JPH11286983A - 多目的街渠構造 - Google Patents

多目的街渠構造

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JPH11286983A
JPH11286983A JP10866198A JP10866198A JPH11286983A JP H11286983 A JPH11286983 A JP H11286983A JP 10866198 A JP10866198 A JP 10866198A JP 10866198 A JP10866198 A JP 10866198A JP H11286983 A JPH11286983 A JP H11286983A
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JP
Japan
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water
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side wall
structure according
hole
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JP10866198A
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English (en)
Inventor
Juichi Yamauchi
重一 山内
Masanobu Sugie
昌信 杉江
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SK Engineering Corp
Original Assignee
SK Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス、上下水道管が混み合って埋設されてい
る歩道下を避け、街渠下の地下空間を利用することによ
り、各種管路を整理して配し、架空電線を地中に敷設可
能となる街渠構造を提供すること。 【解決手段】 車道と歩道との間に集水枡が車道長さ方
向に所要間隔毎に埋設されるとともに、集水枡の歩道側
側壁には下水管へ水を導く排水管が集水枡内部と連通し
て設けられてなることを特徴とする多目的街渠構造。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は多目的街渠構造に
係り、その目的はガス、上、下水道管が混み合って埋設
されている歩道下を避け、街渠下の地下空間を利用する
ことにより、各種管路を整理して配し、架空電線を地中
に敷設可能となる街渠構造、さらには、産業廃棄物の処
分先を兼ねた水貯留部、降雨時の雨水の排水能力を高め
ることのできる集水桝等の多目的街渠構造を提供するこ
とにある。
【0002】
【従来の技術】これまで電気、電話、有線放送等の電線
は、地中式では工事費が嵩むこと等の理由から地上に出
して電柱間に掛け渡す架空式のものが殆どであった。し
かし、先の阪神大震災のような激しい地震では、地面と
一緒になって揺れる地中式の電線の方が、揺れに対して
無抵抗な架空式の電線よりも遙かに丈夫であることが徐
々に指摘されるようになった。また電柱や電線によって
町の景観が損なわれていたこと、さらには地中式の配線
設備も最近では耐震性に優れたものが開発されているこ
と等から、現在、都市部を中心に電線の地中化が進めら
れている。一方電線自体も光ファイバーのような次世代
ケーブルに取って替わり、その施工方法も変化してきて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】電線の地中化工事は、
歩道の下の地中に埋設して行われる。しかし、歩道下に
既に設置されているガス、上、下水道の管路は、他の場
所に移設しないと電線を配設できない程、無秩序に地下
に敷設されている。この事が同じ所を何度も掘り返して
工事をするといわれる、工事の長期化、それに伴う経費
の上昇を招いていた。一方、都市部では下水道の整備も
進んでいる。従来、集水桝間を道路方向に繋いでいた管
渠を取り去り、各集水桝から各々下水道管に接続すれ
ば、車道と歩道の間にある街渠下のスペースを空けられ
るようになる。この空間を生かして電線を埋設し、他の
管路との接触、交差を防ぐことが望まれていた。また、
このような土木工事からはコンクリート廃材が多量に出
るが、これらの処分先を探すのに苦労することが多かっ
た。このような課題も同時に解決されることが望まれて
いた。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は車
道と歩道との間に集水桝が車道長さ方向に所要間隔毎に
埋設されるとともに、集水桝の歩道側側壁には下水管へ
水を導く排水管が集水桝内部と連通して設けられてなる
ことを特徴とする多目的街渠構造である。請求項2記載
の発明は前記集水桝間に側壁と、上板及び/又は底板と
