JPS622563Y2 - - Google Patents

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JPS622563Y2
JPS622563Y2 JP4222382U JP4222382U JPS622563Y2 JP S622563 Y2 JPS622563 Y2 JP S622563Y2 JP 4222382 U JP4222382 U JP 4222382U JP 4222382 U JP4222382 U JP 4222382U JP S622563 Y2 JPS622563 Y2 JP S622563Y2
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reinforcing
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、光フアイバ心線の接続部補強装置の
改良に関するものである。
第1図は光フアイバ心線の横断面図を示し、1
は光フアイバ心線で、光フアイバ心線1は、光伝
送用のガラス製光フアイバ素線2の外周に変成シ
リコンの焼付塗装層3が塗装され、焼付塗装層3
の外側にシリコンゴム緩衝層4が形成され、シリ
コンゴム緩衝層4の外側にプラスチツク(ナイロ
ン)ジヤケツト5が被覆されている。
第2図は第1図の光フアイバ心線1の接続部正
面図を示し、6は、焼付塗装層3、シリコンゴム
緩衝層4及びジヤケツト5からなる被覆層が剥離
され、光フアイバ素線2の端部がアーク溶接によ
り溶接された素線溶接部、7は素線溶接部6及び
被覆層剥離部からなる光フアイバ素線接続部、8
は光フアイバ心線接続部で光フアイバ素線接続部
7及びその両端の被覆層からなり、この部分が保
護体によつて保護されるようになつている。
第3図は第2図の光フアイバ心線1の接続部の
従来の補強装置を示し、イは保護体蓋を除去した
状態の平面図、ロ,ハはそれぞれ保護体蓋を除去
しない状態のイの側面図、−矢視断面図であ
る。9は保護体本体、10は保護体蓋でそれぞれ
プラスチツク成形品により形成されている。11
は光フアイバ素線収納溝、12は光フアイバ心線
収納溝、13は接着材でシリコン系あるいはエポ
キシ系が用いられている。尚、保護体本体9と保
護体蓋10とは締付部材の締付バンド(図示せ
ず)により一体に固定されるようになつている。
ところで、光フアイバ心線1の接続部に要求さ
れる基本条件としては、(1)引張り強さが元の強さ
のおよそ数十%以上で、(2)約−30℃〜+70℃の温
度で光伝送特性、機械的特性が劣化しないこと、
(3)接続作業が短時間で行えること、(4)使用環境に
おいて長期間安定に動作することが望まれてい
る。
しかし、第3図の接続部補強装置においては、
引張り強さが元の強さの数分の一以下となつて上
記条件を満足せず、また、温度特性は保護体や接
着材の温度伸縮が原因となつて素線接続部7に有
害な張力や曲げ応力を生じるので実用に適しな
い。そして、現場での接続作業では、光フアイバ
素線収納溝11が極細のため、光フアイバ素線接
続部7を光フアイバ素線収納溝11内に確実に収
納保持しにくく、接着材13を塗布して保護体蓋
10を閉じたとき光フアイバ素線2が光フアイバ
素線収納溝11から浮き上がり、溝のない部分に
移動し保護体本体9と保護体蓋10とにより直接
挟まれた状態で接着材13が硬化する場合も生じ
る。その結果、光損失が増大したり、経時後光フ
アイバ素線2の切断が生じることもある。一方、
長期の安定性については、少なくとも、上記基本
条件(1),(2),(3)について確実に技術的見通しが得
られたものについて検討を加えるべきものであ
る。その場合に上記のほか、振動やねじれ応力に
ついても検討を行つておくことが要である。第3
図の従来の装置では光フアイバ心線1と保護体と
の一体化が極めて弱いのでねじれ応力にも非常に
弱い。従つて、抜本的な設計の改良が必要であ
る。
本考案は上記の状況に鑑みなされたものであ
り、光伝送特性、機械的特性を向上し作業を簡単
容易にすることができる光フアイバ心線の接続部
補強装置を提供することを目的としたものであ
る。
本考案の光フアイバ心線の接続部補強装置は、
被覆層を剥離された光フアイバ素線端部がアーク
溶接された光フアイバ素線接続部を有する光フア
イバ心線接続部を、相対向する補強体本体及び補
強体蓋体により挟圧固定してなり、上記補強体本
体が、中央部に光フアイバ素線接続部を収納する
空間部からなる素線収納部が形成され、該素線収
納部の両側にそれぞれ溝状の光フアイバ心線保持
部、余長取り部及び光フアイバ心線の被覆層を把
持固定する溝状の心線把持部を順次設けて形成さ
れ、上記補強体蓋体が、上記素線収納部及び光フ
