであるが、前記ギヤボツクスの
離脱時、該ギヤボツクスに内装した伝動機構は、
ギヤボツクスとともに離脱するのに対し、前記釣
糸ガイド装置のガイド用歯車は、離脱することな
く前記第2側板に残るため、ギヤボツクスの着脱
時、前記駆動用大歯車とガイド用歯車との各歯面
が損傷するし、又、前記ギヤボツクスの装着時、
前記駆動用大歯車とガイド用歯車とを正確に噛合
させ難く、それだけスプールの交換作業能率が悪
くなる問題があり、また前記ギヤボツクスの取付
板に、前記ガイド用歯車の外径より大径の挿通孔
を設ける必要があるため、ギヤボツクスの強度が
低下する問題もあつた。
本考案は以上の点に鑑み考案したもので、目的
は、伝動機構の駆動用大歯車と釣糸ガイド装置の
ガイド用歯車との各歯面を損傷させることなくス
プールを容易に交換することができると共に、こ
のスプール交換時における前記駆動用大歯車とガ
イド用歯車との噛合操作を不要にでき、更にギヤ
ボツクスにおける取付板の挿通孔による強度低下
を小さくすることのできる両軸受リールを提供す
る点にある。
は、伝動機構の駆動用大歯車と釣糸ガイド装置の
ガイド用歯車との各歯面を損傷させることなくス
プールを容易に交換することができると共に、こ
のスプール交換時における前記駆動用大歯車とガ
イド用歯車との噛合操作を不要にでき、更にギヤ
ボツクスにおける取付板の挿通孔による強度低下
を小さくすることのできる両軸受リールを提供す
る点にある。
しかして本考案は、相対向する1対の第1及び
第2側板間にスプールを配置し、前記第2側板の
外方に取付板及びサイドカバーとから成り、内部
にハンドルと連動する伝動機構を内装したギヤボ
ツクスを着脱可能に取付けると共に、前記第2側
板に前記スプールの外径より大径な貫通孔を設け
て、前記ギヤボツクスの離脱時、前記スプールを
前記側板に対し出入可能とし、かつ、前記伝動機
構における駆動用大歯車に連動するガイド用歯車
及び作動軸をもつた釣糸ガイド装置を設けた両軸
受リールであつて、前記作動軸を、前記第1及び
第2側板間に回転自由に支持すると共に、前記ガ
イド用歯車に軸孔を形成して、該ガイド用歯車を
作動軸に対し着脱可能とし、かつ、前記ギヤボツ
クス内に、前記ガイド用歯車を定位置に保持する
ギヤ保持具を設けると共に、前記取付板に、前記
作動軸の挿通孔を設けたことを特徴とするもので
ある。
第2側板間にスプールを配置し、前記第2側板の
外方に取付板及びサイドカバーとから成り、内部
にハンドルと連動する伝動機構を内装したギヤボ
ツクスを着脱可能に取付けると共に、前記第2側
板に前記スプールの外径より大径な貫通孔を設け
て、前記ギヤボツクスの離脱時、前記スプールを
前記側板に対し出入可能とし、かつ、前記伝動機
構における駆動用大歯車に連動するガイド用歯車
及び作動軸をもつた釣糸ガイド装置を設けた両軸
受リールであつて、前記作動軸を、前記第1及び
第2側板間に回転自由に支持すると共に、前記ガ
イド用歯車に軸孔を形成して、該ガイド用歯車を
作動軸に対し着脱可能とし、かつ、前記ギヤボツ
クス内に、前記ガイド用歯車を定位置に保持する
ギヤ保持具を設けると共に、前記取付板に、前記
作動軸の挿通孔を設けたことを特徴とするもので
ある。
以下本考案リールの実施例を図面に基づいて説
明する。
明する。
本考案リールの基本構造は、相対向する1対の
第1及び第2側板1,2間に、スプール軸3に支
持したスプール4を配置し、前記第1側板1の外
方に第1サイドカバー11を取付け、また第2側
板2の外方に、取付板21と第2サイドカバー2
2とから成るギヤボツクス20を着脱可能に取付
けて、該ギヤボツクス20内にハンドル10と連
動する伝動機構5を内装し、この伝動機構5のピ
ニオンギヤ51と前記スプール軸3との間にクラ
ツチ6を介装し、クラツチ操作機構7のクラツチ
