JP2523778Y2 - 消火用放水ノズル - Google Patents
消火用放水ノズルInfo
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- JP2523778Y2 JP2523778Y2 JP1990080302U JP8030290U JP2523778Y2 JP 2523778 Y2 JP2523778 Y2 JP 2523778Y2 JP 1990080302 U JP1990080302 U JP 1990080302U JP 8030290 U JP8030290 U JP 8030290U JP 2523778 Y2 JP2523778 Y2 JP 2523778Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は消火用ホースの先端に装着する放水ノズルの
改良に関するものである。
改良に関するものである。
(従来の技術) 従来からこの種の消火用放水ノズルとしては、第4図
及び第5図に示すように、消火ホースの先端に装着する
放水筒本体(21)の前部外周にノズル筒体(22)を進退
自在に螺合させると共に、このノズル筒体(22)内の中
央部に後端部がアーム部材(23)を介して前記放水筒本
体(21)の内周面に一体に連結した弁軸体(24)を配設
し、該弁軸体(24)の先端に形成している大径弁部(2
5)を先端面が拡径テーパ面に形成している前記ノズル
筒体(22)の先端ノズル部(26)内の中央部に配設して
なる構造のものが知られている。
及び第5図に示すように、消火ホースの先端に装着する
放水筒本体(21)の前部外周にノズル筒体(22)を進退
自在に螺合させると共に、このノズル筒体(22)内の中
央部に後端部がアーム部材(23)を介して前記放水筒本
体(21)の内周面に一体に連結した弁軸体(24)を配設
し、該弁軸体(24)の先端に形成している大径弁部(2
5)を先端面が拡径テーパ面に形成している前記ノズル
筒体(22)の先端ノズル部(26)内の中央部に配設して
なる構造のものが知られている。
そして、圧力水を放水筒本体(21)内からノズル筒体
(22)と弁軸体(24)間の通路を流通させて大径弁部
(25)とノズル部(26)間から放水するものであるが、
その際、火災状況に応じて放水パターンを変化させてい
る。
(22)と弁軸体(24)間の通路を流通させて大径弁部
(25)とノズル部(26)間から放水するものであるが、
その際、火災状況に応じて放水パターンを変化させてい
る。
即ち、ノズル筒体(22)を放水筒本体(21)に対して
相対的に前後動させ、後退させた場合には第4図に示す
ように弁軸体(24)の弁部(25)をノズル筒体(22)の
ノズル部(26)から僅かに前方に突出させて所定の拡散
角度でもって噴霧させる一方、前進させた場合には第5
図に示すように弁軸体(24)の弁部(25)をノズル部
(26)内に没入させた状態にして弁部(25)とノズル部
(26)の平行な対向周面間から直線状の放水を行ってい
る。
相対的に前後動させ、後退させた場合には第4図に示す
ように弁軸体(24)の弁部(25)をノズル筒体(22)の
ノズル部(26)から僅かに前方に突出させて所定の拡散
角度でもって噴霧させる一方、前進させた場合には第5
図に示すように弁軸体(24)の弁部(25)をノズル部
(26)内に没入させた状態にして弁部(25)とノズル部
(26)の平行な対向周面間から直線状の放水を行ってい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような構成によると、拡散噴霧時
と直噴流放水時とのいずれにおいても、円板形状の弁部
(25)からは放水されることなく該弁部(25)は圧力流
体を外径方向に案内してその外周端面とノズル部(26)
内周面との間隔を通じてのみ圧力水を放出させるもので
あるから、その噴出流の中心部、即ち、弁部(25)の前
面側に噴流水が存在しない空間部が形成され、放水断面
の噴流水密度が不均一となって消火状況に適応した有効