アイバ心線保持部を覆う中央蓋、上記余長取り部
及び心線把持部を覆う外側蓋に分割されてなるも
のである。
以下本考案の光フアイバ心線の接続部補強装置
の一実施例を第4図、第5図により説明する。第
4図は装置の斜視図、第5図は第4図の補強体本
体の斜視図である。図において、14は補強体の
本体、15は補強体の中央蓋、16,17は補強
体の外側蓋であり、本体14及び中央蓋15、外
側蓋16,17からなる蓋体はプラスチツク成形
品により形成されている。18は止めねじであ
る。
本体14には中央部上面に光フアイバ素線接続
部7を収納する素線収納部14aが設けられてお
り、素線収納部14aは従来の第3図の構造と異
なり少なくとも1mm以上のゆつたりとした幅広い
空間を取つてある。14bは、ナイロンジヤケツ
ト5またはシリコンゴム緩衝層4まであるものの
V字溝の光フアイバ心線保持部で比較的軽く押え
るところであり、その機能は光フアイバ素線接続
部7が前後、左右に移動するのを防止するもので
ある。14cは、ナイロンジヤケツト5まである
ものまたはシリコンゴム緩衝層4まであるものの
光フアイバ心線1の余長取り部で、面積、深さを
必要大きさに選定する。14dは、ナイロンジヤ
ケツト5まであるものまたはシリコンゴム緩衝層
4まであるものを把持し、光フアイバ素線2とそ
の被覆層である焼付塗装層3、シリコンゴム緩衝
層4、ナイロンジヤケツト5の機械的な一体化
(引抜力の増大)を図るための光フアイバ心線把
持部である。
第6図は第5図の補強体14に装着する光フア
イバ心線1の接続部を示し、イはナイロンジヤケ
ツト5まである場合、ロはナイロンジヤケツト5
が除去された場合である。イはシリコンゴム層が
厚くナイロン層が比較的薄い場合、ロはシリコン
ゴム層が厚くナイロン層も厚い場合に適する。こ
れは、心線把持部14dにおいて光フアイバ心線
1を圧着したとき光フアイバ素線2に与えるマイ
クロベンデングをより緩和するために必要な処理
である。尚、aは保持部、bは余長部、cは把持
部である。
第7図は第6図イの光フアイバ心線1を第4図
の補強装置に取付状態の断面図を示し、この組立
の順序は、第6図のイの光フアイバ心線1を作成
後第5図の本体14上に移し、光フアイバ素線接
続部7を素線収納部14aの空間凹部に納める。
この素線収納部14は十分に広いので、従来の第
3図の素線収納溝11と異なり、光フアイバ素線
2を自然の状態で容易確実に収納することができ
る。次に、光フアイバ心線1部分を光フアイバ心
線保持部14bの溝内に納める。この状態で補強
体の中央蓋15をかぶせ止ねじ18を本体14の
ねじ穴14eにねじこみ締め付け固定する。尚、
この場合に、接着材を光フアイバ素線や心線周囲
に塗布してやれば一体化が助長され、耐振特性が
よくなる。光フアイバ心線保持部14bは余長を
とるためのものであるから、精々1〜2cm程度の
長さで軽く押える程度でよい。
次に、光フアイバ心線1の光フアイバ素線接続
部7の片側を、深さあるいは横方向に無理なく曲
げて余長取り部14cの凹部に納める。ここは自
由に動き易いようにするための場所であるから接
着材などを充填すること行わない。
次に、光フアイバ心線1を心線把持部14dの
溝部に納める。この状態で、外側蓋16をかぶせ
て止めねじ18で本体14に固定する。他側につ
いても上記と同様に光フアイバ心線1を収納し外
側蓋17を固定する。尚、心線把持部14dでは
光フアイバ心線1のまわりに接着材を塗布しても
よい。この心線把持部14dは、光フアイバ素線
2と焼付塗装部3、シリコンゴム緩衝層4、ナイ
ロンジヤケツト5の被覆層との一体化を図るとこ
ろであるから、光損失の有害な増加をきたさない
範囲で、大きな力で圧着することが望ましい。こ
の値は、光フアイバ心線1の構造によつて適当な
値を実験的に検討して溝構造を選定すればよい。
圧着の長さは必要とする強さ、単位当りの許容圧
着力によつて決定する。
そして、温度が例えば、0〜+40℃の比較的狭
い範囲であれば本体14及び外側蓋16,17の
材料が、プラスチツク成形品で十分に実用に供し
得る補強効果を期待することができる。しかし、
更に広い温度範囲が要求される場合には強化プラ
スチツクや金属により形成する。更に、最も厳し
い、例えば−40℃〜+70℃の場合にはガラスやセ
ラミツクを使用することにより対応することがで
きる。
このように本実施例の光フアイバ心線の接続部
補強装置は、補強体の本体の中央にゆとりのある
素線収納部を設け、この素線収納部から長手方向
両端に向けそれぞれ順次光フアイバ心線保持部、
余長取り部、心線把持部を形成し、蓋を中央と両
外側の3個に分割し光フアイバ心線を装入し逐次
蓋を固定するので最も好ましい状態に装入でき作