を備え、内部に電線及び水路の共同溝が形成されたブロ
ック体が埋設されてなることを特徴とする請求項1記載
の多目的街渠構造である。請求項3記載の発明は前記共
同溝内が車道と平行に仕切られてなることを特徴とする
請求項2記載の多目的街渠構造である。請求項4記載の
発明は前記共同溝内が水平に仕切られてなることを特徴
とする請求項2記載の多目的街渠構造である。
【0005】請求項5記載の発明は前記車道が不透水性
の基層の表面に透水性の表層が施されてなる透水性舗装
道路であり、前記集水桝及び前記ブロック体の車道側の
側壁上角部内に小水路が設けられるとともに、該小水路
の車道側の側壁に小水路と連通する通水孔が設けられて
なることを特徴とする請求項1乃至4記載の多目的街渠
構造である。請求項6記載の発明は前記ブロック体の車
道側の側壁に前記共同溝と連通する導水孔が設けられて
なることを特徴とする請求項5記載の多目的街渠構造で
ある。請求項7記載の発明は車道側の側壁に前記導水孔
へ水を導く導水部材が該導水孔から上方に付設されてな
ることを特徴とする請求項6記載の多目的街渠構造であ
る。請求項8記載の発明は前記ブロック体の歩道側の側
壁に前記共同溝と連通する分岐孔が設けられてなること
を特徴とする請求項2乃至7記載の多目的街渠構造であ
る。
【0006】請求項9記載の発明は前記集水桝及び前記
ブロック体の底板、側壁及び仕切りの少なくともいずれ
か1つの内部に排水孔及び/又は電線配置用の電線孔が
設けられてなることを特徴とする請求項1乃至8記載の
多目的街渠構造である。請求項10記載の発明は内部に
電線及び水路の共同溝が形成された筒状ブロック体及び
該筒状ブロック体を支持する支持台が車道と歩道との間
に埋設されるとともに、該筒状ブロック体の外殻には前
記共同溝と連通する分岐孔が設けられており、前記支持
台には排水路及び/又は電線配置用の電線孔が設けられ
ていることを特徴とする多目的街渠構造である。請求項
11記載の発明は前記集水桝、前記ブロック体及び前記
筒状ブロック体の下方に少なくともコンクリート廃材片
及び/又はゴム片からなる水貯留部が設けられ、前記ブ
ロック体の底板又は側壁に排水孔が設けられるとともに
該水貯留部にかけて排水管が設けられてなることを特徴
とする請求項1乃至10記載の多目的街渠構造である。
請求項12記載の発明は前記集水桝、前記ブロック体及
び前記筒状ブロック体の歩道側に車道からの振動を反射
する矢板が埋設されてなる請求項1乃至11記載の多目
的街渠構造である。これらの発明を提供することにより
上記課題を悉く解決する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る多目的街渠構
造の第1実施例について図に基づいて説明する。先ず、
図1に基づいて本発明の第1実施例について説明する。
図1は本発明の第1実施例に係る集水桝を示す縦断面図
である。集水桝1aは上方が開放され、側壁3、底板2
3及び道路長さ方向に垂直な壁で囲まれた集水のための
枡状空間を有するコンクリートブロックである。集水桝
1aの歩道8側の側壁3には、集められた水を下水道管
33へ導く管38を設けるための分岐孔27が設けられ
ている。また集水桝1aは車道と歩道8の間に埋設さ
れ、この実施例では車道は不透水性の基層10の上に透
水性の表層9を施してなる排水性に優れた透水性舗装道
路11を用いるのが好ましい。歩道8は車道と同じく透
水性舗装道路11でもよいし、不透水性の道路であって
も、また未舗装であってもよい。
【0008】車道側の側壁3の上角部内には通水孔31
が設けられた小水路24が設けられている。小水路24
は図示される如く、上板、側壁、底板を有する、中空の
水路であり、その材質は集水桝1aと同じコンクリート
でもよく、透水性を有するポーラスコンクリートや鋼板
を加工したもの等であってもよく、特に限定されない。
小水路24の車道と隣接する側壁には雨水を小水路24
内に取り込むための通水孔31が設けられている。透水
性舗装内に浸透した雨水は道路勾配に従って集水桝1a
上部のこの小水路24まで移動し、通水孔31から小水
路24に取り込まれ、下水道管33、貯水池、下水処理
施設等の各種集水設備へと運ばれる。この小水路24の
設けられる位置は道路内の水をより確実に取り込むた
め、少なくとも透水性舗装の表層9と基層10との境界
面より下に小水路24の底板が位置するよう設けられる
のが好ましい。
【0009】図示される如く、小水路24を集水桝1a
のみでなく桝間設けることにより、従来集水桝間を繋い
でいた管渠等の排水路を取り除くことができ、集水桝1
a間に空いたスペースを有効利用することができる。後
述する第2及び第6実施例で使用されるブロック体及び
筒状ブロック体は全てこの空いたスペースに埋設された
ものである。これにより車道と歩道との間にできた新た
な空間に電線、また小水路をはじめとする排水路を整理
して配することが可能となった。以上のような理由か
ら、集水桝1aは他のブロック体に優先して埋設される
