JP2524433Y2 - 軸体先端部の出没機構 - Google Patents

軸体先端部の出没機構

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JP2524433Y2
JP2524433Y2 JP9561191U JP9561191U JP2524433Y2 JP 2524433 Y2 JP2524433 Y2 JP 2524433Y2 JP 9561191 U JP9561191 U JP 9561191U JP 9561191 U JP9561191 U JP 9561191U JP 2524433 Y2 JP2524433 Y2 JP 2524433Y2
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JP
Japan
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outer cylinder
clip
shaft
space
base
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JP9561191U
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JPH0544584U (ja
Inventor
和雄 五味
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kotobuki and Co Ltd
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Kotobuki and Co Ltd
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Publication date
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  • Clips For Writing Implements (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はクリップの出没操作に対
応して軸体の先端部を外筒の先端より弾性体に抗して又
はその弾性力により出没させるカム機構を外筒内に設け
た軸体先端部の出没機構に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は軸体先端部の出没機構を既に
実開平1−153289号公報に開示した。図2は従来
機構の1例の構成を示す縦断面図である。この従来機構
は、外筒1に長孔2を設け、この長孔2の前,後部に、
出没操作されるクリップ3のベース部9に設けた前,後
方係合部10a,10bを係合し、該ベース部9に係合
孔11を設け、クリップ3の出没操作に対応して軸体4
の先端部7を外筒1の先端より弾性体6に抗し又はその
弾性力により出没させるカム機構8を外筒1内に設けて
なり、該カム機構8は、上記前方係合部10aが摺接し
後方に行くに従って低くなる前方傾斜面12と、この前
方傾斜面12の後部に設けられ前方係合部10aが係止
する係止部13と、上記係合孔11に係合し後方に行く
に従って低くなる後方傾斜面14とを有する構成となっ
ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし上記従来例にあ
っては、クリップ3の出没操作が1箇所でなく、図2の
矢印で示すようにクリップ先端側と基端側の2箇所にな
るので、操作性が悪くなるという課題がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案機構は上記の課題
を解決するため、図1に示すように外筒1に長孔2を設
け、この長孔2の前,後部に出没操作されるクリップ3
のベース部9に設けた前,後方係合部10a,10bを
係合し、該ベース部9に空間部11を設け、該前方係合
部10a及び空間部11の後縁部がそれぞれ摺接し後方
に行くに従って低くなる前,後方傾斜面12,14を有
し、クリップ3の出没操作に対応して軸体4の先端部7
を外筒1の先端より弾性体6に抗し又はその弾性力によ
り出没させるカム機構8を外筒1内に設けてなる軸体先
端部の出没機構において、該後方傾斜面14に摺接する
空間部11の後端部に突部11Aを設け、該後方傾斜面
14の後部に、該突部11Aが係止する係止部13を設
け、かつ上記ベース部9の下面に支点9Aを設けてな
る。
【0005】
【作用】クリップ3の基端側を矢印で示す箇所で押す
と、ベース部9の前方係合部10a及び空間部11の突
部11Aがそれぞれカム機構8の前,後方傾斜面12,
14に摺接しながらカム機構8及び軸体4が弾性体6の
弾性力に抗して前方へ移動され、軸体4の先端部7が外
筒1の先端より突出される。この時、空間部11の突部
11Aがカム機構8の係止部13に係止され、突出状態
を維持することになる。
【0006】又,軸体4の先端部7を収納するときに
は、クリップ3の基端側を矢印で示す箇所で押すと、ク
リップ3の支点9Aによるテコ運動により空間部11の
突部11Aとカム機構8の係止部13との係止が解か
れ、ベース部9の前方係合部10a及び空間部11の突
部11Aがそれぞれカム機構8の前,後方傾斜面12,
14に摺接しながら軸体4及びカム機構8が弾性体6の
弾性力により後方へ移動され、軸体4の先端部7が外筒
1の先端より引っ込むことになる。
【0007】
【実施例】図1は本考案機構の1実施例の構成を示す縦
断面図である。図1において1は外筒、5は先具、4は
外筒1内に挿設した軸体で、バネ6のバネ力により後方
へ付勢されている。軸体4は、例えば水性ボールペンカ
ートリッジで、7はそのボールペン先である。外筒1の
後部には軸方向の長孔2が形成され、この長孔2の前,
後部には出没操作されるクリップ3のベース部9に設け
た前,後方係合部10a,10bが係合されており、ベ
ース部9には空間部11が設けられている。
【0008】前方係合部10a及び空間部11の後縁部
がそれぞれ摺接し後方に行くに従って低くなる前,後方
傾斜面12,14を有し,クリップ3の出没操作に対応
して水性ボールペン用カートリンジ4のボールペン先7
を外筒1の先端よりバネ6に抗し又はそのバネ力により
出没させるカム機構8が水性ボールペンカートリッジ4
の後方に収められている。
【0009】後方傾斜面14に摺接する空間部11の後
縁部に突部11Aが設けられ、該後方傾斜面14の後部
には該突部11Aが係止する係止部13が設けられてお
り、かつベース部9の後部下面には支点9Aが設けられ
ている。
【0010】上記の構成において、クリップ3の基端側
を矢印で示す箇所で押すと、ベース部9の前方係合部1
0a及び空間部11の突部11Aがそれぞれカム機構8
の前,後方傾斜面12,14に摺接しながらカム機構8
及び水性ボールペンカートリッジ4がバネ6のバネ力に
抗して前方へ移動され、水性ボールペンカートリッジ4
のボールペン先7が外筒1の先端より突出される。この
時、空間部11の突部11Aがカム機構8の係止部13
に係止され、突出状態を維持することになり、筆記に供
することができる。
【0011】又,水性ボールペンカートリッジ4のボー
ルペン先7を収納するときには、クリップ3の基端側を
矢印で示す箇所で押すと、クリップ3の支点9Aによる
テコ運動により空間部11の突部11Aとカム機構8の
係止部13との係止が解かれ、ベース部9の前方係合部
10a及び空間部11の突部11Aがそれぞれカム機構
8の前,後方傾斜面12,14に摺接しながら水性ボー
ルペンカートリッジ4及びカム機構8がバネ6のバネ力
により後方へ移動され、水性ボールペンカートリッジ4
のボールペン先7が外筒1の先端より引っ込むことにな
る。
【0012】かくしてクリップ3のベース部9に設けた
前方係合部10a及び空間部11の後縁部がそれぞれ摺
接し後方に行くに従って低くなる前,後方傾斜面12,
14を有し、クリップ3の出没操作に対応して水性ボー
ルペン用カートリッジ4のボールペン先7を外筒1の先
端より出没させるカム機構8の後方傾斜面14に摺接す
る空間部11の後縁部に突部11Aを設け、該後方傾斜
面14の後部に該突部11Aが係止する係止部13を設
け、かつベース部9の後部下面に支点9Aを設けること
により、クリップ3の出没操作が基端側の1箇所にでき
るため、操作性が向上することになる。
【0013】
【考案の効果】上述のように本考案によれば、クリップ
3の出没操作に対応して軸体4の先端部7を外筒1の先
端より出没させるカム機構8の後方傾斜面14に摺接す
るクリップベース部9の空間部11の後縁部に突部11
Aを設け、後方傾斜面14の後部に突部11Aが係止す
る係止部13を設け、ベース部9の下面に支点9Aを設
けることにより、クリップ3の出没操作がクリップ基端
側の1箇所にできるため、操作性を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案機構の1実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
【図2】従来機構の1例の構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 外筒 2 長孔 3 クリップ 4 軸体(水平ボールペン用カートリッジ) 6 弾性体(バネ) 7 先端部(ボールペン先) 8 カム機構 9 ベース部 9A 支点 10a 前方係合部 10b 後方係合部 11 空間部 11A 突部 12 前方傾斜面 13 係止部 14 後方傾斜面

