JP2523438Y2 - 信号発生装置 - Google Patents

信号発生装置

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JP2523438Y2
JP2523438Y2 JP1987181980U JP18198087U JP2523438Y2 JP 2523438 Y2 JP2523438 Y2 JP 2523438Y2 JP 1987181980 U JP1987181980 U JP 1987181980U JP 18198087 U JP18198087 U JP 18198087U JP 2523438 Y2 JP2523438 Y2 JP 2523438Y2
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直人 太田
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はレンズ鏡筒の信号発生装置に関するものであ
る。
(従来の技術) レンズ鏡筒内に、現在設定されている撮影距離や焦点
距離等の情報をカメラボディに電気信号として伝達すべ
く、それぞれについてフレキシブルプリント基板上のエ
ンコーダパターンとその上を摺動する接点ブラシの組合
せによる構造を採用しているレンズ鏡筒が近年増加しつ
つあるが、従来この種の装置における組立方法は一例と
して第9図、第10図に示すような方法によって行われて
いた。
固定リング1と外筒101との間隙にマクロブラシ16を
取り付けたブラシ保持板17を挿入し、固定リング1の外
周上に設けられたエンコーダパターン19上をマクロブラ
シ16が円周方向に摺動可能にするとともに、レンズ鏡筒
内部に設けられた接点ブラシ14がマクロブラシ16の上面
を光軸方向に摺動可能になるように組立てる。
第9図において、先ずマクロブラシ16を取付けた保持
板17を矢印方向に持っていくと、マクロブラシ16はフリ
ー状態(無負荷)のため、図の下方へ先端部16aが下が
っており、固定リング1の右端面に衝突してしまう(A
部)。この矢印方向へ挿入するためには、マクロブラシ
16の先端部16aを指先あるいは工具等により一つ一つ上
方に押し上げて、固定リング1の外周上、さらにはフレ
キシブルプリント基板19上に載せるようにしながら矢印
方向に動かしていかなくてはならない。そして、ブラシ
保持板17を2点鎖線で示した位置まで挿入すると、先端
部が同様にフリー状態の接点ブラシ14と衝突してしまう
(B部)。しかして、さらに左方向へ挿入するためには
接点ブラシ14の先端部14aを指先あるいは工具により上
方に押し上げて、マクロブラシ16の上面に載せるように
しながら矢印方向へ動かしていく必要がある。このよう
に、マクロブラシ16の先端部16aを持ち上げてフレキシ
ブルプリント基板19上に載せる作業と、接点ブラシ14の
先端部14aを持ち上げてマクロブラシ16上に載せる作業
を同時に行わなければならない。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、接点ブラシ14及びマクロブラシ16の先
端部14a、16aを同時に指先あるいは工具等により持ち上
げながらブラシ保持板17を矢印方向へ挿入していく作業
は技術的に熟練を要するとともに、接点ブラシ14の先端
部14aとマクロブラシ16の先端部16aとが相手側面に衝突
した状態で過って矢印方向へ強く押圧すると接点ブラシ
14を破損してしまうこともあり、非常に困難を強いられ
ていた。
本考案はこのような従来の問題点を解決することを目
的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点の解決の為に本考案では、固定部材(1)
と;該固定部材上に敷設される信号部材(19)と;該信
号部材上に組み込まれ該信号部材上を摺動可能な摺動部
材(15)とを有し、前記信号部材上を前記摺動部材が摺
動することにより信号を発生させる信号発生装置におい
て、 前記固定部材に斜面部(1h)を形成し、前記信号部材
を前記斜面部に沿って敷設することによって、前記信号
部材上に前記摺動部材を組み込むときに前記摺動部材が
当接する、前記信号部材の接触面を傾斜面(19d)とな
し、前記摺動部材が前記信号部材上に組み込まれるとき
には、前記傾斜面に沿って前記摺動部材が持ち上げられ
るようにした。
(作用) 本考案においては、摺動部材が信号部材上に組み込ま
れるときには傾斜面によって摺動部材が持ち上げられ
る。
したがって、摺動部材を信号部材上に組み込む作業に
おいては、摺動部材の先端部を指先あるいは工具等によ
り持ち上げる必要はなく、単に摺動部材を信号部材上に
