JPH0544584U - 軸体先端部の出没機構 - Google Patents
軸体先端部の出没機構Info
- Publication number
- JPH0544584U JPH0544584U JP9561191U JP9561191U JPH0544584U JP H0544584 U JPH0544584 U JP H0544584U JP 9561191 U JP9561191 U JP 9561191U JP 9561191 U JP9561191 U JP 9561191U JP H0544584 U JPH0544584 U JP H0544584U
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- JP
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- clip
- retracting
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- Clips For Writing Implements (AREA)
- Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クリップの出没操作を1箇所とし、操作性を
向上する。 【構成】 クリップ3の出没操作に対応して軸体4の先
端部7を外筒1の先端より出没させるカム機構8の後方
傾斜面14に摺接するクリップベース部9の空間部11
の後縁部に突部11Aを設け、後方傾斜面14の後部に
突部11Aが係止する係止部13を設け、ベース部9の
下面に支点9Aを設ける。
向上する。 【構成】 クリップ3の出没操作に対応して軸体4の先
端部7を外筒1の先端より出没させるカム機構8の後方
傾斜面14に摺接するクリップベース部9の空間部11
の後縁部に突部11Aを設け、後方傾斜面14の後部に
突部11Aが係止する係止部13を設け、ベース部9の
下面に支点9Aを設ける。
Description
【0001】
本考案はクリップの出没操作に対応して軸体の先端部を外筒の先端より弾性体 に抗して又はその弾性力により出没させるカム機構を外筒内に設けた軸体先端部 の出没機構に関する。
【0002】
本出願人は軸体先端部の出没機構を既に実開平1−153289号公報に開示 した。図2は従来機構の1例の構成を示す縦断面図である。 この従来機構は、外筒1に長孔2を設け、この長孔2の前,後部に、出没操作 されるクリップ3のベース部9に設けた前,後方係合部10a,10bを係合し 、該ベース部9に係合孔11を設け、クリップ3の出没操作に対応して軸体4の 先端部7を外筒1の先端より弾性体6に抗し又はその弾性力により出没させるカ ム機構8を外筒1内に設けてなり、該カム機構8は、上記前方係合部10aが摺 接し後方に行くに従って低くなる前方傾斜面12と、この前方傾斜面12の後部 に設けられ前方係合部10aが係止する係止部13と、上記係合孔11に係合し 後方に行くに従って低くなる後方傾斜面14とを有する構成となっている。
【0003】
しかし上記従来例にあっては、クリップ3の出没操作が1箇所でなく、図2の 矢印で示すようにクリップ先端側と基端側の2箇所になるので、操作性が悪くな るという課題がある。
【0004】
本考案機構は上記の課題を解決するため、図1に示すように外筒1に長孔2を 設け、この長孔2の前,後部に出没操作されるクリップ3のベース部9に設けた 前,後方係合部10a,10bを係合し、該ベース部9に空間部11を設け、該 前方係合部10a及び空間部11の後縁部がそれぞれ摺接し後方に行くに従って 低くなる前,後方傾斜面12,14を有し、クリップ3の出没操作に対応して軸 体4の先端部7を外筒1の先端より弾性体6に抗し又はその弾性力により出没さ せるカム機構8を外筒1内に設けてなる軸体先端部の出没機構において、該後方 傾斜面14に摺接する空間部11の後端部に突部11Aを設け、該後方傾斜面1 4の後部に、該突部11Aが係止する係止部13を設け、かつ上記ベース部9の 下面に支点9Aを設けてなる。
【0005】
クリップ3の基端側を矢印で示す箇所で押すと、ベース部9の前方係合部10 a及び空間部11の突部11Aがそれぞれカム機構8の前,後方傾斜面12,1 4に摺接しながらカム機構8及び軸体4が弾性体6の弾性力に抗して前方へ移動 され、軸体4の先端部7が外筒1の先端より突出される。この時、空間部11の 突部11Aがカム機構8の係止部13に係止され、突出状態を維持することにな る。
【0006】 又,軸体4の先端部7を収納するときには、クリップ3の基端側を矢印で示す 箇所で押すと、クリップ3の支点9Aによるテコ運動により空間部11の突部1 1Aとカム機構8の係止部13との係止が解かれ、ベース部9の前方係合部10 a及び空間部11の突部11Aがそれぞれカム機構8の前,後方傾斜面12,1 4に摺接しながら軸体4及びカム機構8が弾性体6の弾性力により後方へ移動さ れ、軸体4の先端部7が外筒1の先端より引っ込むことになる。
【0007】
図1は本考案機構の1実施例の構成を示す縦断面図である。 図1において1は外筒、5は先具、4は外筒1内に挿設した軸体で、バネ6の バネ力により後方へ付勢されている。 軸体4は、例えば水性ボールペンカートリッジで、7はそのボールペン先であ る。外筒1の後部には軸方向の長孔2が形成され、この長孔2の前,後部には出 没操作されるクリップ3のベース部9に設けた前,後方係合部10a,10bが 係合されており、ベース部9には空間部11が設けられている。
【0008】 前方係合部10a及び空間部11の後縁部がそれぞれ摺接し後方に行くに従っ て低くなる前,後方傾斜面12,14を有し,クリップ3の出没操作に対応して 水性ボールペン用カートリンジ4のボールペン先7を外筒1の先端よりバネ6に 抗し又はそのバネ力により出没させるカム機構8が水性ボールペンカートリッジ 4の後方に収められている。
【0009】 後方傾斜面14に摺接する空間部11の後縁部に突部11Aが設けられ、該後 方傾斜面14の後部には該突部11Aが係止する係止部13が設けられており、 かつベース部9の後部下面には支点9Aが設けられている。
【0010】 上記の構成において、クリップ3の基端側を矢印で示す箇所で押すと、ベース 部9の前方係合部10a及び空間部11の突部11Aがそれぞれカム機構8の前 ,後方傾斜面12,14に摺接しながらカム機構8及び水性ボールペンカートリ ッジ4がバネ6のバネ力に抗して前方へ移動され、水性ボールペンカートリッジ 4のボールペン先7が外筒1の先端より突出される。この時、空間部11の突部 11Aがカム機構8の係止部13に係止され、突出状態を維持することになり、 筆記に供することができる。
【0011】 又,水性ボールペンカートリッジ4のボールペン先7を収納するときには、ク リップ3の基端側を矢印で示す箇所で押すと、クリップ3の支点9Aによるテコ 運動により空間部11の突部11Aとカム機構8の係止部13との係止が解かれ 、ベース部9の前方係合部10a及び空間部11の突部11Aがそれぞれカム機 構8の前,後方傾斜面12,14に摺接しながら水性ボールペンカートリッジ4 及びカム機構8がバネ6のバネ力により後方へ移動され、水性ボールペンカート リッジ4のボールペン先7が外筒1の先端より引っ込むことになる。
【0012】 かくしてクリップ3のベース部9に設けた前方係合部10a及び空間部11の 後縁部がそれぞれ摺接し後方に行くに従って低くなる前,後方傾斜面12,14 を有し、クリップ3の出没操作に対応して水性ボールペン用カートリッジ4のボ ールペン先7を外筒1の先端より出没させるカム機構8の後方傾斜面14に摺接 する空間部11の後縁部に突部11Aを設け、該後方傾斜面14の後部に該突部 11Aが係止する係止部13を設け、かつベース部9の後部下面に支点9Aを設 けることにより、クリップ3の出没操作が基端側の1箇所にできるため、操作性 が向上することになる。
【0013】
上述のように本考案によれば、クリップ3の出没操作に対応して軸体4の先端 部7を外筒1の先端より出没させるカム機構8の後方傾斜面14に摺接するクリ ップベース部9の空間部11の後縁部に突部11Aを設け、後方傾斜面14の後 部に突部11Aが係止する係止部13を設け、ベース部9の下面に支点9Aを設 けることにより、クリップ3の出没操作がクリップ基端側の1箇所にできるため 、操作性を向上することができる。
【図1】本考案機構の1実施例の構成を示す縦断面図で
ある。
ある。
【図2】従来機構の1例の構成を示す縦断面図である。
1 外筒 2 長孔 3 クリップ 4 軸体(水平ボールペン用カートリッジ) 6 弾性体(バネ) 7 先端部(ボールペン先) 8 カム機構 9 ベース部 9A 支点 10a 前方係合部 10b 後方係合部 11 空間部 11A 突部 12 前方傾斜面 13 係止部 14 後方傾斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 外筒(1)に長孔(2)を設け、この長
孔(2)の前,後部に出没操作されるクリップ(3)の
ベース部(9)に設けた前,後方係合部(10a,10
b)を係合し、該ベース部(9)に空間部(11)を設
け、該前方係合部(10a)及び空間部(11)の後縁
部がそれぞれ摺接し後方に行くに従って低くなる前,後
方傾斜面(12,14)を有し、クリップ(3)の出没
操作に対応して軸体(4)の先端部(7)を外筒(1)
の先端より弾性体(6)に抗し又はその弾性力により出
没させるカム機構(8)を外筒(1)内に設けてなる軸
体先端部の出没機構において、該後方傾斜面(14)に
摺接する空間部(11)の後端部に突部(11A)を設
け、該後方傾斜面(14)の後部に、該突部(11A)
が係止する係止部(13)を設け、かつ上記ベース部
(9)の下面に支点(9A)を設けてなる軸体先端部の
出没機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9561191U JP2524433Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 軸体先端部の出没機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9561191U JP2524433Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 軸体先端部の出没機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0544584U true JPH0544584U (ja) | 1993-06-15 |
JP2524433Y2 JP2524433Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=14142348
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9561191U Expired - Lifetime JP2524433Y2 (ja) | 1991-11-21 | 1991-11-21 | 軸体先端部の出没機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2524433Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3448286B2 (ja) * | 2001-08-28 | 2003-09-22 | ゼブラ株式会社 | 出没式筆記具 |
-
1991
- 1991-11-21 JP JP9561191U patent/JP2524433Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2524433Y2 (ja) | 1997-01-29 |
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