レバー(図示せず)により前記クラツチ6の係脱
操作を行なうごとく成すと共に、前記伝動機構5
における駆動用大歯車52に連動するガイド用歯
車81及び該歯車81を支持し、かつ外周に往復
螺旋溝82aを設けた作動軸82を備えた釣糸ガ
イド装置8を設け前記ハンドル10の回転操作に
より前記伝動機構5及びクラツチ6を介して前記
スプール4を、また伝動機構5における駆動用大
歯車52を介して前記作動軸82をそれぞれ駆動
するごとく構成している。
第1及び第2側板1,2間に、スプール軸3に支
持したスプール4を配置し、前記第1側板1の外
方に第1サイドカバー11を取付け、また第2側
板2の外方に、取付板21と第2サイドカバー2
2とから成るギヤボツクス20を着脱可能に取付
けて、該ギヤボツクス20内にハンドル10と連
動する伝動機構5を内装し、この伝動機構5のピ
ニオンギヤ51と前記スプール軸3との間にクラ
ツチ6を介装し、クラツチ操作機構7のクラツチ
レバー(図示せず)により前記クラツチ6の係脱
操作を行なうごとく成すと共に、前記伝動機構5
における駆動用大歯車52に連動するガイド用歯
車81及び該歯車81を支持し、かつ外周に往復
螺旋溝82aを設けた作動軸82を備えた釣糸ガ
イド装置8を設け前記ハンドル10の回転操作に
より前記伝動機構5及びクラツチ6を介して前記
スプール4を、また伝動機構5における駆動用大
歯車52を介して前記作動軸82をそれぞれ駆動
するごとく構成している。
前記第1及び第2側板1,2は、複数本の連結
杆12により連結しており、又、前記ギヤボツク
ス20は、取付ねじなどの取付手段(図示せず)
により前記第2側板2に対し着脱可能に取付けて
いる。又、前記第1側板1の中心部とギヤボツク
ス20における取付板21の中心部とにはそれぞ
れ軸受ハウジング13,23を一体的に設けて、
内部に前記スプール軸3を支持する1対の軸受1
4,24を設けている。
杆12により連結しており、又、前記ギヤボツク
ス20は、取付ねじなどの取付手段(図示せず)
により前記第2側板2に対し着脱可能に取付けて
いる。又、前記第1側板1の中心部とギヤボツク
ス20における取付板21の中心部とにはそれぞ
れ軸受ハウジング13,23を一体的に設けて、
内部に前記スプール軸3を支持する1対の軸受1
4,24を設けている。
又、前記伝動機構5は、前記スプール4を支持
するスプール軸3の一端を前記ギヤボツクス20
内に突入させて、該突入端に回転並びに摺動自由
に支持するピニオンギヤ51と、前記第2サイド
カバー22と取付板21との間に支持軸53を介
して回転自由に支持するハンドル軸54と、該ハ
ンドル軸54の前記ギヤボツクス20内への突入
部に回転自由に支持する駆動用大歯車52とによ
り構成するのであつて、前記ハンドル10の回転
操作による動力を、前記ハンドル軸54に支持す
るドラツグ機構9を介して前記大歯車52に伝
え、更に該大歯車52から前記ピニオンギヤ51
及びピニオンギヤ51と前記スプール軸3との間
に設ける前記クラツチ6を介してスプール軸3に
伝達し、前記スプール4を駆動するようにしてい
る。
するスプール軸3の一端を前記ギヤボツクス20
内に突入させて、該突入端に回転並びに摺動自由
に支持するピニオンギヤ51と、前記第2サイド
カバー22と取付板21との間に支持軸53を介
して回転自由に支持するハンドル軸54と、該ハ
ンドル軸54の前記ギヤボツクス20内への突入
部に回転自由に支持する駆動用大歯車52とによ
り構成するのであつて、前記ハンドル10の回転
操作による動力を、前記ハンドル軸54に支持す
るドラツグ機構9を介して前記大歯車52に伝
え、更に該大歯車52から前記ピニオンギヤ51
及びピニオンギヤ51と前記スプール軸3との間
に設ける前記クラツチ6を介してスプール軸3に