な放水ができないという問題点があり、又、直噴流放水
は断面円筒形状の噴流状態となるため、空気抵抗が比較
的大きくなって飛距離が短くなり、火勢の強い場合にお
ける遠くからの消火活動に支障をきたす等の問題点があ
った。
と直噴流放水時とのいずれにおいても、円板形状の弁部
(25)からは放水されることなく該弁部(25)は圧力流
体を外径方向に案内してその外周端面とノズル部(26)
内周面との間隔を通じてのみ圧力水を放出させるもので
あるから、その噴出流の中心部、即ち、弁部(25)の前
面側に噴流水が存在しない空間部が形成され、放水断面
の噴流水密度が不均一となって消火状況に適応した有効
な放水ができないという問題点があり、又、直噴流放水
は断面円筒形状の噴流状態となるため、空気抵抗が比較
的大きくなって飛距離が短くなり、火勢の強い場合にお
ける遠くからの消火活動に支障をきたす等の問題点があ
った。
本考案はこのような問題点を解消し得る消火用放水ノ
ズルの提供を目的とするものである。
ズルの提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案の消火用放水ノズル
は、実施例に対応する図面に示すように、放水筒本体
(1)の前部外周には、前端部を噴霧口(4)に形成し
且つ該噴霧口(4)の内周面に環状の弁座部(3)を設
けてなるノズル筒体(2)が進退自在に螺合してあり、
このノズル筒体(2)内の中央部には、内部に前記噴霧
口(4)の中央部に開口する直噴流ノズル部(7)を設
け且つこの直噴流ノズル部(7)の開口端外周に前記弁
座部(3)に着脱して噴霧口(4)を開閉させる大径弁
部(6)を設けていると共に外周面適所に直噴流ノズル
部(7)に連通する導入口(8)を穿設してなる弁軸筒
(5)が配設されてあり、この弁軸筒(5)を前記放水
筒本体(1)の内周面に支持アーム部材(10)を介して
一体に連結すると共に前記ノズル筒体(2)の内周面に
アーム部材(12)を介して前記弁軸筒(5)の外周面に
摺動自在に被嵌したリング体(11)を支持させ、弁軸筒
(5)の前記大径弁部(6)が前記弁座部(3)に密着
している状態においては弁軸筒(5)の導入口(8)を
ノズル筒体(2)内に連通させていると共に弁軸筒
(5)の大径弁部(6)が弁座部(3)から離れるに従
ってリング体(11)により弁軸筒(5)の導入口(8)
を徐々に閉止させるように構成してなるものである。
は、実施例に対応する図面に示すように、放水筒本体
(1)の前部外周には、前端部を噴霧口(4)に形成し
且つ該噴霧口(4)の内周面に環状の弁座部(3)を設
けてなるノズル筒体(2)が進退自在に螺合してあり、
このノズル筒体(2)内の中央部には、内部に前記噴霧
口(4)の中央部に開口する直噴流ノズル部(7)を設
け且つこの直噴流ノズル部(7)の開口端外周に前記弁
座部(3)に着脱して噴霧口(4)を開閉させる大径弁
部(6)を設けていると共に外周面適所に直噴流ノズル
部(7)に連通する導入口(8)を穿設してなる弁軸筒
(5)が配設されてあり、この弁軸筒(5)を前記放水
筒本体(1)の内周面に支持アーム部材(10)を介して
一体に連結すると共に前記ノズル筒体(2)の内周面に
アーム部材(12)を介して前記弁軸筒(5)の外周面に
摺動自在に被嵌したリング体(11)を支持させ、弁軸筒
(5)の前記大径弁部(6)が前記弁座部(3)に密着
している状態においては弁軸筒(5)の導入口(8)を
ノズル筒体(2)内に連通させていると共に弁軸筒
(5)の大径弁部(6)が弁座部(3)から離れるに従
ってリング体(11)により弁軸筒(5)の導入口(8)
を徐々に閉止させるように構成してなるものである。
(作用) 放水筒本体(1)に対してノズル筒体(2)を前方に
回動移動させると、放水筒本体(1)と一体の弁軸筒
(5)が相対的に後方に移動してその大径弁部(6)で
ノズル筒体(2)の前記噴霧口(4)を閉止すると共に
ノズル筒体(2)に支持されているリング体(11)が弁
軸筒(5)上を前方に摺動して弁軸筒(5)に設けてい
る導入口(8)を開口させる。
回動移動させると、放水筒本体(1)と一体の弁軸筒
