JP2522312Y2 - 温度検出回路 - Google Patents
温度検出回路Info
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- JP2522312Y2 JP2522312Y2 JP40361890U JP40361890U JP2522312Y2 JP 2522312 Y2 JP2522312 Y2 JP 2522312Y2 JP 40361890 U JP40361890 U JP 40361890U JP 40361890 U JP40361890 U JP 40361890U JP 2522312 Y2 JP2522312 Y2 JP 2522312Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、広い温度範囲に渡って
良好な検出感度を有する温度検出回路に関するものであ
る。
良好な検出感度を有する温度検出回路に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】温度検出回路には、温度により発振周波
数の変化する発振回路を利用したものがある。この温度
検出回路は、発振回路の出力である温度によって変化す
る発振パルス信号を一定時間計数しその計数値を温度情
報としてデジタル出力するもので、サ−ミスタやアナロ
グ−デジタル変換器等を使用しないので回路体積が非常
に小さいという特徴をもっている。このような温度検出
回路について図5を用いて説明する。
数の変化する発振回路を利用したものがある。この温度
検出回路は、発振回路の出力である温度によって変化す
る発振パルス信号を一定時間計数しその計数値を温度情
報としてデジタル出力するもので、サ−ミスタやアナロ
グ−デジタル変換器等を使用しないので回路体積が非常
に小さいという特徴をもっている。このような温度検出
回路について図5を用いて説明する。
【0003】図5の温度検出回路は二つの発振回路30
1、302、制御パルス発生回路303、AND回路3
07、およびカウンタ308で構成されている。制御パ
ルス発生回路303は分周回路309およびワンパルス
発生回路306で構成されている。分周回路309はフ
リップフロップ回路(以下FF回路と称する。)をN個
直列に接続して構成されている。また、ワンパルス発生
回路306はNOR回路を三個接続して構成されてい
る。
1、302、制御パルス発生回路303、AND回路3
07、およびカウンタ308で構成されている。制御パ
ルス発生回路303は分周回路309およびワンパルス
発生回路306で構成されている。分周回路309はフ
リップフロップ回路(以下FF回路と称する。)をN個
直列に接続して構成されている。また、ワンパルス発生
回路306はNOR回路を三個接続して構成されてい
る。
【0004】発振回路301の出力する発振パルス信号
O1はFF回路304のφ入力となり、分周回路309
で分周される。制御パルス発生回路303は、発振パル
ス信号O1を基にタイミングおよび周期の異なる二つの
制御パルス信号O2、O4を出力する。制御パルス信号
O2はワンパルス発生回路306の出力であり、制御パ
ルス信号O4はN番目のFF回路311のQ出力であ
る。ここでワンパルス発生回路306は、N番目のFF
回路311の反転Q出力、およびM番目のFF回路31
0のQ出力をそれぞれ入力A、Bとするもので、入力A
が1のときに入力Bのパルス幅に等しいパルスを一つだ
け出力するものである。また、発振回路302の出力す
る発振パルス信号O3および制御パルス信号O2はAN
D回路307の入力になっている。制御パルス信号O2
が1のときに、AND回路307の出力O6は発振パル
ス信号O3に等しくなり、カウンタ308で計数され
る。一方、制御パルス信号O2が0のときには、AND
回路307の出力O6は0になり、カウンタ308は制
御パルス信号O4で所定の値にプリセットされる。
O1はFF回路304のφ入力となり、分周回路309
で分周される。制御パルス発生回路303は、発振パル
ス信号O1を基にタイミングおよび周期の異なる二つの
制御パルス信号O2、O4を出力する。制御パルス信号
O2はワンパルス発生回路306の出力であり、制御パ
ルス信号O4はN番目のFF回路311のQ出力であ
る。ここでワンパルス発生回路306は、N番目のFF