伝達し、前記スプール4を駆動するようにしてい
る。
又、前記クラツチ6は、前記スプール軸3の中
間部に扁平面を設けると共に、前記ピニオンギヤ
51に、前記扁平面に係合する非円形内面をもつ
た筒部を設けて構成するのであつて、前記ピニオ
ンギヤ51の筒部を、前記操作機構7の操作で前
記スプール軸3の扁平面形成部分から離脱させる
ことにより、前記スプール軸3及び該スプール軸
に固定のスプール4をフリー回転可能としてい
る。
間部に扁平面を設けると共に、前記ピニオンギヤ
51に、前記扁平面に係合する非円形内面をもつ
た筒部を設けて構成するのであつて、前記ピニオ
ンギヤ51の筒部を、前記操作機構7の操作で前
記スプール軸3の扁平面形成部分から離脱させる
ことにより、前記スプール軸3及び該スプール軸
に固定のスプール4をフリー回転可能としてい
る。
又、前記クラツチ操作機構7は、前記ピニオン
ギヤ51を保持して常時前記クラツチ6が係合す
る方向に押圧するクラツチヨーク71と、このク
ラツチヨーク71を押圧する押圧部をもつたフオ
ーク状のクラツチレバー(図示せず)と、前記ハ
ンドル軸54に回転不能に支持する複数個のクラ
ツチピン72を備えたリターン板73とから成
り、前記クラツチレバーを前記ギヤボツクス20
の取付板21に、前記スプール軸3に対し直交す
る方向に往復動自由に支持すると共に、リターン
スプリングにより復動方向に付勢し、該クラツチ
レバーを押圧して前記クラツチヨーク71を軸方
向に移動させることにより前記ピニオンギヤ51
を、前記クラツチ6が離脱する方向に移動させ、
又、ハンドル10を回転して前記リターン板73
に設けたクラツチピン72を前記クラツチレバー
の先端に設けた接触体(図示せず)に押当て、該
クラツチレバーを前記リターンスプリングの力で
元位置に復動させることにより、前記ピニオンギ
ヤ51を、前記クラツチチヨーク71による押圧
力でもつて前記クラツチ6が係合する方向に移動
させるようにしている。
ギヤ51を保持して常時前記クラツチ6が係合す
る方向に押圧するクラツチヨーク71と、このク
ラツチヨーク71を押圧する押圧部をもつたフオ
ーク状のクラツチレバー(図示せず)と、前記ハ
ンドル軸54に回転不能に支持する複数個のクラ
ツチピン72を備えたリターン板73とから成
り、前記クラツチレバーを前記ギヤボツクス20
の取付板21に、前記スプール軸3に対し直交す
る方向に往復動自由に支持すると共に、リターン
スプリングにより復動方向に付勢し、該クラツチ
レバーを押圧して前記クラツチヨーク71を軸方
向に移動させることにより前記ピニオンギヤ51
を、前記クラツチ6が離脱する方向に移動させ、
又、ハンドル10を回転して前記リターン板73
に設けたクラツチピン72を前記クラツチレバー
の先端に設けた接触体(図示せず)に押当て、該
クラツチレバーを前記リターンスプリングの力で
元位置に復動させることにより、前記ピニオンギ
ヤ51を、前記クラツチチヨーク71による押圧
力でもつて前記クラツチ6が係合する方向に移動
させるようにしている。
又、前記ドラツグ機構9は、前記駆動用大歯車
52に支持する摩擦板91と、該摩擦板91と対
接する接触板92と、該接触板92と前記ハンド
ル10との間に介装するドラツグレバー93及び
該ドラツグレバー93と前記接触板92との間に
介装する間座94とから成り、前記接触板92を
前記ハンドル軸54に回転不能で、かつ軸方向移
動可能に支持すると共に、前記ドラツグレバー9
3を前記ハンドル軸54に螺合し、このドラツグ
レバー93の回転操作により、前記接触板92を
軸方向に移動させて、前記摩擦板91を圧接し、
前記ハンドル軸54からの回動力を接触板92か
ら摩擦板91を介して駆動用大歯車52に伝達