(5)が相対的に後方に移動してその大径弁部(6)で
ノズル筒体(2)の前記噴霧口(4)を閉止すると共に
ノズル筒体(2)に支持されているリング体(11)が弁
軸筒(5)上を前方に摺動して弁軸筒(5)に設けてい
る導入口(8)を開口させる。
この状態にすると、放水筒本体(1)内に流入する圧
力水はノズル筒体(2)内から弁軸筒(5)の導入口
(8)に流入し、直噴流ノズル部(7)から円柱状に集
合した直噴流水として放水されるものである。
力水はノズル筒体(2)内から弁軸筒(5)の導入口
(8)に流入し、直噴流ノズル部(7)から円柱状に集
合した直噴流水として放水されるものである。
又、放水筒本体(1)に対してノズル筒体(2)を後
方に回動移動させると、弁軸筒(5)は相対的に前方に
移動して該ノズル筒体(2)の噴霧口(4)を開放させ
ると共に弁軸筒(5)の導入口(8)がリング体(11)
によって徐々にその開口度を小さくされる。
方に回動移動させると、弁軸筒(5)は相対的に前方に
移動して該ノズル筒体(2)の噴霧口(4)を開放させ
ると共に弁軸筒(5)の導入口(8)がリング体(11)
によって徐々にその開口度を小さくされる。
従って、ノズル筒体(2)内に流入、充満する圧力水
は開口したノズル筒体(2)の噴霧口(4)から放射状
に拡散放水されると共に、導入口(8)から弁軸筒
(5)内にも該圧力水が流入して直噴流ノズル部(7)
から該拡散噴霧放水の中空状中心部に向かって噴出し、
拡散放水断面の噴流水密度が全体的に均一なフルコーン
形状の放水状態となって消火効率が向上するものであ
る。
は開口したノズル筒体(2)の噴霧口(4)から放射状
に拡散放水されると共に、導入口(8)から弁軸筒
(5)内にも該圧力水が流入して直噴流ノズル部(7)
から該拡散噴霧放水の中空状中心部に向かって噴出し、
拡散放水断面の噴流水密度が全体的に均一なフルコーン
形状の放水状態となって消火効率が向上するものであ
る。
さらに、弁軸筒(5)の導入口(8)がリング体(1
1)によって完全に閉止されると、通常のノズルと同様
にノズル筒体(2)の噴霧口(4)からのみ拡散放水が
行われるものである。
1)によって完全に閉止されると、通常のノズルと同様
にノズル筒体(2)の噴霧口(4)からのみ拡散放水が
行われるものである。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面について説明すると、
(1)は円筒形状の放水筒本体で、その後端部内周面に
消火ホースの先端に連結するための雌螺子部(1a)を形
成していると共に前部外周面に円筒形状のノズル筒体
(2)の後部内周面を螺合させている螺子部(1b)を形
成してある。
(1)は円筒形状の放水筒本体で、その後端部内周面に
消火ホースの先端に連結するための雌螺子部(1a)を形
成していると共に前部外周面に円筒形状のノズル筒体
(2)の後部内周面を螺合させている螺子部(1b)を形
成してある。
このノズル筒体(2)の前半部は放水筒本体(1)の
前端から前方に突出してあり、その前端面を内周面から
外周面に向かって拡大する円錐形状のテーパ面(2a)に
形成していると共に該テーパ面(2a)から後方に小寸法
を存した前端部内周面に環状の弁座部(3)を内径方向
に突設し、この弁座部(3)の前面とテーパ面(2a)間
のノズル筒体(2)の先端内部を噴霧口(4)に形成し
てある。
前端から前方に突出してあり、その前端面を内周面から
外周面に向かって拡大する円錐形状のテーパ面(2a)に
形成していると共に該テーパ面(2a)から後方に小寸法
を存した前端部内周面に環状の弁座部(3)を内径方向
に突設し、この弁座部(3)の前面とテーパ面(2a)間
のノズル筒体(2)の先端内部を噴霧口(4)に形成し
てある。
(5)はノズル筒体(2)の中心部に配設された弁軸
筒で、その後端部を中実の紡錐形状部(5a)に形成して
いると共に中間部をやゝ大径の円筒部(5b)に形成し、
その円筒部(5b)から小径の短筒部(5c)を介して該弁
軸筒(5)の前端に前記ノズル筒体(2)の噴霧口
