JP2523422B2 - 自動車後部ドアの開閉装置 - Google Patents

自動車後部ドアの開閉装置

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JP2523422B2
JP2523422B2 JP33988791A JP33988791A JP2523422B2 JP 2523422 B2 JP2523422 B2 JP 2523422B2 JP 33988791 A JP33988791 A JP 33988791A JP 33988791 A JP33988791 A JP 33988791A JP 2523422 B2 JP2523422 B2 JP 2523422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は組付作業性、乗降並びに
操作性の向上を図った自動車後部ドアの開閉装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の開閉装置としては、図5
に示す様に、一端にハンドルレバーaを、他端にクラン
クbを有するクランクロッドcをフロントシートの下に
回動自在に設けると共に、上記ハンドルレバーaを運転
席側に、クランクbを助手席側に位置させ、又上記クラ
ンクロッドcにはコネクチングロッドdの一端を連結す
ると共に、その他端を後部ドアに設けられたアンロッキ
ングデバイスeに連繋したものが知られている。
【0003】しかし、この装置においては、クランクb
の揺動面が自動車前後方向と平行の垂直面内にあり、し
かもドア開閉に必要なストロークをコネクチングロッド
dに与えるため、クランクbの長さをシートの高さとほ
とんど同じくしているので、クランクbの先端部分が乗
客の乗降の際に邪魔となり、ときには衣服を破いたり、
裂傷を与える原因を有している。
【0004】又、最近では自動車の高級化に伴って運転
席と助手席との間に設けるコンソールボックス等に種々
の機器を装着しているため、最悪の場合はクランクロッ
ドcが取り付けられなくなったり、クランクロッドcと
の干渉をなくすためにコンソールボックスの位置を高く
したり、当該個所に切欠等の加工作業を必要とし作業性
が著しく悪化する欠点を有していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は後部ドアの開
閉操作時におけるハンドルレバーの操作力の無駄な損失
をなくして常に安定した操作力の維持を図り、又従来必
要としていた作業を不要にして作業性を著しく向上さ
せ、又乗降時の衣服等の損傷や汚れ等のトラブルを防止
する自動車後部ドアの開閉装置を提供せんとするもので
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来技術に
基づく乗降時のトラブル、作業性の悪化等の課題に鑑
み、プッシュプルワイヤーのインナーワイヤーを第1及
び第2ガイドパイプで保護規制し、開閉操作力の安定化
を図ると共に、プッシュプルワイヤーをUターン状にし
て組付作業性を向上させ、後部ドアと連繋するアームを
水平に移動させて不要な突起個所をなくすことを要旨と
する自動車後部ドアの開閉装置を提供して上記欠点を解
消せんとしたものである。
【0007】以下本発明の自動車後部ドアの開閉装置
は、運転席側に設ける揺動自在なるハンドルレバーと、
後部ドアと連繋するアームの一端側をスライドさせるガ
イドブラケットと、ハンドルレバーとアームと連結する
プッシュプルワイヤーとから構成している。
【0008】又、ハンドルレバーとプッシュプルワイヤ
ーとは、後部ドアの開閉に必要なストローク以上の長さ
を有する第1ガイドパイプに移動自在に第1ロッドを挿
入し、該第1ロッドを介してプッシュプルワイヤーのイ
ンナーワイヤーをハンドルレバーと連結している。
【0009】又、アームとプッシュプルワイヤーとは、
後部ドアの開閉に必要なストローク以上の長さを有する
第2ガイドパイプに移動自在に第2ロッドを挿入し、該
第2ロッドを介してプッシュプルワイヤーのインナーワ
イヤーをアームと連結している。
【0010】
【作用】本発明にあっては、ハンドルレバーを揺動回転
させ、インナーワイヤーを引張或いは押出して第2ロッ
ドを水平移動させ、アームを介して後部ドアのロックを
解除すると共に、アンロッキングデバイスを作動させて
後部ドアを開閉させる。
【0011】かかる状態については、プッシュプルワイ
ヤーのインナーワイヤーは屈曲し易いも、第1及び第2
ガイドパイプによってその屈曲を規制すると共に、後部
ドアを開閉させるための操作力の方向を常に直線的に維
持させるのである。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
すると、1は本発明に係る自動車後部ドアの開閉装置で
あり、運転席D側の側方における自動車のフロアFに垂
直状態にてブラケット2を固定し、該ブラケット2にハ
ンドルレバー3の中間部を枢支して垂直面内を揺動自在
にし、一方運転席D側のセンターピラーP1の下方のフ
ロアFには取付金具4を介して自動車の前後方向に後部
ドアBの開閉に必要なストローク以上の長さを有する第
1ガイドパイプ5を設け、該第1ガイドパイプ5内に第
1ロッド6を移動自在に挿入し、この第1ロッド6の一
端をハンドルレバー3の下端に枢着している。
【0013】又、助手席N側の側方におけるセンターピ
ラーP2の下方のフロアFには自動車の前後方向に長孔
7を穿設するガイドブラケット8を固定し、該ガイドブ
ラケット8の長孔7にピン等の連結体9をスライド自在
に設けている。
【0014】そして、適宜形状に屈曲形成させたアーム
10の一端を連結体9に枢着すると共に、その他端を後部
ドアBに設けるアンロッキングデバイス11と連繋させ、
アーム10の水平移動によって後部ドアBのロックを解除
させると共に、アンロッキングデバイス11を作動させて
開閉する様に成している。
【0015】又、ガイドブラケット8における自動車の
