JP2523135Y2 - 二種内容物混合容器 - Google Patents

二種内容物混合容器

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JP2523135Y2
JP2523135Y2 JP442190U JP442190U JP2523135Y2 JP 2523135 Y2 JP2523135 Y2 JP 2523135Y2 JP 442190 U JP442190 U JP 442190U JP 442190 U JP442190 U JP 442190U JP 2523135 Y2 JP2523135 Y2 JP 2523135Y2
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隆文 佐藤
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釜屋化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は二種類の内容物を一個の容器に区画収納して
おき、使用時に内容物の仕切りを除去し混合して注出す
ることができるようにした二種内容物混合容器に関する
ものである。
[従来の技術] 液体−液体、液体−粉体などの組合せからなる二種類
の内容物を別容器に収納保管しておき、使用時にこれら
を更に別容器に移して混合する不便さをなくすため、下
容器体の口頸部に上容器体を螺装してそれぞれに内容物
を各別に収納し、上容器体を回転上昇させることによっ
てその底に取付けた仕切部材を除去して内容物が混合さ
れるようにした混合容器が考えられており実用に供され
ている(実公昭62−38912号公報参照)。
即ち、この混合容器は下容器体の口頸部に仕切部材の
上昇を阻止する筒体を固定しておき、上容器体を回転上
昇させたとき仕切部材が上昇できないことによって分離
除去され下容器体の底に落下して下容器体と上容器体と
が連通してそれぞれに収納されている内容物が混合され
る構成である。
従って、不透明な容器の場合は仕切部材が確実に除去
されたことを確認できないので上容器体を必要以上に回
転上昇させがちとなって緩みを生じ、そのまま混合を均
一にするため容器を振るようなことがあると内容物が隙
間から漏れるという心配がある。また、そのような心配
をなくすためには、仕切部材を除去したとき上容器体を
回転下降させて最初の状態に戻せばよいが、反対方向へ
回転して上昇させ次で下降させなければならないので操
作が面倒である。
[考案が解決しようとする課題] 本考案は従来の混合容器がもっている上容器体を必要
以上に回転上昇させて内容物を漏出する心配がある、そ
のために仕切部材を除去したとき回転下降させて最初の
状態に戻すのは操作が面倒である、という前記課題を解
決しようとするものであって、上容器体は予め設定され
た範囲内で回転可能であるとともにそれ自身が下容器体
に対して上昇または下降することなく仕切部材を落下除
去することができ、従って操作がきわめて簡単であると
ともに内容物を漏出させるような緩みを生じる心配なく
仕切部材を除去して内容物を混合できる二種内容物混合
容器を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 口頸部を有する下容器体と、上方へ突出している案内
筒部を有し前記口頸部に装着固定された連結筒と、内筒
片と外筒片とを有し前記連結筒に昇降可能且つ液密に嵌
装された昇降筒と、前記内筒片に液密に嵌込まれた下方
へ開放している内筒部と外向きフランジ部を介して設け
られ前記外筒片を囲んだ外筒部とを有し外筒部が前記連
結筒に回転可能に結合された上容器体と、前記口頸部を
塞いで前記連結筒内に設置され前記下容器体と上容器体
とを液密に遮断した仕切部材と、前記案内筒部と外筒片
と外筒部とを互いに結合したねじおよび回り止めとを具
えており、前記下容器体と上容器体のいずれかを回転し
たとき前記昇降筒が前記案内筒部の上面と外向きフラン
ジ部の下面との間で上昇または下降して前記仕切部材を
落下除去する構成としたことをもって前記課題を解決す
るための手段とした。
[作用] 二種類の内容物を下容器体と上容器体とに各別に収納
して保管する。使用にあたって下容器体と上容器体のい
ずれかを回転させると、三重構造になっている連結筒の
案内筒部と昇降筒の外筒片と上容器体の外筒部とがねじ