(4)よりも小径で弁座部(3)の内周面よりも大径の
円板状弁部(6)を外径方向に一体に突設してなるもの
であり、この弁部(6)の中央部に短筒部(5c)から円
筒部(5b)内に連通する円形噴出口(6a)に形成してノ
ズル筒体(2)の前半内部を直噴流ノズル部(7)に形
成してなるものである。
筒で、その後端部を中実の紡錐形状部(5a)に形成して
いると共に中間部をやゝ大径の円筒部(5b)に形成し、
その円筒部(5b)から小径の短筒部(5c)を介して該弁
軸筒(5)の前端に前記ノズル筒体(2)の噴霧口
(4)よりも小径で弁座部(3)の内周面よりも大径の
円板状弁部(6)を外径方向に一体に突設してなるもの
であり、この弁部(6)の中央部に短筒部(5c)から円
筒部(5b)内に連通する円形噴出口(6a)に形成してノ
ズル筒体(2)の前半内部を直噴流ノズル部(7)に形
成してなるものである。
この直噴流ノズル部(7)は前記円筒部(5b)内から
円形噴出口(6a)に向かって緩やかに小径となる流通路
に形成されてあり、さらに、円筒部(5b)の後端部三方
には直噴流ノズル部(7)の後端内に連通する導入口
(8)(8)(8)を穿設してある。
円形噴出口(6a)に向かって緩やかに小径となる流通路
に形成されてあり、さらに、円筒部(5b)の後端部三方
には直噴流ノズル部(7)の後端内に連通する導入口
(8)(8)(8)を穿設してある。
なお、弁軸筒(5)の前記紡錐形状部(5a)の前端は
導入口(8)の後端縁から中心に向かうに従って直噴流
ノズル部(7)の中心部に突出する円錐形突部(5d)に
形成されてあり、導入口(8)から流入する圧力水を直
噴流ノズル部(7)に向かって円滑に流通させるように
してある。
導入口(8)の後端縁から中心に向かうに従って直噴流
ノズル部(7)の中心部に突出する円錐形突部(5d)に
形成されてあり、導入口(8)から流入する圧力水を直
噴流ノズル部(7)に向かって円滑に流通させるように
してある。
又、前記各導入口(8)はその前端口縁を同一円周上
に位置するように設けられていると共に後端口縁は後方
に向かって三角形状に開口(8a)させてある。
に位置するように設けられていると共に後端口縁は後方
に向かって三角形状に開口(8a)させてある。
このように形成した弁軸筒(5)はその紡錐形状部
(5a)の外周面数個所にアーム部材(10)(10)を一体
に突設して該アーム部材(10)(10)の先端を放水筒本
体(1)の前端内周面に固着することにより放水筒本体
(1)に一体に支持されてあり、紡錐形状部(5a)の外
周面と放水筒本体(1)の内周面間、並びにノズル筒体
(2)内の中心部に配設されたこの弁軸筒(5)の外周
面とノズル筒体(2)の内周面間に圧力水の流通路
(9)を形成してある。
(5a)の外周面数個所にアーム部材(10)(10)を一体
に突設して該アーム部材(10)(10)の先端を放水筒本
体(1)の前端内周面に固着することにより放水筒本体
(1)に一体に支持されてあり、紡錐形状部(5a)の外
周面と放水筒本体(1)の内周面間、並びにノズル筒体
(2)内の中心部に配設されたこの弁軸筒(5)の外周
面とノズル筒体(2)の内周面間に圧力水の流通路
(9)を形成してある。
(11)は弁軸筒(5)の円筒部(5b)に前後摺動自在
に被嵌したリング体で、その外周面数個所にアーム部材
(12)を一体に突設して該アーム部材(12)の先端をノ
ズル筒体(2)の内面に固着することにより、このアー
ム部材(12)を介してノズル筒体(2)に一体に連結し
ているものである。
に被嵌したリング体で、その外周面数個所にアーム部材
(12)を一体に突設して該アーム部材(12)の先端をノ
ズル筒体(2)の内面に固着することにより、このアー
ム部材(12)を介してノズル筒体(2)に一体に連結し
ているものである。
このリング体(11)の前後方向の幅寸法を前記導入口
(8)の前後方向の幅寸法よりもやゝ大きくして該導入
口(8)を開閉させるように構成してある。
(8)の前後方向の幅寸法よりもやゝ大きくして該導入
口(8)を開閉させるように構成してある。
(13)は放水筒本体(1)の外周面に装着したパッキ
