JPH0742605Y2 - ブラスト用ノズル - Google Patents

ブラスト用ノズル

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JPH0742605Y2
JPH0742605Y2 JP1989137917U JP13791789U JPH0742605Y2 JP H0742605 Y2 JPH0742605 Y2 JP H0742605Y2 JP 1989137917 U JP1989137917 U JP 1989137917U JP 13791789 U JP13791789 U JP 13791789U JP H0742605 Y2 JPH0742605 Y2 JP H0742605Y2
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JP
Japan
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nozzle
conduit
air
nozzle tip
spiral
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JP1989137917U
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JPH0375971U (ja
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宏治 須田
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宏治 須田
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Description

【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本考案は、各種のショット対象物に対して研掃剤を吹き
つけて研磨するところのブラスト用ノズルの改良に関す
るものである。
(b)従来の技術 従来、この種のブラスト用ノズルとしては、ノズル本体
の中心に研掃剤を導く導が設けられ、この導管と略同芯
状にエアーを導くエアー流路が設けられているのが普通
であるが、そのエアー流路が金属乃至硬質ゴム等によっ
て直線状に形成されていたのである。
(c)考案が解決しようとする問題点 上記従来構造によれば、エアーは、エアー流路に直線的
に案内されて、ノズル先端から直線状に吹き出し、その
エアーの自らの膨脹による自然拡散が得られるだけで、
それによって吹き出される研掃剤も、殆ど直線的で拡散
が充分に得られないと共に研磨作用においても、対象物
に対して略直角方向にのみ吹きつける結果となり、局面
や凹部、凸部の当たり難い箇所の研磨に手間取り、作業
時間が長くなるという問題があった。
本考案は、上記問題点を解消し、出来るだけ広い範囲に
対し、短時間で効率よい研磨作業が行い得るところのブ
ラスト用ノズルを提供することを目的とする。
(d)問題点を解決するための手段 本考案のブラスト用ノズルは、ノズル本体1に、ノズル
先端部4に向けて斜めに吹き込むエアー取り入れ口2,2
を備えると共にノズル先端部4に向けて直線状に研掃剤
を導く導管5を設け、該導管5の半径方向外方に、該導
管5と略同芯状のエアー流路6を有するノズル先端部材
7を設けたブラスト用ノズルにおいて、前記ノズル先端
部材7を、中空のサイ頭円錐形に構成して前記エアー流
路6を先細りに形成すると共に前記ノズル本体1に螺合
によって取り付け、前記導管5を外嵌する筒体5bを設
け、該ノズル先端部材7の内面に、前記導管5に渡り、
且つ、該導管5の軸芯方向に沿う複数のスパイラルプレ
ート8を周方向に所定の間隔を隔てて設け、前記スパイ
ラルプレート8の先端近傍位置の内周面に、前記筒体5b
の先端面を保持する段部8′が形成され、且つ、前記エ
アー取り入れ口2,2は、エアーが前記スパイラルプレー
ト8の傾斜に沿うよう接線方向に向けて構成してある、
ことを特徴とする。
本考案において、上記スパイラルプレートは実施例3の
ように3枚に限定されるものではなく、また、そのスパ
イラルピッチについても、実質的にスパイラル状の噴射
が成し得る程度のものであればよい。
更に、上記サイ頭円錐形のノズル先端部材について、そ
の円錐形の頂角も実施例図面に示す30度程度が好ましい
ものの、適宜の範囲で用いてよく、その底面積とサイ頭
部の面積比についても、半径比で5対3程度が好ましい
ものの、適宜の範囲内に設定してよい。
(e)作用 本考案にかかるブラスト用ノズルは、上記ノズル先端部
材を、中空のサイ頭円錐形に構成してエアー流路を先細
りに形成したことと、該ノズル先端部材の内面に、前記
導管に渡り、且つ、該導管の軸芯方向に沿う複数のスパ
イラルプレートを周方向に所定の間隔を隔てて設けてた
こと、前記エアー取り入れ口を、エアーが前記スパイラ
ルプレートの傾斜に沿うよう接線方向に向けて構成して
あることによって、そのノズル先端部材に、前記スパイ
ラルプレートの傾斜に沿うよう接線方向に流入したエア
ーは、複数のスパイラルプレートにスムースに案内され
て旋回運動を付与されつつ前進し、前進につれて先細り
のエアー流路によって圧力が高められながら強いスパイ
ラルの流れが形成されて噴射されることになるのであ
る。
これによって、前記導管を運ばれてきた研掃剤に対して
も強いスパイラルのエアーを作用させることができて、
圧力エアー自身の膨脹による拡散に加えてスパイラルに
よる遠心力によって一層の拡散が得られ、その研掃剤の
ショット範囲を拡大できるのである。
また、エアーがスパイラルによって拡散するので、研掃
剤が旋回しながら前進して対象物に衝突し、対象物に対
して常時直角方向に衝突するのばかりでなく、斜めに衝
突する状態も現出でき、凹部や凸部等隠れた部分にも衝
突し易く、また施回エアーと衝突したエアーとによる複
雑な渦流を生じさせることができて、より一層研掃剤ブ
ラスト作用を促進できるのである。
また、前記ノズル先端部材を、前記ノズル本体に螺合に
よって取り付け、前記導管を外嵌する筒体を設け、前記
スパイラルプレートの先端近傍位置の内周面に、前記筒
体の先端面を保持する段部を形成したことによって、ノ