こととなるが、桝間隔は特に限定されず道路幅等に応じ
て適宜設定すればよく、例えば2車線道路においては約
10m毎に埋設すると好ましい。
【0010】互いに隣接する小水路24の側壁及び集水
桝の側壁3の接面には、両側壁を貫通して、小水路24
から集水桝1a内へ水を導く導水孔12が設けられてい
る。この導水孔12により、集水桝1aに繋がるブロッ
ク体1に設けられた小水路24内を流れてくる雨水と透
水性舗装道路11内に浸透している水を効率的に集水桝
1a内部に導くことができる。また集水桝1aの内壁上
部には段部が設けられ、グレーチング等が載置されてい
る。このように上方が開放されていることで道路表面を
流れる水を直接集水桝1a内に取り込めるので台風時の
大量の降雨時でも道路表面に水を溢れさせることなく集
水できる。またグレーチング等を載置することにより、
ゴミが侵入するのを避け、歩道8側の通行人、自転車等
が誤って転落するのを防ぐこともできる。
【0011】集水桝1aの底板23にはこの集水桝1a
の下方に設けられた水貯留部21にかけて水を導く導水
管34が設けられている。水貯留部21を構成するの
は、例えば既設の街渠を取り壊したコンクリート廃材片
又は廃棄自動車の古タイヤからなるゴム片等の産業廃棄
物であるが、プラスチック等の他の産業廃棄物であって
もよい。これらは比較的大塊の廃棄物片であるため、周
囲の土に比べかなりの空隙を有しており、ここに雨水が
流れると相当量の雨水を蓄えることが可能となる。集水
桝1aに集められた雨水は導水管を通ってこの水貯留部
21に吸収される。これによって大雨の場合でも効率的
に雨水を水貯留部21へ集水、排水することが可能とな
り、従来下水道管に流れていた雨水の一部を水貯留部2
1に吸収させることにより、下水処理施設の負担を軽減
し、処理にともなう経費をも軽減できる。また更に雨水
の一部は水貯留部に吸収されるから、集中豪雨により多
量の雨水が同時期に河川へ流れ込むのを阻止して、河川
の氾濫による水害をも防ぐことができるという優れた効
果がある。しかも、この水貯留部21には道路表面を車
が走ることによって道路内に発生する振動を吸収、分散
するため、歩道8側の民家、ビル等の建物に伝わるのを
低減させる効果を備えている。
【0012】導水管34は底板23に管の径に合わせて
孔を設けた後、塩化ビニル、コンクリート、その他の材
質の管を嵌入させて接着剤等により固定して使用しても
よく、また孔のある底板23と導水管34をコンクリー
トで一体的に成型してもよく、特に限定されない。また
図示される如く、導水管34の下端部は水貯留部21の
中でさらに別の管36とT字型に交わっており、更に排
水効果を高めている。この導水管34により、大量の水
が集水桝内に流れ込んでくるような場合でも水を素早く
地中へ浸透させ、道路表面に溢れ出るのを防ぐことがで
きる。この効果を高めるには水貯留部21の埋設位置を
歩道8側或いは車道側に広げるとよい。更に集水桝1a
の横に街路樹35が植えられた歩道8がある場合、水貯
留部21が蓄えている水を歩道8下方の地中に供給し、
街路樹の根が吸収できるようにすることも可能である。
【0013】集水桝1aの側壁3及び底板23には電線
配置用の電線孔32、排水孔37が道路長さ方向に貫通
して設けられている。集水桝1a内部は水を集めるため
の枡空間であるため電線を配することができない。そこ
で、集水桝1aの側壁3及び底板23内に孔を設けて電
線7を配し、また排水孔37として利用できるようにし
た。電線孔32には、電気、電話、道路照明、信号機用
等の電線が貫通して敷設される。排水孔37は歩道8側
の隅の下角部に設けられており、更にこの排水孔37と
連通する導水孔38が集水桝の内壁下部の底板23の歩
道8側部分に設けられている。歩道8側に設ける理由
は、適宜この側壁3下角部に外側から孔を設けて集水桝
1aの外部と連通させることにより集水桝1a内部の雨
水を排出して周辺の街路樹35等への水の供給が可能と
なるからである。このような構成により、集水桝1a内
に集められた水を水貯留部21以外にも排出でき効率的
で素早い排水が可能となる。
【0014】またこの集水桝1aでは側壁3、底板23
に予め孔が設けられることによって、地中を通る電線は
集水桝1aと関係なく引き込みが容易であるとともに、
電線が撓むことがない。本発明において集水桝1aはそ
れぞれが歩道8下に設置されている下水道管33と接続
されている。これによって従来、集水桝1a間を繋いで
いた管渠が不要となり、電線を整理して配することがで
きるスペースを作れるようになった。
【0015】次に、図2〜8に基づいて本発明の第2実
施例について説明する。図2は本発明の第2実施例に係
る多目的街渠構造を示す縦断面図である。図3は本発明
の第2実施例で使用される亜鉛メッキ板の裏面を示す斜
視図である。図4は本発明の第2実施例で使用される鉄
板を示す縦断面図である。図5は本発明の第2実施例で
使用されるブロック体を示す縦断面図である。図6は本
発明の第2実施例で使用されるブロック体の変更例を示
