JPH0621569Y2 - 散水ノズル - Google Patents
散水ノズルInfo
- Publication number
- JPH0621569Y2 JPH0621569Y2 JP8771591U JP8771591U JPH0621569Y2 JP H0621569 Y2 JPH0621569 Y2 JP H0621569Y2 JP 8771591 U JP8771591 U JP 8771591U JP 8771591 U JP8771591 U JP 8771591U JP H0621569 Y2 JPH0621569 Y2 JP H0621569Y2
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- JP
- Japan
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- water
- water passage
- cylinder
- nozzle body
- tightly fitted
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ノズル本体にねじ合
わされた回動筒をノズル本体に対して回動して前後移動
させることにより、乱射、直射、止水、ジョロおよびシ
ャワに切換えることができる散水ノズルに関する。
わされた回動筒をノズル本体に対して回動して前後移動
させることにより、乱射、直射、止水、ジョロおよびシ
ャワに切換えることができる散水ノズルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、乱射、直射、止水、ジョロおよび
シャワに切換えることができる散水ノズルとしては、特
開昭63−80865号公報に示されるものが知られて
いる。
シャワに切換えることができる散水ノズルとしては、特
開昭63−80865号公報に示されるものが知られて
いる。
【0003】この散水ノズルは、図7に示すように、筒
状のノズル本体(51)と、ノズル本体(51)の外面にねじ合
わされかつ前面に吐水部(53)を備えた回動筒(52)とより
なり、吐水部(53)が、中央吐水口(54)およびその周囲に
配置された多孔吐水口(55)を有している。ノズル本体(5
1)は、その前端は閉じられており、閉塞壁に設けられた
前方突出部(59)と、側壁中程に設けられた主通水孔(56)
と、主通水孔(56)の前後にそれぞれ配置された第1閉塞
部材(57)および第2閉塞部材(58)とを有している。回動
筒(52)は、カバー部(60)と、カバー部(60)とノズル本体
(51)との間に位置する中間筒部(61)とよりなり、中間筒
部(61)は、側壁後端部に設けられたシャワ用通水孔(62)
と、シャワ用通水孔(62)の前面に設けられた内方突設部
材(63)とを有している。
状のノズル本体(51)と、ノズル本体(51)の外面にねじ合
わされかつ前面に吐水部(53)を備えた回動筒(52)とより
なり、吐水部(53)が、中央吐水口(54)およびその周囲に
配置された多孔吐水口(55)を有している。ノズル本体(5
1)は、その前端は閉じられており、閉塞壁に設けられた
前方突出部(59)と、側壁中程に設けられた主通水孔(56)
と、主通水孔(56)の前後にそれぞれ配置された第1閉塞
部材(57)および第2閉塞部材(58)とを有している。回動
筒(52)は、カバー部(60)と、カバー部(60)とノズル本体
(51)との間に位置する中間筒部(61)とよりなり、中間筒
部(61)は、側壁後端部に設けられたシャワ用通水孔(62)
と、シャワ用通水孔(62)の前面に設けられた内方突設部
材(63)とを有している。
【0004】この散水ノズルのシャワ吐水時には、図7
に示すように、第1閉塞部材(57)が突設部材(63)に圧接
され中央吐水口(54)への通水が遮断されるとともに、ノ
ズル本体(51)内の水が主通水孔(56)およびシャワ用通水
孔(62)を経て多孔吐水口(55)に送られるようになされて
いる。
に示すように、第1閉塞部材(57)が突設部材(63)に圧接
され中央吐水口(54)への通水が遮断されるとともに、ノ
ズル本体(51)内の水が主通水孔(56)およびシャワ用通水
孔(62)を経て多孔吐水口(55)に送られるようになされて
いる。
【0005】シャワを止めるには、回動筒(52)をノズル
本体(51)に対して回動して後方に移動させることによ
り、第1閉塞部材(57)が突設部材(63)の前面に、第2閉
塞部材(58)が突設部材(63)の後面にそれぞれ圧接される
状態にすればよい。
本体(51)に対して回動して後方に移動させることによ
り、第1閉塞部材(57)が突設部材(63)の前面に、第2閉
塞部材(58)が突設部材(63)の後面にそれぞれ圧接される
状態にすればよい。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の散水ノズル
では、シャワ吐水時の水量を多くしようとして、主通水
孔(56)を大きくすると、第2閉塞部材(58)が突設部材(6
3)の後面に圧接されるまでの移動距離が大きくなり、シ
ャワと止水との切換えが面倒になる。したがってシャワ