し、又、前記ドラツグレバー93による前記摩擦
板91の圧接力を小さくすることにより、前記駆
動用大歯車52をハンドル軸54に対し滑り回転
させ得るようにしている。
52に支持する摩擦板91と、該摩擦板91と対
接する接触板92と、該接触板92と前記ハンド
ル10との間に介装するドラツグレバー93及び
該ドラツグレバー93と前記接触板92との間に
介装する間座94とから成り、前記接触板92を
前記ハンドル軸54に回転不能で、かつ軸方向移
動可能に支持すると共に、前記ドラツグレバー9
3を前記ハンドル軸54に螺合し、このドラツグ
レバー93の回転操作により、前記接触板92を
軸方向に移動させて、前記摩擦板91を圧接し、
前記ハンドル軸54からの回動力を接触板92か
ら摩擦板91を介して駆動用大歯車52に伝達
し、又、前記ドラツグレバー93による前記摩擦
板91の圧接力を小さくすることにより、前記駆
動用大歯車52をハンドル軸54に対し滑り回転
させ得るようにしている。
又、前記釣糸ガイド装置8は、前記駆動用大歯
車52と噛合するガイド用歯車81と、該歯車8
1を支持する作動軸82と、該作動軸82に套嵌
してその両端を前記側板1,2に取付ける断面c
字形の筒軸83と、前記作動軸82の往復螺旋溝
82aに係合する係合突起をもち、かつ前記作動
軸82に移動自由に支持するレベルワインドガイ
ド84と、該レベルワインドガイド84を案内す
るガイド杆85とから成り、前記作動軸82の一
端を前記ギヤボツクス20内に突入させて、該突
入部に前記ガイド用歯車81を支持し、前記作動
軸82の回転により、前記レベルワインドガイド
84を往復動させるようにしている。
車52と噛合するガイド用歯車81と、該歯車8
1を支持する作動軸82と、該作動軸82に套嵌
してその両端を前記側板1,2に取付ける断面c
字形の筒軸83と、前記作動軸82の往復螺旋溝
82aに係合する係合突起をもち、かつ前記作動
軸82に移動自由に支持するレベルワインドガイ
ド84と、該レベルワインドガイド84を案内す
るガイド杆85とから成り、前記作動軸82の一
端を前記ギヤボツクス20内に突入させて、該突
入部に前記ガイド用歯車81を支持し、前記作動
軸82の回転により、前記レベルワインドガイド
84を往復動させるようにしている。
本考案は以上の如く構成するリールにおいて、
前記第2側板2に、前記スプール4の外径より大
径な貫通孔25を設けて、前記ギヤボツクス20
の離脱時、前記スプール4を前記第2側板2に対
し出入可能とする一方、前記釣糸ガイド装置8の
作動軸82を、前記第1及び第2側板1,2間に
回転自由に支持すると共に、前記ガイド用歯車8
1に軸孔81aを形成して、該ガイド用歯車81
を作動軸82に対し着脱可能とし、かつ、前記ギ
ヤボツクス20内に、前記ガイド用歯車81を定
位置に保持するギヤ保持具30を設けて、前記ガ
イド用歯車81と前記駆動用大歯車52との噛合
関係を常時維持すると共に、前記ギヤボツクス2
0の取付板21に、前記作動軸82の挿通孔26
を設け、前記ギヤボツクス20の離脱時、前記ガ
イド用歯車81を、前記駆動用大歯車52との噛
合関係を維持した状態で前記作動軸82に対し離
脱させるように構成したのである。
前記第2側板2に、前記スプール4の外径より大
径な貫通孔25を設けて、前記ギヤボツクス20
の離脱時、前記スプール4を前記第2側板2に対
し出入可能とする一方、前記釣糸ガイド装置8の
作動軸82を、前記第1及び第2側板1,2間に
回転自由に支持すると共に、前記ガイド用歯車8
1に軸孔81aを形成して、該ガイド用歯車81
を作動軸82に対し着脱可能とし、かつ、前記ギ
ヤボツクス20内に、前記ガイド用歯車81を定
位置に保持するギヤ保持具30を設けて、前記ガ
イド用歯車81と前記駆動用大歯車52との噛合