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外筒(1)に長孔(2)を設け、この長
    孔(2)の前,後部に出没操作されるクリップ(3)の
    ベース部(9)に設けた前,後方係合部(10a,10
    b)を係合し、該ベース部(9)に空間部(11)を設
    け、該前方係合部(10a)及び空間部(11)の後縁
    部がそれぞれ摺接し後方に行くに従って低くなる前,後
    方傾斜面(12,14)を有し、クリップ(3)の出没
    操作に対応して軸体(4)の先端部(7)を外筒(1)
    の先端より弾性体(6)に抗し又はその弾性力により出
    没させるカム機構(8)を外筒(1)内に設けてなる軸
    体先端部の出没機構において、該後方傾斜面(14)に
    摺接する空間部(11)の後端部に突部(11A)を設
    け、該後方傾斜面(14)の後部に、該突部(11A)
    が係止する係止部(13)を設け、かつ上記ベース部
    (9)の下面に支点(9A)を設けてなる軸体先端部の
    出没機構。
JP9561191U 1991-11-21 1991-11-21 軸体先端部の出没機構 Expired - Lifetime JP2524433Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0544584U JPH0544584U (ja) 1993-06-15
JP2524433Y2 true JP2524433Y2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=14142348

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003063193A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Zebra Pen Corp 出没式筆記具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003063193A (ja) * 2001-08-28 2003-03-05 Zebra Pen Corp 出没式筆記具

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Publication number Publication date
JPH0544584U (ja) 1993-06-15

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