吐水時の水量を多くできないという問題があった。
では、シャワ吐水時の水量を多くしようとして、主通水
孔(56)を大きくすると、第2閉塞部材(58)が突設部材(6
3)の後面に圧接されるまでの移動距離が大きくなり、シ
ャワと止水との切換えが面倒になる。したがってシャワ
吐水時の水量を多くできないという問題があった。
【0007】なお、この散水ノズルでは、主通水孔(56)
通過時、シャワ用通水孔(62)通過時およびシャワ用通水
孔(62)通過後の方向変換時に、水の流れがスムーズでな
いため流量が減少するという不利な点を有している。
通過時、シャワ用通水孔(62)通過時およびシャワ用通水
孔(62)通過後の方向変換時に、水の流れがスムーズでな
いため流量が減少するという不利な点を有している。
【0008】この考案の目的は、簡単な操作で乱射、直
射、止水、ジョロおよびシャワに切換えることができ、
かつ水の流れをスムーズにしてシャワ吐水時の水量を多
量にすることができる散水ノズルを提供することにあ
る。
射、止水、ジョロおよびシャワに切換えることができ、
かつ水の流れをスムーズにしてシャワ吐水時の水量を多
量にすることができる散水ノズルを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案による散水ノズ
ルは、ノズル本体(1) と、ノズル本体(1) にねじ合わさ
れかつ前面に吐水部(4) を備えた回動筒(2) とよりな
り、吐水部(4) が、中央吐水口(9) およびその周囲に配
置された多孔吐水口(10)を有しており、回動筒(2) をノ
ズル本体(1) に対して回動して前後移動させることによ
り、乱射、直射、止水、ジョロおよびシャワに切換える
ことができる散水ノズルにおいて、 ノズル本体(1) は、内部が中央通水路(A) を形成する内
筒部(5) と、内筒部(5) との間に側部通水路(B) を形成
する外筒部(8) と、外筒部(8) 外面に配置されかつねじ
部(15)を有する基筒部(16)とを備えており、 内筒部(5) が、外筒部(8) よりも前方に突出し、前端側
部に通水孔(14)を有し、かつ前端面が前方弁部(6) によ
り閉塞され、前方弁部(6) 前端には、前方弁部(6) より
小径でありかつ中央吐水口(9) に出入りさせられる突出
部(7) が設けられており、 回動筒(2) は、ノズル本体(1) の基筒部(16)にねじ合わ
されるカバー部(13)と、カバー部(13)との間に多孔吐水
口(10)へ通じるジョロ・シャワ用通水路(D) を形成する
中間筒部(3) とを備えており、 中間筒部(3) が、前方弁部(6) の外径より大きい内径を
有しかつ前方弁部(6)との間に中央吐水口(9) へ通じる
乱射・直射用通水路(C) を形成する前方筒部(11)と、前
方筒部(11)に連なり前方弁部(6) を密に嵌め入れること
ができる後方筒部(12)とを有し、後方筒部(12)には、ノ
ズル本体(1) の側部通水路(B) に密に嵌め入れることが
できる後方弁部(17)が設けられており、 回動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動して前後移動
させることにより、 後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、か
つ前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられた
状態と、後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れ
られ、かつ前方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔された
状態において、突出部(7) が中央吐水口(9) に出入りさ
せられる状態と、前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に
嵌め入れられた状態において、後方弁部(17)が側部通水
路(B) に出入りさせられる状態とに変化させることがで
きることを特徴とするものである。
ルは、ノズル本体(1) と、ノズル本体(1) にねじ合わさ
れかつ前面に吐水部(4) を備えた回動筒(2) とよりな
り、吐水部(4) が、中央吐水口(9) およびその周囲に配
置された多孔吐水口(10)を有しており、回動筒(2) をノ
ズル本体(1) に対して回動して前後移動させることによ
り、乱射、直射、止水、ジョロおよびシャワに切換える
ことができる散水ノズルにおいて、 ノズル本体(1) は、内部が中央通水路(A) を形成する内
筒部(5) と、内筒部(5) との間に側部通水路(B) を形成
する外筒部(8) と、外筒部(8) 外面に配置されかつねじ
部(15)を有する基筒部(16)とを備えており、 内筒部(5) が、外筒部(8) よりも前方に突出し、前端側
部に通水孔(14)を有し、かつ前端面が前方弁部(6) によ
り閉塞され、前方弁部(6) 前端には、前方弁部(6) より
小径でありかつ中央吐水口(9) に出入りさせられる突出
部(7) が設けられており、 回動筒(2) は、ノズル本体(1) の基筒部(16)にねじ合わ
されるカバー部(13)と、カバー部(13)との間に多孔吐水
