JP2523083B2 - 共同溝兼側溝用ブロック - Google Patents

共同溝兼側溝用ブロック

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JP2523083B2
JP2523083B2 JP5281427A JP28142793A JP2523083B2 JP 2523083 B2 JP2523083 B2 JP 2523083B2 JP 5281427 A JP5281427 A JP 5281427A JP 28142793 A JP28142793 A JP 28142793A JP 2523083 B2 JP2523083 B2 JP 2523083B2
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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  • Sewage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、道路端に連結して埋設
され雨水や生活雑排水その他の上水排水路を形成する側
溝用ブロックの改良に係り、詳しくはこの上水排水路と
共に、電気、電話、ガス、水道、その他の配線および配
管を挿通するための配線配管挿通路、更には下水排水路
をも同時に形成する、共同溝用としての機能を兼備した
側溝用ブロックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】歩車道等の地下に埋設する管や線は、例
えば道路端に配設されるU字状側溝や電気、電話、ガ
ス、水道、その他の配線および配管等種々のものがあ
り、これらを新規に埋設しまたは補修するため日本全国
いたるところで年中絶え間なく土木工事が行われてい
る。
【0003】これらの側溝や配管等は地中に埋設するも
のであるため、地面を長区域にわたって掘削し配管を敷
設してこれを埋める等その敷設工事には多くの労力と多
額の費用がかかることとなるが、ただ前記道路端に配設
され排水溝を形成するU字状側溝の場合は、例えばその
蓋をとって排水路の掃除等が行えるようその全体を完全
に地中に埋め戻さないことから、一度埋設工事をした後
は再度これを長区域にわたって掘り返すことはない。ま
たその補修等についても、破損した又は枝管追加に係る
側溝用ブロックの近辺の地表をその側溝用ブロックの深
さに掘りかえし取り替えるだけで済む等、側溝用ブロッ
クの埋設工事および維持管理等に要する経費は少額で済
み経済的であった。
【0004】しかしながら前述の電気、ガス、水道等の
配線配管埋設工事は、それぞれの管轄官庁および各事業
所別に、更には別々の工期のもとに行われることが多
い。従ってこれら異なる管轄、事業分野に属する配管等
の敷設を行う度に、同一場所を何度も掘り返すこととな
り、これに要する労力、時間、及び経費は重複し一層多
額に上っている。
【0005】更に同一の管轄、事業分野に属する配管施
設等においても枝管の増設やガス漏れ、水漏れ、断線、
等が生じた場合には埋設されたガス管、水道管、電気線
等をその都度掘り返し、補修した後また埋め戻すという
土木作業が繰り返えされ、配管等の埋設後の維持管理に
もやはり多くの労力、時間、及び経費が費やされている
のが現状である。
【0006】このような状況の下、これらガス管、水道
管、電気線等を、更には排水溝を含めて一括集中して敷
設する複合機能溝体が提案されているが、これらは何れ
も例えば独立の管の寄せ集めなど、孔状に或いは隔離壁
を固着して形成したところの完全分離された挿通部を単
に集合させたものでしかなく、その敷設に際しての作業
や敷設後の保守点検は必ずしも簡易迅速に行えるもので
はなかった。また補修 時の費用の大幅な削減を図り得る
ものでもなかった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の事情に
鑑みてなされたもので、その目的は、側溝用ブロックの
埋設工事および補修工事の簡易性並びに側溝用ブロック