および回り止めによって互いに結合されているため中間
位置の外筒片は回転しながら或いは回転することなく上
昇または下降し、仕切部材を昇降筒から抜取りまたは昇
降筒で押下げて落下除去する。このため下容器体と上容
器体とが連通してそれぞれの内容物が混合されることと
なる。昇降筒は設定範囲内で上昇または下降が可能であ
って内容物を漏出させる緩みや隙間を生じない。
[実施例] 第1図乃至第3図は第一実施例、第4図は第二実施
例、第5図は第三実施例を示しており、各実施例におい
て1は下容器体、2は昇降筒、3は上容器体、4は仕切
部材、5は連結筒である。
下容器体1は底壁11と胴壁12と胴壁12の上端から上方
へ突出して開放した口頸部13とを有し、昇降筒2は上端
がフランジ片21で接続されている同心の内筒片22と外筒
片23とを有している。また、上容器体3は上端に注出口
31を具えた胴壁32とその下端から下方へ延びそのまま開
放している内筒部33および外向きフランジ部34を介して
内筒部33と同心に設けられた外筒部35とを有しており、
注出口31はねじ込み式のふた36によって塞がれている。
更に、仕切部材4は底板41とその上面に形成した環壁42
とを有している。更にまた、連結筒5は案内筒部51とそ
の下方の下向き段部52および周方向へ延びる外向きの係
止突条53と更にその下方へ延びる同心の内裾壁54および
外裾壁55とを有している。
この連結筒5は内裾壁54を口頸部13の内側周面に液密
に接して嵌込むとともに、外裾壁55と口頸部13とを周方
向へ延び抜止めとして働く横突条56、14および軸線方向
へ延び回り止めとして働く縦突条57、15をそれぞれ係合
することによって下容器体1に装着固定される。
そして、昇降筒2は案内筒部51に上からかぶせ嵌込ま
れ、内筒片22は下端の外向きに周方向へ延びる突条24が
案内筒部51の内側周面に密着することによって液密とさ
れている。また、外筒部35の下端の内向きに周方向へ延
びる係止突条37が連結筒5の係止突条53と係合すること
によって下容器体1と上容器体3とが互いに回転可能に
結合され、且つ内筒部33は内筒片22に液密に嵌入されて
いる。
第一実施例は案内筒部51と外筒片23とをそれらの外ね
じ条58と内ねじ条25とを螺合させることによって結合す
るとともに、外筒片23と外筒部35とをそれらの軸線方向
へ延びる外突条26と内溝条38とを嵌合させることによっ
て結合し、仕切部材4の環壁42を内筒片22に下方から液
密に嵌込んで底板41が案内筒部51の下端面を塞ぎ且つ底
板41の外側周縁部43が下向き段部52に接した状態で仕切
部材4を昇降筒2に取付けた構成としたものである。
このような構成の第一実施例は、下容器体1に所定量
の一方の内容物を収納するとともに、昇降筒2と仕切部
材4と連結筒5とを組付けた上容器体3に所定量のもう
一方の内容物を収容し、連結筒5の内裾壁54と外裾壁55
とを口頸部13に沿わせて押込み、横突条56、14を互いに
係合させて上容器体3を下容器体1に結合するものであ
る。二種類の内容物は仕切部材4によって互いに接触す
ることなく収納保管される。
使用にあたって下容器体1と上容器体3のいずれかを
回転させると、下容器体1に固定されている連結筒5に
対して上容器体3が回転し、昇降筒2は外突条26と内溝
条38とからなる回り止めによって上容器体3と一体に回
転しながら外ねじ条58と内ねじ条25とによって案内筒部
51に沿い上昇する。このため、外側周縁部43が下向き段
部52に接して上昇不可能な仕切部材4は、内筒片22が上
昇して環壁42から外れたとき落下して除去され下容器体
1の底に沈降する。即ち、下容器体1と上容器体3とが
連通してそれぞれに収納されていた内容物が混合される
こととなり、ふた36を外して注出口31から混合内容物を
注出するのである。昇降筒2は、内筒片22の突条24が案
内筒部51の内側周面に密着しているとともに内筒片22に
上容器体3の内筒部33が液密に混入しており、且つ外向
きフランジ部34の下面に衝ってそれ以上は上昇できない
構成であるから、保管時および使用時のいずれにも内容
物が漏れる緩みや隙間を生じない。
また、内容物を各別に収納してから下容器体1と上容
器体3とを組合せ接合すれば、その際にも内容物が互い
に接触するという心配がない。
次に、第二実施例は案内筒部51と外筒片23とをそれら
の軸線方向へ延びる外突条59と内溝条27とを嵌合させる