口(10)へ通じるジョロ・シャワ用通水路(D) を形成する
中間筒部(3) とを備えており、 中間筒部(3) が、前方弁部(6) の外径より大きい内径を
有しかつ前方弁部(6)との間に中央吐水口(9) へ通じる
乱射・直射用通水路(C) を形成する前方筒部(11)と、前
方筒部(11)に連なり前方弁部(6) を密に嵌め入れること
ができる後方筒部(12)とを有し、後方筒部(12)には、ノ
ズル本体(1) の側部通水路(B) に密に嵌め入れることが
できる後方弁部(17)が設けられており、 回動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動して前後移動
させることにより、 後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、か
つ前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられた
状態と、後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れ
られ、かつ前方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔された
状態において、突出部(7) が中央吐水口(9) に出入りさ
せられる状態と、前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に
嵌め入れられた状態において、後方弁部(17)が側部通水
路(B) に出入りさせられる状態とに変化させることがで
きることを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この考案の散水ノズルによると、後方弁部(17)
が側部通水路(B) に密に嵌め入れられたときに、側部通
水路(B) とジョロ・シャワ用通水路(D) との間が遮断さ
れ、前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられ
たときに、中央通水路(A) と乱射・直射用通水路(C) と
の間が遮断される。また、前方弁部(6) が後方筒部(12)
から離隔されたときに、中央通水路(A) 、通水孔(14)、
乱射・直射用通水路(C) および中央吐水口(9) が連通さ
れ、後方弁部(17)が側部通水路(B) 外へ出されたとき
に、側部通水路(B) 、後方弁部(17)後端面と外筒部(8)
先端面との間隙(E) 、ジョロ・シャワ用通水路(D) およ
び多孔吐水口(10)が連通される。
が側部通水路(B) に密に嵌め入れられたときに、側部通
水路(B) とジョロ・シャワ用通水路(D) との間が遮断さ
れ、前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられ
たときに、中央通水路(A) と乱射・直射用通水路(C) と
の間が遮断される。また、前方弁部(6) が後方筒部(12)
から離隔されたときに、中央通水路(A) 、通水孔(14)、
乱射・直射用通水路(C) および中央吐水口(9) が連通さ
れ、後方弁部(17)が側部通水路(B) 外へ出されたとき
に、側部通水路(B) 、後方弁部(17)後端面と外筒部(8)
先端面との間隙(E) 、ジョロ・シャワ用通水路(D) およ
び多孔吐水口(10)が連通される。
【0011】したがって、後方弁部(17)が側部通水路
(B) に密に嵌め入れられ、かつ前方弁部(6) が後方筒部
(12)内に密に嵌め入れられた状態では、止水されてい
る。
(B) に密に嵌め入れられ、かつ前方弁部(6) が後方筒部
(12)内に密に嵌め入れられた状態では、止水されてい
る。
【0012】止水状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動して後方に移動させると、後方弁部(1
7)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられたまま、前方弁
部(6)が後方筒部(12)から離隔され、さらに突出部(7)
の前面と中央吐水口(9) の前面とが面一の状態になさ
れ、中央吐水口(9) から水が直射される。
(1) に対して回動して後方に移動させると、後方弁部(1
7)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられたまま、前方弁
部(6)が後方筒部(12)から離隔され、さらに突出部(7)
の前面と中央吐水口(9) の前面とが面一の状態になさ
れ、中央吐水口(9) から水が直射される。
【0013】直射状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動してさらに後方に移動させると、後方
弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、かつ前
方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔されたまま、さらに
突出部(7) が中央吐水口(9) から前方に突出させられた
状態になされ、中央吐水口(9) から水が乱射される。