回路311の反転Q出力、およびM番目のFF回路31
0のQ出力をそれぞれ入力A、Bとするもので、入力A
が1のときに入力Bのパルス幅に等しいパルスを一つだ
け出力するものである。また、発振回路302の出力す
る発振パルス信号O3および制御パルス信号O2はAN
D回路307の入力になっている。制御パルス信号O2
が1のときに、AND回路307の出力O6は発振パル
ス信号O3に等しくなり、カウンタ308で計数され
る。一方、制御パルス信号O2が0のときには、AND
回路307の出力O6は0になり、カウンタ308は制
御パルス信号O4で所定の値にプリセットされる。
【0005】従来このような温度検出回路では、発振回
路301として温度による発振周波数変化の小さい水晶
発振回路等が、発振回路302として水晶発振回路に比
較して温度による発振周波数変化の大きい発振回路が使
用されている。そのため発振回路302の出力する発振
パルス信号O3に比較して、発振パルス信号O1および
制御パルス信号O2、O4が0または1である時間は温
度にかかわらず一定とみなすことができる。その結果、
温度によって変化する発振パルス信号O3を一定時間計
数するカウンタ308の出力O8は、デジタル値化され
た温度情報となる。
路301として温度による発振周波数変化の小さい水晶
発振回路等が、発振回路302として水晶発振回路に比
較して温度による発振周波数変化の大きい発振回路が使
用されている。そのため発振回路302の出力する発振
パルス信号O3に比較して、発振パルス信号O1および
制御パルス信号O2、O4が0または1である時間は温
度にかかわらず一定とみなすことができる。その結果、
温度によって変化する発振パルス信号O3を一定時間計
数するカウンタ308の出力O8は、デジタル値化され
た温度情報となる。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】通常発振回路302の
出力する発振パルス信号O3は温度に対して非直線的に
変化する。そのためカウンタ308の計数するパルス数
は、図3に示されるように温度とともに変化する。その
結果、カウンタ308が計数するパルス数の1℃あたり
の変化幅は図4に示されるように大きく変化してしま
い、温度によって検出感度が大きく異なってしまうとい
う問題があった。
出力する発振パルス信号O3は温度に対して非直線的に
変化する。そのためカウンタ308の計数するパルス数
は、図3に示されるように温度とともに変化する。その
結果、カウンタ308が計数するパルス数の1℃あたり
の変化幅は図4に示されるように大きく変化してしま
い、温度によって検出感度が大きく異なってしまうとい
う問題があった。
【0007】そこで本考案は、広い温度範囲に渡って良
好な検出感度を有する温度検出回路の提供を目的とする
ものである。
好な検出感度を有する温度検出回路の提供を目的とする
ものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本考案の温度検出回路
は、少なくとも異なる温度係数を有する第一および第二
の発振回路、分周回路およびワンパルス発生回路から構
成される制御パルス発生回路、およびカウンタから構成
されるもので、前記制御パルス発生回路は、前記第一お
よび第二の発振回路の出力する第一および第二の発振パ
ルス信号を入力としそれぞれ第一および第二の制御パル
ス信号を出力し、前記カウンタは前記第一の制御パルス
信号で制御された前記第二の発振パルス信号あるいは前
記第二の発振パルス信号を基に前記制御パルス発生回路
で作成されたパルス信号を計数し、かつ前記カウンタは
前記第二の制御パルス信号で制御された前記第一発振パ
ルス信号あるいは前記第一の発振パルス信号を基に前記
制御パルス発生回路で作成されたパルス信号を計数する
ことを特徴とするものである。本考案の温度検出回路
は、前記制御パルス発生回路が前記第一の発振パルス信
号を基に第三の制御パルス信号を作成し、前記第三の制
御パルス信号で前記第二の制御パルス信号の作成を制御
することを特徴とするものである。本考案の温度検出回
路は、前記制御パルス発生回路が前記第一の発振パルス
信号を基に第三の制御パルス信号を作成し、前記第三の
制御パルス信号で前記カウンタを制御することを特徴と
するものである。また本考案の温度検出回路は、前記制
御パルス発生回路が前記第一の発振パルス信号を基に第