ング、(14)はノズル筒体(2)の外周面に被着したゴ
ム製のノブである。
ング、(14)はノズル筒体(2)の外周面に被着したゴ
ム製のノブである。
なお、弁軸筒(5)の直噴流ノズル部(7)の先端噴
出口(6a)の開口面積は、該弁軸筒(5)の弁部(6)
の外周面と噴出口(4)の内周面間の面積や導入口
(8)の開口面積の和よりも僅かに小さく形成されてあ
る。
出口(6a)の開口面積は、該弁軸筒(5)の弁部(6)
の外周面と噴出口(4)の内周面間の面積や導入口
(8)の開口面積の和よりも僅かに小さく形成されてあ
る。
このように構成した実施例における消火用放水ノズル
は、その放水筒本体(1)の後端雌螺子部(1a)を消火
ホースの先端に適宜な金具を介して装着された状態で使
用され、次にその動作を説明すると、放水筒本体(1)
に対してノズル筒体(2)を回動させ、螺子部(1b)を
介して前方に移動させれば、放水筒本体(1)に支持ア
ーム(10)を介して一体に連結している弁軸筒(5)が
該ノズル筒体(2)に対して後方に相対移動し、第1図
に示すように、その前端の大径弁部(6)の背面がノズ
ル筒体(2)の弁座部(3)に当接して噴霧口(4)が
閉止される一方、ノズル筒体(2)に支持アーム(12)
を介して一体に連結しているリング体(11)が弁軸筒
(5)の円筒部(5b)上を相対的に前方に摺動移動して
弁軸筒(5)に設けている導入口(8)を開口させる。
は、その放水筒本体(1)の後端雌螺子部(1a)を消火
ホースの先端に適宜な金具を介して装着された状態で使
用され、次にその動作を説明すると、放水筒本体(1)
に対してノズル筒体(2)を回動させ、螺子部(1b)を
介して前方に移動させれば、放水筒本体(1)に支持ア
ーム(10)を介して一体に連結している弁軸筒(5)が
該ノズル筒体(2)に対して後方に相対移動し、第1図
に示すように、その前端の大径弁部(6)の背面がノズ
ル筒体(2)の弁座部(3)に当接して噴霧口(4)が
閉止される一方、ノズル筒体(2)に支持アーム(12)
を介して一体に連結しているリング体(11)が弁軸筒
(5)の円筒部(5b)上を相対的に前方に摺動移動して
弁軸筒(5)に設けている導入口(8)を開口させる。
この状態にすると、放水筒本体(1)内から流通路
(9)に流動する圧力水は噴霧口(4)から噴出するこ
となく該導入口(8)内に流入し、直噴流ノズル部
(7)から円柱状に集合した直噴流水となって遠方まで
の放水が可能となるものである。
(9)に流動する圧力水は噴霧口(4)から噴出するこ
となく該導入口(8)内に流入し、直噴流ノズル部
(7)から円柱状に集合した直噴流水となって遠方まで
の放水が可能となるものである。
次に、放水筒本体(1)に対してノズル筒体(2)を
上記操作と逆方向に回動させると、第2図に示すよう
に、放水筒本体(1)はノズル筒体(2)に対して前方
に相対移動して該放水筒本体(1)に一体的に連結して
いる弁軸筒(5)の弁部(6)が弁座部(3)から前方
に離れ、ノズル筒体(2)の噴霧口(4)を開放させる
一方、ノズル筒体(2)に一体に連結しているリング体
(11)が弁軸筒(5)の円筒部(5b)上を後方に摺動移
動して弁軸筒(5)の導入口(8)をその前端縁側から
徐々に閉止してゆき、該導入口(8)の開口度を連続的
に縮小させる。
上記操作と逆方向に回動させると、第2図に示すよう
に、放水筒本体(1)はノズル筒体(2)に対して前方
に相対移動して該放水筒本体(1)に一体的に連結して
いる弁軸筒(5)の弁部(6)が弁座部(3)から前方
に離れ、ノズル筒体(2)の噴霧口(4)を開放させる
一方、ノズル筒体(2)に一体に連結しているリング体
(11)が弁軸筒(5)の円筒部(5b)上を後方に摺動移
動して弁軸筒(5)の導入口(8)をその前端縁側から
徐々に閉止してゆき、該導入口(8)の開口度を連続的
に縮小させる。
従って、ノズル筒体(2)の流通路(9)に圧流する
圧力水は、開口したノズル筒体(2)の噴霧口(4)か
ら放射状に拡散放水されると共に導入口(8)から弁軸
筒(5)内にも該圧力水が流入して直噴流ノズル部
