JP2524900Y2 - ブスバーの層間接続構造 - Google Patents

ブスバーの層間接続構造

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JP2524900Y2 JP1989006978U JP697889U JP2524900Y2 JP 2524900 Y2 JP2524900 Y2 JP 2524900Y2 JP 1989006978 U JP1989006978 U JP 1989006978U JP 697889 U JP697889 U JP 697889U JP 2524900 Y2 JP2524900 Y2 JP 2524900Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ワイヤーハーネスの相互接続などに用いら
れる電気接続箱において、その内部回路を構成するブス
バーの層間接続構造の改良に関する。
〔従来の技術〕 電気接続箱は、一般に第10図に示す如く、複数のブス
バー1と絶縁板2とを重ねてなる配線板組立体を上部ケ
ース3と下部ケース4に収納して構成される。そして、
各層のブスバー1に連成された立ち上がり(または立ち
下がり)タブ5を絶縁板2の孔2aを貫通させて、ケース
に設けたハウジング6,6′,6″……などに突出させ、図
示しないヒューズ,リレーなどの電気部品やワイヤーハ
ーネス端末のコネクタと接続させるようになっている。
7はタブ5に嵌挿される雌−雌中継端子である。
内部回路を構成するブスバー1を上下層間で互いに接
続する手段として、第11図に示す如く、一方の層のブス
バー11に第1の立上片1Aと第2の立上片1Bとの対向部分
で雌コンタクト部1Cを形成し、該部1Cに他層のブスバー
12のタブ5を嵌挿する方法がある(特開昭59−122304号
公報)。
しかし、この雌コンタクト部1Cは、第12図の展開図に
示す如く、弾性を付与するための立上片1Bの部分が他の
ブスバーの打ち抜き形成時の障害となるばかりでなく、
立上片1Aとの対向間隔を調整して一定の接触圧を保つの
が困難である。
また、別の手段として、第13図のように、上下層のブ
スバー11,12のタブ5同志を一対の弾性挾持腕8aを有す
る接続端子8で抱き合わせて接続する方法がある。
しかし、この場合には、配線板組立時の公差によっ
て、第14図aのように両タブ5,5の間隔dが開いたり、
一方のタブ5に傾きが生じたりするため、第14図bのよ
うに両タブ5,5を常に密着した状態で組み立てるのは困
難である。従って、間隔dが大きい場合には、接続がで
きなかったり、弾性挾持腕8aの弾性限界を越え、安定な
接続が得られない場合がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案の課題は、上記の問題点を解消し、接続端子8
のような別部品が不要で、配線板組立時の寸法公差を吸
収し、上下層間のブスバーを安定した状態で接続し、し
かもブスバー打ち抜き形成時の歩留を高めることができ
るブスバーの層間接続構造を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記の課題を達成するため、本考案にあっては、一方
の層のブスバーにタブを連成し、他方の層のブスバーに
該タブを挿入する長孔を設け、タブまたは長孔側の何れ
か一方に弾性部材を設けて適宜の接触圧を有して接続す
ることができるようにした。
以下、上記構成を実施例を示す図面を参照して具体的
に説明する。
〔実施例〕
第1図において、111,112,113は第1層のブスバ
ー、121,122は第2層のブスバー、13,14は第1,第2層
の絶縁板を示す。
第1層のブスバー111および112は端部にそれぞれ下向
きの弾性タブ15′を有する。2本の弾性タブ15′は第1
層絶縁板13の孔16を貫通して第2層のブスバー121,122
の長孔17に圧入接続され、ブスバーの層間接続が行われ
ている。
第2図は圧入接続部分の拡大斜視図、第3図は弾性タ
ブの横断図面を示す。
すなわち、ブスバー111の弾性タブ15′は、断面が弧
