JP2522273B2 - フィルタ調整装置 - Google Patents

フィルタ調整装置

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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A.産業上の利用分野 B.発明の概要 C.従来の技術 D.発明が解決しようとする問題点 E.問題点を解決するための手段 F.作用 G.実施例 G−1.一実施例の構成(第1図) G−2.動作説明(第2図、第3図) G−3.バイクォッド・フィルタの説明(第4図、第5
図) G−4.アナログICの具体例(第6図) H.発明の効果 A.産業上の利用分野 本発明は、フィルタ調整装置に関し、特に、集積回路
(IC)内に設けられたフィルタのカットオフ周波数やピ
ーク周波数、ディップ周波数等を調整するフィルタ調整
装置に関する。
B.発明の概要 本発明は、カットオフ周波数やディップ周波数等が調
整可能なフィルタ回路を所定の最適特性に調整するフィ
ルタ調整装置において、フィルタ出力のレベル検波出力
をレベル弁別するための基準レベルとして、該フィルタ
出力の平均直流レベルを再生したもの用いることによ
り、フィルタ出力のレベル弁別を高精度に行い、フィル
タ調整精度を高めるとともに、フィルタ調整の自動化を
容易に実現するものである。
C.従来の技術 一般に、電子回路のチェック工程等において、フィル
タ回路のピーク周波数やディップ周波数あるいはカット
オフ周波数等を所定の目標値に調整することが必要とさ
れる。特に、アナログ集積回路(IC)内に形成された回
路においては、トランジスタ、抵抗、コンデンサ等の定
格値の相対比は精度を比較的高くとれるが、絶対値はIC
毎にばらつくため、精度を要求されるフィルタ回路では
上記調整が不可欠なものとされている。
従来のフィルタ調整においては、フィルタへの入力信
号の周波数を連続的に変化(所謂スウィープ)させなが
らフィルタ出力を検出して、フィルタ特性曲線のピーク
やディップの周波数、あるいは所謂カットオフ周波数等
を所定のものに調整することが一般的である。この場
合、得られた特性曲線を人間が観測してカットオフ周波
数あるいはピークやディップの周波数を読み取り、この
周波数が所定の周波数となるように手作業でフィルタ特
性を調整することが多く行われている。
D.発明が解決しようとする問題点 ところで、このようなフィルタ調整を自動化しようと
する際に、周波数特性曲線から上記ピークやディップあ
るいはカットオフ・ポイント等を機械的に判別させて読
み取らせることは比較的困難であり、調整精度が低下す
る虞れがある。また、入力信号の周波数をスウィープさ
せるための構成が複雑化し、フィルタ特性を徐々に変え
ながら上記周波数スウィープを繰り返すことは煩雑であ
り調整に時間がかかる。さらに、フィルタ調整の自動化
のためには、フィルタ出力のレベル弁別等が必要となる
が、入力信号のレベル変動等により弁別レベルが実質的
に変動し、フィルタ調整の精度が低下するという問題点
もある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであ
り、簡単な構成で調整精度が高くとれ、調整時間も短く
て済むようなフィルタ調整装置の提供を目的とする。
E.問題点を解決するための手段 本発明に係るフィルタ調整装置は、上述の問題点を解
決するために、所定の入力信号が供給され、フィルタ調
整データに応じてフィルタ特性が変化するフィルタ回路
と、上記フィルタ回路からの出力をレベル検波するレベ
ル検波手段と、上記フィルタ回路からの出力が供給され
るローパスフィルタを有し、上記フィルタ回路からの出
力をFM検波するFM検波手段と、上記レベル検波手段から
の出力を所定の基準レベルと比較し弁別する比較手段と
を有する集積回路における上記フィルタ回路の調整を行
うフィルタ調整装置であって、上記比較手段からの出力
に基づきコントロール手段によって最適のフィルタ調整
データを求めると共に、上記指定の基準レベルを上記FM
検波手段に設けられた上記ローパスフィルタより得るこ
とを特徴としている。
F.作用 入力信号がフィルタ回路を介してレベル検波手段及び
FM検波手段に供給され、比較手段は、FM検波手段からの
出力を基準レベルとしてレベル検波手段からの出力をレ
ベル弁別する。FM検波手段からの基準レベルは、入力信