前後方向の一端(本実施例では後方側)には、同方向に
水平な後部ドアBの開閉に必要なストローク以上の長さ
を有する第2ガイドパイプ12を設けると共に、この第
2ガイドパイプ12内には第2ロッド13を移動自在に
挿入し、そして第2ロッド13の一端を連結体9に連結
している。
【0016】そして、自動車の後部シートBSの下方
に、両端側を自動車の前方側と成す様にUターン状に配
設したプッシュプルワイヤー14におけるインナーワイヤ
ー15の一端側を第2ガイドパイプ12内に挿入させた状態
で第2ロッド13と連結し、一方インナーワイヤー15の他
端側を第1ガイドパイプ5内に挿入させた第1ロッド6
の他端と連結している。
【0017】尚、プッシュプルワイヤー14の配設状態に
ついては上記実施例には限定されず、両端側を自動車の
後方側と成す様にUターン状に配設しても良い。
【0018】次に本発明に係る自動車後部ドアの開閉装
置の作用について説明すると、ハンドルレバー3を垂直
状態側へと揺動回転させることにより、このハンドルレ
バー3と連結するプッシュプルワイヤー14のインナーワ
イヤー15が引張或いは押出され、かかるインナーワイヤ
ー15と連結している第2ロッド13が水平移動し、アーム
10を介して後部ドアBのロックを解除すると共に、アン
ロッキングデバイス11を作動させて後部ドアBを開閉す
る。
【0019】かかる状態については、プッシュプルワイ
ヤー14のインナーワイヤー15は屈曲し易いも、第1及び
第2ガイドパイプ5、12によってその屈曲を規制すると
共に、後部ドアBを開閉させるための操作力の方向を常
に直線的に維持させるのである。
【0020】
【発明の効果】要するに本発明は、運転席D側の側方に
ハンドルレバー3を揺動自在に設けると共に、自動車前
後方向に沿って後部ドアBの開閉に必要なストローク以
上の長さを有する第1ガイドパイプ5を設け、該第1ガ
イドパイプ5内に第1ロッド6を移動自在に挿入し、該
第1ロッド6の一端をハンドルレバー3の下端に枢着
し、一方助手席N側の側方に自動車前後方向に沿って
部ドアBの開閉に必要なストローク以上の長さを有する
第2ガイドパイプ12を設けると共に、自動車前後方向
に穿設した長孔7に連結体9をスライド自在に設けるガ
イドブラケット8を固定し、前記第2ガイドパイプ12
内には第2ロッド13を移動自在に挿入し、該第2ロッ
ド13の一端を連結体9に連結し、該連結体9に後部ド
アBに設けるアンロッキングデバイス11と連繋させた
アーム10を連結し、又Uターン状に配設するプッシュ
プルワイヤー14におけるインナーワイヤー15の両端
部の夫々を第1及び第2ロッド部材6、13の他端と連
結させたので、プッシュプルワイヤー14のインナーワ
イヤー15は屈曲し易いも、第1及び第2ガイドパイプ
5、12によってその屈曲を規制すると共に、後部ドア
Bを開閉させるための操作力の方向を常に直線的に維持
させているため、後部ドアBの開閉操作時におけるハン
ドルレバー3の操作力の無駄な損失がなくなり、常に安
定した操作力を維持させることが出来る。
【0021】又、プッシュプルワイヤー14をUターン状
に配設するため、後部シートの下方のフロアFの周辺に
沿って大径にて設けることが出来るため、プッシュプル
ワイヤー14におけるインナーワイヤー15の移動抵抗を低
減して操作力の損失を更に低減することが出来ると共
に、従来の欠点であるクランクロッドcとの干渉をなく
すためにコンソールボックスの位置を高くしたり、当該
個所に切欠等の加工作業を不要にして作業性を著しく向
上させることが出来る。
【0022】又、助手席Nの下方にてアーム10の一端を
直線的に移動させているため、従来の様に乗降に邪魔と
ならず、しかも衣服等の損傷や汚れ等のトラブルもなく
すことが出来る等その実用的効果甚だ大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動車後部ドアの開閉装置の概略
平面図である。
【図2】図1におけるA矢視図である。
【図3】図1におけるB矢視図であって後部ドアの閉状
態を示す図である。
【図4】図1におけるB矢視図であって後部ドアの開状
態を示す図である。
【図5】従来の後部ドアの開閉装置の概略斜視図であ
る。
【符号の説明】
3 ハンドルレバー 5 第1ガイドパイプ 6 第1ロッド 7 長孔 8 ガイドブラケット 9 連結体 10 アーム 11 アンロッキングデバイス 12 第2ガイドパイプ 13 第2ロッド 14 プッシュプルワイヤー 15 インナーワイヤー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 運転席側の側方にハンドルレバーを揺動
    自在に設けると共に、自動車前後方向に沿って後部ドア
    の開閉に必要なストローク以上の長さを有する第1ガイ
    ドパイプを設け、該第1ガイドパイプ内に第1ロッドを
    移動自在に挿入し、該第1ロッドの一端をハンドルレバ
    ーの下端に枢着し、又助手席側の側方に自動車前後方向
    に沿って後部ドアの開閉に必要なストローク以上の長さ
    を有する第2ガイドパイプを設けると共に、自動車前後
    方向に穿設した長孔に連結体をスライド自在に設けるガ
    イドブラケットを固定し、前記第2ガイドパイプ内には
    第2ロッドを移動自在に挿入し、該第2ロッドの一端を
    連結体に連結し、該連結体に後部ドアに設けるアンロッ
    キングデバイスと連繋させたアームを連結し、又Uター
    ン状に配設するプッシュプルワイヤーにおけるインナー
    ワイヤーの両端部の夫々を第1及び第2ロッド部材の他
    端と連結させたことを特徴とする自動車後部ドアの開閉
    装置。
JP33988791A 1991-11-27 1991-11-27 自動車後部ドアの開閉装置 Expired - Fee Related JP2523422B2 (ja)

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