業も容易である。そして、光フアイバ心線の保
持、把持にはV溝あるいはゴムの被覆層を用いて
適正に保持し、かつ、把持し、また、温度特性に
対しては本体及び蓋の材料を、プラスチツク成形
品、金属、セラミツク等に使い分けること等によ
つてあらゆる使用環境に対して光伝送特性、機械
的特性を著しく向上できる。しかも、簡単な構造
で製作が容易で、作業が簡単容易である。
第8図は他の実施例を示し、この実施例は、光
フアイバ心線1の被覆構成において、シリコンゴ
ム緩衝層4が薄肉のため硬い材料のV溝等では圧
着できないような場合には、光フアイバ心線保持
部14b及び心線把持部14dにゴム被覆層19
a,19bを本体14に接着材により接着させて
用いることが有効である。尚、この場合、蓋側に
も同様なゴム被覆層を施こす。更に、把持効果を
高めるためにはゴム被覆層表面に小さな波形を形
成してもよく、また、本体あるいは蓋とゴム被覆
層表面との接着性を向上させるためには境界面に
適宜な凹凸を形成することも有効である。このよ
うに形成することにより、光フアイバ心線の構造
がかなり大きく変つていても、引張り強度、温度
特性、接続等の作業、信頼性の上で広い使用環境
に応じ十分に対応できる。
また、従来の接続部補強装置の強度を向上させ
たい場合には、既設接続部を中央に収納しその外
側に、余長取り部、把持部を持つ補強体本体を設
ければ従来の欠点を解消するのに有効である。
以上記述した如く本考案の光フアイバ心線の接
続部補強装置は、光伝送特性、機械的特性を向上
し作業を簡単容易にすることができる効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は光フアイバ心線の横断面図、第2図は
第1図の光フアイバ心線の接続部正面図、第3図
は第3図の光フアイバ心線接続部の従来の補強装
置を示し、イは保護体蓋を除去した状態の平面
図、ロ,ハはそれぞれ保護体蓋を除去しない状態
のイの側面図、−矢視断面図、第4図は本考
案の光フアイバ心線の接続部補強装置の実施例の
斜視図、第5図は第4図の補強体本体の斜視図、
第6図イ,ロはそれぞれ第4図の接続部補強装置
に装着される光フアイバ心線接続部の説明図、第
7図は第6図イの光フアイバ心線接続部を第4図
の光フアイバ心線の接続部補強装置に装着状態の
断面図、第8図は本考案の光フアイバ心線の接続
部補強装置の他の実施例の補強体本体の斜視図で
ある。 1……光フアイバ心線、2……光フアイバ素
線、3……焼付塗装層、4……シリコンゴム緩衝
層、5……ジヤケツト、7……光フアイバ素線接
続部、8……光フアイバ心線接続部、14……本
体、14a……素線収納部、14b……光フアイ
バ心線保持部、14c……余長取り部、14d…
…心線把持部、15……中央蓋、16,17……
外側蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 被覆層を剥離され端部がアーク溶接された光フ
    アイバ素線接続部を有する光フアイバ心線接続部
    を相対向する補強体本体及び補強体蓋体により挟
    圧固定する心線接続部補強装置において、上記補
    強体本体が、中央部に光フアイバ素線接続部を収
    納する空間部からなる素線収納部が形成され、該
    素線収納部の両側にそれぞれ溝状の光フアイバ心
    線保持部、余長取り部及び光フアイバ心線の被覆
    層を把持固定する溝状の心線把持部を順次設けて
    形成され、上記補強体蓋体が、上記素線収納部及
    び光フアイバ心線保持部を覆う中央蓋、上記余長
    取り部及び心線把持部を覆う外側蓋に分割されて
    なることを特徴とする光フアイバ心線の接続部補
    強装置。
JP4222382U 1982-03-25 1982-03-25 光フアイバ心線の接続部補強装置 Granted JPS58146211U (ja)

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JPS58146211U JPS58146211U (ja) 1983-10-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4784456A (en) * 1987-05-06 1988-11-15 E. I. Du Pont De Nemours And Company Fiber optic connector
JP5297025B2 (ja) * 2007-11-20 2013-09-25 住友電気工業株式会社 光コネクタ及び該光コネクタの被覆付き光ファイバへの装着方法

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