JP2524098Y2 - バンドルライトガイドのコネクタ構造 - Google Patents

バンドルライトガイドのコネクタ構造

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JP2524098Y2
JP2524098Y2 JP1991042781U JP4278191U JP2524098Y2 JP 2524098 Y2 JP2524098 Y2 JP 2524098Y2 JP 1991042781 U JP1991042781 U JP 1991042781U JP 4278191 U JP4278191 U JP 4278191U JP 2524098 Y2 JP2524098 Y2 JP 2524098Y2
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light guide
bundle
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哲夫 須藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、バンドルライトガイド
のコネクタ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2にはバンドルライトガイドのコネク
タ構造の従来例が示されている。同図に示されているよ
うに、従来のコネクタ構造はプラグ1内にバンドルライ
トガイド2のプラスチックシース5の一部及びその先端
から露出させたバンドルファイバ4を挿入し、その間に
シリコンゴム接着剤3を充填し、この接着剤3を加熱硬
化または常温硬化させていた。なお、バンドルライトガ
イド2は、石英ガラスのコア及びシリコン系の樹脂又は
ゴムのクラッドからなる光ファイバ素線を複数本束ね、
その外周に施したシリコンゴムにより一体化してバンド
ルファイバ4を形成し、更にプラスチックシース5をゆ
るく被覆することにより形成されている。また、同図に
おいて6は締付ナット、7はコネクタフードである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】バンドルライトガイド
は石英ガラスの線膨張率が小さく、一方プラスチックシ
ースの線膨張率が大きいため、特に低温下ではシースの
収縮によって端末のコネクタ部で相対的にバンドルファ
イバが突出しようとする力が働く。
【0004】また、一般にプラスチックシースはその押
出成形時の残留歪が温度サイクルと時間とによって徐徐
に収縮が進み、この力もまた相対的に端末においてバン
ドルファイバが突出しようとすることを助長することに
なる。
【0005】このような条件下での端末コネクタ構造は
従来技術によれば、次に述べるような問題がある。
【0006】(1)加熱硬化させる場合。
【0007】一般にシリコン系ゴムに対する良好な接着
剤としては同種のシリコンゴム系の接着剤が適している
が、より強力な接着をさせるには100℃以上の高温雰
囲気下で硬化させる必要がある。一方でシース材は耐電
圧特性を維持させるために一般にポリエチレンが使用さ
れているが、100℃以上では熱変形を生じてしまう。
【0008】また、端末だけをこのような高温雰囲気に
しなければならないため、特殊な加熱炉が必要となり、
加熱炉へのバンドルライトガイドのセット等の手間が省
略できない。
【0009】(2)常温硬化の場合。
【0010】常温硬化タイプのシリコン系接着剤を使用
した場合、前述(1)の問題はないが、十分な接着力が
得られず、冒頭に述べたように低温雰囲気下でシースの
収縮力によって、バンドルファイバとプラグ間の接着層
が破壊され、バンドルファイバが突出してくる。
【0011】本考案は以上の点に鑑みなされたものであ
り、低温雰囲気下でも十分に使用できることを可能とし
たバンドルライトガイドのコネクタ構造を提供すること
を目的とするものである。
【0012】上記目的は、クラッドがシリコン系樹脂又
はシリコン系ゴムからなり、コアが石英ガラスからなる
光ファイバ素線が複数本束ねてなるバンドルファイバの
上にプラスチック又はゴムからなるシースが施されてい
るバンドルライトガイドの端末部がプラグに挿入されて
なるバンドルライトガイドのコネクタ構造において、前
記バンドルファイバ端末の直上に前記プラグの長さより
も長い薄肉金属パイプがかぶせられ、前記バンドルファ
イバと前記薄肉金属パイプとの間に、シリコンゴム系接
着剤が充填されることにより、達成される。
【0013】