三の制御パルス信号を作成し、前記第三の制御パルス信
号で前記第二の制御パルス信号の作成および前記カウン
タを制御することを特徴とするものである。さらに本考
案の温度検出回路は、前記第三の制御パルス信号の周期
と前記第二の制御パルス信号の周期を等しくしたことを
特徴とするものである。
は、少なくとも異なる温度係数を有する第一および第二
の発振回路、分周回路およびワンパルス発生回路から構
成される制御パルス発生回路、およびカウンタから構成
されるもので、前記制御パルス発生回路は、前記第一お
よび第二の発振回路の出力する第一および第二の発振パ
ルス信号を入力としそれぞれ第一および第二の制御パル
ス信号を出力し、前記カウンタは前記第一の制御パルス
信号で制御された前記第二の発振パルス信号あるいは前
記第二の発振パルス信号を基に前記制御パルス発生回路
で作成されたパルス信号を計数し、かつ前記カウンタは
前記第二の制御パルス信号で制御された前記第一発振パ
ルス信号あるいは前記第一の発振パルス信号を基に前記
制御パルス発生回路で作成されたパルス信号を計数する
ことを特徴とするものである。本考案の温度検出回路
は、前記制御パルス発生回路が前記第一の発振パルス信
号を基に第三の制御パルス信号を作成し、前記第三の制
御パルス信号で前記第二の制御パルス信号の作成を制御
することを特徴とするものである。本考案の温度検出回
路は、前記制御パルス発生回路が前記第一の発振パルス
信号を基に第三の制御パルス信号を作成し、前記第三の
制御パルス信号で前記カウンタを制御することを特徴と
するものである。また本考案の温度検出回路は、前記制
御パルス発生回路が前記第一の発振パルス信号を基に第
三の制御パルス信号を作成し、前記第三の制御パルス信
号で前記第二の制御パルス信号の作成および前記カウン
タを制御することを特徴とするものである。さらに本考
案の温度検出回路は、前記第三の制御パルス信号の周期
と前記第二の制御パルス信号の周期を等しくしたことを
特徴とするものである。
【0009】
【実施例】以下、図面を用いて本考案の温度検出回路の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【0010】図1は本考案の温度検出回路の等価回路図
である。この温度検出回路は、少なくとも温度係数の異
なる二つの発振回路101、102、分周回路114、
115およびワンパルス発生回路108、109から構
成される制御パルス発生回路103、およびカウンタ1
13で構成されている。一方の分周回路114はフリッ
プフロップ回路(以下FF回路と称する。)をN個直列
に接続して構成されている。他方の分周回路115は同
期回路であるAND回路119およびZ個のFF回路で
構成されている。このZ個のFF回路のうちでY番目の
FF回路123からZ番目のFF回路117は、リセッ
ト入力Rを有するもので、リセット入力Rを0にすると
リセット状態(Q出力が0)になり、リセット入力Rを
1にするとリセット状態が解除されるものである。ここ
で分周回路を構成する各FF回路のQ出力と反転Q出力
とは互いに反転の関係にある。また、ワンパルス発生回
路108、109はそれぞれNOR回路を三個づつ接続
して構成されている。このワンパルス発生回路108の
入力A、Bと出力である制御パルス信号O2、およびワ
ンパルス発生回路109の入力C、Dと出力である制御
パルス信号O4の関係を図2のタイムチャ−トに示す。
ワンパルス発生回路108の出力する制御パルス信号O
2は、入力Aが1の間は入力Bに無関係に0となり、入
力Aが0で入力Bが0のときに1となり、入力Aが0で
入力Bが1のときに0となる。ただし、入力Aが0で入
力Bが一度でも1になった後には、制御パルス信号O2
は0のままである。また、図2に示されるようにワンパ
ルス発生回路108は、入力Aが0で入力Bが0である
のときに入力Bと等しいパルス幅を有するパルス信号を
一つだけ出力するものである。また、ワンパルス発生回
路109も図2に示されるように、入力Cが0で入力D
が0のときに入力Dと等しいパルス幅を有するパルス信
号を一つだけ出力するものである。
である。この温度検出回路は、少なくとも温度係数の異
なる二つの発振回路101、102、分周回路114、
115およびワンパルス発生回路108、109から構
成される制御パルス発生回路103、およびカウンタ1