組み込むだけで良い。
これにより、摺動部材を信号部材上に組み込む作業性
が非常に良好になり熟練も全く必要とせず、摺動部材を
破損させてしまう危険性も解消される。
さらに、信号部材を固定部材の斜面部に沿って敷設し
ているから、摺動部材のその摺動の際の引っ掛かりを防
止できる。従って、スムーズな摺動動作を行なうことが
でき、摺動部材の耐久性を向上させることもできる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本考案の実施例を示すレンズ鏡筒の断面図を
示している。第1図において、固定リング1のカメラボ
ディ側(図面では右側を示す)端部には、カメラボディ
と結合するマウント部102が小ネジ103により嵌合固定さ
れている。
固定リング1の外周面上に設けられた外筒101の被写
体側(図面では左側を示す)端部には後述するズーム操
作リング2の溝2aに係合する係合突起部1bが設けられて
いる。この係合突起部1bの内径側には、駆動伝達リング
4が嵌合保持されており、この駆動伝達リング4は固定
リング1に対して回転のみ許され、光軸方向には移動不
可に取り付けられている。駆動伝達リング4は、カメラ
ボディからの焦点駆動を不図示の伝達機構により伝達さ
れ、この焦点駆動を伝達部3aと溝4aによって焦点調節リ
ング3に伝達する。
外筒101の外周面上には、ズームリング2が設けられ
ている。ズームリング2は、1群摺動リング6に螺合さ
れ、溝2aによって外筒101と係合している。第2図はレ
ンズ鏡筒の部分断面図を示している。第2図に示すよう
に、溝2aはL形状となっており、係合突起1bが溝2bの位
置にあるため回転可能の状態であり、矢印A方向に回転
させることにより直進不可の状態となる。また、ズーム
リング2を被写体側に直進させ、係合突起1bを矢印B方
向に移動させると、回転不可の状態になる。1群摺動リ
ング6の被写体側端部には、焦点調節リング3及び1群
保持リング7が螺合されている。1群保持レンズ7の内
周側にはレンズ群L1が保持されている。焦点調節リング
3と1群保持リング7とは、溝3bと係合突起7aとによっ
て回転のみ伝達するように係合している。1群摺動リン
グ6には、その外周面上にズーム係合ピン8が植設され
ており、このピン8はカム溝5aと固定リング1に設けら
れた直進溝1cとに係合している。カム溝5aは固定リング
1に嵌合する、第1のリングとしてのカムリング5に設
けられている。1群摺動リング6のカメラボディ側端部
には、レンズ群L4を保持する保持リング10が取り付けら
れている。1群摺動リング6の内周側には、2群摺動リ
ング9が設けられている。2群摺動リング9の内周側に
はレンズ群L2が保持され、外周面上には係合ピン11が植
設されている。このピン11はピン8と同様に、直進溝1d
及びカム溝5bと係合している。2群摺動リング9のカメ
ラボディ側には、3群摺動リング90が設けられている。
3群摺動リング90の内周側にはレンズ群L3が保持され、
外周面上には係合ピン91が植設されている。この係合ピ
ン91は、ピン8、11と同様に直進溝1f及びカム溝5cと係
合している。
固定リング1の端部1eには、リング12が螺合されてお
り、このリング12には突起12aが形成されている。突起1
2aにはカムリング5に形成された突起5dと係合する円周
溝12bが形成されている。また、突起12aの両端はズーム
リング2の係合部2dと係合しており、ズームリング2の
回動に応じてリング12を一体的に回動させる。
第3図及び第4図は、第1図におけるレンズ鏡筒の部
分拡大図であり、第5図は、第3図及び第4図における
エンコーダ及びマクロパターンの平面図である。
第3図及び第4図において、カムリング5のカメラボ
ディ側端部には、後述する第2のリングとしてのブラシ
リング13の直進溝13aと係合する係合突起部5eが設けら
れている。係合突起部5eの内側には、第2の接点部材と
しての接点ブラシ14が、係合突起部5eと一体的に設けら
れている。接点ブラシ14の先端部14a、14bには第2の斜
面部として斜面部14c、14dが設けられている。固定リン
グ1の外周面上には、信号部材としてのフレキシブルプ
リント基板19が設けられている。第5図に示すように、
フレキシブルプリント基板19は、エンコーダパターン19
aとマクロパタ−ン19bとを有している。エンコーダパタ
ーン19aは、5つのパターン19a1〜19a5から成ってお
り、これら各パターン上に第2の摺動ブラシとしてのエ
ンコーダブラシ15の先端部15a〜15eが摺動することによ
って、各焦点距離に応じた焦点距離信号を発生させ、こ
れをカメラボディ側へ伝達する。ワイド端35mm、中間50