号の直流レベルの変動に追従して変化し、比較回路にお
けるレベル弁別が高精度に行える。フィルタ特性を変化
させたときの比較回路からの出力に基づいて、最適のフ
ィルタ調整データを決定できる。
G.実施例 G−1.一実施例(第1図及び第2図) 第1図は本発明の一実施例となるフィルタ調整装置を
示すブロック回路図であり、例えばテレビジョン受像機
に用いられる音声多重復調用IC等のアナログ集積回路1
内部に、調整対象となるフィルタ2が設けられている例
を示している。
この第1図において、調整対象となるフィルタ2に
は、アナログ集積回路(IC)1の外部接続端子(所謂IC
のピン)3を介して、信号源4からの一定周波数f0の正
弦波信号が供給されている。ここでフィルタ2は、フィ
ルタ調整データに応じて回路定数等が変化し、フィルタ
特性が変化するように構成されている。このフィルタ2
の周波数特性の一例として、本実施例においては、第2
図に示すような所謂トラップ特性を想定しており、この
トラップ特性のディップ周波数の調整目標値に上記一定
周波数f0を設定している。すなわち本実施例において
は、ディップ周波数が最終的に上記一定周波数f0となる
ようにトラップ・フィルタ2を調整するわけである。
このフィルタ2からの出力は、レベル検波手段である
例えばAM検波器5に送られて信号レベル(振幅)の検出
がなされ、このAM検波出力は、レベル弁別のための比較
器6の一方の入力端子、例えば非反転入力端子に送られ
る。この比較器6の他方の入力端子(反転入力端子)に
は、所定の基準レベルVrefが供給されている。比較器6
は、この基準レベルVrefに対して上記AM検波出力が高い
か低いかをレベル弁別する。ここで本発明実施例におい
ては、上記基準レベルVrefを、アナログIC1内に予め設
けられているFM検波器7のLPF(ローパス・フィルタ)
部から得るようにしている。すなわち、このFM検波器7
にはフィルタ2からの出力が供給されており、通常FM検
波器の入力段リミッタ・アンプに設けられているLPF、
すなわち入力抵抗7Rと外付けコンデンサ7Cとから成るRC
回路によりその直流分を再生して、この再生された直流
レベルを上記基準レベルVrefとして上記比較器6の反転
入力端子に送っている。
このように、アナログIC内に予め設けられているロー
パスフィルタを利用し、入力信号に直流成分を再生して
基準レベルとしているため、回路構成が簡略化でき、入
力信号の直流ドリフト等が生じても比較器6におけるレ
ベル弁別動作に対する悪影響を防止できる。
比較器6からの比較出力(あるいはレベル弁別出力)
は、IC1内の内部バス10に送られる。IC内部バス10に接
続されたバス・デコーダ11は、外部接続端子12を介して
外部バス20とも接続されており、この外部バス20上のデ
ータと内部バス10上のデータとを相互に変換するインタ
ーフェース回路として用いられている。外部バス20から
バス・デコーダ11を介し内部バス10に転送されたデータ
は、ラッチ回路13に一旦記憶され、このデータがDA変換
器14でアナログ信号に変換され、回路定数制御信号ある
いはフィルタ特性調整信号としてフィルタ2に送られて
いる。上記外部バス20には、所謂マイクロ・プロセッサ
等のCPU21、プログラムやデータ等が予め書き込まれたR
OM(リード・オンリ・メモリ)22、データ等が一時的に
書き込まれるRAM(ランダム・アクセス・メモリ)23、
及び後述するフィルタ調整用データ等を電源のオン・オ
フにかかわらず記憶しておくための不揮発性メモリ24が
接続されている。これらのCPU21、ROM22、RAM23及び不
揮発性メモリ24等から成るコンピュータ・システムによ
り、フィルタ調整データを変化させたときの上記比較手
段からの出力に応じて該フィルタ調整データを記憶し、
この記憶されたフィルタ調整データに基づき最適のフィ
ルタ調整データを決定する一連のコントロール動作が実
行される。
G−2.動作説明(第2図及び第3図) 次に、このような最適フィルタ調整データを求める動
作について以下説明する。
先ず、フィルタ2には上記信号源4からの一定周波数
の信号が供給されている。このときCPU21等のコンピュ
ータ・システムより成るコントロール手段が、バス・デ
コーダ11及びIC内部バス10を介し、ラッチ回路13及びAD
変換器14を介して、フィルタ2の回路定数制御端子にフ