す縦断面図である。図7は本発明の第2実施例で使用さ
れるブロック体の変更例を示す縦断面図である。図8は
本発明の第2実施例で使用されるブロック体の変更例を
示す縦断面図である。
【0016】第2実施例で使用されるブロック体1は、
図2に示す如く、上板2、側壁3及び仕切り4を有する
コンクリートブロックである。仕切り4は上板2と垂直
に且つ側壁3と平行に、上板2、側壁3とともに一体的
に成型されており、ブロック体1内部に電線配置用の電
線溝5、排水溝6を形成し、これら2つの溝を隔絶する
役目を果たす。電線溝5は電線7、電話線等の配線を通
すための通路であり、排水溝6は雨水が流れる小水路で
ある。電線溝5内の各種電線7は水を嫌うため、仕切り
4によって排水溝6を流れる水が電線溝5内に侵入しな
いような構造となっている。
【0017】さらに、電線溝5には水密性を保つために
図示される如く、底板を設けるのが好ましい。この場
合、最初に一体成型により設けても、後から底板だけ設
けてもよく特にいずれかに限定されるものではない。ブ
ロック体1を埋設するときは図2に示す如く、排水溝6
が車道側に、電線溝5が歩道8側になるようにする。こ
れは、車道に浸透した雨水を効率的にブロック体1内に
取り込み、また電線7を分岐して歩道8側の民家、ビ
ル、工場等の各施設に送りやすくするためである。尚、
電線溝5は塩化ビニル管等を空間内に配置するか、全て
コンクリートを打設して円形の空間を作ってもよい。こ
の第2実施例として示したブロック体は、前記第1実施
例で示した集水桝1a間に埋設されることとなる。
【0018】車道側の側壁3には雨水をブロック体1内
の排水溝6に導く導水孔12が設けられている。さら
に、車道側の側壁3にはこの導水孔12から上方部分を
覆うように導水部材13が付設されている。この導水部
材13には例えば亜鉛メッキ板が用いられる。この亜鉛
メッキ板には図3に示す如く、片面に滑り止めのための
凸加工が施された縞鋼板であり、この凸部分によって側
壁3と亜鉛メッキ板との間に一定の隙間が形成され、こ
の隙間を雨水が流れることとなる。そして、この亜鉛メ
ッキ板には透水性舗装内に浸透した雨水を取り込むため
の小孔14が複数箇所に設けられている。
【0019】この導水部材13をブロック体1の側壁3
に固定する方法としては先ず、亜鉛メッキされた縞鋼板
の小孔14と重なるブロック体1の側壁3の任意箇所に
穴を開け、そこにボルト15の頭部を埋入し、コンクリ
ートで埋め固め、ワッシャー16等をボルト15に通し
て、最後にナット17で締め付けると図2に示す如く、
側壁3に固定される。また別の方法としては、ボルトの
インサート部を埋め込んでボルト15を側壁3に固定す
る方法等が考えられるが、以上の方法はあくまで一例に
過ぎず、亜鉛メッキされた縞鋼板を固定できる方法であ
れば特に限定されない。また、1枚の亜鉛メッキ板を側
壁3に固定するには、2、3箇所ボルト15とナット1
7で止めれば十分であるが、特に限定されない。
【0020】上記亜鉛メッキされた縞鋼板以外の導水部
材13の例としては、2枚の鉄板を用いる方法がある。
これは図4に示す如く、導水孔12と重なる部分に予め
孔18aが開けられたジベル鉄筋18をブロック体1の
側壁3に固定し、次いで、片面に凸部が形成された鉄板
13aを溶接によりジベル鉄筋18に固定する。尚、車
道側に固定する鉄板13aには上述の亜鉛メッキされた
縞鋼板と同様に任意箇所に複数個の小孔13bを設けて
おく。この例では鉄板13aの凸部が2枚の鉄板の間の
隙間を保持し、雨水が流れる空間となる。2枚の鉄板は
溶接により固定されるので、先の亜鉛メッキ板の例のよ
うにボルト15とナット17を使って固定する必要はな
い。また、ボルト、ナットがないため、路盤工やアスフ
ァルト舗装の基層、表層施工時に転圧ローラーによって
均一な転圧ができる。
【0021】尚、上記の如く、金属板を導水部材13と
して使用する場合は、図2に示す如く金属板を側壁3に
固定しただけでは雨水の大部分は導水孔12の横を通過
するだけでブロック体1内に取り込まれないので、雨水
を逃がさないように金属板の下端部を接着剤、ゴム等で
シールする必要がある。すると、雨水は金属板の下端部
の上に溜まるので水位が上がり、雨水は導水孔12から
自然にブロック体1内に取り込まれる。亜鉛メッキ板、
金属板を導水部材13として用いた場合の雨水の流れを
説明すると、先ず、道路表面に降った雨水は透水性を有
する表層9に浸透し、不透水性の基層10との境界面上
を道路の勾配に従ってブロック体1方向へ移動する。そ
して導水部材13に設けられた小孔14から取り込ま
れ、亜鉛メッキ板と側壁3との間を、又は鉄板と鉄板の
間を下へ流れ、最後に導水孔12を通ってブロック体1
内の排水溝6へと集められる。
【0022】上記の金属板の他に、例えば合成樹脂から
なるスポンジ状のシートを導水部材13として使用する
ことも可能である。このシートは、部分的に接着剤等に
より接着し、若しくは孔を開けて側壁3に埋め込んだ金