の空間部に着目し、道路端に配設される側溝用ブロック
内に電気、電話、ガス、水道、その他の配線および配管
等を集中して挿通させ、且つこれらを側溝用ブロックの
内面に形成された着脱自在の蓋体によって区画すること
により各種の配線配管埋設工事毎の重複した地面の掘
り返しを無くし、更にその埋設後におけるこれら各種配
線配管の補修工事を迅速且つ簡単に行なわしめまた保守
点検を容易にし、従ってこれに要する労力、時間、及び
経費を減少せしめることを可能とする、これら各種配線
配管を有効に集中収納することの出来る共同溝兼側溝用
ブロックを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、図面符号を用いて説明すれば
空洞の側溝用ブロック本体2内面に、電気、電話、ガ
ス、水道、その他の配線および配管を保持するための保
持部9と、締結具により着脱可能に取着され前記保持部
9の少なくとも1以上を覆って側溝用ブロック本体2の
全長にわたり配線配管挿通部14を形成する蓋体20と
を備え、この保持部9を覆う着脱可能な蓋体20によ
り、雨水や生活雑排水その他の上水の流路を形成するた
めの上水排水用溝部12と前記配線配管挿通部14とが
分離されて成ることを特徴とする共同溝兼側溝用ブロッ
ク1を手段の内容とする。
【0009】請求項2の発明は、側溝用ブロック本体2
内面の底部に汚水その他の下水の流路を形成するための
下水排水用溝部11を連設し、この下水排水用溝部を覆
う着脱可能な蓋体10によりこの下水排水用溝部11と
前記上水排水用溝部12とが区分されて成ることを特徴
とする請求項1記載の共同溝兼側溝用ブロック1を手段
の内容とする。
【0010】上記構成において、側溝用ブロック本体2
は断面U字状、角状、円状等何れの形状であってもよ
く、材質もコンクリート、金属、その他剛性が保持でき
るものであれば何れであってもよい。なお、側溝用ブロ
ックの埋設や補修工事の簡易性を考慮すれば例えば蓋付
のU字溝のようにその上面が地表に表出しているものが
好ましい。またたとえ地中に埋め戻す断面円状の側溝管
であっても、この側溝管に連通する出入り口が地表に設
けられ、この側溝に潜入することのできるものであれば
本発明の目的は達成可能であり差し支えない。また、こ
の側溝用ブロック本体2の空洞状態は、例えば側溝用ブ
ロック本体2の内面底部に何らかの凸条等が設けられて
いても蓋体20を着脱し配線配管作業を行える程度であ
ればよい。
【0011】一方この側溝用ブロック1は、道路端に連
通して埋設された後における雨水等の流路および配線配
管の収納スペースを確保すると共に、工事関係者が潜入
して配線配管作業を行えるだけの適当な容積が必要であ
る。かかる場合この側溝用ブロックの上下寸法つまり深
さを大きくとる方法も考えられるが、溝幅を道路事情の
許す限りより広く形成する方法をとればこの側溝用ブロ
ック1を埋設する際の地面の掘削作業を容易にすると共
に、この幅広の側溝上面をそのまま平坦な歩行路として
活用することができるため、経済性及び安全性確保の観
点からより好ましい。
【0012】次にこの側溝用ブロック本体2内に収納さ
れる配線および配管4は、電気、電話、ガス、水道、そ
の他今日地上に施設されているものと地下に施設されて
いるものとを問はない。
【0013】これらの配線および配管4を保持するため
の保持部9は、後述の実施例において示される断面L字
状の受け具9a(図1参照)や側壁を凹形としたもの9
a(図5、図6参照)の他、配線および配管4を支持固
定等することが可能であれば如何なる形状のものであっ
てもよい。
【0014】保持部9を覆う締結具により着脱可能に取
着された蓋体20は、保持部9及び配線配管4等の形状
に合わせて板状、断面コの字状、その他種々の形状に形
成されるものである。但し配管4等の挿通を遮断する形
状であってはならない。またこの蓋体20は常時締結具
により共同溝兼側溝用ブロック1の側壁または底部内面
に固着されているものであるが、配管や補修の必要時に
はその締結を解き工事が行われる。なお、締結具の種
類、数、配置等は限定されず、また一体蓋と連結蓋とを