mm、テレ端70mmのそれぞれの焦点距離における出力信号
値は、表−1に示す通りであり、ブラシがパターン上に
あるときはLの信号を発生する。但し、マクロパターン
19bの信号値は、近接撮影時、即ち導通状態におけるも
のである。
固定リング1の後端部には切欠部1gと斜面部1hとが設
けられており、ここをフレキシブルプリント基板19のカ
メラボディ側への信号伝達部19cが貫通している。これ
により、信号伝達部19cは斜面部1hに沿って第1の斜面
部としての斜面部19dを形成する。
マクロ信号パターン19bには、第2の摺動ブラシとし
てのマクロブラシ16が摺接しており、このマクロブラシ
16の先端部16aをパターン19bに摺動させることによって
マクロ信号を発生させ、これをカメラボディ側へ伝達す
る。マクロブラシ16の左端には第2の斜面部としての斜
面部16bが設けられている。
第3図及び第4図に示すように、ブラシリング13は外
筒101の内周側に光軸を中心に回転自在に嵌合されてい
る。このブラシリング13は、光軸と平行な直進溝13aを
有している。直進溝13aはカムリング5の係合突起部5e
と係合しており、カムリング5が回転するときにブラシ
リング13をカムリング5とともに一体的に回転させる。
また、カムリング5が光軸方向に移動する時は、ブラシ
リング13の回転角度位置を保つような構造になってい
る。
第6図は、第3図及び第4図におけるレンズ鏡筒の平
面図であり、第7図は、第6図におけるレンズ鏡筒の断
面図である。
第6図、第7図において、ブラシリング13には、2ケ
の小ネジ18によってブラシ保持板17がブラシリング13に
取りつけられている。エンコーダブラシ15は、ブラシ保
持板17の内周側に取りつけられている。また、ブラシ保
持板17の内周側にはマクロブラシ16が取り付けられてい
る。ブラシ保持板17の、エンコーダブラシ15とマクロブ
ラシ16が取り付けられている上面には、各々溝部17a、1
7bが設けられ、これら溝部17a、17bを通して、接点ブラ
シ14の先端部14a,14bがエンコーダブラシ15とマクロブ
ラシ16の背面を摺動するようになっている。この溝部17
aは、通常撮影状態における切換ブラシ14の絶縁部とな
っている。
以下、上述の如ぐ構成されたレンズ鏡筒の動作につい
て説明する。
自動焦点調節は、カメラボディ側の駆動力が不図示の
伝達機構により駆動伝達リング4に伝達され、さらに溝
4aと伝達部3aとによって焦点調節リング3に伝達され、
またさらに、溝3bと係合突起7aによって一群保持リング
7に伝達される。1群保持リング7は一群摺動リング6
に螺合されており、摺動リング6はピン8と直進溝1cに
よって回転不可に保持されているので、カメラボディ側
からの駆動力によって、保持リング7は摺動リング6に
対して回転し、レンズ群L1が光軸方向に移動する。これ
によって自動焦点調節が為される。
手動焦点調節は、カメラボディ側からの駆動力との連
結をカメラボディ側もしくはレンズ側で断ち、焦点調節
リング3を回動させることによって保持リング7を回転
させ、前述した自動焦点調節と同様にレンズ群L1を光軸
方向に移動させ、焦点調節を行なう。
ズーミング動作は、ズーム操作リング2を被写体側に
直進させると、ズームリング2と螺合されている摺動リ
ング6、さらに焦点調節リング3と保持リング7が被写
体側に移動する。この時、ズームリング2は溝2aと突起
1bにより、摺動リング6は溝1cとピン8により、それぞ
れ回転不可となっているため直進移動のみを許される。
したがって、摺動リング6の被写体側への直進移動によ
り、ピン8はカム溝1cに沿って移動し、カムリング5が
回転することによりズーミング動作が行なわれ、レンズ
群L1及びL2は所定量だけ光軸に沿って移動する。この
時、カムリング5の突起5dが係合しているリング12はズ
ームリング2に係合しているため、回転不可であるの
で、光軸方向に移動することはなく、リング12に係合す
るカムリング5も光軸方向に移動することはない。
近接撮影動作は、第1図の状態からズームリング2を
L字形溝の円周溝2bに沿って回転させることにより為さ
れる。この時、突起1bは溝2aから円周溝2bに入り込み、
ズームリング2は回転のみ許される。摺動リング6は回
転不可なため、ズームリング2の回転により摺動リング
6は直進し、レンズ群L1を被写体側へ移動させる。ま
た、ズームリング2の回転によりリング12も回転し、固
定リング1に対して被写体側に移動し、円周溝12bと突
起5dとの作用によってカムリング5も被写体側に移動す
る。この時、リング12と摺動リング6の移動量が同一と
なるように、ズームリング2と摺動リング6間のヘリコ
イド、固定リング1とリング12のヘリコイドを決めてお
