JP2535363Y2 - 魚釣用電動リール - Google Patents
魚釣用電動リールInfo
- Publication number
- JP2535363Y2 JP2535363Y2 JP1990117216U JP11721690U JP2535363Y2 JP 2535363 Y2 JP2535363 Y2 JP 2535363Y2 JP 1990117216 U JP1990117216 U JP 1990117216U JP 11721690 U JP11721690 U JP 11721690U JP 2535363 Y2 JP2535363 Y2 JP 2535363Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reel
- spool
- fishing line
- motor
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
本考案は魚釣用電動リールの改良に関するものであ
る。
る。
魚釣用リールのスプールをモーターと手動ハンドルの
何れでも回動して釣糸を捲上げることは例えば実開昭47
-19395号公報に見られるように既に良く知られている。
何れでも回動して釣糸を捲上げることは例えば実開昭47
-19395号公報に見られるように既に良く知られている。
しかしながら従来の方式は、モーターを装着するため
にリール本体の一方のリール側板を大きく突出形成して
該リール側板にモーターを装着しているので、リール操
作中又は運搬中に落下させたり、他物に接触させたりし
てモーターに衝撃を与え、動力伝達機構の噛合精度を低
下したり、モーターを損傷したりしてトラブル発生の原
因になり易いと共にリール全体が大型化しバランスも悪
くなり操作し辛い等の問題点がある。 このような現状に鑑み、本願考案はこれらの欠陥を改
善して小型コンパクトでかつ操作性を向上するようにし
た魚釣用電動リールを提供することを目的とするもので
ある。
にリール本体の一方のリール側板を大きく突出形成して
該リール側板にモーターを装着しているので、リール操
作中又は運搬中に落下させたり、他物に接触させたりし
てモーターに衝撃を与え、動力伝達機構の噛合精度を低
下したり、モーターを損傷したりしてトラブル発生の原
因になり易いと共にリール全体が大型化しバランスも悪
くなり操作し辛い等の問題点がある。 このような現状に鑑み、本願考案はこれらの欠陥を改
善して小型コンパクトでかつ操作性を向上するようにし
た魚釣用電動リールを提供することを目的とするもので
ある。
本考案は前記目的を達成するために、リール本体に回
転可能に支持されたスプールをモーターにより回動でき
るようにした魚釣用電動リールにおいて、リール本体の
リール側板間の上方部でかつスプール周縁部より前方に
釣糸をスプールに誘導する往復動自在の釣糸案内装置を
架設配置すると共に該釣糸案内装置の下部におけるリー
ル側板間内でかつスプールの前方に前記モーターを配設
したことを特徴とするものである。
転可能に支持されたスプールをモーターにより回動でき
るようにした魚釣用電動リールにおいて、リール本体の
リール側板間の上方部でかつスプール周縁部より前方に
釣糸をスプールに誘導する往復動自在の釣糸案内装置を
架設配置すると共に該釣糸案内装置の下部におけるリー
ル側板間内でかつスプールの前方に前記モーターを配設
したことを特徴とするものである。
本考案におけるモーターは、前端部に往復動する釣糸
案内装置を架設したりリール側板間において、スプール
前方の前記釣糸案内装置の下部でかつスプール前部のリ
ール側板間に形成されたデットスペース部分に収容配置
され、モーターの保護とリール全体のコンパクト化とバ
ランス化を同時に達成して魚釣り操作をし易くするもの
である。
案内装置を架設したりリール側板間において、スプール
前方の前記釣糸案内装置の下部でかつスプール前部のリ
ール側板間に形成されたデットスペース部分に収容配置
され、モーターの保護とリール全体のコンパクト化とバ
ランス化を同時に達成して魚釣り操作をし易くするもの
である。
本考案の実施例を図面について説明すると、両軸受型
リールのリール本体１のリール側板２・３間にはスプー
ル５を有するスプール軸４が回転自在に支持されると共
にその前端部にはスプール５に釣糸を誘導する往復動自
在の釣糸案内装置24が架設配置されている。 前記スプール軸４のリール側板２には伝達大歯車６が
一体的に回動するように設けられ、該伝達大歯車６はリ