問わず要求強度や態様に合わせて適宜採択される。
【0015】また上水排水用溝部12の断面形状は、前
着脱可能に取着された蓋体20の形状変化に伴って変
化するものである。
【0016】下水排水用溝部11の形状は、側溝用ブロ
ック1の全体形状との均衡を図りつつ断面楕円形その他
適当な形状に形成されるものであるが、その製造の容易
さから断面矩形状であるのが好適である。
【0017】
【作用】請求項1の発明によれば、空洞の側溝用ブロッ
ク本体2内面に、電気、電話、ガス、水道、その他の配
線および配管を保持するための保持部9を設け、且つこ
の保持部9を覆って側溝用ブロック本体2の全長にわた
り配線配管挿通部14を形成する着脱可能な蓋体20を
取着して、雨水や生活雑排水その他の上水の流路を形成
するための上水排水用溝部12と前記配線配管挿通部1
4とを分離したことから、この側溝用ブロック1を連通
して埋設すれば雨水や家庭雑排水等を排水処理するとと
もに、各種の配線および配管4を挿通することが可能と
り、従って一度の地表掘削工事によって本発明に係る
側溝用ブロック1を連通して埋設すれば、各種配線配管
のために同一箇所を再度掘削する必要はなく、かかる敷
設作業に要する重複した労力、時間、及び経費不要
なる
【0018】また、電気その他の各種配線配管を保持す
る保持部9を、蓋体20によってため、配線配管挿
通部14についてのみ蓋体20を堅締して完全閉鎖する
ことが可能となる。従って日常生活に重要な役割を果た
挿通されたこれら電気その他の配線配管雨水等に
って汚染、腐食したりいたずらによって破損された
りすることがより確実に防止され、維持管理の安全が確
保される。
【0019】一方更に、配線配管挿通部14を形成する
着脱可能な蓋体20を開蓋することによって、新規に電
気、ガス等、各種の配線配管を敷設する際、側溝内にお
いてこれら配線等の保持部への載置固定作業を阻害する
障害物がなくなり、更に側溝内のスペースは拡張されて
側溝内での配管敷設作業が極めて容易となるため、簡易
迅速な処理が可能となる。また敷設された一部の配
および配管が破損した場合であっても、その補修工事の
度に地面を掘り返す必要はなくなるとともに、前記同様
に蓋体20を開蓋することによって作業時に障害物がな
く且つ側溝内のスペースは拡張されて簡易迅速な補修が
可能となり、更には配管等の保守点検などその整理及び
維持に関しても好適な管理が可能となる。
【0020】そして、この共同溝兼側溝用ブロック1に
挿通された各種配線配管は、この側溝用ブロック1と一
体成形されているものではなく周囲に適当空間を配した
その保持部9に載置されていることから、地震等によっ
て道路の亀裂、陥没が生じこの側溝用ブロック1が破損
するような場合であっても、各種配線配管は前記空間部
内で伸縮変位する等、その保持部9が緩衝材の働きをす
ることにより各種配線配管の破損を免れる。従ってその
補修に際しては破損した側溝用ブロック1のみ交換すれ
ば良いこととなる。
【0021】請求項2の発明は、共同溝兼側溝用ブロッ
ク本体2内面底部に、汚水その他の下水排水用溝部11
を連設することから、上記作用に加えて下水溝の敷設に
要する地面掘削工事の労力及び経費を削減することが可
能となる。また、下水溝についても簡易迅速な補修およ
び保守点検などの維持に関する好適な管理が可能とな
る。
【0022】
【実施例】以下、本発明に係る共同溝兼側溝用ブロック
の第1の実施例を図面に基づいて説明する。
【0023】この実施例では、図1に示されるように、
本発明に係る空洞の側溝用ブロック本体2は断面U字
とされ、コンクリートにより一体成形されている。側
溝用ブロック本体2の横幅内径Xは、この内面に各種の
配管等4、5、6、7、8、を収納し且つ配管作業が行
えるよう約110cmとされ、図10に示される通常の
側溝用ブロック100の内径Yが約30cmであるのと
比べて幅広に形成されている。この側溝用ブロック本体
2の上面に蓋体3が嵌着され、側溝用ブロック本体2の
上面はその横幅外径が約150cmの広幅平面となる。
従ってこれを歩道として利用すれば平坦な幅広の歩道面