けば、カムリングは回転することなく直進することにな
り、レンズ群L1〜L4が光軸に沿って移動し近接撮影の状
態となる。
次に信号切換動作について説明する。第5図に示すよ
うに、近接撮影時以外には接点ブラシ14の先端部14b
は、保持リング17の絶縁部17a上に位置する。このた
め、エンコーダブラシ15とマクロブラシ16とは非導通状
態におかれる。そして、ズーミングによりカムリング5
が回転し、突起5eと直進溝13aとの係合により、ブラシ
リング13も回転する。すると、ブラシ保持リング17に設
けられているエンコーダブラシ15が、フレキシブルプリ
ント板19上のエンコーダパターン19a1〜19a5上を摺動
し、焦点距離の変化に応じた信号がカメラボディ側に伝
達される。マクロブラシ16の同時にマクロパターン上19
b上を摺動するが、マクロブラシ16と接点ブラシ14とが
非導通状態にあるためマクロ信号は発生しない。
近接撮影時には前述のようにカムリング5が被写体側
に光軸に沿って移動するため、カムリング5の突起5eの
内側に設けた接点ブラシ14の先端部14bが、ブラシ保持
リング17の絶縁部17aから離れ、マクロブラシ16の上面
を摺動する。これによって、エンコーダブラシ15とマク
ロブラシ16とが接点ブラシ14を介して導通状態になりマ
クロ信号をカメラボディ側に伝達することになる。この
近接撮影状態を解除するときは、以上と逆の順序の動作
を行なうことにより、エンコーダブラシ15とマクロブラ
シ16とが非導通状態におかれる。
このように、ズーミング時にはもちろん、近接撮影時
においても、エンコーダブラシ15の先端部15a〜15eをエ
ンコーダパターン19a1〜19a5へ理想的な摺動をさせるの
で、作動上あるいは耐久性上好ましいものにし、各焦点
距離に対応した焦点距離信号もしくは近接撮影時のマク
ロ信号を確実にカメラボディへ伝達することができる。
さらに、エンコーダパターン19a1〜19a5はレンズ鏡筒内
にて光軸方向に延びた形状を必要としないので、スペー
ス的な問題が解消され、レンズ鏡筒の小型化に寄与でき
る。
第8図はエンコーダブラシ15とマクロブラシ16を取り
付けたブラシ保持板17を固定リング1と外筒101との間
隙から挿入し、組立てる際の動作を示したものである。
第8図において、ブラシ保持板17を矢印方向へ移動す
ると、マクロブラシ16の先端部16aがフレキシブルプリ
ント基板19の斜面部19dに当接すると同時に斜面に沿っ
て上方(矢印方向)に持ち上げられる。また、マクロブ
ラシ16の斜面部16dは接点ブラシ14の先端斜面部14c、14
dに当接すると同時に斜面に沿って上方に持ち上げられ
る。ブラシ保持板17をさらに矢印方向へ所定位置まで移
動すると、マクロブラシ16き先端部16aに続いてエンコ
ーダブラシ15の先端部15a〜15eが順次斜面部19dによっ
て持ち上げられ、フレキシブルプリント基板19の上面
(エンコーダパターン上)に当接すると共に、接点ブラ
シ14の先端部14a、14bはコンコーダブラシ15及びマクロ
ブラシ16の上面にそれぞれ当接する。この後第6図、第
7図に示す小ネジ18によって所定位置に置かれたブラシ
保持板17をブラシリング13に取りつけてこの部分の組立
作業が終了する。
このように、エンコーダブラシ15及びマクロブラシ16
を鏡筒内に挿入する作業においては、エンコーダブラシ
15及びマクロブラシ16の先端部15a〜15e、16a及び接点
ブラシ14の先端部14a、14bを指先あるいは工具等により
持ち上げることなく、エンコーダブラシ15及びマクロブ
ラシ16、すなわちブラシ保持板17を鏡筒内に挿入させる
だけで良い。
これにより、作業性が非常に良好となり熟練も全く必
要とせず、エンコーダブラシ15、マクロブラシ16及び接
点ブラシ14を破損させてしまう危険性も解消される。
尚、本実施例においては、ブラシの相手部材への乗上
げを2カ所設定し、ほぼ同時に動作するようにしたが、
両者は必ずしも同時にする必要はなく構造上の都合等に
より乗上げ時期をずらしても何ら差支えはない。また、
2カ所それぞれの方式を単独で別々に設定しても、作
用、効果に何ら影響することがないのは勿論である。
さらに、本実施例においては、接点ブラシ14の先端部
14a、14bに斜面部14c、14dを設けたが、相手部材のマク
ロブラシ16の左端の斜面部16bを充分長くとってやれば
(ブラシ保持板挿入時に必ず先端部14a、14bが斜面部16
bに当接するように)斜面部14c、14dは省略しても差支
えはない(第9図の接点ブラシ14の先端部14aのような
形状となる)。なお、上述の実施例においては、レンズ
鏡筒を対象として説明してきたが、本考案を適用できる
のは、レンズ鏡筒に限ったことではなく、単に信号部材