13で構成されている。一方の分周回路114はフリッ
プフロップ回路(以下FF回路と称する。)をN個直列
に接続して構成されている。他方の分周回路115は同
期回路であるAND回路119およびZ個のFF回路で
構成されている。このZ個のFF回路のうちでY番目の
FF回路123からZ番目のFF回路117は、リセッ
ト入力Rを有するもので、リセット入力Rを0にすると
リセット状態(Q出力が0)になり、リセット入力Rを
1にするとリセット状態が解除されるものである。ここ
で分周回路を構成する各FF回路のQ出力と反転Q出力
とは互いに反転の関係にある。また、ワンパルス発生回
路108、109はそれぞれNOR回路を三個づつ接続
して構成されている。このワンパルス発生回路108の
入力A、Bと出力である制御パルス信号O2、およびワ
ンパルス発生回路109の入力C、Dと出力である制御
パルス信号O4の関係を図2のタイムチャ−トに示す。
ワンパルス発生回路108の出力する制御パルス信号O
2は、入力Aが1の間は入力Bに無関係に0となり、入
力Aが0で入力Bが0のときに1となり、入力Aが0で
入力Bが1のときに0となる。ただし、入力Aが0で入
力Bが一度でも1になった後には、制御パルス信号O2
は0のままである。また、図2に示されるようにワンパ
ルス発生回路108は、入力Aが0で入力Bが0である
のときに入力Bと等しいパルス幅を有するパルス信号を
一つだけ出力するものである。また、ワンパルス発生回
路109も図2に示されるように、入力Cが0で入力D
が0のときに入力Dと等しいパルス幅を有するパルス信
号を一つだけ出力するものである。
【0011】発振回路101の出力する発振パルス信号
O1はFF回路104のφ入力となり、分周回路114
で分周される。また発振回路102の出力する発振パル
ス信号O3はFF回路105のφ入力となり、分周回路
115で分周される。この分周回路115を構成するA
ND回路119は、(Y−1)番目のFF回路122の
Q出力とN番目のFF回路116のQ出力である制御パ
ルス信号O6を入力としている。AND回路119の出
力はY番目のFF回路123のφ入力となっている。Y
番目のFF回路123からZ番目のFF回路117のリ
セット入力Rには、制御パルス信号O6が入力されてい
る。また、ワンパルス発生回路108は、N番目のFF
回路116の反転Q出力および(制御パルス信号O6の
反転信号)およびL番目のFF回路120のQ出力をそ
れぞれ入力A、Bとし、制御パルス信号O2を出力す
る。もう一方のワンパルス発生回路109は、Z番目の
FF回路117の反転Q出力およびX番目のFF回路1
21のQ出力をぞれぞれ入力C、Dとし、制御パルス信
号O4を出力する。AND回路110は制御パルス信号
O2および発振パルス信号O3を入力とし、AND回路
111は制御パルス信号O4およびM番目のFF回路1
18のQ出力を入力としている。二つのAND回路11
0、111の出力は、OR回路112により論理和の形
でカウンタ113で計数され、カウンタ113の出力O
10としてデジタル値化された温度情報が得られる。ま
た、カウンタ113は制御パルス信号O6で所定の値に
プリセットされる。
O1はFF回路104のφ入力となり、分周回路114
で分周される。また発振回路102の出力する発振パル
ス信号O3はFF回路105のφ入力となり、分周回路
115で分周される。この分周回路115を構成するA
ND回路119は、(Y−1)番目のFF回路122の
Q出力とN番目のFF回路116のQ出力である制御パ
ルス信号O6を入力としている。AND回路119の出
力はY番目のFF回路123のφ入力となっている。Y
番目のFF回路123からZ番目のFF回路117のリ
セット入力Rには、制御パルス信号O6が入力されてい
る。また、ワンパルス発生回路108は、N番目のFF
回路116の反転Q出力および(制御パルス信号O6の
反転信号)およびL番目のFF回路120のQ出力をそ
れぞれ入力A、Bとし、制御パルス信号O2を出力す
る。もう一方のワンパルス発生回路109は、Z番目の
FF回路117の反転Q出力およびX番目のFF回路1
21のQ出力をぞれぞれ入力C、Dとし、制御パルス信
号O4を出力する。AND回路110は制御パルス信号
O2および発振パルス信号O3を入力とし、AND回路
111は制御パルス信号O4およびM番目のFF回路1