(7)から該拡散噴霧放水の中空状中心部に向かって噴
出することになる。
圧力水は、開口したノズル筒体(2)の噴霧口(4)か
ら放射状に拡散放水されると共に導入口(8)から弁軸
筒(5)内にも該圧力水が流入して直噴流ノズル部
(7)から該拡散噴霧放水の中空状中心部に向かって噴
出することになる。
この噴霧状態は、弁軸筒(5)の弁部(6)が弁座部
(3)から離間して噴霧口(4)の開口面積が大きくな
るに従ってその拡散噴霧角度も大きくなると共に、弁軸
筒(5)の直噴流ノズル部(7)に対してはリング体
(11)によって導入口(8)が完全に閉止されるまでそ
の流量を徐々に減少させながら噴出口(6a)から直線状
に放水し、拡散放水断面の噴流水密度が全体的に均一な
フルコーン形状の放水状態となるものである。
(3)から離間して噴霧口(4)の開口面積が大きくな
るに従ってその拡散噴霧角度も大きくなると共に、弁軸
筒(5)の直噴流ノズル部(7)に対してはリング体
(11)によって導入口(8)が完全に閉止されるまでそ
の流量を徐々に減少させながら噴出口(6a)から直線状
に放水し、拡散放水断面の噴流水密度が全体的に均一な
フルコーン形状の放水状態となるものである。
さらに、弁軸筒(5)の導入口(8)がリング体(1
1)によって第3図に示すように、完全に閉止される
と、通常のノズルと同様にノズル筒体(2)の噴霧口
(4)からのみの拡散放水が行われるものである。
1)によって第3図に示すように、完全に閉止される
と、通常のノズルと同様にノズル筒体(2)の噴霧口
(4)からのみの拡散放水が行われるものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の消火用放水ノズルによれば、放
水筒本体(1)の前部外周には前端部を噴霧口(4)に
形成し且つ該噴霧口(4)の内周面に環状の弁座部
(3)を設けてなるノズル筒体(2)が進退自在に螺合
していると共にこのノズル筒体(2)内の中央部には、
内部に前記噴霧口(4)の中央部に開口する直噴流ノズ
ル部(7)を設け且つこの直噴流ノズル部(7)の開口
端外周に前記弁座部(3)に着脱して噴霧口(4)を開
閉させる大径弁部(6)を設けていると共に外周面適所
に前記直噴流ノズル部(7)に連通する導入口(8)を
穿設してなる弁軸筒(5)が配設されてあり、この弁軸
筒(5)を前記放水筒本体(1)の内周面に支持アーム
部材(10)を介して一体に連結すると共に前記ノズル筒
体(2)の内周面にアーム部材(12)を介して前記弁軸
筒(5)の外周面に摺動自在に被嵌したリング体(11)
を支持させ、弁軸筒(5)の前記大径弁部(6)が前記
弁座部(3)に密着している状態においては弁軸筒
(5)の導入口(8)をノズル筒体(2)内に連通させ
ていると共に弁軸筒(5)の大径弁部(6)が弁座部
(3)から離れるに従ってリング体(11)により弁軸筒
(5)の導入口(8)を徐々に閉止させるように構成し
ているので、放水筒本体(1)に対してノズル筒体
(2)を前方に回動移動させれば、放水筒本体(1)と
一体の弁軸筒(5)が相対的に後方に移動してその大径
弁部(6)でノズル筒体(2)の前記噴霧口(4)を閉
止させると同時にリング体(11)によって弁軸筒(5)
に設けている導入口(8)を開口させることができ、従
って、放水筒本体(1)に流入する圧力水を噴霧口
(4)から噴出させることなく、弁軸筒(5)の導入口
に流入させて直噴流ノズル部(7)の先端から円柱状に
集合した直噴流水として放水させることができるもので
あり、従来の円筒状に噴出される放水状態に比べてより
遠方まで放水することができ、そのため、火勢の強い火
災現場において消火水を多量に且つ遠方まで放水するこ
とが可能となって安全に且つ効率よく消火作業を行うこ
とができるものである。
水筒本体(1)の前部外周には前端部を噴霧口(4)に
形成し且つ該噴霧口(4)の内周面に環状の弁座部
(3)を設けてなるノズル筒体(2)が進退自在に螺合
していると共にこのノズル筒体(2)内の中央部には、
内部に前記噴霧口(4)の中央部に開口する直噴流ノズ