ィルタ調整データを送る。この調整データは、第2図に
概略的に示すように、フィルタ2の特性曲線を周波数軸
上で一方向に(例えば図中の矢印方向に)移動させてい
くような一連のデータであり、このようにフィルタ特性
を略々連続的に変化させることは、従来における入力信
号の周波数を変化(スウィープ)させることに対応する
ものである。
これに対して、入力信号周波数は一定値f0に固定され
ているから、フィルタ2からの出力信号を上記AM検波器
5にてレベル検波して得られた出力は、例えば第3図の
検波出力のようになる。すなわち、この検波出力は、第
3図の横軸に示す上記フィルタ調整データの変化に応じ
てレベルが変化し、略々第2図のフィルタ特性曲線を、
周波数f0を中心として左右反転したように曲線が得られ
る。この検波出力が上記比較器6の非反転入力端子に送
られ、上記基準レベルVrefと比較されることによって、
第3図に示すような比較出力(弁別出力)が得られる。
この比較出力の反転スイッチング位置、すなわち上記検
波出力が基準レベルVrefを横切る時点における上記フィ
ルタ調整データを順次Da、Dbとするとき、トラップ特性
のディップ周波数が上記周波数f0に一致するときの最適
調整データは、上記各データDa、Dbの平均値(Da+Db/
2)により求められる。この最適調整データは、上記第
1図の不揮発性メモリ24に書き込まれ、電源がオフして
も該調整データが保存される。通常使用時には電源オン
直後等の初期設定動作の一つとして、不揮発性メモリ24
からの上記最適調整データをラッチ回路13に送り、フィ
ルタ2を最適の調整状態に設定するわけである。
以上のように、入力信号周波数を一定値f0に固定して
おき、フィルタ2の周波数特性の方を、特性曲線が周波
数軸方向に平行移動するように略々連続的に変化させて
いるため、従来のような周波数スウィープのための構成
が不要となるとともに、フィルタ特性を調整しながら何
度もスウィープする必要が無くなって、調整に要する時
間が短縮される。また、特性曲線を観測するための構成
が不要で、フィルタ出力レベルが基準レベルを横切る点
を比較器6で検出するだけでの簡単な構成で最適のフィ
ルタ調整データを精度良く求めることができ、しかもバ
スラインを用いた自動調整への適用が容易に実現でき
る。
G−3.バイクォッド・フィルタの説明(第4図及び第5
図) ところで、IC内部に組み込まれるフィルタ2の構成と
しては、例えば第4図に示すような所謂バイクォッド・
フィルタ回路構成が一般に多く採用されている。このバ
イクォッド・フィルタは、演算増幅器(オペアンプ)31
と積分容量(コンデンサ)32とより成る第1の積分器
と、オペアンプ33とコンデンサ34とより成る第2の積分
器とを直列接続して構成されるアクティブ・フィルタで
あり、オペアンプ31の出力がオペアンプ33の非反転入力
端子に供給され、オペアンプ33の出力がオペアンプ31の
反転入力端子に帰還され、またオペアンプ33の出力が帰
還率βの帰還回路35を介して該オペアンプ33の反転入力
端子に帰還されている。ここで、オペアンプ31の非反転
入力端子及び各コンデンサ32、34に対して、入力信号を
供給するか、接地するかを適宜に選択することにより、
BPF、LPF、HPF、トラップあるいは移相器等の特性を実
現できる。この第4図の例においては、オペランプ31の
非反転入力端子及びコンデンサ34に入力端子36を介して
入力信号を供給し、コンデンサ32を接地するとともに、
オペアンプ33の出力端子37より出力信号を取り出すこと
により、トラップ・フィルタを実現している。この他、
例えば、オペアンプ31の非反転入力端子にのみ入力信号
を供給し、コンデンサ32及びコンデンサ34を共に接地す
ることにより、LPF(ローパス・フィルタ)を構成でき
る。
次に、上記バイクォッド・フィルタに用いられる一つ
の積分器の具体例を第5図に示す。この第5図におい
て、上記演算増幅器(オペアンプ)の非反転入力端子41
及び反転入力端子42は、差動アンプを構成するトランジ
スタ43、44の各ベースに接続されており、これらのトラ
ンジスタ43、44の各エミッタ間に接続された抵抗REに、
上記各端子41、42間の入力電圧に応じた電流が流れる。
この電流と、トランジスタ43、44の各エミッタにそれぞ
れ接続された定電流源の各電流I1、I1との和及び差の電
流が、トランジスタ43、44の各コレクタにそれぞれ接続