関係を常時維持すると共に、前記ギヤボツクス2
0の取付板21に、前記作動軸82の挿通孔26
を設け、前記ギヤボツクス20の離脱時、前記ガ
イド用歯車81を、前記駆動用大歯車52との噛
合関係を維持した状態で前記作動軸82に対し離
脱させるように構成したのである。
以上の構成において、前記ガイド用歯車81を
保持する前記ギヤ保持具30は、例えば、第1〜
3図に示す如く前記ガイド用歯車81の外径より
大径な円弧状内腔部30aをもつたギヤ保持部3
0bと、該ギヤ保持部30bから前記第2サイド
カバー22の内面に沿つて延びる取付部30cと
から成り、前記ガイド用歯車81を前記内腔部3
0aに嵌込んだ状態でギヤ保持具30の取付部3
0cを第2サイドカバー22の内面に止ピン31
などの取付手段により取付け、前記ガイド用歯車
81を、前記駆動用大歯車52と噛合つた状態で
保持するのである。尚、前記ガイド用歯車81の
軸孔81aと前記作動軸82のギヤボツクス20
内への突入端部外周面82bとは断面非円形に形
成して、前記ガイド用歯車81の作動軸82に対
する相対回転を防いでいる。
保持する前記ギヤ保持具30は、例えば、第1〜
3図に示す如く前記ガイド用歯車81の外径より
大径な円弧状内腔部30aをもつたギヤ保持部3
0bと、該ギヤ保持部30bから前記第2サイド
カバー22の内面に沿つて延びる取付部30cと
から成り、前記ガイド用歯車81を前記内腔部3
0aに嵌込んだ状態でギヤ保持具30の取付部3
0cを第2サイドカバー22の内面に止ピン31
などの取付手段により取付け、前記ガイド用歯車
81を、前記駆動用大歯車52と噛合つた状態で
保持するのである。尚、前記ガイド用歯車81の
軸孔81aと前記作動軸82のギヤボツクス20
内への突入端部外周面82bとは断面非円形に形
成して、前記ガイド用歯車81の作動軸82に対
する相対回転を防いでいる。
又、前記ガイド用歯車81を保持する他の保持
手段は、第7図に示す如くガイド用歯車81の軸
方向一側面に、環状凹溝81dをもつたボス部8
1cを設けると共に、前記ギヤボツクス20の取
付板21内面に、前記環状凹溝81dに係合する
ホーク状の係合部32aをもつたギヤ保持具32
を取付けて、前記ガイド用歯車81を、前記駆動
用大歯車52と噛合つた状態で保持するのであ
る。
手段は、第7図に示す如くガイド用歯車81の軸
方向一側面に、環状凹溝81dをもつたボス部8
1cを設けると共に、前記ギヤボツクス20の取
付板21内面に、前記環状凹溝81dに係合する
ホーク状の係合部32aをもつたギヤ保持具32
を取付けて、前記ガイド用歯車81を、前記駆動
用大歯車52と噛合つた状態で保持するのであ
る。
又、前記ギヤボツクス20の取付板21に設け
る挿通孔26は、前記作動軸82の外径より僅か
に大径に形成するのであるが、図示した如く作動
軸82を軸受15,27を介して前記側板1,2
に支持する場合、前記軸受27の外径より僅かに
大径に形成するのである。
る挿通孔26は、前記作動軸82の外径より僅か
に大径に形成するのであるが、図示した如く作動
軸82を軸受15,27を介して前記側板1,2
に支持する場合、前記軸受27の外径より僅かに
大径に形成するのである。
尚、図中40は前記第1側板1に取付けて、前
記作動軸82の軸方向移動を阻止するホーク状の
止具であつて、そのホーク部40aを前記作動軸
82に設けた環状溝82cに嵌込んでいる。
記作動軸82の軸方向移動を阻止するホーク状の
止具であつて、そのホーク部40aを前記作動軸
82に設けた環状溝82cに嵌込んでいる。
本考案は以上の如く構成するもので、前記スプ
ール4を、号数の異なる釣糸を巻装したスプール
と交換する際は、先ずギヤボツクス20の取付手
段による取付けを解除して、該ギヤボツクス20