18のQ出力を入力としている。二つのAND回路11
0、111の出力は、OR回路112により論理和の形
でカウンタ113で計数され、カウンタ113の出力O
10としてデジタル値化された温度情報が得られる。ま
た、カウンタ113は制御パルス信号O6で所定の値に
プリセットされる。
【0012】本考案の温度検出回路では、発振回路10
1の出力する発振パルス信号O1を入力として分周回路
114が分周動作をし、N番目のFF回路116のQ出
力である制御パルス信号O6が1になると、Y番目のF
F回路123からZ番目のFF回路117が分周動作を
開始する。このとき制御パルス信号O6の反転信号を入
力Aとするワンパルス発生回路108は、図2に示され
るように入力BであるL番目のFF回路120のQ出力
と等しいパルス幅を有する制御パルス信号O2を出力す
る。カウンタ113は制御パルス信号O2が1の間、発
振回路102の出力する発振パルス信号O3を計数す
る。一方、ワンパルス発生回路109も制御パルス信号
O6が1の間に、入力DであるX番目のFF回路121
のQ出力と等しいパルス幅を有する制御パルス信号O4
を出力する。カウンタ113は制御パルス信号O4が1
の間、M番目のFF回路118のQ出力を計数する。
1の出力する発振パルス信号O1を入力として分周回路
114が分周動作をし、N番目のFF回路116のQ出
力である制御パルス信号O6が1になると、Y番目のF
F回路123からZ番目のFF回路117が分周動作を
開始する。このとき制御パルス信号O6の反転信号を入
力Aとするワンパルス発生回路108は、図2に示され
るように入力BであるL番目のFF回路120のQ出力
と等しいパルス幅を有する制御パルス信号O2を出力す
る。カウンタ113は制御パルス信号O2が1の間、発
振回路102の出力する発振パルス信号O3を計数す
る。一方、ワンパルス発生回路109も制御パルス信号
O6が1の間に、入力DであるX番目のFF回路121
のQ出力と等しいパルス幅を有する制御パルス信号O4
を出力する。カウンタ113は制御パルス信号O4が1
の間、M番目のFF回路118のQ出力を計数する。
【0013】一方、制御パルス信号O6が0のときに
は、Y番目のFF回路123からZ番目のFF回路11
7はリセット状態となり、ワンパルス発生回路109の
出力する制御パルス信号O4は0になる。また、制御パ
ルス信号O6の反転信号を入力Aとするワンパルス発生
回路108の出力する制御パルス信号O2も0になる。
このときカウンタ113は、制御パルス信号O6により
所定の値にプリセットされる。
は、Y番目のFF回路123からZ番目のFF回路11
7はリセット状態となり、ワンパルス発生回路109の
出力する制御パルス信号O4は0になる。また、制御パ
ルス信号O6の反転信号を入力Aとするワンパルス発生
回路108の出力する制御パルス信号O2も0になる。
このときカウンタ113は、制御パルス信号O6により
所定の値にプリセットされる。
【0014】たとえば発振回路101に水晶発振回路の
ように温度係数の小さいものを、発振回路102に水晶
発振回路と比較して温度係数の大きいものを用いた場合
の本考案の温度検出回路を説明する。水晶発振回路10
1は温度係数が小さいので、発振パルス信号O1は温度
にかかわらず一定とみなすことができる。そのため発振
パルス信号O1を基に制御パルス発生回路103が作成
した制御パルス信号O2、およびM番目のFF回路11
8のQ出力であるパルス信号も温度にかかわらず一定と
みなすことができる。発振回路102の発振周波数が高
くなった場合、一定時間における発振パルス信号O3の
パルス数は増加するので、AND回路110の出力する
パルス数は増加する。このとき発振パルス信号O3を基
に制御パルス発生回路103で作成された制御パルス信
号O4が1である期間は短くなるので、AND回路11
1の出力するパルス数は減少する。一方、発振回路10
2の発振周波数が低くなる場合、一定時間における発振
パルス信号O3のパルス数は減少するので、AND回路
110の出力するパルス数は減少する。このとき発振パ
ルス信号O3を基に制御パルス発生回路103で作成さ
れた制御パルス信号O4が1である期間は長くなるの
で、AND回路111の出力するパルス数は増加する。
カウンタ113が計数するパルス数の温度による変化を
図3に、パルス数の1℃ あたりの変化幅を図4に示