ル部(7)を設け且つこの直噴流ノズル部(7)の開口
端外周に前記弁座部(3)に着脱して噴霧口(4)を開
閉させる大径弁部(6)を設けていると共に外周面適所
に前記直噴流ノズル部(7)に連通する導入口(8)を
穿設してなる弁軸筒(5)が配設されてあり、この弁軸
筒(5)を前記放水筒本体(1)の内周面に支持アーム
部材(10)を介して一体に連結すると共に前記ノズル筒
体(2)の内周面にアーム部材(12)を介して前記弁軸
筒(5)の外周面に摺動自在に被嵌したリング体(11)
を支持させ、弁軸筒(5)の前記大径弁部(6)が前記
弁座部(3)に密着している状態においては弁軸筒
(5)の導入口(8)をノズル筒体(2)内に連通させ
ていると共に弁軸筒(5)の大径弁部(6)が弁座部
(3)から離れるに従ってリング体(11)により弁軸筒
(5)の導入口(8)を徐々に閉止させるように構成し
ているので、放水筒本体(1)に対してノズル筒体
(2)を前方に回動移動させれば、放水筒本体(1)と
一体の弁軸筒(5)が相対的に後方に移動してその大径
弁部(6)でノズル筒体(2)の前記噴霧口(4)を閉
止させると同時にリング体(11)によって弁軸筒(5)
に設けている導入口(8)を開口させることができ、従
って、放水筒本体(1)に流入する圧力水を噴霧口
(4)から噴出させることなく、弁軸筒(5)の導入口
に流入させて直噴流ノズル部(7)の先端から円柱状に
集合した直噴流水として放水させることができるもので
あり、従来の円筒状に噴出される放水状態に比べてより
遠方まで放水することができ、そのため、火勢の強い火
災現場において消火水を多量に且つ遠方まで放水するこ
とが可能となって安全に且つ効率よく消火作業を行うこ
とができるものである。
又、放水筒本体(1)に対してノズル筒体(2)を後
方に回動移動させると、弁軸筒(5)は相対的に前方に
移動して該ノズル筒体(2)の噴霧口(4)を開放させ
ると共に弁軸筒(5)の導入口(8)がリング体(11)
によって徐々にその開口度を小さくすることができ、従
って、ノズル筒体(2)内に流入する圧力水をノズル筒
体(2)の噴霧口(4)とその中心部の直噴流ノズル部
(7)から同時に噴出させることができ、そのため、ノ
ズル筒体(2)の噴霧口(4)から放射状に拡散される
放水の中心部に直噴流ノズル部(7)からの直流放水を
噴出させて拡散放水断面の噴流水密度を全体的に均一な
フルコーン形状の放水状態とすることができ、消火効率
を一段とが向上させることができるものである。
方に回動移動させると、弁軸筒(5)は相対的に前方に
移動して該ノズル筒体(2)の噴霧口(4)を開放させ
ると共に弁軸筒(5)の導入口(8)がリング体(11)
によって徐々にその開口度を小さくすることができ、従
って、ノズル筒体(2)内に流入する圧力水をノズル筒
体(2)の噴霧口(4)とその中心部の直噴流ノズル部
(7)から同時に噴出させることができ、そのため、ノ
ズル筒体(2)の噴霧口(4)から放射状に拡散される
放水の中心部に直噴流ノズル部(7)からの直流放水を
噴出させて拡散放水断面の噴流水密度を全体的に均一な
フルコーン形状の放水状態とすることができ、消火効率
を一段とが向上させることができるものである。
さらに、弁軸筒(5)の導入口(8)をリング体(1
1)によって完全に閉止させれば、通常のノズルと同様
にノズル筒体(2)の噴霧口(4)からのみ拡散放水を
行うことができるものである。
1)によって完全に閉止させれば、通常のノズルと同様
にノズル筒体(2)の噴霧口(4)からのみ拡散放水を
行うことができるものである。
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもので、第1
図は噴霧口を閉止した状態の縦断側面図、第2図は噴霧
口と直噴流ノズル部とから放水させる状態の縦断側面
図、第3図は噴霧口から放水させる状態の縦断面図、第
4図は従来の放水ノズルの縦断側面図、第5図はそのノ
ズルによって直線状の放水を行う場合の縦断側面図であ
る。 (1)……放水筒本体、(2)……ノズル筒体、(3)