を第2側板2から離脱し、第2側板2に設けた貫
通孔25を外方に開放して、前記スプール4をス
プール軸3とともに前記貫通孔25から取出すの
である。このときギヤボツクス20に保持したガ
イド用歯車81は、前記駆動用大歯車52との噛
合関係が維持された状態で作動軸82から離脱す
るのである。次に号数の異なる釣糸を巻装した新
たなスプール4を、スプール軸3に固定した状態
で前記貫通孔25に挿入して第1,第2側板1,
2間に配置し、前記スプール軸3を、前記第1側
板1に設ける軸受14に支持すると共に、前記ギ
ヤボツクス20を、取付手段により前記第2側板
2に取付けて、ガイド用歯車81の軸孔81aを
前記作動軸82の軸端に挿嵌し、ガイド用歯車8
1の作動軸82に対する相対回転を防ぐのであ
る。
ール4を、号数の異なる釣糸を巻装したスプール
と交換する際は、先ずギヤボツクス20の取付手
段による取付けを解除して、該ギヤボツクス20
を第2側板2から離脱し、第2側板2に設けた貫
通孔25を外方に開放して、前記スプール4をス
プール軸3とともに前記貫通孔25から取出すの
である。このときギヤボツクス20に保持したガ
イド用歯車81は、前記駆動用大歯車52との噛
合関係が維持された状態で作動軸82から離脱す
るのである。次に号数の異なる釣糸を巻装した新
たなスプール4を、スプール軸3に固定した状態
で前記貫通孔25に挿入して第1,第2側板1,
2間に配置し、前記スプール軸3を、前記第1側
板1に設ける軸受14に支持すると共に、前記ギ
ヤボツクス20を、取付手段により前記第2側板
2に取付けて、ガイド用歯車81の軸孔81aを
前記作動軸82の軸端に挿嵌し、ガイド用歯車8
1の作動軸82に対する相対回転を防ぐのであ
る。
しかしてこのスプール4の交換は、伝動機構5
を内装したギヤボツクス20を離脱するだけの簡
単な操作で容易に行なうことができるのであり、
しかもガイド用歯車81は、駆動用歯車52との
噛合関係が維持された状態で作動軸82から離脱
するので、駆動用歯車52とガイド用歯車81と
の各歯面が損傷するのを防止できるのであり、
又、前記駆動用歯車52とガイド用歯車81とを
殊更噛合操作する必要もないのである。
を内装したギヤボツクス20を離脱するだけの簡
単な操作で容易に行なうことができるのであり、
しかもガイド用歯車81は、駆動用歯車52との
噛合関係が維持された状態で作動軸82から離脱
するので、駆動用歯車52とガイド用歯車81と
の各歯面が損傷するのを防止できるのであり、
又、前記駆動用歯車52とガイド用歯車81とを
殊更噛合操作する必要もないのである。
以上の如く本考案によれば、伝動機構を内装し
たギヤボツクスを離脱するだけの簡単な操作でス
プールを容易に交換することができながら、しか
も、釣糸ガイド装置の作動軸を、第1及び第2側
板間に回転自在に支持すると共に、前記ガイド用
歯車に軸孔を形成して、該ガイド用歯車81を作
動軸82に対し着脱可能とし、かつ、前記ギヤボ
ツクス20内に、前記ガイド用歯車を定位置に保
持するギヤ保持具を設けると共に、前記取付板
に、前記作動軸の挿通孔を設けたから、前記ガイ
ド用歯車の駆動用歯車との連動関係を維持した状
態で前記ギヤボツクスを離脱でき、その結果ギヤ
ボツクス離脱時における前記駆動用歯車とガイド
用歯車との各歯面の損傷をなくすることができる
のであり、更に、ギヤボツクスの離脱時、作動軸
は、側板に対し定位置に支持されており、又、ガ
イド用歯車は、ギヤボツクスに対し定位置に保持
されていて、これら作動軸及びガイド用歯車の位
置関係が正確であるので、ギヤボツクスの装着
時、前記ガイド用歯車の軸孔を前記作動軸に容易
に、かつ、楽に嵌合できるのであり、更に前記駆
動用歯車とガイド用歯車とを殊更噛合操作する必
要がないので、全体として、スプールの交換作業