ール側板２・３間内におけるスプール５の前方でかつ前
記釣糸案内装置の下部に取付けられた水密性のモーター
７からモーター出力軸８、モーターピニオン９を介して
回動される中間歯車10と噛合すると共に前記モーター出
力軸８のリール側板３側に釣糸繰出し時の逆転を阻止す
る一方向ベアリング11が設けられている。 またスプール軸４のリール側板３には太陽歯車12が一
体的に回動するように取付けられると共にスプール５の
側面には内側部が前記太陽歯車12に、外側部がスプール
軸４又はリール本体１に回動自在に支持された内側歯歯
車13に夫々噛合した遊星歯車14が軸支されている。 前記内側歯歯車13はスプール軸４に摺動かつ回動自在
に嵌装されたピニオン15とクラッチ機構で係脱自在に形
成されると共に前記ピニオン15は外端部ハンドル16′を
有するハンドル軸16に制動部材17で摩擦結合されたハン
ドル駆動歯車18に噛合しており、更に前記ハンドル軸16
には逆転防止機構19が固着されている。 また前記スプール５の側面の外周部には、スプール歯
車20が設けられ、該スプール歯車20はリール側板３に設
けられた中間歯車21・22・23を介して前記釣糸案内装置
24のトラバースム軸25の歯車26に連動するように連結さ
れている。 なお図中27は釣糸案内装置24の釣糸案内環、28は側板
２・３間に架設された支柱、29は給電コード、30はスイ
ッチである。 本考案の実施例は上記のように構成されているので、
給電コード29を図示されていないバッテリーに接続しス
イッチ30を入れると、モーター７の作動により、モータ
ーピニオン９、中間歯車10、伝達大歯車６を介してスプ
ール軸４は回転し、太陽歯車12を回転させる。このよう
にして太陽歯車12が回転する一方、内側歯歯車13はこれ
にクラッチ結合しているピニオン15、ハンドル駆動歯車
18、制動部材17を介して逆転防止機構19によりドラグ力
に応じて固定されているので、この内側歯歯車13と太陽
歯車12に夫々噛合している遊星歯車14は自転しながら公
転して減速されてスプール５を回転させ釣糸を捲取るも
のである。 また釣糸をハンドル軸16の手動回動により釣糸を捲取
る場合には、ハンドル軸16の回動によりハンドル駆動歯
車18、ピニオン15を介して該ピニオン15にクラッチ結合
している内側歯歯車13を回転せしめる。一方スプール軸
４は一方向ベアリング11によって逆回転が阻止されてい
るので太陽歯車12は固定状態に保持されることになりそ
の結果遊星歯車14は自転しながら公転してスプール６を
減速回転して釣糸を捲取る。 更に釣糸を繰出す場合には、クラッチ機構によってピ
ニオン15を内側歯歯車13から離脱すると、スプール軸４
は一方向ベアリング11で逆転が阻止されているので太陽
歯車12は固定状態に保持されることになり、スプール５
の逆転に伴い遊星歯車14は自転しながら公転してフリー
状態の内側歯車14を回転しながら釣糸を繰出すことがで
きる。 なおこれらの釣糸の捲取り又は繰出し時においてスプ
ール５の正逆転は、夫々スプール歯車20が中間歯車21・
22・23及び歯車26を介して釣糸案内装置24はトラバース
カム軸25を回動させ釣糸案内環27を左右に往復摺動させ
釣糸の捲取り又は放出時の釣糸を案内するものである。 このように本考案は両軸受型リールの通常のリール側
板２・３間の前端部に架設しした往復動自在の釣糸案内
装置24の下部でかつスプール５前部に形成されたデット
スペースを有効に利用してモーター７を保護配置し、リ
ール側板２・３を大型化することなく電動リールを小
型、コンパクトに形成できるようにしたものである。
リールのリール本体１のリール側板２・３間にはスプー
ル５を有するスプール軸４が回転自在に支持されると共
にその前端部にはスプール５に釣糸を誘導する往復動自
在の釣糸案内装置24が架設配置されている。 前記スプール軸４のリール側板２には伝達大歯車６が
一体的に回動するように設けられ、該伝達大歯車６はリ
ール側板２・３間内におけるスプール５の前方でかつ前
記釣糸案内装置の下部に取付けられた水密性のモーター
７からモーター出力軸８、モーターピニオン９を介して
回動される中間歯車10と噛合すると共に前記モーター出
力軸８のリール側板３側に釣糸繰出し時の逆転を阻止す
る一方向ベアリング11が設けられている。 またスプール軸４のリール側板３には太陽歯車12が一
体的に回動するように取付けられると共にスプール５の
側面には内側部が前記太陽歯車12に、外側部がスプール
軸４又はリール本体１に回動自在に支持された内側歯歯