……弁座部、(4)……噴霧口、(5)……弁軸筒、
(6)……弁部、(7)……直噴流ノズル部、(8)…
…導入口、(9)……流通路、(10)(12)……支持ア
ーム、(11)……リング体。
図は噴霧口を閉止した状態の縦断側面図、第2図は噴霧
口と直噴流ノズル部とから放水させる状態の縦断側面
図、第3図は噴霧口から放水させる状態の縦断面図、第
4図は従来の放水ノズルの縦断側面図、第5図はそのノ
ズルによって直線状の放水を行う場合の縦断側面図であ
る。 (1)……放水筒本体、(2)……ノズル筒体、(3)
……弁座部、(4)……噴霧口、(5)……弁軸筒、
(6)……弁部、(7)……直噴流ノズル部、(8)…
…導入口、(9)……流通路、(10)(12)……支持ア
ーム、(11)……リング体。
Claims (1)
- 【請求項1】放水筒本体(1)の前部外周には前端部を
噴霧口(4)に形成し且つ該噴霧口(4)の内周面に環
状の弁座部(3)を設けてなるノズル筒体(2)が進退
自在に螺合していると共にこのノズル筒体(2)内の中
央部には、内部に前記噴霧口(4)の中央部に開口する
直噴流ノズル部(7)を設け且つこの直噴流ノズル部
(7)の開口端外周に前記弁座部(3)に着脱して噴霧
口(4)を開閉させる大径弁部(6)を設けていると共
に外周面適所に前記直噴流ノズル部(7)に連通する導
入口(8)を穿設してなる弁軸筒(5)が配設されてあ
り、この弁軸筒(5)を前記放水筒本体(1)の内周面
に支持アーム部材(10)を介して一体に連結すると共に
前記ノズル筒体(2)の内周面にアーム部材(12)を介
して前記弁軸筒(5)の外周面に摺動自在に被嵌したリ
ング体(11)を支持させ、弁軸筒(5)の前記大径弁部
(6)が前記弁座部(3)に密着している状態において
は弁軸筒(5)の導入口(8)をノズル筒体(2)内に
連通させていると共に弁軸筒(5)の大径弁部(6)が
弁座部(3)から離れるに従ってリング体(11)により
弁軸筒(5)の導入口(8)を徐々に閉止させるように
構成していることを特徴とする消火用放水ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990080302U JP2523778Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 消火用放水ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990080302U JP2523778Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 消火用放水ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0437462U JPH0437462U (ja) | 1992-03-30 |
JP2523778Y2 true JP2523778Y2 (ja) | 1997-01-29 |
Family
ID=31625240
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990080302U Expired - Lifetime JP2523778Y2 (ja) | 1990-07-27 | 1990-07-27 | 消火用放水ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2523778Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6329554U (ja) * | 1986-08-12 | 1988-02-26 |
-
1990
- 1990-07-27 JP JP1990080302U patent/JP2523778Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0437462U (ja) | 1992-03-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |