JP2575383B2 - テープ状多心光ファイバの接続構造 - Google Patents

テープ状多心光ファイバの接続構造

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JP2575383B2
JP2575383B2 JP62097882A JP9788287A JP2575383B2 JP 2575383 B2 JP2575383 B2 JP 2575383B2 JP 62097882 A JP62097882 A JP 62097882A JP 9788287 A JP9788287 A JP 9788287A JP 2575383 B2 JP2575383 B2 JP 2575383B2
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、光ファイバの接続に使用されるコネクタに
関するものである。
「従来の技術」 近年、光信号に変換された情報を光ファイバによって
伝送する伝送システムが広く普及しつつある。このよう
な光ファイバを用いた光伝送路では、光伝送路の合流
部、分岐部、延長部、あるいは伝送路の切替部などに、
光ファイバ相互の接続部が形成されることになるが、そ
の接続部においては、接続すべき光ファイバ相互の軸線
を精度良く一致させて、両光ファイバの端末を完全に密
着させる必要がある。
第3図および第4図を参照して上記コネクタの一従来
例を説明する。
符号1は多心光ファイバである。この光ファイバ1の
先端からは、心線2が口出しされており、該心線2は、
フェルール3に挿入されて、先端が露出した状態に保持
されるようになっている。
また前記フェルール3には心線固定用基板4が接着さ
れており、該心線固定用基板4は、前記光ファイバ1の
先端から基端側に離れた部分を支持するようになってい
る。さらに、心線固定用基板4の基端部分にはゴムブー
ツ5が被せられている。なお、符号6はフェルール3お
よび基板4と心線2との間に充填されたエポキシ樹脂な
どの接着剤である。
前記心線固定用基板4は、比較的剛性の高いプラスチ
ックなどにより形成されており、光ファイバ1を支持し
て、その曲がりを防止する機能を果たしている。また、
ゴムブーツ5は、基板4に支持されて高い剛性が維持さ
れた状態から、何等支持のない状態に移り変わる部分、
すなわち応力が集中し易い部分を覆ってこの部分を保護
する機能を果たしている。
そして、上記のように構成されたフェルール3を、同
様に構成されたフェルール(図示略)に接続することに
より、心線2がその先端を突き合わせた状態で接続され
るようになっている。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上記コネクタには下記のような不具合
があった。
心線固定用基板4に支持された部分(剛性が高い部
分)とそうでない部分(剛性が低い部分)との間の継ぎ
目の部分に曲げ応力が集中することが避けられず、この
部分で光ファイバが破損し易い。したがって、この部分
にゴムブーツ5を被せるようにしているが、このゴムブ
ーツ5の存在により、接続部近傍における光ファイバの
柔軟性が損なわれ、あるいは、接続部分が大形化する
(光ファイバの先端からかなりの長さに亙って接続用の
部品が存在する)といった問題がある。
本発明は上記の事情に鑑みて提案されたもので、光フ
ァイバ接続部を小形化するとともに、光ファイバの特定
範囲への曲げ応力の集中を防止することを目的とするも
のである。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するため、特許請求の範囲第1項に記
載の発明は、テープ状多心光ファイバの先端部の被覆が
除去されて光ファイバ心線が口出しされ、かつ該テープ
状多心光ファイバの基端部側において光ファイバ心線か
ら僅かに離れた位置に、前記テープ状多心光ファイバの
先端部被覆を覆う弾性保護チューブが、その先端部が前
記光ファイバの被覆に接着されて取り付けられており、
この弾性保護チューブを介して前記テープ状多心光ファ
イバの先端部がフェルールに取り付けられて成ることを
特徴としている。
また、特許請求の範囲第2項に記載の発明は、特許請
求の範囲第1項に記載の発明において、前記テープ状多
心光ファイバの先端部被覆と前記弾性保護チューブの先
端部とを接着する第1の接着層と、前記テープ状多心光
ファイバの先端部とフェルールとを接着する第2の接着
層とを有することを特徴としている。
また、特許請求の範囲第3項に記載の発明は、特許請
求の範囲第2項に記載の発明において、前記第1の接着
層は、テープ状多心光ファイバの先端部被覆と弾性保護
チューブの末端部との間を封止する接着剤により形成さ
れていることを特徴としている。
また、特許請求の範囲第4項に記載の発明は、特許請
求の範囲第2項または第3項に記載の発明において、前
記第2の接着層は、前記フェルールとこのフェルール内
部に挿入された光ファイバ心線との間に充填された接着
剤により形成されていることを特徴としているものであ
る。
「作用」 上記構成であると、フェルールへの接続部分の近傍に
弾性変形容易な保護チューブが存在しているから、該部
分における光ファイバの曲げ応力が分散され、また、保
護チューブが一端のみで光ファイバの被覆に接着されて
いるから、両者が容易に相対移動することができ、柔軟
性が維持される。
「実施例」 以下、第1図および第2図を参照して本発明の一実施
例を説明する。なお、図中従来例と共通の部分には同一
符号を付し、説明を簡略化する。
この光ファイバ接続部の端部は、従来例の場合と同様
に心線2が口出しされ、この口出し部分から基端部側に
離れた位置には、ゴム、ポリ塩化ビニールなどの柔軟な
材料からなる保護チューブ10が被せられている。この保
護チューブ10は、前記光ファイバ1に緩やかに嵌合する
ような内径寸法を有しており、その先端は、接着剤(例
えばシリコン接着剤などが用いられる)11によって光フ
ァイバ1の被覆1aに接着されている。なお、被覆1aと保
護チューブ10との間に接着剤が入り込むと接続部分付近
の光ファイバ1の柔軟性が損なわれるから、接着箇所は
保護チューブ10の端部のみであることが望ましい。
このように保護チューブ10が被せられた光ファイバ1
は、心線2をフェルール12の先端から露出させた状態で
フェルール12内の空間に挿入され、さらに、フェルール
12に蓋13を取り付けるとともに、フェルール12内に接着
剤(例えばエポキシ樹脂系の接着剤が用いられる)14を
充填することにより固定される。
なお、光ファイバ1とフェルール12との接続部分に生
じる曲げ、引っ張りなどの応力を軽減する見地からは、
保護チューブ10の内径と光ファイバ1の被覆1aの外径と
の寸法公差を小さくして、緩みを小さく(若しくは、保
護チューブ10の弾性変形を利用した締まり嵌め状態)す
ることが望ましいが、光ファイバ1の柔軟性を維持する
という見地からは、前記寸法公差を大きく設定して、保
護チューブ10内における光ファイバ1の自由な移動を許
容することが望ましい。したがって、光ファイバ接続部
の使用条件、すなわち、柔軟性もしくは強度のいずれの
性能が要求されているかにより、保護チューブ10の内径
寸法を選択すればよい。
また、フェルールの具体的形状、例えば、光ファイバ
を保持するための構造、あるいは、接続すべき光ファイ
バの心線数が前記一実施例に限定されるものでないのは
もちろんである。
「発明の効果」 以上の説明で明らかなように、本発明は、口出しされ
た心線から基端部側に僅かに離れた位置に、前記テープ
状多心光ファイバの先端部被覆を覆う弾性保護チューブ
を、その先端部を前記光ファイバの被覆に接着して取り
付け、この弾性保護チューブを介して前記テープ状多心
光ファイバの先端部をフェルールに取り付けたので、弾
性保護チューブがテープ状多心光ファイバへの応力を緩
和し、かつ、弾性保護チューブがテープ状多心光ファイ
バに一端のみで固定されているから、弾性保護チューブ
とテープ状多心光ファイバとが相対的に摺動することが
でき、柔軟性が損なわれることがない。弾性保護チュー
ブによりテープ状多心光ファイバが保護されるから、テ
ープ状多心光ファイバの補強のための基板などを省略し
て、接続に必要な構成部品を削減することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示すもので、
第1図は縦断面図、第2図は斜視図、第3図および第4
図は従来例を示すもので、第3図は斜視図、第4図は縦
断面図である。 1……光ファイバ、1a……被覆、2……心線、10……保
護チューブ、11……接着剤、12……フェルール。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープ状多心光ファイバ(1)の先端部の
    被覆が除去されて光ファイバ心線(2、2、…)が口出
    しされ、かつ該テープ状多心光ファイバの基端部側にお
    いて光ファイバ心線から僅かに離れた位置に、前記テー
    プ状多心光ファイバの先端部被覆(1a)を覆う弾性保護
    チューブ(10)が、その先端部が前記光ファイバの被覆
    に接着されて取り付けられており、この弾性保護チュー
    ブを介して前記テープ状多心光ファイバの先端部がフェ
    ルール(12)に取り付けられて成ることを特徴とするテ
    ープ状多心光ファイバの接続構造。
  2. 【請求項2】前記テープ状多心光ファイバの先端部被覆
    と前記弾性保護チューブの先端部とを接着する第1の接
    着層と、前記テープ状多心光ファイバの先端部とフェル
    ールとを接着する第2の接着層とを有することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載のテープ状多心光ファイ
    バの接続構造。
  3. 【請求項3】前記第1の接着層は、テープ状多心光ファ
    イバの先端部被覆と弾性保護チューブの末端部との間を
    封止する接着剤(11)により形成されていることを特徴
    とする特許請求の範囲第2項記載のテープ状多心光ファ
    イバの接続構造。
  4. 【請求項4】前記第2の接着層は、前記フェルールとこ
    のフェルール内部に挿入された光ファイバ心線との間に
    充填された接着剤(14)により形成されていることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項または第3項記載のテー
    プ状多心光ファイバの接続構造。
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