(1) に対して回動してさらに後方に移動させると、後方
弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、かつ前
方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔されたまま、さらに
突出部(7) が中央吐水口(9) から前方に突出させられた
状態になされ、中央吐水口(9) から水が乱射される。
【0014】止水状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動して前方に移動させると、前方弁部
(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられ、かつ後方弁
部(17)が側部通水路(B) 外へ出されて、後方弁部(17)後
端面と外筒部(8) 先端面との間にわずかな間隙(E) が形
成される。そして、この間隙(E) を通った水が多孔吐水
口(10)からジョロ状に吐水される。
(1) に対して回動して前方に移動させると、前方弁部
(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられ、かつ後方弁
部(17)が側部通水路(B) 外へ出されて、後方弁部(17)後
端面と外筒部(8) 先端面との間にわずかな間隙(E) が形
成される。そして、この間隙(E) を通った水が多孔吐水
口(10)からジョロ状に吐水される。
【0015】ジョロ状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動してさらに前方に移動させると、前方
弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられたまま
で、後方弁部(17)後端面と外筒部(8) 先端面との間隙
(E) がさらに大きくなり、多孔吐水口(10)から水がシャ
ワ状に吐水される。
(1) に対して回動してさらに前方に移動させると、前方
弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられたまま
で、後方弁部(17)後端面と外筒部(8) 先端面との間隙
(E) がさらに大きくなり、多孔吐水口(10)から水がシャ
ワ状に吐水される。
【0016】上記の乱射、直射、止水、ジョロおよびシ
ャワの切換えは、すべて回動筒(2)をノズル本体(1) に
対して回動するだけで行うことができる。
ャワの切換えは、すべて回動筒(2)をノズル本体(1) に
対して回動するだけで行うことができる。
【0017】また、回動筒(2) を回動するにしたがって
後方弁部(17)と外筒部(8) との間の間隙(E) が除々に大
きくなっていくことにより、シャワの吐水量が除々に増
加していく。このときの水の流れはスムーズであるため
流量が途中で減少せず、回動筒(2) のノズル本体(1) に
対する移動距離を従来のものに比べて大きくしなくて
も、シャワの吐水量を多量にすることができる。
後方弁部(17)と外筒部(8) との間の間隙(E) が除々に大
きくなっていくことにより、シャワの吐水量が除々に増
加していく。このときの水の流れはスムーズであるため
流量が途中で減少せず、回動筒(2) のノズル本体(1) に
対する移動距離を従来のものに比べて大きくしなくて
も、シャワの吐水量を多量にすることができる。
【0018】
【実施例】この考案の実施例を、以下図面を参照して説
明する。
明する。
【0019】図1および図2に示すように、散水ノズル
は、ノズル本体(1) と、ノズル本体(1) にねじ合わされ
かつ前面に吐水部(4) を備えた回動筒(2) とよりなる。
吐水部(4) は、中央吐水口(9) およびその周囲に配置さ
れた多孔吐水口(10)を有している。
は、ノズル本体(1) と、ノズル本体(1) にねじ合わされ
かつ前面に吐水部(4) を備えた回動筒(2) とよりなる。
吐水部(4) は、中央吐水口(9) およびその周囲に配置さ
れた多孔吐水口(10)を有している。
【0020】ノズル本体(1) は、内部が中央通水路(A)
を形成する内筒部(5) と、内筒部(5) との間に側部通水
路(B) を形成する外筒部(8) と、外筒部(8) 外面に配置
されかつ回動筒(2) にねじ合わされるねじ部(15)を有す
る基筒部(16)とよりなる。
を形成する内筒部(5) と、内筒部(5) との間に側部通水
路(B) を形成する外筒部(8) と、外筒部(8) 外面に配置
されかつ回動筒(2) にねじ合わされるねじ部(15)を有す
る基筒部(16)とよりなる。
【0021】内筒部(5) と外筒部(8) とは一体に形成さ
れており、外筒部(8) は基筒部(16)にねじ合わされて固
定されている。基筒部(16)は後部にホース連結部(図示
略)を有している。外筒部(8) 外面と基筒部(16)内面と
の間および外筒部(8) 外面と回動筒(2) 内面との間に
は、それぞれOリング(22)(23)が配されている。
れており、外筒部(8) は基筒部(16)にねじ合わされて固
定されている。基筒部(16)は後部にホース連結部(図示
略)を有している。外筒部(8) 外面と基筒部(16)内面と