状に屈曲して形成されている。そして、弾性タブ15′の
屈曲巾T(第3図参照)は長孔17の長手方向と交叉する
方向の巾Dよりも大きく形成してある。なお、弾性タブ
15′の先端には両側にテーパー部15b′を設けることに
より屈曲巾が上記の巾よりも小さい絞り15a′を形成し
てあり、該テーパー部15b′により屈曲巾が徐々に増加
する。
〔作用〕
第4図に示すように、弾性タブ15′を長孔17に挿入す
ると、弧状断面の弾性タブ15′は長孔17により拡開する
方法に撓む。この撓み量2δにより、弾性タブ15′に反
発弾性が生じ、長孔17の長手方向と交叉する方向の両端
縁17a,17aに対し適切な接触圧が確保され、安定な電気
的接続を行うことができる。また、長孔17の長さを弾性
タブ15′の巾に比べて十分長くとることができるので、
配線板組立時の寸法公差も容易に吸収できる。
弾性タブ15′に上記のような反発弾性を付与するため
には、断面弧状に屈曲させる以外に、ゆるやかなS字
状,W字状、ヘ字状などに屈曲させてもよい。
なお、弾性タブ15′の折り曲げ高さhは弾性タブ15′
の反発弾性とは殆ど関係がなく、高低自由にとることが
できる。
〔他の実施例〕
第5図および第6図は、ブスバーの長孔側に弾性部材
を設けた例を示す。
すなわち、下層のブスバー12の長手方向と交叉する方
向の一側縁に側端部15aが該ブスバー12の長手方向に向
いた状態のタブ15を立設すると共に該タブ15に近接(長
さl)して突片18を設ける。
一方、上層のブスバー11の端末部分における弾性端部
11aの内方にブスバー11の長手方向に向いた長孔17′を
設けると共に、長孔17′における弾性端部11a側の端縁
に長孔17′内に臨んだ弾性舌片19を形成する。
なお、弾性端部11aの長さl′は、上記の長さlと
l′>lの関係にあり、また長孔17′における弾性舌片
19の先端19aから長孔17′における対向する端縁17a′ま
での長さはタブ15の巾よりも短く形成する。
この場合には、タブ15の長孔17′への挿入と同時に突
片18がブスバー11の弾性端部11aを押し上げ、該弾性端
部11aが上方に撓む。
第6図に示すように、突片18の押上力をWとすれば、
弾性舌片19の先端19aにはW×lとほぼ等しい力が生
じ、この力でタブ15を長孔17′の対向する縁端17a′と
弾性舌片19とで挾持することになる。この挾持力は突片
18の高さを変えることにより調整することができる。
第7図は第5図の変形例を示す。
下層のブスバー12のタブ15が上層のブスバー11の長手
方向と直交している場合であって、ブスバー11には巾広
部20を形成し、該巾広部20にブスバー11の長手方向と交
叉する方向の長孔17″を設けたものである。また、絶縁
板13には前記ブスバー12の突片18に代わる突起18′を設
けてあり、要するに、ブスバー11に直接的に又は間接的
に対向する部材にブスバー11の弾性端部11aを押し上げ
る突出部を設ける。
この場合も第5図,第6図と同様の効果が得られる
が、タブ15の側面15bが長孔17″の端縁17a″に対して面
接触する点で前者よりも一層安定したな電気的接続が得
られる。
第8図および第9図は本考案の別の実施例を示す。
すなわち、上層のブスバー11の端末部分において、ブ
スバー11の長手方向に向いた長孔17′を形成すると共
に、該ブスバー11における長孔17′の長手方向の外側に
弯曲部21aを介して該長孔17′側に折り返した弾性接触
片21を形成し、長孔17′の長手方向の内側、即ち弾性接
触片21とは反対側にタブ15のガタ防止片22をブスバー11
の側縁から一体に傾けて設けたものである。
長孔17′に挿入された下層のブスバー12のタブ15は、
ガタ防止片22と弾性接触片21により挾持され、同様に安
定した電気的接続が得られる。
長孔17′の長さをタブ15の巾よりも十分大きくして
も、弾性接触片21の接触端21bが長孔17′の半ばに臨む
ようにしておけば、長孔17′に対するタブ15の挿入時に
おいて弾性接触片21の接触端21bがタブ15の側端部15aに
圧接して、強い接触圧が得られる。また、上下層ブスバ