車13に夫々噛合した遊星歯車14が軸支されている。 前記内側歯歯車13はスプール軸４に摺動かつ回動自在
に嵌装されたピニオン15とクラッチ機構で係脱自在に形
成されると共に前記ピニオン15は外端部ハンドル16′を
有するハンドル軸16に制動部材17で摩擦結合されたハン
ドル駆動歯車18に噛合しており、更に前記ハンドル軸16
には逆転防止機構19が固着されている。 また前記スプール５の側面の外周部には、スプール歯
車20が設けられ、該スプール歯車20はリール側板３に設
けられた中間歯車21・22・23を介して前記釣糸案内装置
24のトラバースム軸25の歯車26に連動するように連結さ
れている。 なお図中27は釣糸案内装置24の釣糸案内環、28は側板
２・３間に架設された支柱、29は給電コード、30はスイ
ッチである。 本考案の実施例は上記のように構成されているので、
給電コード29を図示されていないバッテリーに接続しス
イッチ30を入れると、モーター７の作動により、モータ
ーピニオン９、中間歯車10、伝達大歯車６を介してスプ
ール軸４は回転し、太陽歯車12を回転させる。このよう
にして太陽歯車12が回転する一方、内側歯歯車13はこれ
にクラッチ結合しているピニオン15、ハンドル駆動歯車
18、制動部材17を介して逆転防止機構19によりドラグ力
に応じて固定されているので、この内側歯歯車13と太陽
歯車12に夫々噛合している遊星歯車14は自転しながら公
転して減速されてスプール５を回転させ釣糸を捲取るも
のである。 また釣糸をハンドル軸16の手動回動により釣糸を捲取
る場合には、ハンドル軸16の回動によりハンドル駆動歯
車18、ピニオン15を介して該ピニオン15にクラッチ結合
している内側歯歯車13を回転せしめる。一方スプール軸
４は一方向ベアリング11によって逆回転が阻止されてい
るので太陽歯車12は固定状態に保持されることになりそ
の結果遊星歯車14は自転しながら公転してスプール６を
減速回転して釣糸を捲取る。 更に釣糸を繰出す場合には、クラッチ機構によってピ
ニオン15を内側歯歯車13から離脱すると、スプール軸４
は一方向ベアリング11で逆転が阻止されているので太陽
歯車12は固定状態に保持されることになり、スプール５
の逆転に伴い遊星歯車14は自転しながら公転してフリー
状態の内側歯車14を回転しながら釣糸を繰出すことがで
きる。 なおこれらの釣糸の捲取り又は繰出し時においてスプ
ール５の正逆転は、夫々スプール歯車20が中間歯車21・
22・23及び歯車26を介して釣糸案内装置24はトラバース
カム軸25を回動させ釣糸案内環27を左右に往復摺動させ
釣糸の捲取り又は放出時の釣糸を案内するものである。 このように本考案は両軸受型リールの通常のリール側
板２・３間の前端部に架設しした往復動自在の釣糸案内
装置24の下部でかつスプール５前部に形成されたデット
スペースを有効に利用してモーター７を保護配置し、リ
ール側板２・３を大型化することなく電動リールを小
型、コンパクトに形成できるようにしたものである。
本考案は魚釣用電動リールのモーターを両軸受型リー
ルの通常のリール側板間における往復動自在の釣糸案内
装置の下部でかつスプールの前方に配設することによ
り、魚釣り操作中及び携帯中におけるモーターを保護し
て、リールの落下や他物との衝接等によりその回転伝達
機構の精度低下やモーター故障を防止しながら同時にス
プール前方のリール側板間のデットスペースを有効に活
用してリール全体の良好なバランスの保持とリール全体
の小型コンパクト化を図り、魚釣用電動リールにおける
魚釣り操作と携帯とを容易にすることができ、しかも釣
糸から滴下する水分はモーターの加熱による出力の低下
も防止できる優れた特徴と実用性を有する。
ルの通常のリール側板間における往復動自在の釣糸案内
装置の下部でかつスプールの前方に配設することによ
り、魚釣り操作中及び携帯中におけるモーターを保護し
て、リールの落下や他物との衝接等によりその回転伝達
機構の精度低下やモーター故障を防止しながら同時にス
プール前方のリール側板間のデットスペースを有効に活
用してリール全体の良好なバランスの保持とリール全体
の小型コンパクト化を図り、魚釣用電動リールにおける
魚釣り操作と携帯とを容易にすることができ、しかも釣
糸から滴下する水分はモーターの加熱による出力の低下
も防止できる優れた特徴と実用性を有する。
第１図は本考案の平面図、第２図は同一部切欠正面図、
第３図は左側リール側板を脱した左側面図、第４図は第
１図Ａ−Ａ線断面図、第５図は右側のリール側板を一部
切欠した右側面図、第６図は第５図Ｂ−Ｂ線断面図、第