す。
ように温度係数の小さいものを、発振回路102に水晶
発振回路と比較して温度係数の大きいものを用いた場合
の本考案の温度検出回路を説明する。水晶発振回路10
1は温度係数が小さいので、発振パルス信号O1は温度
にかかわらず一定とみなすことができる。そのため発振
パルス信号O1を基に制御パルス発生回路103が作成
した制御パルス信号O2、およびM番目のFF回路11
8のQ出力であるパルス信号も温度にかかわらず一定と
みなすことができる。発振回路102の発振周波数が高
くなった場合、一定時間における発振パルス信号O3の
パルス数は増加するので、AND回路110の出力する
パルス数は増加する。このとき発振パルス信号O3を基
に制御パルス発生回路103で作成された制御パルス信
号O4が1である期間は短くなるので、AND回路11
1の出力するパルス数は減少する。一方、発振回路10
2の発振周波数が低くなる場合、一定時間における発振
パルス信号O3のパルス数は減少するので、AND回路
110の出力するパルス数は減少する。このとき発振パ
ルス信号O3を基に制御パルス発生回路103で作成さ
れた制御パルス信号O4が1である期間は長くなるの
で、AND回路111の出力するパルス数は増加する。
カウンタ113が計数するパルス数の温度による変化を
図3に、パルス数の1℃ あたりの変化幅を図4に示
す。
【0015】以上のように一方の発振回路の発振パルス
信号を基に制御パルス発生回路で作成したパルス信号、
あるいは一方の発振回路の発振パルス信号を、他方の発
振パルス信号を基に作成した制御パルス信号で制御する
ことにより、カウンタが計数するパルス数の1℃あたり
の変化幅を改善することができるので、広い温度範囲に
渡って良好な検出感度を有する温度検出回路を得ること
ができる。
信号を基に制御パルス発生回路で作成したパルス信号、
あるいは一方の発振回路の発振パルス信号を、他方の発
振パルス信号を基に作成した制御パルス信号で制御する
ことにより、カウンタが計数するパルス数の1℃あたり
の変化幅を改善することができるので、広い温度範囲に
渡って良好な検出感度を有する温度検出回路を得ること
ができる。
【0016】本考案の温度検出回路において、二つの発
振回路は温度係数の異なるものであれば良く、必ずしも
水晶発振回路を使用する必要はない。また、制御パルス
信号O2で制御されるAND回路110の入力信号は、
発振回路102の発振パルス信号O3、あるいは発振パ
ルス信号O3を基に制御パルス発生回路103で作成さ
れたパルス信号であれば良い。同様に制御パルス信号O
4で制御されるAND回路111の入力信号は、発振回
路101の発振パルス信号O1、あるいは発振パルス信
号O1を基に制御パルス発生回路103で作成されたパ
ルス信号であれば良い。また、ワンパルス発生回路10
9の入力Cの周期を制御パルス信号O6の周期より短
く、かつ1/2以上にすると、制御パルス信号O4の周
期を制御パルス信号O6と等しくすることができる。こ
のようにすると制御パルス信号O6が1の間に、制御パ
ルス信号O2および制御パルス信号O4が1になるのが
それぞれ一回になり温度検出回路を容易に制御すること
ができる。また、本実施例において、発振回路101の
発振パルス信号O1を基に制御パルス発生回路で作成し
た制御パルス信号O6で、第二の制御パルスを作成する
分周回路およびカウンタを制御しているが、本考案はこ
れに限定されるものではない。制御パルス信号O6は第
二の制御パルス信号の作成のみを制御しても良いし、あ
るいはカウンタ113のみを制御しても良い。また、制
御パルス信号O6は本実施例のように温度検出回路内で
作成しても良いし、外部からの信号を用いても良い。
振回路は温度係数の異なるものであれば良く、必ずしも
水晶発振回路を使用する必要はない。また、制御パルス
信号O2で制御されるAND回路110の入力信号は、
発振回路102の発振パルス信号O3、あるいは発振パ
ルス信号O3を基に制御パルス発生回路103で作成さ
れたパルス信号であれば良い。同様に制御パルス信号O
4で制御されるAND回路111の入力信号は、発振回
路101の発振パルス信号O1、あるいは発振パルス信
号O1を基に制御パルス発生回路103で作成されたパ
ルス信号であれば良い。また、ワンパルス発生回路10
9の入力Cの周期を制御パルス信号O6の周期より短
