JP4855341B2 - ノック式筆記具 - Google Patents

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本発明は、カム溝、固定カム、回転カムとおよびノック体で構成されたノック式繰出機構を有したノック式筆記具に関する。
従来より、軸筒内にばねにより後方に付勢して収容した筆記体の筆記先端部を、軸筒に設けた、カム溝と、該カム溝に沿って前後に摺動可能に配設した先端に凹凸状のカムを有した固定カムと、前記カムに噛合うカム受け部を有した回転カムと、固定カムを押圧するためのノック体で構成されたノック式繰出機構により、軸筒の先端開口部より出没させてなるノック式筆記具は知られている。こうしたノック式筆記具においては、ノック体を押圧すると、ノック体に押圧された固定カムがカム溝に沿って前進し、回転カムも固定カムに連動して前進し、回転カムに直接的にまたは間接的に連接した筆記体も連動して前進して筆記先端部を軸筒の先端開口部から突出する。回転カムは回転してカム溝の係止部に係止して後退を抑制されるので、筆記先端部は軸筒の先端開口部から突出した状態を維持する。筆記先端部を軸筒内に没入させるには、再度ノック体を押圧して回転カムを若干前進させて回転させ、回転カムのカム溝の係止部との係止を解除する。ばねにより後端側へ付勢された筆記体を介して回転カムおよび固定カムは後方へ押圧されるので後退し、筆記体も後退して筆記先端部を軸筒内に没入する。
ノック体を押圧して筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部より突出した際には、前記したように回転カムはカム溝の先端に設けた係止部に係止するので、回転カムは後退することなく前進位置を維持するが、ノック体および固定カムは回転カムから離れて後退可能となり、元の位置に復帰する。そのために、ノック体および固定カムは、前進した回転カムと元の位置との間で前後動可能となり「ノック体のがたつき」という問題を有している。
前者の「ノック体のがたつき」を解消するものとして、回転カムとノック体との間に戻しスプリングを配設する技術は知られている。しかし、こうした技術では、ノック体が押圧されて、軸筒内に収容された筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態でもノック体は元の位置に戻っているので、例えば筆記具を衣服等のポケットに挿着した際には、ポケットから露出した筆記具の頭部を見ただけでは、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態であるか没入した状態であるかの判別ができない。ポケットに挿着した状態で誤ってノック体を押圧してしまうと、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態のままとなり、筆記先端部がポケット等の布地に接触し、筆記体に充填されたインキが布地等に染み渡り、衣類等をインキで汚してしまうおそれがある。
また、こうしたカム溝、回転カム、固定カムおよびノック体とで構成される繰出機構を有したノック式筆記具においては、筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部から突出させるためにノック体を押圧すると、前記したように回転カムは前進して回転し、筆記体を後方に付勢するばねにより回転カムは後退してカム溝に係止しているカム受け部をカム溝の係止部に係止する。その際に、カム受け部の係止部への衝接音が発生する。また、筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部に没入させるためにノック体を押圧すると、回転カムは前進してカム受け部のカム溝の係止部への係止を解除し、筆記体を後方に付勢するばねにより、回転カムも後退して元の位置に待機している固定カムやノック体にあるいは回転カムと連動して固定カムとノック体も後退し、カム溝を形成するカム溝の後端壁面に固定カムやノック体が衝接し、その際に衝接音が発生する。
前記したようなノック体の操作時に発生するノック音は、回転カムの後退時における他の部材との衝接時に発生するものなので、ノック音を軽減するには、回転カムの後退時の勢いを和らげてやれば良く、回転カムを後退させる力は筆記体を後方に付勢するばねの弾発力に左右されるので前記ばねの弾発力を低減すれば良いが、そうすると、ノック体を少し触れただけで、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部から突出してしまうという問題が起こってしまう。
最近、ノック式筆記具において、この種のノック体の操作時の回転カムにより発生するいわゆるノック音を静音にするとともに、「ノック体のがたつき」から発生するガタ付き音を解決する技術が、特開2007−83498号公報により提案されている。しかし、開示された「ノック体のがたつき」を防止するための構造は、回転子3または該軸体4からのノック体1または軸筒10の後端部に亘って上記リターンスプリング9よりも付勢力の弱いスプリング5を介することにより、ノック体1を後方へ付勢して、筆記体8の突出時にノック体1のフリー状態をなくしてがたつきを防止するもので(段落0017に記載)、前記したように、こうした構造では、筆記具を衣服等のポケットに挿着した際には、ポケットから露出した筆記具の頭部を見ただけでは、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態であるか没入した状態であるかの判別ができない。
特開2007−83498号公報
本発明は、軸筒内にばねにより後方に付勢して収容した筆記体の筆記先端部を、軸筒に設けた、軸筒の内壁面に形成したカム溝と、該カム溝に沿って前後に摺動可能に配設した先端に凹凸状のカムを有した固定カムと前記カムに噛合うカム受け部を有した回転カムと、固定カムを押圧するためのノック体で構成されたノック式繰出機構により、軸筒の先端開口部より出没させるノック式筆記具において、簡単な構造で、筆記時における「ノック体のがたつき」を解消するとともに衣服等のポケットに挿着した際に、筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部より突出した状態であることが、ノック体の軸筒からの突出量を見ただけで判別できるようにし、かつ、ノック体の操作時における回転カムにより発生するノック音を低減したノック式筆記具を提案するものである。
本発明は、
「1.軸筒内にばねにより後方に付勢して収容した筆記体の筆記先端部を、軸筒に設けた、カム溝と、該カム溝に沿って前後に摺動可能に配設した先端に凹凸状のカムを有した固定カムと、前記カムに噛合うカム受け部を有した回転カムと、固定カムを押圧するためのノック体で構成されたノック式繰出機構により、軸筒の先端開口部より出没させるノック式筆記具であって、前記ノック体を、棒状軸部と該棒状軸部の外径より大径な外径を有するノック部とで構成し、棒状軸部を固定カムおよび回転カム内に摺動可能に挿通し、ノック部を固定カムの後方に位置させて少なくともノック部の一部が軸筒の後端から外方に突出するように配設するとともに、回転カムより前方の位置の棒状軸部にばね受け部を設け、該ばね受け部を筆記体の後端部に連接し、一端をばね受け部に他端を回転カムの内壁面に当接して筆記体を後方へ付勢するばねの弾発力より弱い弾発力となる第2のばねを配設し、筆記体を介して後方に押圧されたばね受け部を回転カムに当接し、ノック部の前端面と固定カムの後端面とを離間させ、ノック体へのノック操作により、ノック部の前端面が固定カムの後端面に当接するとともにばね受け部が回転カムから離間した状態で、ノック体が固定カムおよび回転カムを前進させることを特徴とするノック式筆記具。」
である。
本発明のノック式筆記具においては、ノック体の先端部に設けたばね受け部がばねにより後方へ付勢された筆記体の後端部に連接するが、連接とは、筆記体の後端面とばね受け部の前端面が当接した状態、または筆記体の後端部をばね受け部に嵌合孔を設け該嵌合孔に筆記体の後端部を嵌合した状態や、筆記体の開口後端部にばね受け部に形成した突出部を係合した状態等、繋がった状態をいうものである。従って、ノック体も筆記体を介して常時後方に付勢されているが、ばね受け部が回転カムに当接することで、ノック体の後方への摺動は規制されている。
また、ノック部の前端面と固定カムの後端面とを離間させてノック体を配設する必要があるが、その理由は次のようなことからである。筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部より出没させるためには、ノック体を押圧して、固定カムと回転カムを前進させ、回転カムを固定カムに対して回転させる必要がある。従来のノック式筆記具においては、前進した回転カムがカム溝から離間すると、後方へ付勢された筆記体を介して回転カムが後方に押圧されるので、固定カムに設けたカムと回転カムに設けた前記カムに噛合うカム受け部とカム溝の先端の傾斜面との関係から、回転カムは固定カムに対して回転する。本発明のノック式筆記具においては、前記したような問題を解決するために、筆記体を後方へ付勢するばねの影響を受けずに、前記ばねの弾発力より弱い弾発力の第2のばねにより回転させるためで、ノック部の前端面と固定カムの後端面とを離間することで、ノック体を押圧すると、先ず、ノック部の前端面と固定カムの後端面とが当接するとともにばね受け部が回転カムより離間した状態で固定カムと回転カムは前進し、前進した回転カムがカム溝から離間すると、第2のばねの弾発力により回転カムが後方に押圧され、筆記体を後方へ付勢するばねの影響を受けることなく、従来の構造と同様な作用により回転カムは固定カムに対して回転させることができるからである。
本発明のノック式筆記具は前記したような構造なので、ノック体の操作時以外は、後方へ付勢された筆記体の後端部にノック体に設けたばね受け部が連接しており、ばね受け部は後方に押圧された状態で回転カムに当接しているので、ノック体が軸筒内を前後に摺動することがなく前後にがたつくことはない。また、筆記体の筆記先端部の軸筒の先端開口部からの突出時は、回転カムはカム溝に係止して後退不能となっており、ノック体に設けたばね受け部が回転カムに当接しているのでノック体は前進した状態で維持され、ノック体の状態を見れば、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態か没入した状態かが判別できる。
また、筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部から出没させるには、回転カムを前進させた後に、回転カムを回転させるとともに後退させて、回転カムのカム受け部をカム溝の係止部へ係止したり係止を解除したりする必要があるが、回転カムの後退は、従来のノック式筆記具のように筆記体を後方に付勢するためのばねの弾発力により得られるものではなく、回転カム内に配設した前記ばねの弾発力より弱い第2のばねの弾発力により得られるので、筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部から突出させる際の回転カムのカム受け部がカム溝の係止部へ係止する時に発生する衝接音や、筆記体の筆記先端部を軸筒の先端開口部から没入させる際の回転カムの固定カムへ衝接する時に発生する衝接音は、従来のノック式筆記具より回転カムの前記後退時の勢いは弱いので、前記衝接音は小さいものとなる。
本発明のノック式筆記具は、従来より知られている、筆記体の後方の軸筒の内壁面に形成したカム溝と、該カム溝に沿って前後に摺動可能に配設した先端に凹凸状のカムを有した固定カムと前記カムに噛合うカム受け部を有した回転カムと、固定カムを押圧するためのノック体で構成されたノック式繰出機構を軸筒内に設けたもので、ノック体を軸筒の先端開口部側に回転カムを軸筒の後端側へ弾発するように、筆記体を後方へ付勢するばねによる付勢力より弱い弾発力を生じる第2のばねを設けるものである。
本実施例を図面を用いて説明するが、ノック式筆記具として軸筒内にボールペンレフィルを収容したノック式ボールペンを例にあげて説明するが、これに限定されるものではない。図1は、本実施例のノック式ボールペンの縦断面図である。図2は、図1における要部の拡大図である。図3は、本実施例のノック式ボールペンにおける動作を示し、ノック体を押圧した当初の状態を示した図である。 図4は、本実施例のノック式ボールペンにおける動作を示し、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態を示した図である。図5は、本実施例のノック式ボールペンにおいて、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態を維持した状態を示した図である。
本実施例のノック式ボールペン1は、図1および図2に示すように、軸筒2を、先端開口部3を有する口先筒2aと前軸2bと後軸2cとで構成し、口先筒2aと前軸2bが、前軸2bと後軸2cとがそれぞれ着脱自在に螺着により取付けてある。前軸2bにはグリップ4を装着してある。後軸2cの後端には、クリップ5を付設した尾筒6を装着してある。従来のノック式ボールペンと同様に、後軸の内壁面にカム溝7を形成し、先端に山型状の凹凸からなるカム8を有した固定カム9と、前記カム面に噛合うカム受け部10を有した回転カム11を前記カム溝7に沿って摺動可能に配設してある。回転カム11には、固定カム9内に挿通する軸部11aを設けてあり、軸部11aは固定カム9に対して摺動可能に配してある。
軸筒2内には、筆記先端部となるボールペンチップ12をインキ(図示せず)を収容したインキ収容筒13の先端に装着してなる筆記体としてのボールペンレフィル14を収容し、一端を口先筒2aの内壁面に他端をボールペンレフィル14に形成した外方に突出した突出部15に当接して配した第1の圧縮コイルばね16により後方(繰出機構側)に付勢してある。この第1の圧縮コイルばね16はノック式ボールペンにおいて一般的に採用されているものである。
前記した固定カム9は前後に貫通した貫通孔17を有しており、回転カム11の軸部11aを前記貫通孔17に挿入してある。また、回転カム11も軸部11aを含んで前後に貫通した貫通孔18を有している。棒状軸部19と該棒状軸部19の外径より大径な外径を有したノック部20とで構成したノック体21を、棒状軸部19を固定カム9と回転カム11の軸部11aおよび回転カム11に挿通し、ノック体21の一端を後軸2cの後端に装着した尾筒6より突出させて後軸2c内に配設してある。棒状軸部19の前方端にはばね受け部22を固着してあり、該ばね受け部22を前記回転カム11の前端11bに当接させて設けてある。また、回転カム11内には、一端を回転カム11の内壁面に当接し他端を前記ばね受け部22に当接させて、筆記体を後方へ付勢する第1の圧縮コイルばね15の弾発力より弱い弾発力となるように第2の圧縮コイルばね23を配設してある。
ばね受け部22には嵌合孔24を設けてあり、ボールペンレフィル14の後端部を嵌合してボールペンレフィル14に連接している。従って、ノック体21を押圧することによりばね受け部22を介してボールペンレフィル14を前進し、ボールペンレフィル14を後方に付勢する第1の圧縮コイルばね16により、ノック体21もボールペンレフィル14を介して常に後方に付勢されている。
本実施例のノック式ボールペン1における動作を図3〜図6を用いて説明すると、先ず図3に示すように、ノック体21のノック部20を押圧すると、ノック体21が前進し、ノック部の前端面20aが固定カム9の後端面9aに当接し、ノック体21に固着したばね受け部22は、回転カム11の前端11bより離間する。この時、ボールペンレフィル14はノック体21に固着したばね受け部22に押圧されて前進する。しかし、この時点では、ボールペンレフィル14のボールペンチップ12の先端部は口先筒2aの先端開口部3より突出しない。
さらなるノック部20への押圧により、図4に示すように、ノック体21に押圧されて固定カム9と該固定カム9に押圧された回転カム11がカム溝7に沿って前進し、ボールペンチップ12の先端部が口先筒2aの先端開口部3より突出する。
第2の圧縮コイルばね23により回転カム11は後方に押圧された状態になっているので、従来のノック式筆記具と同様に、回転カム11は、カム溝7から離間して固定カム9に設けたカム8と回転カム11に設けた前記カム8に噛合うカム受け部10とカム溝7の先端の傾斜面(図示せず)との作用により固定カム9に対して回転するとともに後退し、図5に示すように、カム溝7の係止部(図示せず)に係止することで、ボールペンチップ12の先端部が口先筒2aの先端開口部3より突出した状態が維持される。このとき、回転カム11のカム溝7の係止部(図示せず)への係止の際に発生する音は、第2の圧縮コイルばね23が第1の圧縮コイルばね16より弾発力が小さいので、回転カム11のカム溝7の係止部への衝接力も従来のノック式筆記具よりは低減され小さくなる。
ノック体21への押圧を解除すると、ボールペンレフィル14を後方に付勢する第1の圧縮コイルばね16により、ノック体21はボールペンレフィル14を介して常に後方に付勢されているのでノック体21は後退し、ノック体21に固着したばね受け部22が回転カム11の前端11bに当接する。従って、ノック体はがたつくことはない。
ボールペンチップ12の先端部を口先筒2aの先端開口部3より没入させるには、従来のノック式の繰出機構と同様に、再度ノック体21を押圧して回転カム11を若干前進させて回転させ、回転カム11のカム溝7の係止部(図示せず)との係止を解除すると、第2の圧縮コイルばね23により回転カム11は後方に押圧された状態になっているので、回転カム11は後方へ摺動し固定カム9に衝接する。前記したように、第2の圧縮コイルばね23は弾発力が小さいので回転カム11の固定カム9への衝接力も弱く、その際に発生する衝接音も小さいものである。ノック体21への押圧を解除すると、第1の圧縮コイルばね16により、ノック体21のばね受け部22が回転カム11の前端面11bに衝接し、回転カム11、固定カム9およびノック体21を後方へ摺動し、各々は元の位置に復帰する。ノック体21のばね受け部22が回転カム11の前端面11bに衝接した際の衝接音は、第1の圧縮コイルばね16の弾発力がそのまま影響せず、第2の圧縮コイルばね23の弾発力により弱められるので、低減される。
本発明は、軸筒の内壁面に形成したカム溝とノック体と回転カムと固定カムとで構成されたノック式繰出機構を有した、ボールペンやマーカー等のノック式筆記具において、筆記時における「ノック体のがたつき」を解消したい場合に、またはノック操作の際に発生するノック音を低減したい場合に、利用することができる。
本実施例のノック式ボールペンの縦断面図である。 図1における要部の拡大図である。 本実施例のノック式ボールペンにおける動作を示し、ノック体を押圧した当初の状態を示した図である。 本実施例のノック式ボールペンにおける動作を示し、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態を示した図である。 本実施例のノック式ボールペンにおいて、筆記体の筆記先端部が軸筒の先端開口部より突出した状態を維持した状態を示した図である。
符号の説明
1 ノック式ボールペン
2 軸筒
2a 口先筒
3 先端開口部
7 カム溝
8 カム
9 固定カム
10 カム受け部
11 回転カム
12 ボールペンチップ
14 ボールペンレフィル
16 第1の圧縮コイルばね
16 ばね受け部
19 棒状部
20 ノック部
21 ノック体
22 ばね受け部
23 第2の圧縮コイルばね

Claims (1)

  1. 軸筒内にばねにより後方に付勢して収容した筆記体の筆記先端部を、軸筒に設けた、カム溝と、該カム溝に沿って前後に摺動可能に配設した先端に凹凸状のカムを有した固定カムと、前記カムに噛合うカム受け部を有した回転カムと、固定カムを押圧するためのノック体で構成されたノック式繰出機構により、軸筒の先端開口部より出没させるノック式筆記具であって、前記ノック体を、棒状軸部と該棒状軸部の外径より大径な外径を有するノック部とで構成し、棒状軸部を固定カムおよび回転カム内に摺動可能に挿通し、ノック部を固定カムの後方に位置させて少なくともノック部の一部が軸筒の後端から外方に突出するように配設するとともに、回転カムより前方の位置の棒状軸部にばね受け部を設け、該ばね受け部を筆記体の後端部に連接し、一端をばね受け部に他端を回転カムの内壁面に当接して筆記体を後方へ付勢するばねの弾発力より弱い弾発力となる第2のばねを配設し、筆記体を介して後方に押圧されたばね受け部を回転カムに当接し、ノック部の前端面と固定カムの後端面とを離間させ、ノック体へのノック操作により、ノック部の前端面が固定カムの後端面に当接するとともにばね受け部が回転カムから離間した状態で、ノック体が固定カムおよび回転カムを前進させることを特徴とするノック式筆記具。
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