７図は第３図Ｃ−Ｃ線断面図である。 １……リール本体、２・３……リール側板、５……スプ
ール、７……モーター、24……釣糸案内装置。
第３図は左側リール側板を脱した左側面図、第４図は第
１図Ａ−Ａ線断面図、第５図は右側のリール側板を一部
切欠した右側面図、第６図は第５図Ｂ−Ｂ線断面図、第
７図は第３図Ｃ−Ｃ線断面図である。 １……リール本体、２・３……リール側板、５……スプ
ール、７……モーター、24……釣糸案内装置。
Claims (1)
- 【請求項１】リール本体に回転可能に支持されたスプー
ルをモーターにより回動できるようにした魚釣用電動リ
ールにおいて、リール本体のリール側板間の上方部でか
つスプール周縁部より前方に釣糸をスプールに誘導する
往復動自在の釣糸案内装置を架設配置すると共に該釣糸
案内装置の下部におけるリール側板間内でかつスプール
の前方に前記モーターを配設したことを特徴とする魚釣
用電動リール。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990117216U JP2535363Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 魚釣用電動リール |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990117216U JP2535363Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 魚釣用電動リール |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0474967U JPH0474967U (ja) | 1992-06-30 |
| JP2535363Y2 true JP2535363Y2 (ja) | 1997-05-14 |
Family
ID=31865099
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990117216U Expired - Lifetime JP2535363Y2 (ja) | 1990-11-09 | 1990-11-09 | 魚釣用電動リール |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2535363Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10058083B2 (en) | 2016-03-31 | 2018-08-28 | Globeride, Inc. | Electric fishing reel |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2541983Y2 (ja) * | 1992-07-06 | 1997-07-23 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用電動リール |
| JP2590882Y2 (ja) * | 1993-07-20 | 1999-02-24 | ダイワ精工株式会社 | 魚釣用電動リール |
| JP5986724B2 (ja) * | 2010-10-26 | 2016-09-06 | グローブライド株式会社 | 魚釣用電動リール |
| JP7160728B2 (ja) * | 2019-03-20 | 2022-10-25 | グローブライド株式会社 | 両軸受型リール |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4719395U (ja) * | 1971-02-27 | 1972-11-04 |
-
1990
- 1990-11-09 JP JP1990117216U patent/JP2535363Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10058083B2 (en) | 2016-03-31 | 2018-08-28 | Globeride, Inc. | Electric fishing reel |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0474967U (ja) | 1992-06-30 |
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