JP2012091468A - 出没式筆記具 - Google Patents

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Tetsuhiro Kurita
哲宏 栗田
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Abstract

【課題】筆記体のリターン時の衝撃を緩和することができるとともに、筆記時の筆記感を安定させることができる出没式筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒2内に筆記体5を前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒2の外面の操作部8を操作することにより筆記体5を前方に押圧し該筆記体5のペン先51を軸筒2の前端孔31より出没させる出没機構を備えた出没式筆記具であって、前記軸筒2内に、筆記体5を後方に付勢する第1のコイルスプリング9を設け、前記筆記体5の後端と前記出没機構の前端との間に、筆記体5を前方に付勢する第2のコイルスプリング10を設け、ペン先突出時、前記第2のコイルスプリング10が、全ての線材同士が密着する全圧縮状態となることを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、出没式筆記具に関する。
特許文献1には、筆記部の出没における「出」の位置において軸筒との係合をなし「没」の位置にする弾撥部材の伸長力による筆記具カートリッジの急速な後方移動を発生する出没機構によって軸筒先端より弾撥部材を伸縮せしめ筆記部を出没可能とした筆記具カートリッジ内蔵のノック式筆記具において、前記出没機構と軸筒との間に、前記筆記具カートリッジの後方移動時に縮小する弾撥体を設けてなるノック式筆記具が開示されている。
実公平3−49906号公報
前記従来の出没式筆記具は、筆記具カートリッジを後方移動させペン先を没入する際、弾撥体によって筆記具カートリッジに加わる衝撃が緩和されるとしても、筆記時、筆圧により筆記具カートリッジが前後に動き、筆記感が不安定になるおそれがある。
本発明は、前記従来の問題点を解決するものであって、筆記体のリターン時の衝撃を緩和することができるとともに、筆記時の筆記感を安定させることができる出没式筆記具を提供しようとするものである。尚、本発明で、「前」とは、ペン先側を指し、「後」とは、その反対側を指す。尚、本発明で、「ペン先没入状態」とは、ペン先が軸筒内に没入した状態をいい、「ペン先突出状態」とは、ペン先が軸筒の前端より外部に突出した状態をいう。
[1]本願の第1の発明は、軸筒2内に筆記体5を前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒2の外面の操作部8を操作することにより筆記体5を前方に押圧し該筆記体5のペン先51を軸筒2の前端孔31より出没させる出没機構を備えた出没式筆記具であって、前記軸筒2内に、筆記体5を後方に付勢する第1のコイルスプリング9を設け、前記筆記体5の後端と前記出没機構の前端との間に、筆記体5を前方に付勢する第2のコイルスプリング10を設け、ペン先突出時、前記第2のコイルスプリング10が、全ての線材同士が密着する全圧縮状態となることを要件とする。
前記第1の発明の出没式筆記具1は、ペン先突出時、前記第2のコイルスプリング10が全ての線材同士が密着する全圧縮状態となることにより、筆記体5のリターン時(即ち筆記体5を後方移動させペン先51を没入させる時)の衝撃を緩和することができるとともに、筆記時の筆記感を安定させることができる。
[2]本願の第2の発明は、前記第1の発明の出没式筆記具1において、前記筆記体5が、内部にインキを収容したインキ収容管52と、該インキ収容管52の前端に取り付けられるペン先51と、該インキ収容管52の後端に取り付けられる尾栓53とからなり、前記尾栓53の後端面に、前記第2のコイルスプリング10の前端部を支持する凹状の受け座53aを形成したことを要件とする。