【作用】上記手段を設けたので、低温下でのバンドルフ
ァイバの突出力に対抗し得るだけの剪断力が薄肉金属パ
イプの長さの調整で補われるようになる。
【0014】
【実施例】次に本考案を実施例により具体的に説明す
る。
【0015】〔実施例1〕 図1には本考案の一実施例が示されている。なお、従来
と同じ部品には同じ符号を付したので説明を省略する。
本実施例のコネクタ構造では、バンドルファイバ4の上
にプラグ1より長い薄肉金属パイプ8をかぶせ、この薄
肉金属パイプ8とバンドルファイバ4との間にシリコン
ゴム系接着剤を介在させている。また、プラグ1とプラ
スチックシース5との間にも接着剤9を介在させてあ
る。このようにすることにより、低温下でのバンドルフ
ァイバ4の突出力に対抗し得るだけの剪断力が薄肉金属
パイプ8の長さの調整で補われるようになって、バンド
ルファイバ4の突出が防止されるようになり、低温雰囲
気下でも十分に使用できることを可能としたバンドルラ
イトガイドのコネクタ構造を得ることができる。
【0016】すなわちまずバンドルファイバ4と例えば
ステンレス製の薄肉金属パイプ8の長さをプラグ1の長
さより長くし、その一部をプラスチックシース5内に入
り込ませるようにしてバンドルファイバ4の直上にかぶ
せ、バンドルファイバ4と薄肉金属パイプ8との間にシ
リコンゴム系接着剤3を充填する。
【0017】次に金属パイプ8の上にプラグ1をかぶせ
るが、プラグ1が金属製の場合には、エポキシ樹脂系の
接着剤で容易に接着できる。以後は端面研磨処理や締付
ナット6、コネクタフード7等を組み込んで完成とな
る。
【0018】このような構造とすることでバンドルファ
イバ4と薄肉金属パイプ8との間の接着剤3の単位面積
当たりの剪断力をPkg/mm2とすると、コネクタと
しての接着層の耐剪断力Qは、バンドルファイバ4の単
位長さ当たりの表面積をS、薄肉金属パイプ8の長さを
Lとすると、Q=S・L・P〔kg〕となり、低温時の
シース収縮力を知ることによって、適当な長さの金属パ
イプ8を設定することにより、低温時のシース収縮力に
耐えうるコネクタを得ることができる。
【0019】このように本実施例によれば、バンドルラ
イトガイド用コネクタの組立性を大幅に向上させること
ができる。
【0020】なお、本実施例では作業性向上のため、常
温硬化タイプの接着剤を使用したが、バンドルファイバ
との接着力を重視する場合は、加熱硬化タイプの接着剤
を使用するようにする。
【0021】
【考案の効果】上述のように本考案は、バンドルファイ
バの端末の直上にプラグの長さよりも長い薄肉金属パイ
プをかぶせたことにより、低温下でのバンドルファイバ
の突出力に対抗し得るだけの剪断力が薄肉金属パイプの
長さの調整で補われるようになって、バンドルファイバ
の突出が防止されるようになり、低温雰囲気下でも十分
に使用できることを可能としたバンドルライトガイドの
コネクタ構造を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のバンドルライトガイドのコネクタ構造
の一実施例の縦断側面図である。
【図2】従来のバンドルライトガイドのコネクタ構造の
縦断側面図である。
【符号の説明】 1 プラグ 2 バンドルライトガイド 3 シリコンゴム系接着剤 4 バンドルファイバ 5 プラスチックシース 8 薄肉金属パイプ 9 接着剤

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッドがシリコン系樹脂又はシリコン系
    ゴムからなり、コアが石英ガラスからなる光ファイバ素
    線が複数本束ねてなるバンドルファイバの上にプラスチ
    ック又はゴムからなるシースが施されているバンドルラ
    イトガイドの端末部がプラグに挿入されてなるバンドル
    ライトガイドのコネクタ構造において、前記バンドルフ
    ァイバ端末の直上に前記プラグの長さよりも長い薄肉金
    属パイプがかぶせられ、前記バンドルファイバと前記薄
    肉金属パイプとの間に、シリコンゴム系接着剤が充填さ
    れてなることを特徴とするバンドルライトガイドのコネ
    クタ構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6095412A (ja) * 1983-10-28 1985-05-28 Takashi Mori 光導体ロツドと光フアイバ−との接続具

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