の間および外筒部(8) 外面と回動筒(2) 内面との間に
は、それぞれOリング(22)(23)が配されている。
【0022】内筒部(5) は、外筒部(8) よりも前方に突
出し、前端側部に通水孔(14)を有し、かつ前端面が前方
弁部(6) により閉塞されている。
出し、前端側部に通水孔(14)を有し、かつ前端面が前方
弁部(6) により閉塞されている。
【0023】前方弁部(6) 前端には、前方弁部(6) より
小径でありかつ中央吐水口(9) に出入りさせられる突出
部(7) が設けられている。前方弁部(7) には環状溝(18)
が形成されており、これにはOリング(19)が嵌められて
いる。
小径でありかつ中央吐水口(9) に出入りさせられる突出
部(7) が設けられている。前方弁部(7) には環状溝(18)
が形成されており、これにはOリング(19)が嵌められて
いる。
【0024】回動筒(2) は、ノズル本体(1) の基筒部(1
6)にねじ合わされるカバー部(13)と、カバー部(13)との
間に多孔吐水口(10)へ通じるジョロ・シャワ用通水路
(D) を形成する中間筒部(3) とよりなる。
6)にねじ合わされるカバー部(13)と、カバー部(13)との
間に多孔吐水口(10)へ通じるジョロ・シャワ用通水路
(D) を形成する中間筒部(3) とよりなる。
【0025】中間筒部(3) の外周面を周方向に4等分す
る位置には、中間筒部(3) の長手方向に対して垂直にの
びる翼部(24)が設けられており、これらの翼部(24)の先
端がカバー部(13)に設けられた凹所(25)に嵌め入れられ
ることにより、カバー部(13)に中間筒部(3) が固定され
ている。カバー部(13)には、さらに吐水部(4) がねじ合
わされて固定されている。したがって、カバー部(13)を
ノズル本体(1) に対して回動させると、中間筒部(3) お
よび吐水部(4) も連動し、カバー部(13)、中間筒部(3)
および吐水部(4) が一体となって、ノズル本体(1) に対
して前後に移動させられる。
る位置には、中間筒部(3) の長手方向に対して垂直にの
びる翼部(24)が設けられており、これらの翼部(24)の先
端がカバー部(13)に設けられた凹所(25)に嵌め入れられ
ることにより、カバー部(13)に中間筒部(3) が固定され
ている。カバー部(13)には、さらに吐水部(4) がねじ合
わされて固定されている。したがって、カバー部(13)を
ノズル本体(1) に対して回動させると、中間筒部(3) お
よび吐水部(4) も連動し、カバー部(13)、中間筒部(3)
および吐水部(4) が一体となって、ノズル本体(1) に対
して前後に移動させられる。
【0026】中間筒部(3) は、前方弁部(6) の外径より
大きい内径を有しかつ前方弁部(6)との間に中央吐水口
(9) へ通じる乱射・直射用通水路(C) を形成する前方筒
部(11)と、前方筒部(11)に連なり前方弁部(6) を密に嵌
め入れることができる後方筒部(12)とよりなる。
大きい内径を有しかつ前方弁部(6)との間に中央吐水口
(9) へ通じる乱射・直射用通水路(C) を形成する前方筒
部(11)と、前方筒部(11)に連なり前方弁部(6) を密に嵌
め入れることができる後方筒部(12)とよりなる。
【0027】後方筒部(12)は、その後端にノズル本体
(1) の側部通水路(B) に密に嵌め入れることができる後
方弁部(17)を有している。後方弁部(17)には環状溝(20)
が形成されており、これにはOリング(21)が嵌められて
いる。
(1) の側部通水路(B) に密に嵌め入れることができる後
方弁部(17)を有している。後方弁部(17)には環状溝(20)
が形成されており、これにはOリング(21)が嵌められて
いる。
【0028】上記のように構成された散水ノズルにおい
て、回動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動して前後
に移動させると、吐水状態が次のように変化する。
て、回動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動して前後
に移動させると、吐水状態が次のように変化する。
【0029】後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め
入れられ、かつ前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌
め入れられた状態では、止水されている(図2参照)。
入れられ、かつ前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌
め入れられた状態では、止水されている(図2参照)。
【0030】止水状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動して後方に移動させると、後方弁部(1
7)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられたまま、前方弁
部(6)が後方筒部(12)から離隔され、さらに突出部(7)
の前面と中央吐水口(9) の前面とが面一の状態になさ
れ、中央吐水口(9) から水が直射される(図3参照)。