具に引っ掛ける等の方法により側壁3に固定される。道
路内に浸透した雨水はブロック体1の側壁3まで移動す
ると、このシート自体に取り込まれ、シートの中を側壁
3に沿って下へ流れ、導水孔12まで達するとそこから
ブロック体1内の排水溝6へと導かれる。尚、導水部材
13は上記の例以外に、例えば金属板の代わりにFRP
等の非金属材料を使用してもよく、又スポンジ状のシー
トの代わりに透水性を有するポーラスコンクリートをブ
ロック体1の側壁3に板状に成型して設けたものであっ
てもよく、道路内に溜まった水を導水孔12まで運ぶこ
とができる手段であれば、特に限定されることなく好適
に使用される。
【0022】ブロック体1の上板2には図2に示す如
く、電線溝5及び排水溝6と連通する開口部19が適宜
箇所に設けられている。この開口部19はブロック体1
の施工時に電線7、電話線等をブロック体1内に配設
し、ブロック体1内から分岐線を外へ出すために配管を
曲げる作業を行う際の便宜のため設けられている。従っ
て、このような作業が終わった箇所の開口部19は雨水
等が電線構5内に入らないよう、マンホール孔等にして
蓋をするか、コンクリートで埋めるかして塞ぐのがよ
い。また、ブロック体1の上板2には排水溝6の真上部
分にグレーチング開口部20が設けられている。台風時
のような激しい降雨に対しては、透水性舗装に雨水が浸
透するだけでは間に合わず路面に雨水が溢れるようにな
る。グレーチング開口部20はそのような降雨時に、ブ
ロック体1の表面から直接ブロック体1内の排水溝6に
雨水を落とすことができるので、雨水を素早く排水溝6
に集水することができる。
【0023】尚、このグレーチング開口部20はグレー
チングを載置して使用するためのものであるが、グレー
チング以外にも、例えば編み目状の又は複数箇所に小孔
を設けた鉄板等、ゴミ、落ち葉等による目詰まりを防ぐ
ことができ、比較的大量の水でも流れることが可能な部
材であれば特に限定されることなく使用できる。またブ
ロック体1の歩道8側の側壁3には適宜箇所に壁が薄く
形成された部分がある。これは必要に応じてハンマーで
叩く等して穴を開け、ここから電線7の分岐線を出すた
めに設けられたものである。又、このブロック体1の下
方には図2に示す如く、水貯留部21が設けられてお
り、前記第1実施例と同様雨水の排出先として利用され
る。
【0024】この実施例においてブロック体1の歩道8
側には矢板42と呼ばれる板が埋め込まれている。矢板
42を歩道8側に埋め込んでおくと、ブロック体1を施
工する際に、歩道8側に植えられた街路樹や電柱が倒れ
たり或いは土砂が崩れるのを防ぐことができる。また施
工後も矢板42を埋め込んだままにしておくと、道路上
を車が走ることによって生じる振動が歩道側の民家やビ
ルその他の建造物に伝わるのを防ぐことができる。さら
にこの矢板42を道路の両側の歩道に埋め込むことによ
り、車道で生じた振動はこれら矢板42間に閉じ込めら
れ、矢板42間の外側に位置する歩道側の建物には伝わ
らず、矢板42間で反射を繰り返し振動波は減衰しやが
て消滅する。また水貯留部21を設けた街渠構造におい
ては振動を消す効果はより大きくなり、水貯留部21に
ゴム片を混ぜることによりこの効果は一層増大する。
尚、矢板42としては、木製、鋼製、コンクリート製等
のものを例示することができるが特に限定されない。
【0025】この第2実施例では図5に示すブロック体
1を使用した街渠構造について説明したが、この他に、
図6〜8に示すブロック体1でも好適に使用できる。図
6に示すブロック体1は使用する場合、電線7の配設の
分岐線を出す作業が終われば、ゴミ、落ち葉等が入って
各溝が埋まらないよう側壁3、仕切り4の内壁上部に段
部を設けて、コンクリート蓋22やグレーチング等を載
せて塞ぐようにするのが好ましい。このブロック体1は
底板23を有するので、ブロック体1下方に水貯留部2
1を設ける場合は排水溝6内の水を水貯留部21に排出
できるようこの排水溝6部分の底板23に適宜孔を設け
る必要がある。
【0026】図7及び8に示すブロック体1は電線溝5
と排水溝6を上下に隔離したものである。図7は上に電
線溝5、下に排水溝6が形成されたものである。この場
合、車道側の側壁3の導水孔12や電線7の分岐線を出
す孔はそれぞれ排水溝6や電線溝5の位置に対応して設
けることとなる。また電線溝5は図示される如く1つの
空間であってもよく、またコンクリートで埋めて図中の
一点鎖線で示される部分に孔を設けて電線を配する構成
であってもよく、特に限定されない。図8のブロック体
1も同様である。
【0027】この実施例で使用されるブロック体1は車
道側側壁3の上角部が切り欠かれた形状をしているが、
これは透水性舗装の内部に浸透した水をより確実に導水
部材13に取り込むためである。道路内部を伝わってき
た水は、側壁3の段部で一度逆方向に流れることとなる
が、そのためには雨水は導水部材13を通る必要がある
からである。また、コンクリート製のブロック体1は角
が割れたり、欠けたりしやすいので、これを防ぐ意味で
も、このような段部が設けられている。尚、これらのブ
ロック体1において、図8示の如く、排水溝6を囲むコ
ンクリートの歩道側側壁に貫通孔44を穿設する構成と
すると好ましい。その理由は、排水溝6を囲むコンクリ
ートの歩道側側壁に貫通孔を設けると、排水溝6内を流
れる水をこの貫通孔から排水して歩道の街路樹や植栽帯
に水を供給することが可能となって樹木のもつCO2 削
減効果に寄与することができるからである。また、排水
溝6を囲むコンクリートの底板に貫通孔45を設け、こ
の貫通孔45に水貯留部21にまで達するパイプを連結
する構成とすると、排水溝6内を流れる水を水貯留部2
1に供給することが可能となって、台風時の大雨でブロ
ック体1に流れ込む水量が増えた場合でも、水量の一部
を水貯留部21へと排出することができる。従って、大
量の下水を処理することができ、洪水の発生を防いだ
り、下水処理費用を減らすことが可能となる。
【0028】次いで、以下、街渠構造が電線7の分岐部
として使用される場合について説明する。第3実施例で
大規模な分岐部を、第4実施例で中規模な分岐部を、第
5実施例で小規模な分岐部について説明する。初めに、
図9に基づいて本発明の第3実施例について説明する。
図9は本発明の第3実施例に係る大分岐部を示す縦断面
図である。この分岐部に使用されるブロック体1は上板
2、側壁3、底板23からなり、内部に空間を持つ略直
方体のコンクリートブロックである。尚、第2実施例で
使用したブロック体1と異なり、ここで使用されるブロ
ック体1は道路長さ方向を横切る壁が設けられている。
ブロック体1の上角部には図9に示す如く、ブロック体
1の上板2及び側壁3の一部を切り欠いて矩形状に小水
路24が設けられている。小水路24はこの分岐部のブ
ロック体1だけでなく、その前後に連設されている通常
のブロック体1にも設けられており、これらが繋がって
一本の長い小水路24となっている。
【0029】この分岐部の排水機能は小水路24が果た
すので、ブロック体1内の空間は全て電線溝5として使
用することができる。通常のブロック体1内を通ってき
た電線7はこの分岐部では図9に示す如く、歩道8側の
上部の空間を貫通することとなる。車道側の空間には幹
線級の電線25が配される。この際、各線は図示される
如く、車道側の側壁3に適宜設けられた保持部材26に
よって支えられている。ブロック体1下に配された枝線
7と車道下に配された幹線25はこの分岐部で互いに繋
がる機会をもつこととなる。この分岐部の内部では幹線
25の一部が分岐して枝線7に合流したり、或いは枝線
7の一部が分岐して幹線25に合流したりする。歩道8
側の側壁3には幹線25又は枝線7からの分岐線を外部
へ出すための分岐孔27が複数箇所に設けられている。
【0030】分岐した電線7は歩道8下の分岐管28の
中を通って各家庭、商工業施設或いは変圧器29等へと
運ばれる。尚、この分岐部も集水桝1a間の空きスペー
スに埋設される。その設置間隔は30〜60m間隔毎に
埋設されるのが好ましいが特に限定されない。以上のよ
うに、本発明の分岐部を使うと通常の街渠構造として使
用されていた地下スペースを開けて、そのスペースを利
用して小水路24、電線7等を整理して配することがで
き、分岐部分が複雑にならなくて済む。
【0031】またこの分岐部の上板2には内部の配線作
業に便利なようにマンホール孔等の開口部19が設けら
れている。この開口部19からゴミが入ったり、誤って
歩道8の通行人が転落したりして、中の電線7と接触す
るのを防ぐため、普段は金属、コンクリート等の蓋30
で閉じておくのが好ましい。また、内壁に人が内部に入
れるように適宜足場を設けておくと、配線の点検作業が
容易になる。
【0032】次に、図10に基づいて本発明の第4実施
例について説明する。図10は本発明の第4実施例に係
る中分岐部を示す縦断面図である。この実施例の分岐部
も図10に示す如く、第3実施例の分岐部と同様、内部
に空間を要した略直方体のコンクリートブロックであ
り、側壁3の上角部には通水孔31が設けられた小水路
24が、上板2には開口部19が、歩道8側の側壁3に
は分岐孔27がそれぞれ設けられている。この実施例の
分岐部は中規模の電線7分岐用のブロック体であり、幹
線25から分岐した枝線7を更に分岐する役割を果た
す。
【0033】幹線25はここでは分岐部の外の車道側の
地中を通っている。この分岐部では地中に配された比較
的径の大きい枝線7を曲線的にブロック体内に引き込
み、分岐部内部で立体的に配することができる。尚、こ
の分岐部に電線7を通す際には、中央部を避け底板2
3、左右側壁3に沿って設けるのが好ましい。これは中
央部には電話線のクロージャーと呼ばれる電話線分岐用
の機器を配するための空間を確保できるようにするため
である。
【0034】次に、図11に基づいて本発明の第5実施
例について説明する。図10は本発明の第5実施例に係
る小分岐部を示す縦断面図である。この実施例の分岐部
も図11に示す如く、第3及び第4実施例の分岐部と同
様、内部に空間を有する略直方体のコンクリートブロッ
クであり、側壁3の上角部には通水孔31が設けられた
小水路24が、上板2には開口部19が、歩道8側の側
壁3には分岐孔27がそれぞれ設けられている。この実
施例の分岐部は小規模の電線7分岐用のブロック体であ
り、細い枝線7を更に分岐し、最終的には一般家庭まで
配される。又この分岐部は隣接するブロック体と同じ幅
程度である。幹線25は分岐部の外の地中を通ってい
る。この分岐部の最大の特徴は分岐部の側壁3と底板2
3に電線7を配することができるよう、複数箇所に電線
孔32がブロック体を道路長さ方向に貫通して設けられ
ていることである。さらに小水路24の下部には別の水
路43が側壁3に設けられており、小水路24の底面の
任意箇所に設けられた孔が連通している。
【0035】次いで、図12に基づいて本発明の第6実
施例について説明する。図12は本発明の第6実施例に
係るブロック体を示す縦断面図である。このブロック体
1は従来の地中式のCAB方式と呼ばれる電線溝を小型
化したものである。第6実施例で使用されるブロック体
1は図12に示す如く、上部が開放され、側壁3、底板
23、仕切り4を有する略山字型のコンクリートブロッ
クであり、車道側の側壁3には導水孔12が、上部には
開口部19が、歩道8側の側壁3には分岐孔27がそれ
ぞれ設けられている。側壁3及び底板23には電線孔3
2が設けられている。
【0036】導水孔12が設けられている側壁3には段
部を設けて第3〜5実施例と同様、小水路24を設けて
もよく、また導水孔12の上に第2実施例と同様、導水
部材13を付設してもよい。このブロック体1は建物の
間口が狭い商店や建物の立替え場所に埋設されるのが適
している。
【0037】次に、図13に基づいて本発明の第7実施
例について説明する。図13は本発明の第7実施例に係
るヒューム管39を示す縦断面図である。この実施例で
使用されるのはヒューム管39である。図13に示す如
く、断面円形の筒状の外殻41を有する管であり、この
外殻41には分岐孔27を兼ねた分岐管28が設けられ
ており、T字管、Y字管のような形状となっている。
又、ヒューム管39の下部には支持台40が設けられ、
電線孔32が貫通して設けられている。ヒューム管39
は図示される如く、内部には電線7、排水管が配されて
いる。このヒューム管39は円形であることから、分岐
孔27を任意な角度で設けることができる。また外殻4
1の一部を予め薄く成型しておけば後からハンマーで叩
く等して、電線7を取り出すポンス孔とすることができ
る。
【0038】以下、図14に基づいてブロック体1周辺
の地下構造について簡単に説明する。図14は本発明の
地下空間配置の断面を示す斜視図である。上記実施例で
述べた集水桝、ブロック体及び筒状ブロック体を使用し
た街渠とすると、歩道8周辺の地下は図示される如く、
歩道8下に上水道41、下水道33、ガス管38が配さ
れ、集水桝、ブロック体及び筒状ブロック体内或いはそ
の車道側地中に電線、電話線等が配されることにより、
各管が上下に重なったり交差したりすることなく、整理
して配置することができ、地中に比較的浅く埋設でき
る。これにより地震等によってこれらの各管が被害を受
けても、修復工事が容易となり、工事が短縮され、ライ
フラインの早期の復旧が可能となる。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記説明したような構成からな
る多目的街渠構造であるから以下のような優れた効果を
奏する。即ち、ガス、上下水道管、電話線等をブロック
体を中心とした地下空間に整理して配することができ、
電線をも敷設可能となる街渠構造を提供することがで
き、さらには産業廃棄物の処分先を兼ねた水貯留部、振
動反射作用を備えた矢板、降雨時の排水能力を高めるこ
とのできる集水桝等の多目的街渠構造を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る集水桝を示す縦断面
図である。
【図2】本発明の第2実施例に係る多目的街渠構造を示
す縦断面図である。
【図3】本発明の第2実施例で使用される亜鉛メッキ板
の裏側を示す斜視図である。
【図4】本発明の第2実施例で使用される鉄板を示す縦
断面図である。
【図5】本発明の第2実施例で使用されるブロック体を
示す縦断面図である。
【図6】本発明の第2実施例で使用されるブロック体の
変更例を示す縦断面図である。
【図7】本発明の第2実施例で使用されるブロック体の
変更例を示す縦断面図である。
【図8】本発明の第2実施例で使用されるブロック体の
変更例を示す縦断面図である。
【図9】本発明の第3実施例に係る大分岐部を示す縦断
面図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る中分岐部を示す縦
断面図である。
【図11】本発明の第5実施例に係る小分岐部を示す縦
断面図である。
【図12】本発明の第6実施例に係るブロック体を示す
縦断面図である。
【図13】本発明の第7実施例に係るヒューム管を示す
縦断面図である。
【図14】本発明の地下空間配置を示す図である。
【符号の説明】
1a・・・・集水桝 1・・・・・ブロック体 2・・・・・上板 3・・・・・側壁 4・・・・・仕切り 5・・・・・電線溝 6・・・・・排水溝 7・・・・・電線(枝線) 8・・・・・歩道 9・・・・・表層 10・・・・基層 11・・・・透水性舗装道路 12・・・・導水孔 13・・・・導水部材 21・・・・水貯留部 23・・・・底板 24・・・・小水路 27・・・・分岐孔 31・・・・通水孔 32・・・・電線孔 37・・・・排水孔 39・・・・筒状ブロック体(ヒューム管) 40・・・・支持台 41・・・・外殻 42・・・・矢板

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車道と歩道との間に集水桝が車道長さ方
    向に所要間隔毎に埋設されるとともに、集水桝の歩道側
    側壁には下水管へ水を導く排水管が集水桝内部と連通し
    て設けられてなることを特徴とする多目的街渠構造。
  2. 【請求項2】 前記集水桝間に側壁と、上板及び/又は
    底板とを備え、内部に電線及び水路の共同溝が形成され
    たブロック体が埋設されてなることを特徴とする請求項
    1記載の多目的街渠構造。
  3. 【請求項3】 前記共同溝内が車道と平行に仕切られて
    なることを特徴とする請求項2記載の多目的街渠構造。
  4. 【請求項4】 前記共同溝内が水平に仕切られてなるこ
    とを特徴とする請求項2記載の多目的街渠構造。
  5. 【請求項5】 前記車道が不透水性の基層の表面に透水
    性の表層が施されてなる透水性舗装道路であり、前記集
    水桝及び前記ブロック体の車道側の側壁上角部内に小水
    路が設けられるとともに、該小水路の車道側の側壁に小
    水路と連通する通水孔が設けられてなることを特徴とす
    る請求項1乃至4記載の多目的街渠構造。
  6. 【請求項6】 前記ブロック体の車道側の側壁に前記共
    同溝と連通する導水孔が設けられてなることを特徴とす
    る請求項5記載の多目的街渠構造。
  7. 【請求項7】 車道側の側壁に前記導水孔へ水を導く導
    水部材が該導水孔から上方に付設されてなることを特徴
    とする請求項6記載の多目的街渠構造。
  8. 【請求項8】 前記ブロック体の歩道側の側壁に前記共
    同溝と連通する分岐孔が設けられてなることを特徴とす
    る請求項2乃至7記載の多目的街渠構造。
  9. 【請求項9】 前記集水桝及び前記ブロック体の底板、
    側壁及び仕切りの少なくともいずれか1つの内部に排水
    孔及び/又は電線配置用の電線孔が設けられてなること
    を特徴とする請求項1乃至8記載の多目的街渠構造。
  10. 【請求項10】 内部に電線及び水路の共同溝が形成さ
    れた筒状ブロック体及び該筒状ブロック体を支持する支
    持台が車道と歩道との間に埋設されるとともに、該筒状
    ブロック体の外殻には前記共同溝と連通する分岐孔が設
    けられており、前記支持台には排水路及び/又は電線配
    置用の電線孔が設けられていることを特徴とする多目的
    街渠構造。
  11. 【請求項11】 前記集水桝、前記ブロック体及び前記
    筒状ブロック体の下方に少なくともコンクリート廃材片
    及び/又はゴム片からなる水貯留部が設けられ、前記ブ
    ロック体の底板又は側壁に排水孔が設けられるとともに
    該水貯留部にかけて排水管が設けられてなることを特徴
    とする請求項1乃至10記載の多目的街渠構造。
  12. 【請求項12】 前記集水桝、前記ブロック体及び前記
    筒状ブロック体の歩道側に車道からの振動を反射する矢
    板が埋設されてなる請求項1乃至11記載の多目的街渠
    構造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100911795B1 (ko) 2007-09-19 2009-08-12 김문모 친환경 다목적 자전거도로
KR200451847Y1 (ko) 2008-11-26 2011-01-13 최종철 운동장용 배수관
KR101206057B1 (ko) * 2011-12-15 2012-11-29 주식회사 승원엔지니어링 보도의 식생 배수 구조물
JP2013185361A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Doyu Daichi Co Ltd 高架橋高速道路の排水溝形成部材及び該排水溝形成部材を使用する高架橋高速道路の施工方法
JP2020029761A (ja) * 2018-08-25 2020-02-27 二郎 木原 洪水対策機能を持つ共同溝

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