されたダイオード45、46を流れ、これらの各電流に応じ
て表れる各ダイオード45、46の端子電圧が、エミッタ共
通差動トランジスタ対を構成する各トランジスタ47、48
の各ベースにそれぞれ供給される。これらのトランジス
タ47、48の共通エミッタは、2I2の定電流源49を介して
接地されており、この差動トランジスタ対のコレクタ側
を流れる信号電流はI2/I1倍に増幅されることになる。
トランジスタ48のコレクタ出力は、カレントミラー回路
50を介して取り出され、上記積分容量となるコンデンサ
52を充電する。このコンデンサ52の一端の電圧はトラン
ジスタ54で受けられて出力端子55から取り出される。コ
ンデンサ52の他端53に対しては、上述したように入力供
給あるいは接地がなされる。
この第5図の積分回路構成において、上記定電流源49
及びカレントミラー回路50の出力側の電流源51の電流値
I2を変化させることにより、第4図のバイクォッド・フ
ィルタの周波数特性、具体的にはトラップ・フィルタの
ディップ周波数が、前述した第2図のように変化する。
すなわち、前記第1図のCPU21等から成るコントロール
手段からのフィルタ調整データが、ラッチ回路13、DA変
換器14等を介してフィルタ2に供給されることにより、
具体的には内部回路の定電流源の上記電流値I2が制御さ
れ、周波数特性曲線が周波数軸方向に平行移動するよう
な特性変化が生ずるわけである。
G−4.アナログICの具体例(第6図) 次に、このようなフィルタの自動調整が適用されるア
ナログICの具体例として、音声多重復調用ICの要部の概
略構成を、第6図を参照しながら簡単に説明する。
この第6図において、入力端子61は音声多重復調用IC
の信号入力端子として用いられるものであり、例えばテ
レビジョン音声多重放送を受信して得られた音声多重信
号が供給されている。この入力端子61より入力された音
声多重信号は、VCA(電圧制御型増幅器)により増幅さ
れた後、主信号系、副信号系及び制御信号系に送られ
る。副信号系は、BPF63、トラップ・フィルタ64、BPF65
等から成り全体として帯域通過特性を示すBPF回路と、F
M検波器66とを有し、さらにFM検波器66からの出力をLPF
回路及びディエンファシス回路(図示せず)を介して副
音声として取り出すような構成を有している。制御信号
系は、上記BPF63とトラップ・フィルタ64との間に挿入
接続されたアンプ67からの出力が供給されるBPF68と、B
P(バンドパス)及びトラップ特性を示すフィルタ69
と、このフィルタ69からの出力がアンプ70を介して供給
されるAM検波器71と、このAM検波器71かの出力が供給さ
れるFM検波器72とにより構成されている。さらに、音声
多重モードをより確実に検出するために、副信号系のFM
検波器66のリミッタ・アンプ出力段近傍からの出力をAM
検波器73に送ってレベル検波し、比較回路74により音声
多重サブキャリアの有無を判別するようにしている。こ
の比較回路74からの判別出力は、制御信号系のFM検波器
72の動作抑止端子(デフィート端子)に送られ、音声多
重サブキャリアが検出されないときにはFM検波器72を不
動作状態に制御している。
この第6図の回路において、本発明実施例に応じた特
徴的な構成として、DA変換器75及び76が設けられてお
り、DA変換器75は、副信号系の各フィルタ63、64、65及
びFM検波器66に対して、上述した定電流源の電流値を制
御することにより周波数特性を制御するために用いら
れ、DA変換器76は、制御信号系の各フィルタ68、69の周
波数特性を制御するために用いられる。また、副信号系
のBPF65とFM検波器66との間に切換スイッチ77が、トラ
ップ・フィルタ64と上記AM検波器73との間にアンプ付き
の切換スイッチ78が、さらに制御信号系のBPF68とBP・
トラップ・フィルタ69との間に切換スイッチ79が、それ
ぞれ挿入接続されており、通常の音声多重信号復調時
と、フィルタ調整時とで、被選択端子a、bが切換選択
されるようになっている。すなわち、音声多重信号復調
モード時には、各切換スイッチ77、78、79は被選択端子
a側にそれぞれ切換接続され、BPF65からの出力がFM検
波器66に、FM検波器66のリミッタ・アンプ出力がAM検波
器73に、BPF68からの出力がBP・トラップ・フィルタ69