(1) に対して回動して後方に移動させると、後方弁部(1
7)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられたまま、前方弁
部(6)が後方筒部(12)から離隔され、さらに突出部(7)
の前面と中央吐水口(9) の前面とが面一の状態になさ
れ、中央吐水口(9) から水が直射される(図3参照)。
【0031】直射状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動してさらに後方に移動させると、後方
弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、かつ前
方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔されたまま、突出部
(7) が中央吐水口(9) から前方に突出させられた状態に
なされ、中央吐水口(9) から水が乱射される(図4参
照)。
(1) に対して回動してさらに後方に移動させると、後方
弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、かつ前
方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔されたまま、突出部
(7) が中央吐水口(9) から前方に突出させられた状態に
なされ、中央吐水口(9) から水が乱射される(図4参
照)。
【0032】止水状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動して前方に移動させると、前方弁部
(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられ、かつ後方弁
部(17)が側部通水路(B) 外へ出されて、後方弁部(17)後
端面と外筒部(8) 先端面との間にわずかな間隙(E) が形
成される。そして、この間隙(E) を通った水が多孔吐水
口(10)からジョロ状に吐水される(図5参照)。
(1) に対して回動して前方に移動させると、前方弁部
(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられ、かつ後方弁
部(17)が側部通水路(B) 外へ出されて、後方弁部(17)後
端面と外筒部(8) 先端面との間にわずかな間隙(E) が形
成される。そして、この間隙(E) を通った水が多孔吐水
口(10)からジョロ状に吐水される(図5参照)。
【0033】ジョロ状態から、回動筒(2) をノズル本体
(1) に対して回動してさらに前方に移動させると、前方
弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられたまま
で、後方弁部(17)後端面と外筒部(8) 先端面との間隙
(E) がさらに大きくなり、多孔吐水口(10)から水がシャ
ワ状に吐水される(図6参照)。図6からわかるよう
に、シャワ吐水時の水の流れはスムーズであり、流量が
途中で減少しない。したがって、回動筒(2) のノズル本
体(1) に対する移動距離を大きくしなくても、シャワの
吐水量を多量にすることができる。
(1) に対して回動してさらに前方に移動させると、前方
弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられたまま
で、後方弁部(17)後端面と外筒部(8) 先端面との間隙
(E) がさらに大きくなり、多孔吐水口(10)から水がシャ
ワ状に吐水される(図6参照)。図6からわかるよう
に、シャワ吐水時の水の流れはスムーズであり、流量が
途中で減少しない。したがって、回動筒(2) のノズル本
体(1) に対する移動距離を大きくしなくても、シャワの
吐水量を多量にすることができる。
【0034】
【考案の効果】この考案の散水ノズルによると、乱射、
直射、止水、ジョロおよびシャワの切換えは、すべて回
動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動するだけで行う
ことができるので、操作が簡単であり、しかも、回動筒
(2) のノズル本体(1) に対する移動距離を従来のものに
比べて大きくしなくても、シャワの吐水量を多量にする
ことができるので、すこぶる使い勝手がよい。
直射、止水、ジョロおよびシャワの切換えは、すべて回
動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動するだけで行う
ことができるので、操作が簡単であり、しかも、回動筒
(2) のノズル本体(1) に対する移動距離を従来のものに
比べて大きくしなくても、シャワの吐水量を多量にする
ことができるので、すこぶる使い勝手がよい。
【図1】この考案の散水ノズルの実施例を示す一部切欠
き分解斜視図である。
き分解斜視図である。
【図2】この考案の散水ノズルの止水状態を示す縦断面
図である。
図である。
【図3】同直射状態を示す縦断面図である。
【図4】同乱射状態を示す縦断面図である。
【図5】同ジョロ状態を示す縦断面図である。
【図6】同シャワ状態を示す縦断面図である。
【図7】従来例を示す縦断面図である。