ことによって結合するとともに、外筒片23と外筒部35と
をそれらの外ねじ条28と内ねじ条60とを螺合させること
によって結合した点を除いて第一実施例と全く同一であ
る。
このような構成の第二実施例の使用にあたって下容器
体1と上容器体3とのいずれかを回転させると、昇降筒
2は連結筒5に対して回転することなく上昇して仕切部
材4を落下除去するのである。
前記二つの実施例は昇降筒2が上昇してその内筒片22
に密着保持させた仕切部材4を残置することによって除
去する構成であるが、第三実施例は昇降筒2が下降して
仕切部材4を押下げることによって除去する構成とした
点で相違している。
即ち、第三実施例は環壁42を案内筒部51に下方から液
密に嵌込んで底板41が案内筒部51の下端面を塞ぎ且つ外
側周縁部43が下向き段部52に接した状態で仕切部材4を
連結筒5に取付け、昇降筒2はフランジ片21を外向きフ
ランジ部34に重ねるとともに内筒片22の下端縁を環壁42
の上端縁にほぼ接触させた状態で案内筒部51に上からか
ぶせ嵌込んだ点を除いて第一実施例と同じである。
このような構成の第三実施例も、下容器体1に所定量
の一方の内容物を収納するとともに、昇降筒2と仕切部
材4と連結筒5とを組付けた上容器体3に所定量のもう
一方の内容物を収納し、連結筒5を口頸部13に押込むこ
とによって上容器体3を下容器体1に結合するものであ
る。
使用にあたって下容器体1と上容器体3のいずれかを
回転させると昇降筒2が上容器体3と一体に案内筒部51
に対し回転しながら下降し、内筒片22が環壁42を押して
案内筒部51から抜出させる。フランジ片21が案内筒部51
の上面に衝ってそれ以上は下降できなくなったとき、仕
切部材4は案内筒部51から完全に押出されて落下除去さ
れる。
[考案の効果] 本考案によると、下容器体と上容器体のいずれかを回
転させることにより昇降筒が回転しながら或いは回転す
ることなく上昇または下降して仕切部材を落下除去させ
る構成であり、上容器体が下容器体に対して上昇しない
とともに昇降筒が案内筒部と外向きフランジ部とによっ
て設定された範囲内で上昇または下降するため、必要以
上に回転させて緩みや隙間を生じる心配なく仕切部材を
除去できるのである。このため、きわめて簡単な操作で
仕切部材を除去して内容物を混合できるとともに漏出さ
せる心配なく使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例を示す正面図、第2図は第
1図の拡大縦断面図、第3図は使用時の縦断面部分図、
第4図および第5図は本考案の第二実施例および第三実
施例を示す縦断面図である。 1……下容器体、13……口頸部、2……昇降筒、21……
フランジ片、22……内筒片、23……外筒片、3……上容
器体、33……内筒部、34……外向きフランジ部、35……
外筒部、37、53……係止突条、4……仕切部材、41……
底板、42……環壁、5……連結筒、51……案内筒部、54
……内裾壁、55……外裾壁、

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】口頸部を有する下容器体と、上方へ突出し
    ている案内筒部を有し前記口頸部に装着固定された連結
    筒と、内筒片と外筒片とを有し前記連結筒に昇降可能且
    つ液密に嵌装された昇降筒と、前記内筒片に液密に嵌込
    まれた下方へ開放している内筒部と外向きフランジ部を
    介して設けられ前記外筒片を囲んだ外筒部とを有し外筒
    部が前記連結筒に回転可能に結合された上容器体と、前
    記口頸部を塞いで前記連結筒内に設置され前記下容器体
    と上容器体とを液密に遮断した仕切部材と、前記案内筒
    部と外筒片と外筒部とを互いに結合したねじおよび回り
    止めとを具えており、前記下容器体と上容器体のいずれ
    かを回転したとき前記昇降筒が前記案内筒部の上面と外
    向きフランジ部の下面との間で上昇または下降して前記
    仕切部材を落下除去する構成とした二種内容物混合容
    器。
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JP4749106B2 (ja) * 2005-09-29 2011-08-17 株式会社吉野工業所 ポンプ付き二剤混合容器
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