く、かつ1/2以上にすると、制御パルス信号O4の周
期を制御パルス信号O6と等しくすることができる。こ
のようにすると制御パルス信号O6が1の間に、制御パ
ルス信号O2および制御パルス信号O4が1になるのが
それぞれ一回になり温度検出回路を容易に制御すること
ができる。また、本実施例において、発振回路101の
発振パルス信号O1を基に制御パルス発生回路で作成し
た制御パルス信号O6で、第二の制御パルスを作成する
分周回路およびカウンタを制御しているが、本考案はこ
れに限定されるものではない。制御パルス信号O6は第
二の制御パルス信号の作成のみを制御しても良いし、あ
るいはカウンタ113のみを制御しても良い。また、制
御パルス信号O6は本実施例のように温度検出回路内で
作成しても良いし、外部からの信号を用いても良い。
【0017】
【考案の効果】本考案の温度検出回路は、カウンタが計
数するパルス数の1℃あたりの変化幅を改善することが
できるので、広い温度範囲に渡って良好な検出感度を有
する。
数するパルス数の1℃あたりの変化幅を改善することが
できるので、広い温度範囲に渡って良好な検出感度を有
する。
【図1】本考案の温度検出回路の等価回路図である。
【図2】本考案の制御パルス発生回路を構成するワンパ
ルス発生回路の入出力のタイムチャ−トである。
ルス発生回路の入出力のタイムチャ−トである。
【図3】本考案および従来の温度検出回路の温度と計数
するパルス数の変化を表す図面である。
するパルス数の変化を表す図面である。
【図4】本考案および従来の温度検出回路の温度による
パルス数の1℃あたりの変化幅を表す図面である。
パルス数の1℃あたりの変化幅を表す図面である。
【図5】従来の温度検出回路の等価回路図である。
101 発振回路 102 発振回路 103 制御パルス発生回路 108 ワンパルス発生回路 109 ワンパルス発生回路 113 カウンタ 114 分周回路 115 分周回路
Claims (1)
- 【請求項1】 異なる温度係数を有する第1の発振回路
および第2の発振回路と、制御パルス発生回路と、カウ
ンタとを備え、 制御パルス発生回路は、分周回路とワンパルス発生回路
とから構成し、 制御パルス発生回路は第1の発振回路および第2の発振
回路から出力する発振パルスを入力して2つ以上の制御
パルスを出力し、カウンタはこの制御パルスの制御を受
けて第1の発振回路および第2の発振回路から出力する
発振 パルスを計数することを特徴とする温度検出回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40361890U JP2522312Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 温度検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40361890U JP2522312Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 温度検出回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0490935U JPH0490935U (ja) | 1992-08-07 |
JP2522312Y2 true JP2522312Y2 (ja) | 1997-01-16 |
Family
ID=31881369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40361890U Expired - Lifetime JP2522312Y2 (ja) | 1990-12-18 | 1990-12-18 | 温度検出回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2522312Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-12-18 JP JP40361890U patent/JP2522312Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0490935U (ja) | 1992-08-07 |
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