が形成されることとなり、身障者や老人の車椅子、乳母
車等の通行が安全且つ容易となる。
【0024】この側溝用ブロック本体2の両側壁内面に
は、上下二列且つ水平二列(図2参照)に断面横L字
(横逆L字)状の受け具が突出して固着され、配管等の
保持部9が形成される。この保持部9を形成する受け具
9a、9b、9c、9dは防錆加工がなされた鋼鉄から
成るが、より一層の錆防止や耐久性を確保するためには
ステンレス等が用いられる。この受け具9a、9b、9
c、9dの取付位置や取付数量は、この側溝用ブロック
本体2に収納挿通する配線配管の必要数量に合わせて適
宜採択される。
【0025】本実施例における保持部9には、図1に示
すように右上から順に電気配線用束線4、水道用合成樹
脂管5、水道用鋳鉄又は鉄管6が、また左上から順に電
話線7、ガス管8が挿通され揺動を防止して安定的に載
置されている。
【0026】この場合、保持部9の周囲は、配線配管の
伸縮又は変位等、前後左右及び上下のズレを可能とする
ように適宜間隔の空間部が形成されており、またこの電
気配線用束線4、水道用合成樹脂管5等の配線管は、挿
通された全体における伸縮が図れるよう適宜間隔の位置
で図7に表されるような一部ループ状の配管部材が使用
される。従って地震による地面の陥没、亀裂が生じた場
合や事故等による配管等の伸長が生じた場合、かかる構
造及び部材によってこれら配線配管の切断が防止され
る。
【0027】そして、保持部9および挿通され安定的に
載置された各種配線配管は締結具により取着された蓋体
20により覆われて、側溝用ブロック本体2の内面に配
線配管挿通部14が形成される。保持部9が上水排水用
溝部12と完全に分離されることから各種配管等が雨水
に濡れることがない。また、この蓋体20は工事関係者
のみ開蓋可能となるよう締着され、これら以外の者が配
管等に接触出来ないよう各種配線配管の維持管理面での
安全策が図られている。 この着脱可能な蓋体20は、前
記受け具9と同様に、防錆加工がなされた鋼鉄から成り
また錆防止や耐久性を確保するためにはステンレス等が
用いられる。 本実施例における着脱可能な蓋体20は、
その浸水防止や維持管理における安全確保の必要性の観
点から、一側壁内面にのみ且つ上方2段の保持部9およ
びこれに挿通された配線配管のみを覆う、断面略コの字
形状のものが取着されている。 尚その取付位置や取付数
量は、被覆を必要とする保持部9の段数や包括的或いは
個々的被覆等の必要態様に合わせて適宜採択され、変更
可能である。 また、配線配管挿通部14の気密性を高め
完全な防水性を得るためには、着脱可能な蓋体20と側
溝用ブロック本体2の内面との当接部にパッキンが施さ
れる。
【0028】この側溝用ブロック本体2の内面下部一定
位置には、下水用の10が載置され、その下部に連
設された下水排水用溝部11と上水排水用溝部12とが
これにより区分分離されている。
【0029】尚この下水排水用溝部11には、硬質ビニ
ール等の合成樹脂又はゴム等より形成された断面方形の
パイプ13が挿通載置されており、汚水はこのパイプ1
3内を流通することからその臭気が外部に発散すること
はない。
【0030】図3は第2の実施例を示すものであり、上
述第1の実施例との相違は、雨水や生活雑排水等の上水
排水用溝部12と、配線配管挿通部14とが、略鍵形の
着脱可能な蓋体20によって区分分離されていることに
ある。
【0031】なお上水排水用溝部12の蓋体は、流路
の掃除等の必要性から側溝用ブロック本体2の上部に嵌
着されているに過ぎず、いつでも開蓋可能である。
【0032】図5は第3の実施例を示すものであり、上
述第1および第2の実施例との相違は、共同溝兼側溝用
ブロック1に形成された各種線配管を保持するための
保持部9がコンクリート製の側壁を凹形とすることによ
り形成され、そしてこれら各保持部9がコンクリート製
の板状の着脱可能な蓋体20により覆われていることに
ある。保持部9が個別に完全に分離されることからそれ
ぞれの配管等が雨水に濡れることがなく、一層の安全策
が図られている。またこのような構成とすれば保持部9
をコンクリートにより一体成形でき、且つ着脱可能な蓋