前記第2の発明の出没式筆記具1は、尾栓53の後端面に、第2のコイルスプリング10の前端部を支持する凹状の受け座53aを形成したことにより、筆記時、第2のコイルスプリング10が全圧縮状態において、第2のコイルスプリング10の前端と筆記体5との接触を安定させることができ、より一層、安定した筆記感が得られる。
本発明は、筆記体のリターン時の衝撃を緩和することができるとともに、筆記時の筆記感を安定させることができる。
本発明の実施の形態のペン先没入状態を示す縦断面図である。 図1の筆記状態を示す縦断面図である。 図1の出没機構を示す分解図である。
本発明の実施の形態を図1及び図3に示す。
本実施の形態の出没式筆記具1は、軸筒2と、該軸筒2内に収容される筆記体5と、該筆記体5のペン先51を軸筒2の前端孔31より出没自在にさせる出没機構とを備える。軸筒2内には、筆記体5を後方に付勢する第1のコイルスプリング9が収容される。軸筒2内の、筆記体5の後端と出没機構の前端との間に、筆記体5を前方に付勢する第2のコイルスプリング10が収容される。
・軸筒
前記軸筒2は、前軸3と、該前軸3の後端に着脱自在に連結される後軸4とからなる。
・前軸
前記前軸3は、先細円筒状の合成樹脂の成形体または金属加工体である。前記前軸3の前端には前端孔31が前後方向に貫設される。前記前軸3の後端開口部外面には、オネジ部32が一体に形成される。
・後軸
前記後軸4は、円筒状の合成樹脂の成形体または金属加工体である。前記後軸4の後端には、後端孔41が前後方向に貫設される。前記後軸4の後端部内面には段形状の規制部42が一体に形成される。前記後軸4の後端孔41より前方の内面には、カム部6が一体に形成される。前記後軸4の外面には、クリップ43が一体に突出形成される。前記後軸4の前端開口部内面には、メネジ部44が一体に形成される。前記メネジ部44と前軸3のオネジ部32とが螺合可能である。
・筆記体
前記筆記体5は、ペン先51と、該ペン先51が前端開口部に圧入固着されたインキ収容管52と、該インキ収容管52の後端開口部に圧入固着される、外部とが通気可能な通気孔を備えた尾栓53と、前記インキ収容管52内に充填されるインキと、該インキの後端に充填され且つ該インキの消費に伴い前進する追従体(例えば高粘度流体)とからなる。前記尾栓53の後端面に、凹状の受け座53aが形成される。
前記ペン先51は、例えば、前端に回転可能にボールを抱持した金属製のボールペンのみからなる構成、または前記ボールペンチップの後部外面を保持した合成樹脂製のペン先ホルダーからなる構成のいずれであってもよい。
・出没機構
前記出没機構は、回転カム機構を用いたノック式出没機構であり、軸筒2内面に形成されたカム部6に係合し且つ筆記体5の後端に当接する回転部材7と、該回転部材7に係合し且つ軸筒2の後端孔41より後方に突出するノック体8(操作部)と、軸筒2内に収容され且つ筆記体5を後方に付勢する第1のコイルスプリング9(具体的には圧縮コイルスプリング)とからなる。本実施の形態の出没機構は、ペン先突出操作及びペン先没入操作のいずれもがノック体8を前方に押圧操作するダブルノック式である。
図3の(a)に示すように、ノック体8の前端には、回転部材7の突条71の後端と係合するカム歯81を備える。ノック体8の前端部外面には、カム部6のカム溝62内を前後方向に摺動可能なガイド突条82を備え、それにより、カム部6に対するノック体8の回転が阻止される。図3(b)に示すように、回転部材7の外面には、長手方向に延びる4本の突条71を備える。前記突条71が、カム部6のカム歯61及びカム溝62に係合される。図3(c)に示すように、カム部6は、前方に突出する鋸歯状の複数のカム歯61と、該カム歯61間に形成されるカム溝62とを備える。
・第2のコイルスプリング