ズル先端部材のノズル本体に対する取り付けが極めて簡
単に行い得ると共にスパイラルプレートの段部によっ
て、ノズル先端部材のノズル本体に対する螺合時に、前
記筒体を圧接状態で位置決め保持させることが出来るの
である。
(f)実施例 以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明す
る。
第1図は、本考案にかかるブラスト用ノズルの縦断側面
図であり、第2図は、その正面図である。
前記第1図及び第2図に示すように、1は、ノズル本体
であり、このノズル本体1の対向する位置に、圧縮エア
ー取り入れ口2・2が、エアーの噴射方向に対して斜め
で、且つ、接線方向(後述のスパイラルプレート8に沿
うように)に向くように設けられている。
3は、研掃剤入口金具であり、エアーの噴射方向と反対
側に開口され、前記ノズル本体1にパッキンを介してネ
ジ止めされていて、且つ、これに、ノズル先端部4に向
けて直線状に研掃剤を導く導管5の鍔部5aが挟持されて
いる。
この導管5は、セラミックで構成されており、この導管
5には、エアーに接当する長さ部分において金属製の筒
体5bが外嵌されている。
そして、前記導管5の半径方向外方に、該導管5と同芯
状のエアー流路6を有するノズル先端部材7が設けられ
ている。
前記ノズル先端部材7は、その頂角が約30度とした中空
のサイ頭円錐形に構成してあり、そのサイ頭面積と底部
面積は、半径比で約3対5に設定されている。
また、このノズル先端部材17の底部外周にはネジ部7′
が設けられ、前記ノズル本体1に対して螺着できるよう
に構成されている。
更に、このサイ頭円錐形のノズル先端部材7の内部に一
定半径を持つ前記導管5に外嵌された筒体5bが位置され
ることにより、両者の間に形成されるエアー流路6が先
細りに構成される。
前記ノズル先端部材7の内面に、前記導管5に渡り、且
つ、該導管5の軸芯方向に沿う3枚のスパイラルプレー
ト8を周方向に所定の間隔を隔てて一体的に設けてあ
る。このスパイラルプレート8は、溶接或いはろう付け
等の手段を用いて固定される。
前記各スパイラルプレート8の先端近傍位置の内周面に
は、前記導管5を外嵌する前記筒体5bの先端面を保持す
る段部8′が夫々形成され、前記ノズル先端部材7を前
記ノズル本体1に対して螺着する際に、この段部8′で
前記筒体5bを前記ノズル本体1の内面に対して圧接保持
するのである。
作用としては、上記研掃剤入口金具3から研掃剤が導か
れて導管5を通って先端に至り、一方、エアー取り入れ
口2・2から接線方向に流入したエアーは、前記ノズル
先端部材7の3枚のスパイラルプレート8によって施回
され、前方に進むにつれて先細りのエアー流路6によっ
て圧縮されながら先端に至り、研掃剤と共に先端からス
パイラル状に噴射される。
この際、強力に旋回しながら前進しつつ膨脹するので半
径方向に広がり易くなり、加えて研掃剤に遠心力が作用
して一層拡散が促進されるのである。
(g)考案の効果 以上の説明から明らかなように、本考案にかかるブラス
ト用ノズルは、エアーを圧縮しつつスパイラル状に旋回
させて強力なスパイラル噴射を生み出し、半径方向への
拡散を確実に行うことができて、これによって運ばれる
ブラストのショット範囲を拡大でき、以てショットブラ
ストのショットの作業時間を短縮できる利点がある。
同時に、エアーをスパイラルプレートの傾斜に沿うよう
接線方向に向けて流入させることで、ブラストを強力に
スパイラル状に噴射することで、対象物に対して直角方
向のみならず、斜めの方向からも衝突させることがで
き、凹部や凸部に対しても効率よくショットできる効果
を奏する。
また、スパイラルプレートの一部で筒体を保持する構造
によって、部品を兼用利用できて部品点数を減らすこと
ができ、ノズル本体に対する組みつけも簡単に済むとい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案にかかるブラスト用ノズルの縦断側面
図であり、第2図は、その正面図である。 図中 1……ノズル本体、4……ノズル先端部、2・2……エ
アー取り入れ口、5……導管、6……エアー流路、7…
…ノズル先端部材、8……スパイラルプレート、5b……
筒体、8′……段部8′。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズル本体1に、ノズル先端部4に向けて
    斜めに吹き込むエアー取り入れ口2,2を備えると共にノ
    ズル先端部4に向けて直線状に研掃剤を導く導管5を設
    け、該導管5の半径方向外方に、該導管5と略同芯状の
    エアー流路6を有するノズル先端部材7を設けたブラス
    ト用ノズルにおいて、 前記ノズル先端部材7を、中空のサイ頭円錐形に構成し
    て前記エアー流路6を先細りに形成すると共に前記ノズ
    ル本体1に螺合によって取り付け、 前記導管5を外嵌する筒体5bを設け、 該ノズル先端部材7の内面に、前記導管5に渡り、且
    つ、該導管5の軸芯方向に沿う複数のスパイラルプレー
    ト8を周方向に所定の間隔を隔てて設け、 前記スパイラルプレート8の先端近傍位置の内周面に、
    前記筒体5bの先端面を保持する段部8′が形成され、 且つ、前記エアー取り入れ口2,2は、エアーが前記スパ
    イラルプレート8の傾斜に沿うよう接線方向に向けて構
    成してある、 ことを特徴とするブラスト用ノズル。
JP1989137917U 1989-11-28 1989-11-28 ブラスト用ノズル Expired - Lifetime JPH0742605Y2 (ja)

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JPH0375971U JPH0375971U (ja) 1991-07-30
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WO2009131020A1 (ja) * 2008-04-23 2009-10-29 新東工業株式会社 ノズル、ノズルユニット及びブラスト加工装置

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