ーを組み立てる際の寸法公差も容易に吸収することがで
きる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案のブスバーの層間接続構
造では、一方のブスバーのタブまたは他方のブスバーの
長孔側に適切な接触圧が得られる弾性部材を設けたの
で、別部分を使用する必要がなく、配線板組立時の寸法
公差も吸収して安定した電気的接続を行うことができ、
弾性部材の構造も簡単であり、ブスバーの打ち抜き歩留
を高めることができる。
また、タブ屈曲巾が長孔の巾よりも大きくなるように
屈曲させて弾性部材とする場合には、タブの先端両側に
テーパー部を設けることにより屈曲巾が長孔の巾よりも
小さい絞りを形成しているので、タブを長孔に対して容
易に圧入することができると共に十分な接触圧を得るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の接続構造の一実施例を示す全体斜視
図、 第2図は同上の接続部分の拡大斜視図、 第3図は同上のタブの横断面図、 第4図は同上の作用状態の説明図、 第5図は本考案の他の実施例を示す要部の斜視図、 第6図は同上の作用状態を示す断面図、 第7図は第5図の変形例を示す要部の斜視図、 第8図および第9図は本考案の別の実施例を示す要部の
斜視図と作用状態を示す断面図、 第10図は従来の電気接続箱の分解斜視図、 第11図は従来の層間接続構造を示す要部の斜視図、 第12図は同上の雌コンタクト部の展開図、 第13図は従来の別の層間接続構造を示す要部の斜視図、 第14図a,bはそれぞれ同上の作用状態を示す断面図であ
る。 11,111〜113……上層(第1層)のブスバー、11a……弾
性端部、12,121,122……下層(第2層)のブスバー、1
3,14……第1,第2層の絶縁板、15′……弾性タブ、15
a′……絞り、15b′……テーパー部、15……タブ、15a
……側端部、17,17′,17″……長孔、17a′……端縁、1
8……突片、18′……突起、19……弾性舌片、21……弾
性接触片、21a……弯曲部、21b……接触端。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−6587(JP,U) 実公 昭56−11747(JP,Y2) 実公 昭53−2866(JP,Y2)

Claims (3)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の層のブスバーに屈曲された弾性タブ
    を連成し、他方の層のブスバーに長孔を設け、該弾性タ
    ブの屈曲巾が該長孔の長手方向と交叉する方向の巾より
    も大きくなるように屈曲させると共に、該弾性タブの先
    端両側にテーパー部を設けることにより該屈曲巾が該長
    孔の該長手方向と交叉する方向の巾よりも小さくなる絞
    りを形成し、該弾性タブを該絞りを介して該長孔内に圧
    入することを特徴とするブスバーの層間接続構造。
  2. 【請求項2】一方の層のブスバーにタブを連成し、他方
    の層のブスバーの端末部分における弾性端部の内側に長
    孔を設けると共に、該長孔における該弾性端部側の一方
    の端縁に該長孔に臨んだ弾性舌片を設け、該タブの該長
    孔への挿入時に該弾性端部を該他方の層のブスバーに対
    向する部材に設けた突出部分により撓ませて、該タブを
    該長孔における他方の端縁と弾性舌片との間に挟持させ
    ることを特徴とするブスバーの層間接続構造。
  3. 【請求項3】一方の層のブスバーにタブを連成し、他方
    の層のブスバーの端末部分における弯曲部を介して折り
    返した弾性接触片の内側に該ブスバーの長手方向に向け
    た長孔を設けると共に、該弾性接触片の接触端を該長孔
    に臨ませ、該長孔に挿入した該タブの側端部に該弾性接
    触片の接触端を圧接させることを特徴とするブスバーの
    層間接続構造。
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