体20も単純な平板形のコンクリート製であるため、共
同溝兼側溝用ブロック1の製造が極めて簡単かつ安価と
なる。
【0033】図8および図9は第4の実施例を示すもの
であり、その特徴は共同溝兼側溝用ブロック1の本体2
の側壁15に通孔18が形成されていることにある。
この実施例では通孔18は側壁15の上部位置に水
平方向の長円形状のものとして(図8)又その上下方向
の位置に円形のものとして(図9)形成され、各配線配
管はこの通孔18を通過し、共同溝兼側溝用ブロック
1内へ引き込まれている。なお、各配線配管を共同溝兼
側溝用ブロック1内へ引き込んだ後は、このこの通孔
18の隙間はコンクリート等によって埋められ、水や土
等の共同溝兼側溝用ブロック1内への流入は防止され
る。
【0034】次に本発明に係る共同溝兼側溝用ブロック
1の埋設手順を説明すると、先ず道路端に共同溝兼側溝
用ブロック1の横幅、深さよりやや大きめの溝を必要区
域において掘削し、これに落蓋である蓋体3、保持部9
を覆う着脱可能な蓋体20、および下水用の蓋体10が
取り除かれた状態の共同溝兼側溝用ブロック1本体2
その上端と路面とが同一面となるよう順次埋設し連
通させる。このような状態に施行した後、この開口した
共同溝兼側溝用ブロック1本体2の上面または前記側壁
に設けられた通孔18から電線や水道管等をこの本体
2内に挿通し、更にこれら各配線配管4、5、6、7、
8を保持部9の所定位置に載置し収納する。
【0035】一定区域について上述工程が終了した時点
で、下水用の蓋体10、保持部9を覆う着脱可能な蓋体
20および落蓋である蓋体を嵌着する。尚、更下水
用の蓋体10および保持部9を覆う着脱可能な蓋体20
については、容易に開蓋できないよう締結具により共同
溝兼側溝用ブロック1本体2内面に取着する。
【0036】一方配管の欠損部分の補修工事に際して
は、先ず当該配管の欠損部分が載置収納されている共同
溝兼側溝用ブロック1の落蓋である蓋体を開蓋し、工
事関係者が当該部分の共同溝兼側溝用ブロック1本体2
内へ侵入する。次に保持部9を覆う着脱可能な蓋体20
或いは下水用の蓋体10の締結を解いて開蓋し、補修作
業に支障がない位置へこれら蓋体を移動させる。そして
配管の欠損部分を取り除き、新たな配管パーツと交換す
る。その後保持部9を覆う着脱可能な蓋体20等および
落蓋である蓋体共同溝兼側溝用ブロック1本体2に
取着して工事は終了する。
【0037】更に本発明に係る共同溝兼側溝用ブロック
1自体が破損した場合は、この側溝用ブロック1の近辺
を掘削し、これに伸長可能に挿通されている配管等を上
方へ変位させた後新たな共同溝兼側溝用ブロック1と交
換する。
【0038】
【発明の効果】求項1に係る共同溝兼側溝用ブロック
にあっては、空洞の側溝用ブロック本体2内面に、各種
配線配管を保持するための保持部9を設け、且つこの保
持部9を覆って側溝用ブロック本体2の全長にわたり配
線配管挿通部14を形成する着脱可能な蓋体20を取着
して、雨水や生活雑排水その他の上水の流路を形成する
ための上水排水用溝部12と前記配線配管挿通部14と
を分離したことから、排水用側溝および各種配線配管の
一括集中敷設によって、地下のスペ−スの有効活用
り、またその管理を好適ならしめるとともに、
【0039】一箇所の再掘削に要する重複した労力、
時間及び経費不要となり、社会全体及び各事業者の経
済性が確保される。
【0040】そして、電気その他の各種配線配管を保持
する保持部9は、蓋体20によって覆われるため、日常
生活に重要な役割を果たす挿通された配線および配管が
雨水や生活雑排水によって汚染又は腐食されず、いた
ずらによって破損されることを防止して維持管理の安全
を確保することができる。
【0041】更に、配線配管挿通部14を形成する着脱
可能な蓋体20を開蓋することによって、各種配線配管
の敷設作業時の障害物がなくなりまた側溝内のスペース
が広がり配管敷設工事及び補修工事の作業効率飛躍的
向上する。
【0042】 また、配線配管を敷設した後、この配線配
管の一部が破損した場合であっても、上記同様その補修
工事の度に地面を掘り返す必要はなくなり経済的である
と共に、前述同様に着脱可能な蓋体20によって、簡易
迅速な補修が可能となり、且つガス漏れ、水漏れ、断線
等破損箇所を容易に発見でき、配管等の保守点検などそ
の整理及び維持に関する好適な管理が可能となる。
【0043】請求項2の発明は、共同溝兼側溝用ブロッ
ク本体2内面底部に、従来独立して形成されていた汚水
その他の下水排水用溝部を連設することから、上記効果
に加えて下水溝の敷設に要する地面掘削工事の労力及び
経費削減できる また、下水溝の簡易迅速な補修が可
能となり、更に保守点検などその維持に関する好適な管
理が可能となる。
【0044】そして上述本発明に係る共同溝兼側溝用ブ
ロックは、全て簡単な構造であることからその製造が容
易である。
【0045】その他、総合的な観点において、従来地上
に敷設されていた電線、電話線、等が本発明によって地
下に配設されればこれらを支持していた電柱等の部材が
地上から除去され町の美観が向上すると共に、台風や豪
雪による断線や破管等を有効に防止することができ、更
にこの共同溝兼側溝用ブロック上面を道路事情の許す限
りにおいてそのまま幅広かつ平坦な歩道として活用すれ
ば歩行者の通行の安全が確保できる等、種々の効果を奏
するものである。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第1の
実施例を示す縦断面図である。
【図2】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第1の
実施例を示す平面図である。
【図3】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第2の
実施例を示す縦断面図である。
【図4】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第2の
実施例を示す平面図である。
【図5】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第3の
実施例を示す縦断面図である。
【図6】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの他の実
施例を示す縦断面図である。
【図7】図6におけるA−A部の矢視断面図である。
【図8】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第4の
実施例を示す正面図である。
【図9】本発明に係る共同溝兼側溝用ブロックの第4の
実施例を示す正面図である。
【図10】従来の側溝用ブロックの縦断面図である。
【符号の説明】
1 共同溝兼側溝用ブロック 2 側溝用ブロック本体 蓋体 9 保持部 9a 受け具 9b 受け具 9c 受け具 9d 受け具 10 蓋体 11 下水排水用溝部 12 上水排水用溝部 14 配線配管挿通部 18 通孔 20 蓋体

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空洞の側溝用ブロック本体内面に、 電気、電話、ガス、水道、その他の配線および配管を保
    持するための保持部と、締結具により着脱可能に取着さ
    れ前記保持部の少なくとも1以上を覆って側溝用ブロッ
    ク本体の全長にわたり配線配管挿通部を形成する蓋体と
    を備え、 この保持部を覆う着脱可能な蓋体により、雨水や生活雑
    排水その他の上水の流路を形成するための上水排水用溝
    部と前記配線配管挿通部とが分離されて成る ことを特徴
    とする共同溝兼側溝用ブロック。
  2. 【請求項2】側溝用ブロック本体内面の底部に汚水その
    他の下水の流路を形成するための下水排水用溝部を連設
    し、この下水排水用溝部を覆う着脱可能な蓋体によりこ
    の下水排水用溝部と前記上水排水用溝部とが区分されて
    成ることを特徴とする請求項1記載の共同溝兼側溝用ブ
    ロック。
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