能率を著るしく向上できるのである。
たギヤボツクスを離脱するだけの簡単な操作でス
プールを容易に交換することができながら、しか
も、釣糸ガイド装置の作動軸を、第1及び第2側
板間に回転自在に支持すると共に、前記ガイド用
歯車に軸孔を形成して、該ガイド用歯車81を作
動軸82に対し着脱可能とし、かつ、前記ギヤボ
ツクス20内に、前記ガイド用歯車を定位置に保
持するギヤ保持具を設けると共に、前記取付板
に、前記作動軸の挿通孔を設けたから、前記ガイ
ド用歯車の駆動用歯車との連動関係を維持した状
態で前記ギヤボツクスを離脱でき、その結果ギヤ
ボツクス離脱時における前記駆動用歯車とガイド
用歯車との各歯面の損傷をなくすることができる
のであり、更に、ギヤボツクスの離脱時、作動軸
は、側板に対し定位置に支持されており、又、ガ
イド用歯車は、ギヤボツクスに対し定位置に保持
されていて、これら作動軸及びガイド用歯車の位
置関係が正確であるので、ギヤボツクスの装着
時、前記ガイド用歯車の軸孔を前記作動軸に容易
に、かつ、楽に嵌合できるのであり、更に前記駆
動用歯車とガイド用歯車とを殊更噛合操作する必
要がないので、全体として、スプールの交換作業
能率を著るしく向上できるのである。
その上、ギヤボツクスの取付板に設ける挿通孔
は、前記ガイド用歯車の外径より遥かに小径な作
動軸を挿通できる大きさに形成すればよいから、
前記取付板に前記ガイド用歯車の挿通孔を設ける
前記した従来品に比べて前記取付板の挿通孔によ
る強度低下を小さくすることができるのである。
は、前記ガイド用歯車の外径より遥かに小径な作
動軸を挿通できる大きさに形成すればよいから、
前記取付板に前記ガイド用歯車の挿通孔を設ける
前記した従来品に比べて前記取付板の挿通孔によ
る強度低下を小さくすることができるのである。
第1図は本考案リールの実施例を示す横断面
図、第2図は同じく要部の横断面図、第3図は第
2図−線における一部省略断面図、第4図は
第2図−線における一部省略断面図、第5図
はギヤボツクスの離脱状態を示す説明図、第6図
はガイド用歯車の離脱状態を示す説明図、第7図
は別の実施例を示す要部の横断面図である。 1……第1側板、2……第2側板、4……スプ
ール、5……伝動機構、8……釣糸ガイド装置、
10……ハンドル、20……ギヤボツクス、21
……取付板、22……サイドカバー、25……貫
通孔、26……挿通孔、52……駆動用大歯車、
81……ガイド用歯車、82……作動軸。
図、第2図は同じく要部の横断面図、第3図は第
2図−線における一部省略断面図、第4図は
第2図−線における一部省略断面図、第5図
はギヤボツクスの離脱状態を示す説明図、第6図
はガイド用歯車の離脱状態を示す説明図、第7図
は別の実施例を示す要部の横断面図である。 1……第1側板、2……第2側板、4……スプ
ール、5……伝動機構、8……釣糸ガイド装置、
10……ハンドル、20……ギヤボツクス、21
……取付板、22……サイドカバー、25……貫
通孔、26……挿通孔、52……駆動用大歯車、
81……ガイド用歯車、82……作動軸。
Claims (1)
- 相対向する1対の第1及び第2側板間にスプー
ルを配置し、前記第2側板の外方に取付板及びサ
イドカバーとから成り、内部にハンドルと連動す
る伝動機構を内装したギヤボツクスを着脱可能に
取付けると共に、前記第2側板に前記スプールの
外径より大径な貫通孔を設けて、前記ギヤボツク
スの離脱時、前記スプールを前記側板に対し出入
可能とし、かつ、前記伝動機構における駆動用大
歯車に連動するガイド用歯車及び作動軸をもつた
釣糸ガイド装置を設けた両軸受リールであつて、
前記作動軸を、前記第1及び第2側板間に回転自
在に支持すると共に、前記ガイド用歯車に軸孔を
形成して、該ガイド用歯車を作動軸に対し着脱可