(1) ノズル本体 (2) 回動筒 (4) 吐水部 (5) 内筒部 (6) 前方弁部 (7) 突出部 (8) 外筒部 (9) 中央吐水口 (10) 多孔吐水口 (11) 前方筒部 (12) 後方筒部 (13) カバー部 (14) 通水孔 (15) ねじ部 (16) 基筒部 (17) 後方弁部 (A) 中央通水路 (B) 側部通水路 (C) 乱射・直射用通水路 (D) ジョロ・シャワ用通水路
Claims (1)
- 【請求項1】 ノズル本体(1) と、ノズル本体(1) にね
じ合わされかつ前面に吐水部(4) を備えた回動筒(2) と
よりなり、吐水部(4) が、中央吐水口(9) およびその周
囲に配置された多孔吐水口(10)を有しており、回動筒
(2) をノズル本体(1) に対して回動して前後移動させる
ことにより、乱射、直射、止水、ジョロおよびシャワに
切換えることができる散水ノズルにおいて、 ノズル本体(1) は、内部が中央通水路(A) を形成する内
筒部(5) と、内筒部(5) との間に側部通水路(B) を形成
する外筒部(8) と、外筒部(8) 外面に配置されかつねじ
部(15)を有する基筒部(16)とを備えており、 内筒部(5) が、外筒部(8) よりも前方に突出し、前端側
部に通水孔(14)を有し、かつ前端面が前方弁部(6) によ
り閉塞され、前方弁部(6) 前端には、前方弁部(6) より
小径でありかつ中央吐水口(9) に出入りさせられる突出
部(7) が設けられており、 回動筒(2) は、ノズル本体(1) の基筒部(16)にねじ合わ
されるカバー部(13)と、カバー部(13)との間に多孔吐水
口(10)へ通じるジョロ・シャワ用通水路(D) を形成する
中間筒部(3) とを備えており、 中間筒部(3) が、前方弁部(6) の外径より大きい内径を
有しかつ前方弁部(6)との間に中央吐水口(9) へ通じる
乱射・直射用通水路(C) を形成する前方筒部(11)と、前
方筒部(11)に連なり前方弁部(6) を密に嵌め入れること
ができる後方筒部(12)とを有し、後方筒部(12)には、ノ
ズル本体(1) の側部通水路(B) に密に嵌め入れることが
できる後方弁部(17)が設けられており、 回動筒(2) をノズル本体(1) に対して回動して前後移動
させることにより、 後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れられ、か
つ前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に嵌め入れられた
状態と、後方弁部(17)が側部通水路(B) に密に嵌め入れ
られ、かつ前方弁部(6) が後方筒部(12)から離隔された
状態において、突出部(7) が中央吐水口(9) に出入りさ
せられる状態と、前方弁部(6) が後方筒部(12)内に密に
嵌め入れられた状態において、後方弁部(17)が側部通水
路(B) に出入りさせられる状態とに変化させることがで
きることを特徴とする散水ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8771591U JPH0621569Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 散水ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8771591U JPH0621569Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 散水ノズル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537358U JPH0537358U (ja) | 1993-05-21 |
JPH0621569Y2 true JPH0621569Y2 (ja) | 1994-06-08 |
Family
ID=13922605
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8771591U Expired - Lifetime JPH0621569Y2 (ja) | 1991-10-25 | 1991-10-25 | 散水ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0621569Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002219383A (ja) * | 2001-01-29 | 2002-08-06 | Iris Ohyama Inc | アクアガン |
-
1991
- 1991-10-25 JP JP8771591U patent/JPH0621569Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0537358U (ja) | 1993-05-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19941129 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |