JP2522882B2 - 曲げ加工機の下部金型 - Google Patents

曲げ加工機の下部金型

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JP2522882B2
JP2522882B2 JP4157835A JP15783592A JP2522882B2 JP 2522882 B2 JP2522882 B2 JP 2522882B2 JP 4157835 A JP4157835 A JP 4157835A JP 15783592 A JP15783592 A JP 15783592A JP 2522882 B2 JP2522882 B2 JP 2522882B2
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織也 藤田
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Amada Metrecs Co Ltd
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Amada Metrecs Co Ltd
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、曲げ加工機の下部金
型の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、曲げ加工機の下部金型は、ダイホ
ルダ上にダイが設けられている。このダイは金属材質の
角材にV型の溝を設けて構成され、V字形の凸形形状を
形成した上部金型と協働してワークに曲げ加工が施され
ていた。
【0003】すなわち、図6に示されているごとく、下
部金型101にはV型の溝103が形成され、上部金型
105にはV字形の凸形107が形成されている。そし
て、下部金型101上に載置されたワークWを上部金型
105と協働して折曲げ加工を行なう型式が一般的であ
る。また、図9に示されているごとく、長尺の曲げを行
なう場合は、短尺の下部金型101を継ぎ合わせて所望
の長さLを得るように組合わせていた。長尺の曲げの場
合、それに合わせて長尺の一本物の金型を使用する方法
もあるが、金型の製作が難かしく、金型代が高価なもの
となるため、一般的には継ぎ合わせる方法が採用されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の曲げ加工機の下部金型101を使用して曲げ加工を
施した時は、図7に示されているごとく、上部金型10
5が下降し加圧力PによりワークWに当り、更に下降を
続けると、ワークWは図中A点ですべり込みながら曲げ
られていく。このため、ワークWに曲げ疵が発生し製品
品質の低下につながっていた。また、図8に示されてい
るごとく、下部金型101のV型の溝103のワーク接
触点であるA部は早期に磨耗し、曲げ精度が維持されな
いという問題があった。
【0005】上述したごとくワークWに曲げ疵を付けな
いようにするため、従来ではウレタンシート等を下部金
型101とワークWの間に敷いて曲げ加工がなされてい
るが、これとて曲げ精度の低下につながっていた。
【0006】更に、長尺の曲げを行なう場合は、図9に
示されているごとく、短尺の下部金型101を継ぎ合わ
せる手段では、継ぎ目X部によって製品に疵が付くとい
う問題があった。
【0007】この発明の目的は、上記問題点を改善する
ために、曲げ加工時に下部金型とワークとがこすれない
ようにして、製品に疵が付くのを防ぎ、長尺のワークに
対しても下部金型を継ぎ合わせることなく、下部金型の
製作費を低減し、長尺下部金型の難加工を無くした曲げ
加工機の下部金型を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、V字形の凸形形状を形成した上部金型
と協働してワークを折曲げる曲げ加工機の下部金型にし
て、この下部金型のダイホルダの長手方向へ複数列平行
に延伸してダイホルダ内に設けた軸に複数個の軸受を回
転自在に設けると共に、前記軸受上に前記ダイホルダの
長手方向へ平行に2本の転動体を載置して設けて曲げ加
工機の下部金型を構成した。
【0009】
【作用】この発明の曲げ加工機の下部金型を採用するこ
とにより、下部金型のダイホルダ内に複数配設した軸
に、複数個の軸受が回転自在に支承され、この軸受上に
平行な2本の転動体が載置してあるので、この転動体上
にワークを乗せて上部金型を下降させ曲げ加工が施され
る。このため、曲げ加工中には転動体は軸受により自然
にころがり、摩擦なく折り曲げ加工ができ、製品に疵を
付けることはない。また、長尺物を折り曲げ加工する時
は、その長さに応じた転動体を用いることにより継ぎ目
が無くなる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、曲げ加工機としては、既に公知の
構成のものであるため、図示と詳細な説明を省略する。
【0011】図1および図2を参照するに、曲げ加工機
1としてベース3上に複数個に分割されたダイホルダ5
が設けられ、このダイホルダ5上に下部金型7が固着さ
れていて、この下部金型7と相対して上方に駆動源とし
て例えば油圧シリング(図示省略)によって上下移動す
る上部金型9が設けられている。
【0012】上記構成により、油圧シリンダの作動によ
って上部金型9を上下に移動して、下部金型7と協働し
て下部金型7上に載置されたワークWに曲げ加工が施さ
れる。
【0013】この実施例の主要部である下部金型7につ
いて、更に詳細に説明する。
【0014】ダイホルダ5の長手方向の複数箇所に軸支
持部11が立設され、この軸支持部11に複数本(本実
施例では4本)の軸13が貫通して係合されている。な
お、この軸13の位置的関係は、図1の図中に例えばθ
で示した角度に配置されている。このθ角度は後述する
転動体を軸受に乗せて曲げ加工を行なう際、転動体が軸
受より外れない角度に設置するものである。
【0015】前記軸13には複数個の軸受15が回転自
在に枢着され、この軸受15は例えばボールベアリング
等であり、前記軸支持部11間に設けられている。そし
て、軸受15上に2本の転動体17が乗っている。この
転動体17は例えば丸棒等であって、軸支持部11には
転動体17に当接しないよう逃げ部19が形成されてい
る。なお、転動体17は1本物であり分割していないの
で、短尺物でも長尺物を曲げる際にも取替える必要なく
使用できる。
【0016】上記構成により、その作用としては、図
3、図4および図5を参照するに、まず、図3に示され
ているごとく、軸受15上に載置された2本の転動体1
7上にワークWを乗せ、上部金型9を下降させる。下降
が進むにつれて上部金型9はワークWを押圧する。
【0017】上部金型9によりワークWの押圧が進む
と、図4に示されているごとく、上部金型9によりワー
クWは折れ曲がるが、その時転動体17は回転する。し
かし、転動体17は軸受15上に乗っているので軸受1
5が転動体17の回動につれて動くので無理なく円滑に
転動体17は回転する。
【0018】そして、図5に示されているごとく、所定
の曲げ加工を行なうことができる。
【0019】このため、従来用いられていた下部金型の
V溝の代りに、軸受15により支承された2本の転動体
17を用い、ワークWに曲げ加工を施す際に、転動体1
7が転がるのでワークWがこすれず、ワークW表面の疵
付きを防止できる。また、長尺の下部金型7を製作する
には、ダイホルダ5を複数個継ぎ合わせ、その上に1本
物の長尺の転動体17を載置することにより長尺の下部
金型7が出来上がるので、継ぎ目がなく疵を付けること
がない。更に、転動体17は1本物であるため、下部金
型7の製作費を低減すると共に、長尺金型7の難加工が
無くなる。
【0020】なお、この発明は、前述した実施例に限定
されることなく、適宜な変更を行なうことにより、その
他の態様で実施し得るものである。
【0021】
【発明の効果】以上のごとき実施例の説明より理解され
るように、この発明によれば、特許請求の範囲に記載さ
れたとおりの構成であるから、軸受上に2本の転動体を
載置して下部金型を構成したので、曲げ加工時にワーク
に疵を付けることなく、長尺のワークを加工する際にも
1本物の転動体であり、継ぎ目が無くワークに疵を付け
ることが無く製品品質の向上を図ることができる。
【0022】また、転動体を1本物としたことにより、
下部金型の製作費を低減でき、長尺下部金型の難加工を
無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の主要部を示し、図2におけるI−I
線に沿った拡大断面図である。
【図2】図1における側面図である。
【図3】この発明の作用説明図である。
【図4】この発明の作用説明図である。
【図5】この発明の作用説明図である。
【図6】従来例を示した作用説明図である。
【図7】従来例を示した作用説明図である。
【図8】従来例を示した下部金型の斜視説明図である。
【図9】従来例を示した長尺下部金型の斜視説明図であ
る。
【符号の説明】
1 曲げ加工機 5 ダイホルダ 7 下部金型 9 上部金型 13 軸 15 軸受 17 転動体

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 V字形の凸形形状を形成した上部金型と
    協働してワークを折曲げる曲げ加工機の下部金型にし
    て、この下部金型のダイホルダの長手方向へ複数列平行
    に延伸してダイホルダ内に設けた軸に複数個の軸受を回
    転自在に設けると共に、前記軸受上に前記ダイホルダの
    長手方向へ平行に2本の転動体を載置して設けてなるこ
    とを特徴とする曲げ加工機の下部金型。
JP4157835A 1992-06-17 1992-06-17 曲げ加工機の下部金型 Expired - Fee Related JP2522882B2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06539A JPH06539A (ja) 1994-01-11
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016020022A1 (de) 2014-08-07 2016-02-11 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Vorrichtung zum mischen von faserkomponenten

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WO2016020022A1 (de) 2014-08-07 2016-02-11 TRüTZSCHLER GMBH & CO. KG Vorrichtung zum mischen von faserkomponenten

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JPH06539A (ja) 1994-01-11

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