能とし、かつ、前記ギヤボツクス内に、前記ガイ
ド用歯車を定位置に保持するギヤ保持具を設ける
と共に、前記取付板に、前記作動軸の挿通孔を設
けたことを特徴とする両軸受リール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5231882U JPS58155968U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 両軸受リ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5231882U JPS58155968U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 両軸受リ−ル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58155968U JPS58155968U (ja) | 1983-10-18 |
JPS6112787Y2 true JPS6112787Y2 (ja) | 1986-04-21 |
Family
ID=30063026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5231882U Granted JPS58155968U (ja) | 1982-04-09 | 1982-04-09 | 両軸受リ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58155968U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60131168U (ja) * | 1984-02-09 | 1985-09-02 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用両軸受型リ−ル |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2184242A (en) * | 1937-03-22 | 1939-12-19 | Enterprise Mfg Co | Fishing reel |
US2281481A (en) * | 1940-08-01 | 1942-04-28 | Shakespeare Co | Fishing reel |
JPS5722541U (ja) * | 1980-07-15 | 1982-02-05 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5722541Y2 (ja) * | 1974-12-28 | 1982-05-15 |
-
1982
- 1982-04-09 JP JP5231882U patent/JPS58155968U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2184242A (en) * | 1937-03-22 | 1939-12-19 | Enterprise Mfg Co | Fishing reel |
US2281481A (en) * | 1940-08-01 | 1942-04-28 | Shakespeare Co | Fishing reel |
JPS5722541U (ja) * | 1980-07-15 | 1982-02-05 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58155968U (ja) | 1983-10-18 |
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