に、それぞれ送られる。これに対して、前述したような
フィルタ調整モード時には、トラップ・フィルタ64から
の出力がアンプ付切換スイッチ78のアンプで増幅されて
AM検波器73及び切換スイッチ77に送られ、切換スイッチ
77からの出力がFM検波器66に送られるとともに、アンプ
67からの出力が制御信号系のBP・トラップ・フィルタ69
に直接送られる。このフィルタ調整時には、副信号系に
おけるBPF65がバイパスされ、トラップ・フィルタ64か
らの出力がAM検波器73(第1図のAM検波器5に相当)で
レベル検波されて比較器6に送られ、FM検波器66(第1
図のFM検波器7に相当)のRC回路からの直流レベルVref
と比較される。また、制御信号系においては、BPF68が
バイパスされ、BP・トラップ・フィルタ69の特性をより
明瞭に検出できる。
なお、本発明は、上記実施例のみに限定されるもので
はなく、例えば、BPF(バンドパスフィルタ)のピーク
周波数検出も同様に行える。この他、本発明の要旨を逸
脱しない範囲において種々の変更が可能である。
H.発明の効果 本発明のフィルタ調整装置によれば、入力信号の直流
レベルが変動しても、この変動に追従して基準レベルが
変化するから、フィルタ出力のレベル弁別が高精度に行
える。また、入力信号周波数を一定に保ち、フィルタ特
性を変化させながらフィルタ出力レベルが基準レベルを
横切る点のフィルタ調整データに基づき最適データを求
めているため、簡単な構成にもかかわらず、調整時間を
短縮でき、調整精度も向上する。さらに、この基準レベ
ルを集積回路に予め設けられているFM検波手段内のロー
パスフィルタより得るようにしているので、別個の基準
レベル発生のための回路が不要となり、構成が簡単とな
り、コストダウンが図れるという利点がある。しかも、
自動調整化への対応が容易に実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例となるフィルタ調整装置を示
すブロック回路図、第2図はトラップ・フィルタの周波
数特性を示すグラフ、第3図はフィルタ調整動作を説明
するためのグラフ、第4図はバイクォッド・フィルタの
一例を示すブロック回路図、第5図はこの第4図のフィ
ルタに用いられる積分器の具体例を示す回路図、第6図
は本発明が適用されるアナログICの具体例を示すブロッ
ク回路図である。 1……アナログIC 2……フィルタ 4……信号源 5……AM検波器 6……比較器 7……FM検波器 10……内部バス 13……ラッチ回路 14……DA変換器 20……外部バス 21……CPU 24……不揮発性メモリ
フロントページの続き (72)発明者 橋本 文治 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (72)発明者 大谷 晃一 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 昭50−140235(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の入力信号が供給され、フィルタ調整
    データに応じてフィルタ特性が変化するフィルタ回路
    と、 上記フィルタ回路からの出力をレベル検波するレベル検
    波手段と、 上記フィルタ回路からの出力が供給されるローパスフィ
    ルタを有し、上記フィルタ回路からの出力をFM検波する
    FM検波手段と、 上記レベル検波手段からの出力を所定の基準レベルと比
    較し弁別する比較手段と を有する集積回路における上記フィルタ回路の調整を行
    うフィルタ調整装置であって、 上記比較手段からの出力に基づきコントロール手段によ
    って最適のフィルタ調整データを求めると共に、上記所
    定の基準レベルを上記FM検波手段に設けられた上記ロー
    パスフィルタより得ること を特徴とするフィルタ調整装置。
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US7146998B2 (en) 2001-11-09 2006-12-12 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Hydraulic valve

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