上に摺動部材が組み込まれるものであればよい。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、摺動部材を信号部材上
に組み込む作業においては、摺動部材の先端部を指先あ
るいは工具等により持ち上げる必要はなく、単に摺動部
材を信号部材上に組み込むだけで良い。
したがって、摺動部材を信号部材上に組み込む作業性
が非常に良好になり熟練も全く必要とせず、摺動部材を
破損させてしまう危険性も解消される。
さらに、信号部材を固定部材の斜面部に沿って敷設し
ているから、摺動部材のその摺動の際の引っ掛かりを防
止できる。従って、スムーズな摺動動作を行なうことが
でき、摺動部材の耐久性を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるレンズ鏡筒の断面図であって、
第2図は第1図のレンズ鏡筒における部分平面図、第3
図及び第4図は、第1図のレンズ鏡筒における部分断面
図で、第5図及び第6図は、第3図及び第4図における
レンズ鏡筒の平面図、第7図は、第6図におけるレンズ
鏡筒の正面断面図で、第8図は組立時を部分断面図、第
9図は従来例の組立時を表す部分断面図、第10図はレン
ズ鏡筒の正面図である。 (主要部分の符号の説明) 1…固定リング、101…外筒 102…マウント部、103…小ねじ 2…ズーム操作リング、3…焦点調節リング 4…駆動伝達リング、5…カムリング 6…1群摺動リング、7…1群保持リング 8…ピン、9…2群摺動リング 10…4群保持リング、11…ピン 12…リング、13…ブラシリング 14…接点ブラシ、15…エンコーダブラシ 16…マクロブラシ、17…ブラシ保持板 18…小ネジ、19…フレキシブルプリント板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 太田 直人 東京都品川区西大井1丁目6番3号 日 本光学工業株式会社大井製作所内 (72)考案者 小高 義郎 東京都品川区西大井1丁目6番3号 日 本光学工業株式会社大井製作所内 (56)参考文献 特開 昭59−64816(JP,A) 特開 昭59−52897(JP,A) 実開 昭61−106093(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定部材(1)と;該固定部材上に敷設さ
    れる信号部材(19)と;該信号部材上に組み込まれ該信
    号部材上を摺動可能な摺動部材(15)とを有し、前記信
    号部材上を前記摺動部材が摺動することにより信号を発
    生させる信号発生装置において、 前記固定部材に斜面部(1h)を形成し、前記信号部材を
    前記斜面部に沿って敷設することによって、前記信号部
    材上に前記摺動部材を組み込むときに前記摺動部材が当
    接する、前記信号部材の接触面を傾斜面(19d)とな
    し、前記摺動部材が前記信号部材上に組み込まれるとき
    には、前記傾斜面に沿って前記摺動部材が持ち上げられ
    ることを特徴とする信号発生装置。
  2. 【請求項2】前記信号発生装置は、固定部材上に敷設さ
    れるフレキシブルプリント基板(19)と、前記固定部材
    内に固設された第1の摺動ブラシ(14)と、前記基板
    (19)上に組み込まれるブラシ保持部材(17)と、前記
    ブラシ保持部材(17)に固設された第2の摺動ブラシ
    (15)とを含み、 前記ブラシ保持部材(17)の組込時に前記第2の摺動ブ
    ラシ(15)が当接する、前記基板(19)の端面を第1の
    傾斜面(1h)となし、 前記ブラシ保持部材(17)の組込時に、前記第2の駆動
    ブラシ(15)の端面(16b)が当接する、前記第1の摺
    動ブラシ(14)の端面(14c、14d)と、前記ブラシ保持
    部材(17)の組込時に、前記第1の摺動ブラシ(14)が
    当接する、前記第2の摺動ブラシ(16)の端面(16b)
    との少なくとも何れか一方の端面を第2の傾斜面(14
    c、14d、16b)となすことによって、 前記ブラシ保持部材(17)の組込時には前記第2の摺動
    ブラシ(15、16)が前記第1の傾斜面(19d)に沿って
    持ち上げられ、前記第1の摺動ブラシ(14)が前記第2
    の傾斜面(14c、14d、16b)に沿って持ち上げられるこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項に記載の
    信号発生装置。
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