尾栓53の後端面の凹状の受け座53a(筆記体5の後端)と、回転部材7の前端(出没機構の前端)との間には、第2のコイルスプリング10が配置される。前記尾栓53の後端面の凹状の受け座53aに、第2のコイルスプリング10の前端が当接され、回転部材7の前端に、第2のコイルスプリング10の後端が当接される。前記第2のコイルスプリング10の弾発力(第2のコイルスプリング10のバネ定数)が前記第1のコイルスプリング9の弾発力(第1のコイルスプリング9のバネ定数)より小さく設定される。ペン先突出時、前記第2のコイルスプリング10が、全ての線材同士が密着する全圧縮状態となる。
・ペン先の出没
ペン先没入状態からノック体8を第1のコイルスプリング9による後方付勢に抗して前方に押圧操作すると、ノック体8の前端が回転部材7を前方に押圧し、前記回転部材7の突条71がカム溝62に沿って前方に移動する。前記回転部材7が前方に移動することに伴って、第2のコイルスプリング10が全圧縮状態となり、前記全圧縮状態となった第2のコイルスプリング10が筆記体5の後端を前方に押圧し、ペン先51が前端孔31より外部に突出される。このとき、前記ノック体8のカム歯81と前記回転部材7の突条71との当接によって回転部材7がカム部6に対して一定角度だけ回転する。それにより、前記回転部材7の突条71がカム部6のカム歯61に係合され、ペン先突出状態が維持される。
ペン先突出状態からノック体8を前方に押圧操作すると、ノック体8の前端が回転部材7を前方に押圧し、前記ノック体8のカム歯81と前記回転部材7の突条71との当接によって回転部材7がカム部6に対して一定角度だけ回転する。それによって、前記突条71とカム部6のカム歯61との係合状態が解除され、第1のコイルスプリング9による後方付勢により、前記突条71がカム部6のカム溝62に沿って後方に移動する。前記回転部材7が後方に移動することに伴って、筆記体5が後方に移動し、ペン先没入状態となる。前記ガイド突条82(係止部)はカム部6の後方の規制部42に係止し、ペン先没入状態が維持される。ペン先突出状態からペン先没入状態となる過程で、第2のコイルスプリング10が伸張し、該第2のコイルスプリング10が勢いよく筆記体5が後方移動した際による衝撃を緩和することができる。
本実施の形態の出没式筆記具1は、筆記時、前記第2のコイルスプリング10が全ての線材同士が密着する全圧縮状態となることにより、筆記体5のリターン時(即ち筆記体5を後方移動させペン先を没入させる時)の衝撃を緩和することができるとともに、筆記時の筆記感を安定させることができる。
本実施の形態の出没式筆記具1は、尾栓53の後端面に、第2のコイルスプリング10の前端部を支持する凹状の受け座53aを形成したことにより、筆記時、第2のコイルスプリング10が全圧縮状態において、第2のコイルスプリング10の前端と筆記体5との接触を安定させることができ、より一層、安定した筆記感が得られる。
1 出没式筆記具
2 軸筒
3 前軸
31 前端孔
32 オネジ部
4 後軸
41 後端孔
42 規制部
43 クリップ
44 メネジ部
5 筆記体
51 ペン先
52 インキ収容管
53 尾栓
53a 受け座
6 カム部
61 カム歯
62 カム溝
7 回転部材
71 突条
8 ノック体(操作部)
81 カム歯
82 ガイド突条
9 第1のコイルスプリング
10 第2のコイルスプリング

Claims (2)

  1. 軸筒内に筆記体を前後方向に移動可能に収容し、前記軸筒の外面の操作部を操作することにより筆記体を前方に押圧し該筆記体のペン先を軸筒の前端孔より出没させる出没機構を備えた出没式筆記具であって、
    前記軸筒内に、筆記体を後方に付勢する第1のコイルスプリングを設け、前記筆記体の後端と前記出没機構の前端との間に、筆記体を前方に付勢する第2のコイルスプリングを設け、ペン先突出時、前記第2のコイルスプリングが、全ての線材同士が密着する全圧縮状態となることを特徴とする出没式筆記具。
  2. 前記筆記体が、内部にインキを収容したインキ収容管と、該インキ収容管の前端に取り付けられるペン先と、該インキ収容管の後端に取り付けられる尾栓とからなり、前記尾栓の後端面に、前記第2のコイルスプリングの前端部を支持する凹状の受け座を形成した請求項1記載の出没式筆記具。
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